JP2000179859A - 天ぷら火災防止機能付き加熱調理器 - Google Patents

天ぷら火災防止機能付き加熱調理器

Info

Publication number
JP2000179859A
JP2000179859A JP10357292A JP35729298A JP2000179859A JP 2000179859 A JP2000179859 A JP 2000179859A JP 10357292 A JP10357292 A JP 10357292A JP 35729298 A JP35729298 A JP 35729298A JP 2000179859 A JP2000179859 A JP 2000179859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cooking
pan bottom
fire prevention
thermocouple
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10357292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Kodama
勝 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Paloma Kogyo KK filed Critical Paloma Kogyo KK
Priority to JP10357292A priority Critical patent/JP2000179859A/ja
Publication of JP2000179859A publication Critical patent/JP2000179859A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天ぷら火災防止機能を備えた安全装置を安価
にする。 【解決手段】 各々のこんろバーナ40には、調理鍋1
の鍋底に当接する受熱部2をステンレス材で形成すると
共に、受熱部2裏面にコンスタンタンからなる棒材4の
一端を溶接して、ステンレス−コンスタンタンによる熱
電対を形成する。また、熱電対の冷接点Cの雰囲気温度
T0を検出するサーミスタ3を設ける。更に、コントロ
ーラ5には、熱電対の熱起電力に基づいて検出した温接
点Hと冷接点Cとの温度差ΔT℃と、サーミスタ3によ
る冷接点雰囲気温度T0とから鍋底温度Txを算出し、
鍋底温度Txを所定温度Ts℃以上と判定した場合に、
燃料ガス流路を閉じて燃焼を停止し、天ぷら火災を防止
する。また、解除スイッチ6をONすると天ぷら火災防
止機能を解除して高温調理を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天ぷら火災防止機
能付き加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テーブルこんろでは、天ぷら
火災、こげつき等を防止するために、鍋底温度を検出す
るサーミスタをこんろバーナに設け、その検出温度が所
定温度以上である場合には、燃焼を停止する安全装置が
知られている。例えば、図4に示すように、こんろバー
ナに温度検出するサーミスタ30を設け、このサーミス
タ30により、調理鍋1の鍋底温度を検出し、検出温度
が設定上限温度(250℃)以上か否かを判定して、ガ
ス通路の開閉を制御している。しかしながら、このよう
なこんろバーナでは、設定温度以上の高温調理、例え
ば、鉄板焼や網焼等の加熱調理を行う場合に、設定上限
温度以上となって燃焼を停止してしまうため、加熱調理
ができない問題があった。そこで、天ぷら火災防止機能
を選択的に0FFできるようにすると、今度は、感温セ
ンサであるサーミスタ30の耐熱温度が300℃程であ
るため、高温になるとサーミスタ30自体が破損してし
まうおそれがあった。そこで、例えば、実公平5−19
050号公報に示されるように、高温調理を行う時に、
感温センサを設定温度以上とならないように下方に移動
して退避させると共に、点火操作または消火操作により
所定位置にリセットする昇降装置を備えたテーブルこん
ろが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昇降装
置を備えた感温センサは高価なものとなるため、全ての
こんろバーナの各々に備えるのではなく、特定のこんろ
バーナだけに感温センサおよび昇降装置を備え、天ぷら
を加熱調理する場合には、特定のこんろバーナだけで行
うようにし、高温調理を行う場合には、特定のこんろバ
ーナで昇降装置を作動させて行うか、または、天ぷら火
災防止機能を備えていない特定外のこんろバーナで行う
ようにしていた。このため、天ぷら火災防止機能を備え
ていない特定外のこんろバーナで天ぷら調理を行い、万
が一加熱調理中であることを忘れると、鍋が過熱状態と
なって鍋の食用油に引火して火災となるおそれがあっ
た。そこで、本発明の天ぷら火災防止機能付き加熱調理
器は、上記課題を解決し、天ぷら火災防止機能を備えた
安全装置を安価に提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器
は、調理鍋の鍋底に当接する受熱部と、上記受熱部に伝
熱された鍋底温度を検出する鍋底温度検出手段と、上記
