JP3481694B2 - 加熱調理器の感温センサー - Google Patents

加熱調理器の感温センサー

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JP3481694B2
JP3481694B2 JP23941094A JP23941094A JP3481694B2 JP 3481694 B2 JP3481694 B2 JP 3481694B2 JP 23941094 A JP23941094 A JP 23941094A JP 23941094 A JP23941094 A JP 23941094A JP 3481694 B2 JP3481694 B2 JP 3481694B2
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豊 青木
哲哉 大原
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パロマ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テーブルこんろ等の
加熱調理器における感温センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりテーブルこんろ等の加熱調理器
において、たとえば、天ぷら油の過熱による火災を防止
するために、加熱温度を鍋底面で検出する感温センサー
を設け、感温センサーが所定温度を検出した時に燃料ガ
スの燃焼を止めて消火する技術がある。
【0003】そこで、感温センサーが感温フェライトと
磁石からなり磁性の変化のみを利用して作動するセンサ
ー部と、このセンサー部の動きに応じて電気回路を開閉
するスイッチ部とからなるものにあっては、磁石と感温
フェライト間の吸引力と、スイッチの作動力及び磁石の
吸着時に発生する戻しバネ荷重とのバランスでその吸
着、離脱が行われ、感温フェライトと磁石とが離脱する
検出温度は250℃前後に設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ウィンナ
ー焼き、炒め物等の高温調理時においては鍋底温度が2
50℃以上の高温となるため、感温センサーが早切れし
てしまい満足な高温調理ができないという問題点があっ
た。
【0005】この発明の過熱調理器の感温センサーは、
上記課題を解決し、高温調理にも変更できる感温センサ
ーの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の第1の加熱調理器の感温センサーは、上下移動可
能に設けられ調理容器の載置によりその底面に密着し、
温度上昇すると強磁性体から常磁性体に変化し常温で強
磁性体に戻る感温フェライトと、上記感温フェライトが
強磁性体の時は上記感温フェライトに吸着し常磁性体の
時には戻しバネ荷重により離脱して所定のストローク移
動する磁石と、上記磁石と一体となって移動し上記感温
フェライトとの相対位置関係でオン、オフするスイッチ
とからなる加熱調理器の感温センサーにおいて、上記感
温フェライトと磁石とが離脱する温度設定を上記戻しバ
ネ荷重の可変により変更可能としたことを特徴とする。
【0007】上記課題を解決するこの発明の第2の加熱
調理器の感温センサーは、上記戻しバネ荷重を温度設定
変更レバーで可変し、この温度設定変更レバーを点火ツ
マミの点火動作又は消火動作で通常調理位置に復帰させ
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成を有するこの発明の第1の加熱調理器
の感温センサーは、感温フェライトが調理容器の底面に
密着し、調理容器の底面温度が常温の時は感温フェライ
トが強磁性体にあるため、磁石は戻しバネ荷重等に打ち
勝って吸着し、この磁石とオン、オフするスイッチとは
位置関係が一体となってセットされる。
【0009】感温フェライトが所定温度以上となった時
は、感温フェライトの磁性が強磁性体から常磁性体に変
化して磁石と感温フェライト間の吸着力が急激に低下す
るため、磁石は戻しバネ荷重等に抗しきれなくなって感
温フェライトから離脱し所定のストロークスイッチとと
もに移動し感温フェライトとの位置関係が変化すると、
オン、オフするスイッチが作動する。
【0010】したがって、加熱調理時において、調理終
