JP2016145452A - 傾斜面におけるフェンス構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 傾斜面における施工性、作業性を向上させることができ、安全性の高いフェンス構築方法を提供する。
【解決手段】 フェンス構築方法は、傾斜面1に沿って、2つのモノレール軌条5、7を敷設し、モノレール軌条5に沿って、複数の足場ステージ2a、2b、2c・・・2nを階段状に設け、互いに隣り合った足場ステージのうち、上方の足場ステージにおいて、下方の足場ステージにおける作業の一つ先の作業を行うようにし、モノレール軌条7上に、一つの足場ステージにおけるフェンス構築工事に必要な資材を搭載した第一の台車9を走らせ、モノレール軌条5上に位置している第二の台車10に搭載されたクレーン12によって、第一の台車9に搭載されている資材を吊り上げて、その資材を必要とする足場ステージに供給するように構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、傾斜面におけるフェンス構築方法に関するものであり、さらに詳細には、傾斜面における施工性、作業性を向上させることができ、安全性の高いフェンス構築方法に関するものである。
特開平2002−295058号公報(特許文献1)は、傾斜面における安全性の高いフェンス構築方法を開示している。
特許文献1に記載された方法は、中央部に長孔が形成された支持盤を、その上面が傾斜面に平行になり、かつ、長孔の長手方向が傾斜面の傾斜方向に平行になるように埋設し、長孔内に、叩打機を用いて、長孔の長壁に沿って、支柱支持パイプを叩打して、直立方向に傾斜面に埋設し、支柱支持パイプ内の土を圧密し、その結果、支柱支持パイプの上部に形成される空間に、支柱を挿入し、支柱の外周と空間の内周との間の間隙にモルタルを充填して、硬化凝結させることを特徴とするものである。
特開平2002−295058号公報
しかしながら、特許文献1には、支持盤を傾斜面の埋設位置にどのように運搬するかについての記載はなく、また、叩打機をどのように配置して支柱支持パイプを、叩打するかについての記載もない。
したがって、従来の方法によって、支持盤を傾斜面の埋設位置に運搬し、叩打機を配置して支柱支持パイプを、叩打するようにせざるを得ないが、従来の方法による場合には、大型のクレーンを傾斜面の法尻から平坦部に据え付けて、支持盤を傾斜面の埋設位置に運搬し、大型のクレーンによって、叩打機を吊り下げて、所定の位置に配置するということになり、大型のクレーンのブーム範囲(ブームの作業半径)でしか、フェンスを構築することができないという問題があった。さらには、クレーンブームが振り回される作業半径内における落下事故の危険性が広範囲に及ぶという問題もあった。
また、従来技術によって傾斜面にフェンスを構築する場合には、通常、人力に頼らざるを得ないため、施工性が低く、モノレールを敷設しても、資材の運搬にしか使用できないため、フェンス工事の作業性を向上させることはできないという問題があった。
したがって、本発明は、傾斜面における施工性、作業性を向上させることができ、安全性の高いフェンス構築方法を提供することを目的とするものである。
本発明のかかる目的は、
傾斜面に沿って、2つのモノレール軌条を敷設し、
前記2つのモノレール軌条の一方に沿って、複数の足場ステージを階段状に設け、
前記複数の足場ステージの互いに隣り合った足場ステージのうち、上方の足場ステージにおいて、下方の足場ステージにおける作業の一つ先の作業を行うようにし、
前記2つのモノレール軌条の他方に、フェンス構築用資材を搭載している第一の台車を走らせ、
前記2つのモノレール軌条の一方に、第二の台車を走らせ、第二の台車が搭載している搬送手段によって、前記第一の台車上のフェンス構築用資材を吊り上げて、その資材を必要とする前記複数の足場ステージの一つに供給することを特徴とするフェンス構築方法によって解決される。
本発明によれば、2つのモノレール軌条を敷設し、その一方のモノレール軌条に沿って、複数の足場ステージを階段状に設け、他方のモノレール軌条に資材を搭載した第一の台車を走らせ、モノレール軌条の一方から、2つのモノレール軌条の一方の上を移動可能な第二の台車が搭載している搬送手段によって、第一の台車上に搭載されているフェンス構築用資材を釣り上げて、その資材を必要とする足場ステージに供給するように構成されているから、施工性および作業性を大幅に向上させることができる。
