JP3483318B2 - 開き戸のドア枠 - Google Patents

開き戸のドア枠

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JP3483318B2
JP3483318B2 JP28005094A JP28005094A JP3483318B2 JP 3483318 B2 JP3483318 B2 JP 3483318B2 JP 28005094 A JP28005094 A JP 28005094A JP 28005094 A JP28005094 A JP 28005094A JP 3483318 B2 JP3483318 B2 JP 3483318B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開き戸を固定するドア枠
の改良に関し、とくに、施工現場の寸法に合わせて簡単
に組立できる開き戸のドア枠に関する。
【0002】
【従来の技術】施工する建築現場において、取り付けす
る開口部の寸法に合わせて切断できるドア枠は、便利に
能率よく施工できる特長がある。さらに、装着する開き
戸の厚さに調整できるドア枠は、さらに便利に使用でき
る。使用する開き戸の厚さに調整できるドア枠は、戸当
りを別部材とすることで実現できる。戸当りを別部材と
するドア枠は、開き戸の厚さに合わせて戸当りの幅を変
更する。
【0003】戸当りを別部材とするドア枠は、たとえば
下記の(1)、(2)、(3)、(4)の公報に記載さ
れる。(1) 実開昭61−108478号公報(2) 実開昭56−19683号公報(3) 実開昭57−29788号公報(4) 実開昭57−125887号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これ等の公報に記載さ
れる開き戸のドア枠は、戸当りを枠体と別のパーツとす
るので、幅の異なる戸当りに交換して、取り付ける開き
戸の厚さにあわせて調整できる。厚い開き戸を装着する
ときには、戸当りの幅を狭くし、薄い開き戸を使用する
ときは、戸当りの幅を広くする。このように、戸当りを
交換して、枠体の幅を同じにして、装着する開き戸の厚
さに最適な状態に調整できる。
【0005】しかしながら、これ等の公報に記載される
ドア枠は、縦枠と横枠との連結強度を十分な強度とする
ことが難しい欠点がある。縦枠と横枠の連結強度が十分
でないドア枠は、持ち運びするときに変形しやすく、ま
た施工するときに変形しやすい欠点がある。
【0006】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、縦枠と横枠を切断して現場の取り付け寸法に調整で
き、固定する戸当りを変更して開き戸の厚さに調整で
き、さらに戸当りの固定溝を利用して、縦枠と横枠とを
強固に連結でき、さらに、連結部材でもって縦枠と横枠
を簡単に連結できる開き戸のドア枠を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のドア枠は、前述
の目的を達成するために下記の構成を備える。 (a) ドア枠は、横枠1Y及び縦枠1Tからなる枠体
1と、縦枠1Tと横枠1Yとを連結する連結部材2と、
枠体1の縦枠1T及び横枠1Yに固定される戸当り3と
を備える。 (b) 縦枠1Tと横枠1Yは、それぞれ金属板を折曲
して製造されたものである。 (c) 縦枠1Tと横枠1Yは、それぞれ中央部分を横
断面コ字状に折曲して、枠体1の縦方向に延長して、戸
当り3を嵌着する固定溝4を有し、固定溝4の両側に平
面部5を有し、平面部5の両側に折曲凸条6を有する。 (d) 固定溝4は、縦枠1Tと横枠1Yの内側に開口
されている。 (e) 戸当り3は、木製またはプラスチック製であ
る。 (f) 戸当り3は、一部を固定溝4に挿入して、枠体
1に固定されている。 (g) 縦枠1Tと横枠1Yの連結部は、枠体1を構成
する縦枠1Tまたは横枠1Yの一方に設けられた固定溝
