JPH0128162B2 - - Google Patents

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JPH0128162B2
JPH0128162B2 JP56197378A JP19737881A JPH0128162B2 JP H0128162 B2 JPH0128162 B2 JP H0128162B2 JP 56197378 A JP56197378 A JP 56197378A JP 19737881 A JP19737881 A JP 19737881A JP H0128162 B2 JPH0128162 B2 JP H0128162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension plate
panels
joint
stress
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56197378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5898550A (ja
Inventor
Hiroshi Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sho Bond Corp
Original Assignee
Sho Bond Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sho Bond Corp filed Critical Sho Bond Corp
Priority to JP56197378A priority Critical patent/JPS5898550A/ja
Publication of JPS5898550A publication Critical patent/JPS5898550A/ja
Publication of JPH0128162B2 publication Critical patent/JPH0128162B2/ja
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  • Building Environments (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プレキヤスト床版の継手構造、特に
パネル相互間の継手構造に関する。
プレキヤスト床版において、2〜3本の主桁上
に設置するパネル相互間の継手部分は、一定の長
さの鉄筋を突出させ、これを相互に重ね合わせた
上で現場コンクリートを打設するのが通例であ
る。これを通常鉄筋重ね継ぎといつている。この
鉄筋重ね継ぎ部分が床版全体の中で占める比重は
きわめて大きく、鉄筋で25%あるいはコンクリー
トで30%を上回るといわれ、現場省力を大きく阻
害している。又、床版打ち替えにおいては、交通
事情から早期開放、即時開放が要求され、この現
場間詰コンクリートを極少に抑えることが必要で
ある。
プレキヤスト床版の継手、特にパネル相互間の
継手は、受桁上に設ける場合と受桁に支持されな
い部位に設ける場合とに大別される。
応力的には正の曲げ応力を受ける場合と負の曲
げ応力を受ける場合、あるいは、載荷状況により
これが交番する場合が考えられる。
第1図は、継手の部位の想定図で載荷Aによる
継手部a、あるいは、載荷Bによる継手部bなど
は正の曲げ応力、載荷Cによる継手部bは負の曲
げ応力を受ける。
如何なる場合にもプレキヤスト床版が個々の挙
動をしないように橋軸方向にも幅員方向にも連続
した版体として挙動する構造が必要である。版体
に作用する応力は、剪断、曲げと支点沈下による
捻れ、その他の不加応力と考えられるが継手構造
検討要素としては剪断、曲げ配慮は不可欠であ
る。
本発明は、その構成を互に隣り合うパネルの端
方にアンカー筋を埋設し、端部接合部の一方に凹
部を、他方に凸部を設けて嵌合して剪断鍵を形成
するとともに隣り合う端部に外側より両端部を接
続するテンシヨンプレートを当て、ボルトを用い
てテンシヨンプレートと埋設されたアンカー筋を
連結してなるプレキヤスト床版の継手構造とする
ことにより、剪断応力は、パネル端部に形成され
た凹部と凸部とにより形成された剪断鍵にもた
せ、曲げ応力はテンシヨンプレートに分担させる
継手構造とすることにより載荷による版挙動を緩
和するようにしたものである。
つぎに、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
第2図は、本発明の基本的実施例を示すもの
で、第3図は、第2図に示したパネル端部接合部
の部分詳細図である。
1,2は互に隣り合うパネルで、このパネル
1,2の隣接すべき端部接合部は、一方のパネル
1にあつては凹部3が、他方のパネル2にあつて
は凸部4が設けられている。そして、パネル1,
2の隣り合う端方にはPC鋼棒などによるアンカ
ー筋5,6が埋設され、底面にはエンドプレート
7,8が埋設され、アンカー筋5,6とエンドプ
レート7,8は後述するテンシヨンプレート9に
ボルト10,11によつて連結されている。アン
カー筋5,6の端部とエンドプレート7,8は溶
接により接続している。
このようにしてなるパネル1とパネル2とは、
その端部の凹部3と凸部4とを嵌合し、剪断鍵を
形成して一体とし、隣り合う端部を下側より接続
するテンシヨンプレート9を当て、ボルト10,
11を用いてパネル1,2にアンカーしたエンド
プレート7,8を介して、テンシヨンプレート9
とアンカー筋5、テンシヨンプレート9とアンカ
ー筋6を連結する。ボルト10,11はいずれも
剪断ボルトとして作用させるため、応力の繰り返
しに耐える断面を持つのがよい。
しかして、剪断応力は剪断鍵に持たせ、曲げに
対して引張側をテンシヨンプレートで繋ぎ、曲げ
