JP3480683B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents
インクジェット式記録装置Info
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Description
に移動する記録ヘッドを有し、印刷デ−タに基づいてイ
ンク滴を記録用紙に吐出して画像を印刷するインクジェ
ット式記録装置に関し、より詳細にはキャッピング装置
周りにおけるインクの飛散による汚染を未然に防止し得
るようにしたインクジェット式記録装置に関する。
ラフィック処理が比較的簡単に実行できるようになった
ため、ディスプレイに表示される例えばカラ−画像のハ
−ドコピ−を高品質で出力できる記録装置が求められて
いる。
ット式記録ヘッドを搭載した記録装置が提供されてい
る。このインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が
比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成で
きるため、カラ−印刷を含めた多くの印刷に使用されて
いる。
インク貯蔵手段からのインクの供給を受けるインクジェ
ット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対して相
対的に移動させる紙送り手段を備え、印字信号に応じて
記録ヘッドを移動させながら記録用紙にインク滴を吐出
させてドットを形成することで記録が行われる。
上、記録ヘッドへのインクの充填や、またインク溶媒の
揮散による目詰まりを防止するために、記録ヘッドから
インクを強制的に吸引排出させる処理や、また印字デ−
タに関係がない駆動信号を供給してヘッドのノズル開口
からインク滴を吐出させる操作が行われている。
ンクの強制的な排出処理は、通常クリ−ニング操作と呼
ばれ、長時間の休止後に印刷を再開する場合や、またユ
−ザが記録ヘッドの目詰まりを解消するためにクリ−ニ
ングスイッチを押下した場合に、記録ヘッドをキャッピ
ング手段により封止して負圧を作用させてインク滴を排
出させ、その後にゴムなどの弾性板からなるクリ−ニン
グ部材により払拭するワイピング操作が伴う処理であ
る。
ンク滴を吐出させる操作は、通常フラッシング操作と呼
ばれ、クリ−ニング操作時にワイピング等でヘッドのノ
ズル開口近傍の不揃いのメニスカスを回復させたり、ま
た印刷中にインク滴の吐出が少ないノズル開口の目詰ま
りを防止する目的で一定周期ごとに実行させる操作であ
る。
うな記録ヘッドのクリ−ニング機能を備えたインクジェ
ット式記録装置においては、記録ヘッドがキャッピング
手段から離れる際、あるいは記録ヘッドがクリ−ニング
部材から離れる際に、インクが飛散することがある。こ
のインクの飛散は、キャッピング手段あるいはクリ−ニ
ング部材近傍の狭い範囲に限定され、記録用紙等を汚す
ことはない。しかしながら、飛散したインクが、前記キ
ャッピング手段の側壁、クリ−ニング部材の側壁等に付
着することがあった。
あっては小型化の要請から、キャッピング手段とクリ−
ニング部材を近接して配置し、記録ヘッドをキャッピン
グ手段により封止して負圧を作用させてインク滴を排出
させ、その後記録ヘッドをキャッピング手段から離し、
記録ヘッドを移動させゴムなどの弾性板からなるクリ−
ニング部材によりワイピング操作を行っている。
ング手段は、クリ−ニング部材の側壁に当接させること
により、その位置が規定されるように構成されている。
リ−ニング部材の側壁にインクが付着した状態におい
て、ワイピング動作に移ると、キャッピング手段はクリ
−ニング部材に当接するため、それら側壁に付着したイ
ンクは瞬間的に押圧され、より遠くに飛散する。その結
果、機器内部を広範囲に汚染するのみならず、記録用紙
を汚すことがあった。
たものであって、前記したようなインク飛散を発生させ
るような現象を解消し、記録装置内部の広範囲の汚染、
特に記録用紙の汚染の問題を解決したインクジェット式
記録装置を提供することを目的とするものである。
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、キャリッジ上に往復移動可能となるように装填さ
れ、印刷デ−タに対応してインク滴を吐出するインクジ
ェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると共
に、吸引ポンプからの負圧を受けて記録ヘッドからイン
クを吸引するためのキャッピング手段と、前記記録ヘッ
ドの移動経路上に進退可能となるように配置され、記録
ヘッドの移動経路上に進入した状態において記録ヘッド
