JPS6022083Y2 - プレキヤストコンクリ−ト床版の接続構造 - Google Patents

プレキヤストコンクリ−ト床版の接続構造

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JPS6022083Y2
JPS6022083Y2 JP11273381U JP11273381U JPS6022083Y2 JP S6022083 Y2 JPS6022083 Y2 JP S6022083Y2 JP 11273381 U JP11273381 U JP 11273381U JP 11273381 U JP11273381 U JP 11273381U JP S6022083 Y2 JPS6022083 Y2 JP S6022083Y2
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JP
Japan
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slabs
joint
floor
upper flange
concrete
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Application number
JP11273381U
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JPS5821008U (ja
Inventor
勝 寺崎
三郎 冨沢
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石川島建材工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高架橋等の路面を形成するのに多く使用され
ているプレキャストコンクリート床版同志の接続構造に
関する。
従来、この種の床版同志の接続構造として、第1図に示
すように、断面I形の主桁1における上部フランジ2の
中央にその長手方向に沿って複数本のジベル3を突設し
、かつその上部フランジ2の両端に端面が平行に向き合
うように載置されたプレキャストコンクリート床版(以
下床版と呼ぶ)4,4の鉄筋5,5の継手端5a、5a
同志を互いにラップさせておき、さらにそれら床版4.
4の間にコンクリート6を打設して床版4゜4同志を一
体的に接続した構造のものが知られている。
ところで、このような工法で床版4,4同志を接続する
場合、前記打設コンクリート6に対する継手端5a、5
aの一体化による強化作用およびその接続部の強度関係
などの強度的理由から、床版4,4同志の間隔1を鉄筋
5の径dの約30@程度にも設定するようにすることが
要求されている。
このため、一般には、それら床版4,4の端面部を図示
のように断面り形に形成し、継手端5a、5aの露出長
を所定の長さに確保するように構成している。
ところが、床版4,4の端面部分をこのように断面り形
に形成したものでは、前記の間隔lが非常に大きくなり
、しかもその下部突出部4a、4aがほぼ半分程度の厚
さとなってしまうため、その部分のせん断応力が厚さが
薄くなった部分だけ当然小さくなり、また一般に、床版
4を主桁1上に順次載置してゆく場合、床版を積載した
運搬車あるいはクレーン車等によって概に主桁上に載置
した床版上を走行しながら行なう方法が作業性や工期短
縮の点などから好ましいのであるが、従来の床版は接続
作業完了後でなければ前述したように強度的に問題があ
るため、他の方法、例えば地上からクレーンなどで床版
を吊り上げて行なうなどの方法で行なわなければならな
かった。
本考案は以上のような点を考慮してなされたもので、接
続部における両床版の鉄筋の継手端同志をフラットパー
を介して機械的に連結する構造とすることにより、床版
の厚さを端面部分まで均一に形成してその端面部分のせ
ん断応力を他の部分と同様に設計することができ、また
床版の載置作業や接続作業も良好でしかも接続部の強度
も充分に得られるプレキャストコンクリート床版の接続
構造を提供しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を添付の第2図〜第5図を参照
して説明する。
図中、符号10は主桁であって、この主桁10の上部フ
ランジ11上にはその上部フランジ11の長手方向に沿
って複数本のジベル12が突設されている。
また前記上部フランジ11の両側にはパツキン13.1
3を介して床版14,14の端部がそれぞれ載置されて
いる。
これら床版14゜14は何れもその厚さが図示のように
端面4a。
14aまで均一に形成されており、かつ端面14a、1
4aは段差のないストレートに、すなわち上部フランジ
