JP2006327439A - 単軌条運搬車の安全装置 - Google Patents

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Teruhisa Ishihara
暉久 石原
Meijitsu Boku
明日 朴
Akiyoshi Ikeda
彰美 池田
Masaki Nakayama
雅樹 中山
Akira Nakada
昭 中田
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Abstract

【課題】
危険回避行動が確実にとれる範囲内に存在する走行の支障になる障害物のみを真の障害物として検出する(走行の支障にならない障害物は検出しない)。
【解決手段】
地上に架設された単軌条上を車両が走行する単軌条走行車において、先頭車両の前面に、一定の拡がり角度と距離内における一定以上の大きさの障害物の距離と方向を光の反射によって検出する光センサを取り付けたことを特徴とする単軌条走行車の安全装置。
【選択図】
図1

Description

本発明は、単軌条上を走行する単軌条走行車の安全装置に関するものである。
地上に架設した単軌条上を車両が走行する単軌条走行車が知られており、その多くは、単軌条にラックを添設し、このラックに車両に備えられるピニオンを噛み合わせてピニオンを駆動して車両を単軌条上に走行させるものである。したがって、この種の単軌条走行車は、ピニオンとラックによる強制噛合式であって、勾配が急であっても走行できることから、傾斜地等に開かれた果樹園における収穫物や資材の運搬或いは山上の工事現場への人員や資材の運搬に多く用いられている。また、最近では、座席設備を設けて遊園地等における観覧(巡回)車にも使用されている。
単軌条走行車を走行させるには、操縦者が車両に乗って操縦するのが通常であった。したがって、操縦者は、走行に支障を来す障害物を認識すると、停止させる等の回避行動をとることができていた。ところが、最近では、走行コストを低減させるために無人走行をさせるものが増えて来た。無人走行をさせるときに特に必要になるのが、障害物が出現した場合にこれを回避できる安全策がとられているかということである(有人式の場合でも安全策が必要なのはもちろんである)。従来の安全装置としては、下記特許文献1に見られるように、リミットスイッチ等に連係するアームを触手として延ばし、アームが障害物に接当するとリミットスイッチが働いて車両の停止等を行う機械式のものであった。
このような機械式の安全装置によると、障害物が存在すると、これを回避するように停止等させるためには、アームをかなり延ばさなければならず、これが物に当たって曲がったり、折れたりすることがある。また、単軌条は、急勾配や急カーブで架設されていることが多いため、軌条そのものや障害にならない傍の立木や構築物を障害物として検出してしまい、不必要な安全行動をとることがあった。
特開平6−270793号公報
本発明が解決しようとする課題は、障害物の検出を簡便な光センサで行うものであるが、これにおける光センサは、一定の拡がり角度と距離内における一定以上の大きさの障害物の距離と方向を検出するものにして真の障害物のみを回避できる範囲内で正確に検出できるようにしたものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、地上に架設された単軌条上を車両が走行する単軌条走行車において、先頭車両の前面に、一定の拡がり角度と距離内における一定以上の大きさの障害物の距離と方向を光の反射によって検出する光センサを取り付けたことを特徴とする単軌条走行車の安全装置を提供したものである。
本発明によると、車両の先頭に取り付けられる光センサは、一定の拡がり角度と距離内における一定以上の大きさの障害物を真の障害物として検出するものであるから、単軌条自体は不検出になるように設定しておくことで、急勾配や急カーブによって単軌条が直前に存在するような場合であっても、これを障害物としては検出しない。また、単軌条の傍に立木や構築物が存在していても、これが車両の通過の邪魔にならない場合は、これらを障害物としては検出しない。したがって、不必要な安全行動をとらず、スムーズな走行を可能にする。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す遊園地を巡回する観覧車としての単軌条走行車の側面図、図2は平面図であるが、地上に単軌条(以下、軌条)1が高さ調整可能な支柱2に支えられて一定高さで設けられており、地面の傾斜に沿って目的地まで直線と曲線とをもって敷設されている。