JP2016108828A - 法面保護工用プレート - Google Patents

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Abstract

【課題】受圧板と併用する場合に設置面の不陸処理(平滑化処理)が不要であり、法枠と併用する場合にロックボルトを先行して施工することを可能ならしめる法面保護工用プレートの提供。【解決手段】本発明の法面保護工用プレート(10、20、30)は、平板状の基部(1、2、3)と、基部の垂直方向に延在する複数の支持部材(4、5、6)を有し、前記支持部材(4、5、6)は(受圧板或いは法枠の芯材となる)線状部材(鉄筋11或いはワイヤ12)の保持部(4C、5C、6A)を備えている。【選択図】図1

Description

本発明はロックボルトによる補強土工に関する。より詳細には、本発明は、ロックボルトを受圧板あるいは法枠と組み合わせて施工するための技術に関する。
従来のロックボルトによる補強土工は、図22で示すように、地山内に複数の補強材であるロックボルト101を配置し、地山法面Nにおいて、ロックボルト101を頭部定着材であるナット102及びプレート103を螺合し、さらに、ロックボルト101を固化材C(定着材)により地山に定着することにより、地山の安定化を図っている。
ロックボルトによる補強土工の一般的な施工手順としては、先ず施工地盤Gを削孔してボーリング孔Hを形成する。そして、ボーリング孔H内にロックボルト101を挿入し、固化材Cを注入する。ここで、固化材Cとしては、セメントミルク、モルタル等が使用される。
そして、地山法面Nにプレート103を配置し、プレート3に形成された貫通孔(図22では図示せず)にロックボルト101を貫通させ、ロックボルト101の地上側端部をナット102で締め付ける。
ここで、ロックボルトを用いた補強土工を実施するに際して、ロックボルトを施工すると共に、受圧板或いは法枠を補強するべき法面に造成する場合が存在する。
ロックボルトと受圧板を施工する場合には、工場等で予め製造された受圧板をロックボルトの頭部に設置し、ナットをロックボルト頭部に螺合すると共に受圧板の座金を押圧させることにより、行われていた。
しかし、工場等で予め製造された受圧板(例えば、鋼製或いはプラスチック製)を設置する法面には凹凸が存在するので、受圧板を設置する以前に当該法面に平滑化処理(不陸処理)を行わなければならないという問題が存在する。
また、例えば法枠とロックボルトを併用する場合には、施工中の安全を考慮すると、地山補強工であるロックボルトを早期に施工することが望ましい。
しかし従来技術では、ロックボルトを施工した後に法枠を施工することは大変に困難である。そのため、ロックボルトの施工を先行した方が安全上好ましいにも拘らず、先ず法枠を施工し、その際に法枠の交点にロックボルト施工用の箱抜き処理を施し、その後にロックボルトの施工を行なっていた。
その他の従来技術として、例えば、ロックボルト埋設用の孔にS字状の管状部材を具備するロックボルトを挿入し、管状部材に充填材を圧入して膨張することにより、長期に亘って斜面を安定化する技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る従来技術(特許文献1)は、上述した問題、すなわち
(1) 工場製品である受圧板と併用する場合には、設置面の不陸処理(平滑化処理)が必要である、
(2) 法枠と併用する場合に、ロックボルトを先行して施工することが出来ない、
という問題を解決することは企図してはいない。
特開平8−27804号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、受圧板と併用する場合に設置面の不陸処理(平滑化処理)が不要であり、法枠と併用する場合にロックボルトを先行して施工することを可能ならしめる法面保護工用プレートの提供を目的としている。
本発明の法面保護工用プレート(10、20、30)は、平板状の基部(1、2、3)と、基部の垂直方向(法面Nの法線方向)に延在する複数の支持部材(4、5、6)を有し、
前記支持部材(4、5、6)は(受圧板或いは法枠の芯材となる)線状部材(鉄筋11或いはワイヤ12)の保持部(4C、5C、6A)を備えていることを特徴としている。
本発明において、
線状部材は鉄筋(11)であり、
