JPH06270793A - 単軌条運搬機を用いた工事方法 - Google Patents

単軌条運搬機を用いた工事方法

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JPH06270793A
JPH06270793A JP5085214A JP8521493A JPH06270793A JP H06270793 A JPH06270793 A JP H06270793A JP 5085214 A JP5085214 A JP 5085214A JP 8521493 A JP8521493 A JP 8521493A JP H06270793 A JPH06270793 A JP H06270793A
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JP
Japan
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rail
equipment
rails
transporter
construction
Prior art date
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Pending
Application number
JP5085214A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Fujii
正 藤井
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Fujii Denko Co Ltd
Original Assignee
Fujii Denko Co Ltd
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Publication date
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  • Special Conveying (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 道路の整備されていない場所でも、天候に左
右されず、重量物の運搬を可能にする。 【構成】 車両運搬限界点に資機材集積基地1 をもう
け、そこから工事現場までの間に、動力車と運搬台車よ
りなる運搬機7 が乗架する主レール2 及びその両側に荷
重分散並びに転倒防止用の副レール3 を添設して各々を
所定間隔に配した支柱4 により所定地上高に維持した軌
条を敷設し、軌条の両端部にストッパー5 を設けて運搬
機の定位置停止を行うと共に、運搬機7 にレール上の障
害物を感知して停止するセンサー6 を設けることによ
り、資機材を積載した運搬機7 を無人で折り返し運転可
能とし、資機材の運搬を行う。 【効果】 道路の整備されていない地域での工事に、道
路の新設の必要がないこと、樹木の伐採が少ないこと、
重量物の運搬が可能なこと、経済的であることなどの効
果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願は送電線鉄塔建設とか無線中
継所の鉄塔工事など、一般的に交通の便の悪い山の頂上
などの工事における資機材運搬方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び課題】従来において、山岳地の鉄塔建
設における資機材運搬は、道路を新設するとか索道の架
設、ヘリコプター輸送などによるものであった。道路の
新設は工期が長いこと、樹木の伐採など自然環境破壊を
制限する社会環境に適わないこと、また経費が大きいの
が難点であった。索道の架設については、中間支柱の建
設が相当数必要であり、それに伴う樹木伐採、また、搬
器通過空間確保にともなう伐採など課題を有していた。
また、架設条件として、水平角度20度以内、勾配30
度以内という制約があり、この条件を満たすためには道
路新設と並行して採用する必要もあった。ヘリコプター
による運搬は気象条件に左右され、経費も高いものであ
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】よって本願では建設経費
が安く、樹木の伐採も比較的少なく、気象条件にも左右
されることが少なく、ルートの選択が比較的自由で、4
5度までの急傾斜にも対応できる単軌条運搬機を用いる
ことにより課題の解決を計るものである。工事用の資機
材を運搬するに当たって、車両通行が可能な道路の限界
地点までは車両で運搬を行い、その地点に集積基地1 を
設け、そこより山上の工事地点まで軌条を敷設する。軌
条は運搬機7 の駆動輪11及びアイドルローラーが乗架す
る主レール2 と、主レール2 の所定間隔をおいた両側に
配され、補助輪をガイドする副レール3 、そして主、副
の両レールを支持する支柱4 よりなる。軌条の両端部に
はストッパー5 を設け、運搬機7 が接触することにより
停止できる構造とする。敷設されるルートは、最大斜度
45度で最大曲率は半径10メートルであり、最大重量
が3トンに及ぶ鉄塔部材の運搬に備えて支柱間隔は50
センチメートルとする。運搬機はエンジンを搭載した動
力車部と後続の荷台車部よりなり、分速40メートルの
速度性能、及び3トンの積載能力を有する。以上の軌条
及び運搬機により、集積地点より山頂部の工事現場まで
鉄塔部材などの資機材を無人運転により運びあげるもの
である。
【0004】
【実施例】本願の実施例を述べると、まず現地調査によ
り資機材集積基地1 を選定し、地図により傾斜が45度
以内となるルートを地図上に数本選択する。集積基地1
の軌条端、工事現場の軌条端は平坦であるのが望まし
い。また、沢越え、冬期における雪崩の発生し易い斜面
などはなるべく避けるものである。次に現地調査を行い
ルート上に伐採の必要な樹木がないか、地盤の不安定な
箇所がないか、傾斜が45度を越えていないかなどを調
査し、本ルートを決定する。本ルートが決定するとコン
ピューターに入力した等高線図上にルートをいれ、平面
図、側面図により3次元的にルートを解析し、直線レー
ルの数量、曲線レールの数量を演算、配置させる。主レ
ール2 のデータが得られると工場で必要本数の主レール
2 を加工する。主レール2 は定尺が定められており、直
線用は1〜5メートルまで1メートルおき、曲線用は1
〜4メートルまで1メートルおきに準備されており、必
要に応じて選択される。また曲率は半径10メートルに
統一されており、いわゆるプレハブ加工方式として、再
利用を可能とするものである。今仮に直線で来たルート
を60度曲げる場合、その曲線部分は半径10メートル
の円周の中心角60度の円弧であり、約10メートルと
