JP3494849B2 - 半導体記憶装置のデータ読み出し方法、半導体記憶装置及び半導体記憶装置の制御装置 - Google Patents

半導体記憶装置のデータ読み出し方法、半導体記憶装置及び半導体記憶装置の制御装置

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JP3494849B2
JP3494849B2 JP13974197A JP13974197A JP3494849B2 JP 3494849 B2 JP3494849 B2 JP 3494849B2 JP 13974197 A JP13974197 A JP 13974197A JP 13974197 A JP13974197 A JP 13974197A JP 3494849 B2 JP3494849 B2 JP 3494849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置の
データ読み出し方法、半導体記憶装置及び半導体記憶装
置の制御装置に係り、詳しくはデータを読み出す際の動
作に関するものである。
【0002】近年、電子機器はデータ処理の高速化かつ
低消費電力化が進んでいる。そこで、電子機器に搭載さ
れた各種半導体集積回路装置の一つである半導体記憶装
置においても動作の高速化かつ低消費電力化を図ること
が要求されている。
【0003】
【従来の技術】図10は、各種電子機器に搭載される一
般的な読み出し専用の半導体記憶装置(以下、ROMと
いう)60の要部回路を示す。このROM60は、その
メモリセルの回路方式がナンド形(NAND形)であ
る。ビット線BLと低電圧電源GNDの間には複数個の
セルブロック61が接続されている。各ブロック61は
エンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタより
なる1個のブロック選択トランジスタと、3個のメモリ
トランジスタとから構成されている。
【0004】ROM60のデータ読み出し動作はプリチ
ャージ動作とリード動作とがあり、プリチャージ動作を
行った後にリード動作を行うことによりデータが読み出
される。
【0005】プリチャージ動作は、カラムスイッチ62
がオンしてビット線BLが選択され、ブロック選択信号
SLにてセルブロック61が選択されるとともに、デー
タ線DLに接続されたプリチャージ用のPMOSトラン
ジスタ63がプリチャージ信号PREにてオンされるこ
とにより開始する。
【0006】図11に示すように、ビット線BLは高電
圧電源VCCから電流が流れ込みプリチャージされ、同
ビット線BLの電位は上昇し高電位となる。プリチャー
ジ信号PREが消失しプリチャージ動作が終了すると、
リード動作に入る。
【0007】リード動作において、前記選択されたセル
ブロック61であってワード信号にて選択されたメモリ
トランジスタのデータが「0」のとき、該選択されたセ
ルブロック61は導通状態になることから、ビット線B
Lの電荷は選択されたセルブロック61を介して低電圧
電源GNDにディスチャージされる。従って、ビット線
BLの電位は、低電位(以下、Lレベルという)とな
る。このビット線BLのLレベルの電位は、データ線D
Lに接続された図示しないセンスアンプを介して「0」
のリードデータとして外部装置に出力される。
【0008】又、リード動作において、前記選択された
メモリトランジスタのデータが「1」のとき、該選択さ
れたセルブロック61は非導通状態になることから、ビ
ット線BLの電荷は選択されたセルブロック61を介し
て低電圧電源GNDにディスチャージされない。従っ
て、ビット線BLの電位は、高電位(以下、Hレベルと
いう)となる。このビット線BLのHレベルの電位は、
データ線DLに接続された図示しないセンスアンプを介
して「1」のリードデータとして外部装置に出力され
る。
【0009】図12は、別の一般的なROM70の要部
回路を示す。ROM70は、同様にナンド形の回路方式
のメモリセルである。各セルブロック71はエンハンス
メント型NチャネルMOSトランジスタよりなる1個の
ブロック選択トランジスタと、3個のメモリトランジス
タと、1個のディスチャージトランジスタとから構成さ
れている。
【0010】同様に、プリチャージ動作は、カラムスイ
ッチ72がオンしてビット線BLが選択され、ブロック
選択信号SLにてセルブロック71が選択されるととも
に、データ線DLに接続されたプリチャージ用のPMO
Sトランジスタ73がプリチャージ信号PREにてオン
されることにより開始する。この時、ディスチャージ信
号XPREにてディスチャージトランジスタはオフして
いる。
【0011】図13に示すように、ビット線BLは高電
圧電源VCCから電流が流れ込みプリチャージされ、同
ビット線BLの電位は上昇する。プリチャージ信号PR
Eが消失しプリチャージサイクルが終了すると、ディス
チャージ信号XPREにてディスチャージトランジスタ
がオンしてリード動作に入る。
【0012】リード動作において、前記選択されたセル
ブロック71であってワード信号にて選択されたメモリ
トランジスタのデータが「0」のとき、該セルブロック
71は導通状態にあることから、ビット線BLの電荷は
選択されたセルブロック71を介して低電圧電源GND
にディスチャージされる。従って、ビット線BLの電位
は、Lレベルとなる。このビット線BLのLレベルの電
位は、データ線DLに接続された図示しないセンスアン
プを介して「0」のリードデータとして外部装置に出力
される。
【0013】又、リード動作において、前記選択された
セルブロック71であってワード信号にて選択されたメ
モリトランジスタのデータが「1」のとき、選択された
セルブロック71が非導通状態になることから、ビット
線BLの電荷は選択されたセルブロック71を介して低
電圧電源GNDにディスチャージされない。従って、ビ
ット線BLの電位は、Hレベルとなる。このビット線B
LのHレベルの電位は、データ線DLに接続された図示
しないセンスアンプを介して「1」のリードデータとし
て外部装置に出力される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図10で示すROM6
0は、選択されたメモリトランジスタのデータが「0」
のとき、プリチャージ動作中においても、ビット線BL
の電荷は選択されたセルブロック61を介して低電圧電
源GNDにディスチャージされている。従って、リード
動作時には、素早くビット線BLの電位はLレベルにな
る。その結果、該ROM60はデータを確定する時間を
短くすることができ、高速動作に向いたROMである。
しかしながら、該ROM60はプリチャージ動作中にも
ディスチャージが行われていることから消費電流が多
く、特に低速動作で使用する時には問題となる。
【0015】一方、図12に示すROM70では、選択
されたメモリトランジスタのデータが「0」のとき、プ
リチャージ動作が終了するまで、ビット線BLの電荷は
選択されたセルブロック71を介して低電圧電源GND
にディスチャージされない。従って、該ROM70は、
図10に示すROM60に比べて該消費電流の低減を図
る上で優れている。
【0016】しかしながら、このROM70おいて、プ
リチャージ動作中はディスチャージされないことから、
ビット線BLは、高電圧電源VCCのレベルまでチャー
ジされている。そして、リード動作時に、ディスチャー
ジトランジスタをオンさせて該選択されたメモリトラン
ジスタの「0」のデータを読み出す時、そのディスチャ
ージは高電圧電源VCCのレベルから開始する。従っ
て、ビット線BLの電位がLレベルになるのに時間を要
するため、該ROM70はデータを確定する時間が長く
なり高速動作に向かず低速動作に向いていた。
【0017】ところで、近年各種電子機器においては、
使用する者の利便性に応えるために、データ処理動作の
高速化が望まれている。従って、これら電子機器に搭載
されるROMにおいても、動作の高速化かつ低消費電力
化を図ることが要求されている。
【0018】又、一方では、電子機器は低消費電力化が
望まれている。そして、電子機器においては、不使用時
には必要最小限の半導体集積回路装置のみ動作状態に
し、かつ、その動作状態にしている半導体集積回路装置
の動作速度を低速にして消費電流の低減を図っている。
従って、これら半導体集積回路装置の1つであるROM
においても、動作速度が高速と低速の2つの動作が求め
られている。
【0019】しかしながら、図10に示すROM60は
高速動作に適しているが、動作速度を低速にすると上記
したように低消費電力化に適さない。一方、図12に示
すROM70は、動作速度に関係なく低消費電力化に適
しているが高速動作に適さない。
【0020】本発明の目的は、低速動作と高速動作を選
択することができるとともに、低速動作時の消費電流を
抑えることのできる半導体記憶装置のデータ読み出し方
法、半導体記憶装置及び半導体記憶装置の制御装置を提
供するにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、プリチャージ信号に応答してビット線をプリチャー
ジした後に、プリチャージされたビット線の電荷がディ
スチャージされるか否かが、そのビット線に接続され且
つロウデコーダにて選択されたメモリ素子のデータ内容
に基づいて行われ、そのビット線の電位にて該選択され
