JP2018204303A - 鉄筋籠建込みシステム - Google Patents

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【課題】効率的に正確な位置に鉄筋籠を建て込むことが可能な鉄筋籠建込みシステムを提供する。【解決手段】掘削溝Tに鉄筋籠Sを建て込むための鉄筋籠建込みシステム1である。そして、鉄筋籠の建込み位置Pに合わせて設置される門型の櫓部2,2と、鉄筋籠を載せて櫓部の外側からその下を通って建込み位置上に移動させる移動台車部3と、櫓部に支持されて鉄筋籠の吊り下げが可能な建込み装置とを備えている。ここで、櫓部は掘削溝を跨いで設置されており、移動台車部は掘削溝の長手方向に移動することになる。【選択図】図1

Description

本発明は、地中連続壁や山留壁などを構築するために掘削溝に鉄筋籠を建て込むための鉄筋籠建込みシステムに関するものである。
特許文献1,2に開示されているように、地盤に掘削された掘削溝に鉄筋籠を建て込んで、現場打ちコンクリートを掘削溝に流し込むことによって地中連続壁を構築する方法が知られている。
特許文献1には、掘削溝のガイドウォール上面に設置されたレールに沿って、鉄筋籠が吊り下げられた状態の鉄筋籠建込機を移動させることで、配管やトンネルなどの地中埋設物の下に鉄筋籠の配置を可能とする構成が開示されている。
一方、特許文献2には、自走式クローラを備えた鉄筋籠の運搬建込み機が開示されている。この運搬建込み機は、鉄筋籠の吊り上げ、運搬、掘削溝内への吊り下ろしを1台で行うことができる。
特開2016−75083号公報 特開2002−30654号公報
しかしながら特許文献1,2に開示された建込み機は、鉄筋籠を吊り下げた状態で移動させるために不安定な状態が発生しやすい。また、鉄筋籠を吊り下げた状態で移動させる場合、移動速度が上げられないうえに建込み位置の位置決めを行うのが難しく、手間がかかる。
そこで、本発明は、効率的に正確な位置に鉄筋籠を建て込むことが可能な鉄筋籠建込みシステムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の鉄筋籠建込みシステムは、掘削溝に鉄筋籠を建て込むための鉄筋籠建込みシステムであって、前記鉄筋籠の建込み位置に合わせて設置される門型の櫓部と、前記鉄筋籠を載せて前記櫓部の外側からその下を通って前記建込み位置上に移動させる移動台車部と、前記櫓部に支持されて前記鉄筋籠の吊り下げが可能な建込み装置とを備え、前記櫓部は前記掘削溝を跨いで設置されており、前記移動台車部は前記掘削溝の長手方向に移動することを特徴とする。
ここで、前記櫓部は一対が前記建込み位置を挟んで設置され、前記移動台車部は前記掘削溝に沿って設けられたレール部を移動する構成とすることができる。
また、前記建込み位置に隣接して、前記掘削溝に建て込まれた前記鉄筋籠を一時的に支持させるための仮受け材を挿し込む挿入装置が配置される構成とすることができる。
さらに、前記挿入装置は、前記仮受け材を前記掘削溝の幅方向に送り出す送出部と、張り出された前記仮受け材の先端の高さを調整するジャッキ部とを備えるとともに、前記挿入装置は前記掘削溝の長手方向に間隔を置いて複数台が設置される構成とすることができる。
このように構成された本発明の鉄筋籠建込みシステムは、鉄筋籠の建込み位置に合わせて設置される門型の櫓部と、鉄筋籠を載せて建込み位置上に移動させる移動台車部と、移動してきた鉄筋籠を吊り下げる建込み装置とを備えている。
このため、効率的に鉄筋籠を建込み位置に供給できるうえに、鉄筋籠の建込み位置に合わせて設置された櫓部によって、容易に正確な位置に鉄筋籠を建て込むことができる。
また、一対の櫓部が建込み位置を挟んで設置され、レール部に沿って移動台車部を移動させる構成であれば、建込み位置への位置決めを短時間で正確に行うことができるようになる。
