JP3479734B2 - 空調室外機の吊下げ設置方法及び装置 - Google Patents

空調室外機の吊下げ設置方法及び装置

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信雄 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調室外機を天井面
等に吊下げ設置する方法ならびに装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空調装置の室外機を天井面等に吊
下げ設置するには図6に示すように取付フレーム20よ
り垂下して4本の吊り桿21を設け、両側の前後の吊り
桿の下端同士をベース22で連結して室外機Rを側方か
ら両側の前後2本の吊り桿21,21の間に挿入し、ベ
ース22上に据え付ける方式や、実公昭63−4780
0号公報に開示されるように、天井面にZ状取付桿をま
ず取設し、一方ベースの両端に起倒自在に吊り桿を取着
し、室外機をベースに載置固定した後、該吊り桿の上端
を上記Z状取付桿に引掛け吊下げて配設することが一般
に行われて来た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記各方式は最
近のルームエアコンの室外ユニットでは軽量化が進んで
いるとは云え、空調能力が求められる空調室外機では一
般に30kg〜50kgのものが多く重量物であるた
め、図7に示すように設置作業に少くとも2人の作業者
Aが必要であり、しかも作業高さも高く上向き作業であ
るため危険かつ疲労を伴うものであった。と云って、例
えば図8に示すように滑車23を利用したり、リフト機
構24を利用するにしても、前者の場合、天井面から下
側滑車までの距離l′が大きくなって据付上の難とな
り、一方、後者の場合、不安定で転倒の恐れがある外、
リフト自体の重量が大きいことから搬送上問題となると
共に狭いベランダで作業を行うには不向きで何れも満足
し得るには至らない。
【0004】本発明は上述の如き実状に対処し、上記問
題点の改善を図ることを課題とし、特に吊下用ロープの
上下動方式を見出すことにより1人の作業者で安全かつ
迅速で疲労の少ない空調室外機の天井面への設置を可能
ならしめることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明は先ず、第1は空調室外機を天井面に取付けら
れた取付フレームより垂下する吊り桿を介して吊下げ設
置するにあたり、空調室外機を載置保持するベース部材
を吊下用ロープを介して吊り下げ、該吊下用ロープをロ
ープ引上げ手段により引上げてベース部材を吊り桿に連
結し設置する空調室外機の吊下げ設置方法であり、第2
は、同方法を実施するための具体的装置として、天井面
に固定され、所要の間隔を存して互いに対向する垂下部
を有する取付フレームと、該取付フレームの各垂下部よ
り下方に吊下される吊り桿と、該吊り桿下部に連結可能
で、空調室外機その上に載置保持するベース部材からな
り、前記取付フレームの対向する垂下部の間には座金を
介して回動可能に軸が亘設され、該軸の中間所要部位に
は上記ベース部材の吊下用ロープを引上げ、引下げ可能
に巻着するローラ部材が軸着されていると共に、少くと
も一方の軸端には該軸を正逆回動する手段が設置されて
いる構成にある。
【0006】請求項3記載の発明は、上記装置の構成に
おいて対向する垂下部間に亘設された回動可能な軸を調
節を可能ならしめるスプライン加工軸となしたものであ
り、ローラ部材の位置調整を可能とする。
【0007】
【作用】上記本発明装置を用い空調室外機を天井面等に
吊下げ設置するには、先ず天井面に取り付けた取付フレ
ームに吊り桿を取り付けると共に該取付フレームに座金
を止着して該座金を介して回動可能に軸を亘着し、この
回動可能な軸にローラ部材及び該ローラ部材に一端を止
着して吊下用ロープと、一方の軸端に軸回動機構を取り
付ける。そして、ベース部材上に空調室外機を載置して
前記ローラ部材に一端を止着して巻着された吊下用ロー
プの下端をベース部材あるいはベース部上の室外機に引
掛けてベース部材と共に保持させ、軸端の軸回動機構を
作動させて回動可能な軸を回動させ、吊下用ロープを徐
々に引き上げ、所要高さ引き上げたところでベース部材
