JPH0325021Y2 - - Google Patents

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JPH0325021Y2
JPH0325021Y2 JP12244086U JP12244086U JPH0325021Y2 JP H0325021 Y2 JPH0325021 Y2 JP H0325021Y2 JP 12244086 U JP12244086 U JP 12244086U JP 12244086 U JP12244086 U JP 12244086U JP H0325021 Y2 JPH0325021 Y2 JP H0325021Y2
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valve body
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Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野] 本考案はガス炊飯器等のガス器具の消火装置、
特に、熱電対式の安全装置を具備するガス器具の
消火装置に関し、前記安全装置内の安全弁と感熱
装置とを連動させることにより、ガス回路の構成
の簡略化を企画するものである。
[従来技術及びその問題点] ガス炊飯器内に熱電対式の安全装置を具備させ
たものが、すでに、提案されているが、この従来
のものは、第6図のように、感熱装置3と連動す
るバルブ装置2の上流側に熱電対式の安全装置の
安全弁1を設け、この安全弁1の熱電対11をバ
ーナBの炎孔近傍に配設したものである。
この従来のものでは、感熱装置3に対接する炊
飯釜の底部41の温度をこの感熱装置3に具備さ
せた感熱素子としてのソフトフエライト31が検
知し、前記炊飯釜内が設定温度になると、ソフト
フエライト31に吸着していた永久磁石32がこ
れから離反し、これと連動するレバー30の動作
によりバルブ装置2内のガス回路が遮断され自動
的にバーナBが消火される。また、バルブ装置2
の上流側には、安全弁1が挿入されていることか
ら、バーナBの炎が消失した場合には熱電対11
の熱起電力が降下消失し、安全弁1内の電磁石1
2の吸着力が無くなつて弁体13がバネ14の付
勢力によつて自動的に閉弁される。
この従来のものでは、バーナBの炎が失火した
場合においてもバーナBへのガス回路が遮断され
ることから生ガス放出事故が防止できることとな
り安全性が向上する。
ところが、この従来のものでは、バルブ装置と
安全弁との組み合せの構造部分が大型化すると言
う問題があつた。
これは、バルブ装置の上流側に安全弁をそのま
ま挿入しただけの構成であることからガス回路遮
断のために二つの弁装置が必要となるからであ
る。
[技術的課題] 本考案は、このような、『熱電対の電気回路に
挿入した電磁石12に弁体13の弁軸に連設した
鉄片17を対向させ、熱電対の熱起電力消失時に
鉄片17が電磁石12から開放されて弁体13が
自動閉弁する形式の安全弁1を具備させたガス炊
飯器の消火装置』において、一つの弁装置により
感熱装置3の出力による消火と、炎消失時の消火
とを実現できるようにすることをその技術的課題
とする。
[技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は、『バーナBへのガス回路に安全
弁1の弁体13を挿入し、この弁体13をバネ1
4により閉弁方向に付勢するとともに弁軸15と
鉄片17とを分離して、この鉄片17にもバネ1
8による復帰付勢力を付与させ、安全弁1の弁体
13又は弁軸15と係合する係合部51を具備す
る揺動片5を弁体13又は弁軸15の移動軌跡の
近傍に軸支し、この揺動片5の一端を前記係合部
51とするとともに他端に磁性体52を取り付
け、この揺動片5を弁体13又は弁軸15の移動
軌跡に対して直角方向に揺動するように設定し、
この揺動片5を安全弁1の本体10内に収容し、
少なくとも前記磁性体52の対向する壁面を非磁
性体の区画壁16とし、この区画壁16の外面に
感熱装置3の出力軸33と連動し且この区画壁1
6に沿つて移動する移動杆6を設けるとともにこ
の移動杆6に永久磁石61を設け、係合部51が
弁体13又は弁軸15と係合状態にある時この永
久磁石61と磁性体52が区画壁16を介して対
向するようにし、この状態においては感熱装置3