また、互いに隣り合った足場ステージのうち、上方の足場ステージにおいて、下方の足場ステージにおける作業の一つ先の作業を行うようにしているから、ある足場ステージに必要な資材を供給し終わると、その足場ステージの上方に隣接する足場ステージに第一の台車から資材が供給され、下方の足場ステージから、順次、上方に隣り合った足場ステージに資材が供給されて、一つ先の作業だけが行われ、混在した作業がなくなり、したがって、工事の安全性を大幅に向上させることが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記第二の台車が搭載している搬送手段による前記第一の台車上に搭載されているフェンス構築用資材の前記複数の足場ステージの一つへの供給が完了すると、前記第一の台車を前記2つのモノレール軌条の他方の上を走らせ法尻まで下降させ、フェンス構築用資材が供給された前記足場ステージの一つに隣り合い、上方に位置する足場ステージにおいて必要なフェンス構築用資材を前記第一の台車に搭載するように構成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、第一の台車は、単に1つの足場ステージにおけるフェンス構築工事に必要な資材を法尻から運搬するだけでよいから、作業性および施工性を向上させることができる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記第二の台車が搭載している搬送手段による前記第一の台車上に搭載されているフェンス構築用資材の前記複数の足場ステージの一つへの供給が完了すると、前記第二の台車を、前記2つのモノレール軌条の一方の上を走行させ、フェンス構築用資材が供給された前記足場ステージの一つに隣り合い、上方に位置する足場ステージに対向する位置に移動させるように構成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、搬送手段を搭載し、2つのモノレール軌条の一方の上を移動する第二の台車は、ある足場ステージにおけるフェンスの構築が完了すると、隣接した上方の足場ステージ、すなわち、1つ上の足場ステージに対向する位置に移動されるだけであるので、作業性および施工性を大幅に向上させることが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第二の台車が、搬送手段として、クレーンを搭載している。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、第二の台車に搭載されているクレーンは単に1つの足場ステージにおけるフェンス工事に必要な資材を第一の台車から対応する1つの足場ステージに移送することができればよいから、法尻に大型のクレーンを設置して、工事資材を傾斜面の高い位置まで運搬する必要がなく、小さなクレーンを用いれば足りるから、工事の安全性を大幅に向上させることができる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記複数の足場ステージを階段状に一団として設けて行うフェンス構築方法であって、一団の複数の足場ステージの一端に位置し、すべての作業が終了した足場ステージを解体し、解体した前記足場ステージを一団の他端に位置する足場ステージに隣接させて組み立し、階段状に一団の足場ステージとなるよう設けるように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記第一の台車に、フェンス構築用資材として、支柱が搭載され、前記第二の台車にボーリングマシンが搭載されている。
本発明によれば、傾斜面における施工性、作業性を向上させることができ、安全性の高いフェンス構築方法を提供することが可能になる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるフェンス構築方法によって、フェンスが構築される工事現場の略側面図である。 図2は、本発明の好ましい実施態様にかかるフェンス構築方法によって、フェンスが構築される工事現場の略平面図である。 図3は第二の台車の概略図である。 図4は、本発明の好ましい実施態様にかかるフェンス構築方法におけるステップを示す略側面図である。 図5は、本発明の好ましい実施態様にかかるフェンス構築方法におけるステップを示す略側面図である。 図6は、本発明の好ましい実施態様にかかるフェンス構築方法におけるステップを示す略側面図である。 図7は、本発明の好ましい実施態様にかかるフェンス構築方法におけるステップを示す略側面図である。 図8は、本発明の好ましい実施態様にかかるフェンス構築方法におけるステップを示す略側面図である。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるフェンス構築方法によって、フェンスが構築される工事現場の略側面図であり、図2にはその略平面図である。
