JP3483827B2 - 燃料ガス中硫黄化合物吸着剤の寿命判定方法 - Google Patents

燃料ガス中硫黄化合物吸着剤の寿命判定方法

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JP3483827B2 JP2000123527A JP2000123527A JP3483827B2 JP 3483827 B2 JP3483827 B2 JP 3483827B2 JP 2000123527 A JP2000123527 A JP 2000123527A JP 2000123527 A JP2000123527 A JP 2000123527A JP 3483827 B2 JP3483827 B2 JP 3483827B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガスやLPガ
スなどの燃料ガス中の硫黄化合物除去用吸着剤の寿命判
定方法及びそのためのインジケータ機能付き吸着剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】メタン、エタン、エチレン、プロパン、
ブタン等の低級炭化水素ガス、あるいはこれらを含む天
然ガス、都市ガス、LPガス等のガスは、工業用や家庭
用などの燃料として用いられるほか、燃料電池用燃料や
雰囲気ガスなどとして利用される水素の製造用原料とし
ても使用される。水素の工業的製造方法の一つである水
蒸気改質法では、それらの低級炭化水素ガスを、Ni
系、Ru系等の触媒の存在下、水蒸気を加えて改質し、
水素を主成分とする改質ガスが生成される。
【0003】都市ガスやLPガス等の燃料ガスには漏洩
保安を目的とする付臭剤として、サルファイド類やチオ
フェン類、あるいはメルカプタン類などの硫黄化合物が
含まれている。具体的には、サルファイド類としてジメ
チルサルファイド(本明細書中DMSと略称する)やエ
チルメチルサルファイドやジエチルサルファイド、チオ
フェン類としてテトラヒドロチオフェン(同じくTHT
と略称する)、メルカプタン類としてターシャリーブチ
ルメルカプタン(同じくTBMと略称する)やイソプロ
ピルメルカプタンやノルマルプロピルメルカプタンやタ
ーシャリーアミルメルカプタンやターシャリーヘプチル
メルカプタンやメチルメルカプタンやエチルメルカプタ
ンなどである。
【0004】一般に添加される付臭剤としてはDMS、
THT及びTBMが多く用いられ、その濃度はいずれも
数ppmである。とりわけ、都市ガスにおいてはDMS
及びTBMの両方を用いるケースがほとんどである。上
記のように水蒸気改質法で用いられる触媒は、これらの
硫黄化合物により被毒し、性能劣化を来たしてしまう。
このため燃料ガス中のそれらの硫黄化合物は、燃料ガス
から予め除去しておく必要がある。
【0005】従来、燃料ガスに含まれる硫黄化合物の除
去方法としては、水添脱硫法や吸着剤による方法が知ら
れている。このうち、吸着剤による方法は、活性炭、金
属酸化物、あるいはゼオライト等を主成分とする吸着剤
に燃料ガスを通過させることにより、硫黄化合物を吸着
させて除去する方法である。代表的な吸着剤としては、
活性炭(特開平9ー262273号)、金属化合物(特
公平5ー58768号)、ゼオライト(特開平10ー2
37473号)等が知られている。吸着剤による方法で
は、加熱することで、吸着能力を増加させる方法もある
が、常温で吸着させる方がそのためのシステムがより簡
易になるので望ましい。
【0006】吸着剤を用いて常温で硫黄化合物を除去す
る方法は、水添脱硫法や加熱吸着法のように熱や水素等
を必要としないため簡易な脱硫方法である。しかし、吸
着剤が硫黄化合物で飽和されてしまうとガス中の硫黄化
合物を除去することができなくなるので、交換(取り換
え)や再生が必要である。ところが、上記のような吸着
