JP3480687B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents
インクジェット式記録装置Info
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Description
に移動する記録ヘッドを有し、印刷デ−タに基づいてイ
ンク滴を記録用紙に吐出して画像を印刷するインクジェ
ット式記録装置に関し、より詳細にはキャッピング装置
周りにおけるインクの飛散による汚染を未然に防止し得
るようにしたインクジェット式記録装置に関する。
ラフィック処理が比較的簡単に実行できるようになった
ため、ディスプレイに表示される例えばカラ−画像のハ
−ドコピ−を高品質で出力できる記録装置が求められて
いる。
ット式記録ヘッドを搭載した記録装置が提供されてい
る。このインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が
比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成で
きるため、カラ−印刷を含めた多くの印刷に使用されて
いる。
インク貯蔵手段からのインクの供給を受けるインクジェ
ット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対して相
対的に移動させる紙送り手段を備え、印字信号に応じて
記録ヘッドを移動させながら記録用紙にインク滴を吐出
させてドットを形成することで記録が行われる。
上、記録ヘッドへのインクの充填や、またインク溶媒の
揮散による目詰まりを防止するために、記録ヘッドから
インクを強制的に吸引排出させる処理や、また印字デ−
タに関係がない駆動信号を供給してヘッドのノズル開口
からインク滴を吐出させる操作が行われている。
ンクの強制的な排出処理は、通常クリ−ニング操作と呼
ばれ、長時間の休止後に印刷を再開する場合や、またユ
−ザが記録ヘッドの目詰まりを解消するためにクリ−ニ
ングスイッチを押下した場合に、記録ヘッドをキャッピ
ング手段により封止して負圧を作用させてインク滴を排
出させ、その後にゴムなどの弾性板からなるクリ−ニン
グ部材により払拭するワイピング操作が伴う処理であ
る。
ンク滴を吐出させる操作は、通常フラッシング操作と呼
ばれ、クリ−ニング操作時にワイピング等でヘッドのノ
ズル開口近傍の不揃いのメニスカスを回復させたり、ま
た印刷中にインク滴の吐出が少ないノズル開口の目詰ま
りを防止する目的で一定周期ごとに実行させる操作であ
る。
うな記録ヘッドのクリ−ニング機能を備えたインクジェ
ット式記録装置においては、記録ヘッドがキャッピング
手段から離れる際、あるいは記録ヘッドがクリ−ニング
部材から離れる際に、インクが飛散することがある。こ
のインクの飛散は、キャッピング手段あるいはクリ−ニ
ング部材近傍の狭い範囲に限定され、記録用紙、給紙装
置等を汚すことはない。しかしながら、飛散したインク
が、前記キャッピング手段の側壁、クリ−ニング部材の
側壁等に付着することがあった。
あっては小型化の要請から、キャッピング手段とクリ−
ニング部材を近接して配置し、記録ヘッドをキャッピン
グ手段により封止して負圧を作用させてインク滴を排出
させ、その後記録ヘッドをキャッピング手段から離し、
記録ヘッドを移動させゴムなどの弾性板からなるクリ−
ニング部材によりワイピング操作を行っている。
ング手段は、クリ−ニング部材の側壁に当接させること
により、その位置が規定されるように構成されている。
手段の側壁、クリ−ニング部材の側壁にインクが付着し
た状態において、ワイピング動作に移ると、キャッピン
グ手段はクリ−ニング部材に当接するため、それら側壁
に付着したインクは瞬間的に押圧され、より遠くに飛散
する。その結果、機器内部を広範囲に汚染するのみなら
ず、記録用紙を汚すことがあった。
たものであって、前記したような広範囲なインク飛散を
発生させるような現象を解消し、記録装置内部の広範囲
の汚染、特に記録用紙の汚染の問題を解決したインクジ
ェット式記録装置を提供することを目的とするものであ
る。
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、往復移動可能なキャリッジ上に装填され、印刷デ
−タに対応してインク滴を吐出するインクジェット式記
録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置において、
前記記録ヘッドから吐出されるインクが付着する可能性
を有し、かつ互いに当接する第1、第2の部材の一方ま