図1に示されるように、フェンスを構築する工事現場は傾斜面1になっており、本実施態様においては、5つの異なる作業ステップ、すなわち、作業ステップ1、作業ステップ2、作業ステップ3、作業ステップ4および作業ステップ5と、足場ステージを解体するための足場ステージ解体ステップによって、フェンスが構築されるように構成されている。
ここに、5つの異なる作業ステップは、異なる作業グループによって実行されるように構成されており、作業ステップ1は作業グループ1によって、作業ステップ2は作業グループ2によって、作業ステップ3は作業グループ3によって、作業ステップ4は作業グループ4によって、作業ステップ5は作業グループ5によって、それぞれ、実行される。
一方、足場ステージ解体ステップは、作業グループ5によって解体される。
フェンスを構築するにあたっては、まず、作業ステップ1を実行するための第一の足場ステージ2A、作業ステップ2を実行するための第二の足場ステージ2B、作業ステップ3を実行するための第三の足場ステージ2C、作業ステップ4を実行するための第四の足場ステージ2Dおよび作業ステップ5を実行するための第五の足場ステージ2Eが設けられる。
ここに、足場ステージ2A、2B、2C、2D、2Eは、それぞれ、幅および傾斜面1に沿った方向の長さはほぼ一定になるように設けられている。
図2に示されるように、フェンスが構築される傾斜面1には、傾斜面1の下方から上方に延びるように、2条のモノレール軌条5、7が設けられている。
2条のモノレール5、7うち、モノレール軌条5は、第一の足場ステージ2A、第二の足場ステージ2B、第三の足場ステージ2C、第四の足場ステージ2D、第五の足場ステージ2Eに沿った位置に設けられ、他方のモノレール軌条7は、モノレール軌条5と略平行に設けられている。
本実施態様においては、モノレール軌条7上には、各足場ステージ2A、2B、2C、2D、2Eにおけるフェンス工事に使用される支柱やフェンスなどの資材を搭載した第一の台車9が走行するように構成されている。
一方、モノレール軌条5上には、図3に示されるように、クレーン12を備え、ボーリングマシン15を搭載した第二の台車10が走行するように構成されている。
このように構成された本発明の好ましい実施態様にかかるフェンス構築方法においては、以下のようにして、傾斜面1上に、フェンス(図示せず)が構築される。
図4ないし図7は、本発明の好ましい実施態様にかかるフェンス構築方法におけるステップを示す略側面図である。
まず、クレーン12を備え、ボーリングマシン15を搭載した第二の台車10がモノレール軌条5上で、傾斜地面の法尻から最も近く、最も低い位置に設けられた第一の足場ステージ2Aに対向する位置に固定される。ここに、図3に示されるように、第二の台車10は、ボーリングマシン15を備え、ボーリングマシン15を搭載しているのみで、フェンスを構築するための資材は搭載していない。
次いで、第一の台車9に第一の足場ステージ2Aにおけるフェンス構築のために必要な支柱やフェンスなどの資材を搭載し、資材を搭載した第一の台車9を、モノレール軌条7上を移動させ、第一の足場ステージ2Aに対向する位置に固定させる。
第二の台車10では、搭載されたボーリングマシン15がクレーン12によって吊り揚げられ、第一の足場ステージ2Aに移送される。移送後、作業グループ1により作業ステップ1(ボーリングマシンの設置よび地盤の削孔)が開始される。すなわち、ボーリングマシン15を用いて、傾斜面の地盤の削孔作業が開始される。
作業ステップ1の地盤の削孔が終了すると、作業グループ1が第二の足場ステージ2Bに移るとともに、第二の台車10が第二の足場ステージ2Bに対向する位置に移送されて、固定され、第二の台車10に搭載されたクレーン12によって、ボーリングマシン15は、第一の足場ステージ2Aから第二の足場ステージ2Bに移送される。
こうして、ボーリングマシン15が第二の足場ステージ2Bに移送されると、第二の台車10は、第二の足場ステージ2Bの位置から第一の足場ステージ2Aに対向する位置に戻される。
その後、第二の台車10に備えられたクレーン12が起動され、第一の台車9に搭載されている支柱20などの資材が、クレーン12によって、順次、第一の台車9から第一の足場ステージ2Aに移送される。
第一の台車9に搭載されている支柱などの資材が第一の足場ステージ2Aに移送されると、作業グループ2により作業ステップ2(支柱建込と支柱根固め)が開始される。具体的には、図4に示されるように、第一の足場ステージ2Aでは、クレーン12によって支柱が吊り揚げられ、削孔した孔に支柱20が鉛直に建て込まれる。