鍋底温度検出手段により検出された温度が所定温度以上
か否かを監視する鍋底温度監視手段と、上記鍋底温度監
視手段が鍋底温度を所定温度以上と判定した場合に、燃
料ガス流路を閉じて燃焼を停止する燃焼停止手段とを備
えた天ぷら火災防止機能付き加熱調理器において、上記
受熱部をステンレス材で形成し、上記受熱部裏面に上記
ステンレス材と熱電対を構成可能な異種金属線を溶接し
て溶接部を温接点とした熱電対を構成すると共に、上記
熱電対の冷接点雰囲気温度を検出するサーミスタを設
け、上記鍋底温度検出手段は、上記熱電対の出力と上記
サーミスタの検出値とから鍋底温度を検出することを要
旨とする。
【0005】また、上記課題を解決する本発明の請求項
2記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器は、請求項
1記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器において、
上記燃焼停止手段の動作を禁止する解除スイッチを設け
たことを要旨とする。
【0006】また、上記課題を解決する本発明の請求項
3記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器は、請求項
2記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器において、
点火または消火操作時に上記燃焼停止手段の機能を自動
復帰させるリセット手段を設けたことを要旨とする。
【0007】また、上記課題を解決する本発明の請求項
4記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器は、請求項
3記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器において、
上記リセット手段は、点火操作から所定時間遅れて上記
燃焼停止手段の動作を自動復帰させることを要旨とす
る。
【0008】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
天ぷら火災防止機能付き加熱調理器は、ステンレス材で
形成される受熱部裏面にステンレス材と熱電対を構成可
能な異種金属線が溶接されて溶接部を温接点とする熱電
対が形成され、調理鍋の鍋底から温接点に伝熱されて温
接点と冷接点の温度差に応じた熱起電力(出力)を生じ
ると共に、サーミスタが熱電対の冷接点雰囲気温度に応
じて、その抵抗値が変化する。鍋底温度検出手段は、熱
電対の出力とサーミスタの検出値とから鍋底温度を検出
する。そして、鍋底温度監視手段は、鍋底温度検出手段
により検出された温度が所定温度以上か否かを監視し、
鍋底温度を所定温度以上と判定した場合に、燃焼停止手
段が燃料ガス流路を閉じて燃焼を停止し、天ぷら火災を
防止する。このように、耐熱性のある熱電対によって鍋
底温度を検知するため、高温調理を行う場合であって
も、設定温度以上とならないように感熱部を退避させる
機構(例えば、感熱部を高温調理時に移動して退避する
と共に、点火操作または消火操作時に検出位置に戻す昇
降装置)が不要となり、天ぷら火災防止機能付き加熱調
理器を安価にすることができる。
【0009】また、上記構成を有する本発明の請求項2
記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器は、解除スイ
ッチを操作して燃焼停止手段の消火動作を禁止すること
により、鍋底温度が所定温度以上に達した場合でも消火
しないため、高温調理を行うことができる。
【0010】また、上記構成を有する本発明の請求項3
記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器は、解除スイ
ッチを操作して燃焼停止手段の消火動作を禁止した後、
消火操作時に、または次の点火操作時に、リセット手段
が燃焼停止手段の機能を復帰させる。従って、解除した
ことを忘れたまま、次に天ぷら調理をしても安全であ
る。
【0011】また、上記構成を有する本発明の請求項4
記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器は、リセット
手段が点火操作から所定時間遅れて燃焼停止手段を自動
復帰させる。高温調理を行った直後に天ぷら調理を行っ
た場合には、余熱で熱電対が高温になっているが、その
時は、燃焼停止手段による消火動作が禁止され、所定時
間経過後から燃焼停止手段の機能を自動復帰するので、
復帰時には余熱が放熱されており余熱によって消火しな
い。従って、高温調理直後に天ぷら調理を開始しても、
燃焼を停止することがなく、使用勝手が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の天ぷら火災防
止機能付き加熱調理器の好適な実施形態について説明す
る。図5は、一実施形態としての加熱調理器の一つであ
る後方排気式の2口テーブルこんろの外観図を示してい
る。テーブルこんろは、トッププレート30に2組のこ
んろバーナ40a、40bが設けられ、それらの周囲に
設けられたごとく50a、50b(以下、区別しない場
合には、単に「ごとく50」と呼ぶ)上に調理鍋(図示
せず)を載せ、テーブルこんろの前面に設けられる操作
ボタン21a、21bを押すことによりそれぞれのこん
