JP2002097789A - 型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法 - Google Patents
型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の耐震補強工事による鋼製型枠組立工法
を改良する。 【解決手段】 鉄筋コンクリート建造物の耐震補強工事
で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体側にはアン
カー筋を埋設し、一方鉄骨ブレース側にはスタッドボル
トを配設したラップ面に割裂補強筋用のスパイラルを埋
設して無収縮モルタルにて接合して型枠を組み立て、該
型枠内に圧入方法によりグラウト材を注入してなる鋼製
型枠組立工法において、前記型枠の上部又は側部を透明
状態にして無収縮モルタルの注入状況と品質確認を外側
からの目視を可能にすることを特徴とする型枠上部又は
側部に透明板を用いた鋼製型枠組立工法の提供。
を改良する。 【解決手段】 鉄筋コンクリート建造物の耐震補強工事
で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体側にはアン
カー筋を埋設し、一方鉄骨ブレース側にはスタッドボル
トを配設したラップ面に割裂補強筋用のスパイラルを埋
設して無収縮モルタルにて接合して型枠を組み立て、該
型枠内に圧入方法によりグラウト材を注入してなる鋼製
型枠組立工法において、前記型枠の上部又は側部を透明
状態にして無収縮モルタルの注入状況と品質確認を外側
からの目視を可能にすることを特徴とする型枠上部又は
側部に透明板を用いた鋼製型枠組立工法の提供。
Description
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は耐震補強工事の工法
に関するが、特に型枠上部又は側部に透明板を用いた鋼
製型枠組立工法に関するものである。
に関するが、特に型枠上部又は側部に透明板を用いた鋼
製型枠組立工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に行なわれているモルタ
ル充填用の鋼製型枠組立工法としては、図8に示すよう
な工法がある。図中30は鋼製型枠、31はフレームH
鋼、32は被施工アンカー、33はエボシキバラシー
ル、34はモルタルシール、35は点熔接、36は支持
ボルト、37はスポンジバックアップ材、38は桟木、
39はモルタルシール及び40は被施工アンカーであ
る。
ル充填用の鋼製型枠組立工法としては、図8に示すよう
な工法がある。図中30は鋼製型枠、31はフレームH
鋼、32は被施工アンカー、33はエボシキバラシー
ル、34はモルタルシール、35は点熔接、36は支持
ボルト、37はスポンジバックアップ材、38は桟木、
39はモルタルシール及び40は被施工アンカーであ
る。
【0003】このように構成されている従来のモルタル
充填用鋼製型枠の工法としては、図9に示す工法があ
る。図中50は鉄骨フレーム、51はV字枠材、52は
支持材、53はモルタル注入口、54はモルタル充填確
認口及び55は空気抜口である。この工法による注入口
空気抜口の設置方法は、型枠の所定位置にモルタル充填
のための注入口と空気抜口をあけてビニールホースを差
し込んで、モルタル圧送ホースと接続できるようにして
圧力で抜けないように処理する方法である。その注入口
は、基本として横方向は上部と下部の中央に縦方向も
左右の中央1カ所ずつ設置して縦方向の注入口には充填
確認用と注入一時停止位置を兼ねること、注入距離が
長い場合は中央と左右に向かって2m間隔程度で左右対
称にすること、増設壁は逆打ち工法と同様に中央の下
端に設ける距離の長い場合は前記と同様なる方法で行
なう。一方、空気口は基本として横方向上部の両端の天
端と中間に2カ所程度設置する方法で行なう。
充填用鋼製型枠の工法としては、図9に示す工法があ
る。図中50は鉄骨フレーム、51はV字枠材、52は
支持材、53はモルタル注入口、54はモルタル充填確
認口及び55は空気抜口である。この工法による注入口
空気抜口の設置方法は、型枠の所定位置にモルタル充填
のための注入口と空気抜口をあけてビニールホースを差
し込んで、モルタル圧送ホースと接続できるようにして
圧力で抜けないように処理する方法である。その注入口
は、基本として横方向は上部と下部の中央に縦方向も
左右の中央1カ所ずつ設置して縦方向の注入口には充填
確認用と注入一時停止位置を兼ねること、注入距離が
長い場合は中央と左右に向かって2m間隔程度で左右対
称にすること、増設壁は逆打ち工法と同様に中央の下
端に設ける距離の長い場合は前記と同様なる方法で行
なう。一方、空気口は基本として横方向上部の両端の天
端と中間に2カ所程度設置する方法で行なう。
【0004】また、従来のモルタル充填型枠工法の施工
工程は、コンクリート周囲壁のはつり→樹脂カプセルア
ンカーの打設→鉄骨フレームの設置→割裂防止の取付→
コンクリート面の清掃→充填用型枠の設置→型枠面との
隙間シール→注入口と空気抜口の設置→材料機材の準備
→混練り→圧送ポンプ起動→モルタル圧入→モルタルの
養生→型枠の撤去などの工程で行なわれている。そし
て、この工程のうちモルタル圧入時の圧力により破損や
変形しないよう特に堅固な構造が求められると共に、モ
ルタルの圧入時における充填モルタルが漏れないように
することが必要とされていた。
工程は、コンクリート周囲壁のはつり→樹脂カプセルア
ンカーの打設→鉄骨フレームの設置→割裂防止の取付→
コンクリート面の清掃→充填用型枠の設置→型枠面との
隙間シール→注入口と空気抜口の設置→材料機材の準備
→混練り→圧送ポンプ起動→モルタル圧入→モルタルの
養生→型枠の撤去などの工程で行なわれている。そし
て、この工程のうちモルタル圧入時の圧力により破損や
変形しないよう特に堅固な構造が求められると共に、モ
ルタルの圧入時における充填モルタルが漏れないように
することが必要とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来方式に