前記支持部材(4、5)は、基部(1、2)の垂直方向(法線方向)に延在する垂直部(4A、5A)と、当該2本の垂直部(4A、5A)を連結して水平方向に延在する水平部(4B、5B)を有しており、
水平部(4B、5B)には鉄筋(11)を保持(載置)する凹部(4C、5C)が形成されているのが好ましい。
或いは本発明において、
線状部材はワイヤ(12:例えば鋼撚り線)であり、
前記支持部材(6)は、水平方向に延在し且つワイヤ断面と相補的な形状の中空部を有する保持部(6A)を有しており、
当該保持部(6A)は開閉可能に構成されているのが好ましい。
本発明は受圧板(40)或いは法枠(50、60、70)と併用されるのが好ましい。
そして本発明の施工に際して、前記線状部材(11、12)は受圧板(40)或いは法枠(50、60、70)の芯材として機能するのが好ましい。
さらに本発明の施工に際して、線状部材(鉄筋11或いはワイヤ12)を保持部(4C、5C、6A)に設置すると共に、線状部材(鉄筋11或いはワイヤ12))の法面側に金網(13)を設置するのが好ましい。
上述の構成を具備する本発明の法面保護工用プレート(10、20、30)によれば、(受圧板40或いは法枠50、60、70の芯材となる)線状部材(鉄筋11或いはワイヤ12)の保持部(4C、5C、6A)を備えているので、施工現場において、本発明のプレート(10、20、30)の保持部(4C、5C、6A)に線状部材(鉄筋11或いはワイヤ12)を保持した状態で、固化材(C)を付着させて受圧板(40)或いは法枠(50、60、70)を形成することが出来る。
その場合、線状部材(鉄筋11或いはワイヤ12)は、固化材(C)で形成された受圧板(40)或いは法枠(50、60、70)の芯材として作用するので、現場で製造される受圧板(40)或いは法枠(50、60、70)に必要な強度を与えることが出来る。
ここで、本発明を受圧板(40)と併用した場合に、本発明が施工される法面(N:法枠設置面)に凹凸が存在したとしても、固化材(C)は当該凹凸に対応して付着されるので、受圧板(40)の設置面の不陸処理(平滑化処理)は不要となる。
そのため、従来技術に比較して、不陸処理(平滑化処理)が不要となる分だけ、労力及びコストを節減することが出来る。
また本発明を法枠(50、60、70)と併用した場合に、ロックボルト(14)に固定される本発明のプレート(10、20、30)の保持部(4C、5C、6A)に線状部材(鉄筋11或いはワイヤ12)を保持した後に、固化材(C)を付着させて法枠(50、60、70)を形成することが出来る。そのため、ロックボルト(14)を法枠設置に先行して施工することが出来る。
補強土工であるロックボルト(14)の施工を先行することが出来るので、本発明を用いれば、法枠(50、60、70)を施工する際に法面(N)の崩落等が発生することが防止される。そのため、ロックボルト(14)と法枠(50、60、70)を併用して施工する際の安全性が向上する。
本発明の第1実施形態に係る法面保護工用プレートの斜視図である。 本発明の第1実施形態を施工した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態を施工した状態を示す正面図である。 本発明の第1実施形態を施工した状態を示す平面図である。 第1実施形態の変形例を示す平面図である。 第1実施形態に固化材を付着させて法枠を形成した状態を示す平面図である。 第1実施形態で金網を配置した状態を示す斜視図である。 第1実施形態で金網を配置した状態を示す正面図である。 第1実施形態で金網を配置した状態を示す平面図である。 第1実施形態で金網を配置して、固化材を付着させて法枠を形成した状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態を施工した状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態を施工した状態を示す正面図である。 本発明の第2実施形態を施工した状態を示す平面図である。 第2実施形態に係る法面保護工用プレートを複数配置した状態を示す平面図である。 第2実施形態に係る法面保護工用プレートを複数配置し、固化材を付着させて法枠を形成した状態を、固化材を付着させた領域を透過して示す平面図である。 本発明の第3実施形態を施工した状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態を施工した状態を示す正面図である。 