ろバーナ40a、40b(以下、区別しない場合には、
単に「こんろバーナ40」と呼ぶ)が点火され、ごとく
50上の調理鍋が加熱されるものである。これらの2つ
のこんろバーナ40の各々中央部には、鍋底温度を感知
して天ぷら火災を防止する感温センサ7が設けられる。
【0013】図1は、天ぷら火災防止機能を備えたこん
ろの概略構成図を示す。このこんろには、燃料ガスと一
次空気との混合気を導くバーナ本体22が設けられ、そ
のバーナ本体22の頭部同軸上に環状のバーナヘッド2
1が着脱自在に載置される。バーナヘッド21の中央部
には、調理鍋1の鍋底面に当接して鍋底の温度を検知す
る感温センサ7が設けられる。
【0014】図2は、この感温センサ7についての拡大
図を示す。感温センサ7には、調理鍋1の鍋底面に当接
する部分に円筒状のステンレス製の受熱部2が設けら
れ、この受熱部2の裏面中央にコンスタンタンからなる
棒材4の一端がプロジェクション溶接され、棒材4の他
端には銅線を用いたリード線4aが接続され、後述する
コントローラ5の電圧検出部5dに接続される。また、
受熱部2と一体になって円筒を形成するホルダー9は、
ステンレスで製作され、下方外周面にリード線4b(リ
ード線4aと同じ銅線)が溶接されて後述するコントロ
ーラ5の電圧検出部5dに接続される。このホルダー9
の円筒内には、器体に固定された円筒状の支柱10が同
軸上に設けられ、ホルダー9は支柱10の端部に設けら
れた拡管部11外周面を摺動して上下にスライドする。
また、支柱10の拡管部11の内側には、ホルダー9を
調理鍋1の鍋底当接方向に付勢するバネ8が同軸に設け
られる。更に、ホルダー9の円筒内面下部には支柱10
の拡管部11外径より小さい内径をもったストッパー部
13が設けられ、ストッパー部13と支柱10の拡管部
11とが当接することによって、バネ8で付勢されたホ
ルダー9が抜け止め規制される。このように、調理鍋1
が載置されると、調理鍋1の重量によってバネ8が圧縮
され、受熱部2を調理鍋1に当接しながらホルダー9は
支柱10に導かれて下方にスライドするように設けられ
る。また、コンスタンタンの棒材4とリード線4aとの
接続点近傍には、雰囲気温度を検出するサーミスタ3が
設けられ、コントローラ5の雰囲気温検出部5cに接続
される。
【0015】感温センサ7では、ステンレス製の受熱部
2およびホルダー9と、棒材4が熱電対を構成し、材質
の異なる2種類の導体であるステンレスとコンスタンタ
ンの接合部が温接点Hを形成し、コンスタンタンのもう
一方の端部が冷接点Cを形成する。そして、温接点Hと
冷接点Cとの間に温度差ΔT℃があると、ゼーベック効
果により温度差ΔT℃に応じた熱起電力Vが発生する。
【0016】コントローラ5には、図示しない操作部と
連動して点火操作時にONして所定の点火制御を開始
し、消火操作時にOFFしてガス流路を閉じる電源スイ
ッチ12が接続される。更に、使用者がONすることに
より、天ぷら火災防止機能を解除できる解除スイッチ6
が設けられ、後述するコントローラ5のセンサ解除部5
eに接続される。
【0017】更に、コントローラ5には、温接点Hと冷
接点Cとの温度差ΔT℃に応じた熱起電力Vを検出する
電圧検出部5dと、冷接点Cの雰囲気温度T0を検出す
る雰囲気温検出部5cと、この熱起電力Vと冷接点の雰
囲気温度T0とから鍋底温度Tx(Tx=ΔT+T0)
を算出する鍋底温度検出部5bと、鍋底温度Txが所定
温度Ts℃以上か否かを監視する鍋底温度監視部5a
と、鍋底温度Txが所定温度Ts℃以上であると判定し
た場合に、主電磁弁25および元電磁弁26へ閉弁指令
を出して燃焼を停止する電磁弁開閉部5fと、後述する
解除スイッチ6がONされると鍋底温度検出部5bによ
る鍋底温度Txの検出を無効にして所定温度Ts℃以上
の高温調理を可能にするセンサ解除部5eとが設けられ
る。尚、このセンサ解除部5eは、解除スイッチ6によ
り高温調理用に設定されている場合でも、点火操作の毎
にその設定がクリアにされ、鍋底温度Txの検出を有効
にする(リセットする)よう動作する。
【0018】次に、天ぷら火災防止機能を図3のフロー
チャートに基づいて説明する。こんろに点火操作が行わ
れて、図示しない操作部と連動する電源スイッチ12が
ONされると、主電磁弁25および元電磁弁26を開弁
してガス流路を開き、点火器(図略)により燃料ガスに
着火して燃焼を開始する。そして、この点火動作と同時
に、この鍋底温度監視ルーチンを開始する。まず、コン
トローラ5のセンサ解除部5eをリセットして(S
1)、鍋底温度Txの検出を有効にする。続いて、所定
時間t秒の経過を待ち(S2)、次にコントローラ5の
鍋底温度監視部5aは、鍋底温度Txが所定温度Ts℃
以上に達したか否かを監視する(S3)。このとき、鍋
底温度Txの監視を所定時間t秒経過後まで待機するの
は、高温調理直後に天ぷら調理を行った場合に、感温セ
ンサ7の受熱部2の温度が高いことからコントローラ5
の鍋底温度監視部5aが高温調理の余熱を感知して誤っ
て消火信号を出してしまうのを防止するためである。天
ぷら調理を行っている間、コントローラ5の鍋底温度監
視部5aは、鍋底温度Txを監視し続け(S3→S4→
S3…)、鍋底温度Txが所定温度Ts℃の過熱状態に
達した場合には、直ちにコントローラ5の電磁弁開閉部