さらに、掘削溝に建て込まれた鉄筋籠を一時的に支持させるための仮受け材の挿入装置が建込み位置に隣接して配置されていれば、鉄筋籠の重量が大きくなって大型の仮受け材が必要となった場合でも、簡単に仮受けを行うことができるようになる。
また、挿入装置が仮受け材の先端高さを調整するジャッキ部を備えていれば、仮受け材の先端が垂れ下がるような場合でも、高さを調整して所望する位置に差し渡すことができる。
本実施の形態の鉄筋籠建込みシステムの構成を説明する平面図である。 本実施の形態の鉄筋籠建込みシステムの構成を説明する側面図である。 本実施の形態の鉄筋籠建込みシステムの構成を説明する正面図である。 挿入装置の構成を説明するために仮受け材の一部を切断して示した説明図である。 挿入装置の構成を説明するための図で、(a)は側面図、(b)はA−A矢視方向で見た断面図、(c)はB−B矢視方向で見た断面図である。 本実施の形態の鉄筋籠建込みシステムによる建込み工程を説明する工程図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1−図3は、本実施の形態の鉄筋籠建込みシステム1の構成を説明する図である。この鉄筋籠建込みシステム1は、高架橋や建物などの既存の構造物が支障となって、大型クレーンなどが使用できない場合などに利用される。
すなわち、地盤Gに掘削溝Tを設けて場所打ちコンクリートによって地中連続壁や山留壁を構築する場合に、地中連続壁等の深度が大きければ、高さのある鉄筋籠を建て込まなければならない。
このような場合に、大型のクレーンが設置でき、かつ大型の鉄筋籠を組み立てる広い作業ヤードが確保できる施工現場であれば、大型のクレーンを使用して鉄筋籠を建て込むこともできる。
しかしながら、建込み位置Pの上方に高架橋が架け渡されているなど空頭に制限があったり(低空頭)、都心部などの広い作業ヤードの確保が難しい狭隘な施工現場であったりした場合は、鉄筋籠を4m〜10m程度の高さに分割して、建込みを行っていくことになる。本実施の形態の鉄筋籠建込みシステム1は、このように分割された鉄筋籠Sを掘削溝Tの決められた位置に建て込むために使用される。
本実施の形態で説明する掘削溝Tは、図1に示すように、平面視略長方形の帯状に形成される。掘削溝Tの両側にはガイドウォールT1,T1が略平行に設けられる。
ガイドウォールT1は、図3に示すように、掘削溝Tの坑口を保護して定規とするために鋼材等によって形成される。ここで、掘削溝Tの側縁となるガイドウォールT1の部分を溝縁部T2とする。
本実施の形態の鉄筋籠建込みシステム1は、一対の門型の櫓部2,2と、鉄筋籠Sを載せて移動させる移動台車部3と、櫓部2,2に支持されて鉄筋籠Sの吊り下げが可能な吊り治具24を有する建込み装置とによって主に構成される。
一対の櫓部2,2は,図1に示すように、鉄筋籠Sの建込み位置Pを挟んで設置される。櫓部2は、図3に示すように、掘削溝Tを跨いで設置される。すなわち櫓部2は、掘削溝Tの両側に建てられる支柱部21,21と、支柱部21,21の上端間に架け渡される梁部22とによって形成される。
また、図2に示すように、掘削溝Tの長手方向に間隔を置いて設置される櫓部2,2の上端間は、連結梁部23によって接続される。すなわち、図6(a)に示すように、櫓部2,2と連結梁部23,23とによって、平面視長方形(ロ字形)の支持架台20が組み立てられる。
この櫓部2,2によって構成される支持架台20の天井部には、図2,3に示すように、吊り治具24,24が取り付けられる。この吊り治具24,24は、下方に配置された鉄筋籠Sを吊り上げ、掘削溝T内に吊り下ろすための建込み装置の一部である。
そして、この吊り治具24,24の下方には、移動台車部3によって鉄筋籠Sが搬送される。すなわち移動台車部3は、櫓部2の外側からその下を通って建込み位置P上に鉄筋籠Sを移動させる搬送手段である。
この移動台車部3は、鉄筋籠Sを載せるための平板状の載置台部31と、載置台部31の下方の例えば四隅に配置される走行手段となるクローラ部32,・・・とによって主に構成される。