本発明の第3実施形態を施工した状態を示す平面図である。 第3実施形態に係る法面保護工用プレートを複数配置した状態を示す平面図である。 第3実施形態に係る法面保護工用プレートを複数配置し、固化材を付着させて法枠を形成した状態を、固化材を付着させた領域を透過して示す平面図である。 図20のU−U線断面図であって、固化材を付着させた領域を一部透過して示す平面図である。 ロックボルトを示す説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
最初に、図1〜図10を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
第1実施形態では、鉄筋(異形鋼棒も含む)が延在する一つの方向(図4において縦方向、横方向の何れか一方向)について、鉄筋が2本配置されている。
まず、第1実施形態に係る法面保護工用プレート10を、図1を参照して説明する。図1において、全体を符号10で示す法面保護工用プレートは、平板状の基部1と、基部1に取り付けられおり且つ垂直方向に延在する複数(図1の場合は4個)の支持部材4を有している。
図1において、基部1の中心部にはロックボルト14が貫通しており、ロックボルト14にはナット15が螺合しており、ナット15を締め付けることにより、法面保護工用プレート10は地山法面Nに固定される。
基部1の上面において、4隅部に2箇所ずつ(合計8箇所に)、支持部材固定材1Aが溶接されており、支持部材固定材1Aはその中心部に嵌入孔(符号なし)が形成されている。
前記4個の支持部材4(後述するように符号「4」で示すものと、符号「4」で示すものがある)の各々は、それぞれ基部1の垂直方向(法面Nの法線方向)に延在する2本の垂直部4Aと、当該2本の垂直部4Aを連結して水平方向に延在する水平部4Bを有している。ここで、垂直部4Aの下端が支持部材固定材1Aの嵌入孔(符号なし)に締り嵌めされることにより、支持部材4は基部1に固定されている。
それぞれの支持部材4の水平部4Bには、法枠50(図6、図10参照)の芯材となる鉄筋11(図2参照)を保持(載置)するための凹部4C(保持部)が2個形成されている。
図1において、支持部材4は合計4個設けられているが、法面保護工用プレート10における縦方向(矢印Y方向)に延在する2個の支持部材4と、法面保護工用プレート10における横方向(矢印X方向)に延在する2個の支持部材4とは、基部1からの凹部4Cまでの垂直方向高さ、すなわち鉄筋11が保持(載置)させる高さ(垂直方向位置)が異なっている。
具体的には、支持部材4における凹部4Cの垂直方向位置に比較して、支持部材4における凹部4Cの垂直方向位置の方が、高い位置(法面Nから離隔する位置)となるように設定されている。
支持部材4における凹部4Cの垂直方向位置と、支持部材4における凹部4Cの垂直方向位置を異なって構成することにより、図2〜図4で示すように、縦方向(矢印Y方向)に延在する鉄筋11と横方向(矢印X方向)に延在する鉄筋11が、法面保護工用プレート10上で、相互に干渉することなく、交差して(クロスさせて)配置(支持)することが出来る。
なお、法面保護工用プレート10を構成する基部1及び支持部材4は、鉄や樹脂等、耐腐蝕性を有し且つ鉄筋11の重量に耐えられる強度(座屈強度を含む)、剛性を有している材料により製造される。
換言すれば、耐腐蝕性を有し且つ鉄筋11の重量に耐えられる強度(座屈強度を含む)、剛性を有している材料であれば、基部1及び支持部材4の材質については特に限定しない。
図1で示す法面保護工用プレート10を用いて、ロックボルト施工後に行なわれる法枠50の施工について、図2〜図10を参照して説明する。
最初に、法面保護工用プレート10に鉄筋11を保持(載置)した状態について、図2〜図4を参照して説明する。
上述した様に、法面保護工用プレート10の支持部材4に設けられた凹部4Cには、法面保護工用プレート10を含む平面(法面N)と略々平行に延在する4本の鉄筋11(11、11が各2本)が保持(載置)されている(図2参照)。ここで、鉄筋11は法枠50(図6、図10参照)の芯材として作用する。