4を形成する底板の端部を突出させて突出部4Aを構成
しており、この突出部4Aが他方の枠体1の固定溝4に
嵌入して連結されている。 (h) 縦枠1Tと横枠1Yの連結部は、 かつ、折曲
凸条6は平面部5の端部から突出する突出部6Aを形成
しており、枠体1を構成する縦枠1Tまたは横枠1Yの
いずれか一方の折曲凸条6はこの突出部6Aが他方の
体1に設けられた折曲凸条6に嵌入して連結されてい
る。 (i) 連結部材2はL金具2Aと止ネジ2Bとを備え
る。このL金具2Aは、一方の枠体1の固定溝4の側面
と、他方の枠体1の平面部5とに止ネジ2Bで固定され
て、縦枠1Tと横枠1Yとを直角に連結している。
【0008】さらに、本発明の請求項2に記載される開
き戸のドア枠は、下記の構造の連結部材2で縦枠1Tと
横枠1Yを連結している。(k) 連結部材2はコ字状
の止ネジ2Bを備える。縦枠1Tと横枠1Yとからなる
枠体1は、一方の枠体1の固定溝4を横に貫通して止ネ
ジ2Bを引っかけるフック溝7を設けている。他方の枠
体1には止ネジ2Bを貫通させる挿入切欠8を設けてい
る。固定溝4のフック溝7に引っかけられた止ネジ2B
は、挿入切欠8に挿入されて縦枠1Tと横枠1Yとを直
角に連結している。
【0009】
【作用】本発明のドア枠は下記のようにして組み立てで
きる。(1) 縦枠1Tと横枠1Yを、建物開口の大きさに合わ
せて所定の寸法に切断する。(2) 縦枠1Tと横枠1Yとを嵌着構造に連結するため
に、縦枠1Tと横枠1Yの端部は、図1と図2の斜視図
に示すように切断する。横枠1Yは、所定の寸法に切断
した後、図1に示すように、平面部5の外側の一部を切
除して凸条切除部5Aを設けている。縦枠1Yは、所定
の寸法に切断した後、固定溝4の底板を横枠1Yの固定
溝4に挿入できるように、固定溝4の両側板を切除して
側板切除部4Bを設け、さらに、横枠1Yの平面部5を
嵌入させるために、平面部5を切除して平面切除部5B
としている。(3) 図1の矢印で示すように、縦枠1Tと横枠1Yの
端部で、固定溝4及び折曲凸条6を嵌入させる状態で連
結する。(4) 縦枠1Tの固定溝4の外側両面と、横枠1Yの平
面部5の端部とにL金具2Aを沿わせ、縦枠1Tと横枠
1Yを貫通する止ネジ2BでL金具2Aに固定して連結
する。
【0010】さらに、本発明の請求項2に記載されるド
ア枠は、下記のようにして縦枠1Tと横枠1Yとを連結
する。
【0011】図7は、本発明の請求項2のドア枠の具体
例を示している。この図のドア枠は、前記のドア枠とは
縦枠1Tと横枠1Yの連結構造が異なり、コ字状に折曲
した止ネジ2Bを介して縦枠1Tと横枠1Yを連結して
いる。縦枠1Tは、止ネジ2Bを引っかけるために固定
溝4にフック溝7を設けている。横枠1Yは、平面部5
に、止ネジ2Bの先端部を貫通させるための挿入切欠8
を設けている。固定溝4と折曲凸条6を嵌入させる状態
で、縦枠1Tと横枠1Yとを連結し、縦枠1Tのフック
溝7に止ネジ2Bを引っかけ、止ネジ2Bの先端を横枠
1Yの挿入切欠8に挿通し、止ネジ2Bの先端にナット
2Cをねじ込んで縦枠1Tと横枠1Yとを連結する。
【0012】本発明のドア枠は、以上のように、戸当り
を装着するために設けたコ字状の固定溝4を互いに嵌着
させる状態で連結し、さらに、平面部5の両側に設けた
折曲凸条6も嵌着させる状態で縦枠1Tと横枠1Yとを
連結し、さらにこれを止ネジ2Bで連結しているので、
縦枠1Tと横枠1Yとを簡単に連結して、かつ連結強度
を強くできる特長がある。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するためのドア枠を例示するものであって、本
発明はドア枠を下記のものに特定しない。
【0014】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0015】図1と図2に示すドア枠は、縦枠1Tと横
枠1Yとを方形状に連結している枠体1と、縦枠1Tと
