JP3530585B2 - 調理器 - Google Patents
調理器Info
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Description
鍋底温度が設定温度に達すると、バーナへの燃料供給を
自動停止してバーナを消火する調理器に関する。
に達すると、バーナへの燃料供給を自動停止してバーナ
を消火するガステーブルこんろ等の調理器において、鍋
底に接して鍋底温度を感知する感温センサーを炒めも
の、焼きもの等の料理(以下高温加熱調理という)を行
うときは鍋底から一時的に離間して鍋底温度を感知しな
いように鍋底に接することのない不作動位置に変位し、
高温加熱調理終了後は感温センサーを天ぷら等の料理
(以下低温加熱調理という)を行うに必要な鍋底に接し
て鍋底温度を感知する作動位置に戻しておくのが安全使
用上望ましい。
にある感温センサーをバーナの点火操作又は消火操作に
より低温加熱調理用の作動位置へ戻し、戻し忘れによる
使用上の不都合をなくしたものがある(たとえば、特公
平5−19050号公報参照)。
作つまみと同軸上のカム体又はラックアンドピニオンで
構成される駆動装置と、変位ガイド、変位レバー、支柱
及び保持手段等からなる変位装置とからなる機械的作動
手段で不作動位置にある感温センサーを点火操作又は消
火操作により作動位置へ戻す構造となっている。
て、高温加熱調理終了時にバーナを消火操作するか又は
次の低温加熱調理開始時にバーナを点火操作すると(ス
テップ407)、駆動装置によりステップ401で感温
センサーは鍋底に接する作動位置に上昇変位する。そこ
で、低温加熱調理を行うに際しステップ400でバーナ
に点火すると、鍋底は加熱されその鍋底温度を感温セン
サーが感知し(ステップ402)、鍋底温度が設定温度
に達すると(ステップ403)、バーナへの燃料供給を
断ってバーナを消火する(ステップ404)。
置により感温センサーを不作動位置に降下変位する(ス
テップ405)。そこで、ステップ400でガスバーナ
に点火すると、鍋底は加熱されるが感温センサーは鍋底
から離間して鍋底温度を感知しないため、鍋底温度は感
温センサーで感知されず(ステップ406)、所望の高
温加熱調理が行いうるものである。
作動位置から作動位置へ戻すときは、消火操作をするま
では感温センサーが不作動位置にあってバーナは点火状
態にあるため、鍋を載せ替えるときに危険であり、ま
た、点火操作で戻すときは、不使用時、すなわち、消火
から次の点火までは感温センサーが作動位置にあって上
方へ突出しているので、鍋を載せる時又は掃除の時等に
鍋等がセンサー部に当ってセンサー部が損傷するおそれ
があるばかりでなく、掃除の邪魔にもなり、さらに、鍋
を真上から載せないと感温センサーが鍋底へ正確に接触
しないなど実際使用上多くの問題点があり、構造的にも
複雑化するという問題点があった。
ーを、鍋を載せることによる鍋有チェック信号で作動位
置へ戻すことにより前記従来の技術の有する多くの問題
点を解消し、加えて、上記鍋有チェックと消火操作あり
のチェックとの併用又は上記鍋有チェックとタイマーの
併用により高温加熱調理が適正に行えるようにした調理
器の提供を目的としている。
に、この発明の調理器は、鍋底に接して鍋底温度を感知
する感温センサーと、上記感温センサーが予め設定され
た鍋底温度を感知したとき、バーナへの燃料供給を停止
する燃料制御手段と、上記感温センサーを鍋底に接する
作動位置と鍋底に接しない不作動位置とに変位させる位
置変更手段とを備えた調理器において、上記感温センサ
ーを鍋の有無をチェックする鍋センサーからの電気信号
で不作動位置から作動位置へ戻す電気的位置変更手段を
備えたことを特徴とする。
温センサーを上記鍋有チェックとバーナの消火操作の有
無を確認するチェック手段による消火操作ありのチェッ
クとを併用して、不作動位置から作動位置へ戻す構成で
あることを特徴とする。
チェックによる感温センサーの不作動位置から作動位置
への復帰を設定の一定時間だけ遅延させるタイマーを備
えていることをも特徴とする。
の発明は、感温センサーが鍋底に接しない不作動位置に
あって、次の低温加熱調理を行うに際し、こんろ上に鍋
を載せると、鍋センサーがこれをチェックして電気的位
置変更手段を作動し、感温センサーを鍋底に接する作動
位置へ戻す。したがって、感温センサーは鍋底に接して
鍋底温度を感知し、該感温センサーが予め設定された鍋
底温度を感知すると、バーナへの燃料供給を停止してバ
ーナを消火する。
ク機能と消火操作の有無のチェック機能とを併用したか
ら、高温加熱調理中の鍋の載せ替え又は鍋を持上げて再
び載せる、いわゆる、鍋ふり、フライ返し等(以下単に
鍋ふり、フライ返しという)を行っても消火操作をチェ