たメモリ素子のデータ内容が読み出されるようにした半
導体記憶装置のデータ読み出し方法において、高速でデ
ータを読み出す場合は、ビット線へのプリチャージ中
に、前記選択されたメモリ素子のデータ内容に基づい
て、前記ビット線の電荷をディスチャージ可能な状態に
し、プリチャージ後に前記選択されたメモリ素子のデー
タを読み出し、低速でデータを読み出す場合は、ビット
線へのプリチャージ中に、前記選択されたメモリ素子の
データ内容に関係なく、前記ビット線の電荷をディスチ
ャージ不能状態にし、プリチャージ後に前記選択された
メモリ素子のデータを読み出すようにした。
【0022】請求項2に記載の発明は、セル部のメモリ
素子が接続され、そのセル部のメモリ素子のデータを読
み出すための複数のビット線と、前記複数のビット線の
中の選択された1つのビット線に対してプリチャージ信
号に応答してプリチャージを行うためのプリチャージ回
路部とを備え、プリチャージされたビット線の電荷がデ
ィスチャージされるか否かが、そのビット線に接続され
且つロウデコーダにて選択されたセル部のメモリ素子の
データ内容に基づいて行われ、そのビット線の電位にて
その選択されたセル部のメモリ素子のデータ内容が読み
出される半導体記憶装置において、前記セル部のメモリ
素子に対して直列に接続され、その直列回路の一端がビ
ット線に接続され他端が低電圧電源に接続されるように
したゲートスイッチ素子と、高速でデータを読み出す場
合には、前記プリチャージ中には、前記ゲートスイッチ
素子をオン状態にし、低速でデータを読み出す場合に
は、プリチャージ中において前記ゲートスイッチをオフ
状態に制御するモード設定回路部とを設けた。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の半導体記憶装置において、モード設定回路部が、動作
モード設定信号とプリチャージ信号と相補関係にあるデ
ィスチャージ信号を入力し、両信号に基づいて、高速で
データを読み出す場合にはプリチャージ中において前記
セル部のメモリ素子に直列に接続されたゲートスイッチ
素子をオン状態させ、低速でデータを読み出す場合には
プリチャージ中において前記メモリ素子に直列に接続さ
れたゲートスイッチ素子をオフ状態にするための制御信
号を生成する。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の半導体記憶装置において、前記ゲートスイッチ
素子がディスチャージトランジスタであり、前記セル部
のメモリ素子が直列に接続された複数個のメモリトラン
ジスタからなり、その直列に接続された直列回路に対し
てそのセル部を選択するための選択トランジスタと前記
ディスチャージトランジスタが直列に接続されている。
【0025】請求項5の発明は、請求項2又は3に記載
の半導体記憶装置において、前記セル部のメモリ素子は
直列に接続された複数個のメモリトランジスタからな
り、前記ゲートスイッチ素子は前記メモリセル部を選択
するための選択トランジスタであり、その複数個のメモ
リトランジスタと選択トランジスタとが直列に接続され
ている。
【0026】請求項6の発明は、請求項2に記載の半導
体記憶装置と、前記高速でデータを読み出すか低速でデ
ータを読み出すかを決定する制御信号を出力するととも
に、前記半導体記憶装置に対してプリチャージ信号とデ
ータ読み出しのためのリードイネーブル信号を供給する
中央処理装置と、前記中央処理装置からの制御信号に基
づいて半導体記憶装置に対して読み出しタイミングを決
めるクロックと、前記高速又は低速にてデータを読み出
すための動作モード設定信号を生成し供給するための信
号生成回路とからなる半導体記憶装置の制御装置であ
る。
【0027】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
高速でデータを読み出す場合は、ビット線へのプリチャ
ージ中に前記選択されたメモリ素子のデータ内容に基づ
いて前記ビット線の電荷はディスチャージ可能な状態に
なる。そして、選択されたメモリ素子が導通状態のデー
タであるとき、プリチャージ中でもビット線の電荷はデ
ィスチャージされる。従って、プリチャージ後に前記選
択されたメモリ素子のデータを読み出すために、ビット
線に対してディスチャージを開始する場合、既にビット
線の電荷はある程度ディスチャージされている。従っ
て、そのメモリ素子のデータが短時間で確定される。
【0028】低速でデータを読み出す場合、ビット線へ
のプリチャージ中は選択されたメモリ素子のデータ内容
に関係なく前記ビット線の電荷はディスチャージ不能状
態となる。従って、選択されたメモリ素子が導通状態の
データであるとき、プリチャージ中でもビット線の電荷
はディスチャージされない。その結果、プリチャージ中
の消費電流は抑えられる。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、高速でデ
ータを読み出す場合、モード設定回路はプリチャージ中
にはゲートスイッチ素子をオン状態にする。そして、選
択されたメモリ素子が導通状態のデータであるとき、プ
リチャージ中でもビット線の電荷はメモリ素子及びゲー
トスイッチ素子を介してディスチャージされる。従っ
て、プリチャージ後に前記選択されたメモリ素子のデー
タを読み出すために、ビット線に対してディスチャージ
を開始する場合、既にビット線の電荷はある程度ディス
チャージされている。従って、そのメモリ素子のデータ
が短時間で確定される。
【0030】又、低速でデータを読み出す場合、モード
設定回路はプリチャージ中において前記ゲートスイッチ
をオフ状態にする。従って、選択されたメモリ素子が導
通状態のデータであるとき、プリチャージ中でもビット
線の電荷はゲートスイッチ素子がオフ状態にあるためデ
ィスチャージされない。その結果、プリチャージ中の消
費電流は抑えられる。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、モード設
定回路部は、動作モード設定信号とプリチャージ信号と
相補関係にあるディスチャージ信号を入力し、両信号に
基づいて、高速でデータを読み出す場合にはプリチャー
ジ中において前記セル部のメモリ素子に直列に接続され
たゲートスイッチ素子をオン状態させ制御信号を生成す
る。従って、そのメモリ素子のデータが短時間で確定さ
れる。又、モード設定回路は、両信号に基づいて、低速
でデータを読み出す場合にはプリチャージ中において前
記メモリ素子に直列に接続されたゲートスイッチ素子を
オフ状態にするための制御信号を生成する。従って、プ
リチャージ中の消費電流は抑えられる。
【0032】請求項4に記載の発明によれば、高速でデ
ータを読み出す場合、モード設定回路はプリチャージ中
にはディスチャージトランジスタをオン状態にする。そ
して、選択されたメモリトランジスタが導通状態のデー
タであるとき、プリチャージ中でもビット線の電荷は選
択トランジスタ、メモリトランジスタ及びディスチャー
ジトランジスタを介してディスチャージされる。従っ
て、プリチャージ後に前記選択されたメモリトランジス
タのデータを読み出すために、ビット線に対してディス
チャージを開始する場合、既にビット線の電荷はある程
度ディスチャージされている。従って、そのメモリトラ
ンジスタのデータが短時間で確定される。
【0033】又、低速でデータを読み出す場合、モード
設定回路はプリチャージ中において前記ディスチャージ
トランジスタをオフ状態にする。従って、選択されたメ
モリトランジスタが導通状態のデータであるとき、プリ
チャージ中でもビット線の電荷はディスチャージトラン
ジスタがオフ状態にあるためディスチャージされない。
その結果、プリチャージ中の消費電流は抑えられる。
【0034】請求項5の発明の発明によれば、高速でデ
ータを読み出す場合、モード設定回路はプリチャージ中
には選択トランジスタをオン状態にする。そして、選択
されたメモリトランジスタが導通状態のデータであると
き、プリチャージ中でもビット線の電荷は選択トランジ
スタ及びメモリトランジスタを介してディスチャージさ
れる。従って、プリチャージ後に前記選択されたメモリ
トランジスタのデータを読み出すために、ビット線に対
してディスチャージを開始する場合、既にビット線の電
荷はある程度ディスチャージされている。従って、その
メモリトランジスタのデータが短時間で確定される。
【0035】又、低速でデータを読み出す場合、モード
設定回路はプリチャージ中において前記選択トランジス
タをオフ状態にする。従って、選択されたメモリトラン
ジスタが導通状態のデータてあるとき、プリチャージ中
でもビット線の電荷は選択トランジスタがオフ状態にあ
るためディスチャージされない。その結果、プリチャー
ジ中の消費電流は抑えられる。
【0036】請求項6の発明によれば、中央処理装置
は、半導体記憶装置へのリードイネーブル信号の有無に
より該半導体記憶装置を動作状態と非動作状態にするこ
とができる。又、中央処理装置は、半導体記憶装置の動
作状態においてプリチャージ信号に基づいてデータ読み
出しのためのプリチャージを動作を可能にする。又、中
央処理装置は、信号生成回路を介して動作モード設定信
号とクロックを半導体記憶装置に出力することにより、
半導体記憶装置は、動作状態において高速でデータ読み
出しと低速読み出しの2つの読み出し動作のいずれかに
制御される。