剤は色相変化等のインジケータ機能を有していないた
め、その寿命については被処理ガス量や吸着剤充填量か
ら寿命を予測して使用するほかはなかった。このため、
使用条件によっては、吸着性能を残したまま交換した
り、吸着性能をオーバーしてしまうという問題があっ
た。
【0007】この点、浄水、除湿や生活臭除去などを目
的とした吸着剤や吸着装置には、その色相変化により寿
命を正確に知ることができるインジケータ機能に関する
技術が報告されている。例えば、特許第2647854
号では浄水器について、特開平7ー17582号では除
湿剤について、特開平9ー614号、特公平7ー328
60号、特開平6ー71137号では脱臭剤や脱臭フィ
ルタ等について報告されている。しかし、燃料ガス中の
硫黄化合物除去用吸着剤については未だこのような技術
は報告されていない。
【0008】本発明者等は、燃料ガス中の硫黄化合物除
去用吸着剤として、疎水性ゼオライトにAg、Cu、Z
n、Fe、Co及びNiから選ばれた1種又は2種以上
の遷移金属をイオン交換により担持させてなることを特
徴とする燃料ガス中の硫黄化合物吸着剤を先に開発して
いる(特願2000ー23955)。この吸着剤は、燃
料ガス中の水分濃度に関わらず、硫黄化合物除去用とし
て有効に機能する新規且つ有用な硫黄化合物除去用吸着
剤である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記吸
着剤に関連する各種吸着剤についてさらに多方面から追
求しているが、その一環として全く偶然にも、ゼオライ
トに特定の遷移金属をイオン交換により担持させてなる
吸着剤が硫黄化合物の吸着に伴い鮮明な色相変化を示
し、それ自体インジケータ機能を有していることを見い
出した。本発明は、この現象を利用することにより、都
市ガスやLPガスなどの燃料ガス中の硫黄化合物除去用
吸着剤の寿命を視覚的に判定する新規且つ有用な寿命判
定方法、および、そのためのインジケータ機能付き吸着
剤を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)燃料ガ
ス中の硫黄化合物除去用吸着剤の寿命判定方法であっ
て、管中に、ゼオライトにAg及びCuから選ばれた1
種又は2種の遷移金属をイオン交換により担持させてな
るインジケータ機能付き吸着剤の層を配置し、その色相
変化を基にインジケータ機能付き吸着剤の寿命を検知す
ることを特徴とする燃料ガス中の硫黄化合物除去用吸着
剤の寿命判定方法を提供する。
【0011】本発明は、(2)燃料ガス中の硫黄化合物
除去用吸着剤の寿命判定方法であって、管中に、硫黄化
合物除去用吸着剤層に続き、ゼオライトにAg及びCu
から選ばれた1種又は2種の遷移金属をイオン交換によ
り担持させてなるインジケータ機能付き吸着剤の層を配
置し、該インジケータ機能付き吸着剤の色相変化を基に
該硫黄化合物除去用吸着剤の寿命を検知することを特徴
とする燃料ガス中の硫黄化合物除去用吸着剤の寿命判定
方法を提供する。
【0012】本発明は、(3)ゼオライトにAg及びC
uから選ばれた1種又は2種の遷移金属をイオン交換に
より担持させてなることを特徴とする燃料ガス中の硫黄
化合物除去用吸着剤の寿命判定方法に用いるインジケー
タ機能付き吸着剤を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明においては、燃料ガス中の
硫黄化合物によって色相変化をするインジケータ機能付
き吸着剤を用いて燃料ガス中の硫黄化合物除去用吸着剤
(本明細書中適宜「硫黄化合物吸着剤」、あるいは単に
「吸着剤」とも指称する)の寿命を判定する。本発明の
インジケータ機能付き吸着剤は、具体的には、ゼオライ
トにAg及びCuから選ばれた1種又は2種の遷移金属
をイオン交換により担持させてなるインジケータ機能付
き吸着剤である。本インジケータ機能付き吸着剤は、燃
