JP2003193679A - 新・増設壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法 - Google Patents

新・増設壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法

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Hideo Tomizawa
秀雄 富沢
Masayuki Hirata
誠之 平田
Hirobumi Adachi
博文 足立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の耐震補強工事による鋼製型枠組立工法
を改良する。 【解決手段】 鉄筋コンクリート建造物の耐震補強工事
で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体側にアンカ
ー筋を埋設して無収縮モルタルにて接合して型枠を組み
立て、かつ該型枠内に圧入方法によりグラウト材を注入
してなる鋼製型枠組立工法であって、前記組立工法にお
いて壁替補強又は壁厚の増壁補強工事及び新設壁補正工
事の際に型枠上部を透明状態にして、無収縮モルタルの
注入状況と品質確認の外側からの目視を可能にすること
を特徴とする新・増設壁補強用型枠に透明板を用いた鋼
製型枠組立工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明に属する技術分野】本発明は耐震補強工事の工法
に関するが、特に新・増設壁補強用型枠に透明板を用い
た鋼製型枠組立工法に関するものである。
【従来の技術】従来から一般的に行なわれているモルタ
ル充填用の鋼製型枠組立工法としては、図8及び図9に
示すような工法がある。このような従来のモルタル充填
用鋼製型枠の工法は、型枠の所定位置にモルタル充填の
ための注入口と空気抜口をあけてビニールホースを差し
込んで、モルタル圧送ホースと接続できるようにして圧
力で抜けないように処理する方法であり、具体的な施工
工程はコンクリート周囲壁のはつり→樹脂カプセルアン
カーの打設→鉄骨フレームの設置→割裂防止の取付→コ
ンクリート面の清掃→充填用型枠の設置→型枠面との隙
間シール→注入口と空気抜口の設置→材料機材の準備→
混練り→圧送ポンプ起動→モルタル圧入→モルタルの養
生→型枠の撤去などの工程で行なわれている。そこで、
最近これらの従来方式に改良を加えて型枠の上部又は側
部に透明板を用いた工法を本願出願人が開発し、特願平
2001−15845号で開示しました。この工法は、
鉄筋コンクリート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレース
と躯体梁柱との接合部の骨体側にはアンカー筋を埋設
し、一方鉄骨ブレース側にはスタッドボルトを配設した
ラップ面に割裂補強筋用のスパイラルを埋設して無収縮
モルタルにて接合して型枠を組み立て、該型枠内に圧入
方法によりグラウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法
において、前記型枠上部又は側部を透明状態にして無収
縮モルタルの注入状況と品質確認を外側からの目視を可
能にすることを特徴とする型枠に透明板を用いた鋼製型
枠組立工法であり、その作業手順は施工現場の足場掛→
躯体(壁面)撤去→躯体アンカー穴の穿孔→樹脂カプセ
ルの挿入→アンカー筋の打込→鉄骨フレームの設置→ス
パイラル筋の挿入→鋼製型枠の取付→無収縮モルタル注
入→鉄板型枠の除去→外壁板の設置→サッシの設置→内
壁の下地→壁面の仕上の手順で作業が行なわれている。
【発明が解決しようとする課題】このような従来方式に
よる型枠の上部又は側部に透明板を用いたモルタル充填
用の鋼製型枠組立工法に改良を加え、更に新設又は増設
の壁補強用型枠にも透明板を用いることによって、従来
では見られない型枠工法を提供するところに本発明が解
決しようとする課題を有する。すなわち、本発明が解決
しようとする課題は、従来工法ではモルタルの注入量調
節と品質などを確認することが不可能とされていたもの
を上部又は側部のみならず増壁部にも可能にするところ
にある。特に、平成7年1月17日の阪神地区の震災を
教訓として、平成7年12月25日に「建築物の耐震改
修の促進に関する法律(平成7年法律第123号)」が
制定されると共に施行された。そして、全国の自治体で
は耐震診断や耐震補強に積極的に取り組むことになり、
今後予測される大地震による建物の倒壊での人的・物的
被害を少しでも減らすと共に耐震補強工事の重要性を認
識して施工技術の開発を進めることになった。かかる観
点から、本発明の工法が開発されたものである。
【課題を解決するための手段】本発明は上記の如き課題
を解決するために開発したものであって、鉄筋コンクリ