【0037】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は、読み出し専用の半導体記憶装
置を動作させるためのシステム構成図を示す。図1にお
いて、電子機器10は、読み出し専用の半導体記憶装置
(以下、ROMという)11、中央処理装置(以下、C
PUという)12及び信号生成回路としてのクロック生
成回路13を備えている。
【0038】CPU12は、データバス14を介してR
OM11からのリードデータを入力するとともに図示し
ない外部装置との間でデータの授受を行う。CPU12
はROM11に対してリードイネーブル信号REとプリ
チャージ信号PREを供給する。又、CPU12はクロ
ック生成回路13に対して各種の制御信号を出力する。
【0039】クロック生成回路13は各種の制御信号に
基づいてクロックCLK及び動作モード設定信号STを
生成しROM11に供給する。クロックCLKは、デー
タ読み取りのためのデータ読み取りサイクル(プリチャ
ージ動作とリード動作を含む)を決める信号である。動
作モード設定信号STは、Lレベルの時が高速モードの
ための信号となり、Hレベルの時が低速モードのための
信号となる。そして、動作モード設定信号STが高速モ
ードの信号である時、ROM11は読み取り動作が高速
になる。又、動作モード設定信号STが低速モードの信
号である時、ROM11は読み取り動作が低速になる。
【0040】クロック生成回路13は動作モード設定信
号STが高速モードの信号である時には、ROM11の
高速モードに対応した周期の短いクロックCLKを生成
し出力する。反対に、クロック生成回路13は動作モー
ド設定信号STが低速モードの信号である時には、RO
M11の低速モードに対応した長い周期のクロックCL
Kを生成し出力する。
【0041】ROM11は、前記CPU12からのリー
ドイネーブル信号REに基づいて非動作状態から動作状
態となってデータ読み取りモードなる。ROM11はデ
ータ読み取りモードになると、プリチャージ信号PRE
に応答してプリチャージ動作を行う。又、ROM11
は、前記クロック生成回路13からのクロックCLKに
基づいてデータ読み取りサイクルが決定され、動作モー
ド設定信号STに基づいて高速モード又は低速モードの
いずれかに設定される。そして、ROM11は、これら
各信号に基づいて、データバス14から入力されるアド
レス信号AD0〜ADnで指定されるアドレスのメモリ
セルのデータが読み出される。そして、該読み出された
データは、データバス14を介してCPU12や外部装
置に出力される。
【0042】図2は、ROM11の構成を説明するため
のブロック図である。ROM11は、メモリセルアレイ
21、アドレスバッファ22、ロウデコーダ23、カラ
ムデコーダ24、カラムスイッチ回路部25、プリチャ
ージ・出力回路部26、モード設定回路部27、及び、
制御バッファ28を備えている。
【0043】図3は、メモリセルアレイ21の要部とそ
の周辺回路部を示す。メモリセルアレイ21は、ナンド
形(NAND形)の回路形式である。メモリセルアレイ
21は、複数のビット線が設けられている。図3には、
説明の便宜上、3本のビット線BL1,BL2,BL3
を示す。そして、各ビット線には複数のセルブロックが
接続されている。図3には、説明の便宜上、ビット線B
L1,BL2にそれぞれ2個のセル部としてのセルブロ
ックCBa1,CBa2,CBb1,CBb2がそれぞ
れ接続されている状態を示す。
【0044】本実施形態では、各セルブロックCBa
1,CBa2,CBb1,CBb2は、エンハンスメン
ト型NチャネルMOSトランジスタよりなるブロック選
択トランジスタTbs、3個のエンハンスメント型のN
チャネルMMOSトランジスタよりなる第1〜第3メモ
リトランジスタTm1〜Tm3、及び、同じくエンハン
スメント型のNチャネルMMOSトランジスタよりなる
ディスチャージトランジスタTdcを備えている。
【0045】各セルブロックCBa1,CBa2,CB
b1,CBb2の第1〜第3メモリトランジスタTm1
〜Tm3は、直列に接続されている。第1メモリトラン
ジスタTm1のドレインはブロック選択トランジスタT
bsのソースに接続され、その選択トランジスタTbs
のドレインはそれぞれ対応するビット線BL1,BL2
に接続されている。又、第3メモリトランジスタTm3
のソースはディスチャージトランジスタTdcのドレイ
ンに接続され、そのディスチャージトランジスタTdc
のソースは低電圧電源GNDに接続されている。
【0046】さらに、各ブロック選択トランジスタTb
sはそれぞれゲートを備え、そのゲートには対応するブ
ロック選択線BSL1,BSL2がそれぞれ接続されて
いる。各第1メモリトランジスタTm1はそれぞれゲー
トを備え、そのゲートには第1ワード線WL1が接続さ
れている。各第2メモリトランジスタTm2はそれぞれ
ゲートを備え、そのゲートには第2ワード線WL2が接
続されている。第3メモリトランジスタTm3はそれぞ
れゲートを備え、そのゲートには第3ワード線WL3が
接続されている。各ディスチャージトランジスタTdc
はそれぞれゲートを備え、そのゲートには制御線CLが
接続されている。
【0047】各セルブロックCBa1,CBa2,CB
b1,CBb2は、それぞれブロック内のブロック選択
トランジスタTbsがオンすることにより選択される。
選択されたブロックにおいて、第1〜第3ワード線WL
1〜WL3のうち2本が非選択のワード線となり残り1
本が選択ワード線となる。そして、非選択ワード線はH
レベルとなり、選択ワード線はLレベルとなる。従っ
て、非選択ワード線に接続されたメモリトランジスタは
オン状態となり、該選択ワード線に接続されたメモリト
ランジスタはオフ状態となる。
【0048】その結果、該オフ状態にあるメモリトラン
ジスタにおいて、そのソース・ドレイン間が短絡配線さ
れている時、即ち、該メモリトランジスタのデータが
「0」のとき、第1〜第3メモリトランジスタTm1〜
Tm3の直列回路は導通状態となる。反対に、該オフ状
態にあるメモリトランジスタおいて、そのソース・ドレ
イン間が短絡配線されていない時、即ち、該メモリトラ
ンジスタのデータが「1」のとき、第1〜第3データト
ランジスタTm1〜Tm3の直列回路は非導通状態とな
る。
【0049】因みに、本実施形態では、図3において、
セルブロックCBa1の第1及び第3メモリトランジス
タTm1,Tm3と、セルブロックCBa2の第2メモ
リトランジスタTm2、及び、セルブロックCBb2の
第3メモリトランジスタTm3について、そのソース・
ドレイン間を配線LSにて短絡させている。従って、こ
れら配線LSにて自身のソース・ドレイン間が接続され
たメモリトランジスタは、データ「0」が書き込まれて
いることになる。反対に、自身のソース・ドレイン間に
配線LSが接続されていないメモリトランジスタは、デ
ータ「1」が書き込まれていることになる。
【0050】各ビット線BL1,BL2,BL3は、カ
ラムスイッチ回路部25のエンハンスメント型Nチャネ
ルMOSトランジスタよりなるカラムスイッチTc1,
Tc2,Tc3を介してデータ線DLに接続されてい
る。そして、各カラムスイッチTc1〜Tc3のゲート
は、それぞれ対応するビット線選択線SBL1,SBL
2,SBL3が接続されている。そして、各カラムスイ
ッチTc1〜Tc3のいずれか1つが選択されてオン状
態になると、該オン状態になったカラムスイッチに接続
されたビット線のみがデータ線DLと接続されることに
なる。
【0051】図2に示すアドレスバッフア22は、図1
のデータバス14からアドレスデータAD0〜ADnを
入力し、アドレスデータAD0〜ADnの中からロウア
ドレスデータをロウデコーダ23に出力する。又、アド
レスバッファ22は、アドレスデータAD0〜ADnの
中からカラムアドレスデータをカラムデコーダ24に出
力する。
【0052】図3に示すロウデコーダ23は、メモリセ
ルアレイ21の第1〜第3ワード線WL1〜WL3及び
ブロック選択線BSL1,BSL2に接続されている。
ロウデコーダ23は、図2の制御バッファ28を介して
入力されるクロックCLKに同期してロウアドレスデー
タをデコードし、該ロウアドレスデータに対するセルブ
ロックとそのブロック内のメモリトランジスタを選択す
る。例えば、図3においてセルブロックCBa1が選択
される場合には、ロウデコーダ23は、ブロック選択線
BSL1にHレベルのブロック選択信号SL1を出力す
るとともに、ブロック選択線BSL2にLレベルのブロ
ック選択信号SL2を出力する。そして、セルブロック
CBa1の第1メモリトランジスタTm1が選択される
場合には、ロウデコーダ23は、第2及び第3ワード線
WL2,WL3にHレベルのワード信号を出力するとと
もに、第1ワード線WL1にLレベルのワード信号を出
力する。即ち、ロウデコーダ23は、ロウアドレスデー
タに基づいて選択するメモリトランジスタに接続される
ワード線のみをLレベルにし、選択しない残りのワード
線をHレベルにする。その結果、ロウアドレスデータに
基づいて選択されたメモリトランジスタはオフ状態にな
り、選択されない他のメモリトランジスタはオン状態と
なる。
【0053】その結果、オフ状態にあるメモリトランジ
スタにおいて、そのソース・ドレイン間に配線LSが接
続されている場合(「0」のデータが書き込まれたメモ
