JPH11303025A - 落石抑止抑制工法 - Google Patents
落石抑止抑制工法Info
- Publication number
- JPH11303025A JPH11303025A JP12826198A JP12826198A JPH11303025A JP H11303025 A JPH11303025 A JP H11303025A JP 12826198 A JP12826198 A JP 12826198A JP 12826198 A JP12826198 A JP 12826198A JP H11303025 A JPH11303025 A JP H11303025A
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- Japan
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- rock
- hydraulic damper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一つの対処手段で落石の抑制と抑止の両方の
機能を満足することができない。 【解決手段】崩壊あるいは転落しそうな岩盤や岩塊1の
ある地山斜面2上に、縦横に張設して交差部を締結固定
した押さえワイヤー3,3’を掛け渡し、この押さえワ
イヤー3,3’の所要位置に、基端部を地山斜面に固定
した牽引ワイヤー7を連結し、この牽引ワイヤー7にシ
リンダ22の内部に挿嵌したピストン23の前後のシリ
ンダ室に油24を充填し、そのピストンロッド25をス
ライド自在に挿通した軸受26にこれとピストンロッド
25を貫通してシヤーピン27を差し込んだ油圧ダンパ
ー6を連結し、この油圧ダンパー付き牽引ワイヤー7に
より押さえワイヤー3,3’を地山斜面2側に引き寄せ
て緊張し、これによって岩盤や岩塊1を圧締して強力に
拘束固定する。
機能を満足することができない。 【解決手段】崩壊あるいは転落しそうな岩盤や岩塊1の
ある地山斜面2上に、縦横に張設して交差部を締結固定
した押さえワイヤー3,3’を掛け渡し、この押さえワ
イヤー3,3’の所要位置に、基端部を地山斜面に固定
した牽引ワイヤー7を連結し、この牽引ワイヤー7にシ
リンダ22の内部に挿嵌したピストン23の前後のシリ
ンダ室に油24を充填し、そのピストンロッド25をス
ライド自在に挿通した軸受26にこれとピストンロッド
25を貫通してシヤーピン27を差し込んだ油圧ダンパ
ー6を連結し、この油圧ダンパー付き牽引ワイヤー7に
より押さえワイヤー3,3’を地山斜面2側に引き寄せ
て緊張し、これによって岩盤や岩塊1を圧締して強力に
拘束固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路や鉄道の自
然又は造成斜面において、崩壊あるいは転落しそうな岩
塊や転石等を抑止及び抑制するための工法に関するもの
である。
然又は造成斜面において、崩壊あるいは転落しそうな岩
塊や転石等を抑止及び抑制するための工法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、基盤から分離した岩盤や転石にワ
イヤーロ−プを格子状に巻付けたり、ロープネットで包
囲するロープ掛け工やロ−プネット工、あるいは崩壊の
危険がある岩塊や岩盤が位置する斜面の下方に高張力落
石防護柵を設置して落石を防止するRSS工法なども知
られている。
イヤーロ−プを格子状に巻付けたり、ロープネットで包
囲するロープ掛け工やロ−プネット工、あるいは崩壊の
危険がある岩塊や岩盤が位置する斜面の下方に高張力落
石防護柵を設置して落石を防止するRSS工法なども知
られている。
【0003】また従来、安定している転石などを人力や
火薬で小割りして除去する破砕工、あるいは基盤から分
離した落ちそうな岩塊や転石に接着力のある注入材を注
入して密着固定する岩盤密着工や、崩壊の危険がある岩
塊や岩盤の前面に、コンクリート張りや受圧板を取り付
けてアンカーやロックボルトで安定した岩盤に密着固定
するアンカー工やロックボルト工も知られている。
火薬で小割りして除去する破砕工、あるいは基盤から分
離した落ちそうな岩塊や転石に接着力のある注入材を注
入して密着固定する岩盤密着工や、崩壊の危険がある岩
塊や岩盤の前面に、コンクリート張りや受圧板を取り付
けてアンカーやロックボルトで安定した岩盤に密着固定
するアンカー工やロックボルト工も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のロープ掛け工、
ロ−プネット工では岩塊に単にロープを掛けるだけなの
で、崩落した岩塊の斜面下方への転落を抑制できるが、
崩落しそうな岩塊を拘束固定してその崩落を未然に抑止
