JP3277134B2 - 加熱調理器の感温センサー - Google Patents

加熱調理器の感温センサー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テーブルこんろ等の
加熱調理器における感温センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】テーブルこんろ等の加熱調理器におい
て、いわゆる、天ぷら火災等を防止する安全手段とし
て、感温センサーが調理物の加熱温度を鍋底面で検出
し、予め設定された加熱温度を検出したとき、バーナへ
のガス供給を断ってバーナを消火し安全を期す構造のも
のはすでに知られている。
【0003】そこで、感温フェライトと磁石とからなる
感温センサーにおいては、感温センサーが予め設定され
た加熱温度を検出して離間された場合、感温フェライト
に磁石を吸着させるリセット動作が必要であるが、従来
のリセット手段としては、たとえば、図10に示されて
いるように、点火レバー(図示せず)と連動するリセッ
ト用レバー101の梃子作用で押上げ軸(リセット軸)
102を介して磁石103を押上げて可動ホルダー10
4に備えた感温フェライト105に押し当てリセットす
る構造のものが一般に使用されている。なお、図中、1
06は感温センサー作動時にガス遮断動作が確実に行え
るバネ力をもった感温フェライト105と磁石103を
離反する方向に付勢する発条、107は感温センサーを
鍋底に確実に密接するバネ力をもった可動ホルダー10
4と固定支柱108とを離反する方向に付勢する発条で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
点火レバーと連動するリセット用レバー101で磁石1
03を押上げ軸102を介して直上に押上げて鍋底に接
している感温フェライトに吸着させリセットするもので
あるから、こんろ上に載せる鍋等の重量、鍋底の形状等
によってリセット時に磁石103が可動ホルダー104
とともに必要以上に持上げられたり、発条106、10
7のバネ力との関係で鍋等が持上げられて傾き内容物が
こぼれ出ることがあるという不具合があり、特に、平底
鍋に比べ丸底鍋の方がそのセットラインが低いため、上
記不具合は著しいという問題点があった。
【0005】この発明は、従来の技術の有する斯かる問
題点に鑑み、平底鍋ラインと丸底鍋ラインより低い位置
で鍋に接触させることなくリセットできるようにして平
底鍋、丸底鍋を問わず常時安全、確実な使用ができる加
熱調理器の感温センサーの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の加熱調理器の感温センサーは、調理物の
加熱温度を鍋底面で検出する感温フェライトと、該感温
フェライトに吸着、離脱する磁石とからなる感温センサ
ーにおいて、加熱温度を検出する感温フェライト1を備
え、かつストッパー13を備えた可動ホルダー3を固定
支柱5に支えバネ4により上方に付勢して上下摺動自由
に支持し、磁石2と一体の作動軸7を作動バネ8を介し
て備えたリセット軸6を固定支柱5に対し磁石2の上限
位置と下限位置を規制して備えるとともに可動ホルダー
3のストッパー13と関連させ、磁石2が感温フェライ
ト1から離脱時作動バネ8の作用により降下させ、リセ
ット時リセット軸6とともに可動ホルダー3を降下させ
平底鍋ラインaと丸底鍋ラインbより低い下限ラインc
で感温フェライト1を磁石2に吸着可能に備え、感温セ
ンサーが予め設定された加熱温度を検出して離間された
感温フェライト1と磁石2を、前記下限ラインcで吸着
せしめ、感温フェライト1と磁石2を鍋底に接触させる
ことなくリセットできる構成としたことを主要な特徴と
している。
【0007】前記特定発明の感温センサーが、前記固定
支柱にはリセット軸の上限位置と下限位置を規制する規
制長孔を設け、前記可動ホルダー3は筒状体であって、
上端部に加熱温度を検出する感温フェライト1を備え、
かつ下方部には上限位置を規制するストッパー13を備
え、前記固定支柱5に支えバネ4により上方に付勢して
上下摺動自由に支持し、前記リセット軸6は管状体であ
って、その上方部に前記固定支柱5の規制長孔15に遊
挿しかつ可動ホルダーのストッパーと係合しうる規制凸
起14を設け、かつ感温フェライト1に吸着、離脱する