了によるバーナの自動消火又は天ぷら油等の過熱による
火災防止等の感温センサーとして使用できる。消火後、
感温フェライトの温度が低下すれば、感温フェライトの
磁性が元に戻り強磁性体となるため、磁石は感温フェラ
イトに吸着し、スイッチは最初の状態に自動復帰するの
で、再使用にあたってのリセット動作は必要ない。
【0011】上記感温フェライトと磁石からなり感温フ
ェライトの磁性の変化のみを利用して磁石が吸着、離脱
する感温センサーにおいて、感温フェライトと磁石とが
離脱する温度設定を戻しバネ荷重を可変して、通常調理
時は磁石にかかる戻しバネ荷重を大きくしてその離脱レ
ベルを250℃前後となし、また、高温調理時は磁石に
かかる戻しバネ荷重を小さくしてその離脱レベルを30
0℃前後とすれば、加熱調理器において、天ぷら等の通
常調理だけでなく、ウィンナー焼き、炒め物等の高温調
理時にも変更使用できる。
【0012】また、第2の加熱調理器の感温センサー
は、上記戻しバネ荷重を温度設定変更レバーで可変する
ので、その変更操作が容易、確実に行え、また、高温調
理側に位置している温度設定変更レバーは、点火ツマミ
の点火動作又は消火動作で通常調理位置側に復帰するか
ら、感温フェライトと磁石とが離脱する温度設定を高温
調理から通常調理側へ戻し忘れることがなくなり安全で
ある。
【0013】
【実施例】以上説明したこの発明の構成、作用を一層明
らかにするために、以下この発明の加熱調理器の感温セ
ンサーの好適な実施例について図面を参照して説明す
る。
【0014】感温センサーは、図1及び図2に詳示され
ているように、所定温度に達すると作動するセンサー部
Aと、センサー部Aの動きに応じて電気回路を開閉する
スイッチ部Bとからなり、センサー部Aとスイッチ部B
は管状の軸支え9を介して連結され一体となって上下動
する構成となっている。
【0015】センサー部Aは、円板状の感温フェライト
1と、この感温フェライト1に下から接する円柱状の磁
石2とからなり、感温フェライト1の磁性の変化のみを
利用して磁石2の吸着と離脱とが行われる構成となって
いる。すなわち、感温フェライト1は温度上昇すると強
磁性体から常磁性体に変化し常温で強磁性体に戻り、磁
石2は感温フェライト1が強磁性体の時は感温フェライ
ト1に吸着し常磁性体の時には後述する戻しバネの荷重
により離脱して所定のストロークLだけ移動するように
なっている。
【0016】前記感温フェライト1は、前記管状の軸支
え9の上端に固定された受け筒8の上端部に筒状ホルダ
ー3及びホルダーカバー6とともに一体に備えられ、ま
た、磁石2は、前記管状の軸支え9に上下摺動自由に支
持された作動軸7の上端に固定された受け7a内に一体
に備えられている。
【0017】スイッチ部Bは、前記作動軸7の下端にス
イッチ取付板15を介して取付けられたマイクロスイッ
チ13と、前記管状の軸支え9の下端に一体に備えた箱
型のカバー体14に設けられたスイッチ作動片11とか
らなり、マイクロスイッチ13の接点13aをスイッチ
作動片11に当接させてマイクロスイッチ13が前記磁
石2と連動して所定のストロークLだけ上下動すること
によりその接点13aが進退してマイクロスイッチ13
をオン、オフ作動する構成となっている。
【0018】また、前記箱型のカバー体14には、後述
の温度設定変更レバー16と連動するく字状の作動レバ
ー17を枢軸18を支点として左右へ回動が自由に行え
るように備え、作動レバー17の先端側17aを前記ス
イッチ取付板15の上面に臨ませ、この先端側17aと
前記カバー体14の上端バネ受け部14aとの間に温度
設定変更用のバネ12を装着し、この温度設定変更用の
バネ12と前記マイクロスイッチ13の接点13aの戻
し力との合計荷重(作動軸7等の摺動する部品の自重も
含む、以下同じ)で前記磁石2を離脱する方向(図示下
方)に付勢している。
【0019】前記感温フェライト1と一体の筒状ホルダ
ー3は、器体Dの支持板19に取付けられた筒状の支柱
5に上下摺動自由に支持され、支柱5の上端拡開部5a
と前記受け筒8の下面との間にセットバネ4を装着し、
このセットバネ4で感温フェライト1を常時図示上方に
付勢せしめ、かつ、筒状ホルダー3に前記支柱5の上端
拡開部5aに係止されるストッパー20を設けて感温フ
ェライト1の上限位置を規制している。