することはできない(崩壊した岩盤をロープの中に包ん
で保持するだけ)という課題があり、高張力落石防護柵
による場合も同様である。
ロ−プネット工では岩塊に単にロープを掛けるだけなの
で、崩落した岩塊の斜面下方への転落を抑制できるが、
崩落しそうな岩塊を拘束固定してその崩落を未然に抑止
することはできない(崩壊した岩盤をロープの中に包ん
で保持するだけ)という課題があり、高張力落石防護柵
による場合も同様である。
【0005】一方、岩盤密着工やアンカー工やロックボ
ルト工などでは岩塊や岩盤を斜面上に拘束固定してその
崩落を抑止ことができるが、万一岩塊や岩盤が崩壊した
場合にそれらの斜面下方への転落を防止することができ
ないと言う課題がある。
ルト工などでは岩塊や岩盤を斜面上に拘束固定してその
崩落を抑止ことができるが、万一岩塊や岩盤が崩壊した
場合にそれらの斜面下方への転落を防止することができ
ないと言う課題がある。
【0006】従って、上記いずれの落石防止工法も一つ
の対処手段で落石の抑制と抑止の両方の機能を満足する
ことができないものであった。
の対処手段で落石の抑制と抑止の両方の機能を満足する
ことができないものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】崩壊あるいは転落しそう
な岩盤や岩塊のある地山斜面上に、縦横に張設して交差
部を締結固定した押さえワイヤーを掛け渡し、この押さ
えワイヤーの所要位置に、基端部を地山斜面に固定した
牽引ワイヤーを連結し、この牽引ワイヤーにシリンダの
内部に挿嵌したピストンの前後のシリンダ室に油を充填
し、そのピストンロッドをスライド自在に挿通した軸受
にこれとピストンロッドを貫通してシヤーピンを差し込
んだ油圧ダンパーを連結し、この油圧ダンパー付き牽引
ワイヤーにより押さえワイヤーを地山斜面側に引き寄せ
て緊張し、これによって岩盤や岩塊を圧締して強力に拘
束固定することができ、落石の抑制と抑止の両方の機能
を満足させることができる。
な岩盤や岩塊のある地山斜面上に、縦横に張設して交差
部を締結固定した押さえワイヤーを掛け渡し、この押さ
えワイヤーの所要位置に、基端部を地山斜面に固定した
牽引ワイヤーを連結し、この牽引ワイヤーにシリンダの
内部に挿嵌したピストンの前後のシリンダ室に油を充填
し、そのピストンロッドをスライド自在に挿通した軸受
にこれとピストンロッドを貫通してシヤーピンを差し込
んだ油圧ダンパーを連結し、この油圧ダンパー付き牽引
ワイヤーにより押さえワイヤーを地山斜面側に引き寄せ
て緊張し、これによって岩盤や岩塊を圧締して強力に拘
束固定することができ、落石の抑制と抑止の両方の機能
を満足させることができる。
【0008】また、牽引ワイヤーには油圧ダンパーが連
結され、通常の状態においてはそのピストンロッドがシ
ヤーピンで動かないように固定されているが、強い地震
時等において岩盤や岩塊が動いて押さえワイヤーを介し
て牽引ワイヤーに異常に大きい引張力が作用した場合
に、シヤーピンが切断されてピストンロッドがフリーと
なり、ピストンの油圧緩衝効果により岩塊の動きを緩衝
して落石を抑制することが可能となる。
結され、通常の状態においてはそのピストンロッドがシ
ヤーピンで動かないように固定されているが、強い地震
時等において岩盤や岩塊が動いて押さえワイヤーを介し
て牽引ワイヤーに異常に大きい引張力が作用した場合
に、シヤーピンが切断されてピストンロッドがフリーと
なり、ピストンの油圧緩衝効果により岩塊の動きを緩衝
して落石を抑制することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示すように、崩壊あるいは
転落しそうな岩盤や岩塊1のある地山斜面2上に、縦横
に張設した押さえワイヤー3,3’を掛け渡し、この押
さえワイヤー3,3’の所要位置に、基端部を地山斜面
2に明けたアンカー孔4に挿入してセメントミルク等の
固結材5で固定した油圧ダンパー6付き牽引ワイヤー7
を連結し、この牽引ワイヤー7により押さえワイヤー
3,3’を地山斜面側に引き寄せて緊張し、これによっ
て岩盤や岩塊1を圧締して強力に拘束固定する。
転落しそうな岩盤や岩塊1のある地山斜面2上に、縦横
に張設した押さえワイヤー3,3’を掛け渡し、この押
さえワイヤー3,3’の所要位置に、基端部を地山斜面
2に明けたアンカー孔4に挿入してセメントミルク等の
固結材5で固定した油圧ダンパー6付き牽引ワイヤー7
を連結し、この牽引ワイヤー7により押さえワイヤー
3,3’を地山斜面側に引き寄せて緊張し、これによっ
て岩盤や岩塊1を圧締して強力に拘束固定する。
【0010】押さえワイヤー3,3’の交差部には図2
及び図3に示すような交差固定ブロック8を、また牽引
ワイヤー7の連結部には図4に示すような緊張定着ブロ
ック9を用い、それぞれ縦横あるいは上下方向のワイヤ
