JPH07189529A - 支柱の植設方法および支柱を植設するための穴開け装置 - Google Patents
支柱の植設方法および支柱を植設するための穴開け装置Info
- Publication number
- JPH07189529A JPH07189529A JP4182768A JP18276892A JPH07189529A JP H07189529 A JPH07189529 A JP H07189529A JP 4182768 A JP4182768 A JP 4182768A JP 18276892 A JP18276892 A JP 18276892A JP H07189529 A JPH07189529 A JP H07189529A
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- JP
- Japan
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- pile
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- hole
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- pillar
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- Road Signs Or Road Markings (AREA)
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易で安全な作業で、支柱を曲げたり変形さ
せたりすることなく、所望の高さに垂直に、かつ、のち
に傾いたり倒れたりしないよう堅固に、支柱を植設す
る。 【構成】 支柱より直径の大きい杭を地面に打ち込む。
打ち込んだ杭を引き抜く。杭を引き抜いたあとの穴に砕
石を投入して穴の深さを調節する。穴に支柱を挿入し、
垂直に支持しながら、砕石およびモルタルのうち少なく
とも1つを穴に投入して支柱を固定する。
せたりすることなく、所望の高さに垂直に、かつ、のち
に傾いたり倒れたりしないよう堅固に、支柱を植設す
る。 【構成】 支柱より直径の大きい杭を地面に打ち込む。
打ち込んだ杭を引き抜く。杭を引き抜いたあとの穴に砕
石を投入して穴の深さを調節する。穴に支柱を挿入し、
垂直に支持しながら、砕石およびモルタルのうち少なく
とも1つを穴に投入して支柱を固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェンス、防護柵、交
通標識、案内板などの支柱を地面に植設する方法、およ
び、該方法により支柱を植設するための穴を地面に開け
る装置に関するものである。
通標識、案内板などの支柱を地面に植設する方法、およ
び、該方法により支柱を植設するための穴を地面に開け
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の支柱を地面に植設する
方法は、支柱を地面に打ち込む方法と、地面に穴を掘っ
て支柱を挿入してから埋め戻す方法とに大別される。前
者としては、鋳鉄製の錘をウインチで巻き上げ、地面に
立てた支柱の上部に落下させる作業を反復連続的に行な
うことにより、支柱を打ち込む方法が多く採用されてい
る。また、後者には、掘った穴に筒状の基礎ブロックを
埋設し、その基礎ブロックに支柱を差し込む方法も含ま
れる。支柱を埋め戻したり、基礎ブロックに差し込んだ
りする際に、モルタルを充填することも多く行なわれて
いる。
方法は、支柱を地面に打ち込む方法と、地面に穴を掘っ
て支柱を挿入してから埋め戻す方法とに大別される。前
者としては、鋳鉄製の錘をウインチで巻き上げ、地面に
立てた支柱の上部に落下させる作業を反復連続的に行な
うことにより、支柱を打ち込む方法が多く採用されてい
る。また、後者には、掘った穴に筒状の基礎ブロックを
埋設し、その基礎ブロックに支柱を差し込む方法も含ま
れる。支柱を埋め戻したり、基礎ブロックに差し込んだ
りする際に、モルタルを充填することも多く行なわれて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の支
柱の植設方法には、次のような欠点があった。すなわ
ち、支柱を地面に打ち込む方法では、地面が少しでも固
い場合は、打ち込む衝撃で支柱が曲がったり、支柱の上
部が変形して部品の取り付けに支障を来したりした。ま