【0020】次に、戻しバネ荷重を可変して感温フェラ
イト1と磁石2とが離脱する温度設定を変更する手段
は、枢軸10を支点として揺動する温度設定変更レバー
16と、前記作動レバー17及び牽引紐22とからな
り、前記温度設定変更レバー16の先端側16aと前記
作動レバー17の基端側17bとを牽引紐22で連結
し、器体Dの前面側に突出せしめた温度設定変更レバー
16の基端側の操作ツマミ16bを押し下げて下限位置
としたときは、温度設定変更用バネ12のバネ荷重が磁
石2にそのままかかり(図1及び図3の実線参照)、ま
た、温度設定変更レバー16の操作ツマミ16bを持上
げて上限位置としたときは、温度設定変更レバー16の
先端側16aで作動レバー17の基端側17bを牽引紐
22を介して引張り、作動レバー17を図示反時計方向
に回動し、その先端側17aで温度設定変更用バネ12
を持上げ圧縮してスイッチ取付板15から離間せしめ、
磁石2にかかる温度設定変更用バネ12のバネ荷重をな
くすように構成されている(図2及び図3の鎖線参
照)。なお、23は牽引紐22のテンションプーリであ
る。
【0021】前記温度設定変更手段の高温調理側から通
常調理位置への復帰手段は、加熱調理器の点火ツマミ2
4と同軸に固定されたリセット用カム板25と、該カム
板25のカム面25aに接して上下動するリセット用ト
ルクバネ26とからなり、リセット用トルクバネ26を
前記温度設定変更レバー16の先端側16aの下面に当
接させて、点火ツマミ24を点火位置bから消火位置a
に回動したとき、リセット用トルクバネ26はその復元
力でリセット用カム板25のカム面25aに沿って上昇
し、このリセット用トルクバネ26で温度設定変更レバ
ー16の先端側16aを持上げて温度設定変更レバー1
6を元位置へ戻す構成となっている(図3〜図5参
照)。なお、点火ツマミ24を消火位置aから点火位置
bへ回動したときは、リセット用トルクバネ26はリセ
ット用カム板25のカム面25aで押し下げられて温度
設定変更レバー16の先端側16aの持上げ保持を解く
ため、温度設定変更レバー16の高温調理側への変更作
動を可能にする。
【0022】前記構成の感温センサーにおいて、平常時
の鍋なし状態の時には、センサー部Aは感温フェライト
1と磁石2は吸着したままで鍋セットラインcより上方
に一定寸法lだけ突出している。この時、セットバネ4
による上方への付勢力で筒状ホルダー3のストッパー2
0が支柱5の拡開部5aに係合されてセンサー部Aの上
限位置を規制している(図1の鎖線の位置参照)。
【0023】そこで、使用にあたり、こんろ上に鍋27
を載せると、センサー部Aのホルダーカバー6が鍋底に
接して鍋セットラインcまで筒状ホルダー3とともにセ
ットバネ4の荷重に抗して一定寸法lだけ押し下げられ
る。そして、鍋セット完了後は、セットバネ4の荷重に
よりホルダーカバー6が鍋底面にぴったりと密着して感
温フェライト1への調理物からの熱が鍋底を介して伝達
される。
【0024】次に、調理物の加熱温度が予め設定された
温度に上昇した時には、感温フェライト1の磁性が変化
して強磁性体から常磁性体になるため、磁石2と感温フ
ェライト1間の吸着力が急激に弱くなる。そのため、磁
石2は温度設定変更用バネ12の荷重とマイクロスイッ
チ13の接点13aの戻し力との合計荷重に抗しきれな
くなって感温フェライト1から離脱し、磁石2の受け筒
8の下端部が受け筒8の内底にあたるまでの所定のスト
ロークLだけ作動軸7とともに降下する。このとき、温
度設定用バネ12のバネ荷重が磁石2に作動レバー17
及び作動軸7を介して付与されているので、作動レバー
17も枢軸18を支点として図示時計方向へ温度設定変
更用バネ12で押されて僅かに回動し磁石2の離脱を助
長する。したがって、作動軸7の下端に固定されたスイ
ッチ取付板15は降下するので、これに取付けられたマ
イクロスイッチ13も降下してスイッチ作動片11から
離間しその接点13aは戻し力により自己復帰しマイク
ロスイッチ13をオフする(図1及び図2の鎖線参
照)。こうして、たとえば、熱電対回路をオフとしバー
ナへの燃料供給を断ち消火する。
【0025】その後、鍋27を取り外し鍋なし状態にす
ると、感温フェライト1と磁石2は離脱、離間した状態
のままセットバネ4の荷重により筒状ホルダー3のスト