よるモルタル充填用の鋼製型枠組立工法に改良を加え、
従来では見られない型枠工法を提供するところに、本発
明が解決しようとする課題を有する。すなわち、本発明
が解決しようとする課題は、従来工法ではモルタルの注
入量調節と品質などを確認することが不可能とされてい
たものを可能にするところにある。
よるモルタル充填用の鋼製型枠組立工法に改良を加え、
従来では見られない型枠工法を提供するところに、本発
明が解決しようとする課題を有する。すなわち、本発明
が解決しようとする課題は、従来工法ではモルタルの注
入量調節と品質などを確認することが不可能とされてい
たものを可能にするところにある。
【0006】特に、平成7年1月17日の阪神地区の震
災を教訓として、平成7年12月25日に「建築物の耐
震改修の促進に関する法律(平成7年法律第123
号)」が制定されると共に施行された。そして、全国の
自治体では耐震診断や耐震補強に積極的に取り組むこと
になり、今後予測される大地震による建物の倒壊での人
的・物的被害を少しでも減らすと共に耐震補強工事の重
要性を認識して施工技術の開発を進めることになった。
かかる観点から、本発明の工法が開発されたものであ
る。
災を教訓として、平成7年12月25日に「建築物の耐
震改修の促進に関する法律(平成7年法律第123
号)」が制定されると共に施行された。そして、全国の
自治体では耐震診断や耐震補強に積極的に取り組むこと
になり、今後予測される大地震による建物の倒壊での人
的・物的被害を少しでも減らすと共に耐震補強工事の重
要性を認識して施工技術の開発を進めることになった。
かかる観点から、本発明の工法が開発されたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の如き課題
を解決するために開発したものであって、鉄筋コンクリ
ート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱と
の接合部の骨体側にはアンカー筋を埋設し、一方鉄骨ブ
レース側にはスタッドボルトを配設したラップ面に割裂
補強筋用のスパイラルを埋設して無収縮モルタルにて接
合して型枠を組み立て、該型枠内に圧入方法によりグラ
ウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法において、前記
型枠上部を透明状態にして無収縮モルタルの注入状況と
品質確認を外側からの目視を可能にすることを特徴とす
る型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法の提供にあ
り、また前記の鋼製型枠組立工法において型枠内に無収
縮モルタルの充填状況を確認しかつ透明板の型枠材を撤
去しない鋼製型枠組立工法の提供にあり、また前記の鋼
製型枠組立工法において型枠内に注入した無収縮モルタ
ルの乾燥時に生ずる割裂等の破損状態を未然に防止する
鋼製型枠組立工法の提供にあり、また前記鋼製型枠組立
工法において型枠材を撤去しないことによる廃材の発生
を無くして工事現場の環境状況を良好にする鋼製型枠組
立工法の提供にあり、更に前記鋼製型枠組立工法におい
て透明板の素材に硬質性の合成樹脂材を用いかつ一体成
形してなる鋼製型枠組立工法の提供にある。
を解決するために開発したものであって、鉄筋コンクリ
ート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱と
の接合部の骨体側にはアンカー筋を埋設し、一方鉄骨ブ
レース側にはスタッドボルトを配設したラップ面に割裂
補強筋用のスパイラルを埋設して無収縮モルタルにて接
合して型枠を組み立て、該型枠内に圧入方法によりグラ
ウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法において、前記
型枠上部を透明状態にして無収縮モルタルの注入状況と
品質確認を外側からの目視を可能にすることを特徴とす
る型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法の提供にあ
り、また前記の鋼製型枠組立工法において型枠内に無収
縮モルタルの充填状況を確認しかつ透明板の型枠材を撤
去しない鋼製型枠組立工法の提供にあり、また前記の鋼
製型枠組立工法において型枠内に注入した無収縮モルタ
ルの乾燥時に生ずる割裂等の破損状態を未然に防止する
鋼製型枠組立工法の提供にあり、また前記鋼製型枠組立
工法において型枠材を撤去しないことによる廃材の発生
を無くして工事現場の環境状況を良好にする鋼製型枠組
立工法の提供にあり、更に前記鋼製型枠組立工法におい
て透明板の素材に硬質性の合成樹脂材を用いかつ一体成
形してなる鋼製型枠組立工法の提供にある。
【0008】すなわち、本発明の課題を解決する手段と
は従来工法による型枠が不透明のために注入されるモル
タルが外から見ることができなかったものを外から見え
るようにするところにある。更に本発明は、鉄筋コンク
リート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱
との接合部の骨体側にはアンカー筋を埋設し、一方鉄骨
ブレース側にはスタッドボルトを配設したラップ面に割
裂補強筋用のスパイラルを埋設して無収縮モルタルにて
接合して型枠を組み立て、該型枠内に圧入方法によりグ
ラウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法において、前
記型枠側部を透明状態にして無収縮モルタルの注入状況
と品質確認を外側からの目視を可能にすることを特徴と
する型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法の提供にあ
り、また前記鋼製型枠組立工法においてアイボルトを介
して頭付スタットボルトと透明板とを締着しかつ着脱を
自在にする鋼製型枠組立工法であり、また前記透明板が
硬質塩化ビニールから一体成型される鋼製型枠組立工法
であり、また前記透明板をスピードフックを介して型枠
上部に固定しかつシールして固定する型枠に透明板を用
いた鋼製型枠組立工法の提供にある。