図2において、横方向(X方向)に延在する2本の鉄筋11は支持部材4における凹部4Cに保持(載置)され、縦方向(Y方向)に延在する2本の鉄筋11は支持部材4における凹部4Cに保持(載置)されている。そして、鉄筋11及び11は、法面保護工用プレート10上で交差して(クロスして)延在した状態で、支持部材4に支持されている。
図3で示すように、水平部4Bの所定位置(鉄筋11を支持するべき位置)に形成された凹部4Cは、略々円形の断面を有する鉄筋11が嵌入され、保持されるように半円形の輪郭を形成している。ここで、後工程で固化材Cを付着させて法枠50を形成するので、鉄筋11は支持部材4の凹部4C上に載置していれば充分であり、凹部4Cにおいて強固に固定される必要はない。
図3に示すように、鉄筋11と鉄筋11の垂直方向距離は小さく、両者が接触しつつ、立体的に交差している(立体的にクロスしている)。
そして図4に示すように、合計4本の鉄筋11、11は、法面保護工用プレート10(或いは基部1)の略々中心に位置しているロックボルト14を包囲し、前記4本の鉄筋11及び11のほぼ中心にロックボルト14が位置するように、鉄筋11、11が配置されている。
図4では、鉄筋11(11X、11)は法面保護工用プレート10における横方向(X方向)及び縦方向(Y方向)と平行に延在しているが、図5に示すように、鉄筋11を法面保護工用プレート10における横方向(X方向)及び縦方向(Y方向)に対して傾斜(例えば、矢印X方向に対して傾斜角度θだけ傾斜)して延在させることが可能である。
図4の態様にするか図5の態様にするかについては、例えば、施工法面の性状その他の施工条件により適宜選択することが出来る。
法面保護工用プレート10に鉄筋11を載置した状態(図2〜図5)で、固化材Cを付着或いは塗布することにより、図6で示すように、法枠50が形成される。
上述した様に、法枠50の縦方向及び横方向に延在する部分には、法面保護工用プレート10に載置された鉄筋11が芯材として埋設されており、法面保護工用の法枠50に対して必要な強度が確保される。
図1、図2〜図6で示す第1実施形態によれば、施工現場において、法面保護工用プレート10に鉄筋11を載置した状態(図2〜図4)で、固化材Cを付着等することにより、法枠50を形成する。ここで、法枠50には芯材として鉄筋11が埋設しているので、必要な強度を有している。
また、施工される法面(法枠設置面)に凹凸が存在したとしても、固化材Cは当該凹凸に対応して付着されるので、法枠50の設置面の不陸処理(平滑化処理)が不要となり、労力及びコストを節減することが出来る。
さらに第1実施形態によれば、法枠施工の際にロックボルト14に固定される法面保護工用プレート10に鉄筋11を載置した後に、固化材Cを付着させて法枠50を形成しているので、ロックボルト14を法枠50設置に先行して施工することが出来る。
補強土工であるロックボルトの施工を先行することが出来るので、法枠50を施工する際に法面の崩落等が発生することが防止される。そのため、ロックボルトと法枠を併用して施工する際の安全性が向上する。
第1実施形態において、鉄筋11に加えて金網13(例えば溶接金網)を配置することが出来る。法面保護工用プレート10が、鉄筋11に加えて金網13を保持(載置)した状態について、図7〜図9を参照して説明する。
図7〜図9において、法面保護工用プレート10の支持部材4に設けられた凹部4Cに、法枠50の芯材となる4本の鉄筋11が保持(載置)されているのは、図2〜図4の場合(金網13を設けない場合)と同様である。
図7〜図9において、金網13は、法面保護工用プレート10と鉄筋11と間の空間であって、法面保護工用プレート10を含む平面(法面N)と略々平行な平面上に延在し、法面保護工用プレート10の外側の領域を広く覆うように延在している。図8で示すように、金網13は、支持部材4の垂直部4Aに設けられた突起部4Dにより保持(載置)されている。
図8において、金網13の法面保護工用プレート10(基部1)からの(法面Nからの)垂直方向距離は、支持部材4の凹部4C(保持部)の高さ(法面Nからの垂直方向距離)の1/2程度が好ましい。すなわち、金網13は、鉄筋11の(法面Nからの)高さの中間の高さ位置で突起部4Dに保持されるのが好ましい。
さらに、固化材Cを付着させた状態(図10参照)において、金網13は、固化材付着厚さ(法面Nから法枠50の頂部までの厚さ:法枠50の厚さ)の1/4程度だけ法面Nから離隔して設置されているのが好ましい。ここで、図10で示す状態では、鉄筋11は、固化材付着厚さ(法枠50の厚さ)の約1/2の垂直方向距離だけ法面N(地表面)から離隔して設置されている。