のノズル開口面をワイピングするクリ−ニング部材と、
前記キャッピング手段の側壁とクリ−ニング部材の側壁
との当接部分に形成された凹部あるいは凸部、または凹
部及び凸部とを具備したことを特徴としている。
ング部材とが当接する部分に凹部あるいは凸部、または
凹部及び凸部が設けられているため、キャッピング手段
がクリ−ニング部材に当接しても、キャッピング手段側
壁、クリ−ニング部材側壁に付着したインクが遠くに飛
散することはなく、機器内部の広範囲の汚染を防止で
き、記録用紙を汚すこともない。
部及び凸部は、キャッピング手段の側壁あるいはクリ−
ニング部材側壁のいずれか一方、またはキャッピング手
段の側壁及びクリ−ニング部材側壁の両方に設けられて
いることが望ましい。
ラテン側端部に、凹部あるいは凸部、または凹部及び凸
部が設けられていることが望ましい。
プラテン側端部に、凹部あるいは凸部、または凹部及び
凸部が設けられているため、キャッピング手段がプラテ
ン側端部に当接しても、キャッピング手段側壁、プラテ
ン側端部に付着したインクが遠くに飛散することはな
く、機器内部の広範囲の汚染を防止でき、記録用紙を汚
すこともない。
−ニング部材側壁に凹部あるいは凸部、または凹部及び
凸部が設けられていることが望ましい。
された溝、あるいは側壁に形成された孔であることが望
ましく、前記溝は、断面形状が矩形形状、あるいはV字
形状に形成されていることが望ましく。
その一端がクリ−ニング部材に形成されたワイパ−ブレ
−ドの下端部に接して形成されている場合には、ワイパ
−ブレ−ドに付着したインクを前記溝に導くことがで
き、ワイパ−ブレ−ドの跳ね返りによるインクの飛散を
防止することができる。
であることが望ましく、前記突起は、側壁の高さ方向に
延設された突起、あるいは側壁の幅方向に延設された突
起であることが望ましく、前記凸部は、側壁の突出した
曲面であることが望ましい。また、本発明は、クリ−ニ
ング部材側壁、キャップ受け部材側壁、プラテン側端部
に限らず、インク付着の可能性を有し、かつ互いに当接
する部材に適用することができる。すなわち、インク付
着の可能性を有し、かつ互いに当接する第1、第2の部
材の一方または両部材に、凹部あるいは凸部または凹部
及び凸部とを設けることにより、インクの飛散を防止す
ることができる。
ト式記録装置について、図に示す実施の形態に基づいて
説明する。
式記録装置において、ヘッドクリ−ニングを実行する状
態を示したものであり、記録ヘッドがキャップ部材によ
って封止されている状態を示している。なお、図1中、
記録ヘッドの図示は省略されている。また図2は図1の
側面図である。図3はクリ−ニング部材の斜視図であ
り、図4はプラテン側端部の斜視図である。図5は、ワ
イピング動作におけるキャッピング手段の位置関係を示
した側面図である。図6は、印字時におけるキャッピン
グ手段の位置関係を示した側面図である。
ジ1はガイドロッド2に案内されてプラテン(用紙ガイ
ド板)3に対向して平行に移動するように構成されてい
る。
(図示せず)により駆動されるタイミングベルト(図示
せず)の一部に結合されて、ガイドロッド2に沿って往
復移動されるように構成されている。
ラテン3の上面に配置された記録媒体としての記録用紙
4に対向するように搭載されており、記録ヘッド5に対
してインクが導入され、印刷デ−タに対応してプラテン
3上の記録用紙4にインク滴を吐出して印刷することが
できるように構成されている。
手段としてのキャッピング装置6は、記録装置の非印刷
領域に配置されており、記録ヘッド5のノズル開口面を
密封空間で封止できるサイズのキャップ部材7を備え、
非印字時に記録ヘッド5のノズルプレ−トを封止してノ
ズル開口のインクの乾燥を防止する機能と、吐出能力回
復操作時にポンプユニット(図示せず)から負圧の供給
を受けて記録ヘッド5からインクを強制的に排出させる
機能とを備えている。
ップ部材7には、図1に示すようにインク吸引口7aが
形成され、前記インク吸引口7aにはチュ−ブ(図示せ
ず)の一端が接続され、前記チュ−ブの他端は、図示し
ない吸引ポンプに接続されている。また、キャップ部材
7には、大気開放口7bが形成され、その大気開放口7
bにはチュ−ブ17の一端が接続され、チュ−ブ17の
他端はバルブ18に接続されている。
ノズル開口を封止し、またクリ−ニング指令を受けた場
合にはそれぞれ吸引ポンプとしてのポンプユニット(図
示せず)による負圧が適宜印加され、記録ヘッド5から
インクを強制的に排出させることができ、またインクの
強制的排出終了後には前記負圧を解除することができる
ように構成されている。
シ−ト7cが収容され、吸引したインクが飛散しないよ