リトランジスタの場合)には、その選択されたメモリト
ランジスタを含む第1〜第3メモリトランジスタTm1
〜Tm3の直列回路は導通状態となる。反対に、オフ状
態にあるメモリトランジスタにおいて、そのソース・ド
レイン間に配線LSが接続されていない場合(「1」の
データが書き込まれたメモリトランジスタの場合)に
は、その選択されたメモリトランジスタを含む第1〜第
3メモリトランジスタTm1〜Tm3の直列回路は非導
通状態となる又、ロウデコーダ23は、制御バッファ2
8を介してプリチャージ信号PREを入力する。ロウデ
コーダ23はこのプリチャージ信号PREのレベルを反
転させた反転信号を生成し、その生成した反転信号をデ
ィスチャージ信号XPREとしてモード設定回路部27
に出力する。従って、ディスチャージ信号XPREはプ
リチャージ信号PREとは相補関係にある。
【0054】図4は、モード設定回路部27のブロック
回路を示す。モード設定回路部27は、インバータ31
とナンド回路32を備えている。インバータ31は前記
ロウデコーダ23からのディスチャージ信号XPREを
入力し、ディスチャージ信号XPREを反転させ、その
反転信号をナンド回路32に出力する。ナンド回路32
は制御バッファ28を介して動作モード設定信号STを
入力する。ナンド回路32の出力端子は図3の制御線C
Lに接続されている。
【0055】動作モード設定信号STが高速モードの時
(Lレベルの時)、ナンド回路32はディスチャージ信
号XPREのレベルに関係なく、Hレベルの制御信号C
Tを出力する。又、動作モード設定信号STが低速モー
ドの時(Hレベルの時)において、ナンド回路32はデ
ィスチャージ信号XPREがLレベルの時にはLレベル
の制御信号CTを出力し、ディスチャージ信号XPRE
がHレベルの時にはHレベルの制御信号CTを出力す
る。
【0056】図3に示すように、モード設定回路部27
はメモリセルアレイ21の制御線CLに接続されてい
る。そして、図4のナンド回路32から出力される制御
信号CTは制御線CLに出力される。
【0057】従って、図5に示すように、高速モードの
時には制御信号CTが常時Hレベルとなることから、図
3の各セルブロックのディスチャージトランジスタTd
cはディスチャージ信号XPRE(プリチャージ信号P
RE)のレベルに関係なくオン状態となる。
【0058】又、低速モードの時には制御信号CTがH
レベルとLレベルの2つの状態になることから、ディス
チャージトランジスタTdcはディスチャージ信号XP
REがHレベル(プリチャージ信号PREがLレベル)
の時にオン状態となる。言い換えれば、ディスチャージ
トランジスタTdcはディスチャージ信号XPREがL
レベル(プリチャージ信号PREがHレベル)の時にオ
フ状態となる。
【0059】カラムデコーダ24は、カラムスイッチ回
路部25のビット線選択線SBL1〜SBL3に接続さ
れている。カラムデコーダ24は、制御バッファ28を
介して入力されるクロックCLKに同期してカラムアド
レスデータをデコードし、該カラムアドレスデータに対
するビット線を選択する。例えば、図3においてセルブ
ロックCBa1が選択される場合には、カラムデコーダ
24は、ビット線選択線SBL1にHレベルのビット線
選択信号SB1を出力するとともに、他のビット線選択
線SBL2,SBL3にLレベルのビット線選択信号S
B2,SB3を出力する。従って、セルブロックCBa
1が接続されているビット線BL1のみがデータ線DL
と接続されることになる。
【0060】データ線DLは、図2のプリチャージ・出
力回路部26に接続されている。プリチャージ・出力回
路部26は、プリチャージ回路部26aとセンスアンプ
回路部26bとを備えている。図3に示すように、プリ
チャージ回路部26aは、エンハンスメント型Pチャネ
ルMOSトランジスタよりなるプリチャージトランジス
タTpとインバータ35を備えている。プリチャージト
ランジスタTpは、そのドレインがデータ線DLに接続
されているとともに、ソースが高電圧電源VCCに接続
されている。プリチャージトランジスタTpはゲートを
備え、そのゲートにはインバータ35の出力端子が接続
されている。インバータ35の入力端子には、制御バッ
ファ28を介してプリチャージ信号PREが供給され
る。
【0061】センスアンプ回路部26bは、図3に示す
ように公知のセンスアンプ36と公知のラッチ回路37
を備えている。センスアンプ36はインバータ36aと
エンハンスメント型PチャネルMOSトランジスタ36
bとから構成されている。センスアンプ36はデータ線
DLに出力されたリードデータRDを反転増幅させて次
段のラッチ回路37に出力する。ラッチ回路37は2個
のインバータ37a,37bとを備え、センスアンプ3
6から出力されたリードデータRDをラッチするととも
に、図1のデータバス14に出力する。
【0062】次に上記のように構成したROM11の動
作について説明する。 [高速モード]まず、高速モードについて説明する。高
速モードにおいては、CPU12からクロック生成回路
13に対して、ROM11を高速動作させてデータを高
速に読み出すための制御信号が出力されている。クロッ
ク生成回路13は、この制御信号に応答してROM11
に対して周期の短いクロックCLKとLレベルの動作モ
ード設定信号STを出力している。
【0063】そして、ROM11内に設けたモード設定
回路部27のナンド回路32にLレベルの動作モード設
定信号STが供給されることから、モード設定回路部2
7から制御線CLにHレベルの制御信号CTが常時供給
される。従って、各セルブロックCBa1,CBa2、
CBb1,CBb2のディスチャージトランジスタTd
cはオン状態に制御される。
【0064】この高速モードの状態において、例えば、
ビット線BL1に接続されたセルブロックCBa2の第
2メモリトランジスタTm2が選択されるアドレスデー
タAD0〜ADnがROM11に入力された場合につい
て説明する。
【0065】1.プリチャージ動作。 カラムデコーダ24は、図3において、ビット線選択線
SBL1にHレベルのビット線選択信号SB1を出力す
るとともに、他のビット線選択線SBL2,SBL3に
Lレベルのビット線選択信号SB2,SB3を出力す
る。従って、カラムスイッチTc1がオンして、ビット
線BL1のみがデータ線DLと接続されることになる。
【0066】ロウデコーダ23は、図3において、ブロ
ック選択線BSL2にHレベルのブロック選択信号SL
2を出力するとともに、ブロック選択線BSL1にLレ
ベルのブロック選択信号SL1を出力する。さらに、ロ
ウデコーダ23は、第1及び第3ワード線WL1,WL
3にHレベルのワード信号を出力するとともに、第2ワ
ード線WL2にLレベルのワード信号を出力する。従っ
て、セルブロックCBa2内のブロック選択トランジス
タTbs、第1及び第3メモリトランジスタTm1,T
m3がオン状態になる。又、セルブロックCBa2内の
第2メモリトランジスタTm2は、ソース・ドレイン間
に配線LSが接続されているため、該セルブロックCB
a2内の直列回路は導通状態となっている。
【0067】又、Hレベルのプリチャージ信号PREが
インバータ35を介してプリチャージトランジスタTp
のゲートに供給される。従って、プリチャージトランジ
スタTpはオン状態となる。
【0068】そして、プリチャージトランジスタTpが
オンされて、高電圧電源VCCから電流がプリチャージ
トランジスタTp及びカラムスイッチTc1を介してビ
ット線BL1に流れ込みプリチャージが開始される。こ
の時、選択されている該セルブロックCBa2内の直列
回路は導通状態となっているため(そのセルブロックC
Ba2内の選択されている第2メモリトランジスタTm
2のデータが「0」であるため)、ビット線BL1の電
荷は該セルブロックCBa2を介して低電圧電源GND
にディスチャージされる。従って、図5に示すようにビ
ット線BL1の電位はプリチャージされても低い電位の
状態にあり、高電圧電源VCCと同じ高い電位になるこ
とはない。
【0069】2.リード動作。 やがて、プリチャージ信号PRE信号がHレベルからL
レベルに切り替わると、プリチャージ動作は終了し、リ
ード動作に移る。プリチャージ信号PRE信号がLレベ
ルになると、プリチャージトランジスタTpがオフされ
る。
【0070】プリチャージトランジスタTpのオフに基
づいて高電圧電源VCCからビット線BL1への電流の
流れ込みが遮断される。従って、そのビット線BL1の
電荷がセルブロックCBa2を介してディスチャージさ
れる。その結果、そのビット線BL1の電位は低下しL
レベルとなる。
【0071】この時、プリチャージ動作中においては、
その選択されたセルブロックCBa2を介して既にディ
スチャージされていてビット線BL1の電位は低い状態
にあるため、リード動作時には素早くビット線BL1の
電位はLレベルとなる。このLレベルはセンスアンプ3
6及びラッチ回路37を介してリードデータRDとして
出力される。その結果、データが「0」の内容が読み出
される時、既にビット線BL1の電位が低下しているた
め、そのデータを確定する時間が短くなり、高速モード
に対応した読み出しができる。
【0072】尚、データが「1」の内容が読み出される
時は、プリチャージ動作中はディスチャージされない。
従って、ビット線の電位は高電圧電源VCCと同じレベ