の出力軸33が運転セツト状態にあるようにし、
前記永久磁石61が磁性体52を吸着することに
よる係合部51の係合力をバネ14の付勢力より
大きく且バネ14とバネ18の和の付勢力よりも
小さく設定した』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
炊飯セツト状態においては、弁体13は開弁状
態にあり、このとき、弁体13及び鉄片17はそ
れぞれ対応するバネにより復帰方向に付勢されて
いる。ところが、弁体13又は弁軸15とは揺動
片5の係合部51と係合しており、同時に磁性体
52は移動杆6の永久磁石61と対向状態にあ
り、しかも、弁体13又は弁軸15にはバネ14
の付勢力が作用するだけであるから、この永久磁
石61の吸着力により前記係合が維持されて弁体
13の開弁状態に保持され、他方、鉄片17は電
磁石12に吸着保持されている。この状態におい
て感熱装置3が応動して出力軸33が動作し、こ
れと連動する移動杆6が移動すると永久磁石61
と磁性体52とが外れて位置し、永久磁石61に
よる吸着力が消失し係合部51と弁体13又は弁
軸15との係合が外れることとなる。これにより
弁体13は自動的に閉弁する。
次に、バーナBの炎が消失して熱電対11の熱
起電力が低下すると、バネ18により鉄片17が
電磁石12から離反され弁体13にはバネ14と
鉄片17の付勢力が共に作用する。磁性体52と
永久磁石61との吸着による係合保持力はこれら
バネによる付勢力よりも小さくなつているから、
このとき前記係合が外れて弁体13が閉弁する。
このように、感熱装置3が応動したときと、炎が
消失したときの両方において弁体13が閉弁動作
することとなる。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
感熱装置3が応動したときと、炎が消失したと
きの、両方において弁体13が閉弁動作すること
となるから、従来のように2個の弁装置を設ける
必要がなく、その分消火機構の構造が簡略化でき
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第4図に基
いて説明する。
第1図に示す実施例のものは、ソフトフエライ
ト31、永久磁石32、出力軸33からなる感熱
装置3の出力軸33を移動杆6に連動させ、弁体
13を開弁させるための操作軸71と一体の補助
軸72を設け、この操作軸71の押し込みにより
器具運転状態にセツトできるようにしたものであ
り、補助軸72の先端は移動杆6の端部に設けた
永久磁石61に対向する。なお、操作軸71、補
助軸72にはバネ73の復帰付勢力を作用させて
あり、操作力を開放した時点では操作軸71、補
助軸72が初期位置に復帰するようにしてある。
また、この実施例では、揺動片5は弁体13と
係合するようにしてあり、この両者の係合関係を
ワンウエイ係合としてあり、弁体13が閉弁状態
から開弁状態に移動する間に前記係合が確保され
これと逆の移動では前記係合により弁体13の閉
弁移動が阻止されるようになつている。このた
め、揺動片5は係合部51の先端が弁体13の移
動域内に突出するように軸支されており、弁体1
3と係合部51とが係合した状態において他方の
磁性体52が本体10に設けた区画壁16に対設
するようになつている。次に、弁軸15は受座金
19によつて電磁石12と同軸となるように保持
されており、この受座金19と弁体13との間に
バネ14が介装されている。また、鉄片17には
筒部Hが連接されており、この筒部Hと弁軸15
とが嵌合し、両者の嵌合深さを一定に設定してあ
る。従つて、弁体13を最も押し込んだ状態又は
は鉄片17が初期位置に復帰した状態では、弁軸
15の先端が筒部Hの底部に当接した状態にあ
る。また、電磁石12に遊嵌するようにバネ18
が設けられており、鉄片17と本体10との間に
このバネ18を位置させて、鉄片17に復帰方向
の付勢力を付与させている。
なお、バネ14とバネ18の付勢力の和は所定
の値に設定されており、永久磁石61と磁性体5
2との吸着により弁体13と係合部51とが係合
状態にあつても、これらバネ14、バネ18の付
勢力が共に作用した場合にはこの係合に抗して鉄
片17と弁体13が復帰移動するようになつてい
る。
以上に詳記した実施例の場合、操作軸71に連
設した操作つまみを押し込むと、第2図のよう