移動台車部3は、掘削溝Tの両側縁に沿って設けられたレール部4,4を移動する。すなわちガイドウォールT1,T1(溝縁部T2,T2)間には、図1,3に示すように、横架材41,・・・が掘削溝Tの長手方向に間隔を置いて架け渡される。
そして、図3に示すように、溝縁部T2の真上の横架材41の端部上にレール部4が設置される。レール部4は、溝形鋼などによって形成されており、その内側をクローラ部32が走行することになる。
レール部4はガイドウォールT1に沿って設けられるため、レール部4にクローラ部32を嵌めることによって、移動台車部3を掘削溝Tに沿って長手方向に決められた経路で移動させることができる。
続いて、鉄筋籠Sの建込み位置Pに隣接して配置される挿入装置5について説明する。挿入装置5は、図1に示すように、掘削溝Tに建て込まれた鉄筋籠Sを一時的に支持させるための仮受け材51,51を挿し込むための装置である。
図4,5を参照しながら、挿入装置5の詳細な構成についてさらに説明する。ここで、鉄筋籠Sは、複数の横筋S1,・・・と複数の縦筋S2,・・・とによって直方体状に製作されており、必要に応じて補強枠S3などが取り付けられている。
挿入装置5によって掘削溝Tの幅方向(長手直交方向)に送り出される仮受け材51は、図5(b),(c)に示すように、例えば断面視略I字形をしている。すなわち仮受け材51は、上下に略平行な上フランジ512と下フランジ513との間がウェブ511によって連結された形状となる。仮受け材51は、例えば鉄筋籠Sの横筋S1,・・・の下方に挿し込まれ、横筋S1,・・・を載せることで鉄筋籠Sを支持させる。
図4では、挿入装置5の構成を分かり易く説明するために、仮受け材51の上フランジ512を取り除いてウェブ511の切断面を図示している。仮受け材51は、挿入装置5の設置時はケース部52に収容されており(図3参照)、鉄筋籠Sの建て込み後に送出部53を駆動させることによって、掘削溝Tの幅方向に送り出される。
仮受け材51のウェブ511の一方の側面には、チェーン部54が取り付けられる。チェーン部54は、図5(c)に示すように、下フランジ513の上面に沿って配置され、少なくとも両端は留め部541によってウェブ511に固定される。
チェーン部54は、回転駆動部に架け渡すための余裕部を備えて仮受け材51に取り付けられる。送出部53は、駆動モータ531と、その駆動モータ531によって両方向に回転可能なメインギア部532と、メインギア部532に隣接して配置されるサブギア部533,533とを備えている。
チェーン部54の余裕部は、メインギア部532と両側のサブギア部533,533とに架け渡される。この状態でメインギア部532を回転させると、仮受け材51が鉄筋籠S側又はケース部52側に送り出されることになる。
送出部53には、仮受け材51の姿勢を制御するための複数のローラが配置される。例えば送出部53の前後には、仮受け材51の長手直交方向である横方向への移動や傾きを制限する水平ローラ56,56が配置される。
水平ローラ56,56は、図5(b)に示すように、上フランジ512の両側に配置される。水平ローラ56,56によって仮受け材51を両側から挟むことで、仮受け材51の横方向(軸直交方向)への移動や傾きを抑えることができる。
また、送出部53の前方(掘削溝T側)には、支えローラ57,57が配置される。支えローラ57,57によって上フランジ512を下から受けさせることで、仮受け材51を浮かした状態で支持させることができる。
この支えローラ57,57は、ジャッキ部55,55にそれぞれ接続されている。そして、ジャッキ部55,55を伸縮させると、支えローラ57,57の高さ位置が上下することになる。すなわち、ジャッキ部55,55を作動させることで、仮受け材51を支持させる高さを調整することができる。
さらに、送出部53の後方(ケース部52側)には、図5(c)に示すように、反力ローラ58,58が配置される。反力ローラ58,58によって上フランジ512の浮き上がりを制限することで、仮受け材51の先端の垂れ下がりを抑えることができる。