ート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱と
の接合部の骨体側にアンカー筋を埋設して無収縮モルタ
ルにて接合して型枠を組み立て、かつ該型枠内に圧入方
法によりグラウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法で
あって、前記組立工法において壁替補強又は壁厚の増壁
補強工事の際に型枠上部を透明状態にして、無収縮モル
タルの注入状況と品質確認の外側からの目視を可能にす
ることを特徴とする新・増設壁補強用型枠に透明板を用
いた鋼製型枠組立工法の提供にあり、また鉄筋コンクリ
ート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱と
の接合部の骨体側にアンカー筋を埋設して無収縮モルタ
ルにて接合して型枠を組み立て、かつ該型枠内に圧入方
法によりグラウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法で
あって、前記組立工法において新設壁補強工事の際に型
枠上部を透明状態にして、無収縮モルタルの注入状況と
品質確認の外側からの目視を可能にすることを特徴とす
る新・増設壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立
工法の提供にあり、更に前記の鋼製型枠組立工法におい
て型枠内に無収縮モルタルの充填状況を確認しかつ透明
板の型枠材を撤去せずに型枠内に注入した無収縮モルタ
ルの乾燥時に生ずる割裂等の破損状態を未然に防止しか
つ型枠材を撤去しないことによる廃材の発生を無くして
工事現場の環境状況を良好にするとともに、透明板の素
材に硬質性の合成樹脂材を用いかつ一体成形してなる新
・増設壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法
の提供にあり、更に前記の鋼製型枠組工法においてアン
カーの打設→鉄筋等の配筋→スパイラル筋の設置→型枠
製作の組立→コンクリートの注入→型枠の脱型→モルタ
ル注入用型枠の取付→モルタルの注入→モルタル部の型
枠脱型→組立作業の完了の手順により、新・増壁又は増
設壁の組立作業を行なうことを特徴とする新・増壁補強
用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法の提供にあ
る。
【発明の実施の形態】まず本発明の実施形態は、鉄筋コ
ンクリート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体
梁柱との接合部の骨体側にアンカー筋を埋設して無収縮
モルタルにて接合して型枠を組み立て、かつ該型枠内に
圧入方法によりグラウト材を注入してなる鋼製型枠組立
工法であって、前記組立工法において壁替補強又は壁厚
の増壁補強工事の際に型枠上部を透明状態にして、無収
縮モルタルの注入状況と品質確認の外側からの目視を可
能にすることを特徴とする新・増設壁補強用型枠に透明
板を用いた鋼製型枠組立工法であり、また鉄筋コンクリ
ート建造物の耐震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱と
の接合部の骨体側にアンカー筋を埋設して無収縮モルタ
ルにて接合して型枠を組み立て、かつ該型枠内に圧入方
法によりグラウト材を注入してなる鋼製型枠組立工法で
あって、前記組立工法において新設壁補強工事の際に型
枠上部を透明状態にして、無収縮モルタルの注入状況と
品質確認の外側からの目視を可能にすることを特徴とす
る新・増設壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立
工法であり、更に前記鋼製型枠組立工法において型枠内
に無収縮モルタルの充填状況を確認しかつ透明板の型枠
材を撤去せずに型枠内に注入した無収縮モルタルの乾燥
時に生ずる割裂等の破損状態を未然に防止しかつ型枠材
を撤去しないことによる廃材の発生を無くして工事現場
の環境状況を良好にするとともに、透明板の素材に硬質
性の合成樹脂材を用いかつ一体成形してなる新・増設壁
補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であるか
ら、外側からモルタルやコンクリートの注入状況を目視
で確認できしかもさやどめやジャンカなどの有無を確認
することができ、更にモルタルなどの注入の状況を確認
できることによって早期に型枠をばらす必要がなく養生
期間を充分にとることができるので早期脱型によるモル
タルのひび割れなどを完全に排除することが可能とな
る。また本発明の実施形態は、前記の鋼製型枠組工法に
おいてアンカーの打設→鉄筋等の配筋→スパイラル筋の
設置→型枠製作の組立→コンクリートの注入→型枠の脱
型→モルタル注入用型枠の取付→モルタルの注入→モル
タル部の型枠脱型→組立作業の完了の手順により、新・
