JP4112921B2 - 線路間の作業に用いる仮設構台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線路間の作業に用いる仮設構台に係り、特に、列車の運行中であっても、列車の運転手が危険を感じないように作業を行うことができる線路間の作業に用いる仮設構台に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、たとえば駅ビルなどを建設するために、複数本設けられている線路のうちの隣接する線路の間に、場所打ち杭を設ける作業などを行うことがある。このような作業を行うにあたり、列車が運行している間に線路上に重機を持ち込むことはできない。そこで、従来においては、このような作業は、線間覆工を行い、列車の運行が終了した後、重機を搬入して行われていた。また、翌日の列車の運行に支障をきたさないように、列車の運行が再開するまでの間に重機を搬出するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来の方法では、毎日踏み板や重機を搬入・撤去という作業を繰り返すことになるので、その作業効率は非常に悪いものであった。特に、列車の運行が終了し、再開するまでの時間はごく短い時間に限られることが多い。このような場合に、踏み板や重機の搬入・撤去といった作業を行うと、実際に場所打ち杭を設ける作業を行う時間はほとんどとることができないといった事態が生じることもあった。
【0004】
この問題に対して、たとえば線路を跨いで門型の作業構台を設け、この作業構台の上に重機等を載置して作業を行うことが考えられる。しかし、この場合、運行中の列車の真上に重機等が載置されていることになるので、列車の運転手が不意に危険を感じることが考えられる。このときに、運転手がブレーキを掛けてしまうなどの行為が行われると、列車の運行に支障をきたすといった問題がある。
【0005】
そこで、本発明の課題は、列車が運行されている日中などであっても線路間の作業領域で作業を行うことができるようにするとともに、列車の運転手がこの作業に伴う危険を感じないようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明は、隣接する線路間の作業領域における作業を行う際に用いる仮設構台であって、線路の側方に設けられ、重機が載置される作業台に取り付けられ、線路を跨いで配設された簡易架台を有し、簡易架台が、線路の上方に配置された水平板と、水平板に取り付けられ、隣接する線路間に立設される支柱と、を備えており、水平板には、場所打ち杭を設けるため掘削機が設けられ、場所打ち杭を設けるための部材が貫通する作業用孔部が形成されていることを特徴とする線路間の作業に用いる仮設構台である。
【0007】
このように、本発明の仮設構台では、線路を跨いで設けられる簡易架台を有しており、この簡易架台を用いて作業を行うことができる。このため、列車の運行を妨げることなく工事などの作業を行うことができる。したがって、日中であっても作業を行うことができ、夜間にしか作業を行うことができない場合と比較して作業効率を著しく向上させることができる。また、線路の側方には作業台が設けられている。この作業台上にたとえば大重量を有する重機を載置して作業を行うことにより、列車が走行する線路の真上で大重量を有する重機を仮設構台に直接載置することを避けることができ、このため、列車の運転手が重機を見て危険を感じることがほとんどなくなる。
【0008】
また、前記簡易架台における水平板が、前記作業台に対して、ヒンジ機構を介して、前記線路の長さ方向に沿った水平軸周りに回動可能に取り付けられており、前記水平板は、前記水平軸を超えて作業台側まで回動可能とされているのが好適である。このようなヒンジ機構を有することにより、簡易架台の取り付けが容易になるとともに、たとえば簡易架台を一旦退避させるような場合でも、その操作を容易に行うことができる。
【0009】
さらに、簡易架台は、側面視した形状が略L字形状をなしており、支柱の支持部に、沈下防止板が敷設されているのが好適である。このような沈下防止板を敷設しておくことにより、支柱の沈下を防止することができるので、簡易架台を安定して立設させておくことができる。
【0010】
そして、支柱の支持部に、支柱の高さ調整を行う高さ調整用ジャッキが設けられているのが望ましい。たとえば沈下防止板を設けた場合でも、砕石上に支柱を立設した場合などには、支柱の沈下を完全に無くすことはできない。このような場合に、支柱の沈下が生じたとしても、高さ調整用ジャッキを用いることにより、支柱の長さを調整することができるので、安定した状態で仮設架台を立設させておくことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明に係る線路間の作業に用いる仮設構台の側面図、図2はその平面図である。
