JP3005780B2 - 建築用揚重装置 - Google Patents

建築用揚重装置

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JP3005780B2
JP3005780B2 JP4089608A JP8960892A JP3005780B2 JP 3005780 B2 JP3005780 B2 JP 3005780B2 JP 4089608 A JP4089608 A JP 4089608A JP 8960892 A JP8960892 A JP 8960892A JP 3005780 B2 JP3005780 B2 JP 3005780B2
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築用足場を構成す
る縦パイプ材の上端に建築物に沿って配置された左右一
対のガイドレールに、クレーン台の左右両側に回転自在
に取設された転動輪がガイド走行自在に配設され、この
クレーン台の起重機本体が載置された建築用揚重装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図8に示すように、新しく建て
る建築物1には、その外側に沿って建築用足場2が設け
られて、この建築用足場2に乗って作業者Sが作業する
ようになっている。そして、この建築用足場2は、建築
物1に対する作業高さが高くなるにつれて、その建築用
足場2を上方へ向けて順次組み立てて行くようになされ
ている。従来においては、この建築用足場2の上端部か
ら作業者Sが地上にある建築用資材3を、この建築用足
場2の上端部まで引き揚げるときに、この作業者Sがロ
ープを下方へ垂らして地上に居る別の作業者Sにこの建
築用資材3をロープの下端に取付けてもらってから、上
方へ引き揚げるようにしていた。ところが、この引き揚
げ作業は、引き揚げ作業者Sに建築用資材3の重量がま
ともに負担となって作用するので、この作業が困難であ
って手間がかかり、且つこの引き揚げ作業者S及び地上
に居る作業者Sに危険を及ぼす場合があった。そこで、
図7に示すような起重機本体4を備えた建築用揚重装置
5が使用されている。
【0003】この建築用揚重装置5の構成は、建築用足
場2を構成する縦パイプ材21の上端部211に連結さ
れ、建築物1に沿って配置された左右一対のガイドレー
ル6,6に、クレーン台7の左右両側に回転自在に取設
された転動輪(図示せず)がガイド走行自在に配設さ
れ、このクレーン台7に起重機本体4が載置されたもの
である。この建築用揚重装置5によれば、クレーン台7
に載置された起重機本体4が設けられたクレーン腕部4
4から垂らされた吊りワイヤー42の下端に、地上の作
業者Sが建築用資材3を取付けた後に、建築用足場2上
の作業員S等がこの建築用揚重装置5を遠隔操作等によ
って作動してこの建築用資材3を建築用足場2の上端部
まで引き揚げるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した建
築用揚重装置5のクレーン台7がその左右両側に取設さ
れた転動輪(図示せず)によるガイドレール6,6に沿
ったガイド走行によって、建築物1の角部1aに配置さ
れた建築用足場2のコーナ部2aでその方向を90度方
向転換するときには、このクレーン台7を一旦持ち上げ
て、その向きを変えて方向転換を行っていたので、この
クレーン台7を方向転換させる作業が面倒であり、作業
性が極めて悪いものであった。この発明の目的は、上記
従来の問題を解決することにある。
【0005】すなわち、起重機本体が載置されたクレー
ン台を建築物の角部に配置された建築用足場のコーナ部
で、このクレーン台を持ち上げることなく簡単に方向転
換させることができ、しかも、その方向転換をさせる構
成が極めて簡単で容易に且つ安価に制作することができ
る建築用揚重装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、建築用足場を構成する縦パイプ材の上
端部に建築物に沿って配置された左右一対のガイドレー
ルに、クレーン台の左右両側に回転自在に取設された転
動輪がガイド走行自在に配設され、このクレーン台に起
重機本体が載置された建築用揚重装置において、建築物
の角部における前記建築用足場の上端に、回転支持枠が
取設され、この回転支持枠にベアリング等の回転支持具
を介して角部ガイドレールが水平方向回転可能に支持さ
れているものとした。更に、前記角部ガイドレールを支
持する回転支持枠が前記建築用足場の縦パイプの上端に
高さ調整手段を介して上下高さ位置調整自在に取設され
ているものとした。
【0007】
【作用】起重機本体が載置されたクレーン台が建築物の
一方の面に沿って配置された建築用足場に取設されたガ
イドレールをガイド走行されてきて、更に、建築物の角
部における建築用足場の上端に取設された回転支持枠に
ベアリング等の回転支持具を介して水平方向回転可能に
支持された角部ガイドレールの位置にガイド走行され、
その転動輪がこれらの角部ガイドレールに配設されたと
きに、この角部ガイドレールをベアリング等の回転支持