は従来工法による型枠が不透明のために注入されるモル
タルが外から見ることができなかったものを外から見え
るようにするところにある。更に本発明は、鉄筋コンク
リート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱
との接合部の骨体側にはアンカー筋を埋設し、一方鉄骨
ブレース側にはスタッドボルトを配設したラップ面に割
裂補強筋用のスパイラルを埋設して無収縮モルタルにて
接合して型枠を組み立て、該型枠内に圧入方法によりグ
ラウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法において、前
記型枠側部を透明状態にして無収縮モルタルの注入状況
と品質確認を外側からの目視を可能にすることを特徴と
する型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法の提供にあ
り、また前記鋼製型枠組立工法においてアイボルトを介
して頭付スタットボルトと透明板とを締着しかつ着脱を
自在にする鋼製型枠組立工法であり、また前記透明板が
硬質塩化ビニールから一体成型される鋼製型枠組立工法
であり、また前記透明板をスピードフックを介して型枠
上部に固定しかつシールして固定する型枠に透明板を用
いた鋼製型枠組立工法の提供にある。
【0009】
【発明の実施の形態】まず本発明の実施形態は、鉄筋コ
ンクリート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体
梁柱との接合部の骨体側にはアンカー筋を埋設し、一方
鉄骨ブレース側にはスタッドボルトを配設したラップ面
に割裂補強筋用のスパイラルを埋設して無収縮モルタル
にて接合して型枠を組み立て、該型枠内に圧入方法によ
りグラウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法におい
て、前記型枠上部を透明状態にして無収縮モルタルの注
入状況と品質確認を外側からの目視を可能にすることを
特徴とする型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であ
るから、型枠内に注入されるモルタル量が外から見るこ
とができると共に、注入モルタルの品質やかたまり具合
も外から見て点検することができる。
ンクリート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体
梁柱との接合部の骨体側にはアンカー筋を埋設し、一方
鉄骨ブレース側にはスタッドボルトを配設したラップ面
に割裂補強筋用のスパイラルを埋設して無収縮モルタル
にて接合して型枠を組み立て、該型枠内に圧入方法によ
りグラウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法におい
て、前記型枠上部を透明状態にして無収縮モルタルの注
入状況と品質確認を外側からの目視を可能にすることを
特徴とする型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であ
るから、型枠内に注入されるモルタル量が外から見るこ
とができると共に、注入モルタルの品質やかたまり具合
も外から見て点検することができる。
【0010】また本発明の実施形態は、前記の鋼製型枠
組立工法において型枠内に無収縮モルタルの充填状況を
確認しかつ透明板の型枠材を撤去しない鋼製型枠組立工
法であり、また前記の鋼製型枠組立工法において型枠内
に注入した無収縮モルタルの乾燥時に生ずる割裂等の破
損状態を未然に防止する鋼製型枠組立工法であり、更に
前記の鋼製型枠組立工法において型枠材を撤去しないこ
とによる廃材の発生を無くして工事現場の環境状況を良
好にする鋼製型枠組立工法であるから、型枠内に注入さ
れたモルタルの充填状態を外から確認することができる
と共に、従来モルタル充填後の乾燥時に生じてた割裂等
の破損状態を防ぐことができる。また、型枠材を撤去し
ないので従来工法で生じていた廃材処理の問題なども全
く無くなった。
組立工法において型枠内に無収縮モルタルの充填状況を
確認しかつ透明板の型枠材を撤去しない鋼製型枠組立工
法であり、また前記の鋼製型枠組立工法において型枠内
に注入した無収縮モルタルの乾燥時に生ずる割裂等の破
損状態を未然に防止する鋼製型枠組立工法であり、更に
前記の鋼製型枠組立工法において型枠材を撤去しないこ
とによる廃材の発生を無くして工事現場の環境状況を良
好にする鋼製型枠組立工法であるから、型枠内に注入さ
れたモルタルの充填状態を外から確認することができる
と共に、従来モルタル充填後の乾燥時に生じてた割裂等
の破損状態を防ぐことができる。また、型枠材を撤去し
ないので従来工法で生じていた廃材処理の問題なども全
く無くなった。
【0011】また本発明の実施形態は、前記の鋼製型枠
組立工法において透明板の素材に硬質性の合成樹脂材を
用いかつ一体成形してなる鋼製型枠組立工法であるか
ら、軽量で硬質な透明板を一体成形できるので低コスト
で安価な製品を量産加工することができる。更に本発明
の実施形態は、鉄筋コンクリート建造物の耐震補強工事
で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体側にはアン
カー筋を埋設し一方鉄骨ブレース側にはスタッドボルト
を配設したラップ面に割裂補強筋用のスパイラルを埋設
して無収縮モルタルにて接合して型枠を組み立て、該型
枠内に圧入方法によりグラウト材を注入してなる鋼製型
枠組立工法において、前記型枠側部を透明状態にして無
収縮モルタルの注入状況と品質確認を外側からの目視を
可能にすることを特徴とする型枠に透明板を用いた鋼製
型枠組立工法であるから、型枠内に注入されるモルタル
量が外から見ることができると共に注入モルタルの品質
やかたまり具合も外から見て点検することができる。
組立工法において透明板の素材に硬質性の合成樹脂材を
用いかつ一体成形してなる鋼製型枠組立工法であるか
ら、軽量で硬質な透明板を一体成形できるので低コスト
で安価な製品を量産加工することができる。更に本発明
の実施形態は、鉄筋コンクリート建造物の耐震補強工事