【0013】
図1および図2に示すように、本実施形態に係る仮設構台1は、作業台である桟橋2を備えている。桟橋2は、線路Lの側方において、線路Lの長さ方向に沿って設けられており、大重量のクレーンMなどの重機を載置可能な強度を有している。桟橋2には、簡易架台3,3が取り付けられている。この桟橋2における重機が載置される載置台は、線路Lを通過する列車の高さよりも高い位置に設けられている。また、簡易架台3,3の間には落下防止網4が設けられている。さらに、簡易架台3は、ヒンジ機構5を介して、ピン結合により、桟橋2に取り付けられており、線路Lの長さ方向に沿った水平軸周りに回動可能とされている。ヒンジ機構5は、桟橋2の上面端部に上方を向けて突設されたブラケット5Aと、簡易架台3に設けられたフランジ5Bを備えており、ブラケット5Aにフランジ5Bを図示しないピンによってピン結合されている。
【0014】
簡易架台3は、側面視した形状が略L字形をなしており、桟橋2の載置台とほぼ同じ高さ位置に設けられる水平板11と、この水平板11の一端辺に取り付けられた支柱12,12を備えている。この支柱12,12は、線路L,L間における作業領域Rに立設されており、列車Tの走行を妨げないようになっている。水平板11を設けることにより、支柱12,12を安定した状態で立設させておくことができる。水平板11における平面視した支柱12,12の間には、作業用孔部13が形成されている。
【0015】
また、支柱12の下端部に相当する支持部には、図3にも示すように、高さ調整用ジャッキである沈下調整用の油圧ジャッキ14が設けられている。支柱12に沈下が生じた場合には、この油圧ジャッキ14を伸長させて、支柱12の支持部の高さ位置を高く維持するように調整する。支柱12の下方位置における砕石Cの上には、沈下防止板15が敷設されており、沈下防止板15の上に油圧ジャッキ14が設けられている。沈下防止板15は、油圧ジャッキ14を介して伝達される支柱12の荷重を分散させることにより、砕石C内に支柱12が沈下することを防止している。なお、沈下防止板15が設置できないような場合には、仮想線で示す杭P,Pを設けることもできる。
【0016】
さらに、支柱12,12の間には、列車防護用のガード管16が設けられている。ガード管16は、作業用孔部13の下方位置に設けられており、このガード管16を介して、場所打ち杭を設けるためのバケットやトレミー管などが挿入さ、このガード管16により、場所打ち杭を設ける作業を行う際に生じる飛び石等が列車にぶつかることなどを防止している。
【0017】
この簡易架台3の一端部における作業用孔部13の周囲には、図1に示す全周回転掘削機21が設けられている。この全周回転掘削機21は、図4に示すように、昇降台21Fを有している。昇降台21Fの平面視した中央部には、開口部が形成された回転テーブル21Aが設けられており、その周囲には、昇降台21Fを上下動させる上下動シリンダ21Bが設けられている。また、回転テーブル21Aには、把持部材21Cが設けられている。把持部材21Cは、開閉シリンダ21Dによって開閉可能とされており、把持部材21Cを閉じることによってケーシングチューブ24を把持し、把持部材21Cを開くことによって、ケーシングチューブ24を開放する。また、回転テーブル21Aの中央に形成された開口部には、ケリーバー22Aが挿通可能になっている。さらに、回転テーブル21Aの側方には、回転モータ21Eが設けられており、この回転モータ21Eを駆動することによって回転テーブル21Aを回転させることができる。
【0018】
さらに、把持部材21Cの上方には、支持ブラケット22Bが設けられており、ケリーバー22Aの長さ方向中途位置に取り付けられるケリーヨーク22Cを支持している。そして、全周回転掘削機21によって分離型アースドリル22のケリーバー22Aを回転させることができる。なお、図1では、拡底バケットによって掘削孔H内の下部を拡底している状態を示している。
【0019】
かかる構成の簡易架台3を有する仮設構台1においては、線路Lの側方に設けられた桟橋2の上にクレーンMを載置して杭打ち作業を行うことができる。したがって、線路を通過する列車の真上にクレーンMが載置されていることはないので、列車の運転手は、危険を感じることなく列車の運転を継続することができる。したがって、たとえば杭打ち作業を行っているときに、列車がその作業個所を通過する際にも、運転手がブレーキをかける原因とならないようにすることができる。また、クレーンMなどの重機は、線路の側方に設けられた桟橋2に載置されているので、線路上の安全を確保することができる。
【0020】
