JP3486070B2 - 車両のアウトハンドル装置 - Google Patents

車両のアウトハンドル装置

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JP3486070B2
JP3486070B2 JP6761397A JP6761397A JP3486070B2 JP 3486070 B2 JP3486070 B2 JP 3486070B2 JP 6761397 A JP6761397 A JP 6761397A JP 6761397 A JP6761397 A JP 6761397A JP 3486070 B2 JP3486070 B2 JP 3486070B2
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弘 郷原
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,車両のアウトハン
ドル装置に関し,特に,ドアアウターパネルの外方に配
置されて車両の前後方向に延びるハンドル本体の一端部
が,ドアアウターパネルに固定されるハンドル支持部で
回動可能に支持され,ドアの鎖錠状態を保持する鎖錠位
置と前記鎖錠状態を解除する解錠位置との間での作動を
可能としてドアアウターパネルの内方側に配置される解
錠作動部材に,前記ハンドル本体の他端部が連結され,
ハンドル本体が,前記解錠作動部材を鎖錠位置側に作動
せしめる方向にばね付勢される車両のアウトハンドル装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来,かかるアウトハンドル装置は,た
とえば特開昭63−23450号公報,特開平8−35
360号公報,実開平7−21416号公報および実公
平5−43165号公報等により既に知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−23
450号公報および特開平8−35360号公報で開示
されたものでは,ハンドル本体の一端部を支承するハン
ドル支持部を一端に有して車両の前後方向に延びるベー
ス部材がドアアウターパネルの内面側に取付けられ,前
記ベース部材の他端側に配設されている解錠作動部材
に,ハンドル本体の他端部が連結される構成となってお
り,アウトハンドル装置のドアへの組付けにあたって
は,ドアアウターパネルの内面へのベース部材の取付け
後に,該ベース部材とハンドル本体とを連結する作業が
必要であり,組付作業が優れているとは言い難い。 【0004】また上記実開平7−21416号公報およ
び実公平5−43165号公報で開示されたものでは,
ハンドル本体の一端部を支承するハンドル支持部を一端
に有して車両の前後方向に延びるベース部材がドアアウ
ターパネルの外面側に取付けられる構成となっており,
ハンドル本体が組付けられた状態に在るベース部材をド
アアウターパネルの外面側に取付ければよいので,組付
け作業性を向上することが可能である。しかるに,ベー
ス部材の長手方向中間部には,ハンドル本体の操作を可
能とすべくドアアウターパネルの内方側に膨らんだ彎曲
部が設けられており,この彎曲部を嵌合せしめる凹部が
ドアアウターパネルに設けられている。したがって,ベ
ース部材のドアアウターパネルへの取付けにあたって
は,ベース部材の一端部のドアアウターパネルへの取付
け位置,ベース部材の他端部のドアアウターパネルへの
取付け位置,ならびに前記彎曲部の前記凹部への嵌合位
置をそれぞれ正確に設定する必要があり,ベース部材お
よびドアアウターパネルの製作精度を高めなければなら
ない。 【0005】本発明は,かかる事情に鑑みてなされたも
のであり,製作精度を高めることを不要とした上で,組
付作業性を向上させ得るようにした車両のアウトハンド
ル装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,ドアアウターパネルの外方に配置されて
車両の前後方向に延びるハンドル本体の一端部が,ドア
アウターパネルに固定されるハンドル支持部で回動可能
に支持され,ドアの鎖錠状態を保持する鎖錠位置と前記
鎖錠状態を解除する解錠位置との間での作動を可能とし