なお、後工程で固化材Cを付着させて法枠50を形成するため、金網13は、(鉄筋11と同様に、)支持部材4の突起部4D上に載置すれば充分であり、突起部4D上に強固に固定される必要はない。
図9に示すように、合計4本の鉄筋11(11X、11が各2本)及び金網13は、法面保護工用プレート10(の基部1)の略々中心部のロックボルト14を包囲し、且つ前記4本の鉄筋11のほぼ中心にロックボルト14が位置するように、配置されている。
図10は、法面保護工用プレート10に鉄筋11及び金網13(図示せず)を載置した状態(図7〜図9)で、固化材Cを付着させて法枠50を形成した状態を示している。
図6(金網を設置していない場合)では、法枠50以外の領域には固化材Cを付着させていないが、図10では、法枠50以外の領域Rにも固化材Cが付着されている。金網13が芯材として機能するので固化材Cが剥離せず、法面N(図8〜図9参照)から固化材Cが剥落しないからである。
図1〜図6の実施形態と同様に、法枠50の縦方向及び横方向に延在する部分には、(法面保護工用プレート10に載置された)鉄筋11が芯材として埋め込まれており、法枠以外の領域Rには(法面保護工用プレート10に載置された)金網が芯材として埋め込まれている。そのため、図10のように鉄筋11に加えて金網13を法面保護工用プレート10に載置した法枠50は、法面保護工用の法枠50として必要な強度が確保される。
なお、図7〜図10に示す金網13を設置する場合においても、図5で示すように、鉄筋11及び金網13を法面保護工用プレート10における横方向(X方向)及び縦方向(Y方向)に対して傾斜して延在させることが可能である。
次に、図11〜図15を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図1、図2〜図10に示す第1実施形態では、図1、図2における横方向(X方向)、縦方向(Y方向)の何れか一方向について、鉄筋11が2本配置されている。
それに対して図11〜図15の第2実施形態では、図11、図13における縦方向(Y方向)、横方向(X方向)の何れか一方向について、鉄筋が1本だけ配置されている。なお、図11〜図13、図15では、鉄筋は符号「11」、「11」で示されているが、図11〜図15の第2実施形態において鉄筋を包括的に表現するため、「鉄筋11」と明細書で記載する場合がある。
図11において、全体を符号20で示す法面保護工用プレートには鉄筋11が保持(載置)されている。ここで、図11に示す状態で地山補強工であるロックボルト14の施工は完了している。
そして図11において、法面保護工用プレート20の支持部材5に設けられた凹部5C(保持部)には、2本の鉄筋11(11、11が各1本)が、保持(載置)されている。
図1から図10の実施形態と同様に、鉄筋11は法面Nと略々平行に延在しており(法面保護工用プレート20と略々平行に延在しており)、固化材が付着された後(図15参照)、鉄筋11は法枠60の芯材として機能する。
図11において、横方向(X方向)に延在する1本の鉄筋11は支持部材5における凹部5Cに保持(載置)され、縦方向(Y方向)に延在する1本の鉄筋11は支持部材5における凹部5Cに保持(載置)されている。
ここで、支持部材5における凹部5Cの垂直方向位置に比較して、支持部材5の凹部5Cの垂直方向の方が高く設定されており、鉄筋11は鉄筋11の上方に位置している。そのため、図12で示すように、鉄筋11と鉄筋11は、法面保護工用プレート20上で立体的に交差して(クロスして)延在する。
第2実施形態の法面保護工用プレート20については、第1実施形態の法面保護工用プレート10に対して、鉄筋11の数、支持部材5に設けた凹部5Cの数と位置が異なるのみで、その他については概略同様である。
図12で示すように、鉄筋11及び11間の垂直方向距離は小さく、相互に接するように立体的に交差(クロス)している。
図11〜図15の第2実施形態では、縦方向(Y方向)、横方向(X方向)の何れか一方向について鉄筋が1本配置されている。そして図13に示すように、鉄筋11、11は、それぞれがロックボルト14と殆ど接触する様に配置されている。
なお、第2実施形態においても、金網13(例えば溶接金網)を付加することが可能である。
