JP3011350B2 - 機器・配管類の取付方法およびそれに用いる吊上げ型揚重機 - Google Patents

機器・配管類の取付方法およびそれに用いる吊上げ型揚重機

Info

Publication number
JP3011350B2
JP3011350B2 JP4179458A JP17945892A JP3011350B2 JP 3011350 B2 JP3011350 B2 JP 3011350B2 JP 4179458 A JP4179458 A JP 4179458A JP 17945892 A JP17945892 A JP 17945892A JP 3011350 B2 JP3011350 B2 JP 3011350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equipment
piping
hanging
ceiling
winch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4179458A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05340016A (ja
Inventor
康雄 小西
勝利 原口
洋昭 小野
洋一 井手
善嗣 木村
章人 西脇
俊志 民輪
良雄 荒生
登美男 藤山
泰和 大久保
一明 田中
秀夫 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP4179458A priority Critical patent/JP3011350B2/ja
Publication of JPH05340016A publication Critical patent/JPH05340016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3011350B2 publication Critical patent/JP3011350B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井に吊り下げて取り
付ける空調機などの天井吊型機器とか配管類を取り付け
るための機器・配管類の取付方法およびそれに用いる吊
上げ型揚重機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の空調設備工事においては、従来の
単一ダクト方式から個別分散型の空調方式に移行する傾
向にあり、多数の空調機器や配管類を天井に取り付ける
必要性が生じている。このような機器・配管類を取り付
けるのに、従来一般に、次のようにしていた。なお、こ
の従来例では、天井吊型機器を取り付ける場合で説明す
る。
【0003】A.第1従来例 図7の(a)に示すように、天井吊型機器01を取り付
ける階の床02に気圧式簡易揚重機03を設けるととも
に、その両脇に脚立04,04を設け、気圧式簡易揚重
機03上に天井吊型機器01を載置して揚重し、脚立0
4,04に昇った作業員によって、天井の床スラブ05
に先に取り付けた吊ボルト06に天井吊型機器01を固
定していた。
【0004】B.第2従来例 図7の(b)に示すように、フォークリフト07に乗せ
て天井吊型機器01を揚重し、脚立04に昇った作業員
によって天井吊型機器01を天井の床スラブ05に先に
取り付けた吊ボルト06に固定していた。
【0005】C.第3従来例 図7の(c)に示すように、天井の床スラブ05にチェ
ーンブロック08を取り付け、このチェーンブロック0
8によって天井吊型機器01を揚重し、脚立04,04
に昇った作業員によって天井吊型機器01を天井の床ス
ラブ05に先に取り付けた吊ボルト06に固定してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1、
第2および第3従来例の場合、いずれにおいても、天井
吊型機器01を揚重した状態での高所作業である上に、
側近に不安定な重量物があって危険であり、更に、第1