ーを交差状に締結する。
及び図3に示すような交差固定ブロック8を、また牽引
ワイヤー7の連結部には図4に示すような緊張定着ブロ
ック9を用い、それぞれ縦横あるいは上下方向のワイヤ
ーを交差状に締結する。
【0011】交差固定ブロック8は、周辺の一部を蝶番
10で互いに開閉自在にヒンジした上下2枚の挟着板8
a,8bの内面に、互いに直交する内面が凹凸面状をな
すロープ抱持溝11a,11bを設け、このワイヤー抱
持溝11a,11bに縦横の押さえワイヤー3,3’を
それぞれ嵌合し、この状態で締結ボルト12で締結した
挟着板8a,8b間に挟着固定するように構成されてい
る。
10で互いに開閉自在にヒンジした上下2枚の挟着板8
a,8bの内面に、互いに直交する内面が凹凸面状をな
すロープ抱持溝11a,11bを設け、このワイヤー抱
持溝11a,11bに縦横の押さえワイヤー3,3’を
それぞれ嵌合し、この状態で締結ボルト12で締結した
挟着板8a,8b間に挟着固定するように構成されてい
る。
【0012】緊張定着ブロック9は、周辺の一部を蝶番
13で互いに開閉自在にヒンジした上下2枚の挟着板9
a,9bの内面に、互いに直交する内面が凹凸面状をな
すロープ抱持溝14a,14bを設け、このワイヤー抱
持溝14a,14bに縦横の押さえワイヤー3,3’を
それぞれ嵌合し、この状態で締結ボルト15で締結した
挟着板9a,9b間に挟着固定するように構成されてい
る。
13で互いに開閉自在にヒンジした上下2枚の挟着板9
a,9bの内面に、互いに直交する内面が凹凸面状をな
すロープ抱持溝14a,14bを設け、このワイヤー抱
持溝14a,14bに縦横の押さえワイヤー3,3’を
それぞれ嵌合し、この状態で締結ボルト15で締結した
挟着板9a,9b間に挟着固定するように構成されてい
る。
【0013】さらに、上側の挟着板9a上には台盤状の
定着ヘッド16が設置され、この定着ヘッド16には下
向きに直径が徐々に小さくなる二つのテーパー孔17,
17が設けられ、その内周面に複数の楔18が環状に配
置されており、挟着板9a,9bにはこれらのテーパー
孔17に連通するワイヤー通孔19,19が上下方向に
設けられている。
定着ヘッド16が設置され、この定着ヘッド16には下
向きに直径が徐々に小さくなる二つのテーパー孔17,
17が設けられ、その内周面に複数の楔18が環状に配
置されており、挟着板9a,9bにはこれらのテーパー
孔17に連通するワイヤー通孔19,19が上下方向に
設けられている。
【0014】ワイヤー通孔19,19及びテーパー孔1
7,17には、緊張定着ブロック9の下方で折曲した緊
張定着ワイヤー20の両端部をそれぞれ下方から通して
上方に引き出しておき、下方の折曲部に牽引ワイヤー7
の先端に連結した油圧ダンパー6の上端または中間に油
圧ダンパー6を連結した牽引ワイヤー7を連結した上
で、緊張定着ワイヤー20を定着ヘッド16に先端を当
てがった油圧ジャッキ21で引き上げ、これによって押
さえワイヤー3,3’を緊張して岩盤や岩塊1を圧締し
た状態で緊張定着ワイヤー20を楔18で定着固定し、
牽引ワイヤー7で支持して緊張状態を維持する。
7,17には、緊張定着ブロック9の下方で折曲した緊
張定着ワイヤー20の両端部をそれぞれ下方から通して
上方に引き出しておき、下方の折曲部に牽引ワイヤー7
の先端に連結した油圧ダンパー6の上端または中間に油
圧ダンパー6を連結した牽引ワイヤー7を連結した上
で、緊張定着ワイヤー20を定着ヘッド16に先端を当
てがった油圧ジャッキ21で引き上げ、これによって押
さえワイヤー3,3’を緊張して岩盤や岩塊1を圧締し
た状態で緊張定着ワイヤー20を楔18で定着固定し、
牽引ワイヤー7で支持して緊張状態を維持する。
【0015】油圧ダンパー6は、シリンダ22の内に挿
嵌したピストン23の前後のシリンダ室に油24を充填
したもので、そのピストンロッド25をスライド自在に
挿通した軸受26にはこれとピストンロッド25を貫通
してシヤーピン27が差し込まれており、例えば、強い
地震などで岩盤や岩塊1が揺動し、押さえワイヤー3,
3’が異常に緊張して牽引ワイヤー7に過大な引張力が
生じたときなどにおいて、油圧ダンパー6のシリンダー
22と共に軸受26が移動してシヤーピン27を切断す
ることにより、油圧ダンパー6が作動して押さえワイヤ
ー3,3’の極度の緊張状態を緩衝し、押さえワイヤー
3,3’や牽引ワイヤー7などの切断を防止する。
嵌したピストン23の前後のシリンダ室に油24を充填
したもので、そのピストンロッド25をスライド自在に
挿通した軸受26にはこれとピストンロッド25を貫通
してシヤーピン27が差し込まれており、例えば、強い
地震などで岩盤や岩塊1が揺動し、押さえワイヤー3,
3’が異常に緊張して牽引ワイヤー7に過大な引張力が
生じたときなどにおいて、油圧ダンパー6のシリンダー