また、第2実施形態においても、第1実施形態の図5で示すように、鉄筋11を法面保護工用プレート10における横方向(X方向)及び縦方向(Y方向)に対して傾斜して延在させることが可能である。
図14において、法面N上に図11〜図13の法面保護工用プレート20が複数個設置されており(図14では4個)、隣接する法面保護工用プレート20が鉄筋11で接続されている。
図15では、図14に示す状態において固化材Cを付着させて形成された法枠60が示されている。
図15で示す法枠60においても、隣接する法面保護工用プレート20同志を接続する部分(縦方向及び横方向に延在する部分)には、鉄筋11が芯材として埋め込まれている。そのため、法面保護工用の法枠60として必要な強度が確保される。
図11〜図15の第2実施形態においても、複数設置した法面保護工用プレート20間に鉄筋11を配置した状態で固化材Cを付着させて法枠60を形成しているので、法枠60は必要な強度を有する。そして、法枠60を配置することにより、法面Nにおける広い範囲に亘って、崩落等を防止することが出来る。
図11〜図15の第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1、図2〜図10の第1実施形態と同様である。
次に図16〜図21を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
図1〜図15の実施形態(第1実施形態及び第2実施形態)では、法面保護工用プレート10、20に鉄筋11が載置されている。
それに対して図16〜図21の第3実施形態では、法面保護工用プレート30にワイヤ12(例えば、鋼撚り線)が配置されている。
なお、図16〜図21ではワイヤは符号「12」と「12」で示されているが、ワイヤを包括的に表現するため、明細書においては「ワイヤ12」と表示する場合がある。
図16において、全体を符号30で示す法面保護工用プレートは、平板状の基部3と、当該基部3に固定される複数(図16の場合は2個)の支持部材6を有している。
基部3の中心部にはロックボルト14が貫通しており、ロックボルト14の地上側端部にはナット15が螺合している。ナット15を締め付けることにより、法面保護工用プレート30は地山法面Nに固定される。
ここで、図16に示す時点で地山補強工であるロックボルト14の施工は完了している。
支持部材6は、ワイヤ保持部6A、ヒンジ部6B、支持部6C、取付けボルト6Dを有している。
ワイヤ保持部6Aはヒンジ部6Bにより開閉自在に構成されており、法面保護工用プレート30にワイヤ12を保持(支持)する際には、開放した状態のワイヤ保持部6Aにワイヤ12を載置した状態でワイヤ保持部6Aを閉じて開閉端部(符号なし)を取付けボルト6Dにより締結する。
支持部材6の支持部6Cは溶接等により、法面保護工用プレート30(基部3)に固定される。
図16において、法面保護工用プレート30における縦方向(Y方向)に延在する支持部材6の垂直方向位置(基部3からの垂直方向距離)と、横方向(X方向)に延在する支持部材6の垂直方向位置(基部3からの垂直方向距離)は異なっている。
支持部材6におけるワイヤ保持部6Aに対して、支持部材6の当該ワイヤ保持部6Aの方が上方に位置している。その結果、図17で示すように、縦方向のワイヤ12と横方向のワイヤ12は、法面保護工用プレート30上で立体的に交差(クロス)して延在する様に支持されている。
なお、図17に示すように、ワイヤ12と12の垂直方向距離は小さい。そして、図18に示すように、ワイヤ12及び12は、ロックボルト14の近傍位置を延在するように配置されている。
第3実施形態では、第2実施形態と同様に、一つの方向(図18におけるX方向、Y方向の何れか一方向)について、ワイヤ12が1本配置されている。しかし、図1〜図10の第1実施形態と同様に、ワイヤ12を一方向について2本設けても良い。
また第3実施形態において、図7〜図10の実施形態と同様に、金網13を設けることも可能である。
さらに、第3実施形態のワイヤ12は法面保護工用プレート30における横方向(X方向)及び縦方向(Y方向)に対して平行に延在されているが、図5で示すように、ワイヤ12を法面保護工用プレート30における横方向(X方向)及び縦方向(Y方向)に対して傾斜して延在させることが可能である。