横枠1Yとを連結する連結部材2と、枠体1に固定され
る戸当り3とで構成される。
【0016】縦枠1Tと横枠1Yは、金属板を折曲して
製造されている。縦枠1Tと横枠1Yを製作する金属板
は、折曲加工する前工程で、表面に塩化ビニルシート等
の可撓性の表面シートを貼っておく。表面シートは、木
目模様がプリントされ、あるいは着色されたものであ
る。表面シートに代わって、表面を着色した金属板も使
用できる。
【0017】縦枠1Tと横枠1Yは、枠体1の内側に突
出して戸当り3を固定すると共に、枠体1を補強するた
めに、中央部分を横断面形状をコ字状に折曲して、枠体
1の縦方向に延長して固定溝4を設けている。固定溝4
の両側には、平面部5を設けている。さらに平面部5の
両側を折曲して折曲凸条6としている。
【0018】縦枠1Tと横枠1Yの固定溝4は、枠体1
の内側に戸当り3の一部を挿入して固定できるように、
縦枠1Tと横枠1Yの内側に開口して設けられている。
折曲凸条6は、縦枠1Tと横枠1Yの平面部5を補強す
ると共に、内装ボードの端縁を綺麗に仕上げる。平面部
5の両側縁に折曲凸条6のある枠体1は、図3に示す構
造で建物に固定される。折曲凸条6の内側に内装ボード
14の端部を挿入し、折曲凸条6で内装ボード14の切
断端縁を隠して綺麗に内装仕上げする。折曲凸条6は、
平面部5の金属板を枠体1の外側に折曲し、先端縁を内
側に折り返して構成される。
【0019】縦枠1Tと横枠1Yとを直角に連結する連
結部は、図1と図2に示すように、一方の固定溝4の側
面に側面切除部4Bを設けて固定溝4の底板を端部から
突出させて突出部4Aとし、この突出部4Aを他方の固
定溝4に嵌入する構造となっている。図1に示す枠体1
は、縦枠1Tの固定溝4の両側を切除し、縦枠1Tの固
定溝4の底板である突出部4Bを横枠1Yの固定溝4の
端部に挿入できる形状としている。さらに、縦枠1Tの
折曲凸条6を端から突出させて、ここに横枠1Yの折曲
凸条6を挿入している。横枠1Yの折曲凸条6は、縦枠
1Tの折曲凸条6に挿入できるように、縦枠1Tの折曲
凸条6よりも幅を多少狭く成形している。横枠1Yの折
曲凸条6は、内側の折曲部の一部を切除して嵌入部6B
としている。嵌入部6Bのある折曲凸条6は、縦枠1T
と横枠1Yの内側の折曲部を同一面として、縦枠1Tと
横枠1Yとを連結できる。
【0020】連結部材2は、L金具2Aと止ネジ2Bと
を備える。L金具2Aは、厚い金属板をL字状にプレス
加工したものである。図に示すL金具2Aは、2片の固
定片9を底板10で連結した形状となっている。この形
状のL金具2Aは、2片の固定片9を曲がらないように
直角に連結できる。L金具2Aは、一方の固定片9を、
縦枠1Tの固定溝4の側面に、他方の固定片9を横枠1
Yの平面部5に固定する。図に示す枠体1は、縦枠1T
の固定溝4の両側をL金具2Aで横枠1Yに連結してい
る。固定片9は止ネジ2Bで枠体1に固定される。L金
具2Aを固定溝4に強固に固定するために、固定溝4の
内側にU字状の補強鉄板11を挿入している。補強鉄板
11の外幅は、固定溝4の内幅に設計されている。ま
た、後で固定溝4に戸当り3を挿入できるように、戸当
り3に補強鉄版11と重なる部分にくぼみを設ける等の
設計をする。
【0021】止ネジ2Bは、L金具2Aの固定片9と、
固定溝4の側板と、補強鉄板11とを貫通して、固定溝
4の両側にL金具2Aを固定する。止ネジ2Bは先端に
ナット2Cがねじ込まれて、L金具2Aを固定溝4の側
面に固定する。L金具2Aの固定片9に雌ネジ孔を設け
るなら、ナットを使用しないで、止ネジ2Bの先端を一
方のL金具2Aの、固定溝4に接した固定片9の雌ネジ
孔にねじ込んで、固定溝4の両側にL金具2Aを固定で
きる。L金具2Aの他の固定片9には、横枠1Yの平面
部5を貫通する止ネジ2Bを介して横枠1Yが固定され
る。横枠1Yの平面部5を貫通する止ネジ2Bは、L金
具2Aに設けた雌ネジ孔にねじ込んで固定される。た
だ、止ネジ2Bの先端にナット2Cをねじ込んで横枠1
