JP3487097B2 - ワイヤハーネスの防水方法および該方法に用いる防水用治具 - Google Patents

ワイヤハーネスの防水方法および該方法に用いる防水用治具

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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のパネル貫
通穴への装着用のグロメットに挿通させるワイヤハーネ
スの電線間を防水を図る防水方法および該方法に用いる
防水治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤハーネスにおいて、自動
車のエンジンルームと車室とを仕切るパネル等を通して
ワイヤハーネスを配線する場合、パネルに穿設した貫通
穴にゴム製のグロメットを装着し、該グロメットを通し
てワイヤハーネスを配線し、車室側へ浸水を防止してい
る。
【0003】上記グロメットは略円錐筒形状とした拡径
部の外周面にパネル係止部を設け、該パネル係止部をパ
ネル貫通穴の内周縁に係止し、グロメットとパネル貫通
穴との間は確実にシールして防水を図る一方、グロメッ
トに拡径部の縮小端側に延在させた縮径管部にワイヤハ
ーネスを密着させて通している。
【0004】上記グロメットを挿通するワイヤハーネス
の各電線の間及び各電線とグロメットの管部との間に隙
間があると、該隙間を通してエンジンルーム側より車室
内に浸水が生じるため、これら隙間もシールする必要が
ある。
【0005】この線間防水構造としては、図8に示すよ
うな、グロメット1の拡径部1aより流動性シール材2
を充填して、電線wの各隙間に浸透させるものが提供さ
れている。あるいは、ワイヤハーネスの各電線を1本ず
つ挿通させる穴を複数個備えた弾性キャップを用い、該
弾性キャップに穴に電線を通した状態で弾性キャップを
グロメットの管部に嵌め込み、拡径部側から弾性キャッ
プの内側まで流動性シール材を充填するものも提供され
ている。(実開平1−66713号公報、実開平2−1
15221号公報、実開平4−23812号公報参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記図7に示す前者の
防水構造とする場合、流動性シール材が低粘度(例えば
100poise以下)でないと電線間の各隙間に浸透
しにくく、逆に低粘度であると、硬化するまでに各隙間
から流れ出すおそれがあるので、完全な防水は望めな
い。よって、一般に、粘度の低い二液ウレタン等(二液
性エポキシ、二液性シリコン等)を用い、図9に示すよ
うに、ワイヤハーネスW/Hの所定位置にグロメットを
取り付けた後、該グロメット1へ二液性ウレタン等を混
合しながら充填し、充填後に乾燥硬化させている。
【0007】しかしながら、二液性ウレタン等の二液を
混合させて使用するために、手間がかかると共に、一度
に混合した液剤は空気中で簡単に硬化してしまうため、
取り扱いが非常に難しい。また、二液を混合させる設備
が大掛かりで、ワイヤハーネスの組立ライン上で作業で
きず、別工程を設けてシール剤を充填しなければならな
い問題がある。
【0008】一方、後者の防水構造では、電線間に確実
に隙間ができるので、流動性シール材が高粘度であって
も電線間の隙間に容易に浸透して完全な防水は可能であ
るが、別部品の弾性キャップを必要とするうえ、キャッ
プに各電線を挿通させる工程とキャップをグロメットに
嵌め込む工程とが増加して手数がかかり、コストアップ
になる。しかも、各電線の隙間の分だけグロメットの拡
径部が太くなって、グロメットが大型化する問題があ
る。
【0009】本発明は上記問題を解消するためになされ
たもので、工程が比較的簡単でコストアップが少なく、
完全な防水が可能なワイヤハーネスの防水方法および防
水方法に用いる防水用治具を提供することを課題として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1で、パネル貫通穴への装着用の
グロメットに挿通させるワイヤハーネスの電線間を防水