料ガス中の硫黄化合物を吸着し且つその吸着に伴い変色
する。
【0014】上記インジケータ機能付き吸着剤は、各種
燃料ガス、特に都市ガスやLPガス等の燃料ガスに含ま
れる前述サルファイド類、チオフェン類及びメルカプタ
ン類のうちの1種又は2種以上の硫黄化合物を吸着し、
その吸着に伴い変色する。すなわち、それら硫黄化合物
の吸着に伴い視覚的に鮮明な色変化が起こる。本発明に
おいてはこの色相変化を吸着剤の寿命判定方法に利用す
る。
【0015】このように、ゼオライトにAg及びCuか
ら選ばれた1種又は2種の遷移金属をイオン交換により
担持させてなるインジケータ機能付き吸着剤は、インジ
ケータ機能に加えて、それ自体硫黄化合物の吸着能も有
している。このため、このインジケータ機能付き吸着剤
は、(1)それ自体を硫黄化合物の吸着剤として用い、
自らの寿命を判定できるインジケータ機能付き吸着剤と
して用いることができるだけでなく、(2)他の硫黄化
合物吸着剤の寿命を判定するインジケータとして用いる
ことができる。
【0016】本発明に係るインジケータ機能付き吸着剤
による硫黄化合物を含む燃料ガスの処理、および寿命の
判定は、硫黄化合物含有燃料ガスを該インジケータ機能
付き吸着剤に接触させることにより行う。上記のとお
り、(1)インジケータ機能付き吸着剤により硫黄化合
物を吸着除去するとともに、吸着剤としての自らの寿命
を判定することもでき、また(2)インジケータ機能付
き吸着剤を他の硫黄化合物吸着剤の寿命判定用インジケ
ータとして用いることもできる。図1〜2は、(1)イ
ンジケータ機能付き吸着剤により硫黄化合物を吸着除去
するとともに、吸着剤としての自らの寿命を判定する場
合の態様例を示す図である。
【0017】図1中、1は硫黄化合物含有燃料ガス導入
管、2はインジケータ機能付き吸着剤を充填した管(吸
着管)、4は脱硫済燃料ガス導出管である。吸着管2は
ガラス製やプラスチック製等の透明管で構成される。導
入管1から導入される燃料ガス中の硫黄化合物は吸着管
2で吸着除去され、脱硫済燃料ガスとして導出管4から
排出される。吸着管2中のインジケータ機能付き吸着剤
は硫黄化合物を吸着して変色し、変色相は吸着管2中順
次右方向へ進む。変色相の先端が吸着管2の右端又はそ
の近傍に近づくのを目視により観察することで、インジ
ケータ機能付き吸着剤それ自体が取り換え時期又は再生
時期であることが判定される。色相変化は、目視に代え
て、カメラ撮影により観察し、その判定を自動化するこ
ともできる。
【0018】図2は、インジケータ機能付き吸着剤を充
填した管(吸着管)の態様例を示す図である。図2
(a)は管全体を透明管で構成し、これにインジケータ
機能付き吸着剤を充填した態様である。透明管はアクリ
ル樹脂等のプラスチック、ガラス等の透明な材料で構成
する。この態様では、吸着管による脱硫処理の当初から
硫黄化合物の吸着状況を観察することができる。その観
察により、色相変化部分の先端が管の右端又はその近傍
に至った時点をインジケータ機能付き吸着剤それ自体が
取り換え時期又は再生時期であると判定する。
【0019】図2(b)は、管のうち、燃料ガスの入口
側から所定部分を不透明管とし、その余の部分(その残
りの部分)、すなわち脱硫済燃料ガスの出口側近傍を透
明管とした態様である。不透明管はSUS鋼等の不透明
な材料で構成する。この態様では、透明管の部分で色変
化が出るのを観察することでインジケータ機能付き吸着
剤それ自体が取り換え時期又は再生時期であることが判
定される。図2(c)は、管のうち、燃料ガスの入口側
から所定部分及び脱硫済燃料ガスの出口側から所定部分
を不透明管とし、その間の部分を透明管とした態様であ
る。この態様では、透明管の部分での色変化が出るのを
観察することで、インジケータ機能付き吸着剤それ自体
の取り換え時期又は再生時期を予測することができる。
【0020】図3はインジケータ機能付き吸着剤を他の
