JP2598738B2 - 支柱固定穴の形成装置 - Google Patents

支柱固定穴の形成装置

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JP2598738B2
JP2598738B2 JP4182768A JP18276892A JP2598738B2 JP 2598738 B2 JP2598738 B2 JP 2598738B2 JP 4182768 A JP4182768 A JP 4182768A JP 18276892 A JP18276892 A JP 18276892A JP 2598738 B2 JP2598738 B2 JP 2598738B2
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伸一 岡田
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株式会社オカダ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフェンス,防護
柵,交通標識,案内板等の支柱を固定するための穴を地
盤に形成する、支柱固定穴の形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような支柱を地面に立てる
場合には、地盤に所定深さの穴を堀り、この穴に支柱の
下部を挿入し、穴の内周壁と支柱との間に砕石やモルタ
ル等を充填して支柱を固定していた。
【0003】その際、地盤への穴堀りは、人力もしくは
アースオーガー等によって行なわれていた。また、特開
昭56−115472号公報に記載されているように、
舗装面から地盤に向かって穴を掘る場合には、ビットが
用いられることもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
にあっては、穴を人力,アースオーガー,又はビットの
いずれで掘った場合にも、掘る際の振動等によって穴の
周囲の土が緩むために、穴の内周壁の強度が低くなっ
た。したがって、たとえ穴の内周壁と支柱との間にモル
タルを充填して支柱を固定しても、その後に支柱に取り
付けたフェンスや標識等の重量や風力等によって、支柱
がモルタルもろとも傾いたり倒れたりするおそれがあっ
た。
【0005】本発明は以上のような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであって、地盤に穴を形成できると
ともに、この穴の周囲の土を締め固めて、穴に固定した
支柱が傾いたり倒れたりするのを防止できる、支柱固定
穴の形成装置の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る支柱固定穴の形成装置は、クレーンの
ブームの先端に吊り下げられ上下方向に平行に配される
複数のガイド杆と、これらのガイド杆に沿って上下に摺
動自在に設けられた空気ハンマと、この空気ハンマの下
方に位置し前記ガイド杆に取り付けられたガイド枠に上
下に摺動自在に設けられた杭と、前記空気ハンマ及び杭
を前記クレーンのブームの先端に上下動自在に吊り下げ
られたフックに連結する連結具とを備えた構成としたも
のである。
【0007】
【作用】本発明に係る支柱固定穴の形成装置によれば、
クレーンのブームの先端にガイド杆を吊り下げ、杭の下
端が地面に接した状態から空気ハンマを作動させると、
杭は空気ハンマの打撃によって下端から地盤に圧入され
ながら、空気ハンマとともに降下してゆく。そして、杭
が所定の深さまで圧入された後に空気ハンマを停止し、
空気ハンマ及び杭を連結具によりクレーンのフックに連
結してフックを上昇させると、これに引っ張られて空気
ハンマ及び杭が上昇し、杭は地盤から引き抜かれて穴が
形成される。以上において、杭の圧入の際に地盤が外向
きに押し広げられるので、杭の周囲の土が締め固められ
る。したがって、穴の内周壁の強度が高くなって、穴に
固定した支柱が傾いたり倒れたりすることが防止され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図中、符号Dで全体的に示される支柱固定穴の形
成装置は、互いに平行な2本のガイド杆6,6を有して
いる。ガイド杆6,6は、その上端に連設された懸吊部
材7を介してクレーンのブーム4の先端に吊り下げら