支柱20などの資材を第一の足場ステージ2Aに移送すると、第一の台車9はモノレール軌条7上を法尻まで下降されて、待機状態に入る。
第一の足場ステージ2Aにおいて、作業グループ2により支柱20が鉛直に建て込まれるのと並行して、第二の足場ステージ2Bにおいては、作業グループ2によって、ボーリングマシン15によって傾斜面の地盤が削孔される。
こうして、第二の足場ステージ2Bでの作業ステップ1(ボーリングマシンの設置よび地盤の削孔)が完了すると、作業グループ1は第三の足場ステージ2Cに移り、次いで、ボーリングマシン15が第二の台車10に搭載され、第二の台車10が第三の足場ステージ2Cに対向する位置に移動し、第二の台車10が固定されてから、ボーリングマシン15は、クレーン12によって第二の足場ステージ2Bより一つ上の第三の足場ステージ2Cに移送される。
第一の足場ステージ2Aにおける作業グループ2による作業ステップ2が完了するとともに、第二の足場ステージ2Bでの作業グループ1による作業ステップ1が完了し、作業グループ2が第三の足場ステージ2Cに移ると、作業グループ2は第二の足場ステージ2Bに移り、作業ステップ2(支柱建込と支柱根固め)が開始される。
作業グループ2が第二の足場ステージ2Bに移ると、作業グループ3が第一の足場ステージ2Aに入って、第一の足場ステージ2Aにおいて、作業ステップ3(支柱に取付けるフェンスの位置を墨だし)を開始する。
第二の台車10は、ボーリングマシン15を第三の足場ステージ2Cに移送した後、第三の足場ステージ2Cに対向する位置から第二の足場ステージ2Bに対向する位置に戻る。
法尻で待機していた第一の台車9に、第二の足場ステージ2Bにおいて、作業ステップ2に必要な支柱20などの資材が搭載され、第一の台車9がモノレール軌条7上を第二の足場ステージ2Bに対向する位置に移動される。
その後、第二の台車10に備えられたクレーン12が起動され、第一の台車9に搭載されている支柱20などの資材が、クレーン12によって、順次、第一の台車9から第二の足場ステージ2Bに移送される。
次いで、第二の足場ステージ2Bでは、作業グループ2によって、クレーン12によって移送された支柱20を吊り揚げ、削孔した孔に支柱が鉛直に建て込まれ、作業ステップ2(支柱建込と支柱根固め)が実行される。
図5に示されるように、第二の足場ステージ2Bにおける作業グループ2による作業ステップ2(支柱建込と支柱根固め)の実行と並行して、第三の足場ステージ2Cにおいては、作業グループ1によって、作業ステップ1(ボーリングマシンの設置および地盤の削孔)が実行され、第一の足場ステージ2Aにおいては、作業グループ3によって、図5に示されるように、作業ステップ3(支柱に取付けるフェンスの位置を墨だし)が実行される。
支柱などの資材を第二の足場ステージ2Bに移送すると、第一の台車9はノレール軌条7上を法尻まで下降されて、待機状態に入る。
こうして、第三の足場ステージ2Cにおける作業グループ1による作業ステップ1(ボーリングマシンの設置および地盤の削孔)が完了すると、作業グループ1は第四の足場ステージ2Dに移って、第四の足場ステージ2Dにおいて、作業ステップ1が開始される。第三の足場ステージ2Cにおける作業グループ1による作業ステップ1が完了して、作業グループ1が第四の足場ステージ2Dに移り、第二の足場ステージ2Bにおける作業グループ2による作業ステップ2(支柱建込と支柱根固め)が完了すると、作業グループ2は第三の足場ステージ2Cに移って、第三の足場ステージ2Cにおいて、作業ステップ2(支柱建込と支柱根固め)を開始する。
図6に示されるように、第一の足場ステージ2Aにおける作業グループ3による作業ステップ3(支柱に取付けるフェンスの位置を墨だし)が完了し、第二の足場ステージ2Bにおける作業グループ2による作業ステップ2(支柱建込と支柱根固め)が完了して、作業グループ2が第三の足場ステージ2Cに移ると、作業グループ3は第二の足場ステージ2Bに移って、作業ステップ3(支柱に取付けるフェンスの位置を墨だし)を開始する。
作業グループ3が第二の足場ステージ2Bに移ると、作業グループ4が第一の足場ステージ2Aに入って、作業ステップ4(フェンスを取り付けるのに用いるボルトの穴あけ)が開始される。
こうして、第四の足場ステージ2Dにおける作業グループ1による作業ステップ1(ボーリングマシンの設置および地盤の削孔)が完了すると、作業グループ1は第五の足場ステージ2Eに移って、第五の足場ステージ2Eにおいて、作業ステップ1を開始する。
図7に示されるように、作業グループ1が第五の足場ステージ2Eに移り、第三の足場ステージ2Cにおける作業グループ2による作業ステップ2(支柱建込と支柱根固め)が完了すると、作業グループ2は第四の足場ステージ2Dに移って、第四の足場ステージ2Dにおいて、作業ステップ2が開始される。