を吊り桿下部に連結して吊下げ状態で室外機を据付設置
する。
【0008】この作業は作業者がローラ部材を装着する
軸の端部に設けられた軸回動機構を作動させることによ
り1人で充分、可能であり、しかも疲労を少なく安全に
行うことが可能となる。なお、引下げ時には前記軸を逆
方向に回動させれば引下げられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、更に添付図面にもとづき本
発明の具体的実施例を説明する。
【0010】図1及び図2は本発明吊下げ設置装置の1
例を示し、図において1は天井面等に取り付けられた取
付フレームで、鈎状に屈曲して垂下部を有する一対の金
具からなっており、所要の間隔をもって天井面に取り付
けられている。この場合、取付フレームは図示のものに
限らず、所要間隔の垂下部を有すれば一体物であっても
よい。
【0011】そして、上記取付フレーム1の屈曲した垂
下部には中央部に止着して座金8、9が、そしてその両
側には上部をボルト等の止着部材P1 をもって下部に連
結孔2a、2bを有する吊り桿2が図では夫々所要の間
隔を有して水平方向に間隔調節可能に長孔1a、1b内
に止着垂設されており、座金8、9にはこれを貫通して
回動可能に軸5が亘設されていて、後述するベース部材
3に連結される吊下用ロープ15、16を引上げ、引下
げ可能に巻着するローラ部材6、7が軸5の回動と共に
正逆回動し得るよう嵌着されていると共に、軸5の一端
には鎖車等を含み、好ましくは倍力機能を有し、逆廻り
が阻止された機能を有する軸回動機構13が固定され、
これには軸5の回動を操作する操作用駆動部材、図では
操作用チェーン14が内部の鎖車等の作動機構に係合さ
れて設けられている。なお、吊下用ロープの引上げ、引
下げは操作用チェーンを人為的に操作し、軸回動を機構
を作動させるに限らず、モータ等により電気的に軸を回
動させて作動させるようにしてもよく、また、他の既知
の引上げ機構を用いてもよい。
【0012】また、ローラ部材6、7は図では対向して
2個設けられているが、軸5の強度を高め、ローラ部材
の外径を大きくすれば、中央部の1個であっても差支え
ない。 また、前記軸5他端側は図4に詳細を示すよう
にストッパー11を介してナット12により締め付けら
れている。特に上述の如く軸5を設けるときは図8にお
ける滑車を設けるときに比し遙かに天井面と軸5との距
離lを小さくすることが可能となる。
【0013】軸5は一般的な平滑構造の軸でもよいが、
図4及び図5に示す如く特に軸方向に延びる細溝によっ
て外周に凹凸を形成したスプライン形状のものが好適で
あり、このようにすれば座金8、9及びその軸受材
8′、9′(8′は図示せず)を軸方向に摺動可能とす
ると共に、共回りを可能とすることができる。
【0014】また、座金8、9と取付フレーム1の垂下
部2との結合をボルト等の止着部材に限らず、図4に示
す如き折曲してロック可能な止着部材10とすればより
着脱を容易ならしめ得る。次に、図1〜図3中、3は空
調室外機Rをその上に載置保持するベース部材であり、
図においては所要の間隔を保持するコ字状の帯状部材に
よって形成されており、開口側上部に前記吊り桿2下部
の連結孔2a、2bと協動してベース部材3を吊り桿2
に連結する連結孔3a、3bが複数段、図1では2段設
けられていると共に、軸5に連結され、引上げ,引下げ
が可能な前記吊下用ロープ15、16の下部を分けて夫
々Cカン部材17を介して繋着し得るようになってい
る。
【0015】勿論、このベース部材3は図示の構造に限
らずコ字状の1枚板であってもよい。なお、吊り桿2と
ベース部材3との連結にあたり、吊り桿2下部の連結孔
2a、2bを図3(ロ)に示すようにダルマ孔としてお
けば増し締めにより締結が完了するので頗る有利であ
る。
【0016】本発明装置は以上のように構成されてお
り、従って図示例において操作用チェーン14を操作
し、軸回動機構13内の鎖車等を回動させることにより
軸5を同時に回動させて軸5に装着されているローラ部
材6、7に巻着されている吊下用ロープ15、16を巻
き上げ、吊下用ロープ15、16下端に連繋されている
ベース部材3を引き上げて空調室外機を共に上昇させ、
吊り桿2とベース部材3を接近させてボルト等止着部材
2 により連結し、空調室外機Rを吊下げ状態に設置す
