JPH072828Y2 - 中空コンクリート版の取付構造 - Google Patents
中空コンクリート版の取付構造Info
- Publication number
- JPH072828Y2 JPH072828Y2 JP4153789U JP4153789U JPH072828Y2 JP H072828 Y2 JPH072828 Y2 JP H072828Y2 JP 4153789 U JP4153789 U JP 4153789U JP 4153789 U JP4153789 U JP 4153789U JP H072828 Y2 JPH072828 Y2 JP H072828Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete slab
- hollow concrete
- stud
- steel beam
- hollow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は天端から取付用の金物が突出しない状態に中
空コンクリート版を鉄骨梁上に載せた、中空コンクリー
ト版の取付構造に関するものである。
空コンクリート版を鉄骨梁上に載せた、中空コンクリー
ト版の取付構造に関するものである。
(考案が解決しようとする課題) 鉄骨梁上に載置される中空コンクリート版より屋根,ま
たはスラブを構成する場合、その鉄骨梁への固定にはボ
ルトが使用されるが、このボルト止めは通常コンクリー
ト版の上端で行われるためボルト,ナットが天端より突
出し、仕上げ材や雨仕舞の納まりを悪くしている。
たはスラブを構成する場合、その鉄骨梁への固定にはボ
ルトが使用されるが、このボルト止めは通常コンクリー
ト版の上端で行われるためボルト,ナットが天端より突
出し、仕上げ材や雨仕舞の納まりを悪くしている。
ボルト等の天端からの突出を避けるには取り付け作業を
コンクリート版の下側から行う必要があるが、安全性に
問題を生じることになる。
コンクリート版の下側から行う必要があるが、安全性に
問題を生じることになる。
この考案はこうした事情を踏まえてなされたもので、上
記問題を解消する取付構造を提案しようとするものであ
る。
記問題を解消する取付構造を提案しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案では中空コンクリート版の空洞部を上方から下方
へ次第にテーパ状とし、このテーパ状の空洞部の両端に
これに連続してボルト止め用の孔を明ける一方、鉄骨梁
上におねじの切られたスタッドを固定し、このスタッド
にナットを空洞部内で締めることによりコンクリート版
の上側からの作業で、取付部材の突出を回避する。
へ次第にテーパ状とし、このテーパ状の空洞部の両端に
これに連続してボルト止め用の孔を明ける一方、鉄骨梁
上におねじの切られたスタッドを固定し、このスタッド
にナットを空洞部内で締めることによりコンクリート版
の上側からの作業で、取付部材の突出を回避する。
スタッドを孔内に通して鉄骨梁上に載置された中空コン
クリート版は、テーパ状の空洞部内に上方から嵌合する
形状の押え金物を落とし込んでスタッドを挿通し、この
押え金物上からスタッドにナットを螺合することにより
鉄骨梁に固定される。
クリート版は、テーパ状の空洞部内に上方から嵌合する
形状の押え金物を落とし込んでスタッドを挿通し、この
押え金物上からスタッドにナットを螺合することにより
鉄骨梁に固定される。
(実施例) 以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
この考案は第1図に示すように並列する鉄骨梁1,1間に
中空コンクリート版2を架設し、これを第2図−I,IIに
示すように鉄骨梁1,1に押え金物とナット4により固定
したものである。
中空コンクリート版2を架設し、これを第2図−I,IIに
示すように鉄骨梁1,1に押え金物とナット4により固定
したものである。
中空コンクリート版2は第3図に示すように長辺方向に
複数の空洞部2aが並列して形成されたもので、空洞部2a
の断面形状は例えば交互に上下方向にテーパ状となって
いる。
複数の空洞部2aが並列して形成されたもので、空洞部2a
の断面形状は例えば交互に上下方向にテーパ状となって
いる。
この複数の空洞部2aの内、上方から下方へかけてテーパ
状となった空洞部2aの両端には図示するように空洞部2a
に連続する孔2bが、幅方向に適当な間隔をおいて厚さ方
向に穿設されている。
状となった空洞部2aの両端には図示するように空洞部2a
に連続する孔2bが、幅方向に適当な間隔をおいて厚さ方
向に穿設されている。
一方中空コンクリート版2が載る鉄骨梁1の上部フラン
ジ上にはおねじの切られた、ボルト状のスタッド5が第
1図に示すように中空コンクリート版2の孔2b位置に鉛
直に溶接されて固定されている。スタッド5は第4図に
示すように中空コンクリート版2の板厚より小さい長さ
とされる。
ジ上にはおねじの切られた、ボルト状のスタッド5が第
1図に示すように中空コンクリート版2の孔2b位置に鉛
直に溶接されて固定されている。スタッド5は第4図に
示すように中空コンクリート版2の板厚より小さい長さ
とされる。
中空コンクリート版2は第2図に示すように孔2bにスタ
ッド5を挿通して鉄骨梁1上に載せられる。
ッド5を挿通して鉄骨梁1上に載せられる。
更に第4図に示すように空洞部2a内にはここに嵌合し、
この内部に納まる断面形状の押え金物3がスタッド5に
挿通されて落とし込まれ、この押え金物3上からナット
4を締め付けて中空コンクリート版2が鉄骨梁1に取り
付けられる。
この内部に納まる断面形状の押え金物3がスタッド5に
挿通されて落とし込まれ、この押え金物3上からナット
4を締め付けて中空コンクリート版2が鉄骨梁1に取り
付けられる。
押え金物3は第5図に示すように楔状に両側面にテーパ
が付けられ、中央部に厚さ方向にスタッド5が挿通され
る挿通孔3aが穿設されたもので、第5図−Iのように極
厚のプレートの両側面を切除する、またはIIのように薄
肉のプレートの両側面を折り曲げる等により製作され
る。