増壁又は増設壁の組立作業を行なうことを特徴とする新
・増壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法で
あるから、従来の型枠上部又は側部の作業手順と同様な
手順で作用することができる。
【実施例】以下、図面に従って本発明からなる新・増設
壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法につい
て説明する。図1から図3は、本発明工法のうち増壁型
補強工法を示したものである。この工法は、壁替補強・
壁厚補強等の増壁補強時に上部の型枠替りに透明板を用
いる工法である。まず、図1に示すように梁9と床10
との間に取付けられている概設壁部2に増設する増設壁
1を付設する場合(a図参照)であり、a図に示した増
設壁1に上下にアンカー5、5付のスパイラル4、4を
有する鉄筋3を概設壁部2に沿って内設(b図参照)す
る。ついで鉄筋3の一側面(概設壁部2の反対面)に上
方部にコンクリート注入する部分を有する型枠6を配設
して保持金具8、8、8を介して概設壁部2に固着し、
更にコンクリート注入口7からコンクリートKを注入
(C図参照)する。ついで、コンクリートKを注入した
後にモルタルMを注入しかつ型枠6を除去してコンクリ
ート注入口7に透明板Aを取付けて増設壁(b図)を成
形する。なお、Rはエアー抜部、Wはエアー圧入部、T
はエアーホース、Vはグラウト材である。更に、図4は
本発明工法による増壁部分を示したものであり、この増
壁部分は基本的には従来と同様に成形されているので説
明は省略する。図5から図7は、本発明工法の他の実施
例の新設壁型補強工法を示したものであり、基本的には
増壁型補強工法と同じである。この工法は、梁20と床
21との間に概設の壁部分がなく新規に壁部分を設ける
場合の工法である。すなわち、図5に示すように新規に
壁部分を設ける場合の工法である。すなわち、図5に示
すように新設壁11となる部分にカンカー15付のスパ
イラル16を固定(a図)し、その両側に型枠12、1
3を保持金具14、14、14を介して新設壁11を固
定(b図)する。ついで、型枠13のコンクリート注入
口17からコンクリートKを注入(C図)し、更にモル
タル注入口18からモルタルMを注入し型枠13を除去
して透明板Aを取付て新設壁11を成形(d図)する。
なお、19はエア抜口、Sはシールであり、また図7は
成形されて新設壁部分を示したものである。次に、本発
明に用いられている一般的な耐震補強工事の作業手順に
ついて説明すれば、施工現場の足場掛→躯体(壁面)撤
去→躯体アンカー穴の穿孔→樹脂カプセルの挿入→アン
カー筋の打込→鉄骨フレームの設置→スパイラル筋の挿
入→鋼製型枠の取付→無収縮モルタル注入→鉄板型枠の
除去→外壁板の設置→サッシの設置→内壁の下地→壁面
の仕上の手順で作業が行なわれているが、本発明工法の
場合はアンカーの打設→鉄筋等の配筋→スパイラル筋の
設置→型枠製作の組立→コンクリートの注入→型枠の脱
型→モルタル注入用型枠の取付→モルタルの注入→モル
タル部の型枠脱型→組立作業の完了の手順により新・増
壁又は増設壁の組立作業が行なわれている。更に、本発
明に使用されている透明板の実施例は次のとおりであ
る。使用素材 樹脂板にモルタルが直接接するため耐アルカル性に優れ
た材料を使う必要があり、この耐アルカリ性に優れた硬
質塩化ビニル板(以下PVC板)で実験した。例えば、
PVC板(弊社品番:A100)、弾性率(E):35
000kgf/cm2 、引張強度(f):600kg/
cm2 の素材を使用した。使用条件 固定方法:上下2辺固定 サイズ:W4000×H250mm 設計荷量:P=0.0575kgf/cm2 P=ν・H ν:モルタルの比重 0.0023kgf/cm2 H:板の高さ 25cm 設計基準:安全率が12以上(安全率=発生応力度/引
張強度)検討内容 発生応力度(σ)及び発生たわみ量(δ)は3角分布荷
重の微少たわみの理論式(、式)より算出すれば次
のとおりである。 σ=0.384・P・H2 /t2 … δ=0.782・P・H2 /(E・t2 )…算出結果 上記の結果、板厚8mm以上が必要であり、また板厚8
mmでのたわみ量は0.98mmと推測される。そのデ
ータは次のとおりである。 板厚 発生応力度(安全率) 発生たわみ量(δ/H) 5mm 55.2kgf/cm2 (10.9) 4.0mm(1/62.5) 8mm 21.6kgf/cm2 (27.8) 1.0mm(1/250) 10mm 13.8kgf/cm2 (43.5) 0.5mm(1/500) 更に本発明は、図11と図12に示すように透明板を型
枠の上部だけでなく側部にも設けることができる。この
実施例は、本図からも明らかのように透明板Wをフレー
ムH鋼Dに接着させJフックボルトTを介してアンカー
ボルトPに締め付けて、透明板WをフレームH鋼Dと被