てドアアウターパネルの内方側に配置される解錠作動部
材に,前記ハンドル本体の他端部が連結され,ハンドル
本体が,前記解錠作動部材を鎖錠位置側に作動せしめる
方向にばね付勢される車両のアウトハンドル装置におい
て,前記ハンドル支持部が設けられる第1ベース部材
と,ハンドル本体の操作を可能としてドアアウターパネ
ルの外面に形成された凹部を第1ベース部材との間に挟
んで第1ベース部材とは独立した第2ベース部材とが,
ドアアウターパネルの内方側からの取付けおよび取り外
し操作をそれぞれ可能としてドアアウターパネルの外面
側に互いに独立して取付けられ,前記ドアアウターパネ
ルの内方側に延びる連結腕が前記ハンドル本体の他端部
に一体に設けられ,該ハンドル本体の回動作動に応じた
前記連結腕の移動を案内するガイド部が,前記車両の前
後方向に沿う設定された範囲でのハンドル本体および第
2ベース部材相互の前記前後方向の相対位置変化を許容
して第2ベース部材に一体に設けられ,前記前後方向の
相対位置変化にかかわらず連結腕との連結状態を維持可
能として解錠作動部材がガイド部に支承され,アウトハ
ンドル装置の前記ドアアウターパネルへの組付作業性を
向上すべく,前記第1および第2ベース部材は,その両
者を共にハンドル本体に組付けた状態で,ドアアウター
パネルに取付け可能であることを特徴とする。 【0007】このような構成によれば,ハンドル本体の
一端部が支持されるハンドル支持部が設けられる第1ベ
ース部材と,ハンドル本体の他端部が連結される解錠作
動部材が支承される第2ベース部材とが,ドアアウター
パネルの内方側からの取付けおよび取り外し操作を可能
としてドアアウターパネルの外面側にそれぞれ取付けら
れることにより,ハンドル本体に第1および第2ベース
部材を組付けた状態で両ベース部材をドアアウターパネ
ルに取付けることが可能であり,組付け作業性の向上を
図ることができる。しかも両ベース部材は相互に独立し
たものであり,両ベース部材間の凹部との相対位置を定
める必要があるものが存在せず,したがって両ベース部
材のドアアウターパネルへの取付け位置を定めればよい
ので,ドアアウターパネルの製作精度を大きく向上させ
る必要はない。しかもハンドル本体と第2ベース部材と
の間での車両前後方向の相対位置が,その前後方向に沿
設定された範囲で変化することが許容され,ドアアウ
ターパネルの製作精度の点でより有利となる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。 【0009】図1ないし図9は本発明の一実施例を示す
ものであり,図1はアウトハンドルの縦断側面図,図2
は図1の2矢視平面図,図3は図2の3−3線断面図,
図4はドアアウターパネルを省略した状態での図3の4
矢視背面図,図5はアウトハンドル装置の分解斜視図,
図6は図2の6−6線拡大断面図,図7は図3の7部拡
大図,図8は図2の8−8線拡大断面図,図9は図1の
9−9線拡大断面図である。 【0010】先ず図1ないし図5において,たとえば乗
用車両におけるドア10のドアアウターパネル11に
は,本発明に従うアウトハンドル装置12が取付けられ
ており,このアウトハンドル装置12は,ドアアウター
パネル11の外方に配置されて車両の前後方向(図1〜
図4の左右方向)に延びるハンドル本体13と,該ハン
ドル本体13の一端部を回動可能に支持するハンドル支
持部14を一体に有してドアアウターパネル11に取り
付けられる第1ベース部材15と,車両の前後方向(図
1〜図4の左右方向)に沿って第1ベース部材15から
間隔をあけた位置でドアアウターパネル11に取付けら
れる第2ベース部材16と,ハンドル本体13の他端部
および第2ベース部材16間に設けられるねじりばね1
7とを備え,ドアアウターパネル11の内方側に配置さ
れる解錠作動部材としてのベルクランク18が,前記ハ
ンドル本体13の他端部に連結されて第2ベース部材1
6に作動可能に支承される。 【0011】図6および図7を併せて参照して,第1ベ
ース部材15は,鋳造金属により略矩形の平板状に形成
されるものであり,ねじ孔19を有するボス部20が第
1ベース部材15に一体に設けられる。また車両の前後