吸着剤の寿命判定用インジケータとして用いるととも
に、インジケータ機能付き吸着剤でも硫黄化合物の吸着
除去を行う態様例である。他の吸着剤としては、活性
炭、金属化合物、ゼオライトなどの硫黄化合物吸着剤が
用いられる。図3中、1は硫黄化合物含有燃料ガス導入
管、2は他の硫黄化合物吸着剤を充填した管(吸着
管)、3はインジケータ機能付き吸着剤を充填した管
(透視管)であり、4は脱硫済燃料ガス導出管である。
少なくとも透視管3の部分は透明管で構成され、吸着管
2の部分は透明管であっても不透明管であってもよい。
図3(b)は、そのうち吸着管2及び透視管3ともに透
明管で構成した態様である。
【0021】導入管1から導入される燃料ガス中の硫黄
化合物は、吸着管2で吸着除去され、透視管3中を通っ
て、脱硫済燃料ガスとして導出管4から排出される。吸
着管2中の硫黄化合物吸着剤が硫黄化合物で飽和し又は
これに近づくと破過が始まるので、燃料ガス中の硫黄化
合物は透視管3に流れる。硫黄化合物はここでインジケ
ータ機能付き吸着剤に吸着され、吸着に伴いインジケー
タ機能付き吸着剤が変色する。この色相変化部分の先端
は漸次右方向に進み、やがて透視管の右端又はその近傍
に至る。この時点を、吸着管2中の硫黄化合物吸着剤及
び透視管3中のインジケータ機能付き吸着剤の取り換え
時期又は再生時期であると判定する。
【0022】図4は他の態様例を示している。図4
(a)は、不透明管を、他の硫黄化合物吸着剤の充填部
分からインジケータ機能付き吸着剤の充填部分の途中ま
で延長し、インジケータ機能付き吸着剤の充填部分のう
ちその残りの部分を透明管で構成する。この態様では、
透明管の部分での色変化が出たのを観察することで、他
の硫黄化合物吸着剤とインジケータ機能付き吸着剤それ
自体が取り換え時期又は再生時期であることが判定され
る。図4(b)は、他の硫黄化合物吸着剤の充填部分を
不透明管で構成し、インジケータ機能付き吸着剤の充填
部分を透明管で構成する。この態様では、透明管の部分
で色相変化が出たのを観察することで、他の硫黄化合物
吸着剤が取り換え時期又は再生時期であることが判定さ
れる。本発明においては、以上の態様のほか、不透明管
に観察用の透明窓を設けるなど適宜の態様で構成できる
ことは勿論である。
【0023】前記のとおり、インジケータ機能付き吸着
剤の基材としてはゼオライトが用いられるが、そのうち
好ましいゼオライトはY型、β型、X型のゼオライトで
ある。そして、ゼオライトにAg及びCuから選ばれた
1種又は2種の遷移金属をイオン交換により担持させ
る。こうして構成されたインジケータ機能付き吸着剤
は、燃料ガス中の硫黄化合物を吸着するに伴い変色し、
視覚的に鮮明な色変化が起こる。
【0024】インジケータ機能付き吸着剤を製造するに
は、まずゼオライトに対して、上記Ag及びCuから選
ばれた遷移金属の一種又は両方をイオン交換法により担
持させる。具体的には、それら金属の化合物を水に溶解
して水溶液とし、イオン交換法により担持させる。各金
属の化合物としては、ゼオライトの陽イオンとイオン交
換させる必要があるため、水に溶解し、その水溶液中、
金属が金属イオンとして存在し得る金属化合物が用いら
れる。この水溶液をゼオライトと図5に示すような撹
拌法、含浸法、流通法等により接触させることによ
り、ゼオライト中の陽イオンをこれら金属イオンと交換
させる。次いで、水等で洗浄した後、乾燥、焼成するこ
とにより得られる。
【0025】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明がこれら実施例により制限されない
ことは勿論である。
【0026】〈供試吸着剤の調製〉ゼオライトとして、
H−β型ゼオライト〔東ソー社製、商品名:HSZー
930HOD、SiO2/Al23=27.4(モル
比)〕、Na−Y型ゼオライト〔東ソー社製、商品
名:HSZー320NAD、SiO2/Al23=5.