次に、本実施の形態の鉄筋籠建込みシステム1による鉄筋籠Sの建込み工程について、図6を参照しながら説明する。
まず安定液を注入しながら地盤Gを掘削して、掘削溝Tを設ける。掘削溝Tは、例えば地中連続壁を構築するための空洞で、地中連続壁の幅(厚さ)、延伸長及び深度に合わせて形成される。図6(a)は、帯状に形成された掘削溝Tの平面図を示している。
掘削溝Tの幅方向の両側縁には、それぞれガイドウォールT1,T1が設けられる。この掘削溝Tには、順次、鉄筋籠Sが建て込まれることになるが、図6では、掘削溝Tの長手方向の略中央を建込み位置Pとして説明を行う。
この建込み位置Pを挟んで一対の櫓部2,2を設置する。掘削溝Tの長手方向に間隔を置いて配置された櫓部2,2の上端間は、連結梁部23,23によって連結されて支持架台20が組み立てられる。
この支持架台20及びその周辺のガイドウォールT1,T1上に、レール部4,4を設ける。特に図6では、支持架台20の右側に移動台車部3を配置するため、その配車位置が含まれる範囲にレール部4,4を設ける。
移動台車部3に対しては、運搬装置33によって鉄筋籠Sを搬送させる。運搬装置33は、フォークリフトのような爪を有する車両で、例えば掘削溝Tの脇道を走行して移動台車部3まで鉄筋籠Sを搬送する。
運搬装置33によって搬送される鉄筋籠Sは、櫓部2の下を通過可能な高さに製作されている。このため、地中連続壁の深度が大きくなる場合は、その深度に到達するだけの数の鉄筋籠Sが建込み位置Pに建て込まれることになる。
続いて、図6(b)に示すように、運搬装置33から鉄筋籠Sを移動台車部3上に移す。鉄筋籠Sを降ろした運搬装置33は、次に建て込む鉄筋籠Sを積み込むために、鉄筋籠Sのストックヤードに戻る。
そして、図6(c)に示すように、鉄筋籠Sを載せた移動台車部3をレール部4,4に沿って移動させ、櫓部2の下を通過させる。移動台車部3によって建込み位置Pまで搬送された鉄筋籠Sには、支持架台20の吊り治具24を玉掛けする。
支持架台20の建込み装置によって鉄筋籠Sが吊り下げられると、移動台車部3の積み荷がなくなるため、図6(d)に示すように移動台車部3を支持架台20の外側の元の積み込み位置に戻す。
支持架台20に吊り下げられた鉄筋籠Sは、建込み装置の操作によって掘削溝Tの内部に建て込まれる。鉄筋籠Sは、図5(a)に示すように、上部(例えば最上段の横筋S1)が掘削溝Tから突出する位置まで沈降させる。
図6(e)に示すように、鉄筋籠Sの建込み位置Pに隣接して、掘削溝Tの長手方向に間隔を置いて2台の挿入装置5,5が設置される。そして、図6(f)に示すように、鉄筋籠Sを2辺の仮受け材51,51で支持させる。
仮受け材51は、挿入装置5の送出部53を作動させることで、図5(a)に示すように、鉄筋籠Sの最上段の横筋S1とガイドウォールT1(溝縁部T2)上面との間に送り出される。
この仮受け材51の送り出しに際して、先端が垂れ下がるようであれば、ジャッキ部55,55を伸長させることで仮受け材51の先端の高さが上がるように調整することができる。
このようにして送り出された仮受け材51は、掘削溝Tの溝縁部T2,T2間に架け渡されることになる。この仮受け材51,51で鉄筋籠Sを一時的に支持させた状態にして、次の鉄筋籠Sを支持架台20の中に移動台車部3によって送り込む。
そして、支持架台20の建込み装置によって吊り下げられた上方の鉄筋籠Sの下端と、仮受け材51,51に仮受けされた鉄筋籠Sの上端とを連結させる継手作業が行われる。
継手作業後は、支持架台20の建込み装置によって上方の鉄筋籠Sを下方の鉄筋籠Sと一緒に掘削溝Tに沈降させる。以上で説明した工程の繰り返しによって、所望する深度まで鉄筋籠Sが建て込まれる。
次に、本実施の形態の鉄筋籠建込みシステム1の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の鉄筋籠建込みシステム1は、鉄筋籠Sの建込み位置Pに合わせて設置される門型の櫓部2,2と、鉄筋籠Sを載せて建込み位置P上に移動させる移動台車部3と、移動してきた鉄筋籠Sを吊り下げる建込み装置とを備えている。