するもので、ワイヤハーネス組立時に電線群を布線する
時、上記線間防水を施す部位の電線群を隣接させて1列
に並列させ、該並列した電線群に対して、所要の粘度を
有する止水剤を電線間に浸透するように塗布し、次い
で、該止水剤を塗布した部分にフィルムを被せて断面円
形に丸めると共に、該フィルムの外周をテープ巻きし
て、上記グロメットの内部に密着させて通すことを特徴
とするワイヤハーネスの防水方法を提供している。
【0011】上記のように、ワイヤハーネス組立ライン
上において電線布線時に、一列に整列させ、この状態の
電線群に対して所要の粘度を有する止水剤を塗布する
と、各電線の表面に確実に止水剤が塗布されると共に、
電線間の隙間にも浸透させるように塗布すると、電線表
面および電線間に確実に止水剤を塗布できる。その後、
これら電線群にフィルムを被せて取り出すと、作業者の
手に止水剤が付着することなく取り出され、かつ、表面
側のフィルムより一列に並列している電線群を断面円形
に丸めることが容易にできる。その後、この状態を保持
するためにテープ巻きしておくと、止水剤を充填した部
位の形状保持と、止水剤の流動、拡散も防止できる。こ
の状態で、グロメットの内部(縮径部)に密着させて通
すと、確実な防水を簡単に施すことができる。
【0012】上記防水方法において、ワイヤハーネス組
立ライン上で、防水処理部分の電線群は、組立ライン上
(具体的には布線台上)に配置した防水処理用治具の一
対の電線保持材の間を通して、垂直方向に1列に並列さ
せ、上記防水処理用治具の間の電線群に対して、粘性を
有する止水剤をチューブからの押し出しながら、あるい
はヘラに付けて、電線群の一端端から他端へと、電線間
の隙間を押し広げながら塗布し上記止水剤の塗布を施す
ことが好ましい(請求項2)。
【0013】特に、幅の広いヘラを用いると、塗布区間
において、所要間隔をあけて3列程で上端から下端へと
塗布して行くと、塗布された止水剤はある程度広がるた
め、塗布区間の全域に止水剤を簡単に塗布することがで
きる。さらに、ヘラの場合、ヘラの先端を電線間に押し
込みながら塗布していくことが容易にできる。さらにま
た、ヘラの先端に一定ピッチでノズルを設けると共に、
これらノズルの間にハケを設けると、ノズルから止水剤
を押し出しながら、ハケで均一に拡散しながら塗布でき
て好ましい。
【0014】上記止水剤の塗布を並列させた電線群の片
面あるいは両面から行っている(請求項3)。特に、両
面から行うことが好ましい。
【0015】さらに、上記電線群に塗布する止水剤は、
電線群の軸線方向の両側に粘度の高い止水剤を用いて塗
布する一方、その間の中央部に粘度の低い止水剤を用い
て塗布することが好ましい(請求項4)。このように、
軸線方向の両側に高粘度の止水剤を塗布すると、フィル
ムを丸める時および該フィルムの外周をテープ巻きする
時に止水剤が両側から漏れ出ることを防止できる。ま
た、中央部に粘度の低い止水剤を塗布すると電線間への
浸透を良好とでき、かつ、この粘度の低い止水剤は両側
の粘度の高い止水剤により流れでるのを遮断できる。さ
らに、本発明は、請求項5で、上記防水方法に用いる治
具を提供している。該防水用治具は、布線台上に着脱自
在に取り付ける支持軸と、該支持軸の上端に固定した基
板と、該基上から所要間隔をあけて突出させた一対の電
線保持材とを備え、これら一対の電線保持材は、電線を
上端開口から挿入させると共に挿入した電線を一列に並
列させる細幅な電線挿入用長穴を備えていることを特徴
としている。
【0016】上記防水用治具はワイヤハーネス組立用の
布線台上に簡単に設置でき、該治具の一対の電線保持材
に電線群を通すと、自動的に電線群を一列に並列させる
ことができる。
【0017】また、上記電線挿入用長穴の上端開口は先
端を開き方向に傾斜させていると共に、該一対の電線保
持材は、基板に対して倒伏あるいは下降可能に取り付け
ていることが好ましい(請求項6)。このように、電線
保持材の電線挿入長穴の挿入側上端を傾斜させて拡げて
おくと、電線群が容易に長穴内に容易に挿入できる。ま