および第2従来例の場合には、天井吊型機器01の載置
の仕方が悪い場合と、異常な振動を受けた場合などにあ
っては天井吊型機器01が不測に落下する危険性があっ
た。
【0007】また、事前に天井の床スラブ05に4本な
どの複数本の吊ボルト06…を取り付ける作業自体も高
所作業である上に手間がかかり、前述したように多数の
機器や配管類を取り付ける上で施工性が低い欠点があっ
た。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明の機器・配管類の
取付方法は、機器や配管類を取り付けるべき階での高所
作業をせずに済むようにして、安全かつ容易に機器や配
管類を取り付けることができるようにすることを目的と
し、また、請求項2に係る発明の機器・配管類の取付方
法は、機器や配管類の水平精度を容易良好に出すことが
できるようにすることを目的とし、そして、請求項3に
係る発明の吊上げ型揚重機は、上述した機器や配管類の
取り付けを効率良く行うことができるものを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の天
井吊型機器の取付方法は、上述のような目的を達成する
ために、機器または/および配管類を取り付ける天井の
床スラブの機器または/および配管類の吊り下げ位置そ
れぞれに予め貫通孔を形成し、床スラブ上に設置したウ
ィンチから繰り出した吊り下げ用ワイヤーを貫通孔それ
ぞれから垂下して機器または/および配管類に連結し、
吊り下げ用ワイヤーそれぞれを巻き上げて前記機器また
は/および配管類を揚重し、床スラブに上階から固定し
て取り付けることを特徴としている。
【0010】請求項2に係る発明の天井吊型機器の取付
方法は、上述のような目的を達成するために、請求項1
に記載の機器または/および配管類に吊ボルトを取り付
け、その吊ボルトに、天井面に当接して取り付けレベル
を調整するレベル調整板を適正なレベルに取り付け、そ
のレベル調整板よりも上側で吊ボルトと吊り下げ用ワイ
ヤーとを連結し、揚重および固定することを特徴として
いる。
【0011】また、請求項3に係る発明の吊上げ型揚重
機は、前述のような目的を達成するために、アウトリガ
ーを備えるとともにウィンチを設けた移動台車に、車体
外方に張り出す状態で複数個のガイドシーブを設け、ガ
イドシーブそれぞれから吊り下げ用ワイヤーを垂下する
とともにそれらの吊り下げ用ワイヤーそれぞれを前記ウ
ィンチに連結して構成する。
【0012】
【作用】請求項1に係る発明の機器・配管類の取付方法
の構成によれば、機器や配管類を取り付ける天井の床ス
ラブに予め貫通孔を形成し、その貫通孔から垂下した吊
り下げ用ワイヤーに機器や配管類を連結し、その機器や
配管類を取り付ける階よりも上の階に設置したウィンチ
により機器や配管類を揚重し、機器や配管類を取り付け
る階においては、機器や配管類の搬入と吊り下げ用ワイ
ヤーへの連結とを行うだけで機器や配管類を上階から取
り付けることができる。
【0013】請求項2に係る発明の機器・配管類の取付
方法の構成によれば、機器や配管類に吊ボルトを取り付
けるときに、その取り付け位置と、レベル調整板の固定
位置との間隔を所定の長さに設定しておくことにより、
機器や配管類を揚重するに伴い、レベル調整板が天井に
当接し、それによって自ずと水平精度を出すことができ
る。
【0014】また、請求項3に係る発明の吊上げ型揚重
機の構成によれば、機器や配管類を取り付ける階の上の
階において移動台車を移動させるとともに、所定位置で
アウトリガーで固定し、移動台車に設けたウィンチとガ
イドシーブとにより複数本の吊り下げ用ワイヤーそれぞ
れを床スラブに形成した貫通孔を通じて下の階に垂下
し、吊り下げ用ワイヤーの巻き下げと巻き上げによって
機器や配管類を揚重することができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
【0016】図1は、本発明に係る機器・配管類の取付
方法に用いる吊上げ型揚重機の実施例を示す一部省略全
体正面図、図2は一部切欠全体平面図、図3は全体側面