ルに到達していることから、その「1」のデータを確定
する時間についても短く、高速モードに対応した読み出
しができる。
【0073】又、高速モードで「0」のデータが読み出
される場合、プリチャージ動作中にもディスチャージが
行われ電流を消費しているが、高速モードにおけるプリ
チャージ動作時間は低速モードにおけるプリーチャージ
動作時間に比べて短いので、「0」のデータを低速モー
ドで読み出すのに比べて1サイクルの間で高速モードで
消費する電流は小さい。又、高速モードでは、システム
全体の消費電力が大きい。その為、ROM単体での消費
電力が全体に占める割合は小さくなる。よって、システ
ム全体の消費電力が小さくなる。そのため、下記の低速
モードに比べて問題にならない。
【0074】[低速モード]低速モードにおいては、C
PU12からクロック生成回路13に対して、ROM1
1を低速動作させてデータを低速に読み出すための制御
信号が出力されている。クロック生成回路13は、この
制御信号に応答してROM11に対して周期の長いクロ
ックCLKとHレベルの動作モード設定信号STを出力
している。
【0075】そして、ROM11内に設けたモード設定
回路部27のナンド回路32にHレベルの動作モード設
定信号STが供給されることから、モード設定回路部2
7から制御線CLにディスチャージ信号XPREがHレ
ベル(プリチャージ信号PREがLレベル)の時にHレ
ベルの制御信号CTを、ディスチャージ信号XPREが
Lレベル(プリチャージ信号PREがHレベル)の時に
Lレベルの制御信号CTを交互に供給する。即ち、プリ
チャージ動作の時にはLレベルの制御信号CTが制御線
CLに供給されて各セルブロックCBa1,CBa2、
CBb1,CBb2のディスチャージトランジスタTd
cはオフ状態に制御される。又、リード動作の時には、
Hレベルの制御信号CTが制御線CLに供給されて各セ
ルブロックCBa1,CBa2、CBb1,CBb2の
ディスチャージトランジスタTdcはオン状態に制御さ
れる。
【0076】この低速モードの状態において、例えば、
ビット線BL2に接続されたセルブロックCBb2の第
3メモリトランジスタTm3が選択されるアドレスデー
タAD0〜ADnがROM11に入力された場合につい
て説明する。
【0077】1.プリチャージ動作。 カラムデコーダ24は、図3において、ビット線選択線
SBL2にHレベルのビット線選択信号SB2を出力す
るとともに、他のビット線選択線SBL1,SBL3に
Lレベルのビット線選択信号SB1,SB3を出力す
る。従って、カラムスイッチTc2がオンして、ビット
線BL2のみがデータ線DLと接続されることになる。
【0078】ロウデコーダ23は、図3において、ブロ
ック選択線BSL2にHレベルのブロック選択信号SL
2を出力するとともに、ブロック選択線BSL1にLレ
ベルのブロック選択信号SL1を出力する。さらに、ロ
ウデコーダ23は、第1及び第2ワード線WL1,WL
2にHレベルのワード信号を出力するとともに、第3ワ
ード線WL3にLレベルのワード信号を出力する。従っ
て、セルブロックCBb2内のブロック選択トランジス
タTbs、第1及び第2メモリトランジスタTm1,T
m2がオン状態になる。又、セルブロックCBb2内の
第3メモリトランジスタTm3は、ソース・ドレイン間
に配線LSが接続されている。
【0079】又、Hレベルのプリチャージ信号PREが
インバータ35を介してプリチャージトランジスタTp
のゲートに供給される。従って、プリチャージトランジ
スタTpはオン状態となる。
【0080】そして、プリチャージトランジスタTpが
オンされて、高電圧電源VCCから電流がプリチャージ
トランジスタTp及びカラムスイッチTc2を介してビ
ット線BL2に流れ込みプリチャージが開始される。こ
の時、選択されている該セルブロックCBb2内のディ
スチャージトランジスタTdcはオフ状態に制御されて
いることから、ビット線BL2の電荷は該セルブロック
CBb2を介して低電圧電源GNDにディスチャージさ
れることはない。そして、図5に示すようにビット線B
L2の電位は高電圧電源VCCに近づくように上昇す
る。
【0081】従って、低速モードにおけるプリチャージ
動作の時には、選択されたセルブロックCBb2を介し
てプリチャージトランジスタTpからビット線BL2に
流れ込む電流がディスチャージされることはない。その
結果、プリチャージ動作時の消費電流を抑えることがで
きる。
【0082】2.リード動作。 やがて、プリチャージ信号PRE信号がHレベルからL
レベルに切り替わると、プリチャージ動作は終了し、リ
ード動作に移る。プリチャージ信号PRE信号がLレベ
ルになると、プリチャージトランジスタTpがオフされ
る。又、ディスチャージトランジスタTdcがオンされ
る。
【0083】プリチャージトランジスタTpのオフに基
づいて高電圧電源VCCからビット線BL1への電流の
流れ込みが遮断される。一方、ディスチャージトランジ
スタTdcがオン状態に制御されて、選択されている該
セルブロックCBb2内の直列回路は導通状態となるた
め(そのセルブロックCBb2内の選択されている第3
メモリトランジスタTm3のデータが「0」であるた
め)、ビット線BL2の電荷は該セルブロックCBb2
を介して低電圧電源GNDにディスチャージされる。従
って、そのビット線BL2の電位は低下しLレベルとな
る。そして、このLレベルはセンスアンプ36及びラッ
チ回路37を介してリードデータRDとして出力され
る。
【0084】その結果、データが「0」の内容が読み出
される時、ビット線BL2の電位は高電圧電源VCCに
近い高い電位からディスチャージが行われるため、その
データを確定する時間は高速モードに比べて長くなる。
しかし、このデータの確定に要する時間は低速モードに
おいては十分に対応した読み出しができる時間である。
【0085】尚、データが「1」の内容が読み出される
時は、プリチャージ動作中はディスチャージされない。
従って、ビット線の電位は高電圧電源VCCと同じレベ
ルに到達していることから、その「1」のデータを確定
する時間については短くなる。
【0086】次に、上記した第1実施形態の特徴を以下
に記載する。 (1)本実施形態は、ナンド形の回路方式のROM11
においてその各セルブロックCBa1,CBa2、CB
b1,CBb2にディスチャージトランジスタTdcを
ブロック選択トランジスタTbs、第1〜第3メモリト
ランジスタTm1〜Tm3とともに直列に接続した。そ
して、ROM11を高速モード動作させる場合には、モ
ード設定回路部27にてディスチャージトランジスタT
dcを常にオン状態に制御する。又、低速モードでRO
M11を動作させる場合には、モード設定回路部27に
て、ディスチャージトランジスタTdcをプリチャージ
動作の時にはオフ状態に制御し、リード動作の時にはオ
ン状態に制御するようにした。
【0087】従って、高速モード時には、ROM11か
らのデータ読み出しが高速に対応した高速読み出しがで
き、低速モード時にはROM11の消費電流の低減を図
ることができる。
【0088】(2)本実施形態では、従来のROMでは
普通に動作させてデータの読み出しを行う通常モード
と、ROMを非動作状態、即ち待機状態にするスタンバ
イモードの2通りの態様しか使用できなかった。しか
し、本実施形態のROM11は、通常モードにおいて、
高速に動作させて使用する高速モードと、読み出しが遅
くても十分対応することができる低速に動作させる低速
モードの2つのモードを切替変更しながら使用すること
ができる。即ち、本実施形態のROM11は、高速モー
ド、低速モード、及び、スタンバイモードの3通りの動
作を実現することができる。
【0089】尚、本実施形態では、各セルブロックCB
a1,CBa2、CBb1,CBb2内のメモリトラン
ジスタは3個で構成したが、8個、16個等適宜変更し
て実施してもよい。
【0090】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について説明する。図6は第2実施形態のROM4
0の要部回路を示す。本実施形態はナンド形のROM4
0である点は第1実施形態のROM11と共通する。
又、ROM40のシステム構成は図1に示す第1実施形
態の構成と同じである。本実施形態のROM40は、セ
ルブロックにディスチャージトランジスタを備えていな
い点が第1実施形態のROM11と相違する。従って、
説明の便宜上、相違する点について詳細に説明し、共通
の部分は符号を同じにしてその詳細は省略する。
【0091】図6において、各セルブロックCBa1,
CBa2,CBb1,CBb2は、ブロック選択トラン
ジスタTbs、3個の第1〜第3メモリトランジスタT
m1〜Tm3を備えている。
【0092】各セルブロックCBa1,CBa2,CB
b1,CBb2の第1〜第3メモリトランジスタTm1
〜Tm3は、直列に接続されている。第1メモリトラン
ジスタTm1のドレインはブロック選択トランジスタT
bsのソースに接続され、その選択トランジスタTbs
のドレインはそれぞれ対応するビット線BL1,BL2
に接続されている。又、第3メモリトランジスタTm3
のソースは低電圧電源GNDに接続されている。
【0093】さらに、各ブロック選択トランジスタTb
sはそれぞれゲートを備え、そのゲートには対応するブ
ロック選択線BSL1,BSL2がそれぞれ接続されて