た、電線保持材を下降あるいは倒伏させることができる
と、電線保持材から取り出した電線群に対する後作業を
容易に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0019】図1および図2はワイヤハーネス組立用の
布線台10上に設置した本発明に係わる防水用治具11
を示す。該防水用治具11は、布線台10上に着脱自在
に取り付ける支持軸12と、該支持軸12の上端に固定
した基板13と、該基板13上から所要間隔をあけて突
出させた一対の電線保持材14、15とを備えている。
【0020】上記支持棒12は金属製の丸棒の下端にネ
ジ12aを設けており、布線台10に形成した取付穴1
0aを通し、該布線台10の裏面側でナット16により
締付固定している。上記一対の電線保持材14と15は
基板13の上面に固定しており、電線wを上端開口14
b、15bから挿入させると共に挿入した電線wを一列
に並列させる細幅な電線挿入用長穴14a、15aを備
え、これら電線挿入用長穴の上端開口の両面14c、1
5cは先端を開き方向に傾斜させている。
【0021】上記した防水用治具11を用いたワイヤハ
ーネスの防水方法を図3により説明すると、ワイヤハー
ネス組立時に、布線台10上で、電線wを他の電線受治
具20(図2に示す)で電線を保持して布線していく。
グロメットを取り付ける部位には、布線用治具11を配
置しており、一対の電線保持材14と15との間に電線
群Wを挿入する。該挿入時、これら電線保持材14と1
5の電線挿入用長穴14a、15aにおいて、上端開口
14b、15bの両側が傾斜して開いているため、塊状
で電線群Wを配置しても、これら電線群Wを押し込む
と、電線wが1本づつ整列した状態で長穴14a、15
aに押し込まれる。すなわち、図3(A)に示すよう
に、防水区間Xにおいて、垂直方向に1列に隣接して並
んだ状態で布線される。
【0022】電線群をWを布線台10上で布線終了した
後、止水剤25を充填している塗布具26を用いて、防
水区間Xの電線群Wに対して止水剤25を塗布してい
く。上記塗布具26は、チューブ27の先端に偏平はヘ
ラ部27aを備え、該ヘラ部27aの先端に所要ピッチ
でノズル27bを設けている。よって、チューブ27を
押すと、ヘラ部27aを通してノズル27bより止水剤
25が押し出される。
【0023】なお、チューブは、1回の塗布量(例え
ば、330ml)を充填しているカートリッジ式でもよ
い。
【0024】上記止水剤25は粘度1000〜2000
poiseのもので、シリコン系止水剤、変性エステル
樹脂、合成ゴム系止水剤等を用いている。
【0025】上記塗布具26は所要ピッチでノズル27
bを3個設けているため、図3(B)に示すように、防
水区間Xの上端から下端にかけて、一度塗布していく
と、塗布された止水剤がある程度横方向に広がるため、
防水区間Xの全域に止水剤25が塗布された状態とな
る。
【0026】また、上記塗布時において、図4(A)に
示すように、ノズル27bを電線wの間に押し込み、電
線wの間の隙間にも止水剤25を充填していく。また、
一面側を塗布した後、多面側を上端から下端まで同様に
塗布具26により塗布していく。これにより、図4
(B)に示すように、全ての電線wの表面全体と電線w
の間の隙間に止水剤25が塗布された状態となる。この
とき、塗布する止水剤25は粘度を有するため、下方へ
の滴下は少ない。
【0027】ついで、図3(C)に示すように、防水用
治具11の支持棒12をナットを外して布線台10より
下降させる。基板13が布線台10上に当たると停止す
る。基板13の下降により、電線保持材14、15も下
降し、止水剤30が塗布された電線群Wが防水用治具1
1から取り外された状態となる。
【0028】上記のように防水用治具11から外した
後、防水区間Xの止水剤25が塗布された電線群Wの表
面に薄い塩ビ製等のフィルム23を被せる。これは、作
業員の手に止水剤25が付くことを防止するものであ
り、フィルム23を被せた後、図3(D)に示すよう
に、フィルム23内で電線wを丸めて断面円形状とす
る。