方向に沿ってボス部20よりも前方側で第1ベース部材
15には矩形状の挿入孔21が設けられ,ボス部20よ
りも後方側で第1ベース部材15の両側には嵌合孔2
2,22が設けられる。またハンドル支持部14は,挿
入孔21の両側に連なって略L字状に形成される一対の
側板部14a,14aの先端が連結板部14bで連結さ
れて成るものであり,第1ベース部材15に一体に連設
される。 【0012】一方,ドアアウターパネル11の外面に
は,第1ベース部材15を取付けるための第1取付け座
23がわずかに窪むようにして形成されており,この第
1取付け座23には,ハンドル支持部14を該ドアアウ
ターパネル11の内方側に突入せしめるための開口部2
4と,ボス部20のねじ孔19に螺合させるボルト25
を挿通せしめる挿通孔26とが設けられる。 【0013】第1ベース部材15は,第1取付け座23
との間に合成樹脂から成る第1シート27を介在させて
第1取付け座23に取付けられるものであり,第1シー
ト27には,第1ベース部材15に設けられている一対
の嵌合孔22,22に弾発嵌合する一対の突起28,2
8が一体に設けられる。両突起28,28を嵌合孔2
2,22に嵌合せしめて第1シート27が第1ベース部
材15の裏面に取付けられたとき,第1シート27の周
縁部は第1ベース部材15の周縁部に弾発的に係合した
状態となる。しかも第1シート27には,第1ベース部
材15のボス部20およびハンドル支持部14を囲む開
口部29が設けられている。 【0014】第1シート27が裏面に取付けられた第1
ベース部材15は,ハンドル支持部14を開口部24か
らドアアウターパネル11の内方側に挿入させて第1取
付け座23に当接され,その状態で,ドアアウターパネ
ル11の内方側から挿通孔26に挿通されたボルト25
をボス部20のねじ孔19に螺合して締付けることによ
り,第1取付け座23に取付けられる。 【0015】ところで,ハンドル本体13は,たとえば
合成樹脂により内部を空洞にして形成されるものであ
り,車両の前後方向に沿う前方側でハンドル本体13の
一端部には,略L字状に形成される支持腕13aが一体
に設けられる。この支持腕13aは,第1ベース部材1
5の挿入孔21から第1シート27の開口部29ならび
にドアアウターパネル11の開口部24を経てハンドル
支持部14内に挿入され,ハンドル支持部14における
両側板部14a,14aの先端部に支持腕13aの先端
部がピン31を介して回動可能に連結される。すなわち
ハンドル本体13の一端部がハンドル支持部14で回動
可能に支承されることになる。しかもハンドル本体13
の回動動作を円滑化するために,ハンドル支持部14に
おける両側板部14a,14aの先端部および支持腕1
3aの先端部間には,ナイロン等の摩擦系数の低い合成
樹脂から成る滑り部材32が介装される。 【0016】車両の前後方向に沿って第1取付け座23
の後方側でドアアウターパネル11には,ハンドル本体
13の中間部を握った手が該ハンドル本体13およびド
アアウターパネル11間に入ることを許容してハンドル
本体13の回動操作を可能とするための凹部33を形成
するために内方側に膨らんだ彎曲部34が設けられてお
り,前記凹部33の後方側でドアアウターパネル11の
外面には,第2ベース部材16を取付けるための第2取
付け座35がわずかに窪むようにして形成される。 【0017】図8および図9を併せて参照して,第2ベ
ース部材16は,合成樹脂により形成されるものであ
り,ねじ孔36を有するボス部材37が第2ベース部材
16にモールド結合される。車両の前後方向に沿う第2
ベース部材16の前方側には,ハンドル本体13の他端
部を受け入れるための受け入れ凹部16aが設けられて
おり,該受け入れ凹部16aにハンドル本体13の他端
部が受け入れられた状態で,ハンドル本体13および第
2ベース部材16の一体感が得られるように,受け入れ
凹部16aよりも後方側の第2ベース部材16の形状が
定められる。 【0018】第2ベース部材16の受け入れ凹部16a
には,矩形状の挿入孔38が設けられ,該挿入孔38に
連なる角筒状のガイド部39が第2ベース部材16に一
体に連設される。またボス部材37の両側で第2ベース