ックしない限り感温センサーは作動位置へ戻らない。
クによる感温センサーの不作動位置から作動位置への復
帰をタイマーにより設定の一定時間だけ遅らせるから、
高温加熱調理中に鍋ふり、フライ返しを行っても設定時
間中は、感温センサーは作動位置へ戻らない。
を参照して説明する。
略構成図であって、1は感温センサーで、該感温センサ
ー1はコントローラCを介してガス供給路7のガス制御
弁8と接続され、こんろ上に載せる調理用の鍋2の底面
に接して鍋底温度を感知し、鍋底温度が予め設定された
温度(たとえば、250℃程度)に達したことを感知し
たとき、その感知信号をコントローラCに入力し、これ
を受けたコントローラCからの指令でガスバーナ6への
ガス供給路7に備えたガス制御弁8をOFFして閉じる
ことによりガスバーナ6へのガス供給を断ってガスバー
ナ6を直ちに消火するようになっている。
動位置と鍋底に接しない不作動位置とに変位する電気的
位置変更手段で、後述する鍋センサー3又は消火操作チ
ェック手段4からの電気信号を受けたコントローラCか
らの指令で作動するもので、実施例では電磁コイル9と
プランジャー10からなる電磁アクチェータを用い、そ
のプランジャー10に前記感温センサー1を連杆11を
介して一体に設けるとともに、これらを発条12で作動
位置の方向で(図示上方)に付勢して、感温センサー1
を鍋底に接しない不作動位置(鍋底から離間して鍋底温
度を感知しない下限位置)に変位するときは、電磁アク
チェータAがONして感温センサー1を発条12に抗し
て一定のストロークだけ引き下げ下降させ、鍋底に接す
る作動位置(鍋底に接して鍋底温度を感知する上限位
置)に変位するときは、電磁アクチェータAがOFFし
て感温センサーを発条12の力で一定のストロークだけ
押し上げ上昇させるようになっている。
たとえば、赤外線センサー等を用い、前記電磁アクチェ
ータAとコントローラCを介して接続され、こんろ上に
鍋2を載せると、図2のブロック図にも示されているよ
うに、これを鍋センサー3が感知し、その電気信号をコ
ントローラCに入力し、これを受けたコントローラCか
らの指令で電磁アクチェータAをOFFし、鍋底に接し
ない不作動位置にある感温センサー1を鍋底に接する作
動位置へ戻すようになっている。
ックするチェック手段で、たとえば、点火コックと連動
してON、OFFするマイクロスイッチ等を用い、前記
電磁アクチェータAとコントローラCを介して接続さ
れ、高温加熱調理時にガスバーナ6の消火操作をする
と、図2のブロック図にも示されているように、点火コ
ックの閉止動作と連動してマイクロスイッチ4がON
し、その電気信号をコントローラCに入力し、これを受
けたコントローラCからの指令で電磁アクチェータAを
OFFし、前記鍋センサー3によるチェック機能と併用
して消火操作ありをチェックしない限り鍋底に接しない
不作動位置にある感温センサー1を鍋底に接する作動位
置へ戻すことのないようになっている。
温センサー1の不作動位置から作動位置への復帰を予め
設定された一定時間だけ遅延させるためのタイマー機能
は、コントローラC内に組込まれ、鍋有りチェックがあ
ってもタイマーで設定された一定時間だけは鍋底に接し
ない不作動位置にある感温センサー1を鍋底に接する作
動位置へ戻すことのないようになっている。
ーナ6の混合管、14はメインノズル、15は電磁安全
弁用の熱電対である。
のフローチャートに基づいて以下に説明する。
調理を行う場合は、電磁アクチェータの電磁コイル9へ
の通電を解いてOFFすると、感温センサー1は発条1
2により鍋底に接する作動位置へ上昇変位する(ステッ
プ101)。そこで、こんろ上に鍋2を載せると、鍋2
の鍋底に感温センサー1が接するため、ステップ100
でガスバーナ6に点火すると、鍋2は加熱されその鍋底
温度を感温センサー1が感知する(ステップ102)。
したがって、感温センサー1がステップ103で予め設
定された鍋底温度を感知すると、その感知信号を受けた
コントローラCからの指令でガス制御弁8をOFFして
閉じるため、ガスバーナ6へのガス供給は断たれてガス
バーナ6は消火する(ステップ104)。この結果、天
ぷら火災等を未然に防止する。
クチェータの電磁コイル9へ通電してONすると、感温
センサー1は電磁アクチェータにより発条12に抗して
引き下げられ、鍋底に接しない不作動位置に降下変位す
る(ステップ105)。そこで、ステップ100でガス
バーナ6に点火すると、鍋2は加熱されるが感温センサ
ー1は鍋底から離間していて鍋底温度は感温センサー1
で感知されない(ステップ106)。この結果、所望の
高温加熱調理が行いうる。
理を行うに際し、こんろ上に鍋2を載せると、ステップ
107で鍋センサー3がこれをチェックしその信号を受