また、支柱12の下方位置であって、砕石Cの上には沈下防止板15が設けられている。砕石C上に単に支柱12があるのみでは、支柱は砕石C内に容易に沈下してしまうが、沈下防止板15を設けることにより、その沈下量を大きく低下させることができる。さらに、沈下防止板15を敷設した場合であっても、若干の沈下は逃れることができない。このような沈下が生じた場合には、油圧ジャッキ14を伸長させて、支柱12の高さ調整を行う。このようにして、支柱12の高さを調整することにより、水平板11を水平に保つことができる。ここで、水平板11は、支柱12を安定した状態で立設させておくものであるため、支柱12を確実に安定した状態で立設されることができれば、水平に設置されることが要求されるものではない。ただし、支柱12を安定した状態で立設させるためには、水平板11は水平に設置されているのが望ましい。
【0021】
さらに、支柱12は、線路Lを跨いで、一側にのみ設けられており、他側は桟橋2に取り付けた状態とされている。このため、簡易架台3では、線路Lの両側に支柱を設ける場合と比べて、支柱の数を少なくすることができるので、簡易架台3の軽量化を図ることができる。
【0022】
簡易架台3を桟橋2に取り付ける際には、図5に示すように、桟橋2上に載置されたクレーンMで簡易架台3を吊持し、そのまま下方に降ろす。それから、簡易架台3におけるフランジ5Bを桟橋2におけるブラケット5Aにピンを介して取り付け、ヒンジ機構5が形成される。このようにして、簡易架台3を桟橋2に取り付け、簡易架台3を設置することができる。あるいは、図6に示すように、桟橋2の上で、簡易架台3におけるフランジ5Bを桟橋2におけるブラケット5Aに取り付けてヒンジ機構5を形成する。それからクレーンMを用いて簡易架台3の一端部を吊持し、そのままヒンジ機構5におけるピン周りに簡易架台3を回転させることにより、簡易架台3を設置することもできる。
【0023】
続いて、仮設構台1を用いて行う作業の一例について説明する。ここでは、この作業として、場所打ち杭工法のうちの、アースドリル工法を行う場合について説明する。
【0024】
まず、図3に示すように、仮設構台1を設けたら、簡易架台3の水平板11の上面における作業用孔部13の周囲に、図7(a)に示す全周回転掘削機21を設ける。この全周回転掘削機21における回転テーブル21Aにケーシングチューブ24をクレーンMで吊持しながら挿入する。そのまま、ケーシングチューブ24を下降させ、ガード管16を貫通してケーシングチューブ24の下端部に設けられた刃部24Aが地盤Gに接する位置まできたら、把持部材21Cでケーシングチューブ24を把持する。この状態で回転テーブル21Aを回転モータで回転させるとともに、上下動シリンダ21Bによって昇降台21Fを下降させ、ケーシングチューブ24を下降させる。こうして、ケーシングチューブ24が地盤G内に埋め込まれる。ケーシングチューブ24を埋め込む作業を行うと同時に、図7(a)に示すように、油圧グラブ25を用いてケーシングチューブ24内の土砂を取り除く。ケーシングチューブ24を埋め込む際には、飛び石等が生じるが、この飛び石は、ガード管16内に飛散するのにで、ガード管16の外部には飛び出さない。したがって、飛び石等が列車にぶつかることが防止されている。
【0025】
こうして、所定の深さ位置までケーシングチューブ24が埋め込まれたら、図7(b)に示すように、全周回転掘削機21における回転テーブル21Aに対して、クレーンMのフックFに吊持された分離型アースドリル22のケリーバー22Aを挿入する。それから、全周回転掘削機21に設けられた支持ブラケット22Bにケリーヨーク22Cを嵌め込む。ケリーバー22Aの下端部にはドリリングバケット31が取り付けられている。そして、全周回転掘削機21における回転モータを駆動して、支持ブラケット22Bおよびケリーヨーク22Cを介してケリーバー22Aを回転させる。ケリーバー22Aの回転により、ドリリングバケット31が回転する。これと同時に、上下動シリンダ21Bによって昇降台21Fを下降させるとともに、ケリーバー22Aの自重によって掘削孔Hの掘削が進行する。ドリリングバケット31によって所定の深さ位置までの掘削が完了したら、図7(c)に示すように、ドリリングバケット31に代えて、拡底バケット32を掘削孔H内に挿入する。
【0026】
そして、図8(a)に示すように、拡底バケット32の拡底ウィング32Aを広げ、再び全周回転掘削機21によってケリーバー22Aを回転させ、拡底バケット32によって掘削孔Hにおける底部の拡幅作業が行われる。こうして、底部の拡幅作業が済んだら拡底バケット32を取り除き、図8(b)に示すように、底浚いバケット33を掘削孔Hに挿入する。底浚いバケット33を挿入したら、全周回転掘削機21によってケリーバー22Aを回転させ、掘削孔Hの底浚いを行い、底部に滞溜するスライムなどを除去する。掘削孔Hの底浚いが完了したら、底浚いバケット33を孔部から取り除き、図8(c)に示すように、鉄筋籠34の建込みが行われる。鉄筋籠34を建て込む際には、クレーンのフックFによって鉄筋籠34を吊持し、そのまま下降させる。そして、掘削孔Hにおける所定の深さ位置まで鉄筋籠34を挿入して、鉄筋籠34の建込みが完了する。