た、支柱を垂直に打ち込むのが困難で、かつ、打ち込ん
でから垂直に修正することも不可能であった。また、支
柱の高さは打ち込む加減により調節するが、打ち込み過
ぎたり、逆に打ち込みが不足したりして、所望の高さに
植設するのが困難であった。さらに、例えば打ち込み後
の支柱の高さを1mにしたい場合、地中の部分を含めた
支柱の全長は2m以上になることがあるので、その上に
錘をセットする作業は困難であり、かつ、支柱が錘ごと
転倒する危険もあり、さらに、打ち込み地点の上方の空
間に余裕のない場合は作業できないという欠点もあっ
た。
柱の植設方法には、次のような欠点があった。すなわ
ち、支柱を地面に打ち込む方法では、地面が少しでも固
い場合は、打ち込む衝撃で支柱が曲がったり、支柱の上
部が変形して部品の取り付けに支障を来したりした。ま
た、支柱を垂直に打ち込むのが困難で、かつ、打ち込ん
でから垂直に修正することも不可能であった。また、支
柱の高さは打ち込む加減により調節するが、打ち込み過
ぎたり、逆に打ち込みが不足したりして、所望の高さに
植設するのが困難であった。さらに、例えば打ち込み後
の支柱の高さを1mにしたい場合、地中の部分を含めた
支柱の全長は2m以上になることがあるので、その上に
錘をセットする作業は困難であり、かつ、支柱が錘ごと
転倒する危険もあり、さらに、打ち込み地点の上方の空
間に余裕のない場合は作業できないという欠点もあっ
た。
【0004】一方、地面に穴を掘って支柱を挿入してか
ら埋め戻す方法では、穴を掘る作業が重労働であり、作
業時間がかかるという欠点があった。また、埋め戻した
部分の地盤が柔らかくなるので、フェンスや標識などの
重みや風の力などにより支柱が傾いたり転倒したりしや
すいという欠点もあった。
ら埋め戻す方法では、穴を掘る作業が重労働であり、作
業時間がかかるという欠点があった。また、埋め戻した
部分の地盤が柔らかくなるので、フェンスや標識などの
重みや風の力などにより支柱が傾いたり転倒したりしや
すいという欠点もあった。
【0005】なお、穴を掘る場合、アースオーガー等の
掘削機械を使用することもあるが、設置するフェンスや
標識などがよほど大規模である場合を除き、作業場所に
制約があったり費用が多くかかったりという欠点が問題
となった。
掘削機械を使用することもあるが、設置するフェンスや
標識などがよほど大規模である場合を除き、作業場所に
制約があったり費用が多くかかったりという欠点が問題
となった。
【0006】本発明は、このような従来技術の欠点に鑑
み、支柱を曲げたり変形させたりすることなく、所望の
高さに垂直に、かつ、のちに傾いたり倒れたりしないよ
う堅固に植設することができ、しかも、その際の作業は
容易かつ安全で、作業時間も僅かで済み、さらに、上方
空間の狭い場所でも作業可能な、支柱の植設方法を提供
しようとするものであり、また、該方法により支柱を植
設する際に用いる穴開け装置を提供しようとするもので
ある。
み、支柱を曲げたり変形させたりすることなく、所望の
高さに垂直に、かつ、のちに傾いたり倒れたりしないよ
う堅固に植設することができ、しかも、その際の作業は
容易かつ安全で、作業時間も僅かで済み、さらに、上方
空間の狭い場所でも作業可能な、支柱の植設方法を提供
しようとするものであり、また、該方法により支柱を植
設する際に用いる穴開け装置を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による支柱の植設
方法は、支柱より直径の大きい杭を地面に打ち込む第一
工程と、打ち込んだ杭を引き抜く第二工程と、杭を引き
抜いたあとの穴に砕石を投入して穴の深さを調節する第
三工程と、穴に支柱を挿入し、垂直に支持しながら、砕
石およびモルタルのうち少なくとも1つを穴に投入して
支柱を固定する第四工程とからなることを特徴とするも
のである。
方法は、支柱より直径の大きい杭を地面に打ち込む第一
工程と、打ち込んだ杭を引き抜く第二工程と、杭を引き
抜いたあとの穴に砕石を投入して穴の深さを調節する第
三工程と、穴に支柱を挿入し、垂直に支持しながら、砕
石およびモルタルのうち少なくとも1つを穴に投入して
支柱を固定する第四工程とからなることを特徴とするも
のである。
【0008】また、本発明による支柱を植設するための
穴開け装置は、植設する支柱より直径の大きい杭と、ク
レーンに懸吊される2本以上の平行なガイドパイプと、
該ガイドパイプに上下に移動自在に装着される空気ハン
マと、該空気ハンマの下側に設けられ前記杭の上端部を