いる。各第1メモリトランジスタTm1はそれぞれゲー
トを備え、そのゲートには第1ワード線WL1が接続さ
れている。各第2メモリトランジスタTm2はそれぞれ
ゲートを備え、そのゲートには第2ワード線WL2が接
続されている。第3メモリトランジスタTm3はそれぞ
れゲートを備え、そのゲートには第3ワード線WL3が
接続されている。
【0094】各セルブロックCBa1,CBa2,CB
b1,CBb2は、それぞれブロック内のブロック選択
トランジスタTbsがオンすることにより選択される。
選択されたブロックにおいて、第1〜第3ワード線WL
1〜WL3のうち2本が非選択のワード線となり残り1
本が選択ワード線となる。そして、非選択ワード線はH
レベルとなり、選択ワード線はLレベルとなる。従っ
て、非選択ワード線に接続されたメモリトランジスタは
オン状態となり、該選択ワード線に接続されたメモリト
ランジスタはオフ状態となる。
【0095】その結果、該オフ状態にあるメモリトラン
ジスタにおいて、そのソース・ドレイン間が短絡配線さ
れている時、即ち、該メモリトランジスタのデータが
「0」のとき、第1〜第3メモリトランジスタTm1〜
Tm3の直列回路は導通状態となる。反対に、該オフ状
態にあるメモリトランジスタおいて、そのソース・ドレ
イン間が短絡配線されていない時、即ち、該メモリトラ
ンジスタのデータが「1」のとき、第1〜第3データト
ランジスタTm1〜Tm3の直列回路は非導通状態とな
る。
【0096】又、本実施形態では、図6に示すように、
セルブロックCBa1の第1及び第3メモリトランジス
タTm1,Tm3と、セルブロックCBa2の第2メモ
リトランジスタTm2、及び、セルブロックCBb2の
第3メモリトランジスタTm3について、そのソース・
ドレイン間を配線LSにて短絡させている。
【0097】ロウデコーダ41は、第1〜第3ワード線
WL1〜WL3に接続されている。ロウデコーダ41
は、前記制御バッファ28を介して入力されるクロック
CLKに同期してロウアドレスデータをデコードし、該
ロウアドレスデータに対するセルブロックとそのブロッ
ク内のメモリトランジスタを選択するためのワード信号
及びブロック選択信号を生成する。
【0098】即ち、例えば、図6においてセルブロック
CBa1が選択される場合には、ロウデコーダ41は、
次段のモード設定回路部42にブロック選択線BSL1
をHレベルするためのHレベルのブロック選択信号SL
1を出力するとともに、ブロック選択線BSL2をLレ
ベルにするためのLレベルのブロック選択信号SL2を
出力する。又、セルブロックCBa1の第1メモリトラ
ンジスタTm1が選択される場合には、ロウデコーダ4
1は、第2及び第3ワード線WL2,WL3にHレベル
のワード信号を出力するとともに、第1ワード線WL1
にLレベルのワード信号を出力する。
【0099】又、ロウデコーダ41は、前記制御バッフ
ァ28を介してプリチャージ信号PREを入力する。ロ
ウデコーダ41はこのプリチャージ信号PREのレベル
を反転させた反転信号を生成し、その生成した反転信号
をディスチャージ信号XPREとしてモード設定回路部
42に出力する。
【0100】モード設定回路部42は、2個の第1,第
2アンド回路42a,42b、1個のナンド回路42
c、1個のインバータ42dを備えている。インバータ
42dは前記ディスチャージ信号XPREを入力し、デ
ィスチャージ信号XPREを反転させ、その反転信号を
ナンド回路42cに出力する。ナンド回路42cは制御
バッファ28を介して動作モード設定信号STを入力す
る。
【0101】動作モード設定信号STが高速モードの時
(Lレベルの時)、ナンド回路42cはディスチャージ
信号XPREのレベルに関係なく、Hレベルの制御信号
CTを第1及び第2アンド回路42a,42bに出力す
る。又、動作モード設定信号STが低速モードの時(H
レベルの時)において、ナンド回路42cは第1及び第
2アンド回路42a,42bに対してディスチャージ信
号XPREがLレベルの時にはLレベルの制御信号CT
を出力し、ディスチャージ信号XPREがHレベルの時
にはHレベルの制御信号CTを出力する。
【0102】第1アンド回路42aは前記ブロック選択
信号SL1を入力する。第1アンド回路42aの出力端
子はブロック選択線BSL1に接続されている。第2ア
ンド回路42bは前記ブロック選択信号SL2を入力す
る。第2アンド回路42bの出力端子はブロック選択線
BSL2に接続されている。
【0103】従って、高速モードの時には制御信号CT
が常時Hレベルとなることから、第1及び第2アンド回
路42a,42bはそれぞれブロック選択信号SL1,
SL2をそのままブロック選択線BSL1,BSL2に
出力する。
【0104】又、低速モードの時には制御信号CTがH
レベルとLレベルの2つの状態になる。従って、第1及
び第2アンド回路42a,42bは、制御信号CTがH
レベル時、それぞれブロック選択信号SL1,SL2を
そのままブロック選択線BSL1,BSL2に出力す
る。反対に、第1及び第2アンド回路42a,42b
は、制御信号CTがLレベル時、それぞれブロック選択
信号SL1,SL2に関係なくLレベルの信号をブロッ
ク選択線BSL1,BSL2に出力する。
【0105】次に上記のように構成したROM40の動
作について説明する。 [高速モード]まず、高速モードについて説明する。高
速モードにおいては、CPU12からクロック生成回路
13に対して、ROM40を高速動作させてデータを高
速に読み出すための制御信号が出力されている。クロッ
ク生成回路13は、この制御信号に応答してROM40
に対して周期の短いクロックCLKとLレベルの動作モ
ード設定信号STを出力している。
【0106】そして、ROM40内に設けたモード設定
回路部42のナンド回路42cにLレベルの動作モード
設定信号STが供給されることから、ナンド回路42c
から第1及び第2アンド回路42a,42bにHレベル
の制御信号CTが常時供給される。従って、第1及び第
2アンド回路42a,42bは、ロウデコーダ41から
のブロック選択信号SL1,SL2をそのままブロック
選択線BSL1,BSL2にそれぞれ出力する。
【0107】この高速モードの状態において、例えば、
ビット線BL1に接続されたセルブロックCBa2の第
2メモリトランジスタTm2が選択されるアドレスデー
タAD0〜ADnがROM40に入力された場合につい
て説明する。
【0108】1.プリチャージ動作。 カラムデコーダ24は、ビット線選択線SBL1にHレ
ベルのビット線選択信号SB1を出力するとともに、他
のビット線選択線SBL2,SBL3にLレベルのビッ
ト線選択信号SB2,SB3を出力する。従って、ビッ
ト線BL1のみがデータ線DLと接続されることにな
る。
【0109】又、ロウデコーダ41は、第2アンド回路
42bを介してブロック選択線BSL2にHレベルのブ
ロック選択信号SL2を出力するとともに、第1アンド
回路42aを介してブロック選択線BSL1にLレベル
のブロック選択信号SL1を出力する。さらに、ロウデ
コーダ23は、第1及び第3ワード線WL1,WL3に
Hレベルのワード信号を出力するとともに、第2ワード
線WL2にLレベルのワード信号を出力する。
【0110】従って、セルブロックCBa2内のブロッ
ク選択トランジスタTbs、第1及び第3メモリトラン
ジスタTm1,Tm3がオン状態になる。又、セルブロ
ックCBa2内の第2メモリトランジスタTm2は、ソ
ース・ドレイン間に配線LSが接続されているため、該
セルブロックCBa2内の直列回路は導通状態となって
いる。
【0111】そして、プリチャージトランジスタTpが
オンされて、高電圧電源VCCから電流がプリチャージ
トランジスタTp及びカラムスイッチTc1を介してビ
ット線BL1に流れ込みプリチャージが開始される。
【0112】この時、選択されている該セルブロックC
Ba2内の直列回路は導通状態となっているため(その
セルブロックCBa2内の選択されている第2メモリト
ランジスタTm2のデータが「0」であるため)、ビッ
ト線BL1の電荷は該セルブロックCBa2を介して低
電圧電源GNDにディスチャージされる。従って、図7
に示すようにビット線BL1の電位はプリチャージされ
ても低い電位の状態にあり、高電圧電源VCCと同じ高
い電位になることはない。
【0113】2.リード動作。 やがて、プリチャージ信号PRE信号がHレベルからL
レベルに切り替わると、プリチャージ動作は終了し、リ
ード動作に移る。プリチャージトランジスタTpのオフ
に基づいて高電圧電源VCCからビット線BL1への電
流の流れ込みが遮断される。従って、そのビット線BL
1の電荷がセルブロックCBa2を介してディスチャー
ジされる。その結果、そのビット線BL1の電位は低下
しLレベルとなる。
【0114】この時、プリチャージ動作中においては、
その選択されたセルブロックCBa2を介してディスチ
ャージされていてビット線BL1の電位は低い状態にあ
るため、リード動作時には素早くビット線BL1の電位
はLレベルとなる。その結果、データが「0」の内容が
読み出される時、既にビット線BL1の電位が低下して
いるため、そのデータを確定する時間が短くなり、高速
モードに対応した読み出しができる。
【0115】尚、データが「1」の内容が読み出される
時は、プリチャージ動作中はディスチャージされない。
従って、ビット線の電位は高電圧電源VCCと同じレベ
