JPH11181956A - ガラスブロックパネル用補強力骨 - Google Patents

ガラスブロックパネル用補強力骨

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JPH11181956A
JPH11181956A JP36557997A JP36557997A JPH11181956A JP H11181956 A JPH11181956 A JP H11181956A JP 36557997 A JP36557997 A JP 36557997A JP 36557997 A JP36557997 A JP 36557997A JP H11181956 A JPH11181956 A JP H11181956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing
glass block
panel
bone
block panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP36557997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Seki
芳和 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル工法において各ガラスブロックの間に
目地充填材を容易に供給することができ、しかもガラス
ブロックパネルの耐圧強度の向上を図ることが可能なガ
ラスブロックパネル用補強力骨を提供することを目的と
するものである。 【解決手段】 図1、2の補強力骨10は、平行に位置
する2本の補強筋10a、10bと、これらの補強筋1
0a、10bを連結するための丸棒状のつなぎ筋10c
(径6mm)からなる。各補強筋10a、10bは、平
板形状を有し、その横断面の縦寸法は、12mm、横寸
法は25mmであり、各補強筋10a、10bとつなぎ
筋10cは、SUS304から形成され、溶接によって
接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスブロックパネル
用補強力骨に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より複数個のガラスブロックからな
るガラスブロックパネルは、建築物の壁部材として広く
用いられている。
【0003】通常、ガラスブロックパネルを施工する場
合、作業者が躯体とガラスブロックパネルとの取付部に
用いる金属枠に緩衝材等を取り付け、縦力骨を金属枠等
に支持させるためのアンカーピース等を配筋固定した
後、ガラスブロック単体を1個ずつ積み上げた後、横力
骨及びアンカーピースを配筋している。
【0004】かかる施工方法を採用した場合、ガラスブ
ロックを1個づつ積み上げていくので、多大の時間と労
力を要し、作業性が悪く、また作業者の技能の違いによ
り均一に仕上がらない場合がある。更に目地充填材とし
てモルタル等を充填するための水の使用を伴う湿式作業
の大部分が施工現場で行われるため汚染等の問題も発生
する。
【0005】そこで、かかる問題に対処するため、躯体
の開口部の寸法に適応した形状のガラスブロックパネル
を前もって作製しておき、施工現場においては、ガラス
ブロックパネルの取付作業のみを行うパネル工法が提案
されている。
【0006】かかるパネル工法では、水平定盤上におい
て、壁の開口部の寸法に適応したパネルフレーム内に補
強力骨を縦横方向に配設し、補強力骨で仕切られたパネ
ルフレーム内にガラスブロックを整列配置して嵌装し、
各ガラスブロック間及びガラスブロックとパネルフレー
ムとの間にモルタル等の目地充填材を充填することによ
ってガラスブロックパネルが作製される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記補強力骨は、風圧
や地震によってガラスブロックパネルが受ける力を金属
枠や躯体に伝える働きを有するものであり、通常は丸状
の断面形状を有している。
【0008】しかしながらパネル工法において、このよ
うな丸棒状の補強力骨を使用すると、ガラスブロック間
に目地充填材を充填する際、補強力骨が充填の妨げとな
り、目地充填材を上方から供給するだけでは、水平状態
にある補強力骨の裏側(補強力骨から見て目地充填材が
供給される側とは反対側)にまで目地充填材が周り込ま
ず、空隙が生じるため、不完全な充填状態となり、その
結果、ガラスブロックパネルに所定の強度を付与できな
くなることがあった。
【0009】そのため目地充填材の充填時に、上記のよ
うに空隙部を発生させないように、作業者が各補強力骨
の裏側を棒材等で突きながら充填作業を行う必要がある
が、このような作業は、手間がかかるばかりでなく、充
填箇所を棒材等で突く際にガラスブロックを傷付けたり
するという問題を引き起こす。
【0010】また近年、大面積のガラスブロックパネル