うに構成されている。
a、16b、16c、16dを介して上下動可能に取付
けられたキャップ受け部材8に収容されている。このキ
ャップ受け部材8には、その係合部8a、8bがスライ
ダ9の係止部材9c、9dに係止されることにより、上
方向の移動は規制される。更にキャップ受け部材8の印
刷領域側には、クリ−ニング部材20と当接する当接部
8dが設けられている。
され、前記長穴13にはフレ−ム10に対して回動可能
なア−ム11に設けられた軸12が移動可能に収容され
ている。これにより、スライダ9はフレ−ム10に対し
てア−ム11を介して円弧状軌跡をもって立ち上げるこ
とができる。
端部両側にガイド片9aが形成されていて、フレ−ム1
0の案内面14に支持されている。
に低所部14aが、また後端部に水平な高所部14b
が、さらにこれらを接続する傾斜部14cの3つの領域
が形成されている。
aには、一端がフレ−ム10に固定された引っ張りバネ
15の他端が固定されていて、常時印刷領域方向で、か
つ記録ヘッド5から離反する方向、この実施例では下方
に付勢されている。
キャッピング装置6の直上に移動した際、キャリッジ1
に配置された係合体1aがスライダ9の一部に取り付け
られた係合部9bに当接することで、スプリング15の
引張力に抗しながら、スライダ9はア−ム11を介して
立ち上がり、キャップ受け部材8上に搭載されたキャッ
プ部材7がキャリッジ1に配置された記録ヘッド5を封
止することができるように構成されている。
ルブ18が搭載され、このバルブ18は弁体19aによ
って開閉がなされるように構成されている。この弁体1
9aは、スプリング19bによって常時バルブ18を閉
塞する状態になしている。また前記弁体19aは弁棒1
9cと一体に形成され、前記弁棒19cの端部がフレ−
ム10に当接することにより、スプリング19bの反発
力に抗しながら、バルブ18を開放するように構成され
ている。
7に隣接する印字領域側には、キャリッジ1の移動に伴
ってキャリッジ1に搭載された前記記録ヘッド5のノズ
ル開口面をワイピングする、例えばゴム性のワイパ−ブ
レ−ドを備えたクリ−ニング部材20が樹立されてい
る。
ヘッド5はこのクリ−ニング部材20により、そのイン
ク吸引前においてノズルプレ−トに付着している塵埃や
紙粉などが除去され、またインク吸引後においてノズル
プレ−トに付着しているインクが払拭される。
グ部材駆動ユニット(図示せず)により記録ヘッド5の
移動経路上のワイピング位置に対して侵入または退避で
きるように構成されている。
材8側のクリ−ニング部材側壁には、クリ−ニング部材
側壁の高さ方向に延設された複数の溝30が形成されて
いる。前記溝30の断面は矩形形状になされている。こ
の溝30の上端部は、クリ−ニング部材20のワイパ−
ブレイド21の取付面に臨んでいる。また溝30の下端
部は、キャップ受け部材8が当接する部分より下方まで
形成されている。
印字側端部3aには、プラテンの端部3aの側壁の高さ
方向に延設された複数の溝31が形成されている。前記
溝31の断面は、矩形形状になされている。この溝31
の上端部は、プラテン3の上面に臨んでいる。また溝3
1の下端部は、キャップ受け部材8が当接する部分より
下方まで形成されている。
当接するクリ−ニング部材側壁、プラテン端部3aの側
壁に溝30、31が設けられているため、キャップ受け
部材8の側壁と当接する面積が減少する。その結果、キ
ャップ受け部材8の側壁、クリ−ニング部材20の側壁
に付着したインクの飛散量が減少すると共に、飛散する
範囲も限定されたものとなる。また、前記溝30の上端
部が、ワイパ−ブレイド21の取付面に臨んでいるた
め、前記取付面に付着したインクをクリ−ニング部材2
0の下方に排出することができる。
材側壁、プラテンの端部3aの側壁に溝30、31を設
けた場合を示したが、クリ−ニング部材側壁、プラテン
端部3aの側壁と当接するキャップ受け部材8側に溝を
形成しても良い。
る。
図2に示すように、スライダ9は引っ張りバネ15の張
力に抗してア−ム11を回動させながら斜め方向に移動
する。このとき、案内面14の高所部14bによりキャ
ップ受け部材8が、記録ヘッド5の面に平行となるよう
に位置決めされるため、キャリッジ1に設けられた記録
ヘッド5の面に若干の段差が存在しても、圧縮バネ16
a〜16dが縮むことによってキャップ部材7が記録ヘ
ッド5を確実に封止する。
止が完了した段階で、常時バルブ18は閉じられている
ため、キャップ部材7は大気との連通が断たれて気密状
態となり、ノズル開口からのインクの蒸発を抑制して長
時間の間、目づまりを防止する。このとき、クリ−ニン
グ部材は図2に示すように記録ヘッド5の移動経路上に