具を中心として、水平方向に回転させると、この角部ガ
イドレールが建築物の他方の面に沿って配置された建築
用足場に取設されたガイドレールに連絡される。このこ
とによって、起重機本体が載置されたクレーン台を持ち
上げることなく、容易に方向転換させることができる。
更に、角部ガイドレールを支持する回転支持枠が前記建
築用足場の縦パイプの上端に高さ調整手段を介して上下
高さ位置調整自在に取設されているものでは、この高さ
調整手段で回転支持枠の上下高さを調整することによっ
て、この回転支持枠に支持された角部ガイドレールの上
下高さを調整して両側のガイドレールと同じ高さになる
ようにすることができる。このことによって、角部ガイ
ドレールと両側のガイドレールとの間に段差が生じるこ
とがないので、クレーン台に取着された転動輪のガイト
走行が滑らかに行われる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係る建築用揚重装置の実施
例について、図面に基づいて説明する。図1はこの発明
に係る建築用揚重装置における角部ガイドレールの水平
方向方向転換の構造を示す分解斜視図、図2は図1の構
造の組み立て完了状態を示す正面図、図3は図1,図2
に示す角部ガイドレールにクレーン台が配置されたとき
の状態を示す側面図、図4は図1の構造を備えた建築用
揚重装置における角部ガイドレールの水平方向方向転換
前の状態を示す平面図、図5は図4の状態から角部ガイ
ドレールを水平方向に90度方向転換したときの状態を
示す平面図、図6は建築用揚重装置の全体構成を示す正
面図、図7は建築用揚重装置の全体構成を示す側面図で
ある。尚、この発明においては、前記した従来例と同様
な部材には同じ符号を付している。
【0009】この発明に係る建築用揚重装置5は、建築
用足場2を構成する縦パイプ材21の上端部211に建
築物1(図8参照)に沿って配置された左右一対のガイ
ドレール6,6に、クレーン台7の左右両側に回転自在
に取設された転動輪8がガイド走行自在に配設され、こ
のクレーン台7に起重機本体4が載置されたものであ
る。そして、この発明では特に、図1,図2,図3に示
すように、建築物1の角部1a(図8参照)における前
記した建築用足場2の上端部211に、回転支持枠9が
取設され、この回転支持枠9にベアリング等の回転支持
具10を介して角部ガイドレール11,11が水平方向
回転可能に支持されたものとしている。更に、前記した
角部ガイドレール11,11を支持する回転支持枠9が
前記した建築用足場2の縦パイプ21の上端に高さ調整
手段12を介して上下高さ位置調整自在に取設されてい
る。
【0010】前記したベアリング等の回転支持具10
は、回転支持枠9の長手方向中央部に架け渡された支持
板91の中央に設けられた嵌入孔91aにその外周部1
0aが嵌め入れられて取付けられる一方、角部ガイドレ
ール11,11の長手方向中央部の下面に架け渡された
開放部が上向きとされた断面コ字形の渡材111の中央
部に設けられた軸嵌入孔111aにその回転軸10bが
嵌め入れられて取付けられていて、回転支持枠9に対し
て角部ガイドレール11,11が回転自在に支持されて
いるものである。この角部ガイドレール11,11は、
その対向接続端側が凸円弧形状に形成されており、これ
に対応するように、前記したガイドレール6,6の対向
接続端側が凹円弧形状に形成されていて、角部ガイドレ
ール11,11が水平回転が円滑にできるようになされ
ている。
【0011】また、前記した高さ調整手段12は、建築
用足場2の縦パイプ21の上端部211に下部12aが
配入されて固定され、上部12bが回転支持枠9の各角
部に設けられた取付用貫通孔92に貫入されてこの回転
支持枠9を前記した建築用足場2の縦パイプ21の上端
に取設する長ボルト材12Aと、この長ボルト材12A
における前記した縦パイプ21の上端と回転支持枠9と
の間に螺合状態で配されて、長ボルト材12Aに対して
螺進螺退させることによって、回転支持枠9の上下高さ
を調整する雌ネジ付きジャッキ部材12Bとが備えられ
ているものである。尚、符号14は前記した長ボルト材
12Aの上端に螺合されて回転支持枠9を固定するため
のナットである。前記した転動輪8は、図3に示すよう
に、クレーン台7の下面より下向きに突設された複数の
軸受け71に回転自在に支持された軸材81の両端部に
取着されている。
【0012】図6,図7に示すように、クレーン台7に
載置された起重機本体4には、上向きに突設された筒形
状の基部43にクレーン腕部44が回転可能且つ斜め向
きに上げ下げ可能に設置されていて、このクレーン腕部
44に吊りワイヤー42が吊り上げ吊り下げ可能に掛け
渡されている。また、前記した建築用足場2を構成する
縦パイプ21,21間には、複数本の横パイプ22が懸
架されている。更に、図2に示すように、高さ調整手段
12の長ボルト材12Aは、その下部12aを縦パイプ
21の上端部211に配入された状態でボルト16、ナ
ット17で固定されるようになされている。尚、図6に
おいて、符号15は前記した転動輪8を回動してガイド