7(モル比)〕、Na−X型ゼオライト〔東ソー社
製、商品名:F9ーHA、SiO2/Al23=2.5
(モル比)〕を用いた。これらはいずれも円柱形のペレ
ット(直径1.5mm、長さ=3〜4mm)に成形した
ものである。一方、酢酸銅、硝酸銀の各金属塩を蒸留水
に溶解して、これら各金属塩の水溶液を調製した。
【0027】これら各金属塩水溶液を用いて、図5に示
す各種イオン交換方法により、上記各ゼオライト中の水
素イオンやナトリウムイオンをこれら金属イオンと交換
させた。表1にこれに用いた各条件等をまとめて示して
いる。その後、100mL蒸留水にて5回洗浄し、次い
で乾燥、焼成した。表1中、吸着剤名の欄には略号「元
素記号(Cu等)−β」で示しているが、同欄中、例え
ば「Cu−β」とはβ型ゼオライトにCuをイオン交換
により担持させたものの意味であり、Ag−β、Cu−
X、Ag−Yについても同様である。なお、乾燥及び焼
成条件は各吸着剤とも同じであり、乾燥は空気中におい
て100℃で1日行い、焼成は乾燥窒素中において40
0℃で2時間行った。こうして、上記各ゼオライトに各
金属Cu、Agをイオン交換により担持させた各供試吸
着剤を得た。
【0028】
【表 1】
【0029】〈インジケータ機能付き吸着剤による吸着
試験及び寿命判定試験〉図6に示す装置を用いてインジ
ケータ機能付き吸着剤による硫黄化合物の吸着試験及び
寿命判定試験を実施した。図6中、5が吸着管(円筒吸
着管、内径=28.4mmφ)である。これはアクリル
樹脂製透明管で、これに上記で得た各供試吸着剤を充填
し、それぞれについて硫黄化合物の吸着試験及び色相変
化による寿命判定試験を実施した。また、比較例として
従来の吸着剤を用いて同様の試験を実施した。
【0030】試験条件は以下のとおりとした。各供試吸
着剤の充填量:40cc(28.4mmφ×63.2m
mh)、試験ガス:都市ガス(13A)、試験ガス中の
硫黄化合物濃度:4.4mg−S/Nm3(DMS=50
wt%、TBM=50wt%、これはDMS=1.8p
pm、TBM=1.2ppmに相当する)、ガス流量:
340L/h、LV(ガスの線速度)=15cm/se
c、SV(空間速度)=8500h-1、温度:室温、圧
力:常圧。本試験は比較例を含めてすべて同一装置、同
一条件で実施した。
【0031】表2は上記試験の結果である。表2には、
各供試吸着剤に加え、比較例として市販のゼオライト
(H−β=比較例1、Na−X=比較例2)及び市販の
金属酸化物(=比較例3)、活性炭(=比較例4)につ
いて、上記と同じく試験を行った結果も示している。表
2中の試験前の欄に、本試験を実施する前すなわち硫黄
吸着性能がある状態(脱硫性能あり)の剤の色相を示
し、試験後の欄に、本試験を実施した後すなわち硫黄を
飽和吸着し硫黄吸着性能がなくなった状態(脱硫性能な
し)の剤の色相を示している。
【0032】
【表 2】
【0033】表2のとおり、β型ゼオライト(H型=比
較例1)では、試験前の吸着剤の色相は白色であり、試
験後もこの色に変化はなかった。X型ゼオライト(Na
型=比較例2)では、試験前の吸着剤の色相は薄茶色で
あり、硫黄を吸着した試験後もこの色に変化はなかっ
た。さらに、比較例3及び比較例4では、ともに試験前
の吸着剤の色相は黒色であり、試験後もこの色に何の変
化も認められなかった。これらの試験中、吸着管の出口
からガスを経時的にサンプリングし、ガス中の硫黄化合
物濃度をGCーFPDにより連続的に測定したところ、
試験開始からある一定時間経過後、硫黄化合物が検出さ
れ、破過が始まっていることが認められたが、上記のと
おり吸着剤の色相変化は見られなかった。
【0034】これに対して、実施例1(Cu−β型ゼオ
ライト)では、試験前の吸着剤の色相は青色であり、試