作業グループ2が第四の足場ステージ2Dに移り、第二の足場ステージ2Bにおける作業グループ3による作業ステップ3(支柱に取付けるフェンスの位置を墨だし)が完了すると、作業グループ3は第三の足場ステージ2Cに移って、第三の足場ステージ2Cにおいて、作業ステップ3が開始される。
作業グループ3が第三の足場ステージ2Cに移り、第一の足場ステージ2Aにおける作業グループ4による作業ステップ4(フェンスを取り付けるのに用いるボルトの穴あけ)が完了すると、作業グループ4は第二の足場ステージ2Bに移って、第二の足場ステージ2Bにおいて、作業ステップ4が開始される。
作業グループ4が第二の足場ステージ2Bに移ると、作業グループ5が第一の足場ステージ2Aに入り、作業ステップ5(ボルトでのフェンスの固定および他の付属部品の取り付け)が開始される。
こうして、第五の足場ステージ2Eにおいて、作業グループ1による作業ステップ1(ボーリングマシンの設置よび地盤の削孔)が完了すると、作業グループ1によって、図8に示されるように、第五の足場ステージ2Eに上方の傾斜面1上に、第六の足場ステージ2Fが設けられ、作業グループ1が第六の足場ステージ2Fに移って、作業ステップ1が開始される。なお、第六の足場ステージ2Fは、後述のように、第一の足場ステージ2Aを解体し、足場材料を第一の台車9で、足場ステージ2Eの隣に移送して、組み立てられる。
第四の足場ステージ2Dにおいて、作業グループ2による作業ステップ2(支柱建込と支柱根固め)が完了し、かつ、作業グループ1が第六の足場ステージ2Fに移ると、作業グループ2が第五の足場ステージ2Eに移って、作業ステップ2が開始される。
第三の足場ステージ2Cにおける作業グループ3による作業ステップ3(支柱に取付けるフェンスの位置を墨だし)が完了し、かつ、作業グループ2が第五の足場ステージ2Eに移ると、作業グループ3が第四の足場ステージ2Dに移って、作業ステップ3が開始される。
一方、第二の足場ステージ2Bにおける作業グループ4による作業ステップ4(フェンスを取り付けるのに用いるボルトの穴あけ)が完了し、かつ、作業グループ3が第四の足場ステージ2Dに移ると、作業グループ4が第三の足場ステージ2Cに移って、作業ステップ4が開始される。
こうして、作業グループ1、作業グループ2、作業グループ3および作業グループ4が、それぞれ、第六の足場ステージ2F、第五の足場ステージ2E、第四の足場ステージ2D、第三の足場ステージ2Cに移り、かつ、第一の足場ステージ2Aにおける作業グループ5の作業ステップ5(ボルトでのフェンスの固定および他の付属部品の取り付け)が完了すると、第一の足場ステージ2Aを用いたフェンスの構築が完了するから、作業グループ5によって第一の足場ステージ2Aが解体され、足場材が第一の台車9に搭載され、足場ステージ2Eの隣の位置まで運搬される。その後、作業グループ1によって、足場ステージ2Fが組み立てられる。
第一の足場ステージ2Aの解体が完了すると、作業グループ5は第二の足場ステージ2Bに移って、作業ステップ4が開始される。
このように傾斜面1のフェンス構築ラインに沿って、足場ステージを打って返しを繰り返しながら、一団の足場ステージにおいて、フェンス構築のための作業がなされ、傾斜面1にフェンスが構築される。
本実施態様によれば、第二の台車10に搭載されたクレーン12は単に1つの足場ステージ2A、2B、2C、2D、2E、2F・・・におけるフェンス工事に必要な資材を第一の台車9から対応する1つの足場ステージ2A、2B、2C、2D、2E、2F・・・に移送することができればよいから、法尻に大型のクレーンを設置して、工事資材を傾斜面の高い位置まで運搬する必要がなく、したがって、小さなクレーン12を用いれば足りるから、工事の安全性を向上させることができる。
また、本実施態様によれば、モノレール軌条7上を昇降する第一の台車9は単に1つの足場ステージ2A、2B、2C、2D、2E、2F・・・におけるフェンス工事に必要な資材を法尻から運搬するだけでよいから、作業性および施工性を向上させることができる。
さらに、本実施態様によれば、クレーン12を搭載し、モノレール軌条5上を移動する第二の台車10は、ある足場ステージ2A、2B、2C、2D、2E、2F・・・における地盤の削孔作業が完了すると、隣接した上方の足場ステージ2B、2C、2D、2E、2F・・・、すなわち、1つ上の足場ステージ2B、2C、2D、2E、2F・・・に対向する位置に移動されるだけであるので、作業性および施工性を大幅に向上させることが可能になる。