で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体側にはアン
カー筋を埋設し一方鉄骨ブレース側にはスタッドボルト
を配設したラップ面に割裂補強筋用のスパイラルを埋設
して無収縮モルタルにて接合して型枠を組み立て、該型
枠内に圧入方法によりグラウト材を注入してなる鋼製型
枠組立工法において、前記型枠側部を透明状態にして無
収縮モルタルの注入状況と品質確認を外側からの目視を
可能にすることを特徴とする型枠に透明板を用いた鋼製
型枠組立工法であるから、型枠内に注入されるモルタル
量が外から見ることができると共に注入モルタルの品質
やかたまり具合も外から見て点検することができる。
【0012】更に本発明の実施形態は、前記鋼製型枠組
立工法においてアイボルトを介して頭付スタットボルト
と透明板とを締着しかつ着脱を自在にする鋼製型枠組立
工法であり、また透明板が硬質塩化ビニールから一体成
型される鋼製型枠組立工法であり、また透明板をスピー
トフックを介して型枠上部に固定しかつシールして固定
する型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であるか
ら、強固で軽量な透明板をフレームH鋼を介してアンカ
ーボルトに締着されることができると共に、その着脱を
自在にすることができる。
立工法においてアイボルトを介して頭付スタットボルト
と透明板とを締着しかつ着脱を自在にする鋼製型枠組立
工法であり、また透明板が硬質塩化ビニールから一体成
型される鋼製型枠組立工法であり、また透明板をスピー
トフックを介して型枠上部に固定しかつシールして固定
する型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であるか
ら、強固で軽量な透明板をフレームH鋼を介してアンカ
ーボルトに締着されることができると共に、その着脱を
自在にすることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面に従って本発明からなる鉄板型枠
の取付工法について説明する。まず、本発明による耐震
補強工事の作業手順は次のとおりである。施工現場の足
場掛→躯体(壁面)撤去→躯体アンカー穴の穿孔→樹脂
カプセルの挿入→アンカー筋の打込→鉄骨フレームの設
置→スパイラル筋の挿入→鋼製型枠の取付→無収縮モル
タル注入→鉄板型枠の除去→外壁板の設置→サッシの設
置→内壁の下地→壁面の仕上の手順で作業が行なわれ
る。この場合の鉄板型枠取付方法は、図7と図8に示す
ように鉄骨フレーム本体11は、四角形の鉄骨フレーム
16内に所望形状の鉄板型枠が形成されている。この鉄
骨フレーム16のコーナー部には数10本のスタッドボ
ルト18が打設されており、周囲に樹脂アンカー19が
埋設されている。なお、壁面コンクリートを撤去する場
合は切断コンクリート壁面の1個所以上4個所の断面若
しくは適宜所望の多断面を同時に切断するワイヤーソー
による壁面切断工法を用い、また数個のダイヤモンドプ
ーリーを配設しかつダイヤモンドワイヤーを嵌着してな
るマルチワイヤーソー本体を設けてダイヤモンドワイヤ
ーに装着してなるワイヤーソーによる壁面切断装置を用
いれば良好な壁面切断部が得られる。
の取付工法について説明する。まず、本発明による耐震
補強工事の作業手順は次のとおりである。施工現場の足
場掛→躯体(壁面)撤去→躯体アンカー穴の穿孔→樹脂
カプセルの挿入→アンカー筋の打込→鉄骨フレームの設
置→スパイラル筋の挿入→鋼製型枠の取付→無収縮モル
タル注入→鉄板型枠の除去→外壁板の設置→サッシの設
置→内壁の下地→壁面の仕上の手順で作業が行なわれ
る。この場合の鉄板型枠取付方法は、図7と図8に示す
ように鉄骨フレーム本体11は、四角形の鉄骨フレーム
16内に所望形状の鉄板型枠が形成されている。この鉄
骨フレーム16のコーナー部には数10本のスタッドボ
ルト18が打設されており、周囲に樹脂アンカー19が
埋設されている。なお、壁面コンクリートを撤去する場
合は切断コンクリート壁面の1個所以上4個所の断面若
しくは適宜所望の多断面を同時に切断するワイヤーソー
による壁面切断工法を用い、また数個のダイヤモンドプ
ーリーを配設しかつダイヤモンドワイヤーを嵌着してな
るマルチワイヤーソー本体を設けてダイヤモンドワイヤ
ーに装着してなるワイヤーソーによる壁面切断装置を用
いれば良好な壁面切断部が得られる。
【0014】更に、図5により型枠上部に透明板を用い
た鋼製型枠以外の木製型枠を用いた組立工法について説
明すれば、まず被施工アンカー12に摩擦圧接の頭付異
形アンカー筋ヘッドが形成されている支持ボルト5を埋
設し、一方鉄鋼製からなるフレームH鋼13に2本の耐
震補強用の頭付スタッドボルトP、Pを埋設する。この
2本の頭付スタッドボルトP、Pのほぼ中間部に前記支
持ボルトSが配設されるように被施工アンカー12とフ
レームH鋼13とを装設して鋼製型枠11を介して遮弊
する。このような状態にした後に、木製型枠取付基材1
5、15にて鋼製型枠11とフレームH鋼13とを締着
して無収縮ブラケット材Hからなるモルタルを注入す
る。ここで使用される木製型枠取付基材15は、先端の
パッキンを支点にしてブリップを締めつけることによっ
て締着される。更に、鋼製型枠11内の無収縮グラウド
材Hが固定された後は、木製型枠取付基材15は除去さ
れる。なお、14はエアー抜用ビニールホースである。
た鋼製型枠以外の木製型枠を用いた組立工法について説
明すれば、まず被施工アンカー12に摩擦圧接の頭付異
形アンカー筋ヘッドが形成されている支持ボルト5を埋
設し、一方鉄鋼製からなるフレームH鋼13に2本の耐
震補強用の頭付スタッドボルトP、Pを埋設する。この
2本の頭付スタッドボルトP、Pのほぼ中間部に前記支
持ボルトSが配設されるように被施工アンカー12とフ
レームH鋼13とを装設して鋼製型枠11を介して遮弊
する。このような状態にした後に、木製型枠取付基材1
5、15にて鋼製型枠11とフレームH鋼13とを締着
して無収縮ブラケット材Hからなるモルタルを注入す
る。ここで使用される木製型枠取付基材15は、先端の