たは両方に、インク吸収材もしくはインク払拭部材を具
備したことを特徴としている。
るインクが付着する可能性を有し、かつ互いに当接する
第1、第2の部材の一方または両方に、インク吸収材も
しくはインク払拭部材を具備したため、第1、第2の部
材が当接してもインクが遠くに飛散することはなく、機
器内部の広範囲の汚染を防止することができ、記録用紙
を汚すこともない。
封止すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて記録ヘ
ッドからインクを吸引するためのキャッピング手段であ
り、前記第2の部材は、前記記録ヘッドの移動経路上に
進退可能となるように配置され、記録ヘッドの移動経路
上に進入した状態において記録ヘッドのノズル開口面を
ワイピングするクリ−ニング部材であることが好まし
い。これら部材が当接する度合いが多いためである。
部材の進入端部にインク払拭部材が設けられていること
が好ましい。
にインク払拭部材を設けることによって、前記クリ−ニ
ング部材の記録ヘッドの移動経路上の進退動作によっ
て、キャッピング手段等に付着したインクを除去するこ
とができる。
体であることが好ましい。
止すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて記録ヘッ
ドからインクを吸引するためのキャッピング手段であ
り、前記第2の部材は、前記キャッピング手段が当接す
る側端部を有するプラテンであることが好ましい。キャ
ッピング手段はプラテンの側端部と当接することもあ
り、両部材が当接してもインクが遠くに飛散することは
なく、機器内部の広範囲の汚染を防止することができ、
記録用紙を汚すこともない。
進退可能となるように配置され、記録ヘッドの移動経路
上に進入した状態において記録ヘッドのノズル開口面を
ワイピングするクリ−ニング部材を備え、前記プラテン
側端部と対峙するクリ−ニング部材側壁にインク吸収部
材が設けられていることが望ましい。このように構成す
ることによって、プラテン側端部に付着したインクの飛
散をより防止することができる。
れたインク吸収部材とクリ−ニング部材のワイパ−ブレ
−ドとの間に、ワイパ−ブレ−ドに付着したインクを前
記インク吸収部材に導くためのインク導通部材が設けら
れていることが好ましい。
いるため、ワイパ−ブレ−ドに付着したインクを除去す
ることができ、記録ヘッドがクリ−ニング部材から離れ
る際、ワイパ−ブレ−ドの跳ね返りによる、ワイパ−ブ
レ−ドに付着したインクの飛散を防止することができ
る。
系多孔質体であることが望ましく、また前記インク導通
部材は、軟質のゴム系多孔質体であることが望ましい。
ト式記録装置について、図に示す実施の形態に基づいて
説明する。
式記録装置において、ヘッドクリ−ニングを実行する状
態を示したものであり、記録ヘッドがキャップ部材によ
って封止されている状態を示している。なお、図1中、
記録ヘッドの図示は省略されている。また図2は図1の
側面図である。図3は、ワイピング動作におけるキャッ
ピング手段の位置関係を示した側面図である。図4は、
印字時におけるキャッピング手段の位置関係を示した側
面図である。
ジ1はガイドロッド2に案内されてプラテン(用紙ガイ
ド板)3に対向して平行に移動するように構成されてい
る。そして、キャリッジ1はキャリッジモ−タ(図示せ
ず)により駆動されるタイミングベルト(図示せず)の
一部に結合されて、ガイドロッド2に沿って往復移動さ
れるように構成されている。
ラテン3の上面に配置された記録媒体としての記録用紙
4に対向するように搭載されており、記録ヘッド5に対
してインクが導入され、印刷デ−タに対応してプラテン
3上の記録用紙4にインク滴を吐出して印刷することが
できるように構成されている。
手段としてのキャッピング装置6は、記録装置の非印刷
領域に配置されており、記録ヘッド5のノズル開口面を
密封空間で封止できるサイズのキャップ部材7を備え、
非印字時に記録ヘッド5のノズルプレ−トを封止してノ
ズル開口のインクの乾燥を防止する機能と、吐出能力回
復操作時にポンプユニット(図示せず)から負圧の供給
を受けて記録ヘッド5からインクを強制的に排出させる
機能とを備えている。
ップ部材7には、図1に示すようにインク吸引口7aが
形成され、前記インク吸引口7aにはチュ−ブ(図示せ
ず)の一端が接続され、前記チュ−ブの他端は、図示し
ない吸引ポンプに接続されている。また、キャップ部材
7には、大気開放口7bが形成され、その大気開放口7
bにはチュ−ブ17の一端が接続され、チュ−ブ17の
他端はバルブ18に接続されている。
ノズル開口を封止し、またクリ−ニング指令を受けた場