図19は、法面N上に図16〜図18で示す法面保護工用プレート30を複数個設置し(図19では4個のみ図示される)、隣接する法面保護工用プレート30をワイヤ12で連結している状態を示している。
図19に示す状態(各法面保護工用プレート30間にワイヤ12を配置した状態)で、図20で示すように、固化材Cを付着させて法枠70を形成する。
図20で示す法枠70において、縦方向及び横方向に延在し、相互に隣接する法面保護工用プレート30同志を接続する部分には、ワイヤ12が芯材として埋め込まれている。そのため、法面保護工用の法枠70として必要な強度が確保される。
図21で示す図20のU−U線断面から明らかな様に、固化材Cは地山法面Nの凹凸に対応して塗布されており、固化材Cと地山法面Nは滑らかに整合している。そのため、施工される法面(法枠設置面)に凹凸が存在したとしても、固化材Cは当該凹凸に対応して付着されるので、法面Nの設置面の不陸処理(平滑化処理)が不要となり、労力及びコストを節減することが出来る。
図21では明示されていないが、ワイヤ12の法面Nからの距離は、固化材付着厚さ、すなわち法枠の厚さのおよそ1/2である。換言すれば、固化材付着厚さ、すなわち法枠の厚さのおよそ1/2だけワイヤ12は地表面(法面N)から離隔して設置されている。
第3実施形態においても、複数設置した法面保護工用プレート30間にワイヤ12を配置した状態で固化材Cを付着させて法枠70を形成することにより、広い範囲で、法面の崩落等を防止することが出来る。そして、ワイヤ12が芯材として作用するので、法枠70の必要な強度が確保される。
また、第3実施形態では、鉄筋11に比較して柔軟性に富むワイヤ12を法枠70の心材として配置するので、図20のように複数設置した法面保護工用プレート30間にワイヤ12を配置して(固化材Cを付着させて)法枠70を形成する場合に、法枠70の配置上の自由度が高まる。
さらに、固化材Cを付着するのに先行して、支持部材6のワイヤ保持部6Aにワイヤ12を載置しつつ、確実にワイヤ12を固定して、ロックボルト工を施工することが出来る。
図16〜図21の第3実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1〜図15で示す実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
例えば、図示の実施形態では、一方向について2本の鉄筋を設けている場合には、当該2本の鉄筋は図面の同一平面上に配置されているが、2つの平面上にそれぞれ鉄筋を配置することも可能である。ワイヤについても同様である。
また、図示の実施形態では、ロックボルトと法枠を併用して施工する場合を説明するが、受圧板についても、法枠と同様に、鉄筋又はワイヤを芯材にして現場で造成することが可能である。
さらに、図示の実施形態では法面保護工用プレートの基部の平面形状が正方形であるが、円形、長方形その他の平面形状を採用することも可能である。
1、2、3・・・基部
1A・・・支持部材固定材
4、5、6・・・支持部材
4A、5A・・・垂直部
4B、5B・・・水平部
4C、5C・・・保持部(凹部)
4D・・・突起部
6A・・・ワイヤ保持部
6B・・・ヒンジ部
6C・・・支持部
6D・・・取付けボルト
10、20、30・・・法面保護工用プレート
11・・・鉄筋
12・・・ワイヤ
13・・・金網(溶接金網)
14・・・ロックボルト
15・・・ナット
40・・・受圧板
50、60、70・・・法枠

Claims (4)

  1. 平板状の基部と、基部の垂直方向に延在する複数の支持部材を有し、
    前記支持部材は線状部材の保持部を備えていることを特徴とする法面保護工用プレート。
  2. 線状部材は鉄筋であり、
    前記支持部材は、基部の垂直方向に延在する垂直部と、当該2本の垂直部を連結して水平方向に延在する水平部を有しており、
    水平部には鉄筋を保持する凹部が形成されている請求項1の法面保護工用プレート。
  3. 線状部材はワイヤであり、
    前記支持部材は、水平方向に延在し且つワイヤ断面と相補的な形状の中空部を有する保持部を有しており、
    当該保持部は開閉可能に構成されている請求項1の法面保護工用プレート。
  4. 法枠或いは受圧板と併用される請求項1〜3の何れか1項の法面保護工用プレート。
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