レール6,6に沿ってクレーン台7を走行させる駆動モ
ータである。
【0013】次に、上記構成の建築用揚重装置5の作用
について説明する。起重機本体4が載置されたクレーン
台7が建築物1の一方の面に沿って配置された建築用足
場2に取設されたガイドレール6,6をガイド走行され
てきて、更に、建築物1の角部1a(図8参照)におけ
る建築用足場2の上端に取設された回転支持枠9にベア
リング等の回転支持具10を介して水平方向回転可能に
支持された角部ガイドレール11,11の位置にガイド
走行され、その転動輪8がこれらの角部ガイドレール1
1,11に配設されたときに、この角部ガイドレール1
1,11を図4に示す状態から、ベアリング等の回転支
持具10を中心として、水平方向に回転させると、図5
に示すように、この角部ガイドレール11,11が建築
物の他方の面に沿って配置された建築用足場2に取設さ
れたガイドレール6,6に連絡される。このことによっ
て、起重機本体4が載置されたクレーン台7を持ち上げ
ることなく、容易に方向転換させることができる。
【0014】更に、角部ガイドレール11,11を支持
する回転支持枠9が前記した建築用足場2の縦パイプ2
1の上端に高さ調整手段12を介して上下高さ位置調整
自在に取設されているものでは、この高さ調整手段12
で回転支持枠9の上下高さを調整することによって、こ
の回転支持枠9に支持された角部ガイドレール11,1
1の上下高さを調整して両側のガイドレール6,6と同
じ高さになるようにすることができる。このことによっ
て、角部ガイドレール11,11と両側のガイドレール
6,6との間に段差が生じることがないので、クレーン
台7に取着された転動輪8のガイト走行が滑らかに行わ
れる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、建築物の角部における建築用足場の上端に取設され
る角部ガイドレールを回転支持枠を介して水平方向回転
可能に支持したことによって、起重機本体が載置された
クレーン台を建築物の角部に配置された建築用足場のコ
ーナ部で、このクレーン台を持ち上げることなく簡単に
方向転換させることができ、しかも、その方向転換をさ
せる構成が極めて簡単で容易に且つ安価に制作すること
ができる等の効果を奏する。更に、角部ガイドレールを
支持する回転支持枠が前記建築用足場の縦パイプの上端
に高さ調整手段を介して上下高さ位置調整自在に取設さ
れているものでは、この高さ調整手段で回転支持枠の上
下高さを調整することによって、この回転支持枠に支持
された角部ガイドレールの上下高さを調整して両側のガ
イドレールと同じ高さになるようにすることができて、
角部ガイドレールと両側のガイドレールとの間に段差が
生じることがないので、クレーン台に取着された転動輪
のガイト走行を滑らかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る建築用揚重装置における角部ガ
イドレールの水平方向方向転換の構造を示す分解斜視図
である。
【図2】図1の構造の組み立て完了状態を示す正面図で
ある。
【図3】図1,図2に示す角部ガイドレールにクレーン
台が配置されたときの状態を示す側面図である。
【図4】図1の構造を備えた建築用揚重装置における角
部ガイドレールの水平方向方向転換前の状態を示す平面
図である。
【図5】図4の状態から角部ガイドレールを水平方向に
90度方向転換したときの状態を示す平面図である。
【図6】建築用揚重装置の全体構成を示す正面である。
【図7】建築用揚重装置の全体構成を示す側面図であ
る。
【図8】新しく建てられる建築物に沿って設置された建
築用足場の上部に建築用揚重装置を配置させた状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 建築物 2 建築用足場 21 縦パイプ 211 上端部 4 起重機本体 5 建築用揚重装置 6 ガイドレール 7 クレーン台 8 転動輪 9 回転支持枠 10 ベアリング等の回転支持具 11 角部ガイドレール 12 高さ調整手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築用足場を構成する縦パイプ材の上端
    部に建築物に沿って配置された左右一対のガイドレール
    に、クレーン台の左右両側に回転自在に取設された転動
    輪がガイド走行自在に配設され、このクレーン台に起重
    機本体が載置された建築用揚重装置において、 建築物の角部における前記建築用足場の上端部に、回転
    支持枠が取設され、この回転支持枠にベアリング等の回
    転支持具を介して角部ガイドレールが水平方向回転可能
    に支持されていることを特徴とする建築用揚重装置。
  2. 【請求項2】 前記角部ガイドレールを支持する回転支
    持枠が前記建築用足場の縦パイプの上端に高さ調整手段
    を介して上下高さ位置調整自在に取設されている請求項
    1に記載の建築用揚重装置。
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