部材16には突起40,40が突設され,受け入れ凹部
16aよりも後方側で第2ベース部材16には,図示し
ないキーによりドア10の鎖錠および解錠を切換えるた
めのロック機構41(図3参照)を取付けるための筒部
42と,筒部42に取付けられたロック機構41に前記
キーを挿脱するためのキー孔43とが設けられる。 【0019】第2ベース部材16は,第2取付け座35
との間に合成樹脂から成る第2シート44を介在させて
第2取付け座35に取付けられるものであり,第2シー
ト44には,第2ベース部材16に設けられている3つ
の嵌合突部45…をそれぞれ弾発嵌合せしめる3つの嵌
合孔46…と,第2ベース部材16に設けられている一
対の突起40,40をそれぞれ貫通せしめる一対の貫通
孔47,47とが設けられる。各嵌合突部45…を嵌合
孔46…に嵌合せしめて第2シート44が第2ベース部
材16の裏面に取付けられたとき,第2シート44の周
縁部は第2ベース部材16の周縁部に弾発的に係合した
状態となる。しかも第2シート44には,第2ベース部
材16のボス部材37,ガイド部39および筒部42を
囲む開口部48が設けられている。また第2ベース部材
16に一体化されているボス部材37には,第2シート
44と面一となるようにして合成樹脂から成るキャップ
状のシート部材49が装着される。 【0020】ドアアウターパネル11の第2取付け座3
5には,ガイド部39をドアアウターパネル11の内方
側に突入せしめるための開口部50と,筒部42をドア
アウターパネル11の内方側に突入せしめるための開口
部51と,ボス部材37のねじ孔36に螺合させるボル
ト52を挿通せしめる挿通孔53と,第2ベース部材1
6から突出された一対の突起40,40を貫通させる孔
54,54とが設けられる。 【0021】第2シート44が裏面に取付けられた第2
ベース部材16は,ガイド部39および筒部42を開口
部50,51からドアアウターパネル11の内方側に挿
入させるとともに突起40,40を孔54,54に挿通
させるようにして第2取付け座35に当接され,その状
態で,ドアアウターパネル11の内方側から挿通孔53
に挿通されたボルト52をボス部材37のねじ孔36に
螺合して締付けることにより,第2取付け座35に取付
けられる。 【0022】車両の前後方向に沿う後方側でハンドル本
体13の他端部には,横断面四角形状の連結腕13bが
略直交して一体に設けられる。この連結腕13bは,第
2ベース部材16の挿入孔38からガイド部39内に挿
入される。一方,ガイド部39に一体に設けられたブラ
ケット39aには,ハンドル本体13の回動軸線すなわ
ちピン31の軸線に直交して車両の前後方向に延びるピ
ン56によりベルクランク18が回動自在に支承され,
連結腕13bに設けられている係止凹部57にベルクラ
ンク18の一端部18aが係合される。すなわち係止凹
部57への前記一端部18aの係合により,ハンドル本
体13がベルクランク18に連結されることになる。 【0023】ベルクランク18の他端部18bには,図
示しないロッドの一端が連結されるものであり,該ロッ
ドの他端は図示しないラッチ機構に連結される。而し
て,ロック機構41がロック解除状態に在るときに,ハ
ンドル本体13を操作しない場合にベルクランク18は
図9の実線で示す鎖錠位置に在り,このとき前記ラッチ
機構でドア10の鎖錠状態が保持される。またハンドル
本体13を操作して第2ベース部材16の受け入れ凹部
16aからハンドル本体13の他端部が離れることに伴
なう連結腕13bの作動により,ベルクランク18が図
9の鎖線で示す解錠位置に作動したときに,前記ラッチ
機構は,ドア10の鎖錠状態を解除することになり,ハ
ンドル本体13の操作によりドア10を開放することが
可能となる。 【0024】ねじりばね17は,ベルクランク18とガ
イド部39との間に設けられており,このねじりばね1
7のばね力により,ベルクランク18は鎖錠位置側に付
勢されており,ハンドル本体13がねじりばね17で鎖
錠位置側にばね付勢されることになる。 【0025】ところで,ガイド部39はハンドル本体1
3の操作に伴なう連結腕13bの作動を案内するもので
あるが,車両の前後方向に沿う設定された範囲で連結腕