施工アンカーVとの間に固定する方法である。ここに使
用される透明板Wが硬質塩化ビニール(PVC)を素材
にして一体型成されているので、強固で軽量な透明板W
にすることができる。また、透明板Wの下側はフレーム
H鋼Dにパッキングされ、一方上部にスピードフックR
を介して被施工アンカーVにシール状に固定されてい
る。その際、透明板Wを補強するためにJフックボルト
Tを介してアンカーボルトPに締着されている。なお、
透明板Wを補強するJフックボルトTの締着用の孔は、
作業現場でもって電気ドリルで穴あけする。
【発明の効果】本発明は、鉄筋コンクリート建造物の耐
震補強工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体
側にアンカー筋を埋設して無収縮モルタルにて接合して
型枠を組み立て、かつ該型枠内に圧入方法によりグラウ
ト材を注入してなる鋼製型枠組立工法であって、前記組
立工法において壁替補強又は壁厚の増壁補強工事の際に
型枠上部を透明状態にして、無収縮モルタルの注入状況
と品質確認の外側からの目視を可能にすることを特徴と
する新・増設壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組
立工法であり、また鉄筋コンクリート建造物の耐震補強
工事で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体側にア
ンカー筋を埋設して無収縮モルタルにて接合して型枠を
組み立て、かつ該型枠内に圧入方法によりグラウト材を
注入してなる鋼製型枠組立工法であって、前記組立工法
において新設壁補強工事の際に型枠上部を透明状態にし
て、無収縮モルタルの注入状況と品質確認の外側からの
目視を可能にすることを特徴とする新・増設壁補強用型
枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法であり、更に前記
鋼製型枠組立工法において型枠内に無収縮モルタルの充
填状況を確認しかつ透明板の型枠材を撤去せずに型枠内
に注入した無収縮モルタルの乾燥時に生ずる割裂等の破
損状態を未然に防止しかつ型枠材を撤去しないことによ
る廃材の発生を無くして工事現場の環境状況を良好にす
るとともに、透明板の素材に硬質性の合成樹脂材を用い
かつ一体成形してなる新・増設壁補強用型枠に透明板を
用いた鋼製型枠組立工法であり、更に前記鋼製型枠組工
法においてアンカーの打設→鉄筋等の配筋→スパイラル
筋の設置→型枠製作の組立→コンクリートの注入→型枠
の脱型→モルタル注入用型枠の取付→モルタルの注入→
モルタル部の型枠脱型→組立作業の完了の手順により、
新・増壁又は増設壁の組立作業を行なうことを特徴とす
る新・増壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工
法であるから、外側からモルタルやコンクリートの注入
状況を目視で確認できしかもさやどめやジャンカなどの
有無を確認することができ、更にモルタルなどの注入状
況を確認できることによって早期に型枠をばらす必要が
なく養生期間を充分にとることができるので早期脱型に
よるモルタルのひび割れなどを完全に排除することが可
能となる。なお、本発明は本願出願人が開示した従来公
知の発明(特願平2001−015845)を改良した
ものであるら、次のような改良部分の効果も本発明でも
得られる。 ア、型枠の上部又は側部を透明板にすることによって、
注入されるモルタルの注入及び充填状況を外から直接目
で確認することができる。 イ、また注入されたモルタルの品質や固形状況を直接目
でもって確認することができる。 ウ、本発明工法によれば、従来工法で発生していた乾燥
時のひび割れなどの割裂を未然に防止することができ
る。 エ、更に従来工法では、型枠材を撤去しなければならな
いので常に廃材の処理が必要となり作業の環境によくな
かったが、本発明工法によればこれらの問題をすべて解
消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明工法の増壁型補強工法を示した説明概要
図。
【図2】図1に示した増壁型補強工法の要部を示した説
明概要図。
【図3】図1に示した増壁型補強工法の要部を示した説
明概要図。
【図4】図1に示した工法により完成した増壁説明図。
【図5】本発明の他の実施例を示した説明概要図。
【図6】図5に示した実施例の要部を示した説明概要
図。
【図7】図5に示した工法により完成した増壁説明図。
【図8】従来工法の要部を示した説明概要図。
【図9】従来工法をの要部示した説明概要図。
【符号の説明】
1 増設壁 2 概設壁部 3 鉄筋 4、16 スパイ
ラル 5、15 アンカー 6、12、13
型枠 7、17 コンクリート注入口 8、14 保持金
具 9、20 梁 10、21 床 11 新設壁 18 モルタル注