ルに到達していることから、その「1」のデータを確定
する時間についても短く、高速モードに対応した読み出
しができる。
【0116】又、高速モードで「0」のデータが読み出
される場合、プリチャージ動作中にもディスチャージが
行われ電流を消費しているが、高速モードにおけるプリ
チャージ動作時間は低速モードにおけるプリーチャージ
動作時間に比べて短いので、「0」のデータを低速モー
ドで読み出すのに比べて1サイクルの間に高速モードで
消費する電流は小さい。又、高速モードでは、システム
全体の消費電力が大きい。その為、ROM単体での消費
電力が全体に占める割合は小さくなる。よって、システ
ム全体の消費電力が小さくなる。そのため、下記の低速
モードに比べて問題にならない。
【0117】[低速モード]低速モードにおいては、C
PU12からクロック生成回路13に対して、ROM4
0を低速動作させてデータを低速に読み出すための制御
信号が出力されている。クロック生成回路13は、この
制御信号に応答してROM40に対して周期の長いクロ
ックCLKとHレベルの動作モード設定信号STを出力
している。
【0118】そして、ROM40内に設けたモード設定
回路部42のナンド回路42cにHレベルの動作モード
設定信号STが供給されることから、ナンド回路42c
から第1及び第2アンド回路42a,42bにディスチ
ャージ信号XPREがHレベル(プリチャージ信号PR
EがLレベル)の時にHレベルの制御信号CTを、ディ
スチャージ信号XPREがLレベル(プリチャージ信号
PREがHレベル)の時にLレベルの制御信号CTを交
互に供給する。
【0119】即ち、プリチャージ動作の時にはLレベル
の制御信号CTが第1及び第2アンド回路42a,42
bに供給されて各セルブロックCBa1,CBa2、C
Bb1,CBb2のブロック選択トランジスタTbsは
オフ状態に制御される。
【0120】この低速モードの状態において、例えば、
ビット線BL2に接続されたセルブロックCBb2の第
3メモリトランジスタTm3が選択されるアドレスデー
タAD0〜ADnがROM40に入力された場合につい
て説明する。
【0121】1.プリチャージ動作。 カラムデコーダ24は、ビット線選択線SBL2にHレ
ベルのビット線選択信号SB2を出力するとともに、他
のビット線選択線SBL1,SBL3にLレベルのビッ
ト線選択信号SB1,SB3を出力する。従って、ビッ
ト線BL2のみがデータ線DLと接続されることにな
る。
【0122】ロウデコーダ41は、第2アンド回路42
bにHレベルのブロック選択信号SL2を出力するとと
もに、第1アンド回路42aにLレベルのブロック選択
信号SL1を出力する。しかし、プリチャージ動作の時
にはLレベルの制御信号CTが第1及び第2アンド回路
42a,42bに供給されて各セルブロックCBa1,
CBa2、CBb1,CBb2のブロック選択トランジ
スタTbsはオフ状態に制御される。
【0123】さらに、ロウデコーダ41は、第1及び第
2ワード線WL1,WL2にHレベルのワード信号を出
力するとともに、第3ワード線WL3にLレベルのワー
ド信号を出力する。従って、セルブロックCBb2内の
第1及び第2メモリトランジスタTm1,Tm2がオン
状態になる。又、セルブロックCBb2内の第3メモリ
トランジスタTm3は、ソース・ドレイン間に配線LS
が接続されている。
【0124】そして、プリチャージトランジスタTpが
オンされて、高電圧電源VCCから電流がプリチャージ
トランジスタTp及びカラムスイッチTc2を介してビ
ット線BL2に流れ込みプリチャージが開始される。こ
の時、選択されている該セルブロックCBa2内のブロ
ック選択トランジスタTbsはオフ状態に制御されてい
ることから、ビット線BL2の電荷は該セルブロックC
Bb2を介して低電圧電源GNDにディスチャージされ
ることはない。そして、図7に示すようにビット線BL
2の電位は高電圧電源VCCに近づくように上昇する。
【0125】従って、低速モードにおけるプリチャージ
動作の時には、選択されたセルブロックCBb2を介し
てプリチャージトランジスタTpから流れる電流をディ
スチャージすることはない。その結果、プリチャージ動
作時の消費電流を抑えることができる。
【0126】2.リード動作。 やがて、プリチャージ信号PRE信号がHレベルからL
レベルに切り替わると、プリチャージ動作は終了し、リ
ード動作に移る。プリチャージ信号PRE信号がLレベ
ルになると、プリチャージトランジスタTpがオフされ
る。又、制御信号CTがHレベルとなる。セルブロック
CBb2のブロック選択トランジスタTbsはオン状態
に制御される。
【0127】プリチャージトランジスタTpのオフに基
づいて高電圧電源VCCからビット線BL1への電流の
流れ込みが遮断される。一方、ブロック選択トランジス
タTbsがオン状態に制御されて、選択されている該セ
ルブロックCBb2内の直列回路は導通状態となるため
(そのセルブロックCBb2内の選択されている第3メ
モリトランジスタTm3のデータが「0」であるた
め)、ビット線BL2の電荷は該セルブロックCBb2
を介して低電圧電源GNDにディスチャージされる。従
って、そのビット線BL2の電位は低下しLレベルとな
る。その結果、データが「0」の内容が読み出される
時、ビット線BL2の電位は高電圧電源VCCに近い高
い電位からディスチャージが行われるため、そのデータ
を確定する時間は高速モードに比べて長くなる。しか
し、このデータの確定に要する時間は低速モードにおい
ては十分に対応した読み出しができる時間である。
【0128】尚、データが「1」の内容が読み出される
時は、プリチャージ動作中はディスチャージされない。
従って、ビット線の電位は高電圧電源VCCと同じレベ
ルに到達していることから、その「1」のデータを確定
する時間については短くなる。
【0129】次に、上記した第2実施形態の特徴を以下
に記載する。 (1)本実施形態は、ナンド形の回路方式のROM40
においてその各セルブロックCBa1,CBa2、CB
b1,CBb2はブロック選択トランジスタTbs、第
1〜第3メモリトランジスタTm1〜Tm3を直列に接
続した。そして、ROM40を高速モード動作させる場
合には、モード設定回路部42にて、ブロック選択トラ
ンジスタTbsを常にブロック選択信号SL1,SL2
に基づいてオン・オフ制御する。又、低速モードでRO
M40を動作させる場合には、モード設定回路部42に
て、ブロック選択トランジスタTbsをプリチャージ動
作の時にはオフ状態に制御し、リード動作の時にはオン
状態に制御するようにした。
【0130】従って、高速モード時には、ROM40か
らのデータ読み出しが高速に対応した高速読み出しがで
き、低速モード時にはROM40の消費電流の低減を図
ることができる。
【0131】(2)本実施形態では、従来のROMでは
普通に動作させてデータの読み出しを行う通常モード
と、ROMを非動作状態、即ち待機状態にするスタンバ
イモードの2通りの態様しか使用できなかった。しか
し、本実施形態のROM40は、通常モードにおいて、
高速に動作させて使用する高速モードと、読み出しが遅
くても十分対応することができる低速に動作させる低速
モードの2つのモードを切替変更しながら使用すること
ができる。即ち、本実施形態のROM40は、高速モー
ド、低速モード、及び、スタンバイモードの3通りの動
作を実現することができる。
【0132】尚、本実施形態では、各セルブロックCB
a1,CBa2、CBb1,CBb2ないのメモリトラ
ンジスタは3個で構成したが、8個、16個等適宜変更
して実施してもよい。
【0133】尚、実施の形態は上記各実施形態に限定さ
れるものではなく、以下のように実施してもよい。 ○第1実施形態のモード設定回路部27を、図8に示す
モード設定回路部にて変更して実施してもよい。この設
定回路部は、ノア回路45、2個のインバータ46,4
7を備えている。ノア回路45は、ディスチャージ信号
XPREを入力するとともにインバータ46を介して動
作モード設定信号STを入力する。ノア回路45の出力
端子は、インバータ47に接続され、そのインバータ4
7の出力端子は図3の制御線CLに接続されている。
【0134】従って、動作モード設定信号STが高速モ
ードの時(Lレベルの時)、インバータ47はディスチ
ャージ信号XPREのレベルに関係なく、Hレベルの制
御信号CTを出力する。又、動作モード設定信号STが
低速モードの時(Hレベルの時)において、インバータ
47はディスチャージ信号XPREがLレベルの時には
Lレベルの制御信号CTを出力し、ディスチャージ信号
XPREがHレベルの時にはHレベルの制御信号CTを
出力する。
【0135】○第2実施形態のモード設定回路部42
を、図9に示すモード設定回路部にて変更して実施ても
よい。この図9に示す設定回路部は、説明の便宜上、ブ
ロック選択線BSL1に対するものだけを示した。設定
回路部は、アンド回路48、ノア回路49、及び、2個
のインバータ50,51を備えている。
【0136】ノア回路49は、ディスチャージ信号XP
REを入力するとともにインバータ50を介して動作モ
ード設定信号STを入力する。ノア回路49の出力端子
はインバータ51に接続され、そのインバータ51の出
力端子はアンド回路48に接続されている。アンド回路
48は、もう一方の入力端子がロウデコーダ41に接続