験後は緑色に変化し、さらに茶色に変化した。実施例2
(Ag−β型ゼオライト)では試験前の吸着剤の色相は
白色であり、試験後は茶色に変化した。実施例3(Cu
−X型ゼオライト)では、試験前の吸着剤の色相は青緑
色であり、試験後は茶色に変化した。実施例4(Ag−
Y型ゼオライト)では、試験前の吸着剤の色相は白色で
あり、試験後は茶色に変化した。
【0035】また、実施例1〜4のいずれの場合にも、
燃料ガス中の硫黄化合物の吸着の進行に合わせ、色相変
化は吸着管の入口側から漸次出口側に向けて進み、試験
開始から一定時間経過後、変化した色相の先端が吸着管
の出口近傍に至ったことが観察された。同時に、これら
の試験中、吸着管の出口から処理済ガスを経時的にサン
プリングし、ガス中の硫黄化合物濃度をGCーFPDに
より連続的に測定した。この結果、実施例1〜4のいず
れの場合にも、上記色相の変化が吸着管の出口に至った
時点からしばらくして硫黄化合物が検出され、破過が始
まっていることが認められた。
【0036】〈実施例5〉図6に示す装置を使用し、そ
の吸着管として図3(b)に示すような透明管(円筒吸
着管、内径=28.4mmφ)を用いた。この透明管の
入口側から36ccに従来の硫黄化合物吸着剤として比
較例2で用いたのと同じNa−X型ゼオライトを充填
し、これに続き本発明のインジケータ機能付き吸着剤と
して実施例1で用いたのと同じCu−β型ゼオライトを
4cc充填した。この点以外の試験条件は、前記〈イン
ジケータ機能付き吸着剤による吸着試験及び寿命判定試
験〉と同様に行った。その結果、試験開始からほぼ50
時間経過後、硫黄化合物吸着剤層に続くインジケータ機
能付き吸着剤層に青色から緑色への変色相が観察され始
めた。以降、インジケータ機能付き吸着剤層の色相変化
の先端が漸次出口側へ移行し、上記色相の変化が吸着管
の出口に至った時点からしばらくして硫黄化合物が検出
され、破過が始まっていることが認められた。この間、
硫黄化合物吸着剤層は薄茶色で、その色相に硫黄化合物
の吸着前後で変化はなかった。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ゼオライトに特定の金
属をイオン交換により担持させてなるインジケータ機能
付き吸着剤を用いることにより、燃料ガス中の硫黄化合
物除去用吸着剤の寿命を簡単且つ確実に判定することが
できる。本インジケータ機能付き吸着剤は、他の硫黄化
合物吸着吸着剤の寿命を判定するインジケータとして使
用できるだけでなく、それ自体が硫黄化合物の吸着剤と
して使用でき、しかもその際、吸着剤としての自らの寿
命を判定できるので、この点でも非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】インジケータ機能付き吸着剤により硫黄化合物
を吸着除去するとともに、吸着剤としての自らの寿命を
判定する態様例を示す図。
【図2】インジケータ機能付き吸着剤により硫黄化合物
を吸着除去するとともに、吸着剤としての自らの寿命を
判定する他の態様例を示す図。
【図3】インジケータ機能付き吸着剤を他の吸着剤の寿
命判定用インジケータとして用いる態様例を示す図。
【図4】インジケータ機能付き吸着剤を他の吸着剤の寿
命判定用インジケータとして用いる他の態様例を示す
図。
【図5】実施例でイオン交換に使用した撹拌法、含
浸法及び流通法の三法の概略を示す図。
【図6】実施例で使用した試験装置の概略を示す図。
【符号の説明】