外嵌する支持筒と、前記ガイドパイプの下端に設けられ
前記杭を遊嵌する支持板とを備えたことを特徴とするも
のである。
穴開け装置は、植設する支柱より直径の大きい杭と、ク
レーンに懸吊される2本以上の平行なガイドパイプと、
該ガイドパイプに上下に移動自在に装着される空気ハン
マと、該空気ハンマの下側に設けられ前記杭の上端部を
外嵌する支持筒と、前記ガイドパイプの下端に設けられ
前記杭を遊嵌する支持板とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】杭を打ち込んだのち引き抜くことにより、穴が
地面に開けられる。穴の周壁は土が杭により圧縮され、
固い状態となっている。この穴に砕石を投入して穴の深
さを調節することにより、穴に支柱を挿入した場合の支
柱の高さが所望の高さになるよう調節できる。また、穴
の内径は植設すべき支柱の直径より大きいので、穴に支
柱を挿入した時点では、支柱の傾きをある程度自由に変
えることができる。そこで、支柱が垂直になるよう支持
しながら、穴に砕石(および/またはモルタル)を投入
して固定することにより、支柱を垂直に植設することが
できる。
地面に開けられる。穴の周壁は土が杭により圧縮され、
固い状態となっている。この穴に砕石を投入して穴の深
さを調節することにより、穴に支柱を挿入した場合の支
柱の高さが所望の高さになるよう調節できる。また、穴
の内径は植設すべき支柱の直径より大きいので、穴に支
柱を挿入した時点では、支柱の傾きをある程度自由に変
えることができる。そこで、支柱が垂直になるよう支持
しながら、穴に砕石(および/またはモルタル)を投入
して固定することにより、支柱を垂直に植設することが
できる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する。
図中、1は植設すべき支柱であり、2は支柱1より直径
が大きい杭である。杭2の下端は円錐状に尖り、また、
杭2の上部には後述するピンを挿通するための孔3が設
けられている。
図中、1は植設すべき支柱であり、2は支柱1より直径
が大きい杭である。杭2の下端は円錐状に尖り、また、
杭2の上部には後述するピンを挿通するための孔3が設
けられている。
【0011】図1〜図3は、本発明方法により支柱を植
設するための穴開け装置を示し、4はクレーン、5はク
レーン4の上下動自在のフック、6は2本の平行なガイ
ドパイプであり、ガイドパイプ6は懸吊部材7を介して
クレーン4に懸吊されている。8はガイドパイプ6に上
下に移動自在に装着されフック5とロープで連結された
空気ハンマ、9はコンプレッサ、10はコンプレッサ9
からの圧縮空気を空気ハンマ8に供給するホース、11
はガイドパイプ6の下端に設けられた支持板である。
設するための穴開け装置を示し、4はクレーン、5はク
レーン4の上下動自在のフック、6は2本の平行なガイ
ドパイプであり、ガイドパイプ6は懸吊部材7を介して
クレーン4に懸吊されている。8はガイドパイプ6に上
下に移動自在に装着されフック5とロープで連結された
空気ハンマ、9はコンプレッサ、10はコンプレッサ9
からの圧縮空気を空気ハンマ8に供給するホース、11
はガイドパイプ6の下端に設けられた支持板である。
【0012】なお、図2に示すように、空気ハンマ8の
下側には支持筒12が一体的に設けられ、杭2の上端部
を外嵌するようになっている。また、図3に示すよう
に、支持板11は、遊嵌する杭2が横方向から着脱でき
るように一部が切り欠かれ、そこに押さえ部材13がボ
ルト14により取り付けられている。
下側には支持筒12が一体的に設けられ、杭2の上端部
を外嵌するようになっている。また、図3に示すよう
に、支持板11は、遊嵌する杭2が横方向から着脱でき
るように一部が切り欠かれ、そこに押さえ部材13がボ
ルト14により取り付けられている。
【0013】次に、以上の装置により支柱1を植設する
作業手順について説明する。先ず、フック5を巻き上げ
て、空気ハンマ8を十分に上まで移動させておくととも
に、支持板11の押さえ部材13を取り外しておく。そ
して、杭2を支柱1の植設地点に手で支えて立てなが
ら、クレーン4によりガイドパイプ6をその地点まで移
動し、支持板11の切り欠き部を杭2に嵌め、押さえ部
材13を取り付けて杭2が外れないようにする。次に、
フック5を下げて支持筒12に杭2の上端部を挿入して
空気ハンマ8の下部に当接させ、フック5と空気ハンマ
8との間のロープを外す。そして、杭2に水準器Aを当