れ、上下方向に配されるようになっている。
【0009】ガイド杆6,6の間には空気ハンマ8が設
けられている。図2に示すように、空気ハンマ8は、そ
の左右に形成された縦孔8a,8aにガイド杆6,6が
それぞれ挿通され、ガイド杆6,6に沿って上下に摺動
するように構成されている。また、空気ハンマ8には、
コンプレッサ9からの圧縮空気を供給するホース10が
接続されている。
【0010】空気ハンマ8の下方には、下端が円錐状に
尖った円柱状の杭2が設けられている。図2に示すよう
に、空気ハンマ8の下方には杭2の上端部を挿入可能な
円筒体12が連設されている。また、ガイド杆6,6の
下端にはガイド枠11が取り付けられており、杭2は、
図3に示すようにガイド枠11の中央に形成された杭挿
通孔11dに挿通された状態で、ガイド枠11に上下に
摺動自在に案内されるようになっている。なお、ガイド
枠11は、杭2を杭挿通孔11dに側方から収容可能と
する切欠部11bが形成されたガイド枠本体11aと、
このガイド枠本体11aにボルト14で取り付けられて
切欠部11bを塞ぐ押さえ部材11cとから構成されて
いる(図3参照)。
【0011】空気ハンマ8の上面にはフック状のかぎボ
ルト16がねじ込まれていて、図2に示すように、空気
ハンマ8は、ブーム4の先端に上下動自在に吊り下げら
れたクレーンのフック5に、環状に形成したワイヤロー
プ17とかぎボルト16とを介して連結されるようにな
っている。
【0012】また、杭2の上部には、杭2を直径方向に
貫通する横孔3が形成されている。そして、図8に示す
ように、両端に環状部が形成された所定長さのワイヤロ
ープ18をガイド杆6,6の間に通し、このワイヤロー
プ18両端の環状部を横孔3に挿通したピン15の両端
部にそれぞれ引っ掛けることにより、杭2と空気ハンマ
8とが連結されるようになっている。なお、本実施例で
は、前記したピン15,かぎボルト16,ワイヤロープ
17及び18が、本発明いう連結具である。
【0013】次いで、以上のような支柱固定穴の形成装
置Dを用いて地盤に穴を形成するとともに、この穴に支
柱を固定する作業について説明する。先ず、かぎボルト
16とワイヤロープ17とを用いて空気ハンマ8をクレ
ーンのフック5に連結するとともに、ピン15とワイヤ
ロープ18とを用いて杭2を空気ハンマ8に連結したの
ち、フック5を巻き上げて、空気ハンマ8及び杭2をあ
る程度の高さまで上昇させておく(図8参照)。
【0014】そして、この状態でクレーンを操作して、
支柱固定穴の形成装置Dを支柱を立てる地点の上方に移
動させたのち、クレーンのブーム4を、杭2の下端が地
面に接するまで降下させる。
【0015】次いで、図4に示すように、杭2の上端部
が円筒体12に挿入されるとともに、空気ハンマ8の下
端面が杭2の上端面に接するまでクレーンのフック5を
降下させたのち、ワイヤロープ17,18,及びピン1
5を取り外す。なお、ここで必要があれば、杭2に水準
器Aを当てながらブーム4を水平方向に僅かに動かし
て、杭2が略垂直になるように調整する。
【0016】そして、図4の状態で、コンプレッサ9か
らの圧縮空気を空気ハンマ8に送ると、空気ハンマ8内
部のピストン(不図示)が上下運動を反復連続的に行な
い、空気ハンマ8の下端面が杭2の上端面を打撃して、
杭2は下端から地盤に圧入されながら、空気ハンマ8と
ともに降下してゆく。
【0017】杭2が所定の深さまで圧入されると、空気
ハンマ8を停止するとともに、フック5を空気ハンマ8
の近傍まで降下させたのち、いったん取り外してあった
ピン15,ワイヤロープ17,18を再び取り付け、空
気ハンマ8をクレーンのフック5に、杭2を空気ハンマ
8に、それぞれ連結する。
【0018】そして、フック5を巻き上げる。これによ
り、図5に示すように、空気ハンマ8と杭2とがフック
5に引っ張られて上昇し、杭2は地盤から引き抜かれ
て、そのあとに穴が形成される。
【0019】次いで、図6に示すように、形成された穴
Bに支柱1又はこれに代わるスケール等を挿入し、その
深さを確認しながら、砕石Cを少量ずつ投入して、穴B
が所定の深さになるように調節する。これにより、穴B
に固定した支柱1の、地上に突き出した部分を所定の高
さにできる。
【0020】次いで、図7に示すように、穴Bに支柱1
の下部を挿入し、水準器Aを当てて支柱1が垂直になる
ように支持しながら、砕石Cを地面の高さまで投入す