パッキンを支点にしてブリップを締めつけることによっ
て締着される。更に、鋼製型枠11内の無収縮グラウド
材Hが固定された後は、木製型枠取付基材15は除去さ
れる。なお、14はエアー抜用ビニールホースである。
【0015】このように構成されている型枠上部に透明
板を用いた鋼製型枠の組立工法において、以下本発明の
改良点のみについて説明する。まず、図1と図2により
本発明からなる型枠上部に透明板を用いた鋼製型枠組立
工法について説明すれば、基本的な構造と構成は前述の
とおりである。すなわち、本発明の透明板から構成され
ている上部型枠を撤去せずそのままの状態でモルタル注
入量や充填状態などを確認することのできる工法にした
ところに特徴を有する。つまり、鋼製型枠の上部型枠材
に透明板を使用することによって、モルタルの注入状況
や品質などの確認が容易に目視することができると共に
モルタル品質の経過状況などの確認も目視することがで
きる。更に、従来工法のように型枠材を撤去しないの
で、廃材処理が必要とならないから作業現場における環
境面でも全く問題が生ずることはない。
板を用いた鋼製型枠の組立工法において、以下本発明の
改良点のみについて説明する。まず、図1と図2により
本発明からなる型枠上部に透明板を用いた鋼製型枠組立
工法について説明すれば、基本的な構造と構成は前述の
とおりである。すなわち、本発明の透明板から構成され
ている上部型枠を撤去せずそのままの状態でモルタル注
入量や充填状態などを確認することのできる工法にした
ところに特徴を有する。つまり、鋼製型枠の上部型枠材
に透明板を使用することによって、モルタルの注入状況
や品質などの確認が容易に目視することができると共に
モルタル品質の経過状況などの確認も目視することがで
きる。更に、従来工法のように型枠材を撤去しないの
で、廃材処理が必要とならないから作業現場における環
境面でも全く問題が生ずることはない。
【0016】次に図3を図4により、本発明からなる型
枠上部に透明板を用いた鋼製型枠組立工法について説明
すれば、まず図3に示すように下部鋼製枠3に鋼製枠2
を設け、この鋼製枠2上の型枠の上方部に透明板4を形
成した型枠上部1を設けたものである。2の透明板4
は、PVCなど硬質性の合成樹脂材を一体形成されてお
り、コーナー部に空気抜け用の吸気孔5が設けてある。
なお、図4は図3に示した柱部の断面図であり、6は鉄
骨ブレース、7はカンカー筋、8はスタッドボルト、9
はスパイラル筋、Hはモルタル材、Aは梁部、Cは柱部
である。
枠上部に透明板を用いた鋼製型枠組立工法について説明
すれば、まず図3に示すように下部鋼製枠3に鋼製枠2
を設け、この鋼製枠2上の型枠の上方部に透明板4を形
成した型枠上部1を設けたものである。2の透明板4
は、PVCなど硬質性の合成樹脂材を一体形成されてお
り、コーナー部に空気抜け用の吸気孔5が設けてある。
なお、図4は図3に示した柱部の断面図であり、6は鉄
骨ブレース、7はカンカー筋、8はスタッドボルト、9
はスパイラル筋、Hはモルタル材、Aは梁部、Cは柱部
である。
【0017】すなわち、本発明の特徴は従来の型枠上部
に硬質性の合成樹脂材を素材にし一体形成された透明板
を取付けたところにある。なお、本発明からなる透明板
の実施例は次のとおりである。使用素材 樹脂板にモルタルが直接接するため耐アルカル性に優れ
た材料を使う必要があり、この耐アルカリ性に優れた硬
質塩化ビニル板(以下PVC板)で実験した。
に硬質性の合成樹脂材を素材にし一体形成された透明板
を取付けたところにある。なお、本発明からなる透明板
の実施例は次のとおりである。使用素材 樹脂板にモルタルが直接接するため耐アルカル性に優れ
た材料を使う必要があり、この耐アルカリ性に優れた硬
質塩化ビニル板(以下PVC板)で実験した。
【0018】例えば、PVC板(弊社品番:A10
0)、弾性率(E):35000kgf/cm2 、引張
強度(f):600kg/cm2 の素材を使用した。使用条件 固定方法:上下2辺固定 サイズ:W4000×H250mm 設計荷量:P=0.0575kgf/cm2 P=ν・H ν:モルタルの比重 0.0023kgf/cm2 H:板の高さ 25cm 設計基準:安全率が12以上(安全率=発生応力度/引
張強度)検討内容 発生応力度(σ)及び発生たわみ量(δ)は3角分布荷
重の微少たわみの理論式(、式)より算出すれば次
のとおりである。
0)、弾性率(E):35000kgf/cm2 、引張
強度(f):600kg/cm2 の素材を使用した。使用条件 固定方法:上下2辺固定 サイズ:W4000×H250mm 設計荷量:P=0.0575kgf/cm2 P=ν・H ν:モルタルの比重 0.0023kgf/cm2 H:板の高さ 25cm 設計基準:安全率が12以上(安全率=発生応力度/引
張強度)検討内容 発生応力度(σ)及び発生たわみ量(δ)は3角分布荷
重の微少たわみの理論式(、式)より算出すれば次
のとおりである。
【0019】σ=0.384・P・H2 /t2 … δ=0.782・P・H2 /(E・t2 )…算出結果 上記の結果、板厚8mm以上が必要であり、また板厚8
mmでのたわみ量は0.98mmと推測される。そのデ
ータは次のとおりである。
mmでのたわみ量は0.98mmと推測される。そのデ
ータは次のとおりである。
【0020】 板厚 発生応力度(安全率) 発生たわみ量(δ/H) 5mm 55.2kgf/cm2 (10.9) 4.0mm(1/62.5) 8mm 21.6kgf/cm2 (27.8) 1.0mm(1/250) 10mm 13.8kgf/cm2 (43.5) 0.5mm(1/500) 更に本発明は、図11と図12に示すように透明板を型
枠の上部だけでなく側部にも設けることができる。この
実施例は、本図からも明らかのように透明板Wをフレー
ムH鋼Dに接着させJフックボルトTを介してアンカー
ボルトPに締め付けて、透明板WをフレームH鋼Dと被
施工アンカーVとの間に固定する方法である。ここに使
用される透明板Wが硬質塩化ビニール(PVC)を素材
にして一体型成されているので、強固で軽量な透明板W
にすることができる。また、透明板Wの下側はフレーム