ッパー20が支柱5の先端拡開部5aに係止される上限
位置まで上昇する。こうして、鍋セットラインcより一
定寸法lだけ上方ヘ突出した状態で停止する。同時にセ
ンサー部Aが温度低下していく。
【0026】センサー部Aが所定温度まで低下すると、
感温フェライト1の磁性が元に戻り常磁性体から強磁性
体に変化するため、磁石2と感温フェライト1間の吸引
力が急激に増加する。そして、磁石2の吸引力が温度設
定変更用バネ12とマイクロスイッチ13の接点13a
の戻し力との合計荷重に打ち勝つようになると、磁石2
は感温フェライト1に吸着して所定のストロークLだけ
図示上方へ移動する。したがって、作動軸7を介してマ
イクロスイッチ13も上昇してその接点13aはスイッ
チ作動片11によりその戻し力に抗して押し込まれる
(図1及び図2実線参照)。これによりマイクロスイッ
チ13がオンし熱電対回路をオンしてリセットし、点火
操作により燃焼が可能な状態となる。
【0027】もちろん、鍋を載せたままの状態であって
も、調理物とともに鍋底の温度が低下してくればこのよ
うなリセットは起る。つまり、ホルダーカバー6が鍋底
に密着していて鍋セットラインcの位置であっても、あ
るいは、鍋なし状態でセンサー部Aが鍋セットラインc
より突出している状態でも所定の温度以下になれば吸引
力は増加して磁石2が感温フェライト1に自動吸着され
熱電対回路はリセットされる。
【0028】次に、温度設定変更レバー16の操作ツマ
ミ16bが下限位置にあるときは、温度設定変更用バネ
12のバネ荷重が磁石2にそのままかかり、マイクロス
イッチ13の接点13aの戻し力との合計荷重で磁石2
を離反する方向(図示下方)に付勢し、感温フェライト
1と磁石2とが離脱する温度が天ぷら等の通常調理に適
合する、たとえば、250℃前後に設定される。そこ
で、高温調理に際し、温度設定変更レバー16の操作ツ
マミ16bを前記下限位置から上限位置に持上げると、
該温度設定変更レバー16は枢軸10を支点として図示
時計方向へ回動され、その先端側16aで牽引紐22を
介して作動レバー17の基端側17bを図示左方へ引張
って作動レバー17を枢軸18を支点として図示反時計
方向に回動し作動レバー17の先端側17aをはね上げ
て温度設定変更用バネ12を持上げ圧縮しスイッチ取付
板15から離間せしめる。したがって、磁石2にかかる
温度設定変更用バネ12のバネ荷重はゼロとなるため、
磁石2の離脱する方向への付勢力はマイクロスイッチ1
3の接点13aの戻し力と作動軸7等の摺動する部品の
自重だけとなって感温フェライト1と磁石2とが離脱す
る温度をウインナー焼き、炒め物等の高温調理に適合す
る、たとえば、300℃前後に設定される。
【0029】そこで、図6を用いて感温フェライト1の
温度(℃)と、磁石2と感温フェライト1間の吸着力g
との関係について説明する。吸着力gは常温において最
大を示すが、温度が上昇するにつれて徐々に減少する。
そして、ある一定の温度(いわゆるキューリ点)に達す
ると急激に減少して吸着力がほとんどゼロになる。つま
り、感温フェライト1の磁性が変化して強磁性体から常
磁性体になり磁性を失うからである。また、こればかり
でなく磁石2の磁束も温度とともに変化し温度が上昇す
ると減磁する。
【0030】したがって、天ぷら等の通常調理時は、磁
石2に温度設定変更用バネ12によるバネ荷重とマイク
ロスイッチ13の接点13aの戻し力との合計荷重を、
たとえば、390g程度付与すると、感温フェライト1
が250℃の温度を検出した時、感温フェライト1の磁
性変化に前記合計荷重が打ち勝って感温フェライト1と
磁石2とは離脱する。また、ウインナー焼き、炒め物等
の高温調理時は、温度設定変更用バネ12による磁石2
にかかるバネ荷重はゼロであるが、マイクロスイッチ1
3の接点13aの戻し力と作動軸7等の摺動する部品の
自重とによる荷重が、たとえば、100g程度付与され
ているので、感温フェライト1が300℃の温度を検出
した時、感温フェライト1の磁性変化(吸着力がほとん
どゼロとなる)により感温フェライト1と磁石2とは離
脱する。
【0031】前記高温調理終了時に点火ツマミ24を点
火位置bから消火位置aへ回動してバーナを消火する
と、リセット用トルクバネ26はその復元力で点火ツマ
ミ24と同軸に固定されたリセット用カム板25のカム