磁石2と一体の作動軸7を作動バネ8を介して設け、該
リセット軸6を前記可動ホルダー3内でかつ固定支柱5
内に規制長孔15に規制凸起14を遊挿して上下摺動可
能に備え、かつ規制凸起14を可動ホルダー3のストッ
パー13と係合可能に備えた構造である。
【0008】また、前記リセット軸6を加熱調理器の点
火ツマミ9と連動するリセット用カム10により一定の
規制のもとに上下動させる構造をも特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成を有するこの発明の加熱調理器の感温
センサーは、平常時の鍋なし状態の時は、その感温部1
1は感温フェライト1と磁石2が吸着したまま平底鍋ラ
インaより上方に突出した位置にあり、また、点火ツマ
ミ9は「止」の位置にある。
【0010】そこで、点火ツマミ9を操作して「点火」
の位置にまで回動すると、その回動途中で点火ツマミ9
と連動するリセット用カム10によりリセット軸6が引
き下げられ同時に可動ホルダー3も支えバネ4に抗して
引き下げられるため、感温部11は下限ラインcまで降
下し、点火ツマミ9が「点火」の位置に達すると、リセ
ット用カム10のカム面による押下げ荷重が解除される
ため、感温部11は支えバネによる持上げ力とカム面に
よる制御とで平底鍋ラインa又は丸底鍋ラインbまで上
昇し鍋底へゆるやかに接し、鍋にショックを与えること
なく静かに密接する。
【0011】感温フェライト1が予め設定された加熱温
度を検出した異常時は、磁石2が感温フェライト1から
離脱するため、これと一体の作動軸7は作動バネ8で降
下し、該作動軸7で、たとえば、スイッチ、ガス弁等を
作動してバーナへのガス供給を断ってバーナを消火す
る。そこで、点火ツマミ9を「止」の位置に戻し、鍋を
取外して鍋なし状態にすると、可動ホルダー3だけが支
えバネ4によりリセット軸6に係合されるまで上昇し、
感温フェライト1は磁石2を離脱したまま平底鍋ライン
aより上方に突出した位置に移動する。なお、鍋を取外
した後に点火ツマミ9を「止」の位置に戻してもよい。
【0012】そこで、リセットに際し点火ツマミ9を操
作して「点火」の位置にまで回動すると、その回動途中
で点火ツマミ9と連動するリセット用カム10でリセッ
ト軸6が引き下げられ同時に可動ホルダー3も支えバネ
4に抗して引き下げられるため、下限ラインcの近くに
待機している磁石2に感温フェライト1が近づきこれに
磁石2が吸着される。点火ツマミ9が「点火」の位置に
達すると、リセット用カム10のカム面による押下げ荷
重が解除されるため、感温部11は支えバネ4による持
上げ力とカム面による制御とで平底鍋ラインa又は丸底
鍋ラインbまで上昇し鍋底へゆるやかに接し、鍋にショ
ックを与えることなく静かに密接してリセットを完了す
る。
【0013】
【実施例】以下この発明による加熱調理器の感温センサ
ーの一実施例について図面を参照して説明する。
【0014】図面において、1は調理物の加熱温度を検
出する感温フェライトで、可動ホルダー3の上端部にホ
ルダーカバー12を介して一体に取付け固定され、鍋底
に密接して調理物の加熱温度を鍋底面で検出するもの
で、この感温フェライト1は、特定の温度を界にして磁
気特性が変化し、特定温度以下では永久磁石の磁力によ
り吸着され、特定温度以上になると吸着されなくなる性
質を有する。
【0015】2は前記感温フェライト1に吸着、離脱す
る磁石で、後述するリセット軸6に該磁石2と一体の作
動軸7と作動バネ8を介して設けられている。
【0016】3は可動ホルダーで、筒状体で形成され、
その上端部に前記感温フェライト1を設け、下方部には
該可動ホルダー3の上限位置、すなわち、感温フェライ
ト1が平底鍋ラインaより一定寸法だけ上方に突出する
位置に規制するストッパー13を備え、器具本体Aに取
付け固定される固定支柱5に支えバネ4により上方に付
勢して上下摺動が自由に行えるように支持されている。
【0017】6は前記磁石2の上限位置と下限位置を規
制するリセット軸で、管状体で形成され、その上方部に
設けた規制凸起14を前記固定支柱5に穿った規制長孔
15に遊挿してその上下移動ストロークが規制され、該
リセット軸6には、前記磁石2と一体の作動軸7が作動
バネ8を介して設けられ、かつ、下端に係合凸部16を
設けて、後述するリセット用カム10により作動される