H鋼Dにパッキングされ、一方上部にスピードフックR
を介して被施工アンカーVにシール状に固定されてい
る。その際、透明板Wを補強するためにJフックボルト
Tを介してアンカーボルトPに締着されている。なお、
透明板Wを補強するJフックボルトTの締着用の孔は、
作業現場でもって電気ドリルで穴あけする。
枠の上部だけでなく側部にも設けることができる。この
実施例は、本図からも明らかのように透明板Wをフレー
ムH鋼Dに接着させJフックボルトTを介してアンカー
ボルトPに締め付けて、透明板WをフレームH鋼Dと被
施工アンカーVとの間に固定する方法である。ここに使
用される透明板Wが硬質塩化ビニール(PVC)を素材
にして一体型成されているので、強固で軽量な透明板W
にすることができる。また、透明板Wの下側はフレーム
H鋼Dにパッキングされ、一方上部にスピードフックR
を介して被施工アンカーVにシール状に固定されてい
る。その際、透明板Wを補強するためにJフックボルト
Tを介してアンカーボルトPに締着されている。なお、
透明板Wを補強するJフックボルトTの締着用の孔は、
作業現場でもって電気ドリルで穴あけする。
【0021】
【発明の効果】本発明は、鉄筋コンクリート建造物の耐
震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体
側にはアンカー筋を埋設し、一方鉄骨ブレース側にはス
タッドボルトを配設したラップ面に割裂補強筋用のスパ
イラルを埋設して無収縮モルタルにて接合して型枠を組
み立て、該型枠内に圧入方法によりグラウト材を注入し
てなる鋼製型枠組立工法において、前記型枠上部を透明
状態にして無収縮モルタルの注入状況と品質確認を外側
からの目視を可能にすることを特徴とする型枠に透明板
を用いた鋼製型枠組立工法であり、また前記の鋼製型枠
組立工法において型枠内に無収縮モルタルの充填状況を
確認しかつ透明板の型枠材を撤去しない型枠に透明板を
用いた鋼製型枠組立工法であり、また前記の鋼製型枠組
立工法において型枠内に注入した無収縮モルタルの乾燥
時に生ずる割裂等の破損状態を未然に防止する型枠に透
明板を用いた鋼製型枠組立工法であり、また前記鋼製型
枠組立工法において型枠材を撤去しないことによる廃材
の発生を無くして工事現場の環境状況を良好にする型枠
に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であり、更に前記の
鋼製型枠組立工法において透明板の素材に硬質性の合成
樹脂材を用いかつ一体成形してなる型枠に透明板を用い
た鋼製型枠組立工法であり、更に本発明は鉄筋コンクリ
ート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱と
の接合部の骨体側にはアンカー筋を埋設し、一方鉄骨ブ
レース側にはスタッドボルトを配設したラップ面に割裂
補強筋用のスパイラルを埋設して無収縮モルタルにて接
合して型枠を組み立て、該型枠内に圧入方法によりグラ
ウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法において、前記
型枠側部を透明状態にして無収縮モルタルの注入状況と
品質確認を外側からの目視を可能にすることを特徴とす
る型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であり、また
前記の鋼製型枠組立工法においてJフックボルトを介し
て頭付スタットボルトと透明板とを締着しかつ着脱を自
在にする型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であ
り、また前記の透明板が硬質塩化ビニールから一体成型
される型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であり、
また前記の透明板をスピードフックを介して型枠上部に
固定しかつシールして固定する型枠に透明板を用いた鋼
製型枠組立工法であるから、従来工法よりも次のような
多くの効果を有する。 ア、型枠の上部又は側部を透明板にすることによって、
注入されるモルタルの注入及び充填状況を外から直接目
で確認することができる。 イ、また注入されたモルタルの品質や固形状況を直接目
でもって確認することができる。 ウ、本発明工法によれば、従来工法で発生していた乾燥
時のひび割れなどの割裂を未然に防止することができ
る。 エ、更に従来工法では、型枠材を撤去しなければならな
いので常に廃材の処理が必要となり作業の環境によくな
かったが、本発明工法によればこれらの問題をすべて解
消することができる。
震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体
側にはアンカー筋を埋設し、一方鉄骨ブレース側にはス
タッドボルトを配設したラップ面に割裂補強筋用のスパ
イラルを埋設して無収縮モルタルにて接合して型枠を組
み立て、該型枠内に圧入方法によりグラウト材を注入し
てなる鋼製型枠組立工法において、前記型枠上部を透明
状態にして無収縮モルタルの注入状況と品質確認を外側
からの目視を可能にすることを特徴とする型枠に透明板
を用いた鋼製型枠組立工法であり、また前記の鋼製型枠
組立工法において型枠内に無収縮モルタルの充填状況を
確認しかつ透明板の型枠材を撤去しない型枠に透明板を
用いた鋼製型枠組立工法であり、また前記の鋼製型枠組
立工法において型枠内に注入した無収縮モルタルの乾燥
時に生ずる割裂等の破損状態を未然に防止する型枠に透
明板を用いた鋼製型枠組立工法であり、また前記鋼製型
枠組立工法において型枠材を撤去しないことによる廃材
の発生を無くして工事現場の環境状況を良好にする型枠
に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であり、更に前記の
鋼製型枠組立工法において透明板の素材に硬質性の合成
樹脂材を用いかつ一体成形してなる型枠に透明板を用い
た鋼製型枠組立工法であり、更に本発明は鉄筋コンクリ
ート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱と