また、本実施態様によれば、フェンス構築工事が行われている足場ステージ2A、2B、2C、2D、2E、2F・・・の上方の足場ステージ2B、2C、2D、2E、2F・・・においては、一つ先の作業が行われ、混在した作業がなくなるので、工事の安全性を大幅に向上させることが可能になる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、前記実施態様においては、フェンスの構築に先立って、5つの足場ステージ2A、2B、2C、2D、2Eを傾斜面1上に設けているが、フェンスの構築に先立って、5つの足場ステージ2A、2B、2C、2D、2Eを傾斜面1上に設けることは必ずしも必要ではなく、フェンスの構築に必要な作業に応じて、5未満あるいは5を超える足場ステージを傾斜面1上に設けて、フェンスの構築を開始するようにしてもよい。
さらに、前記実施態様においては、2本のモノレール軌条のうち、モノレール軌条7上を走行する第一の台車9はクレーンなどの搬送機械を備えていないが、第一の台車9がクレーンなどの搬送機械を備えていてもよく、その場合には、他方のモノレール軌条5上を移動する第二の台車10のクレーン12と併用することができるので施工性が向上する。
また、前記実施態様においては、2本のモノレール軌条5、7は略平行に設けられているが、2本のモノレール軌条5、7は略平行に設けられることは必ずしも必要でない。
さらに、前記実施態様においては、足場ステージ2A、2B、2C、2D、2Eは、それぞれ、幅および傾斜面1に沿った方向の長さはほぼ一定になるように設けられているが、足場ステージ2A、2B、2C、2D、2Eを幅および傾斜面1に沿った方向の長さはほぼ一定になるように設けることは必要がなく、足場ステージ2A、2B、2C、2D、2Eが設置される傾斜面1に応じて、幅および傾斜面1に沿った方向の長さを異なったものとすることができる。
1 傾斜面
2A、2B、2C、2D、2E、2F 階段状の足場ステージ
5、7 モノレール軌条
9 第一の台車
10 第二の台車
12 クレーン
15 ボーリングマシン
20 支柱
21 フェンス

Claims (5)

  1. 傾斜面に沿って、2つのモノレール軌条を敷設し、
    前記2つのモノレール軌条の一方に沿って、複数の足場ステージを階段状に設け、
    前記複数の足場ステージの互いに隣り合った足場ステージのうち、上方の足場ステージにおいて、下方の足場ステージにおける作業の一つ先の作業を行うようにし、
    前記2つのモノレール軌条の他方に、フェンス構築用資材を搭載している第一の台車を走らせ、
    前記2つのモノレール軌条の一方に、第二の台車を走らせ、第二の台車が搭載している搬送手段によって、前記第一の台車上のフェンス構築用資材を吊り上げて、その資材を必要とする前記複数の足場ステージの一つに供給することを特徴とするフェンス構築方法
  2. 前記第二の台車が搭載している搬送手段による前記第一の台車上に搭載されているフェンス構築用資材の前記複数の足場ステージの一つへの供給が完了すると、前記第一の台車を前記2つのモノレール軌条の他方の上を走らせ法尻まで下降させ、フェンス構築用資材が供給された前記足場ステージの一つに隣り合い、上方に位置する足場ステージにおいて必要なフェンス構築用資材を前記第一の台車に搭載するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフェンス構築方法。
  3. 前記第二の台車が搭載している搬送手段による前記第一の台車上に搭載されているフェンス構築用資材の前記複数の足場ステージの一つへの供給が完了すると、前記第二の台車を、前記2つのモノレール軌条の一方の上を走行させ、フェンス構築用資材が供給された前記足場ステージの一つに隣り合い、上方に位置する足場ステージに対向する位置に移動させるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフェンス構築方法。
  4. 前記複数の足場ステージを階段状に一団として設け、一団の複数の足場ステージの一端に位置し、すべての作業が終了した足場ステージを解体し、解体した前記足場ステージを一団の他端に位置する足場ステージに隣接させて組み立し、階段状に一団の足場ステージとなるよう設けるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフェンス構築方法。
  5. 前記第一の台車に、フェンス構築用資材として、支柱が搭載され、前記第二の台車にボーリングマシンが搭載されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフェンス構築方法。
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