Yの平面部5をL金具2Aの固定片9に固定することも
できる。この図に示す連結部材2は、縦枠1Tと横枠1
Yとを極めて強固に連結できる特徴がある。
【0022】以上のドア枠は、縦枠1Tの固定溝4を横
枠1Yの固定溝4の内側に挿入し、縦枠1Tの固定溝4
の側面にL金具2Aを固定している。ただ、本発明のド
ア枠は、縦枠1Tと横枠1Yとを反対にして連結するこ
ともできる。すなわち、図に示す横枠の構造を縦枠構造
とし、縦枠の構造を横枠構造として、縦枠と横枠とを直
角に連結することもできる。
【0023】戸当り3は、木製またはプラスチック製
で、図4〜図6に示すように、嵌着凸条3Aを固定溝4
に挿入して、枠体1に固定される。戸当り3は、図4に
示すように、枠体1から内側に突出する部分の幅Dを調
整して、ドア枠に装着される開き戸15の厚さdにあわ
せて調整できる。開き戸15に薄いものを使用するとき
には、戸当り3の幅Dを広くする。ドア枠には、たとえ
ば厚さdを33mm、36mm、40mmの開き戸15
を装着する。戸当り3の幅Dで、装着する開き戸15の
厚さdに調整できるドア枠は、厚さの異なる開き戸を同
じ枠体1に装着できる。
【0024】戸当り3を枠体1に固定する構造を図4〜
図6に示す。これ等の図に示すドア枠は、弾性板12を
介して枠体1の固定溝4に戸当り3を嵌着している。弾
性板12は弾性変形できる金属板や硬質のプラスチック
板を、固定溝4に挿入できる幅の溝形に成形したもので
ある。図5に示す溝形の弾性板12は、両側板に、内側
に突出する縦凸条12Aを設けている。戸当り3は、嵌
着凸条3Aに、縦凸条12Aを嵌入できる縦溝3Bを設
けている。この形状の弾性板12は、縦凸条12Aを戸
当りの縦溝3Bに嵌入することにより、戸当り3を抜け
ない状態で固定できる特長がある。弾性板12はビス1
3を介して固定溝4の底に固定される。弾性板12は、
固定溝4に挿入される戸当り3の両側を弾性的に挟着し
て固定する。この構造は、戸当り3を簡単かつ容易に、
しかも外れないように固定できる特長がある。
【0025】戸当りは、これに直接に釘を打ち込んでド
ア枠に固定することもできる。この取り付け構造は、戸
当りの嵌着凸条を固定溝に挿入し、頭のない釘等を戸当
りからドア枠に向かって打ち込み、戸当りを貫通する釘
で戸当りをドア枠に固定する。この構造は簡単に戸当り
を固定できるが、釘等を打ち込むときに、戸当りが破損
し、あるいは、戸当りを固定する釘が表面に表出して綺
麗に表面仕上げすることが難しい。これに対して、図5
と図6に示すように、弾性板12を使用する構造は、戸
当りを簡単に、しかも綺麗にドア枠に固定できる特長が
ある。
【0026】図7〜図9は、縦枠1Tと横枠1Yの連結
構造が異なる枠体1を示す。これ等の図に示す枠体1
は、縦枠1Tと横枠1Yの連結構造が異なる以外は、前
記のドア枠と同じである。これ等の図に示す枠体1は、
連結部材2にコ字状の止ネジ2Bを使用する。止ネジ2
Bを引っかけるために、縦枠1Tの固定溝4にフック溝
7を設けている。フック溝7は、固定溝4を横に横断
し、固定溝4の側面にL字状に設けられている。フック
溝7は、止ネジ2Bを挿入するので、その幅は止ネジ2
Bの太さよりも多少広く設計されている。
【0027】コ字状に折曲された止ネジ2Bは、ネジ部
を横枠1Yの平面部5を跨いぐことのできる幅に折曲さ
れており、先端部分には雄ネジを設けている。止ネジ2
Bの両端を横枠1Yの平面部5に貫通させるために、横
枠1Yの平面部5には挿入切欠8を設けている。図に示
す縦枠1Yは、平面部5に溝を設けて挿入切欠8として
いる。溝である挿入切欠8は、止ネジ2Bを簡単に挿入
できる特長がある。挿入切欠8に挿入された止ネジ2B
は、広い面積で横枠1Yの平面部5を押圧して強固に連
結するために、平板を介して横枠1Yの平面部5を押圧
している。また、止ネジ2Bの先端は、ナットにより固
定されている。
【0028】 図に示す横枠1Yは、平面部5に溝を設
けて挿入切欠8としているが、溝に代わって貫通孔を平