に、弁体13、鉄片17が押し込まれ、鉄片17
が電磁石12に当接せしめられる。同時に、補助
軸72によつて移動杆6が押し込まれて永久磁石
61と磁性体52とが一致する。その後、この押
し込み力を開放すると、第3図のように、係合部
51と弁体13とが係合状態におかれ、既述の作
用で各部が運転セツト状態(ガス炊飯器の場合に
は炊飯セツト状態)となる。
次いで、消火時期になつて、感熱装置3からの
出力があると、第1図ように、出力軸33と移動
杆6との連動関係(連結による確動連動)から、
永久磁石61が初期位置に復帰して係合部51と
弁体13の係合保持力が消失し弁体13はバネ1
4の付勢力により閉弁復帰される。また、バーナ
の炎消失時には第4図のように鉄片17が電磁石
12から解放され、弁軸15と筒部Hとの当接関
係から弁体13にはバネ14、バネ18の付勢力
が作用することとなり、ここで、磁性体52と永
久磁石61の吸着力による係合保持力よりも前記
付勢力が大きいことから、同様に弁体13が閉弁
することとなる。なお、磁性体52と永久磁石6
1の吸着を確実にするため、第5図のように、揺
動片5に係合部51を弁体13と係合させる方向
に付勢するバネを装着しても良い。ただし、この
場合には、このバネの付勢力と磁性体52に作用
する吸着磁力の和がバネ14とバネ18の付勢力
の和よりも小さくなるように設定する必要があ
る。
また、この実施例では、感熱装置3として、炊
飯器に用いられる感熱応動装置を採用したが、設
定温度になると出力軸が一定ストローク動作する
形式のものであれば同様に採用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部の説明図、第2
図は操作部を押し込んだ状態の要部の説明図、第
3図は運転セツト状態の要部の説明図、第4図は
安全動作状態の要部の説明図、第5図は他の実施
例の要部の説明図、第6図は他の実施例の要部の
説明図であり、図中、 10……本体、12……電磁石、13……弁
体、14……バネ、15……弁軸、16……区画
壁、17……鉄片、18……バネ、3……感熱装
置、33……出力軸、5……揺動片、51……係
合部、52……磁性体、6……移動杆、61……
永久磁石、B……バーナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱電対の電気回路に挿入した電磁石12に弁体
    13の弁軸に連設した鉄片17を対向させ、熱電
    対の熱起電力消失時に鉄片17が電磁石12から
    開放されて弁体13が自動閉弁する形式の安全弁
    1を具備させたガス炊飯器の消火装置において、
    バーナBへのガス回路に安全弁1の弁体13を挿
    入し、この弁体13をバネ14により閉弁方向に
    付勢するとともに弁軸15と鉄片17とを分離し
    て、この鉄片17にもバネ18による復帰付勢力
    を付与させ、安全弁1の弁体13又は弁軸15と
    係合する係合部51を具備する揺動片5を弁体1
    3又は弁軸15の移動軌跡の近傍に軸支し、この
    揺動片5の一端を前記係合部51とするとともに
    他端に磁性体52を取り付け、この揺動片5を弁
    体13又は弁軸15の移動軌跡に対して直角方向
    に揺動するように設定し、この揺動片5を安全弁
    1の本体10内に収容し、少なくとも前記磁性体
    52の対向する壁面を非磁性体の区画壁16と
    し、この区画壁16の外面に感熱装置3の出力軸
    33と連動し且この区画壁16に沿つて移動する
    移動杆6を設けるとともにこの移動杆6に永久磁
    石61を設け、係合部51が弁体13又は弁軸1
    5と係合状態にある時この永久磁石61と磁性体
    52が区画壁16を介して対向するようにし、こ
    の状態においては感熱装置3の出力軸33が運転
    セツト状態にあるようにし、前記永久磁石61が
    磁性体52を吸着することによる係合部51の係
    合力をバネ14の付勢力より大きく且バネ14と
    バネ18の和の付勢力よりも小さく設定したガス
    器具の自動消火装置。
JP12244086U 1986-08-08 1986-08-08 Expired JPH0325021Y2 (ja)

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