けたコントローラCからの指令で電磁アクチェータの電
磁コイル9への通電を解いてOFFするため、感温セン
サー1は発条12で鍋底に接する作動位置に上昇変位す
る(ステップ101)。
調理を行う場合は、電磁アクチェータの電磁コイル9へ
の通電を解いてOFFすると、感温センサー1は発条1
2により鍋底に接する作動位置へ上昇変位する(ステッ
プ201)。そこで、こんろ上に鍋2を載せると、鍋2
の鍋底に感温センサー1が接するため、ステップ200
でガスバーナ6に点火すると、鍋2は加熱されその鍋底
温度を感温センサー1が感知する(ステップ202)。
したがって、感温センサー1がステップ203で予め設
定された鍋底温度を感知すると、その感知信号を受けた
コントローラCからの指令でガス制御弁8をOFFして
閉じるため、ガスバーナ6へのガス供給は断たれてガス
バーナ6は消火する(ステップ204)。この結果、天
ぷら火災等を未然に防止する。
クチェータの電磁コイル9へ通電してONすると、感温
センサー1は電磁アクチェータにより発条12に抗して
引き下げられ、鍋底に接しない不作動位置に降下変位す
る(ステップ205)。そこで、ステップ200でガス
バーナ6に点火すると、鍋2は加熱されるが感温センサ
ー1は鍋底から離間していて鍋底温度は感温センサー1
で感知されない(ステップ206)。この結果、所望の
高温加熱調理が行いうる。
ク(ステップ207)と併せて消火操作ありのチェック
(ステップ208)がない限り不作動位置にある感温セ
ンサー1が作動位置へ戻ることはないから、高温加熱調
理中の鍋ふり、フライ返しが自由に行える。すなわち、
ステップ207で鍋センサー3が鍋有をチェックし、か
つ、ステップ208で高温加熱調理終了にともなう点火
コックの閉止動作と連動してマイクロスイッチ4がON
し消火操作が完了したことをチェックすると、この信号
を受けたコントローラCからの指令で電磁アクチェータ
の電磁コイル9への通電を解いてOFFするため、感温
センサー1は発条12で鍋底に接する作動位置へ上昇変
位し(ステップ201)、次の低温加熱調理に備える。
調理を行う場合は、電磁アクチェータの電磁コイル9へ
の通電を解いてOFFすると、感温センサー1は発条1
2により鍋底に接する作動位置へ上昇変位する(ステッ
プ301)。そこで、こんろ上に鍋2を載せると、鍋2
の鍋底に感温センサー1が接するため、ステップ300
でガスバーナ6に点火すると、鍋2は加熱されその鍋底
温度を感温センサー1が感知する(ステップ302)。
したがって、感温センサー1がステップ303で予め設
定された鍋底温度を感知すると、その感知信号を受けた
コントローラCからの指令でガス制御弁8をOFFして
閉じるため、ガスバーナ6へのガス供給は断たれてガス
バーナ6は消火する(ステップ304)。この結果、天
ぷら火災等を未然に防止する。
クチェータの電磁コイル9へ通電してONすると、感温
センサー1は電磁アクチェータにより発条12に抗して
引き下げられ、鍋底に接しない不作動位置に降下変位す
る(ステップ305)。そこで、ステップ300でガス
バーナ6に点火すると、鍋2は加熱されるが感温センサ
ー1は鍋底から離間していて鍋底温度は感温センサー1
で感知されない(ステップ306)。この結果、所望の
高温加熱調理が行いうる。
ク(ステップ307)による感温センサー1の不作動位
置から作動位置への復帰をタイマー(ステップ308)
により設定の一定時間だけ遅らせるから、高温加熱調理
中の鍋ふり、フライ返しが自由に行える。すなわち、ス
テップ307で鍋センサー3が鍋有をチェックすると、
ステップ308でタイマーで設定の遅延時間をカウント
する。したがって、ステップ309において設定の一定
時間が経過するまでは、電磁アクチェータの電磁コイル
9への通電は継続される。しかし、ステップ307で鍋
センサー3が鍋有をチェックしないときは、ステップ3
08におけるタイマーカウントをキャンセルすべくステ
ップ310でタイマーリセットを行い、再び鍋有チェッ
ク(ステップ307)に戻る。そこで、ステップ307
で鍋有がチェックされ、タイマーカウント(ステップ3
08)による設定された一定時間が経過すると(ステッ
プ309)、その信号を受けたコントローラCからの指
令で電磁アクチェータの電磁コイル9への通電が解かれ
てOFFするため、感温センサー1は発条12で鍋底に
接する作動位置へ上昇変位し(ステップ301)、次の
低温加熱調理に備える。
が、この発明はこうした実施例に何等限定されるもので
はなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、種
々なる態様で実施しうることは勿論である。
よれば、次に記載する効果を奏する。
接する作動位置と鍋底に接しない不作動位置とに変位さ