図であり、4個のキャスター車輪1…を備えた移動台車
2の中央箇所に水平方向の軸芯周りで回転可能にウィン
チ3が設けられるとともに、ウィンチ3を駆動する正逆
転可能な電動モータ4が設けられ、電動モータ4とウィ
ンチ3とがベルト式伝動機構5と減速機6とを介して連
動連結されている。
【0017】また、移動台車2の4隅に近い箇所それぞ
れにおいて、車体外方に張り出す状態で3個のガイドシ
ーブ7a,7b,7cが設けられ、ウィンチ3から繰り
出された4本の吊り下げ用ワイヤー8が、4隅それぞれ
におけるガイドシーブ7a,7b,7cのうちの所定の
ものに巻回されて垂下されている。
【0018】また、移動台車2の4隅に近い箇所それぞ
れの下方において、鉛直方向の軸芯P周りで回転可能に
支持ブラケット9が取り付けられるとともに、その支持
ブラケット9それぞれに、ロック機構10によって対地
固定状態と対地離間状態とに切換可能にアウトリガー1
1が設けられ、移動走行時などには、支持ブラケット9
を回転してアウトリガー11を対地離間状態で移動台車
2の下方に収納し、一方、天井吊型機器12(図4参
照)を吊上げるときには、支持ブラケット9を回転して
アウトリガー11を車体外方に張り出すとともにロック
機構10によって対地固定状態にできるように構成され
ている。ロック機構10は、アウトリガー11に揺動可
能に取り付けられたロックレバー10aの踏み込みによ
り、アウトリガー11が下降接地されるとともに、ロッ
クレバー10aの先端側部分とそれに連結されたリンク
10bとがほぼ一直線状になって荷重をアウトリガー1
1にかけ、そして、解除レバー10cの踏み込みによ
り、前述直線状態を崩してアウトリガー11に上昇させ
るようになっている。
【0019】ウィンチ3と4箇所のガイドシーブ7a
…,7b…,7c…との間に、鉛直方向の軸芯周りで回
転可能に中間シーブ13が設けられるとともに、ウィン
チ3からの吊り下げ用ワイヤー8を中間シーブ13に案
内するガイドローラ14が設けられている。
【0020】車体長手方向の一方側の中間シーブ13,
13それぞれからウィンチ3への吊り下げ用ワイヤー
8,8の巻き掛け方向と、車体長手方向の他方側の中間
シーブ13,13それぞれからウィンチ3への吊り下げ
用ワイヤー8,8の巻き掛け方向とが上下逆に構成さ
れ、1個のウィンチ3の回転駆動により、4本の吊り下
げ用ワイヤー8…それぞれを互いに同方向に巻き上げた
り巻き下げたりできるように構成されている。
【0021】吊り下げ用ワイヤー8…それぞれの先端に
は分銅15が連結されるとともに、その分銅15の先端
に、内ネジを形成したネジ部材16が回転のみできるよ
うに取り付けられ、このネジ部材16を回転操作するこ
とにより、天井吊型機器12に取り付けた吊ボルト17
に吊り下げ用ワイヤー8を連結分離可能に連結できるよ
うに構成されている。
【0022】移動台車2には制御盤18が設けられ、こ
の制御盤18にコンセント19が接続されるとともに、
ケーブル20を介してリモートコントロール装置21が
接続され、吊り下げ用ワイヤー8の巻き下げや巻き上げ
を遠隔操作によって行うことができるように、いわゆる
ワイヤードリモコン装置に構成されている。
【0023】前記中間シーブ13…それぞれを回転可能
に保持する支持ブラケット22が圧縮コイルスプリング
23によって吊り下げ荷重に抗する側に変位するように
付勢され、中間シーブ13が設定以上変位したときに作
用するテンション用リミットスイッチ24が設けられる
とともにそのテンション用リミットスイッチ24が作用
したときにウィンチ3の駆動を停止し、吊り下げ用ワイ
ヤー8を設定以上の力で巻き上げることを防止できるよ
うに構成されている。
【0024】移動台車2の所定の4箇所それぞれに上下
揺動可能に感知アーム25が設けられるとともに、その
感知アーム25に備えた溝に吊り下げ用ワイヤー8が通
され、かつ、感知アーム25に作用するように突き上げ
用リミットスイッチ26が付設され、吊り下げ用ワイヤ
ー8が設定以上巻き上げられたときに、分銅15が感知