5fが主電磁弁25および元電磁弁26を閉弁する(S
3→S5)。一方、使用者が、天ぷら調理ではなく、所
定温度Ts℃以上の高温調理を行うために、解除スイッ
チ6を点火操作後にONしていた場合には、ステップ3
で、コントローラ5の鍋底温度監視部5aによる鍋底温
度Txの監視を中止する(S4)。このように、使用者
は、解除スイッチ6をONしない場合は、天ぷら火災防
止機能を働かせて天ぷら調理を行うことができ、解除ス
イッチ6をONした場合は、所定温度Ts℃以上の高温
調理を行うことができる。尚、消火操作が行われて、操
作部と連動する電源スイッチ12がOFFされた場合に
は、主電磁弁25および元電磁弁26を閉弁して燃焼を
停止する。
【0019】以上、説明したように、本実施形態の天ぷ
ら火災防止機能付き加熱調理器によれば、同じこんろで
天ぷら調理も高温調理もできるので、使い勝手が向上す
る。更に、高温調理の場合には、容易に天ぷら火災防止
機能を解除できると共に、次回の点火には天ぷら火災防
止機能が自動的に復帰するので、天ぷら火災防止機能を
確実に働かせることができて安全である。
【0020】また、従来では、耐熱性の低いサーミスタ
が設定温度Ts℃以上とならないように退避させる昇降
装置を備えていたが、本実施形態の加熱調理器では、感
温センサ7がステンレスとコンスタンタンとで形成され
る耐熱性のある熱電対であるため、昇降装置が不要とな
って安価に天ぷら火災防止機能を備えることができる。
更に、機械的な昇降装置が不要であるため、故障が起こ
り難い。しかも、安価に天ぷら火災防止機能を備えるこ
とができるので、全てのこんろバーナの各々に天ぷら火
災防止機能を設けることができる。殊に、個々のこんろ
バーナに天ぷら火災防止機能を設けることで、天ぷら調
理を行うこんろバーナを区別して使い分ける必要がな
く、いずれのこんろバーナで天ぷら調理を行っても過熱
による火災を防止することができるため、安全性が向上
する。
【0021】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、コン
トローラ5において、感温センサ7からの情報を判断処
理する各部は、マイクロコンピュータを主要部として構
成されても良く、あるいはディスクリート回路で構成さ
れていても良い。
【0022】また、コンスタンタンからなる棒材4はコ
ンスタンタンに限らず、ステンレス材と熱電対を構成可
能な異種金属線、例えばNi、Pd、Co、アルメル等
の金属線であっても良い。
【0023】また、センサ解除部5eに記憶される解除
信号のリセットを、消火操作毎に、行っても良い。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調理器は、感熱部を
退避させる機構(昇降装置)が不要となり、天ぷら火災
防止機能を安価に備えることができるという優れた効果
を奏する。このため、複数のコンロバーナに設定するこ
とも容易にでき、安全性を向上できる。
【0025】また、本発明の請求項2記載の天ぷら火災
防止機能付き加熱調理器は、天ぷら調理と高温調理のい
ずれの調理も行うことができる。従って、使用勝手が向
上する。
【0026】また、本発明の請求項3記載の天ぷら火災
防止機能付き加熱調理器は、点火操作時に天ぷら火災防
止機能が働くので安全性が向上する。
【0027】また、本発明の請求項4記載の天ぷら火災
防止機能付き加熱調理器は、高温調理を行った直後に天
ぷら調理を行った場合に、過熱状態であると誤判定しな
い。従って、使用勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るテーブルこんろの概略
構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る感温センサの拡大図で
ある。
【図3】本発明の実施形態に係る鍋底温度監視ルーチン
を示すフローチャートである。
【図4】従来の実施形態に係るテーブルこんろの概略構
成図である。
【図5】本発明の実施形態に係るテーブルこんろの外観
図である。
【符号の説明】
1 調理鍋 2 受熱部 3 サーミスタ 4 棒材 5 コントローラ 6 解除スイッチ 7 感温センサ 8 バネ 9 ホルダー 12 電源スイッチ 25 主電磁弁 26 元電磁弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理鍋の鍋底に当接する受熱部と、 上記受熱部に伝熱された鍋底温度を検出する鍋底温度検
    出手段と、 上記鍋底温度検出手段により検出された温度が所定温度
    以上か否かを監視する鍋底温度監視手段と、 上記鍋底温度監視手段が鍋底温度を所定温度以上と判定
    した場合に、燃料ガス流路を閉じて燃焼を停止する燃焼
    停止手段とを備えた天ぷら火災防止機能付き加熱調理器
    において、 上記受熱部をステンレス材で形成し、上記受熱部裏面に
    上記ステンレス材と熱電対を構成可能な異種金属線を溶
    接して溶接部を温接点とした熱電対を構成すると共に、 上記熱電対の冷接点雰囲気温度を検出するサーミスタを
    設け、 上記鍋底温度検出手段は、上記熱電対の出力と上記サー
    ミスタの検出値とから鍋底温度を検出することを特徴と
    する天ぷら火災防止機能付き加熱調理器。
  2. 【請求項2】上記燃焼停止手段の動作を禁止する解除ス
    イッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の天ぷら
    火災防止機能付き加熱調理器。
  3. 【請求項3】点火または消火操作時に上記燃焼停止手段
    の機能を自動復帰させるリセット手段を設けたことを特
    徴とする請求項2記載の天ぷら火災防止機能付き加熱調
    理器。
  4. 【請求項4】上記リセット手段は、点火操作から所定時
    間遅れて上記燃焼停止手段の動作を自動復帰させること
    を特徴とする請求項3記載の天ぷら火災防止機能付き加
    熱調理器。
JP10357292A 1998-12-16 1998-12-16 天ぷら火災防止機能付き加熱調理器 Pending JP2000179859A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10357292A JP2000179859A (ja) 1998-12-16 1998-12-16 天ぷら火災防止機能付き加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10357292A JP2000179859A (ja) 1998-12-16 1998-12-16 天ぷら火災防止機能付き加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000179859A true JP2000179859A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18453378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10357292A Pending JP2000179859A (ja) 1998-12-16 1998-12-16 天ぷら火災防止機能付き加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000179859A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019535A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Rinnai Corp ガスコンロ
JP2010145058A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Harman Pro:Kk 加熱調理器
JP2010159931A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Harman Pro:Kk 燃焼制御装置
KR101981592B1 (ko) * 2017-12-26 2019-05-23 린나이코리아 주식회사 가스레인지용 비등검지장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019535A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Rinnai Corp ガスコンロ
JP2010145058A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Harman Pro:Kk 加熱調理器
JP2010159931A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Harman Pro:Kk 燃焼制御装置
KR101981592B1 (ko) * 2017-12-26 2019-05-23 린나이코리아 주식회사 가스레인지용 비등검지장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007046799A (ja) ガスコンロ
JP5819246B2 (ja) ガスコンロ
JP2000179859A (ja) 天ぷら火災防止機能付き加熱調理器
JP6621684B2 (ja) ガスコンロ
JP6933943B2 (ja) ガス調理器
JP3501506B2 (ja) 調理用加熱器
JP4452882B2 (ja) ガスこんろ
JP2011047611A (ja) 加熱調理器
JPH0886445A (ja) ガスコンロ用安全装置
JP7079957B2 (ja) コンロ
JP4139270B2 (ja) 調理器
JP3530585B2 (ja) 調理器
JP4375795B2 (ja) コンロ
JPH0799264B2 (ja) 加熱調理器
JP3382102B2 (ja) 燃焼装置
KR20130055091A (ko) 가스레인지에서 압력밥솥 자동검지에 따른 과열방지방법
JP2004113697A (ja) グリル
JP2984973B2 (ja) 調理器
JP2000260276A (ja) 過熱防止装置
JPH0462315A (ja) こんろの制御装置
JPH0462316A (ja) こんろの制御装置
JPS6269021A (ja) 調理器
KR940008244B1 (ko) 온도센서가 부착된 가열조리기의 제어방법
KR20160142771A (ko) 가스곤로장치
JP4418933B2 (ja) 燃焼器具