【0027】
鉄筋籠34の建込みが完了したら、図9(a)に示すように、トレミー管35の建込みが行われる。トレミー管35の建込みは、トレミー管35をクレーンMで吊持し、そのまま掘削孔H内に挿入することによって行われる。トレミー管35の建込みが完了したら、図9(b)に示すように、コンクリートの打設が行われる。コンクリートの打設を行う際には、コンクリートポンプ車37を桟橋2における簡易架台3の近傍に配置する。そして、コンクリートポンプ車37における供給ノズル37Aからトレミー管35を介して掘削孔Hに生コンクリート36を流し込み、トレミー管35を引き抜きながらコンクリート杭38を打設する。その後、掘削孔H内にコンクリート杭38が完成したら、図9(c)に示すように、簡易架台3を撤去する。こうして、場所打ち杭が完成する。
【0028】
ところで、図2に示す場合においては、一方の簡易架台3Aでは、孔部の掘削作業を行い、他方の簡易架台3Bでは、コンクリートの打設作業を行っている。このように、場所打ち杭を複数設ける場合には、複数の簡易架台を設けて、それぞれの場所で異なる作業を行うことにより、短期間で複数の場所打ち杭を打設することができる。
【0029】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、本実施形態では、線路間の作業として場所打ち杭、特にアースドリル工法によって場所打ち杭を設ける例について説明したが、杭基礎を設けるための他の作業や構造物を構築する作業などとすることもできる。また、線路間に設ける支柱は、側面視して1個所にのみ設けたが、たとえば、2つの線路を跨ぐように、2箇所に設けたり、さらに多くの線路を跨いで、複数箇所に設けたりすることもできる。
【0030】
また、上記実施形態では、作業台として桟橋を設けたが、これに限らず、たとえば建設途中の駅ビルとなる構造物を利用したり、単にその場のみで使用することができる台座を設けたりすることもできる。
【0031】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、列車が運行されている日中などであっても線路間の作業領域で作業を行うことができる。また、列車の運転手がこの作業に伴う危険を感じないようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線路間の作業に用いる仮設構台の側面図である。
【図2】本発明に係る線路間の作業に用いる仮設構台の平面図である。
【図3】簡易架台の拡大正面図である。
【図4】全周回転掘削機を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図5】桟橋に簡易架台を取り付ける状態の側面図である。
【図6】桟橋に簡易架台を取り付ける状態の他の例の側面図である。
【図7】場所打ち杭を設ける工程を示す工程図である。
【図8】図7に続く工程を示す工程図である。
【図9】図8に続く工程を示す工程図である。
【符号の説明】
1…仮設構台
2…桟橋(作業台)
3(3A,3B)…簡易架台
5…ヒンジ機構
11…水平板
12…支柱
14…油圧ジャッキ
15…沈下防止板
16…ガード管
21…全周回転掘削機
22…分離型アースドリル
L…線路
R…作業領域

Claims (4)

  1. 隣接する線路間の作業領域における作業を行う際に用いる仮設構台であって、
    前記線路の側方に設けられ、重機が載置される作業台に取り付けられ、前記線路を跨いで配設された簡易架台を有し、
    前記簡易架台が、前記線路の上方に配置された水平板と、前記水平板に取り付けられ、前記隣接する線路間に立設される支柱と、を備えており、
    前記水平板には、場所打ち杭を設けるための掘削機が設けられ、場所打ち杭を設けるための部材が貫通する作業用孔部が形成されていることを特徴とする線路間の作業に用いる仮設構台。
  2. 前記簡易架台における水平板が、前記作業台に対して、ヒンジ機構を介して、前記線路の長さ方向に沿った水平軸周りに回動可能に取り付けられており、
    前記水平板は、前記水平軸を超えて作業台側まで回動可能とされている請求項1に記載の線路間の作業に用いる仮設構台。
  3. 前記簡易架台は、側面視した形状が略L字形状をなしており、前記支柱の支持部に、沈下防止板が敷設されている請求項1または請求項2に記載の線路間の作業に用いる仮設構台。
  4. 前記支柱の支持部に、前記支柱の高さ調整を行う高さ調整用ジャッキが設けられている請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の線路間の作業に用いる仮設構台。
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