の開発が行われ、パネルの厚み方向に対する耐圧強度を
向上することが要求されている。このようなパネルの耐
圧強度を向上するためには、補強力骨の径を大きくすれ
ば良いが、この径を大きくすると、ますます充填材が充
填し難くなる。しかも補強力骨の径を大きくすると、パ
ネルの目地幅も大きくしなければならないが、目地幅を
大きくするほど、目地充填材が固化した後にクラックが
入りやすくなるため好ましくない。
【0011】このような事情から本出願人は、特開平9
−4128号において、帯状の補強力骨を提案してい
る。
【0012】この帯状の補強力骨を使用すると、補強力
骨の幅面が、ガラスブロックの厚み方向と平行に配設さ
れることになるため、ガラスブロックパネルの作製時、
モルタル等の目地充填材を充填する際、充填方向に対す
る補強力骨の厚みが薄いため、目地充填材が流れ易く、
補強力骨の周囲に空隙を生じさせることなく充填するこ
とが可能である。
【0013】しかしながら、このような帯状の補強力骨
は肉厚が極端に薄いため、従来の丸棒状の補強力骨を用
いた場合に比べて、パネルの耐圧強度を大幅に向上する
ことは困難であり、大面積のパネルには適用できない。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、パネル工法において各ガラスブロックの間に目地
充填材を容易に供給することができ、しかもガラスブロ
ックパネルの耐圧強度の向上を図ることが可能なガラス
ブロックパネル用補強力骨を提供することを目的とする
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のガラスブロック
パネル用補強力骨は、平行に位置する2本の補強筋と、
これらの補強筋を連結するためのつなぎ筋からなる梯子
状の補強力骨であって、前記補強筋は、平板形状を有
し、その横断面の縦横比が、1対1.5〜3であること
を特徴とする。
【0016】
【作用】本発明のガラスブロックパネル用補強力骨は、
平行に位置する2本の補強筋と、これらの補強筋を連結
するためのつなぎ筋からなる梯子状の補強力骨であるた
め、1本の補強筋を使用する場合に比べて、目地充填材
に定着しやすく、風圧や地震によってガラスブロックパ
ネルに力を受けても、補強力骨がモルタル中で動くこと
はない。
【0017】しかも補強力骨を構成する2本の補強筋
は、平板形状を有し、その横断面の縦横比が1対1.5
〜3であるため、ガラスブロックパネルの耐圧強度を低
下させることなく、目地充填材を容易に充填することが
可能となる。
【0018】すなわち本発明者の知見によると、補強力
骨の強度は、主に断面積によって決定されるが、本発明
における補強筋の断面積を、丸棒筋と同じ断面積として
も厚みが薄くなるため、強度を低下させることなく、目
地充填材の充填性を向上することが可能となる。
【0019】本発明における補強筋の横断面の縦横比が
1対1.5以下になると、丸棒筋を使用した場合に比べ
て、目地充填材の充填性や強度の著しい向上が図れず、
逆に1対3以上になると、ガラスブロックパネルに収ま
らず、梯子状の補強力骨としては使用できなくなる。
【0020】補強筋の具体的な横断面の寸法としては、
縦5〜16mm、横12〜30mmが適当である。
【0021】
【実施例】以下、本発明のガラスブロックパネル用補強
力骨を実施例に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の補強力骨を示す平面図、
図2は、図1の補強力骨の側面図、図3は、本発明の補
強力骨を縦力骨として使用したガラスブロックパネルを
示す正面図、図4は、図3のA−A線に沿うガラスブロ
ックパネルの縦断面図である。
【0023】図1、2の補強力骨10は、平行に位置す
る2本の補強筋10a、10bと、これらの補強筋10
a、10bを連結するための丸棒状のつなぎ筋10c
(径6mm)からなる。各補強筋10a、10bは、平
板形状を有し、その横断面の縦寸法は、12mm、横寸
法は25mmであり、各補強筋10a、10bとつなぎ
筋10cは、SUS304から形成され、溶接によって
接合されている。
【0024】また図3、4のガラスブロックパネルに
は、縦力骨として図1、2の補強力骨10が使用され、
横力骨として丸棒状の補強力骨11(径9mm)が使用
され、これらの補強力骨10、11によって仕切られた
パネルフレーム12の内側に、横方向に7個、縦方向に
21個、合計147個のガラスブロック13が整列配置
されている。各ガラスブロック13の間及びガラスブロ
ック13とパネルフレーム12の間には、モルタルから
なる目地充填材14が充填され、各ガラスブロック13
の間の目地部には、防水剤含有の化粧目地15が充填さ
れている。
【0025】このようなガラスブロックパネルを作製す
る場合、まず図示しない化粧目地成形用の定形ゴムを、
各ガラスブロック13の配置寸法に適合した所定の間隔