【0029】ついで、図3(E)に示すように、フィル
ム23の外周面にテープ24を巻き付けて、電線群Wを
断面円形状態に保持すると共に、塗布した止水剤25が
拡散して漏れでるのを防止する。
【0030】その後、図3(F)に示すように、グロメ
ット30を防水区間Xに通して、電線群Wにグロメット
1を取り付ける。
【0031】図5は塗布具26の変形例を示し、ヘラ部
27aの先端位置で、ノズル27bの間に刷毛部27c
を設けている。このように刷毛部27cを設けると、ノ
ズル27bより吐出した止水剤25を刷毛部27cによ
り広げて、止水剤25を均一な厚さで塗布できる。
【0032】図6の変形例では、各1つのノズル27
b’を設けた塗布具26’を3本用い、電線群Wの軸線
方向の両側と、中央部との3カ所に各塗布具26’よ
り、それぞれ止水剤25’と25”とを塗布している。
これら両側の塗布具26’より高粘度シリコンからなる
高粘度止水剤25’を塗布する一方、中央の塗布具2
6’より低粘度シリコンからなる低粘度止水剤25”を
塗布している。
【0033】上記のように、中央に低粘度止水剤25”
を塗布すると、電線群へスムーズに止水剤25”が浸透
する一方、両側に達すると高粘度止水剤25’で流れが
遮断される。また、両側に高粘度止水剤25’を塗布し
ているため、止水剤を塗布後に、フィルムを丸める時お
よび、その後、フィルムの外周にテープを巻き付ける時
に、両側から止水剤が漏れ出すことを防止できる。
【0034】また、上記実施形態の防水用治具11は、
治具11全体を布線台50に対して下降させているが、
図7(A)に示すように、基板13に電線保持材14、
15を貫通させる開口13bを設けると共に、該開口1
3aに蓋13bを開閉自在にピン止めし、蓋13aを外
して開口13aを開き、開口13aを通して電線ぼじ材
14、15を下降させてもよい。さらに、図7(B)に
示すように、電線保持材14’、15’を下端ブロック
14a’、15a’と両側部14b’,14c’、15
b’,15c’とにわけ、両側部14b’(15b’)
と14c’(15c’)を下端ブロック14a’(15
a’)に対して回転自在にピン止めし、図中矢印で示す
ように、両側部を外側へ倒すことにより、治具11から
電線群を取り外すようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わるワイヤハーネスの防水方法によれば、ワイヤハ
ーネス組立ライン上において電線布線時に、グロメット
を取り付けて防水処理を施す必要がある部位の電線群
に、止水剤を塗布しておくことができる。すなわち、従
来、別工程でせざるを得なかった止水剤塗布工程をワイ
ヤハーネス組立ライン上ででき、防水処理工程の簡易化
およびスピード化を図ることができる。
【0036】また、1列に並列させた電線群に対してチ
ューブ等より止水剤を押し出しながら塗布していくた
め、止水剤の無駄がなくなり、従来の使用量の半分でよ
くなる。実際、従来の1つのグロメット内に10g〜3
0gの止水剤を充填していたのが、本発明の方法によれ
ば、5g〜10g程度でよくなる。このように、使用止
水剤の量を半減できるため、コストの低減を図ることが
できる。
【0037】さらに、電線群の軸線方向の両側に高粘度
の止水剤を塗布する一方、中央部に低粘度の止水剤を塗
布すると、中央部に塗布した低粘度止水剤が電線群の隙
間にスムーズに浸透する一方、塗布後にフィルムを被せ
て丸める時および該フィルムにテープを巻き付ける時に
両側に高粘度止水剤が位置しているため、止水剤が両側
から漏れ出すこを防止できる。
【0038】さらにまた、本発明の防水方法は、一対の
電線保持材を備えた簡単な構造の防水用治具を用いて簡
単に行うことができる。よって、設備を簡単に設けるこ
とができ、容易に実施できる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる防水用治具の斜視図である。
【図2】 上記防水用治具を布線台に取り付けた状態の
斜視図である。
【図3】 (A)乃至(F)は防水工程を示す図面であ
る。