リセットレバー17を関連させている。なお、前記規制
凸起14には可動ホルダー3のストッパー13が係合さ
れ、可動ホルダー3の上限位置を規制する。
【0018】前記磁石2と一体の作動軸7では、磁石2
が離脱したとき作動軸7が作動バネ8により降下してバ
ーナへのガス供給を遮断するためのスイッチ又はガス弁
を作動する。
【0019】10はリセット用カムで、加熱調理器の点
火ツマミ9と同軸に固定して設けられ、そのカム面にリ
セット用トルクバネ18を圧接し、該リセット用トルク
バネ18の先端に枢軸19を支点として揺動するリセッ
トレバー17の基端側17aを関連させ、該リセットレ
バー17の先端側17bは前記リセット軸6の下端係合
凸部16の上部に位置して関連させ、点火ツマミ9の点
火動作を利用してリセット用カム10でリセット軸6を
一定の規制のもとに上下動させ、感温センサー作動後の
リセットが行いうるようになっている。なお、カム面は
2連のカム面10a、10bが連通した構造となってい
る。
【0020】前記構成において、平常時の鍋なし状態の
時は、その感温フェライト1は可動ホルダー3とともに
支えバネ4により持上げられ、一方、磁石2も可動ホル
ダー3とともにそのストッパー13により持上げられる
リセット軸6とともにその規制凸起14が固定支柱5の
規制長孔15の上端に係合される上限位置まで持上げら
れて前記感温フェライト1に吸着した状態でその感温部
11は平底鍋ラインaより一定寸法だけ上方に突出した
位置に保持されている(図1の実線の状態参照)。この
とき、点火ツマミ9は「止」の位置にあり、(図7の
の位置参照)、該点火ツマミ9と連動するリセット用カ
ム10のカム面に対するリセット用トルクバネ18の圧
接位置は一方のカム面10aの図6のの位置にある。
【0021】そこで、使用にあたり、点火ツマミ9を操
作して「点火」の位置にまで回動すると、その「止」の
位置を少し過ぎてから、たとえば、点火ツマミ9が
「開」の位置(図7のの位置参照)に至るまでの間
に、リセット用カム10のカム面に対するリセット用ト
ルクバネ18の圧接位置が、一方のカム面10aの図6
の径の大きいの位置へ径の小さいから変位するた
め、前記リセット用トルクバネ18でリセットレバー1
7の基端側17aが持上げられ先端側17bは下降し、
該先端側17bが係合凸部16に係合してリセット軸6
を引き下げると同時にその規制凸起14で可動ホルダー
3も支えバネ4に抗して引き下げられて感温部11を感
温フェライト1と磁石2が吸着したまま下限ラインcま
で降下する(図1の鎖線の状態参照)。そして、点火ツ
マミ9が「点火」の位置の少し手前から「点火」の位置
(図7の→の位置参照)に至ると、リセット用カム
10のカム面に対するリセット用トルクバネ18の圧接
位置は一方のカム面10aから他方のカム面10bに至
る図6の径の大きいから図5の径の小さいに変位
し、リセット用カム10のカム面によるリセット軸6の
押下げ荷重は解除されるため、感温部11は支えバネ4
による持上げ力とカム面による制御とで平底鍋20の場
合は平底鍋ラインaまで、また、丸底鍋21の場合は丸
底鍋ラインbまで上昇し鍋底へゆるやかに接し、鍋にシ
ョックを与えることなく静かに密接して調理物の加熱温
度を鍋底面で検出する。
【0022】その後、点火ツマミ9を図6の←→の
範囲で回動操作してバーナの能力調整を行う場合は、リ
セット用カム10のカム面に対するリセット用トルクバ
ネ18の圧接位置は、他方のカム面10bの図5の径の
小さい同一径の←→となり、リセット軸6の変位は
ない。したがって、リセット軸6とは無関係に能力調整
が適切に行える。また、消火に際し点火ツマミ9を
「止」の位置に戻すと(図7の→の位置参照)、リ
セット用カム10のカム面に対するリセット用トルクバ
ネ18の圧接位置は他方のカム面10bから一方のカム
面10aに至る図5の径の小さいから図6の径の小さ
い(同一径)に変位し元位置に戻る。
【0023】次に、感温フェライト1が予め設定された
加熱温度を検出した異常時は、磁石2が感温フェライト
1から離脱するため、磁石2はこれと一体の作動軸7と
ともに作動バネ8でリセット軸6の上端に載るまで降下
し、作動軸7で、たとえば、スイッチ、ガス弁等を作動
してバーナへのガス供給を断ってバーナを消火する(図
2の鎖線の状態参照)。そこで、点火ツマミ9を「止」