面25aに沿って上昇し、このリセット用トルクバネ2
6で温度設定変更レバー16の先端側16aを持上げて
温度設定変更レバー16を図示反時計方向に回動して元
位置へ戻すことにより、牽引紐22による引張力が解か
れるため、作動レバー17は温度設定変更用バネ12の
バネ荷重により図示時計方向に回動してスイッチ取付板
15に接する元位置に戻り、磁石2に温度設定変更用バ
ネ12のバネ荷重を付与し通常調理用にリセットする。
なお、点火ツマミ24を消火位置aから点火位置bへ回
動したときは、リセット用トルクバネ26はリセット用
カム板25のカム面25aで押し下げられて温度設定変
更レバー16の先端側16aの持上げ保持を解くため、
温度設定変更レバー16の高温調理側への変更作動を可
能にする。
【0032】以上この発明の実施例について説明した
が、この発明はこうした実施例に何等限定されるもので
はなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。たとえば、
実施例では高温調理から通常調理へのリセットを点火ツ
マミの消火動作で行う構成を例示したが、点火ツマミの
点火動作で行う構成とすると、バーナへの点火と同時に
リセットされる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したこの発明の第1の加熱調理
器の感温センサーは、感温フェライトと磁石からなり、
磁性の変化のみを利用して作動する感温センサーにおい
て、感温フェライトと磁石とが離脱する温度設定を戻し
バネ荷重の可変により通常調理から高温調理へ、また、
高温調理から通常調理への変更を可能としたから、天ぷ
ら等の通常調理だけでなく、ウインナー焼き、炒め物等
の高温調理にも変更使用でき便利である。
【0034】また、第2の加熱調理器の感温センサー
は、戻しバネ荷重を温度設定変更レバーで可変するの
で、その変更操作が容易、確実に行え、また、温度設定
変更レバーの通常調理側へのリセットを点火ツマミの点
火動作又は消火動作と連動して行うから、感温フェライ
トと磁石とが離脱する温度設定を高温調理側から通常調
理側へ戻し忘れることがなくなり使用上安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の加熱調理器の感温センサーの一実施
例を示した通常調理時の断面図である。
【図2】その高温調理時の断面図である。
【図3】一実施例としての温度設定変更及びリセット機
構を備えたガステーブルの全体の概略構成図である。
【図4】そのリセット機構だけの斜視図である。
【図5】リセット機構のリセット用カム板とリセット用
トルクバネの関係を示した一部切欠正面図である。
【図6】感温フェライトの温度特性を示したグラフであ
る。
【符号の説明】
A センサー部 B スイッチ部 1 感温フェライト 2 磁石 12 温度設定変更用バネ 13 マイクロスイッチ 16 温度設定変更レバー 24 点火ツマミ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 3/12 G01K 7/00 G01K 7/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下移動可能に設けられ調理容器の載置
    によりその底面に密着し、温度上昇すると強磁性体から
    常磁性体に変化し常温で強磁性体に戻る感温フェライト
    と、 上記感温フェライトが強磁性体の時は上記感温フェライ
    トに吸着し常磁性体の時には戻しバネ荷重により離脱し
    て所定のストローク移動する磁石と、 上記磁石と一体となって移動し上記感温フェライトとの
    相対位置関係でオン、オフするスイッチとからなる加熱
    調理器の感温センサーにおいて、 上記感温フェライトと磁石とが離脱する温度設定を上記
    戻しバネ荷重の可変により変更可能としたことを特徴と
    する加熱調理器の感温センサー。
  2. 【請求項2】 上記戻しバネ荷重を温度設定変更レバー
    で可変し、この温度設定変更レバーを点火ツマミの点火
    動作又は消火動作で通常調理位置に復帰させる請求項1
    記載の加熱調理器の感温センサー。
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