てながら、略垂直になるようクレーン4を動かしてガイ
ドパイプ6の傾きを微調整する(図4参照)。
作業手順について説明する。先ず、フック5を巻き上げ
て、空気ハンマ8を十分に上まで移動させておくととも
に、支持板11の押さえ部材13を取り外しておく。そ
して、杭2を支柱1の植設地点に手で支えて立てなが
ら、クレーン4によりガイドパイプ6をその地点まで移
動し、支持板11の切り欠き部を杭2に嵌め、押さえ部
材13を取り付けて杭2が外れないようにする。次に、
フック5を下げて支持筒12に杭2の上端部を挿入して
空気ハンマ8の下部に当接させ、フック5と空気ハンマ
8との間のロープを外す。そして、杭2に水準器Aを当
てながら、略垂直になるようクレーン4を動かしてガイ
ドパイプ6の傾きを微調整する(図4参照)。
【0014】この状態から、第一工程として、コンプレ
ッサ9からの圧縮空気により空気ハンマ8を作動させ
て、杭2をその上部を残して地面に打ち込む。打ち込み
が終わると、次に第二工程として、フック5を下げてフ
ック5と空気ハンマ8とをロープで連結するとともに、
杭2の孔3にピン15を挿通し、空気ハンマ8とピン1
5とをロープで連結した上で、フック5を巻き上げて杭
2を引き抜く(図5参照)。この際、ロープはフック5
により杭2と空気ハンマ8をともに上方に引き上げるこ
とができれば、どのように掛けてもよい。次に、第三工
程として、杭2を抜いたあとの穴Bの深さを支柱1また
はこれに代わるスケール等で確認しながら、穴Bの底部
に砕石Cを少量ずつ投入して、適当な深さになるよう、
すなわち、穴Bに挿入した際の支柱1が所望の高さとな
るよう調節する。(図6参照)さらに、第四工程とし
て、適当な深さとなった穴Bに支柱1を挿入し、水準器
Aで測定して支柱1が垂直になるよう支持しながら、砕
石Cを穴Bの上部まで投入して支柱を固定する。この
際、砕石Cは棒などで突き固めながら投入するのが望ま
しい。(図7参照)
ッサ9からの圧縮空気により空気ハンマ8を作動させ
て、杭2をその上部を残して地面に打ち込む。打ち込み
が終わると、次に第二工程として、フック5を下げてフ
ック5と空気ハンマ8とをロープで連結するとともに、
杭2の孔3にピン15を挿通し、空気ハンマ8とピン1
5とをロープで連結した上で、フック5を巻き上げて杭
2を引き抜く(図5参照)。この際、ロープはフック5
により杭2と空気ハンマ8をともに上方に引き上げるこ
とができれば、どのように掛けてもよい。次に、第三工
程として、杭2を抜いたあとの穴Bの深さを支柱1また
はこれに代わるスケール等で確認しながら、穴Bの底部
に砕石Cを少量ずつ投入して、適当な深さになるよう、
すなわち、穴Bに挿入した際の支柱1が所望の高さとな
るよう調節する。(図6参照)さらに、第四工程とし
て、適当な深さとなった穴Bに支柱1を挿入し、水準器
Aで測定して支柱1が垂直になるよう支持しながら、砕
石Cを穴Bの上部まで投入して支柱を固定する。この
際、砕石Cは棒などで突き固めながら投入するのが望ま
しい。(図7参照)
【0015】なお、次の支柱を続けて植設する場合は、
図8に示すように、第二工程で抜いた杭2を空気ハンマ
8に吊り下げた状態でクレーン4にて移動し、杭2の下
端を次の植設地点の地面に降ろす。そして、フック5を
下げて支持筒12に杭2の上端部を挿入して空気ハンマ
8に当接させ、各ロープを外すとともにピン15を除去
したのち、前記第一工程〜第四工程を反復すればよい。
このようにすれば、いちいち杭2を穴開け装置本体から
取り外すことなく、次々と穴Bが開けられ、作業の迅速
化が計れる。
図8に示すように、第二工程で抜いた杭2を空気ハンマ
8に吊り下げた状態でクレーン4にて移動し、杭2の下
端を次の植設地点の地面に降ろす。そして、フック5を
下げて支持筒12に杭2の上端部を挿入して空気ハンマ
8に当接させ、各ロープを外すとともにピン15を除去
したのち、前記第一工程〜第四工程を反復すればよい。
このようにすれば、いちいち杭2を穴開け装置本体から
取り外すことなく、次々と穴Bが開けられ、作業の迅速
化が計れる。
【0016】なお、本発明では、杭を打ち込んでから引
き抜くという方法で地面に穴を設けるため、杭を打ち込
む際、穴の周囲の土が杭により圧縮されるので、同径の
穴をアースオーガー等で掘設したような場合に比べて、
周壁の固い穴を設けることができる。よって、のちの工
程により植設した支柱の植設状態が、より堅固なものと
なる。
き抜くという方法で地面に穴を設けるため、杭を打ち込