る。
【0017】なお、連結孔2a、2bを図3(ロ)のよ
うにダルマ形状の孔としておくときは、予め止着部材を
ゆるめた状態でベース部材の連結孔3a、3bに嵌着さ
せた状態としておき、前述の如く増し締めするだけでベ
ース部材3、吊り桿2を容易に連結することができ好適
である。なお、吊下用ロープを引下げるには前述の如
く、上記と逆方向に軸5を回動させればよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように天井面への取付フ
レーム、取付フレームから吊下げられる吊り桿、室外機
の固定及びその荷重を受止するベース部材を基本とし、
荷重負荷を受ける側と連結される回動可能な軸を設けて
該軸の回動により吊下用ロープを上下動させてベース部
材を上下動させ、空調室外機を吊下設置せしめるもので
あるから軸回動機構を作動させるだけで済み、作業者が
1人であってもベース部材と吊り桿との連結を容易に行
い、簡単かつ安全で疲労を少なく空調室外機の吊上げ設
置作業を遂行することができる顕著な効果を有してい
る。特に軸回動をモータ等により作動させるときはより
一層、楽である。
【0019】しかも本発明では天井面より軸下端までの
寸法を小さくして、いわゆるデッド寸法を小さくするこ
とができる利点もあり、更にローラ部材を軸方向に自在
にスライドさせることにより設置寸法の変化に対し容易
に対応させる効果もあって空調室外機の天井設置手段と
して頗る実用性に富む手段である。特に請求項3記載の
構成は設置寸法の調整に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吊下設置装置の例の概要を示す正
面図である。
【図2】図1における吊下設置装置例の側面概要図であ
る。
【図3】本発明装置における吊り桿とベース部材との連
結態様の他の例を示し、(イ)は概要図、(ロ)は詳細
図である。
【図4】本発明装置における操作作動要部を示す斜視図
である。
【図5】座金部の他の実施態様を示す概要図である。
【図6】従来例を示す斜視概要図である。
【図7】従来装置による作用説明図である。
【図8】室外機吊上げ設置態様の他の例を示し、(イ)
は滑車式、(ロ)はリフト式である。
【符号の説明】
1 取付フレーム 2 吊り桿 3 ベース部材 5 回動可能軸 6、7 ローラ部材 8、9 座金 13 軸回動機構 14 操作用駆動部材(操作用チェーン) 15、16 吊下用ロープ R 空調室外機

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調室外機を天井面に取付けられた取付フ
    レームより垂下する吊り桿を介して吊下げ設置するにあ
    たり、空調室外機を載置保持するベース部材を吊下用ロ
    ープにより吊り下げ、該吊下用ロープをロープ引上げ手
    段により引上げてベース部材を吊り桿に連結し設置する
    ことを特徴とする空調室外機の吊下げ設置方法。
  2. 【請求項2】 天井面に固定され、所要の間隔を存して
    互いに対向する垂下部を有する取付フレームと、該取付
    フレームの各垂下部より下方に吊下される吊り桿と、該
    吊り桿下部に連結可能で空調室外機をその上に載置保持
    するベース部材からなり、前記取付フレームの対向する
    垂下部間には座金を介して回動可能に軸が亘設され、該
    軸の中間所要部位には上記ベース部材の吊下用ロープを
    引上げ、引下げ可能に巻着するローラ部材が軸着されて
    いると共に、少くとも一方の軸端には該軸を正逆回動す
    る手段が設置されていることを特徴とする空調室外機の
    吊下げ設置装置。
  3. 【請求項3】 対向する垂下部間に亘設された回動可能
    な軸が調整を可能ならしめるスプライン加工が施されて
    いる請求項2記載の空調室外機の吊下げ設置装置。
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CN105371375A (zh) * 2015-12-10 2016-03-02 无锡拓能自动化科技有限公司 一种起吊式空调上机

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