なる。よって4メートルの曲線レールを2本と2メート
ルの曲線レール1本を用いて曲線部を構成するものであ
る。このように曲線レールの曲率を一定にプレハブ加工
することによって、従来の現場状況に応じた曲げ加工と
異なり再利用が可能となり、また、運搬機の通過時にお
いても安定した走行が可能となるものである。副レール
3 は帯状の板材よりなり、主レール2 に沿って曲げ加工
を行うものであり、取付金具により主レール2 より所定
間隔を隔てた両サイドに位置される。各レールは接続金
具によって強固に接続され、支柱4 によって50センチ
メートルおきに地盤に固定されるものであり、その地上
高は約50センチメートルである。また支柱には地圧板
41を挿通して固定し沈下を防ぐものである。軌条端の主
レール2 にはストッパー5 を設け、動力車8 に設けた停
止レバー12との当接で運搬機の自動停止を可能とする。
【0005】運搬機7 はエンジン及び油圧ポンプを搭載
した動力車8 部と資機材を積載する台車9 部よりなる。
また両者の連結部10にも駆動輪11を配して走行の安定を
はかる。駆動輪11の配置は動力車8 に2カ所、連結部10
に2カ所、台車9 の4カ所とする。これは駆動輪11を分
散することにより3トン近い荷重の分散を計り、主レー
ル2 裏面に設けたラック21への集中荷重を防ぎ損傷を防
止すること、また、制動力の分散により危険を回避する
ためである。駆動輪11は同軸に設けた油圧モーターへ動
力車8 の油圧ポンプより圧油を送り駆動する。また制動
時には圧油を絞ることによって駆動輪11の回転を止める
ものである。駆動輪11にはピニオンが設けられており、
主レール2 に設けたラック21と噛合して前進、後退を行
うものである。運搬機7 の前後両端には、レールに設け
たストッパー5 と当接して運転を停止させる停止レバー
12及びレール上の障害物と接触すれば運転を停止するセ
ンサー6を備える。
【0006】以上のように、資機材の集積基地1 より山
上の工事現場まで敷設されたレール2,3 に運搬機7 を乗
架して資機材の運搬を行うものである。集積基地1 では
クレーンにより鉄塔部材等を吊り上げて積み込み、積み
込みが終われば動力車8 のエンジンをかけて発車させ
る。途中のレール2,3 上に土砂、倒れた樹木などがある
と、図5のような動力車8 先端のバンパー61に組み込ん
だセンサー6 が働いてエンジンを停止し、油圧の発生が
なくなり、バルブが閉じて駆動輪11をロックし運搬機7
はその位置で停止する。途中に障害が無ければ山上の工
事現場まで行き着き、レール2 に設けたストッパー5 で
定位置に自動停止するものである。山上の工事現場には
クレーンが備えられており、鉄塔部材等を吊り上げて荷
下ろしを行う。荷下ろしが終われば動力車のエンジンを
かけて下山をするのであるが、この際には動力車8 が後
端となり、後退する形態である。以下、同様に、資機材
集積基地と山上の工事現場の間を必要回数往復して工事
を行うものである。
【0007】
【発明の効果】以上のように本願工法を用いることによ
り送電線鉄塔の建設など、道路の整備されていない地域
での工事における効果は大きなものである。つまり、道
路の新設の必要がないこと、樹木の伐採が少ないこと、
重量物の運搬が可能なこと、運転が天候に左右されない
こと、経済的であることなどの効果を有するものであ
る。また、送電鉄塔の建設に限って言えば、ルート選定
段階の地形調査は鉄塔建設に於いても成されるものであ
り、軌条が敷設されれば、麓の宿舎より作業員が通勤す
るための、人員運搬用の運搬機も往復させることがで
き、工事全体の能率化が計れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の概要全体図。
【図2】本願の工事方法における、ルート設計時のコン
ピューター画面図。
【図3】本願の工事方法における、軌条構成斜視図。
【図4】本願の工事方法における、単軌条運搬機の正面
図。
【図5】本願に使用する単軌条運搬機のバンパー部の平
面図。
【図6】本願に使用する単軌条運搬機の自動停止装置部
の正面図。
【符号の説明】
1 集積基地 2 主レール 3 副レール 4 支柱 5 ストッパー 6 センサー 7 運搬機 8 動力車 9 台車 10 連結部 11 駆動輪 12 停止レバー 21 ラック 41 地圧板 61 バンパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交通の不便な地へ建設工事用資機材を運
    搬するにあたり、近隣の車両運搬限界点に資機材集積基
    地1 をもうけ、そこから工事現場までの間に、動力車と
    運搬台車よりなる運搬機7 が乗架する主レール2 及びそ
    の両側に荷重分散並びに転倒防止用の副レール3 を添設
    して各々を所定間隔に配した支柱4 により所定地上高に
    維持した軌条を敷設し、軌条の両端部にストッパー5 を
    設けて運搬機7 の定位置停止を行うと共に、運搬機7 に
    レール上の障害物を感知して停止するセンサー6 を設け
    ることにより、資機材を積載した運搬機7 を無人で折り
    返し運転可能とし、資機材の運搬を行うことを特徴とす
    る単軌条運搬機を用いた工事方法。
JP5085214A 1993-03-19 1993-03-19 単軌条運搬機を用いた工事方法 Pending JPH06270793A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211387A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Nikkari Co Ltd 資材運搬方法及び資材運搬装置
JP2003063383A (ja) * 2001-08-22 2003-03-05 Nikkari Co Ltd 長尺資材運搬装置及びこの装置による長尺資材運搬方法
JP2006327439A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Nikkari Co Ltd 単軌条運搬車の安全装置
JP2012057424A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Tokyo Electric Power Co Inc:The 噛合式軌条走行車の軌条架設構造
JP2016145452A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 大成建設株式会社 傾斜面におけるフェンス構築方法

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