る。この際、砕石Cは棒等で突き固めながら投入するの
が望ましい。これにより、穴Bの内周壁と支柱1との間
に砕石Cが充填され、支柱1が地盤に固定される。
【0021】以上において、杭2の圧入の際に地盤が外
向きに押し広げられるので、杭2の周囲の土が圧縮され
て締め固められ、しかも、引き抜く際に杭2がその直径
方向に振動して締め固められた土を緩めるようなことも
ないので、形成された穴Bの内周壁は、元来の地盤より
も強度が高くなっている。したがって、穴Bに固定した
支柱1の上部にフェンスや標識等を取り付けた場合で
も、それらの重量や風力等によって支柱1が傾いたり倒
れたりすることは防止される。
【0022】また、杭2を引き抜いたあとの支柱固定穴
の形成装置Dは、空気ハンマ8と杭2とが上昇して、図
8に示した状態となっている。したがって、この状態の
まま支柱固定穴の形成装置Dを別の支柱を立てる地点の
上方に移動させたのち、前記した操作を反復することに
より、杭2をいちいちガイド枠11から取り外すことな
しに、複数の穴Bを次々と容易かつ迅速に形成していく
ことができる。
【0023】また、この支柱固定穴の形成装置Dによれ
ば、地面に舗装が施されている場合でも、それが厚さ1
0cm程度までのアスファルト舗装であれば、舗装面か
ら地盤に向かって杭2を打ち込むことにより、穴Bを形
成することが可能である。
【0024】なお、本発明に係る支柱固定穴の形成装置
が前記実施例に限定されないことは言うまでもなく、例
えば、前記では杭を空気ハンマを介してクレーンのフッ
クに連結したが、杭をフックに直接連結してもよい。
【0025】また、前記では穴の内周壁と支柱との間に
砕石を充填したが、砕石の代わりに速乾性のモルタルを
充填してもよく、さらに、砕石をある程度までの高さま
で充填したのち、その上にモルタルを充填してもよい。
また、砕石は砂や土が少量混入したものでもよい。ま
た、杭としては、固定する支柱よりも40〜100mm
程度直径の太いものを用いるのが好ましい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る支柱
固定穴の形成装置によれば、クレーンのブームの先端に
ガイド杆を吊り下げ、空気ハンマの打撃によって杭をそ
の下端から地盤に圧入するので、その際に地盤が外向き
に押し広げられ、杭の周囲の土が締め固められる。した
がって、杭を引き抜いたあとに形成される穴の内周壁の
強度も高くなるので、穴に支柱の下部を挿入し、穴の内
周壁と支柱との間に砕石やモルタル等を充填すると、支
柱は地盤に確りと固定されることになって、支柱の上部
にフェンスや標識等を取り付けた場合でも、それらの重
量や風力等によって支柱が傾いたり倒れたりすることが
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガイド杆をクレーンに吊り下げた状態を示す概
略正面図である。
【図2】空気ハンマを主として示す要部拡大正面図であ
る。
【図3】図1のI−I線拡大断面図である。
【図4】杭を地盤に圧入する工程を説明する説明図であ
る。
【図5】杭を引き抜く工程を説明する説明図である。
【図6】穴の深さを調節する工程を説明する説明図であ
る。
【図7】穴に支柱を固定する工程を説明する説明図であ
る。
【図8】本発明の一実施例に係る支柱固定穴の形成装置
の正面図である。
【符号の説明】
D 支柱固定穴の形成装置 2 杭 6,6 ガイド杆 8 空気ハンマ 11 ガイド枠 15 ピン(連結具) 16 かぎボルト(連結具) 17 ワイヤロープ(連結具) 18 ワイヤロープ(連結具)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンのブームの先端に吊り下げられ
    上下方向に平行に配される複数のガイド杆と、これらの
    ガイド杆に沿って上下に摺動自在に設けられた空気ハン
    マと、この空気ハンマの下方に位置し前記ガイド杆に取
    り付けられたガイド枠に上下に摺動自在に設けられた杭
    と、前記空気ハンマ及び杭を前記クレーンのブームの先
    端に上下動自在に吊り下げられたフックに連結する連結
    具とを備えたことを特徴とする支柱固定穴の形成装置。
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