11の上面に対し直交する平坦面にそれぞれ形成されて
いる。
また、前記床版14゜14にはその軸方向に複数本の鉄
筋15・・・、15・・・が埋設され、それらの一端す
なわち継手端15a・・・、15a・・・は端面14a
、14aから所定の長さに夫々突出されている。
これら各鉄筋15・・・は第3図に示すように平面的に
見て所定の間隔をおいて互いに平行でかつ同一平面上に
配列されており、さらに主桁10上に床版14,14を
載置し位置決めした状態では、一側の床版14における
各鉄筋15の継手端15a・・・と他側の床版14にお
ける各鉄筋15・・・の継手端15a・・・とはそれぞ
れ互い違いに(千鳥状に)なるように配列されている。
そして、このように配列された各鉄筋15・・・。
15・・・の継手端15a・・・、15a・・・同志は
フラットパー18を介して接続される。
すなわち、各鉄筋15・・・、15・・・の継手端15
a・・・、15a・・・にはおねじ15b・・・が形成
されており、これらに座金16・・・がセットされ、さ
らにナツト17・・・がそれぞれ螺合されている。
そして、それら座金16・・・間(互いに向き合う座金
16間)でかつ継手端15a・・・上に鋼製のフラット
パー18を載置し、前記各ナツト17・・・をねじ込む
ことによって接続される。
第4図は前記座金16の斜視図を示すもので、中央部に
前記継手端15a部分を貫通させる貫通孔16aが形成
されているとともに、片面側の上縁に前記フラットパー
18の表面に係合し上方への抜は止めとして作用する突
条16bが設けられている。
この突条16bは図示例では鋼棒等を適宜の長さに切断
したものを溶接により取り付けた例が示されているが、
座金16自体の上縁をプレス加工等により折り曲げるこ
とによって形成しても良い。
また前記鉄筋15に、外周におねじを備えたいわゆる異
形鉄筋(スパイラル鉄筋)を使用すれば、当然前記継手
端15aの外周におねじ15bを形成しておく必要はな
い。
なお、符号19・・・は第5図に示すようにコ字状に曲
げ加工された補強筋であり、フラットパー18に適宜の
間隔をおいて懸けられ、床版14,14間に打設される
コンクリート20内に埋設される。
また、前記座金16およびナツト17は1つの継手端1
5aに対しそれぞれ1つずつセットされるが、正負のモ
ーメントを受ける床版の場合には、第3図に示すように
1つの継手端15aの内側にも座金16およびナツト1
7が逆向きに必要に応じて所々セットされる。
次に、施工手順および作用などについて以下説明する。
床版14,14同志の接続作業としては、ます主桁10
の上部フランジ11上にジベル12を突設しておき、次
いで床版14,14を上部フランジ11上の両側にパツ
キン13を介して載置し位置決めする。
床版14,14の位置決めを終えたらフラットパー18
を互いにラップしている各継手端15a・・・上に載せ
、次いで座金16・・・を介してナツト17・・・をそ
れぞれ締め付け、フラットパー18を固定する。
このとき、各座金16をその突条16bが図示のように
フラットパー18の上面に位置するように配置する。
ここで、各座金16・・・およびナツト17・・・は各
々の継手端15a・・・に対し、必要とする個数を予め
(例えば工場等で床版14を形成した際に)組み付けて
おいても良い。
ところで、こうして各ナツト17・・・を締め付けた状
態では、各継手端15a・・・、15a・・・はフラッ
トパー18自身の剛性によって一様に連結される。
そして、床版14,14に種々の方向の外力が働いた場
合に、これより受けるフラットバー18が上方へ浮き上
がろうとする作用は各座金16・・・の突条16b・・
・が受は持ち、一方、フラットバー18が下方へ曲がろ
うとする作用は各継手端15a・・・、15a・・・が
受は持ち、また床版14゜14が互いに接近する方向に
対しては内側の座金16およびナツト17が受は持つ。
次に、各ナツト17・・・の締め付は作業を終えたら、
補強筋19を適宜にセットし、次いで床版14.14の
間にコンクリート20を打設して完了とする。
コンクリート20の打設後は前述の各作用はさらに確実
なものとなり、しかも前記フラットパー等の各部材はコ
ンクリート20と一体化してそのコンクリート20のい
わゆる補強筋としての機能を発揮する。
なお、コ字状の各補強筋19・・・はフラットバー18
に懸けた状態でコンクリート20内に埋設するだけでも
充分にその機能を発揮するが、全てのもしくは一部の補
強筋19の下端を上部フランジ11に対し溶接等の手段
で固定すれば、フラットバー18が外力により上方へ浮
き上がろうとする作用をより確実に阻止できる他、床版
14,14の主桁10に対する固定力もさらに強固なも
のとなる。
また、図示例では、接続部に対しフラットバー18を1