む際、穴の周囲の土が杭により圧縮されるので、同径の
穴をアースオーガー等で掘設したような場合に比べて、
周壁の固い穴を設けることができる。よって、のちの工
程により植設した支柱の植設状態が、より堅固なものと
なる。
【0017】また、杭を地面に打ち込んだり引き抜いた
りする方法や装置の細部は前記実施例に限定されない
が、穴の周壁を固めるという要件を満たすためには、打
ち込んだり引き抜いたりする際、杭を直径方向に振動さ
せないことが望ましい。なお、杭は、一般的には支柱の
直径に40〜100mmを加えた直径とするのが好適で
ある。
りする方法や装置の細部は前記実施例に限定されない
が、穴の周壁を固めるという要件を満たすためには、打
ち込んだり引き抜いたりする際、杭を直径方向に振動さ
せないことが望ましい。なお、杭は、一般的には支柱の
直径に40〜100mmを加えた直径とするのが好適で
ある。
【0018】砕石は砂や土が少量混入するものでもよ
い。また、第四工程において、砕石の代わりに速乾性の
モルタルを投入してもよく、さらに、砕石をある程度ま
で投入しておいて、その上からモルタルで押さえるよう
なことも可能である。
い。また、第四工程において、砕石の代わりに速乾性の
モルタルを投入してもよく、さらに、砕石をある程度ま
で投入しておいて、その上からモルタルで押さえるよう
なことも可能である。
【0019】また、本発明により、路肩など地面に舗装
がないところに支柱が植設できるのはいうまでもない
が、舗装がある場合でも、それが厚さ10cm程度まで
のアスファルト舗装であれば、舗装の上から杭を打ち込
むことが可能であるので、支柱の植設が可能である。
がないところに支柱が植設できるのはいうまでもない
が、舗装がある場合でも、それが厚さ10cm程度まで
のアスファルト舗装であれば、舗装の上から杭を打ち込
むことが可能であるので、支柱の植設が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、次のような効果を奏する。先ず、支柱を直接地面
に打ち込むものではないので、地面が固い場合でも、細
い支柱や強度の低い支柱を用いた場合でも、支柱が曲が
ったり変形したりして、のちの作業に支障を来すことが
ない。
ので、次のような効果を奏する。先ず、支柱を直接地面
に打ち込むものではないので、地面が固い場合でも、細
い支柱や強度の低い支柱を用いた場合でも、支柱が曲が
ったり変形したりして、のちの作業に支障を来すことが
ない。
【0021】また、杭の長さは支柱の地中部分の長さよ
り若干長い程度で済むので、従来のように長い支柱を直
接打ち込む場合に比べて、上方空間に余裕のない場所に
も支柱を植設することができるとともに、打ち込みのた
めの器具をセットする作業が容易となり、作業の安全性
も向上する。
り若干長い程度で済むので、従来のように長い支柱を直
接打ち込む場合に比べて、上方空間に余裕のない場所に
も支柱を植設することができるとともに、打ち込みのた
めの器具をセットする作業が容易となり、作業の安全性
も向上する。
【0022】また、地面を掘る作業がないので、労働負
荷を軽減でき、作業に要する時間を短縮することができ
る。
荷を軽減でき、作業に要する時間を短縮することができ
る。
【0023】さらに、容易な作業で垂直に、かつ、所望
の高さに支柱を植設することができるとともに、支柱を
強固に植設することができ、フェンス等の重みや風の力
などにより支柱が傾いたり倒れたりすることもない。
の高さに支柱を植設することができるとともに、支柱を
強固に植設することができ、フェンス等の重みや風の力
などにより支柱が傾いたり倒れたりすることもない。
【0024】そして、前記した穴開け装置を使用するこ
とにより、本発明方法による支柱の植設がさらに容易に
なり、作業の迅速化と省力化が計れる。
とにより、本発明方法による支柱の植設がさらに容易に
なり、作業の迅速化と省力化が計れる。
【図1】本発明による支柱を植設するための穴開け装置
の実施例を示す正面図である。
の実施例を示す正面図である。
【図2】図1の空気ハンマの部分を拡大して示す正面図
である。
である。
【図3】図1をI−I線矢印方向から見た一部を断面で
示す平面図である。
示す平面図である。
【図4】本発明による支柱の植設方法の実施例における
第一工程を説明する図である。
第一工程を説明する図である。
【図5】本発明による支柱の植設方法の実施例における
第二工程を説明する図である。
第二工程を説明する図である。