されブロック選択信号SL1を入力する。又、アンド回
路48の出力端子は、ブロック選択線BSL1に接続さ
れている。
【0137】動作モード設定信号STが高速モードの時
(Lレベルの時)、インバータ51はディスチャージ信
号XPREのレベルに関係なく、Hレベルの制御信号C
Tをアンド回路48に出力する。又、動作モード設定信
号STが低速モードの時(Hレベルの時)において、イ
ンバータ51はアンド回路48に対してディスチャージ
信号XPREがLレベルの時にはLレベルの制御信号C
Tを出力し、ディスチャージ信号XPREがHレベルの
時にはHレベルの制御信号CTを出力する。
【0138】従って、高速モードの時には、アンド回路
48はブロック選択信号SL1をそのままブロック選択
線BSL1に出力する。又、低速モードの時には、アン
ド回路48は制御信号CTがHレベル時、ブロック選択
信号SL1をそのままブロック選択線BSL1,BSL
2に出力する。反対に、アンド回路48は、制御信号C
TがLレベル時、ブロック選択信号SL1に関係なくL
レベルの信号をブロック選択線BSL1に出力する。
【0139】○上記各実施形態ではROM11,40の
半導体記憶装置に具体化したが、不揮発性メモリ、揮発
性メモリ等の半導体記憶装置に具体化してもよい。 ○上記実各施形態では、メモリセルがナンド形の回路形
式であったが、ノア形(NOR形)の回路形式の半導体
記憶装置に具体化してもよい。
【0140】○上記各実施形態では、1チップの半導体
記憶装置に具体化したが、1チップマイクロコントロー
ラのように、コントローラとともにメモリが搭載された
半導体集積回路装置装置に具体化してもよい。
【0141】
【発明の効果】請求項1〜第5に記載の発明によれば、
高速でデータを読み出す場合は、データを短時間で確定
でき、低速でデータを読み出す場合、消費電流を抑える
ことができる。
【0142】請求項6の発明によれば、半導体記憶装置
を動作状態と非動作状態にすることができるとともに、
動作状態において高速データ読み出しと低速データ読み
出しの2つの読み出し動作を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ROMのシステム構成図。
【図2】ROMのブロック図。
【図3】ROMの要部を説明するための要部回路図。
【図4】モード設定回路部のブロック回路図
【図5】ROMの動作を説明するためのタイムチャー
ト。
【図6】第2実施形態のROMの要部を説明するための
要部回路図。
【図7】ROMの動作を説明するためのタイムチャー
ト。
【図8】モード設定回路部の別例を示す回路図。
【図9】モード設定回路部の別例を示す回路図。
【図10】従来のROMの要部回路図。
【図11】従来のROMの動作を説明するタイムチャー
ト。
【図12】従来のディスチャージトランジスタを備えた
ROMの要部回路図。
【図13】従来のディスチャージトランジスタを備えた
ROMの動作を説明するタイムチャート。
【符号の説明】
11,40 半導体記憶装置(ROM) 12 中央処理装置(CPU) 13 信号生成回路としてのクロック生成回路 21 メモリセルアレイ 23,41 ロウデコーダ 26a プリチャージ回路部 27,42 モード設定回路部 BL1〜BL3 ビット線 CBa1,CBa2,CBb1,CBb2 セルブロッ
ク Tbs ゲートスイッチ素子としてのブロック選択トラ
ンジスタ Tm1〜Tm3 メモリ素子としての第1〜第3メモリ
トランジスタ Tdc ゲートスイッチ素子としてのディスチャージト
ランジスタ CLK クロック ST 動作モード設定信号 CT 制御信号 RE リードイネーブル信号 PRE プリチャージ信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 正博 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−229596(JP,A) 特開 昭54−133037(JP,A) 特開 昭58−141496(JP,A) 特開 平8−129898(JP,A) 特開 昭64−39695(JP,A) 特開 平1−199396(JP,A) 特開 平6−259986(JP,A) 特開 平5−109290(JP,A) 特開 平10−188567(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/00 - 16/34 G11C 17/00 - 17/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリチャージ信号に応答してビット線を
    プリチャージした後に、プリチャージされたビット線の
    電荷がディスチャージされるか否かが、そのビット線に
    接続され且つロウデコーダにて選択されたメモリ素子の
    データ内容に基づいて行われ、そのビット線の電位にて
    該選択されたメモリ素子のデータ内容が読み出されるよ
    うにした半導体記憶装置のデータ読み出し方法におい
    て、 高速でデータを読み出す場合は、ビット線へのプリチャ
    ージ中に、前記選択されたメモリ素子のデータ内容に基
    づいて、前記ビット線の電荷をディスチャージ可能な状
    態にし、プリチャージ後に前記選択されたメモリ素子の
    データを読み出し、 低速でデータを読み出す場合は、ビット線へのプリチャ
    ージ中に、前記選択されたメモリ素子のデータ内容に関
    係なく、前記ビット線の電荷をディスチャージ不能状態
    にし、プリチャージ後に前記選択されたメモリ素子のデ
    ータを読み出すようにした半導体記憶装置のデータ読み
    出し方法。
  2. 【請求項2】 セル部のメモリ素子が接続され、そのセ
    ル部のメモリ素子のデータを読み出すための複数のビッ
    ト線と、 前記複数のビット線の中の選択された1つのビット線に
    対してプリチャージ信号に応答してプリチャージを行う
    ためのプリチャージ回路部とを備え、プリチャージされ
    たビット線の電荷がディスチャージされるか否かが、そ
    のビット線に接続され且つロウデコーダにて選択された
    セル部のメモリ素子のデータ内容に基づいて行われ、そ
    のビット線の電位にてその選択されたセル部のメモリ素
    子のデータ内容が読み出される半導体記憶装置におい
    て、 前記セル部のメモリ素子に対して直列に接続され、その
    直列回路の一端がビット線に接続され他端が低電圧電源
    に接続されるようにしたゲートスイッチ素子と、 高速でデータを読み出す場合には、前記プリチャージ中
    には、前記ゲートスイッチ素子をオン状態にし、低速で
    データを読み出す場合には、プリチャージ中において前
    記ゲートスイッチをオフ状態に制御するモード設定回路
    部とを設けた半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体記憶装置におい
    て、モード設定回路部は、動作モード設定信号とプリチ
    ャージ信号と相補関係にあるディスチャージ信号を入力
    し、両信号に基づいて、高速でデータを読み出す場合に
    はプリチャージ中において前記セル部のメモリ素子に直
    列に接続されたゲートスイッチ素子をオン状態させ、低
    速でデータを読み出す場合にはプリチャージ中において
    前記メモリ素子に直列に接続されたゲートスイッチ素子
    をオフ状態にするための制御信号を生成する半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の半導体記憶装置
    において、前記ゲートスイッチ素子は、ディスチャージ
    トランジスタであり、前記セル部のメモリ素子は直列に
    接続された複数個のメモリトランジスタからなり、その
    直列に接続された直列回路に対してそのセル部を選択す
    るための選択トランジスタと前記ディスチャージトラン
    ジスタが直列に接続された半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3に記載の半導体記憶装置
    において、前記セル部のメモリ素子は直列に接続された
    複数個のメモリトランジスタからなり、前記ゲートスイ
    ッチ素子は前記メモリセル部を選択するための選択トラ
    ンジスタであり、その複数個のメモリトランジスタと選
    択トランジスタとが直列に接続された半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の半導体記憶装置と、 前記高速でデータを読み出すか低速でデータを読み出す
    かを決定する制御信号を出力するとともに、前記半導体
    記憶装置に対してプリチャージ信号とデータ読み出しの
    ためのリードイネーブル信号を供給する中央処理装置
    と、 前記中央処理装置からの制御信号に基づいて半導体記憶
    装置に対して読み出しタイミングを決めるクロックと、
    前記高速又は低速にてデータを読み出すための動作モー
    ド設定信号を生成し供給するための信号生成回路とから
    なる半導体記憶装置の制御装置。
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