22と共に軸受26が移動してシヤーピン27を切断す
ることにより、油圧ダンパー6が作動して押さえワイヤ
ー3,3’の極度の緊張状態を緩衝し、押さえワイヤー
3,3’や牽引ワイヤー7などの切断を防止する。
【0016】ピストンロッド25と牽引ワイヤー7とを
連結するジョイント28には、弾性板からなる羽根形状
等の信号板29がそれがフリーな状態のときにシリンダ
22と所要角度傾斜して突出するようにその基端におい
て取付けられており、シヤーピン27が軸受26とピス
トンロッド25に貫通して差し込まれているときには、
信号板29はシリンダ22にほぼ平行をなすように強制
的に押し付けられて、その先端部はシリンダ22に取付
けた鉤形の掛止片30に係止され、この状態から上記の
ようにシヤーピン27が切断されてシリンダ22が移動
したときには、掛止片30から解放されてその弾性復元
力で所要角度で突出するようになっている。
連結するジョイント28には、弾性板からなる羽根形状
等の信号板29がそれがフリーな状態のときにシリンダ
22と所要角度傾斜して突出するようにその基端におい
て取付けられており、シヤーピン27が軸受26とピス
トンロッド25に貫通して差し込まれているときには、
信号板29はシリンダ22にほぼ平行をなすように強制
的に押し付けられて、その先端部はシリンダ22に取付
けた鉤形の掛止片30に係止され、この状態から上記の
ようにシヤーピン27が切断されてシリンダ22が移動
したときには、掛止片30から解放されてその弾性復元
力で所要角度で突出するようになっている。
【0017】このように信号板29が突出した状態の変
化(板の形や板の色の変化、あるいは光の反射具合の変
化)を観察することにより、岩盤や岩塊の異常事態を知
ることができる。
化(板の形や板の色の変化、あるいは光の反射具合の変
化)を観察することにより、岩盤や岩塊の異常事態を知
ることができる。
【0018】油圧ダンパー6の上端にはアイボルト31
が取付けられ、これに緊張定着ワイヤー20や牽引ワイ
ヤー7を連結するようになっている。
が取付けられ、これに緊張定着ワイヤー20や牽引ワイ
ヤー7を連結するようになっている。
【0019】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、油圧ダン
パー付き牽引ワイヤーにより押さえワイヤーを地山斜面
側に引き寄せて緊張し、これによって岩盤や岩塊を圧締
して強力に拘束固定することができ、落石の抑制と抑止
の両方の機能を満足させることができる。
パー付き牽引ワイヤーにより押さえワイヤーを地山斜面
側に引き寄せて緊張し、これによって岩盤や岩塊を圧締
して強力に拘束固定することができ、落石の抑制と抑止
の両方の機能を満足させることができる。
【0020】また、牽引ワイヤーには油圧ダンパーが連
結され、通常の状態においてはそのピストンロッドがシ
ヤーピンで動かないように固定されているが、強い地震
時等において岩盤や岩塊が動いて押さえワイヤーを介し
て牽引ワイヤーに異常に大きい引張力が作用した場合
に、シヤーピンが切断されてピストンロッドがフリーと
なり、ピストンの油圧緩衝効果により岩塊の動きを緩衝
して落石を抑制することが可能となる。
結され、通常の状態においてはそのピストンロッドがシ
ヤーピンで動かないように固定されているが、強い地震
時等において岩盤や岩塊が動いて押さえワイヤーを介し
て牽引ワイヤーに異常に大きい引張力が作用した場合
に、シヤーピンが切断されてピストンロッドがフリーと
なり、ピストンの油圧緩衝効果により岩塊の動きを緩衝
して落石を抑制することが可能となる。
【図1】この発明による岩塊の拘束状態を示す縦断側面
図である。
図である。
【図2】この発明に用いる交差固定ブロックの平面図で
ある。
ある。
【図3】この発明に用いる交差固定ブロックの縦断側面
である。
である。
【図4】この発明に用いる緊張定着ブロックの平面図で
ある。
ある。
【図5】この発明に用いる緊張定着ブロックの縦断側面
である。
である。
【図6】この発明に用いる油圧ダンパーの縦断側面図で
ある。
ある。
【図7】この発明に用いる油圧ダンパーの正面図であ
る。
る。
1 岩盤や岩塊 2 地山斜面 3 押さえワイヤー 3’ 押さえワイヤー 4 アンカー孔 5 固結材 6 油圧ダンパー 7 牽引ワイヤー 8 交差固定ブロック 8a 挟着板 8b 挟着板 9 緊張定着ブロック 10 蝶番 11a ロープ抱持溝 11b ロープ抱持溝 12 締結ボルト 13 蝶番 14a ワイヤー抱持溝 14b ワイヤー抱持溝 15 締結ボルト 16 定着ヘッド 17 テーパー孔 18 楔 19 ワイヤー通孔 20 緊張定着ワイヤー 21 油圧ジャッキ 22 シリンダ 23 ピストン 24 油 25 ピストンロッド 26 軸受 27 シヤーピン 28 ジョイント 29 信号板 30 掛止片 31 アイボルト