アーム25に当接してそれを上方に揺動して突き上げ用
リミットスイッチ26に作用するに伴い、ウィンチ3の
駆動を停止し、吊り下げ用ワイヤー8が設定量以上巻き
上げられることを防止できるように構成されている。
【0025】また、中間シーブ13…それぞれには、図
示しないがウォームギヤが一体回転自在に設けられると
ともに、そのウォームギヤによって回転されるカム体が
付設され、かつ、カム体に作用可能なようにリミットス
イッチが付設され、中間シーブ13の回転量に基づき、
吊り下げ用ワイヤー8が設定以上巻き上げられたり巻き
下げられたことを検出してウィンチ3の駆動を停止し、
吊り下げ用ワイヤー8が弛んだり必要以上に巻き上げら
れたりしてウィンチ3に乱巻きされることを防止できる
ように構成されている。
【0026】次に、上記吊上げ型揚重機を用いて行う機
器・配管類の取付方法を、図4および図5の概略断面図
を用いて説明する。
【0027】先ず、図4の(a)に示すように、天井吊
型機器12を取り付けようとする階Fの天井の床スラブ
W1の所定の4箇所に、それぞれ径違いソケット28を
使用して上側が大径でかつ下側が小径で段部27aを有
する貫通孔27を形成する。
【0028】一方、天井吊型機器12を取り付けようと
する階Fよりも1階分上の階F1において、図4の
(b)に示すように、移動台車2を貫通孔27…で囲ま
れる位置に移動させてアウトリガー11…で固定し、一
方、天井吊型機器12を取り付けようとする階Fにおい
て、その床スラブW上に、車輪付の手押し型コンテナ2
9などの搬送装置によって天井吊型機器12を搬入す
る。この搬入は、予め、工場などから出荷するときに手
押し型コンテナ29に4台の天井吊型機器12を積載し
ておき、その手押し型コンテナ29をリフトにより据え
付け階まで揚重して降ろし、それ以降、据え付け階にお
いて手押しにより移動させて行うようにするのが好まし
い。工場から据え付け位置まで一切の積み替え作業を無
くすことができ、搬入作業の効率を向上できるからであ
る。
【0029】その後、図4の(c)に示すように、移動
台車2から貫通孔27を通じて下の階Fまで吊り下げ用
ワイヤー8…を垂下し、天井吊型機器12に取り付けた
吊ボルト17と分銅15とを連結して、吊り下げ用ワイ
ヤー8…を天井吊型機器12に連結する。
【0030】吊ボルト17…それぞれの長手方向途中箇
所には、天井面に当接して取り付けレベルを調整するレ
ベル調整板30がダブルナット31,31によって固定
位置調整可能に取り付けられ、各吊ボルト17…それぞ
れにおける、天井吊型機器12への取り付け位置からレ
ベル調整板30までの長さを互いに等しくなるように調
整しておく。
【0031】その後、図4の(d)および図5の(a)
に示すように、ウィンチ3により吊り下げ用ワイヤー8
…を巻き上げ、レベル調整板30…が天井面に当接する
位置まで天井吊型機器12を揚重する。このとき、レベ
ル調整板30…が天井面に当接するに伴って、前述した
テンション用リミットスイッチ24が作用してウィンチ
3の駆動が自動的に停止されるようになっている。
【0032】次いで、図5の(b)に示すように、上の
階F1において、吊ボルト17…に、切欠32を有する
固定金物33を横側から差し込んで段部27aに係止さ
せ、予め吊ボルト17に取り付けておいたナット34を
締め付けるとともに、吊ボルト17の床スラブW1より
上に突出した部分を切断する。
【0033】しかる後に、図5の(c)に示すように、
上の階F1において、貫通孔27…それぞれ内にモルタ
ルMを充填して埋め、移動台車2を撤去して天井吊型機
器12の取り付けを完了する。
【0034】図6は、変形例の固定金物33による固定
状態を示す概略断面図であり、固定金物33が中央に開
口35を形成して構成され、そして、吊ボルト17の長
さが、レベル調整板30が床スラブW1の天井面に当接
した状態で、床スラブW1の床面よりも突出しない長さ
に設定されている。
【0035】この変形例の固定金物33を使用するとき
には、前述したように、吊り下げ用ワイヤー8…を巻き
上げてレベル調整板30…を床スラブW1の天井面に当