合にはそれぞれ吸引ポンプとしてのポンプユニット(図
示せず)による負圧が適宜印加され、記録ヘッド5から
インクを強制的に排出させることができ、またインクの
強制的排出終了後には前記負圧を解除することができる
ように構成されている。
シ−ト7cが収容され、吸引したインクが飛散しないよ
うに構成されている。
a、16b、16c、16dを介して上下動可能に取付
けられたキャップ受け部材8に収容されている。このキ
ャップ受け部材8には、その係合部8a、8bがスライ
ダ9の係止部材9c、9dに係止されることにより、上
方向の移動は規制される。更にキャップ受け部材8の印
刷領域側には、クリ−ニング部材20と当接する当接部
8dが設けられている。また、前記スライダ9には長穴
13が形成され、前記長穴13にはフレ−ム10に対し
て回動可能なア−ム11に設けられた軸12が移動可能
に収容されている。これにより、スライダ9はフレ−ム
10に対してア−ム11を介して円弧状軌跡をもって立
ち上げることができる。
端部両側にガイド片9aが形成されていて、フレ−ム1
0の案内面14に支持されている。
に低所部14aが、また後端部に水平な高所部14b
が、さらにこれらを接続する傾斜部14cの3つの領域
が形成されている。
aには、一端がフレ−ム10に固定された引っ張りバネ
15の他端が固定されていて、常時印刷領域方向で、か
つ記録ヘッド5から離反する方向、この実施例では下方
に付勢されている。
キャッピング装置6の直上に移動した際、キャリッジ1
に配置された係合体1aがスライダ9の一部に取り付け
られた係合部9bに当接することで、スプリング15の
引張力に抗しながら、スライダ9はア−ム11を介して
立ち上がり、キャップ受け部材8上に搭載されたキャッ
プ部材7がキャリッジ1に配置された記録ヘッド5を封
止することができるように構成されている。
ルブ18が搭載され、このバルブ18は弁体19aによ
って開閉がなされるように構成されている。この弁体1
9aは、スプリング19bによって常時バルブ18を閉
塞する状態になしている。また前記弁体19aは弁棒1
9cと一体に形成され、前記弁棒19cの端部がフレ−
ム10に当接することにより、スプリング19bの反発
力に抗しながら、バルブ18を開放するように構成され
ている。
7に隣接する印字領域側には、キャリッジ1の移動に伴
ってキャリッジ1に搭載された前記記録ヘッド5のノズ
ル開口面をワイピングする、例えばゴム性のワイパ−ブ
レ−ド21を備えたクリ−ニング部材20が樹立されて
いる。
ヘッド5はこのクリ−ニング部材20により、そのイン
ク吸引前においてノズルプレ−トに付着している塵埃や
紙粉などが除去され、またインク吸引後においてノズル
プレ−トに付着しているインクが払拭される。
グ部材駆動ユニット(図示せず)により記録ヘッド5の
移動経路上のワイピング位置に対して侵入または退避で
きるように構成されている。
受け部材8の印字領域側側壁にはインク吸収部材30が
設けられ、またインク吸収部材30に対向するクリ−ニ
ング部材側壁にインク吸収部材31が設けられている。
また、プラテン3の非印字側端部3aには、インク吸収
部材33が設けられ、またインク吸収部材33に対向す
るクリ−ニング部材側壁にインク吸収部材32が設けら
れている。
33は軟質のゴム系多孔質体によって構成されている。
これにより、キャップ受け部材8の側壁、クリ−ニング
部材20の側壁に付着したインクが吸収され、そのイン
クが飛散するのを防止することができる。
る。
図2に示すように、スライダ9は引っ張りバネ15の張
力に抗してア−ム11を回動させながら斜め方向に移動
する。このとき、案内面14の高所部14bによりキャ
ップ受け部材8が、記録ヘッド5の面に平行となるよう
に位置決めされるため、キャリッジ1に設けられた記録
ヘッド5の面に若干の段差が存在しても、圧縮バネ16
a〜16dが縮むことによってキャップ部材7が記録ヘ
ッド5を確実に封止する。
止が完了した段階で、常時バルブ18は閉じられている
ため、キャップ部材7は大気との連通が断たれて気密状
態となり、ノズル開口からのインクの蒸発を抑制して長
時間の間、目づまりを防止する。このとき、クリ−ニン
グ部材は図2に示すように記録ヘッド5の移動経路上に
進入した状態に配置されている。
が生じた場合や、またカ−トリッジの交換等により、記
録ヘッド5から強制的にインクを排出する場合には、前
記キャッピング状態でポンプユニットを作動させる。こ
れにより、キャップ部材7内に負圧が作用して、ノズル
開口からインクが吸い出される。これによりノズル開口
の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらには
記録ヘッド5内の気泡がインクと共にキャップ部材7に
排出される。記録ヘッド5から排出されたインクはイン
ク吸収シ−ト7cに吸収され、記録ヘッド5へのインク
付着を防止すると共に、また強制吐出時のインクの跳ね
返りを減少させることができる。
了した後、キャリッジ1を更に印字領域と反対側に移動
させて、弁体19を移動させることにより、バルブ18
を開放してキャップ部材7の大気開放口7bを大気に連
通させる。
させるとキャップ部材7に作用した負圧は大気開放口7
bから空気を取り込んで、記録ヘッド5のノズル開口に
無用な負圧を作用させることなく、インク吸収シ−ト7
cやまたキャップ部材7に残留しているインクをポンプ
ユニットに連通するインク吸引口7aに吸い寄せて外部
に排出する。
した段階でポンプユニットを停止させ、記録ヘッド5を
印刷領域方向に移動させると、この移動の過程でスライ
ダ9は、フレ−ム10の斜面14にガイドされて中央部
をア−ム11の回動で支持されながら降下する。そし
て、キャップ受け部材8の側壁が、図3に示すように記
録ヘッド5の移動経路上に進入したクリ−ニング部材2
0に当接することによって、スライダ9の移動は停止
し、その位置に規制される。
リ−ニング部材20の側壁とが当接する部分にはインク
吸収部材30、31が設けられているため、たとえキャ
ップ受け部材8の側壁とクリ−ニング部材20の側壁に
インクが付着したとしても、前記インク吸収部材30、
31によって吸収される。
間的に押圧されても、その内部に吸収されているインク
が遠くに飛散することはなく、機器内部の広範囲の汚染
を防止でき、記録用紙を汚すこともない。
移動することによって、記録ヘッド5のノズルプレ−ト
面の清掃がなされる。
が終了し、クリ−ニング部材20が記録ヘッド5の移動
経路上から待避すると、図4に示すように、スライダ9
はキャップ受け部材8の側壁が、プラテン端部3aに当
接することによって、スライダ9の移動は停止し、その
位置に規制される。
け部材8の側壁との当接する部分にはインク吸収部材3
0、33が設けられているため、たとえプラテン端部3
aとキャップ受け部材8の側壁とにインクが付着したと
しても、前記インク吸収部材30、33によって吸収さ
れる。
瞬間的に押圧されても、その内部に吸収されているイン
クが遠くに飛散することはなく、機器内部の広範囲の汚
染を防止でき、記録用紙を汚すこともない。
−ニング20の側壁にインク吸収部材32を設けること
により、プラテン側端部3aにクリ−ニング20の側壁
が接触した場合におけるインクの飛散を防止することが
できる。
8に基づいて説明する。
グ部材20の側壁に設けられたインク吸収部材31とク
リ−ニング部材20のワイパ−ブレ−ド21との間に、
ワイパ−ブレ−ド21に付着したインクを前記インク吸
収部材31に導くためのインク導通部材34を設けたも
のである。このインク導通部材34は、軟質のゴム系多
孔質体によって形成され、いわゆる毛細管現象によって
ワイパ−ブレ−ド21に付着したインクを前記インク吸
収部材31に導くことができる。
ことによって、ワイパ−ブレ−ド21に付着したインク
を除去することができ、記録ヘッド5がクリ−ニング部
材20から離れる際、ワイパ−ブレ−ド21の跳ね返り
よる、ワイパ−ブレ−ド21に付着したインクの飛散を
防止することができる。前記インク導通部材34は、軟
質のゴム系多孔質体であることが望ましい。
−ニング部材20の進入端部にインク払拭部材35を設
けたものである。この前記インク払拭部材35は、軟質
のゴム体によって形成されている。なお、図6はクリ−
ニング部材20の概略斜視図であり、図7は前記クリ−
ニング部材20をインクジェット式記録装置内部に組入
れた状態を示す平面図である。
端部にインク払拭部材35が設けられているため、図8
に示すようにクリ−ニング部材20の進退動作によって
キャップ受け部材8側壁及びプラテン側端部3aに付着
したインクを除去することができ、キャップ受け部材8
がクリ−ニング部材20またはプラテン側端部3aに当
接してもインクが飛散することはなく、機器内部の広範
囲の汚染を防止でき、しかも記録用紙を汚すこともな
い。
つのインクジェット式記録装置を用いて説明したが、本
発明は特にこれに限定されるものではなく、2以上の記
録ヘッド、2以上のキャップ部材を備えたインクジェッ
ト式記録装置に適用することができる。
ング部材に当接する部材として、キャップ受け部材が当
接する場合について説明したが、例えばクリ−ニング部
材に対して、スライダの端部が当接する場合には、この
スライダの端部にインク吸収部材を設ければ良い。すな