応力をテンシヨンプレートに分担させる。
第4図は、パネル1,2の端部接合部の界面、
接合端部外側とテンシヨンプレートとの界面にエ
ポキシ樹脂等による樹脂接着材を用いた実施例を
示すものである。
パネル1,2は第2図に示した実施例と同様
に、パネル1,2の対向する端部の一方には凹部
3が、他方には凸部4が設けられ、隣り合う端方
それぞれにアンカー筋5,6が埋設している。こ
のようにしてなるパネル1とパネル2とはその端
部の凹部3と凸部4とを嵌合し、隣り合う端部を
下側より接続するテンシヨンプレート9を当てボ
ルト10,11を用いてエンドプレート7,8を
介して、テンシヨンプレート9とアンカー筋5、
テンシヨンプレート9とアンカー筋6を連結する
とともにパネル1,2の端部接合部の界面に樹脂
12を注入し、またテンシヨンプレート9とパネ
ル1、已ンシヨンプレート9とパネル2との界面
にも樹脂12を注入する。
第5図は、負の曲げ応力を想定し、この構造を
パネル上面にも設けた実施例を示す。この実施例
においては、上面にテンシヨンプレート9′を既
述の実施例における下面への設置と同様に設け、
ボルト孔13を樹脂の注入孔を兼ねさせることが
できる。このとき、ボルトナツトにおける突起
は、舗装16,17面内処理とし、テンシヨンプ
レート9′天端高を床版天端高へ揃えることも考
えられる。
なお、上述の実施例は、いずれもエンドプレー
トを介して、テンシヨンプレートとアンカー筋と
を連結してあるが必ずしもエンドプレートを設け
る必要はない。
第6図は、底鋼板14,15を有するパネル
1′,2′を用いた継手構造を示すもので、上述し
た実施例のようなエンドプレートは省略してあ
る。
ここで第5図及び第6図に示した実施例はいず
れも樹脂が用いられていることを図示している
が、第2図に示した実施例と同様に樹脂が用いら
れない場合もある。
本発明は、上述のようにしてあるのでパネルに
よるプレキヤスト床版において、剪断応力は剪断
鍵にもたせることができ、曲げ応力はテンシヨン
プレートに分担させることができる。
本発明が、かかる作用を有するため、従来の継
手構造のように現場コンクリート間詰を極少に抑
えるこが可能となり、現場省力を大きく前進さ
せ、かつ、交通規制を早期に解除することが可能
となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は床版の継手における載荷による応力発
生の想定図、第2図は基本的な実施例を示す説明
断面図、第3図は第2図の一部詳細断面図、第4
図は別の基本的な実施例を示す説明断面図、第5
図及び第6図は別の応用実施例を示す説明図であ
る。 図面において、1,2はパネル、3は凹部、4
は凸部、5,6はアンカー筋、9,9′はテンシ
ヨンプレート、10,11はボルト、12は樹脂
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互に隣り合うパネルの端方にアンカー筋を埋
    設し、端部接合部の一方に凹部を、他方に凸部を
    設けて嵌合して剪断鍵を形成するとともに隣り合
    う端部に外側より両端部を接続するテンシヨンプ
    レートを当て、ボルトを用いてテンシヨンプレー
    トと埋設されたアンカー筋を連結してなるプレキ
    ヤスト床版の継手構造。
JP56197378A 1981-12-07 1981-12-07 プレキヤスト床版の継手構造 Granted JPS5898550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56197378A JPS5898550A (ja) 1981-12-07 1981-12-07 プレキヤスト床版の継手構造

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JP56197378A JPS5898550A (ja) 1981-12-07 1981-12-07 プレキヤスト床版の継手構造

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Publication Number Publication Date
JPS5898550A JPS5898550A (ja) 1983-06-11
JPH0128162B2 true JPH0128162B2 (ja) 1989-06-01

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ID=16373507

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JP56197378A Granted JPS5898550A (ja) 1981-12-07 1981-12-07 プレキヤスト床版の継手構造

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016044467A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 日本車輌製造株式会社 床版構造
JP6150138B2 (ja) * 2014-11-18 2017-06-21 株式会社ピーエス三菱 高架道路用コンクリート床版の構築方法
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CN106567463B (zh) * 2016-11-10 2019-03-15 上海宝冶集团有限公司 华夫板施工缝防漏浆施工方法

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JPS5898550A (ja) 1983-06-11

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