軌条1上には車両3が載り、軌条1を案内として走行する。この案内及び走行機構は問わないが、後述するラック&ピニオン方式が登坂力が強くて好ましい(この他、例えば、軌条の表面に滑り止め処理を施し、これにローラを転動させて走行するようなものもあるが、本発明では、このようなものも含む)。本例の車両3は、牽引車4と一台又は複数台(本例では二台)の台車5とに分かれており、牽引車4には駆動原としてのモータとその制御装備(図示省略)が、台車5には座席6が装備されている。なお、牽引車4と台車5又は台車5と台車5は、上下左右に屈曲可能な連結器7で連結されている。
牽引車4、台車5とも、単一の軌条1に対して転倒したりすることなく載設される。図3は牽引車4の前面図、図4は台車5の後面図であるが、軌条1は、断面が四角形をしており、その裏面(上面や側面の場合もある)には、軌条1の幅よりも小さい幅を有するラック8が貼設されている。牽引車4のフレーム9には、駆動ローラユニット10が取り付けられており、この駆動ローラユニット10は、軌条1を上下から挟む支持輪11と駆動輪12とからなる。このうち、支持輪11は、軌条1の上面に載る胴部11aと軌条1の側面にまで延びるフランジ11bとからなり、また、駆動輪12は、ラック8に噛み合うピニオン12aとラック8の両外方の軌条1の下面にあてがわれる胴部12bと同じく軌条1の側面にまで延びるフランジ12cとからなり、これらで軌条1を上下から挟着することで脱線等が防がれている。
駆動輪12は、本例では、モータで駆動されるが、これにおいて、その電力を軌条1に沿って架設される電気架線13から取り込む電車タイプとしている。なお、この他にバッテリーを電源とするものであってもよいし、モータに限らず、内燃機関エンジンを駆動原とするものであってもよい。図7は、この場合の電気架線13の部分の横断面図であるが、電気架線13は、軌条1の側方に張出されるアーム14からハンガー15によって吊架されている(13aは感電防止のための被覆材)。一方、牽引車4からもアーム16を張出し、このアーム16に電気架線14に接触するトロリー17をスプリング18によって弾発的に設け、電気架線13の電力をトロリー17から取り込んでモータを駆動するようになっている。なお、電気架線13が三本あるのは、三相電力を使用するためである。
台車5のフレーム19には、ローラユニット20とブレーキローラユニット21とが取り付けられている。ローラユニット20は、台車5を軌条1上に支えるもので、上記と同じ構造を有する上輪22と下輪23とからなり、これで軌条1を上下から挟持して脱線等を防いでいる。ブレーキローラユニット21は、台車5を支えると同時に制動機能も有するもので、上記した上輪22と下輪23とを有する他、下輪23にはラック8に噛み合うピニオン(図示省略)が設けられており、このピニオンの軸を締め付けてブレーキ力を与えるものである(ブレーキを掛けるには、牽引車4の後部等に設けられるブレーキレバー24を引く)。
さらに、台車のフレーム19上には、座席6が設けられている。本例の座席6は、フレーム19の上に一列で三個設けられているが、この配列や数はこれに限定されるものではない。この座席6は、搭乗者が座すものであり、安全のために座席6の裏面に後の座席6の座者が手で持つ把手25が設けられている。なお、最前列の座席6の座者のためには、別途の把手26がその前方に設けられている。
本発明は、以上の車両3が走行するときに障害となる障害物を光で検出する光センサ27を設けたものである。この場合の光センサ27は、単に障害物の有無を検出するだけでなく、障害物の大きさ及びその距離と方向を判別できる高精度のものである。このような光センサ27として、北陽電機株式会社製作の商品名インテリゼントセンサPBSがあり、本例では、これを採用している。その原理は、LED(波長880nm)光線を半円状に投光し、障害物に当たって帰って来た反射光線の時間差と光線束の分布状況を判別して障害物の大きさ及び距離と方向を判別するものである。