このため、効率的に鉄筋籠Sを建込み位置Pに供給できるうえに、鉄筋籠Sの建込み位置Pに合わせて設置された櫓部2,2によって、容易に正確な位置に鉄筋籠Sを建て込むことができる。
また、予め一対の櫓部2,2を、建込み位置Pを挟んだ決められた位置に設置しておき、レール部4,4に沿って移動台車部3を移動させる構成であれば、決められた経路を移動することになるため、建込み位置Pへの位置決めを短時間で正確に行うことができるようになる。
さらに、掘削溝Tに建て込まれた鉄筋籠Sを一時的に支持させるための仮受け材51の挿入装置5が建込み位置Pに隣接して配置されていれば、構築する地中連続壁の深度が大きく鉄筋籠Sの重量が大きくなって大型の仮受け材51が必要となった場合でも、簡単に仮受けを行うことができるようになる。すなわち、作業員が人力で設置することが難しい仮受け材51であっても、送出部53の駆動モータ531を作動させることで、容易に設置できるようになる。
また、挿入装置5が仮受け材51の先端高さを調整するジャッキ部55を備えていれば、仮受け材51の先端が垂れ下がるような場合でも、高さを調整して所望する位置に差し渡すことができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、仮受け材51にチェーン部54を沿わせてそれに噛み合わせるメインギア部532を備えた送出部53について説明したが、これに限定されるものではなく、仮受け材51を掘削溝Tの幅方向に送り出せる構成となっていればよい。
また、前記実施の形態では、建込み位置Pを挟んで櫓部2,2をそれぞれ設置して支持架台20を組み立てる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、支持架台20の下部に車輪やクローラなどの走行手段を取り付けて、移動可能にすることもできる。
さらに、前記実施の形態では、I形鋼などの断面視略I字形をした仮受け材51について説明したが、これに限定されるものではなく、角形鋼管、溝形鋼などの鋼材を仮受け材として使用することもできる。
1 鉄筋籠建込みシステム
2 櫓部
24 吊り治具(建込み装置)
3 移動台車部
4 レール部
5 挿入装置
51 仮受け材
53 送出部
55 ジャッキ部
T 掘削溝
S 鉄筋籠

Claims (4)

  1. 掘削溝に鉄筋籠を建て込むための鉄筋籠建込みシステムであって、
    前記鉄筋籠の建込み位置に合わせて設置される門型の櫓部と、
    前記鉄筋籠を載せて前記櫓部の外側からその下を通って前記建込み位置上に移動させる移動台車部と、
    前記櫓部に支持されて前記鉄筋籠の吊り下げが可能な建込み装置とを備え、
    前記櫓部は前記掘削溝を跨いで設置されており、前記移動台車部は前記掘削溝の長手方向に移動することを特徴とする鉄筋籠建込みシステム。
  2. 前記櫓部は一対が前記建込み位置を挟んで設置され、前記移動台車部は前記掘削溝に沿って設けられたレール部を移動することを特徴とする請求項1に記載の鉄筋籠建込みシステム。
  3. 前記建込み位置に隣接して、前記掘削溝に建て込まれた前記鉄筋籠を一時的に支持させるための仮受け材を挿し込む挿入装置が配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄筋籠建込みシステム。
  4. 前記挿入装置は、前記仮受け材を前記掘削溝の幅方向に送り出す送出部と、張り出された前記仮受け材の先端の高さを調整するジャッキ部とを備えるとともに、
    前記挿入装置は前記掘削溝の長手方向に間隔を置いて複数台が設置されることを特徴とする請求項3に記載の鉄筋籠建込みシステム。
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