が付けられ、中央部に厚さ方向にスタッド5が挿通され
る挿通孔3aが穿設されたもので、第5図−Iのように極
厚のプレートの両側面を切除する、またはIIのように薄
肉のプレートの両側面を折り曲げる等により製作され
る。
挿通孔3aは中空コンクリート版2の幅方向の施工誤差を
吸収するため図示するように長穴状に明けられる。
吸収するため図示するように長穴状に明けられる。
ナット4による押え金物3の締め付け後、孔2a内には無
収縮モルタル等の充填材が充填され、仕上げが施され
る。
収縮モルタル等の充填材が充填され、仕上げが施され
る。
(考案の効果) この考案は以上の通りであり、上から下へテーパ状に形
成された空洞部に連続する孔を明け、この孔と空洞部を
利用し、ここに嵌合する断面形状の押え金物を落とし込
んで鉄骨梁に固定されたスタッドに空洞部内で締め付け
るものであるため取り付け用の部材が中空コンクリート
版の天端から突出することはなく、表面を良好に仕上げ
ることができ、防水処理が容易になる。
成された空洞部に連続する孔を明け、この孔と空洞部を
利用し、ここに嵌合する断面形状の押え金物を落とし込
んで鉄骨梁に固定されたスタッドに空洞部内で締め付け
るものであるため取り付け用の部材が中空コンクリート
版の天端から突出することはなく、表面を良好に仕上げ
ることができ、防水処理が容易になる。
また施工は通常通りコンクリート版上で行えるため施工
工期が短縮されると同時に、作業を安全に行うことがで
きる。
工期が短縮されると同時に、作業を安全に行うことがで
きる。
更に鉄骨梁との取り付け部分の押え金物が楔状をしてい
るため取り付けが強固になる。
るため取り付けが強固になる。
第1図は中空コンクリート版の設置状態を示した斜視
図、第2図−Iはその一部拡大図、IIは更にその拡大
図、第3図−I,IIは中空コンクリート版を示したそれぞ
れ平面図,長さ方向断面図、第4図−I,II,IIIは中空コ
ンクリート版の取付部分を示したそれぞれ長さ方向断面
図,幅方向断面図,平面図、第5図−I,IIは押え金物の
製作例を示した斜視図である。 1……鉄骨梁、2……中空コンクリート版、2a……空洞
部、2b……孔、3……押え金物、3a……挿通孔、4……
ナット、5……スタッド。
図、第2図−Iはその一部拡大図、IIは更にその拡大
図、第3図−I,IIは中空コンクリート版を示したそれぞ
れ平面図,長さ方向断面図、第4図−I,II,IIIは中空コ
ンクリート版の取付部分を示したそれぞれ長さ方向断面
図,幅方向断面図,平面図、第5図−I,IIは押え金物の
製作例を示した斜視図である。 1……鉄骨梁、2……中空コンクリート版、2a……空洞
部、2b……孔、3……押え金物、3a……挿通孔、4……
ナット、5……スタッド。
Claims (1)
- 【請求項1】両端に、上方から下方へかけて次第にテー
パ状となった空洞部に連続する孔が穿設された中空コン
クリート版を、その孔に鉄骨梁の上部フランジ上に鉛直
に固定された、おねじの切られたスタッドを通して鉄骨
梁上に載せ、空洞部内に上方から嵌合する形状の押え金
物を落とし込んでこれにスタッドを挿通し、この押え金
物上からスタッドに空洞部内でナットを締め付けてなる
中空コンクリート版の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4153789U JPH072828Y2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 中空コンクリート版の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4153789U JPH072828Y2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 中空コンクリート版の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02130914U JPH02130914U (ja) | 1990-10-30 |
JPH072828Y2 true JPH072828Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31552288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4153789U Expired - Lifetime JPH072828Y2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 中空コンクリート版の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072828Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101632960B1 (ko) * | 2015-08-31 | 2016-06-23 | 주식회사 하이브리텍 | 가설주형과 복공판 일체형 구조 및 지점부 긴장 구조를 가지는 가설교량 및 그 시공방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018031112A (ja) * | 2016-08-22 | 2018-03-01 | 日新製鋼株式会社 | 鋼製部材 |
-
1989
- 1989-04-07 JP JP4153789U patent/JPH072828Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101632960B1 (ko) * | 2015-08-31 | 2016-06-23 | 주식회사 하이브리텍 | 가설주형과 복공판 일체형 구조 및 지점부 긴장 구조를 가지는 가설교량 및 그 시공방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02130914U (ja) | 1990-10-30 |
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