図5は光センサ27の正面図、図6は平面図であるが、本体28の前面に半円状の投光窓29と受光窓30とが設けられており、投光窓29から検出光線を発し、障害物に反射して戻って来た光線を受光窓30から取り込んで、内部の検出装置(図示省略)で障害物の大きさ及び距離と方向を検出するものである。この場合、障害物を検出できる拡がり角度Wと距離Lは任意に設定できるが、本例では、L=3mの距離でW=最大2mの幅を検出エリアAに設定している。これにより、慌てて危険回避行動をとる必要がないむやみに遠くにあったり、軌条1の傍の立木や構築物を障害物として検出することがないから、効率的な走行が可能になる。
加えて、このエリアA内で識別できる障害物の最小の大きさ(識別能)も任意に設定できるが、本例では、軌条1の幅(約50mm)よりも大きい300mm×300mm程度に設定し、前方に軌条1が存在していても、これを検出しないようにしている。以上の光センサ27を牽引車4の前面に設置し、車両3が走行するときに障害となる障害物の有無を検出する。なお、牽引車4の前面には、この他にバンパー型をした機械式のセンサ31も設けている。
以上の光センサ27を装備した車両3は、走行時に危険回避行動をとる必要がある障害物が軌条1の近辺に存在していると、これを検出する。障害物を検出すると、走行の停止や警報を発する等、危険回避行動をとる。この場合、車両3が停止するには、制動距離を必要とするが、上記した距離L(3m)によれば、車両3の走行速度とも相まって障害物に衝突する前に確実に停止することができる。単軌条走行車は、軌条1の急勾配や急カーブによって軌条1がしばしば牽引車4の前方に出現するが、本発明に係る光センサ27によれば、これらを障害物として検出しないから、効率的な走行が可能になる。また、軌条1の傍には立木や構築物も存在するが、これらも走行に支障がない限り、障害物として検出しないから、この点でも効率的な走行を可能にする。
ところで、軌条1上には複数の車両3が走行していることがある。特に、ある程度の路線長さを有してループに形成される軌条1を走行する遊園地等の観覧車では、一つの軌条1の経路に複数の車両3を配置している。加えて、無人で走行させられることが多いことから、車両3同士が衝突することもある。これを回避できる必要があることから、本例では、台車5の最後尾に反射板32を取り付けている。この反射板32は、検出光線を反射し易い白色で、衝立のように立てらせているが、もちろん、その大きさは、上記した寸法のものより大きくしてある。これにより、前方の車両3に後続の車両3が危険と思われる距離L(3m)に接近すると、停車等の危険回避行動をとることから、安全であり、かつ、走行の効率を低下させない。
本発明の一例を示す単軌条走行車の側面図である。 本発明の一例を示す単軌条走行車の平面図である。 本発明の一例を示す牽引車の前面図である。 本発明の一例を示す台車の後面図である。 本発明の一例を示す光センサの前面図である。 本発明の一例を示す光センサの平面図である。 本発明の一例を示す電気架線の横断面図である。
符号の説明
1 単軌条
2 支柱
3 車両
4 牽引車
5 台車
6 座席
7 連結器
8 ラック
9 牽引車のフレーム
10 駆動ローラユニット
11 支持輪
11a支持輪の胴部
11b支持輪のフランジ
12 駆動輪
12a駆動輪のピニオン
12b駆動輪の胴部
12c駆動輪のフランジ
13 電気架線
13a電気架線の被覆材
14 アーム
15 ハンガー
16 アーム
17 トロリー
18 スプリング
19 台車のフレーム
20 ローラユニット
21 ブレーキローラユニット
22 上輪
23 下輪
24 ブレーキレバー
25 把手
26 別途の把手
27 光センサ
28 光センサの本体
29 光センサの投光窓
30 光センサの受光窓
31 機械式のセンサ
32 反射板
A 検出エリア
L 検出可能距離
W 検出可能拡がり角度

Claims (4)

  1. 地上に架設された単軌条上を車両が走行する単軌条走行車において、先頭車両の前面に、一定の拡がり角度と距離内における一定以上の大きさの障害物の距離と方向を光の反射によって検出する光センサを取り付けたことを特徴とする単軌条走行車の安全装置。
  2. 車両が自走機能を有する牽引車と、牽引車で牽引される台車とからなるものであり、光センサが牽引車の前面に取り付けられる請求項1の単軌条走行車の安全装置。
  3. 牽引車が単軌条に添設されたラックにピニオンを噛み合わせて走行するものである請求項1又は2の単軌条走行車の安全装置。
  4. 車両の最後尾に光を反射させる反射板を取り付けた請求項1〜3いずれかの単軌条走行車の安全装置。
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