面部5に設けることもできる。貫通孔である挿入切欠
は、平面部を強固に連結できる特長がある。
【0029】以上のドア枠は、縦枠1Tにフック溝7を
設け、横枠1Yに挿入切欠8を設けて止ネジ2Bで連結
している。ただし、本発明のドア枠は、縦枠と横枠とを
反対にして連結することもできる。すなわち、横枠にフ
ック溝を、縦枠に挿入切欠を設け、横枠のフック溝に引
っかけた止ネジを縦枠の挿入切欠に挿入して、縦枠と横
枠とを直角に連結することもできる。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載される開き戸の
ドア枠は、縦枠と横枠とを取付現場の開口に合わせて所
定の寸法に裁断し、L金具でもって簡単かつ容易に、し
かも強固に連結できる特長がある。縦枠と横枠とを開口
寸法に合わせて調整できるのは、従来のドア枠のよう
に、縦枠と横枠とを溶接して連結するのではなく、L金
具と止ネジとを介して連結しているからである。また、
縦枠と横枠とを強固に連結できるのは、戸当りを固定す
る固定溝でもって枠体を補強すると共に、固定溝と折曲
凸条とを互いに嵌入する状態で、L金具でもって直角に
連結しているからである。
【0031】さらに、本発明の請求項2に記載される開
き戸のドア枠は、コ字状の止ネジを使用して、縦枠と横
枠とをさらに簡単に連結できる特長がある。それは、一
方の枠体の固定溝に設けたフック溝に止ネジを引っか
け、止ネジのネジ部を他方の枠体の挿入切欠に挿入して
連結できるからである。この連結構造は、止ネジのみで
構成される連結部材を使用して、縦枠と横枠とを連結で
きるので、連結部材を安価にできる特長もある。さら
に、この構造のドア枠も、戸当りを装着する固定溝で枠
体を補強すると共に、固定溝と折曲凸条とを互いに嵌入
する状態で連結するので、簡単に連結して連結強度を強
くできる特長もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるドア枠の連結部を示す
分解斜視図
【図2】図1に示すドア枠の連結部を示す斜視図
【図3】図1に示すドア枠を建物に固定する状態を示す
水平断面図
【図4】図1に示すドア枠に開き戸を装着している状態
を示す水平断面図
【図5】枠体に戸当りを装着する状態を示す分解断面図
【図6】枠体に戸当りを装着する状態を示す断面図
【図7】本発明の開き戸のドア枠の連結部分の分解斜視
【図8】図7に示すドア枠の連結部の斜視図
【図9】図7に示すドア枠の連結部の平面図
【符号の説明】
1…枠体 1T…縦枠 1Y…横枠 2…連結部材 2A…L金具 2B…止
ネジ 2C…ナット 3…戸当り 3A…嵌着凸条 3B…縦
溝 4…固定溝 4A…突出部 4B…側
板切除部 5…平面部 5A…凸条切除部 5B…平
面切除部 6…折曲凸条 6A…突出部 6B…嵌
入部 7…フック溝 8…挿入切欠 9…固定片 10…底板 11…補強鉄板 12…弾性板 12A…縦凸条 13…ビス 14…内装ボード 15…開き戸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−210179(JP,A) 実開 昭60−172981(JP,U) 実開 昭59−175588(JP,U) 実開 昭62−141891(JP,U) 実開 昭58−128288(JP,U) 実公 昭44−3476(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/52,1/14,1/20 E06B 3/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦枠(1T)及び横枠(1Y)からなる枠体(1)
    と、 縦枠(1T)と横枠(1Y)とを連結する止ネジ (2B) を備える
    結部材(2)と、 枠体(1)の縦枠 (1T) 及び横枠 (1Y)に固定される戸当り(3)
    と を備え、 縦枠(1T)と横枠(1Y)は金属板を折曲して製造されたもの