13bがガイド部39内で動くこと,すなわちハンドル
本体13および第2ベース部材16の前記前後方向に沿
う相対位置変化を可能とすべく,ガイド部39および連
結腕13bの寸法が設定されており,連結腕13bに設
けられている係止凹部57は,前記相対位置の変化が生
じてもベルクランク18の一端部18aとの係合状態を
維持し得るように形成される。 【0026】連結腕13bの先端部には側方に突出する
ストッパ58が一体に設けられており,ガイド部39に
は,連結腕13bの作動に伴なうストッパ58の移動を
許容する切欠き39bが設けられる。而してストッパ5
8が切欠き39bの第2ベース部材16側の端部に接触
することにより,ハンドル13のドア開放側への回動量
が規制されることになる。 【0027】またガイド部39には,該ガイド部39内
での連結腕13bの作動を円滑化ならしめるために,ナ
イロン等の摩擦系数の低い合成樹脂から成る滑り部材5
9が連結腕13bの両側面に接触するようにして装着さ
れ,連結腕13bの基端部には,ハンドル本体13の他
端部と第2ベース部材16の受け入れ凹部16aとの間
に介在するリング状の弾性部材60が装着される。 【0028】次にこの実施例の作用について説明する
と,第1および第2ベース部材15,16が,ドアアウ
ターパネル11の内方側から操作されるボルト25,5
2により,車両の前後方向に沿って相互に離れた位置で
ドアアウターパネル11の外面側に取付けられ,第1ベ
ース部材15に一体に設けられたハンドル支持部14で
ハンドル本体13の一端部に設けられている支持腕13
aが回動可能に支持され,ハンドル本体13の他端部が
連結されるベルクランク18が,第2ベース部材16に
一体に設けられたガイド部39で支承される。したがっ
てハンドル本体13に第1および第2ベース部材15,
16を組付けた状態で両ベース部材15,16をドアア
ウターパネル11に取付けることが可能であり,アウト
ハンドル装置12のドアアウターパネル11への組付け
時に組付作業性を向上することが可能となる。 【0029】しかも両ベース部材15,16は相互に独
立したものであり,アウトハンドル装置12には,両ベ
ース部材15,16間でドアアウターパネル11との間
で相対位置を定める必要があるものがない。したがって
両ベース部材15,16のドアアウターパネル11への
取付け位置を定めればよいので,ドアアウターパネル1
1の製作精度を大きく向上させる必要はない。 【0030】またハンドル本体13に一体に設けられた
連結腕13bの移動を案内するガイド部39が第2ベー
ス部材16に設けられるのであるが,車両の前後方向に
沿う設定された範囲でのハンドル本体13および第2ベ
ース部材16相互の相対位置変化を許容するようにガイ
ド部39および連結腕13bが形成されており,前記相
対位置変化にかかわらず連結腕13bおよびベルクラン
ク18の連結状態が維持される。したがってハンドル本
体13と第2ベース部材16との間での車両前後方向の
相対位置が設定された範囲で変化することが許容され,
ドアアウターパネル11の製作精度の点でより有利とな
る。 【0031】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は上記実施例に限定されるものではなく,特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。 【0032】 【発明の効果】以上のように本発明によれば,ハンドル
本体の一端部を支持するハンドル支持部が設けられる第
1ベース部材と,ハンドル本体の他端部が連結される解
錠作動部材が支承される第2ベース部材とを共にハンド
ル本体に付けた状態で,その両ベース部材を,ドアア
ウターパネルの内方側からの取付けおよび取り外し操作
を可能としてドアアウターパネルの外面側に互いに独立
して取付けることができるので,アウトハンドル装置の
ドアアウターパネルへの組付け作業性の向上を図ること
ができ,しかも両ベース部材は相互に独立したものであ
って,両ベース部材のドアアウターパネルへの取付け位
置を定めればよいだけであることにより,ドアアウター