1 硫黄化合物含有燃料ガス導入管 2 吸着管 3 吸着管 4 脱硫済燃料ガス導出管 5 吸着管(円筒吸着管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−614(JP,A) 特開 平8−220034(JP,A) 特開2001−286753(JP,A) 特開 平10−237473(JP,A) 特開 平11−9673(JP,A) 特開 平6−306377(JP,A) 特開 昭63−220874(JP,A) 特開 平11−23559(JP,A) 特開 平10−90247(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 31/22 121 B01D 53/02 B01J 20/18 C10L 3/10 G01N 21/78

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガス中の硫黄化合物除去用吸着剤の寿
    命判定方法であって、管中に、ゼオライトにAg及びC
    uから選ばれた1種又は2種の遷移金属をイオン交換に
    より担持させてなるインジケータ機能付き吸着剤の層を
    配置し、その色相変化を基にインジケータ機能付き吸着
    剤の寿命を検知することを特徴とする燃料ガス中の硫黄
    化合物除去用吸着剤の寿命判定方法。
  2. 【請求項2】燃料ガス中の硫黄化合物除去用吸着剤の寿
    命判定方法であって、管中に、硫黄化合物除去用吸着剤
    層に続き、ゼオライトにAg及びCuから選ばれた1種
    又は2種の遷移金属をイオン交換により担持させてなる
    インジケータ機能付き吸着剤の層を配置し、該インジケ
    ータ機能付き吸着剤の色相変化を基に該硫黄化合物除去
    用吸着剤の寿命を検知することを特徴とする燃料ガス中
    の硫黄化合物除去用吸着剤の寿命判定方法。
  3. 【請求項3】上記ゼオライトがY型ゼオライト、β型ゼ
    オライト又はX型ゼオライトであることを特徴とする請
    求項1〜2のいずれかに記載の燃料ガス中の硫黄化合物
    除去用吸着剤の寿命判定方法。
  4. 【請求項4】上記燃料ガスが都市ガス又はLPガスであ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の燃料ガス中の硫黄化
    合物除去用吸着剤の寿命判定方法。
  5. 【請求項5】上記燃料ガス中の硫黄化合物がサルファイ
    ド類、チオフェン類及びメルカプタン類のうちの1種又
    は2種以上の硫黄化合物である請求項1〜4のいずれか
    に記載の燃料ガス中の硫黄化合物除去用吸着剤の寿命判
    定方法。
  6. 【請求項6】ゼオライトにAg及びCuから選ばれた1
    種又は2種の遷移金属をイオン交換により担持させてな
    ることを特徴とする燃料ガス中の硫黄化合物除去用吸着
    剤の寿命判定方法に用いるインジケータ機能付き吸着
    剤。
  7. 【請求項7】上記ゼオライトがY型ゼオライト、β型ゼ
    オライト又はX型ゼオライトであることを特徴とする請
    求項6に記載の燃料ガス中の硫黄化合物除去用吸着剤の
    寿命判定方法に用いるインジケータ機能付き吸着剤。
  8. 【請求項8】上記燃料ガスが都市ガス又はLPガスであ
    る請求項6〜7のいずれかに記載の燃料ガス中の硫黄化
    合物除去用吸着剤の寿命判定方法に用いるインジケータ
    機能付き吸着剤。
  9. 【請求項9】上記燃料ガス中の硫黄化合物がサルファイ
    ド類、チオフェン類及びメルカプタン類のうちの1種又
    は2種以上の硫黄化合物である請求項6〜8のいずれか
    に記載の燃料ガス中の硫黄化合物除去用吸着剤の寿命判
    定方法に用いるインジケータ機能付き吸着剤。
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