の位置に戻し、鍋を外して鍋なし状態にすると、可動ホ
ルダー3だけが支えバネ4によりそのストッパー13が
リセット軸6の規制凸起14に係合されるまで(平常時
の鍋なし状態の位置)上昇し、可動ホルダー3に備えら
れている感温フェライト1は磁石2と離間した平底鍋ラ
インaより一定の寸法だけ上方に突出した位置に移動す
る(図2の点線の状態参照)。なお、鍋を外した後に点
火ツマミ9を「止」の位置に戻してもよい。
【0024】前記感温センサー作動後のリセットは、点
火ツマミ9を操作して「点火」の位置にまで回動する
と、その「止」の位置を少し過ぎてから、たとえば、点
火ツマミ9が「開」の位置(図7のの位置参照)に至
ると、これと連動するリセット用カム10のカム面に対
するリセット用トルクバネ18の圧接位置が一方のカム
面10aの図6の径の大きいの位置へ径の小さいか
ら変位するため、前記リセット用トルクバネ18でリセ
ットレバー17の基端側17aが持上げられて先端側1
7bは下降し、該先端側17bが係合凸部16に係合し
てリセット軸6を引き下げると同時にその規制凸起14
で可動ホルダー3も支えバネ4に抗して引き下げられる
ため、感温フェライト1は下限ラインcの近くに待機し
ている磁石2に近づきこれに磁石2が吸着される。
【0025】そして、点火ツマミ9が「点火」の位置の
少し手前から「点火」の位置(図7の→の位置参
照)に至ると、リセット用カム10のカム面に対するリ
セット用トルクバネ18の圧接位置は、一方のカム面1
0aから他方のカム面10bに至る図6の径の大きい
から図5の径の小さいに変位し、リセット用カム10
のカム面によるリセット軸6の押下げ荷重を解除するた
め、感温部11は支えバネ4による持上げ力とカム面に
よる制御とで平底鍋の場合は平底鍋ラインaまで、ま
た、丸底鍋の場合は丸底鍋ラインbまで上昇し鍋底へゆ
るやかに接し、鍋にショックを与えることなく静かに密
接してリセットが完了される。
【0026】その後、点火ツマミ9を図6の←→の
範囲で回動操作してバーナの能力調整を行う場合は、リ
セット用カム10のカム面に対するリセット用トルクバ
ネ18の圧接位置は、他方のカム面10bの図5の径の
小さい同一径の←→となり、リセット軸6は変位し
ない。したがって、リセット軸6とは無関係に能力調整
が適切に行える。
【0027】以上この発明の実施例について説明した
が、この発明はこうした実施例に何等限定されるもので
はなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、種
々なる態様で実施しうること勿論である。たとえば、以
上の実施例では、回転式の点火ツマミ9と感温センサー
のリセット軸6とを、リセット用カム10とリセット用
トルクバネ18及びリセットレバー17とからなる連動
機構を介して駆動するものを示したが、図8及び図9に
示されているように、プッシュ式の操作釦23でリセッ
ト軸6を駆動するものであってもよい。
【0028】すなわち、図8に示されている実施例は、
ガステーブルのこんろバーナ22を点滅操作するプッシ
ュ式の操作釦(枢軸24を支点として前後方向へ所定の
角度だけ回動変位する操作釦)23でこんろバーナ22
の中心部に挿入設置され、器具本体Aに取付け固定され
た感温センサーのリセット軸6が、枢軸25を支点とし
て揺動するガス弁Vの開閉レバー26と一体に設けられ
たリセット用レバー27を介して駆動される構造となし
ている。
【0029】また、図9に示されている実施例は、ガス
テーブルのこんろバーナ22を点滅操作するプッシュ式
の操作釦(枢軸24を支点として前後方向へ所定の角度
だけ回動変位する操作釦)23でこんろバーナ22の中
心部に挿入設置され、器具本体Aに取付け固定された感
温センサーのリセット軸6が、枢軸25を支点として左
右へ揺動するガス弁Vの開閉レバー26とリセット棒2
8及び枢軸29を支点として左右へ揺動するリセットレ
バー30とからなる連動機構を介して駆動される構造と
なしている。
【0030】前記図8及び図9の実施例における感温セ
ンサーは、先の図1〜図7に示した実施例のものと同一
につき同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。また、図8及び図9において、31は能力調整用レ