【図6】本発明による支柱の植設方法の実施例における
第三工程を説明する図である。
第三工程を説明する図である。
【図7】本発明による支柱の植設方法の実施例における
第四工程を説明する図である。
第四工程を説明する図である。
【図8】本発明による支柱を植設するための穴開け装置
の実施例において、次の植設地点への移動の状態を示す
正面図である。
の実施例において、次の植設地点への移動の状態を示す
正面図である。
1 支柱 2 杭 4 クレーン 6 ガイドパイプ 8 空気ハンマ 11 支持板 12 支持筒 B 穴 C 砕石
Claims (2)
- 【請求項1】 次の各工程からなることを特徴とする、
支柱の植設方法。 (イ)支柱より直径の大きい杭を地面に打ち込む第一工
程。 (ロ)打ち込んだ杭を引き抜く第二工程。 (ハ)杭を引き抜いたあとの穴に砕石を投入して穴の深
さを調節する第三工程。 (ニ)穴に支柱を挿入し、垂直に支持しながら、砕石お
よびモルタルのうち少なくとも1つを穴に投入して支柱
を固定する第四工程。 - 【請求項2】 植設する支柱より直径の大きい杭と、ク
レーンに懸吊される2本以上の平行なガイドパイプと、
該ガイドパイプに上下に移動自在に装着される空気ハン
マと、該空気ハンマの下側に設けられ前記杭の上端部を
外嵌する支持筒と、前記ガイドパイプの下端に設けられ
前記杭を遊嵌する支持板とを備えたことを特徴とする、
支柱を植設するための穴開け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4182768A JP2598738B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 支柱固定穴の形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4182768A JP2598738B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 支柱固定穴の形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07189529A true JPH07189529A (ja) | 1995-07-28 |
JP2598738B2 JP2598738B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=16124085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4182768A Expired - Fee Related JP2598738B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 支柱固定穴の形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598738B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016132919A (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-25 | 株式会社松榮技研 | コンクリート打設面の仕上げ方法とそれに用いる天端設定装置 |
JP2016145452A (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-12 | 大成建設株式会社 | 傾斜面におけるフェンス構築方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56115472A (en) * | 1980-02-16 | 1981-09-10 | Tadashi Kido | Hollow pipe burying method for building pillar |
JPS5836559A (ja) * | 1981-08-10 | 1983-03-03 | エチコン・インコ−ポレ−テツド | ポリオレフイン製外科器具及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP4182768A patent/JP2598738B2/ja not_active Expired - Fee Related
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