の接合部の骨体側にはアンカー筋を埋設し、一方鉄骨ブ
レース側にはスタッドボルトを配設したラップ面に割裂
補強筋用のスパイラルを埋設して無収縮モルタルにて接
合して型枠を組み立て、該型枠内に圧入方法によりグラ
ウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法において、前記
型枠側部を透明状態にして無収縮モルタルの注入状況と
品質確認を外側からの目視を可能にすることを特徴とす
る型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であり、また
前記の鋼製型枠組立工法においてJフックボルトを介し
て頭付スタットボルトと透明板とを締着しかつ着脱を自
在にする型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であ
り、また前記の透明板が硬質塩化ビニールから一体成型
される型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であり、
また前記の透明板をスピードフックを介して型枠上部に
固定しかつシールして固定する型枠に透明板を用いた鋼
製型枠組立工法であるから、従来工法よりも次のような
多くの効果を有する。 ア、型枠の上部又は側部を透明板にすることによって、
注入されるモルタルの注入及び充填状況を外から直接目
で確認することができる。 イ、また注入されたモルタルの品質や固形状況を直接目
でもって確認することができる。 ウ、本発明工法によれば、従来工法で発生していた乾燥
時のひび割れなどの割裂を未然に防止することができ
る。 エ、更に従来工法では、型枠材を撤去しなければならな
いので常に廃材の処理が必要となり作業の環境によくな
かったが、本発明工法によればこれらの問題をすべて解
消することができる。
【図1】本発明の鋼製型枠組立工法を示した説明概要
図。
図。
【図2】本発明の鋼製型枠組立工法を示した説明概要
図。
図。
【図3】図1に示した本発明工法の要部を示した一部拡
大説明図。
大説明図。
【図4】図1に示した本発明工法の要部を示した一部拡
大説明図。
大説明図。
【図5】本発明工法の構造を示した全体概要図。
【図6】本発明工法による実施例を示した説明概要図。
【図7】本発明工法による実施例を示した説明概要図。
【図8】従来工法を示した説明概要図。
【図9】従来工法を示した説明概要図。
【図10】従来工法を示した説明概要図。
【図11】本発明の他の実施側を示した説明概要図。
【図12】図11に示した要部の断面図
1 型枠上部 2 鋼製枠 3 下部鋼製枠 4 透明板 5 吸気孔 6 鉄骨ブレース 7 アンカー筋 8 スタッドボル
ト 9 スパイラル筋 11 鋼製型枠 12 被施工アンカー 13 フレームH
鋼 14 エアー抜用ビニールホース 15 木製型枠取
付基材 20 鋼製型枠 21 フレームH
鋼 23、エボシキバラシール 22、30 被施
工アンカー 25 点溶接 24、29 モル
タルシール 27 スポンジバックアップ 26 支持ボルト 28、31 桟木 32、42 支持
材 40 鉄骨フレーム 41 V字枠材 43 モルタル注入口 44 モルタル充
填確認口 45 空気抜口 A 梁部 B 柱部 C シール D フレームH鋼 F スパイラル筋 H モルタル材 P 頭付スタッドボルト S スタッドボル
ト R スピードフック T Jフックボル
ト W 透明板(硬質塩化ビニール:PVC) V 被施工アンカー
ト 9 スパイラル筋 11 鋼製型枠 12 被施工アンカー 13 フレームH
鋼 14 エアー抜用ビニールホース 15 木製型枠取
付基材 20 鋼製型枠 21 フレームH
鋼 23、エボシキバラシール 22、30 被施
工アンカー 25 点溶接 24、29 モル
タルシール 27 スポンジバックアップ 26 支持ボルト 28、31 桟木 32、42 支持
材 40 鉄骨フレーム 41 V字枠材 43 モルタル注入口 44 モルタル充
填確認口 45 空気抜口 A 梁部 B 柱部 C シール D フレームH鋼 F スパイラル筋 H モルタル材 P 頭付スタッドボルト S スタッドボル
ト R スピードフック T Jフックボル
ト W 透明板(硬質塩化ビニール:PVC) V 被施工アンカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590002208 横浜市 神奈川県横浜市中区港町1丁目1番地 (72)発明者 富沢 秀雄 埼玉県入間郡三芳町藤久保596 日本ファ ステム株式 会社内 (72)発明者 平田 誠之 埼玉県入間郡三芳町藤久保596 日本ファ ステム株式 会社内 (72)発明者 立野 誠 神奈川県大和市上和田1863−9 (72)発明者 足立 博文 神奈川県横浜市金沢区釜利谷東3−3−19 カーサベ ルデ1−202 Fターム(参考) 2E176 AA04 BB28
Claims (9)
- 【請求項1】 鉄筋コンクリート建造物の耐震補強工事
で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体側にはアン
カー筋を埋設し、一方鉄骨ブレース側にはスタッドボル
トを配設したラップ面に割裂補強筋用のスパイラルを埋
設して無収縮モルタルにて接合して型枠を組み立て、該
型枠内に圧入方法によりグラウト材を注入してなる鋼製
型枠組立工法において、前記型枠上部を透明状態にして
無収縮モルタルの注入状況と品質確認を外側からの目視
を可能にすることを特徴とする型枠に透明板を用いた鋼
製型枠組立工法。 - 【請求項2】 前項の鋼製型枠組立工法において、型枠
内に無収縮モルタルの充填状況を確認しかつ透明板の型
枠材を撤去しない請求項1記載の型枠に透明板を用いた
鋼製型枠組立工法。 - 【請求項3】 請求項1記載の鋼製型枠組立工法におい
て、型枠内に注入した無収縮モルタルの乾燥時に生ずる
割裂等の破損状態を未然に防止する請求項1及び2記載
の型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法。 - 【請求項4】 請求項1記載の鋼製型枠組立工法におい