    で、折曲された縦枠(1T)と横枠(1Y)はそれぞれ、中央部
    分を横断面コ字状に折曲して、枠体(1)の縦方向に延長
    して、戸当り(3)を嵌着する固定溝(4)を有し、固定溝
    (4)の両側には平面部(5)を有し、平面部(5)の両側に折
    曲凸条(6)を有し、さらに、この固定溝(4)は縦枠(1T)と
    横枠(1Y)の内側に開口されており、この枠体(1)の固定
    溝(4)に、木製またはプラスチック製の戸当り(3)が、一
    部を挿入して固定されており、 さらに、縦枠(1T)と横枠(1Y)の連結部は、枠体 (1) を構
    成する縦枠 (1T) または横枠 (1Y) の一方に設けられた固定
    溝(4)を形成する底板の端部を突出させて突出部 (4A)
    構成しており、この突出部(4A)が他方の枠体(1)の固定
    溝(4)に嵌入して連結されており、 かつ、折曲凸条 (6) は平面部 (5) の端部から突出する突出
    (6A) を形成しており、枠体 (1) を構成する縦枠 (1T)
    たは横枠 (1Y) のいずれか一方の折曲凸条 (6) この突出
    部(6A)が他方の枠体(1)に設けられた折曲凸条(6)に嵌入
    して連結されており、 さらにまた、連結部材(2)はL金具(2A)と止ネジ(2B)と
    を備え、L金具(2A)は、一方の枠体(1)の固定溝(4)の側
    面と、他方の枠体(1)の平面部(5)とに止ネジ(2B)で固定
    されて、 縦枠(1T)と横枠(1Y)とを直角に連結してなることを特徴
    とする開き戸のドア枠。
  2. 【請求項2】 縦枠(1T)及び横枠(1Y)からなる枠体(1)
    と、 縦枠(1T)と横枠(1Y)とを連結する止ネジ (2B) を備える
    結部材(2)と、 枠体(1)の縦枠 (1T) 及び横枠 (1Y)に固定される戸当り(3)
    と を備え、 縦枠(1T)と横枠(1Y)は金属板を折曲して製造されたもの
    で、折曲された縦枠(1T)と横枠(1Y)はそれぞれ、中央部
    分を横断面コ字状に折曲して、枠体(1)の縦方向に延長
    して、戸当り(3)を嵌着する固定溝(4)を有し、固定溝
    (4)の両側には平面部(5)を有し、平面部(5)の両側に折
    曲凸条(6)を有し、さらに、この固定溝(4)は縦枠(1T)と
    横枠(1Y)の内側に開口されており、この枠体(1)の固定
    溝(4)に、木製またはプラスチック製の戸当り(3)が、一
    部を挿入して固定されており、 さらに、縦枠(1T)と横枠(1Y)の連結部は、枠体 (1) を構
    成する縦枠 (1T) または横枠 (1Y) の一方に設けられた固定
    溝(4)を形成する底板の端部を突出させて突出部 (4A)
    構成しており、この突出部(4A)が他方の枠体(1)の固定
    溝(4)に嵌入して連結されており、 かつ、折曲凸条 (6) は平面部 (5) の端部から突出する突出
    (6A) を形成しており、枠体 (1) を構成する縦枠 (1T)
    たは横枠 (1Y) のいずれか一方の折曲凸条 (6) この突出
    部(6A)が他方の枠体(1)に設けられた折曲凸条(6)に嵌入
    して連結されており、 さらにまた、連結部材(2)はコ字状の止ネジ(2B)を備
    え、一方の枠体(1)は固定溝(4)に横に貫通して止ネジ(2
    B)を引っかけるフック溝(7)を有し、他方の枠体(1)は止
    ネジ(2B)を貫通させる挿入切欠(8)が設けられており、
    固定溝(4)のフック溝(7)に引っかけられた止ネジ(2B)
    が、挿入切欠(8)に挿入されて 縦枠(1T)と横枠(1Y)とを直角に連結してなることを特徴
    とする開き戸のドア枠。
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