進入した状態に配置されている。
が生じた場合や、またカ−トリッジの交換等により、記
録ヘッド5から強制的にインクを排出する場合には、前
記キャッピング状態でポンプユニットを作動させる。こ
れにより、キャップ部材7内に負圧が作用して、ノズル
開口からインクが吸い出される。これによりノズル開口
の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらには
記録ヘッド5内の気泡がインクと共にキャップ部材7に
排出される。記録ヘッド5から排出されたインクはイン
ク吸収シ−ト7cに吸収され、記録ヘッド5へのインク
付着を防止すると共に、また強制吐出時のインクの跳ね
返りを減少させることができる。
了した後、キャリッジ1を更に印字領域と反対側に移動
させて、弁体19を移動させることにより、バルブ18
を開放してキャップ部材7の大気開放口7bを大気に連
通させる。
させるとキャップ部材7に作用した負圧は大気開放口7
bから空気を取り込んで、記録ヘッド5のノズル開口に
無用な負圧を作用させることなく、インク吸収シ−ト7
cやまたキャップ部材7に残留しているインクをポンプ
ユニットに連通するインク吸引口7aに吸い寄せて外部
に排出する。
した段階でポンプユニットを停止させ、記録ヘッド5を
印刷領域方向に移動させると、この移動の過程でスライ
ダ9は、フレ−ム10の斜面14にガイドされて中央部
をア−ム11の回動で支持されながら降下する。そし
て、キャップ受け部材8の側壁が、図5に示すように記
録ヘッド5の移動経路上に進入したクリ−ニング部材2
0に当接することによって、スライダ9の移動は停止
し、その位置に規制される。
リ−ニング部材20の側壁とが当接する部分には溝30
が設けられているため、キャップ受け部材8の側壁とク
リ−ニング部材20の側壁との当接面積は減少する。し
たがって、たとえキャップ受け部材8の側壁とクリ−ニ
ング部材20の側壁にインクが付着したとしても、キャ
ップ受け部材8の側壁と当接する面積が小さいため、キ
ャップ受け部材8の側壁、クリ−ニング部材20の側壁
に付着したインクの飛散量は少なく、またインクの飛散
する範囲も限定されたものとなる。その結果、機器内部
の広範囲の汚染を防止でき、記録用紙の汚染も防止でき
る。
移動することによって、記録ヘッド5のノズルプレ−ト
面の清掃がなされる。
が終了し、クリ−ニング部材20が記録ヘッド5の移動
経路上から待避すると、図6に示すように、スライダ9
はキャップ受け部材8の側壁が、プラテン端部3aに当
接することによって、スライダ9の移動は停止し、その
位置に規制される。
け部材8の側壁との当接する部分には溝31が設けられ
ているため、たとえプラテン端部3aとキャップ受け部
材8の側壁とにインクが付着したとしても、前記した溝
30の場合と同様に、前記溝31によってインクの飛散
は抑制されるため、機器内部の広範囲の汚染を防止で
き、記録用紙を汚すこともない。
13に基づいて説明する。
−ニング部材20の側壁に設けられ溝32の断面形状が
V字形状をなすものである。このようなV字形状の溝3
2にあっては、矩形形状の溝に比べて側壁に付着したイ
ンクが下方に流下し易く、側壁に付着するインク量を減
少させることができる。
クリ−ニング部材20に形成されたワイパ−ブレ−ド2
1の下端部に接して形成されている場合には、ワイパ−
ブレ−ド21に付着したインクを流下させることがで
き、記録ヘッド5がクリ−ニング部材7から離れる際発
生する、ワイパ−ブレ−ド21の跳ね返りによる、イン
クの飛散を抑制することができる。
ング部材20の側壁両側に、高さ方向に延びた突起33
を設けた場合を示している。そしてキャップ受け部材8
の側壁は前記突起33と当接するため、当接面積が小さ
く、キャップ受け部材8の側壁、クリ−ニング部材20
の側壁に付着したインクの飛散量を抑制することができ
る。また、インクの飛散する範囲も限定されたものとな
り、機器内部の広範囲の汚染を防止でき、記録用紙の汚
染も防止できる。
部材20の側壁の幅方向に延びた突起34を設けた場合
を示している。これも前記突起33の場合と同様、イン
クの飛散を抑制することができる。
部材20の側壁を突出した曲面35に形成し、キャップ
受け部材8の側壁と当接する面積を小さくしたものであ
る。その結果、キャップ受け部材8の側壁、クリ−ニン
グ部材20の側壁に付着したインクの飛散量を抑制でき
る。
部材20の側壁に三角形の頂点に相当する位置に円柱上
の突起36を形成したもので、キャップ受け部材8の側
壁と当接する面積を小さくしたものである。その結果、
インクの飛散を抑制することができる。
部材20の側壁に並列に連続して孔37を形成したもの
