JPS5938852Y2 - 雨戸の引手取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、雨戸の引手取付構造に関し、特に表裏面パネ
ルを対設し、画表裏面パネルの上下左右端縁に上下框及
び整畦を枠組し、その空間に断熱材を介在させた断熱防
音雨戸において、引手を体裁よく堅牢にかつ簡単に雨戸
に取付は得るようにした引手取付構造を提供するもので
ある。

以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。

１は上框、２は下框、３，３は整畦、４は表面パネル、
５は裏面パネルである。

上框１、下框２、整畦３，３は、それぞれ室内外の側壁
部とウェブとで形成されたコ字状の溝条を有し、この表
面パネル４と裏面パネル５の各端縁を収受するものであ
る。

表面パネル４と裏面パネル５はスチール等の金属板から
なる略波形断面形状のもので、室外側に設けられる表面
パネル４は巾方向に通して水平凹凸条の溝６と凸部６′
が横方向に向き、かつ室内側に設けられる裏面パネル５
は平滑板状とし、その巾方向に間隔をおいて複数の内部
に向う溝７が縦方向に向くように取付けられている。

表面パネル４と裏面パネル５との間の空間部８には、合
成樹脂発泡体等の断熱材９が充填されている。

前記裏面パネル５の溝７のうう両側端部には、表面パネ
ル４の溝６の裏面に当接する如く深く凹んだ凹部１１，
１１から室内側方向に向けて折曲形成された折曲係止片
１２，１２が形成されている。

該折曲係止片１２，１２は図示のように凹部１１に対し
て直角をなす端面部１２ａと、この端面部１２ａからテ
ーパ状に折曲されたテーパ部１２ｂとからなり、とのテ
ーパ部１２ｂの先端が前記整畦３，３の室内側の側壁部
１０の内端縁に形成されている突縁部１３に係止されて
いる。

前記整畦３，３のコ字状をした溝条の内面にはゴム、ス
ポンジ、合成樹脂等の弾性シート１４が設けられており
、前記折曲係止片１２の端面部１２ａで押圧されている
。

前記凹部１１は表面パネル４の溝６の裏面である低部１
５に接触し、これによって裏面パネル５の両側端部は前
後方向の動きが規制され、かつ整畦３，３の内面と突縁
部１３との間で折曲係止片１２が係止されることにより
左右丈方向の動きが規制される。

１６．１６は引手で、第２．３，４図に示すように、正
面コ字状の本体部１７の後部両側に、本体部１１の室内
側面から段差部１８を介して若干低く形成された嵌合部
１９．１９と、との嵌合部１９．１９間に形成された切
欠溝２０と、本体部１γの両側に形成された孔２１付き
の止着部２２゜２２とを備えた形状である。

前記整畦３，３には、室内側の突縁部１３に前記嵌合部
１９，１９に対応した切欠部２３．２３が形成□されて
いる。

前記引手１６を取付けるには゛、引手１６を裏面パネル
５の凹部１１，１１に嵌挿し、嵌合部１９゜１９を整畦
３の切欠部２３．２３に合致させ、切欠溝２０を切欠部
２３，２３間め突縁部１３′に合致させて挿入し段差部
１８を突縁部１３゜１３′面に当接させる。

これにより竪＠３の側壁部１０の表面と、引手１６の本
体部１７の表面とは同一面となる。

そして、前記孔２１，２１にビス２４を通して裏面バネ
゛ル５にビス止めすることにより、取付けが完了する。

第５図は本考案の他の実施例で、引手の本体部１７の後
部中央に嵌合部１９を形成し、その両側に切欠溝２０，
２０を形成すると共に、整畦３の突縁部１３には前記嵌
合部１９に対応する切欠溝２３を１個所に形成したもの
で、前記実施例と同様嵌合部１９を切欠部２３に嵌合し
てビスあるいは接着剤、さらにはリベット等により止め
る。

なお、第５図の実施例において、引手１６は嵌合部１９
を本体部１７と同一長に延長した構造、すなわち切欠溝
２０，２０を設けない構造とし、突縁部１３の切欠部２
３も嵌合部１９に合わせて長くした構造としてもよい。

以上のように本考案によれば、引手の嵌合部と整畦の切
欠部との嵌合によって上下の動きが規制されるため取付
強度が犬きく、また引手が雨戸の面から突出しないため
体裁がよく、さらに整畦の切欠溝をあらかじめ形成する
事により位置決め、取付けが簡単であるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は雨戸全体の裏面図、第２図は同上の引手部分の
拡大図、第３図は第２図の…−１ｎ線断面図、第４図は
引手の取付時の状態を示す斜視図、第５図は他の実施例
の第４図に対応した斜視図である。 １：上框、２：下框、３：整畦、４：表面パネル、５：
裏面パネル、８：空間部、９：断熱材、１０：側壁部、
１１：凹部、１３：突縁部、１６：引手、１９：嵌合部
、２３：切欠部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに対設された表面パネル４と裏面パネル５との上下
   左右の端縁に上下偕１，２及び整畦３が枠組され、前記
   表面パネル４と裏面パネル５との間の空間部８に断熱材
   ９が充填され、前記裏面パネル５に引手１６が固着され
   た金属製雨戸において、 前記整畦３には、室内外の側壁部と両側壁部を連結する
   ウェブとにより内側に開口するコ字状の溝条が形成され
   、かつ室内側の側壁部１０の内端縁に室外側に屈曲する
   突縁部１３が形成され、さらに前記突縁部１３に切欠部
   ２３が形成されており、 前記整畦３の前記溝条には、前記表面パネル４と、両側
   端部に凹部１１が形成され次裏面パネル５との左右の端
   縁が嵌入されており、 前記凹部１１には、正面コ字状の本体部１７の後部に嵌
   合部１９が形成された前記引手１６が挿入され、前記嵌
   合部１９が整畦３の前記切欠部２３に嵌入されている、 ことを特徴とする雨戸の引手取付構造。