個介在させた例が示されているが、必要ならば上下にす
なわち各継手端15a・・・、15aの下部にも介在さ
せた構造としてもよい。
この場合、各座金16には突条16bは上下に一対平行
に設けられることになる。
以上詳述したように、本考案は、接続部における両床版
の鉄筋同志をフラットバーを介して機械的に連結する構
造としたから、鉄筋同志の連結が確実でかつ強固なもの
となる。
したがって、従来のように床版の端面を断面り形に形成
して各鉄筋の継手端を大きく露出させ、これにより両床
版間に打設するコンクリートと一体化する継手端の部分
を所定の長さに確保する必要がなくなり、したがって、
両床版の厚さを端面部分まで均一に形成してその端面部
分のせん断応力を他の部分と同様にして設計することが
でき、しかも両床版間の間隔も可能な限り、すなわちフ
ラットバーなどによる接続作業に支障をきたさない程度
に近すけてしまうことができるので、主桁の上部フラン
ジに対する両床版のラップ部分もその分、大きくするこ
とができる。
また、このようにラップ部分を大きくとることができる
から、床版を主桁上に載置する作業が簡単でかつ安全に
行なうことができ、また床版自体は前述のようにそのせ
ん断応力が均一であるから、これを主桁上に載置して位
置決めしながらその上を床版を積載した運搬車やクレー
ン車などで走行しながら次の床版を主桁上に順次載置し
てゆく作業なども可能となる。
また、本考案によれば、各鉄筋の継手端同志を連結する
のに座金側にフラットバーを介在させるだけで済むため
その作業が非常に簡単であり、かつコンクリート打設後
はそれらフラットバーなどの各部材がいわゆる補強筋と
して作用腰この結果、接続部の強度も著しく向上するな
どの種々の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面図、第2図は本考案の一実施
例を示す要部の断面図、第3図は同実施例における要部
の平面図、第4図は座金の斜視図、第5図は補強筋の正
面図である。 10・・・・・・主桁、11・・・・・・上部フランジ
、12・・・・・・ジベル、14・・・・・・床版、1
4a・・・・・・端面、15・・・・・・鉄筋、15a
・・・・・・継手端、16・・・・・・座金、16a・
・・・・・貫通孔、16b・・・・・・突条、17・・
・・・・ナツト、18・・・・・・フラットバー、19
・・・・・・補強筋、20・・・・・・コンクリート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主桁の上部フランジ上で互いに接続すべき床版の端面を
    間隔をおいて向き合わせ、それら両床版の鉄筋の各継手
    端同志を前記上部フランジ上で連結するとともに両床版
    間にコンクリートを打設して接続する床版の接続構造に
    おいて、前記両床版の端面を前記上部フランジの上面に
    対しそれぞれ直交するように形成し、かつ前記各継手端
    を互いに平行かつ同一面上に配列するとともに一側の床
    版の各継手端と他側の床版の各継手端とを互いに千鳥状
    にラップさせて配列し、これら各継手端のラップ部分に
    剛性をもつフラットバーを介在させ、各継手端に前記フ
    ラットバーの側面に係合する突条を有する座金を介して
    ナツトを螺合し、これら各ナツトを絞め付けて前記フラ
    ットバーと各継手端とを固定し、かつ前記両床版間にコ
    ンクリートを打設してなるプレキャストコンクリート床
    版の接続構造。
JP11273381U 1981-07-29 1981-07-29 プレキヤストコンクリ−ト床版の接続構造 Expired JPS6022083Y2 (ja)

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JP11273381U JPS6022083Y2 (ja) 1981-07-29 1981-07-29 プレキヤストコンクリ−ト床版の接続構造

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JPS5821008U JPS5821008U (ja) 1983-02-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5443079B2 (ja) * 2009-07-15 2014-03-19 川田工業株式会社 プレキャスト合成床版の継手構造

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JPS5821008U (ja) 1983-02-09

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