パネル製作精度を高めることが不要となる。 【0033】しかもハンドル本体の他端部に一体に設け
た連結腕と,これの移動を案内すべく第2ベース部材に
一体に設けたガイド部とが,車両前後方向に沿う設定さ
れた範囲でのハンドル本体及び第2ベース部材相互の前
記前後方向の相対位置変化を許容するように形成される
ので,ハンドル本体と第2ベース部材との間での車両前
後方向の相対位置が,車両前後方向に沿う設定された範
囲で変化することが許容され,ドアアウターパネルの製
作精度の点でより有利となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】アウトハンドルの縦断側面図である。 【図2】図1の2矢視平面図である。 【図3】図2の3−3線断面図である。 【図4】ドアアウターパネルを省略した状態での図3の
4矢視背面図である。 【図5】アウトハンドル装置の分解斜視図である。 【図6】図2の6−6線拡大断面図である。 【図7】図3の7部拡大図である。 【図8】図2の8−8線拡大断面図である。 【図9】図1の9−9線拡大断面図である。 【符号の説明】 10・・・ドア 11・・・ドアアウターパネル 12・・・アウトハンドル装置 13・・・ハンドル本体 13b・・連結腕 14・・・ハンドル支持部 15・・・第1ベース部材 16・・・第2ベース部材 18・・・解錠作動部材としてのベルクランク 33・・・凹部 39・・・ガイド部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−8786(JP,A) 実開 平7−21416(JP,U) 実公 平5−41365(JP,Y2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ドアアウターパネル(11)の外方に配
    置されて車両の前後方向に延びるハンドル本体(13)
    の一端部が,ドアアウターパネル(11)に固定される
    ハンドル支持部(14)で回動可能に支持され,ドア
    (10)の鎖錠状態を保持する鎖錠位置と前記鎖錠状態
    を解除する解錠位置との間での作動を可能としてドアア
    ウターパネル(11)の内方側に配置される解錠作動部
    材(18)に,前記ハンドル本体(13)の他端部が連
    結され,ハンドル本体(13)が,前記解錠作動部材
    (18)を鎖錠位置側に作動せしめる方向にばね付勢さ
    れる車両のアウトハンドル装置において, 前記ハンドル支持部(14)が設けられる第1ベース部
    材(15)と,ハンドル本体(13)の操作を可能とし
    てドアアウターパネル(11)の外面に形成された凹部
    (33)を第1ベース部材(15)との間に挟んで第1
    ベース部材(15)とは独立した第2ベース部材(1
    6)とが,ドアアウターパネル(11)の内方側からの
    取付けおよび取り外し操作をそれぞれ可能としてドアア
    ウターパネル(11)の外面側に互いに独立して取付け
    られ, 前記ドアアウターパネル(11)の内方側に延びる連結
    腕(13b)が前記ハンドル本体(13)の他端部に一
    体に設けられ, 該ハンドル本体(13)の回動作動に応じた前記連結腕
    (13b)の移動を案内するガイド部(39)が,前記
    車両の前後方向に沿う設定された範囲でのハンドル本体
    (13)および第2ベース部材(16)相互の前記前後
    方向の相対位置変化を許容して第2ベース部材(16)
    に一体に設けられ, 前記前後方向の相対位置変化にかかわらず連結腕(13
    b)との連結状態を維持可能として解錠作動部材(1
    8)がガイド部(39)に支承され,アウトハンドル装置(12)の前記ドアアウターパネル
    (11)への組付作業性を向上すべく,前記 第1および
    第2ベース部材(15,16)は,その両者(15,1
    6)を共にハンドル本体(13)に組付けた状態で,ド
    アアウターパネル(11)に取付け可能であることを特
    徴とする,車両のアウトハンドル装置。
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