せるものにおいて、こんろ上に鍋を載せることで不作動
位置にある感温センサーを作動位置へ電気的位置変更手
段により自動的に戻すから、感温センサーの作動位置へ
の戻し忘れによる危険が解消できるばかりでなく、鍋を
載せる時又は掃除の時等に感温センサーが未だ不作動位
置にあるため、これが損傷されたり、邪魔になることは
ない。また、その位置変更を電気的に行うから、その作
動も鋭敏、かつ、確実で、しかも、故障の発生も全く生
じない。
能と消火操作のチェック機能とを併用したから、高温加
熱調理における鍋ふり、フライ返しが自由に行え、ユー
ザの欲する高温加熱調理が適正に行える。
温センサーの不作動位置から作動位置への復帰をタイマ
ーにより設定の一定時間だけ遅らせるから、高温加熱調
理中における鍋ふり、フライ返し等が自由に行え、ユー
ザの欲する高温加熱調理が適正に行える。
ザが欲しないのに鍋有チェックだけで感温センサーが作
動位置へ戻ってしまう不都合は解消される。
略構成図である。
ートである。
ートである。
ートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 鍋底に接して鍋底温度を感知する感温セ
ンサーと、 上記感温センサーが予め設定された鍋底温度を感知した
とき、バーナへの燃料供給を停止する燃料制御手段と、 上記感温センサーを鍋底に接する作動位置と鍋底に接し
ない不作動位置とに変位させる位置変更手段とを備えた
調理器において、 上記感温センサーを鍋の有無をチェックする鍋センサー
からの電気信号で不作動位置から作動位置へ戻す電気的
位置変更手段を備えたことを特徴とする調理器。 - 【請求項2】 上記感温センサーを上記鍋有チェックと
バーナの消火操作の有無を確認するチェック手段による
消火操作ありのチェックとを併用して、不作動位置から
作動位置へ戻す電気的位置変更手段である請求項1記載
の調理器。 - 【請求項3】 上記鍋有チェックによる感温センサーの
不作動位置から作動位置への復帰を設定の一定時間だけ
遅延させるタイマーを備えた電気的位置手段である請求
項1記載の調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15051494A JP3530585B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | 調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15051494A JP3530585B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | 調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07332673A JPH07332673A (ja) | 1995-12-22 |
JP3530585B2 true JP3530585B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=15498529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15051494A Expired - Lifetime JP3530585B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | 調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3530585B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5285099B2 (ja) * | 2011-02-25 | 2013-09-11 | リンナイ株式会社 | コンロ用鍋底温度センサ |
KR101887049B1 (ko) * | 2012-05-18 | 2018-08-09 | 삼성전자주식회사 | 가스쿡탑용 온도감지장치 |
CN108926236A (zh) * | 2017-05-26 | 2018-12-04 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 温控器、烹饪器具、以及一种烹饪器具的控制方法 |
-
1994
- 1994-06-08 JP JP15051494A patent/JP3530585B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07332673A (ja) | 1995-12-22 |
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