で、この構成によってもキャップ受け部材8の側壁と当
接する面積を小さくすることができる。その結果、イン
クの飛散を抑制することができる。
つのインクジェット式記録装置を用いて説明したが、本
発明は特にこれに限定されるものではなく、2以上の記
録ヘッド、2以上のキャップ部材を備えたインクジェッ
ト式記録装置に適用することができる。
あるいは凸部のいずれか一方を形成した場合を示した
が、凹部及び凸部をクリ−ニング部材等の側壁に設けて
も良い。
ング部材に当接する部材として、キャップ受け部材が当
接する場合について説明したが、例えばクリ−ニング部
材に対して、スライダの端部が当接する場合には、この
スライダの端部に凹部あるいは凸部、または凹部及び凸
部を設けても良い。すなわち、キャップ受け部材、スラ
イダ等のキャッピング手段であって、クリ−ニング部材
に当接するキャッピング手段に凹部あるいは凸部、また
は凹部及び凸部を設けれても良い。
−ニング部材側壁に凹部あるいは凸部を設けたが、キャ
ッピング手段の側壁及びクリ−ニング部材側壁の両方に
設けてもよい。
リ−ニング部材側壁に設けたような凸部であっても良
い。また、キャッピング手段の側壁及びプラテン側端部
の両方に凹部あるいは凸部、または凹部及び凸部を設け
てもよい。更に、プラテン側端部と対峙するクリ−ニン
グ部材側壁に凹部あるいは凸部、または凹部及び凸部を
設けれても良い。
受け部材が圧縮バネを介してスライダに装着されている
インクジェット式記録装置を用いて説明したが、特にこ
れに限定されるものではなく、キャップ受け部材が圧縮
バネを介してホルダ−に装着され、そのホルダ−がスラ
イダに装着されるインクジェット式記録装置にも適用す
ることができる。
キャップ受け部材側壁、プラテン側端部に限らず、イン
ク付着の可能性を有し、かつ互いに当接する部材に適用
することができる。すなわち、インク付着の可能性を有
し、かつ互いに当接する第1、第2の部材の一方または
両部材に、凹部あるいは凸部または凹部及び凸部とを設
けることにより、インクの飛散を防止することができ
る。
かかるインクジェット式記録装置によれば、キャッピン
グ手段が当接するプラテン側端部に、凹部あるいは凸
部、または凹部及び凸部が設けられていることを特徴と
する。その結果、インクの飛散を抑制でき、機器内部の
広範囲の汚染を防止でき、記録用紙を汚すこともない。
におけるキャッピング手段の構成を示した平面図であ
る。
る。
る。
置関係を示した側面図である。
示した側面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 キャリッジ上に往復移動可能となるよう
に装填され、印刷デ−タに対応してインク滴を吐出する
インクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止
すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて記録ヘッド
からインクを吸引するためのキャッピング手段と、前記
記録ヘッドの移動経路上に進退可能となるように配置さ
れ、記録ヘッドの移動経路上に進入した状態において記
録ヘッドのノズル開口面をワイピングするクリ−ニング
部材と、を備えたインクジェット式記録装置であって、 前記キャッピング手段が当接するプラテン側端部に、凹
部あるいは凸部、または凹部及び凸部が設けられている
ことを特徴とするインクジェット式記録装置。 - 【請求項2】 前記凹部は、側壁の高さ方向に延設され
た溝、あるいは側壁に形成された孔であることを特徴と
する請求項1に記載されたインクジェット式記録装置。 - 【請求項3】 前記溝は、断面形状が矩形形状、あるい
はV字形状に形成されていることを特徴とする請求項2
に記載されたインクジェット式記録装置。 - 【請求項4】 前記凸部は、側壁に形成された突起であ
ることを特徴とする請求項1に記載されたインクジェッ
ト式記録装置。 - 【請求項5】 前記突起は、側壁の高さ方向に延設され
た突起、あるいは側壁の幅方向に延設された突起である
ことを特徴とする請求項1に記載されたインクジェット
式記録装置。 - 【請求項6】 前記凸部は、側壁の突出した曲面である
ことを特徴とする請求項1に記載されたインクジェット
式記録装置。
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JP2007276133A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンタ |
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