わち、キャップ受け部材、スライダ等のキャッピング手
段であって、クリ−ニング部材に当接するキャッピング
手段にインク吸収部材を設ければ良い。
受け部材の側壁及びキャップ受け部材の側壁と当接する
クリ−ニング部材側壁にインク吸収部材を設けたが、キ
ャッピング手段の側壁あるいはクリ−ニング部材側壁の
いずれか一方であってもよい。また、キャップ受け部材
及びキャップ受け部材の側壁と当接するプラテン側端部
にインク吸収部材を設けたが、キャッピング手段の側壁
あるいはプラテン側端部のいずれか一方であってもよ
い。
受け部材が圧縮バネを介してスライダに装着されている
インクジェット式記録装置を用いて説明したが、特にこ
れに限定されるものではなく、キャップ受け部材が圧縮
バネを介してホルダ−に装着され、そのホルダ−がスラ
イダに装着されるインクジェット式記録装置にも適用す
ることができる。
かかるインクジェット式記録装置によれば、キャッピン
グ手段を構成する構成部材の内の記録ヘッドに押し付け
られて該記録ヘッドを封止する機能を果たす部位と異な
る部位の当接用の側壁と、クリーニング部材を構成する
構成部材の内の前記記録ヘッドのノズル開口面に接触し
てワイピングする機能を果たす部位と異なる部位の当接
用の側壁であって、前記記録ヘッドから吐出されるイン
クが付着する可能性を有し、かつ前記キャッピング手段
およびクリーニング部材がそれぞれの機能を果たすため
の各動作の際に互いに当接する相手部材との間で瞬間的
に押圧される側壁の一方又は両方に、インク吸収材を具
備したため、インクが遠くに飛散することはなく、機器
内部の広範囲の汚染を防止でき、記録用紙を汚すことも
ない。
におけるキャッピング手段の構成を示した平面図であ
る。
置関係を示した側面図である。
示した側面図である。
示す平面図である。
す平面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 往復移動可能なキャリッジ上に装填さ
れ、印刷デ−タに対応してインク滴を吐出するインクジ
ェット式記録ヘッドと、 前記記録ヘッドを封止すると共に、負圧を発生させて記
録ヘッドからインクを吸引するためのキャッピング手段
と、 前記記録ヘッドの移動経路上に進退可能となるように配
置され、記録ヘッドの移動経路上に進入した状態におい
て記録ヘッドのノズル開口面をワイピングするクリ−ニ
ング部材と、 を備えたインクジェット式記録装置におい
て、前記キャッピング手段を構成する構成部材の内の前記記
録ヘッドに押し付けられて該記録ヘッドを封止する機能
を果たす部位と異なる部位の当接用の側壁と、前記クリ
ーニング部材を構成する構成部材の内の前記記録ヘッド
のノズル開口面に接触してワイピングする機能を果たす
部位と異なる部位の当接用の側壁であって、 前記記録ヘ
ッドから吐出されるインクが付着する可能性を有し、か
つ前記キャッピング手段およびクリーニング部材がそれ
ぞれの機能を果たすための各動作の際に互いに当接する
相手部材との間で瞬間的に押圧される側壁の一方又は両
方に、インク吸収材を具備したことを特徴とするインク
ジェット式記録装置。 - 【請求項2】 前記キャッピング手段の前記当接用の側
壁が当接する側端部を有するプラテンの当該側端部にイ
ンク吸収材を具備したことを特徴とする請求項1に記載
されたインクジェット式記録装置。 - 【請求項3】 前記プラテン側端部と対峙するクリ−ニ
ング部材側壁にインク吸収部材が設けられていることを
特徴とする請求項2に記載されたインクジェット式記録
装置。 - 【請求項4】 前記クリ−ニング部材の当接用の側壁に
設けられたインク吸収部材とクリ−ニング部材の前記ワ
イピング機能を果たすワイパーブレードとの間に、ワイ
パーブレードに付着したインクを前記インク吸収部材に
導くためのインク導通部材が設けられていることを特徴
とする請求項1または請求項3に記載されたインクジェ
ット式記録装置。 - 【請求項5】 前記インク吸収部材は、軟質のゴム系多
孔質体であることを特徴とする請求項1から請求項4の
いずれか1項に記載されたインクジェット式記録装置。 - 【請求項6】 前記インク導通部材は、軟質のゴム系多
孔質体であることを特徴とする請求項4に記載されたイ
ンクジェット式記録装置。 - 【請求項7】 記録ヘッドに駆動信号を印加してインク
滴を吐出させるフラッシング操作の機能を備えているこ
とを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に
記載されたインクジェット式記録装置。
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