入口 19 エアー抜口 A 透明板 K コンクリート M モルタル R エアー抜部 W エアー圧入部 T エアー抜ホー
ス V グラウト材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富沢 秀雄 埼玉県入間郡三芳町藤久保596 日本ファ ステム株式会社内 (72)発明者 平田 誠之 埼玉県入間郡三芳町藤久保596 日本ファ ステム株式会社内 (72)発明者 足立 博文 神奈川県横浜市金沢区釜利谷東3−3−19 カーサベルデ1−202 Fターム(参考) 2E176 AA02 BB28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート建造物の耐震補強工事
    で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体側にアンカ
    ー筋を埋設して無収縮モルタルにて接合して型枠を組み
    立て、かつ該型枠内に圧入方法によりグラウト材を注入
    してなる鋼製型枠組立工法であって、前記組立工法にお
    いて壁替補強又は壁厚の増壁補強工事の際に型枠上部を
    透明状態にして、無収縮モルタルの注入状況と品質確認
    の外側からの目視を可能にすることを特徴とする新・増
    設壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法。
  2. 【請求項2】 鉄筋コンクリート建造物の耐震補強工事
    で鉄骨ブレースと躯体梁柱との接合部の骨体側にアンカ
    ー筋を埋設して無収縮モルタルにて接合して型枠を組み
    立て、かつ該型枠内に圧入方法によりグラウト材を注入
    してなる鋼製型枠組立工法であって、前記組立工法にお
    いて新設壁補強工事の際に型枠上部を透明状態にして、
    無収縮モルタルの注入状況と品質確認の外側からの目視
    を可能にすることを特徴とする新・増設壁補強用型枠に
    透明板を用いた鋼製型枠組立工法。
  3. 【請求項3】 前各項の鋼製型枠組立工法において、型
    枠内に無収縮モルタルの充填状況を確認しかつ透明板の
    型枠材を撤去しない請求項1及び2記載の新・増設壁補
    強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法。
  4. 【請求項4】 請求項1及び2記載の鋼製型枠組立工法
    において、型枠内に注入した無収縮モルタルの乾燥時に
    生ずる割裂等の破損状態を未然に防止する請求項1及び
    2記載の新・増設壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型
    枠組立工法。
  5. 【請求項5】 請求項1及び2記載の鋼製型枠組立工法
    において、型枠材を撤去しないことによる廃材の発生を
    無くして工事現場の環境状況を良好にする請求項1及び
    2記載の新・増設壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型
    枠組立工法。
  6. 【請求項6】 請求項1及び2記載の鋼製型枠組立工法
    において、透明板の素材に硬質性の合成樹脂材を用いか
    つ一体成形してなる請求項1及び2記載の新・増設壁補
    強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工法。
  7. 【請求項7】 請求項1及び2記載の鋼製型枠組工法に
    おいて、アンカーの打設→鉄筋等の配筋→スパイラル筋
    の設置→型枠製作の組立→コンクリートの注入→型枠の
    脱型→モルタル注入用型枠の取付→モルタルの注入→モ
    ルタル部の型枠脱型→組立作業の完了の手順により、新
    ・増壁又は増設壁の組立作業を行なうことを特徴とする
    新・増壁補強用型枠に透明板を用いた鋼製型枠組立工
    法。
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JP2007263924A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Railway Technical Res Inst 既設構造物の鉄筋の強度特性推定方法
CN104265008A (zh) * 2014-09-25 2015-01-07 常熟建工建设集团有限公司苏州分公司 新型可增加空间的房屋
CN105275220A (zh) * 2015-05-14 2016-01-27 华北水利水电大学 一种现有建筑的抗震加固及缓冲结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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