で配置固定してなる水平定盤を準備し、その上に、補強
力骨10、11が配設されたパネルフレーム12を積み
重ねる。
【0026】次に補強力骨10、11によって仕切られ
たパネルフレーム12の内側にガラスブロック13を整
列配置状態で嵌装し、各ガラスブロック13の間に目地
充填材14を充填する。この場合、各ガラスブロック1
3の縦力骨として使用されている補強力骨10の補強筋
10a、10bは、横断面の縦寸法が12mm、横寸法
が25mmの平板形状を有し、その幅面がガラスブロッ
ク13の厚み方向と平行に配設されていることにより、
同等の強度を有する丸棒の補強力骨に比べて目地充填材
14の充填方向に対する補強力骨10の厚みを薄くする
ことができるため、目地充填材14が流れ易く、目地充
填材14を各ガラスブロック13の間に供給するだけ
で、特別な作業を要せずして補強力骨14の周囲に空隙
を生じさせない良好な充填状態が得られる。このように
目地充填材14を充填し、固化した後、水平定盤から脱
型し、化粧目地15を充填することにより、ガラスブロ
ックパネルが作製される。
【0027】こうして作製されたガラスブロックパネル
を、木造建築物の開口部に取り付ける際には、下記の順
序に従って組み立て作業を実行する。
【0028】まずガラスブロックパネルを取り付ける躯
体の開口部の上下に、パネル受け金物を固定する。ガラ
スブロックパネルの上下に取り付け金物を固定して開口
部へ運び、パネル受け金物と取り付け金物をボルト留め
して両者を締結することにより、ガラスブロックパネル
を躯体の開口部に固着する。
【0029】その後、ガラスブロックパネルと躯体の開
口部との隙間に不定形シール材からなる化粧目地を充填
することによって、躯体の開口部へのガラスブロックパ
ネルの取り付け作業を終了する。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明のガラスブロックパ
ネル用補強力骨を使用すると、パネル工法において各ガ
ラスブロックの間に目地充填材を容易に充填でき、しか
もガラスブロックパネルの耐圧強度の向上を図ることが
可能であるため、特に大型のガラスブロックパネルの補
強力骨として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラスブロックパネル用補強力骨を示
す平面図である。
【図2】図1の補強力骨の側面図である。
【図3】本発明の補強力骨を使用したガラスブロックパ
ネルを示す正面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う拡大縦断面図である。
【符号の説明】
10 補強力骨 10a、10b 補強筋 10c つなぎ筋 11 丸棒状の補強力骨 12 パネルフレーム 13 ガラスブロック 14 目地充填材 15 化粧目地

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に位置する2本の補強筋と、これら
    の補強筋を連結するためのつなぎ筋からなる梯子状の補
    強力骨であって、前記補強筋は、平板形状を有し、その
    横断面の縦横比が、1対1.5〜3であることを特徴と
    するガラスブロックパネル用補強力骨。
JP36557997A 1997-12-22 1997-12-22 ガラスブロックパネル用補強力骨 Pending JPH11181956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36557997A JPH11181956A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 ガラスブロックパネル用補強力骨

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36557997A JPH11181956A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 ガラスブロックパネル用補強力骨

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JPH11181956A true JPH11181956A (ja) 1999-07-06

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ID=18484616

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36557997A Pending JPH11181956A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 ガラスブロックパネル用補強力骨

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