Claims (1)
- 【請求項1】崩壊あるいは転落しそうな岩盤や岩塊のあ
る地山斜面上に、縦横に張設して交差部を締結固定した
押さえワイヤーを掛け渡し、この押さえワイヤーの所要
位置に、基端部を地山斜面に固定した牽引ワイヤーを連
結し、この牽引ワイヤーにシリンダの内部に挿嵌したピ
ストンの前後のシリンダ室に油を充填し、そのピストン
ロッドをスライド自在に挿通した軸受にこれとピストン
ロッドを貫通してシヤーピンを差し込んだ油圧ダンパー
を連結し、この油圧ダンパー付き牽引ワイヤーにより押
さえワイヤーを地山斜面側に引き寄せて緊張し、これに
よって岩盤や岩塊を圧締して強力に拘束固定することを
特徴とする落石抑止抑制工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12826198A JP3581016B2 (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 落石抑止抑制工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12826198A JP3581016B2 (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 落石抑止抑制工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11303025A true JPH11303025A (ja) | 1999-11-02 |
JP3581016B2 JP3581016B2 (ja) | 2004-10-27 |
Family
ID=14980479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12826198A Expired - Fee Related JP3581016B2 (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 落石抑止抑制工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3581016B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007231700A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Civil:Kk | 崩落物の防護構造体 |
US7785031B2 (en) | 2002-02-07 | 2010-08-31 | Universal Safety Response, Inc. | Energy absorbing system |
JP2015078485A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 日本プロテクト株式会社 | ワイヤロープ締結金具 |
JP2016108828A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | 日特建設株式会社 | 法面保護工用プレート |
-
1998
- 1998-04-22 JP JP12826198A patent/JP3581016B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7785031B2 (en) | 2002-02-07 | 2010-08-31 | Universal Safety Response, Inc. | Energy absorbing system |
JP2007231700A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Civil:Kk | 崩落物の防護構造体 |
JP4564460B2 (ja) * | 2006-03-03 | 2010-10-20 | 株式会社シビル | 崩落物の防護構造体 |
JP2015078485A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 日本プロテクト株式会社 | ワイヤロープ締結金具 |
JP2016108828A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | 日特建設株式会社 | 法面保護工用プレート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3581016B2 (ja) | 2004-10-27 |
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