バー、32は五徳、33はグリルの排気口である。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の加熱調
理器の感温センサーによれば、感温センサーが作動した
とき、点火ツマミ等の点滅操作手段と連動して感温フェ
ライトに対する磁石の吸着が鍋に接触することなく行わ
れ、鍋にショックを与えることなく鍋底へ静かに密接し
てリセットするものであるから、使用する鍋の重さ、鍋
底の形状等に関係なく、リセット時に鍋等が傾く等の不
具合は解消され、常時安全、確実に使用でき、しかも、
感温センサーの作動も常時確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による加熱調理器の感温センサーの一
実施例を示した平常時の断面図である。
【図2】異常時の断面図である。
【図3】点火ツマミと連動するリセット用カムとリセッ
ト軸との連動機構の一例を示した斜視図である。
【図4】リセット用カムの断面図である。
【図5】図4のX−X断面図である。
【図6】図4のY−Y断面図である。
【図7】点火ツマミの点滅操作の順序を示した説明図で
ある。
【図8】異なる実施例の概略断面図である。
【図9】異なる実施例の概略断面図である。
【図10】従来例の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 感温フェライト 2 磁石 3 可動ホルダー 4 支えバネ 5 固定支柱 6 リセット軸 7 作動軸 8 作動バネ 9 点火ツマミ 10 リセット用カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−20354(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 3/12 F23N 5/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物の加熱温度を鍋底面で検出する感
    温フェライトと、該感温フェライトに吸着、離脱する磁
    石とからなる感温センサーにおいて、加熱温度を検出する感温フェライトを備え、かつストッ
    パーを備えた可動ホルダーを固定支柱に支えバネにより
    上方に付勢して上下摺動自由に支持し、 磁石と一体の作動軸を作動バネを介して備えたリセット
    軸を固定支柱に対し磁石の上限位置と下限位置を規制し
    て備えるとともに可動ホルダーのストッパーと関連さ
    せ、 磁石が感温フェライトから離脱時作動バネの作用により
    降下され、リセット時リセット軸とともに可動ホルダー
    を降下させ平底鍋ラインと丸底鍋ラインより低い下限ラ
    インで感温フェライトを磁石に吸着可能に備え、 感温センサーが予め設定された加熱温度を検出して離間
    された感温フェライトと磁石を、前記下限ラインで吸着
    せしめ、感温フェライトと磁石を鍋底に接触させること
    なくリセットできる構成としたことを特徴とする加熱調
    理器の感温センサー。
  2. 【請求項2】 前記固定支柱にはリセット軸の上限位置
    と下限位置を規制する規制長孔を設け、 前記可動ホルダーは筒状体であって、上端部に 加熱温度
    を検出する感温フェライトを備え、かつ下方部には上限
    位置を規制するストッパーを備え、前記固定支柱に支え
    バネにより上方に付勢して上下摺動自由に支持し 前記リセット軸は管状体であって、その上方部に前記固
    定支柱の規制長孔に遊挿しかつ可動ホルダーのストッパ
    ーと係合しうる規制凸起を設け、かつ 感温フェライトに
    吸着、離脱する磁石と一体の作動軸を作動バネを介して
    設け、 該リセット軸を前記可動ホルダー内でかつ固定支柱内に
    規制長孔に規制凸起を遊挿して上下摺動可能に備え、か
    つ規制凸起を可動ホルダーのストッパーと係合可能に備
    えた 請求項1記載の加熱調理器の感温センサー。
  3. 【請求項3】 リセット軸を加熱調理器の点火ツマミと
    連動するリセット用カムにより一定の規制のもとに上下
    動させる請求項1及び2記載の加熱調理器の感温センサ
    ー。
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