【図4】 (A)(B)は止水剤の塗布作業を示す図面
である。
【図5】 塗布具の変形例を示す概略図である。
【図6】 止水剤の塗布作業の変形例を示す概略図であ
る。
【図7】 (A)(B)は防水用治具の変形例を示す概
略図である。
【図8】 従来のグロメットの防水構造を示す断面図で
ある。
【図9】 従来のグロメットの防水方法を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 グロメット 10 布線台 11 防水用治具 12 支持棒 13 基板 14、15 電線保持材 14a、15a 電線挿入用長穴 23 フィルム 24 テープ 25 止水剤 26 塗布具 27 チューブ 27a ヘラ部 27b ノズル w 電線 W 電線束 W/H ワイヤハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−223661(JP,A) 特開 平8−116615(JP,A) 特開 平1−220313(JP,A) 特開 平7−39046(JP,A) 特開 平8−251766(JP,A) 特開 平8−251767(JP,A) 特許3198962(JP,B2) 特許3252729(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/00 H01B 7/00 H01B 7/282 H01B 17/58 H02G 3/22 - 3/40 B60R 16/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル貫通穴への装着用のグロメットに
    挿通させるワイヤハーネスの電線間を防水するもので、 ワイヤハーネス組立時に電線群を布線する時、上記線間
    防水を施す部位の電線群を隣接させて1列に並列させ、
    該並列した電線群に対して、所要の粘度を有する止水剤
    を電線間に浸透するように塗布し、次いで、該止水剤を
    塗布した部分にフィルムを被せて断面円形に丸めると共
    に、該フィルムの外周をテープ巻きして、上記グロメッ
    トの内部に通すことを特徴とするワイヤハーネスの防水
    方法。
  2. 【請求項2】 上記電線群を防水処理用治具の一対の電
    線保持材の間を通して、垂直方向に1列に並列させ、上
    記防水処理用治具の間の電線群に対して、上記止水剤を
    チューブからの押し出しながら、あるいはヘラに付け
    て、電線群の一端端から他端へと、電線間の隙間を押し
    広げながら塗布し上記止水剤の塗布を施している請求項
    1に記載のワイヤハーネスの防水方法。
  3. 【請求項3】 上記止水剤の塗布を並列させた電線群の
    片面あるいは両面から行っている請求項1または請求項
    2に記載のワイヤハーネスの防水方法。
  4. 【請求項4】 上記電線群に塗布する止水剤は、電線群
    の軸線方向の両側に粘度の高い止水剤を用いて塗布する
    一方、その間の中央部に粘度の低い止水剤を用いて塗布
    している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
    ワイヤハーネスの防水方法。
  5. 【請求項5】 上記請求項1に記載の防水方法に用いる
    治具であって、布線台上に着脱自在に取り付ける支持軸
    と、該支持軸の上端に固定した基板と、該基板上から所
    要間隔をあけて突出させた一対の電線保持材とを備え、
    これら一対の電線保持材は、電線を上端開口から挿入さ
    せると共に挿入した電線を一列に並列させる細幅な電線
    挿入用長穴を備えていることを特徴とする防水用治具。
  6. 【請求項6】 上記電線挿入用長穴の上端開口は先端を
    開き方向に傾斜させていると共に、該一対の電線保持材
    は、基板に対して倒伏あるいは下降可能に取り付けてい
    る請求項5に記載の防水用治具。
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