て、型枠材を撤去しないことによる廃材の発生を無くし
て工事現場の環境状況を良好にする請求項1及び2記載
の型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法。 - 【請求項5】 請求項1記載の鋼製型枠組立工法におい
て、透明板の素材に硬質性の合成樹脂材を用いかつ一体
成形してなる請求項1記載の型枠に透明板を用いた鋼製
型枠組立工法。 - 【請求項6】 鉄筋コンクリート建造物の耐震補強工事
で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体側にはアン
カー筋を埋設し、一方鉄骨ブレース側にはスタッドボル
トを配設したラップ面に割裂補強筋用のスパイラルを埋
設して無収縮モルタルにて接合して型枠を組み立て、該
型枠内に圧入方法によりグラウト材を注入してなる鋼製
型枠組立工法において、前記型枠側部を透明状態にして
無収縮モルタルの注入状況と品質確認を外側からの目視
を可能にすることを特徴とする型枠に透明板を用いた鋼
製型枠組立工法。 - 【請求項7】 請求項6記載の鋼製型枠組立工法におい
て、Jフックボルトを介して頭付スタットボルトと透明
板とを締着しかつ着脱を自在にする請求項6記載の型枠
に透明板を用いた鋼製型枠組立工法。 - 【請求項8】 前項の透明板が硬質塩化ビニールから一
体成型される請求項7記載の型枠に透明板を用いた鋼製
型枠組立工法。 - 【請求項9】 請求項7記載の透明板をスピードフック
を介して型枠上部に固定しかつシールして固定する請求
項7及び8記載の型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001015845A JP2002097789A (ja) | 2000-07-18 | 2001-01-24 | 型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-222396 | 2000-07-18 | ||
JP2000222396 | 2000-07-18 | ||
JP2001015845A JP2002097789A (ja) | 2000-07-18 | 2001-01-24 | 型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002097789A true JP2002097789A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=26596553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001015845A Pending JP2002097789A (ja) | 2000-07-18 | 2001-01-24 | 型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002097789A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009114850A (ja) * | 2008-12-15 | 2009-05-28 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 建屋の貫通穴の穴埋め方法 |
JP2014163210A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-09-08 | Akihiro Nakamachi | 注入工法を用いた均等厚マットによる型枠 |
CN107435444A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-12-05 | 国网江苏省电力公司经济技术研究院 | 一种联合构架高跨部分的加固装置 |
CN109811963A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-05-28 | 南京彼卡斯建筑科技有限公司 | 一种l型开口式永久性梁模板 |
CN114541336A (zh) * | 2022-01-17 | 2022-05-27 | 中国长江三峡集团有限公司 | 一种用于农村小水电渠道现浇混凝土施工模板及方法 |
-
2001
- 2001-01-24 JP JP2001015845A patent/JP2002097789A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009114850A (ja) * | 2008-12-15 | 2009-05-28 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 建屋の貫通穴の穴埋め方法 |
JP2014163210A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-09-08 | Akihiro Nakamachi | 注入工法を用いた均等厚マットによる型枠 |
CN107435444A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-12-05 | 国网江苏省电力公司经济技术研究院 | 一种联合构架高跨部分的加固装置 |
CN109811963A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-05-28 | 南京彼卡斯建筑科技有限公司 | 一种l型开口式永久性梁模板 |
CN109811963B (zh) * | 2019-01-17 | 2021-07-13 | 南京彼卡斯建筑科技有限公司 | 一种l型开口式永久性梁模板 |
CN114541336A (zh) * | 2022-01-17 | 2022-05-27 | 中国长江三峡集团有限公司 | 一种用于农村小水电渠道现浇混凝土施工模板及方法 |
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