接させた後に、4箇所のうちの1箇所においてのみ、吊
ボルト17と分銅15との連結を解除し、その吊ボルト
17に変形例の固定金物33を開口35により挿入する
とともに、段部27aに係止させ、ナット34を締め付
けて固定する。他の箇所についても同様に1箇所づつ固
定し、最終的に、前述同様にモルタルMを充填して埋
め、移動台車2を撤去して天井吊型機器12の取り付け
を完了する。この取り付け作業の場合に、吊ボルト17
の先端側を切断せずに済むために、工程を少なくできて
施工性をより向上できる利点がある。
【0036】上記実施例では、移動台車2の4隅それぞ
れに3個のガイドシーブ7a,7b,7cを設け、3種
類の大きさの天井吊型機器12に対応できるように構成
しているが、例えば、鉛直方向の軸芯周りで回転および
固定可能で、かつ、伸縮可能な支持フレームを、移動台
車2の4隅それぞれに上下方向を強度の高いガイド部材
で挟む状態で設け、その支持フレームに1個のガイドシ
ーブを設け、多数種の大きさの天井吊型機器12に容易
に対応できるように構成しても良い。
【0037】前記移動台車2に駆動輪体を設けるととも
に、その駆動輪体に電動モータなどを連動連結し、吊上
げ型揚重機を駆動走行できるように構成しても良い。
【0038】また、上記実施例では、4本の吊り下げ用
ワイヤー8…の巻き下げと巻き上げとを1個のウィンチ
3で行うことができるように構成しているが、例えば、
4本の吊り下げ用ワイヤー8…それぞれを個別のウィン
チ3に連結するとともに、ロータリー・エンコーダなど
により各ウィンチ3からの吊り下げ用ワイヤー8の繰り
出し量を計測し、吊り下げ用ワイヤー8…それぞれの繰
り出し量が互いに一定になるように各ウィンチ3を駆動
制御するように構成しても良い。
【0039】本発明の機器・配管類の取付方法として
は、上述のような吊上げ型揚重機を用いる場合に限ら
ず、例えば、上階の床スラブW1にウィンチ3を設置
し、そのウィンチ3からの吊り下げ用ワイヤー8…を床
スラブW1に形成した貫通孔27…を通じて垂下させる
ことにより、天井吊型機器12を取り付けるようにする
ものでも良い。
【0040】本発明は、上述のような天井吊型機器12
を取り付ける場合に限らず、例えば、配管類を天井に取
り付ける場合、ならびに、配管類を天井吊型機器12に
付設した状態で天井に取り付ける場合にも適用できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1に係る発明の機器・配管類の取
付方法によれば、機器・配管類の取り付けにおいて、機
器・配管類を取り付ける階では、機器・配管類を搬入す
るとともに、その機器・配管類と吊り下げ用ワイヤーと
を連結するだけで済むから、機器・配管類を取り付ける
階における、その天井に対する吊ボルトの取り付けや、
揚重された機器・配管類の吊ボルトへの固定といった高
所作業をせずに済み、機器・配管類を安全かつ容易に取
り付けることができ、施工性を向上できるようになっ
た。
【0042】請求項2に係る発明の機器・配管類の取付
方法によれば、吊ボルトに対するレベル調整板の固定位
置を予め所定位置に調整しておくことにより、レベル調
整板が天井面に当接するに伴って、機器・配管類を所定
の水平姿勢に揚重できるから、水平精度を容易に出すこ
とができ、取り付け作業の効率を向上して一層施工性を
向上できるようになった。
【0043】また、請求項3に係る発明の吊上げ型揚重
機によれば、ウィンチとガイドシーブおよび吊り下げ用
ワイヤーそれぞれを移動台車に設けるから、機器・配管
類を取り付ける階の上の階において移動台車を移動させ
ることにより、吊り下げ用ワイヤーを所望の位置に容易
に設置することができ、吊り下げ用ワイヤーを個別に設
置する場合に比べて、迅速かつ容易に設置でき、この吊
上げ型揚重機を用いることにより、機器・配管類の取り
付け作業を一層効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機器・配管類の取付方法に用いる
吊上げ型揚重機の実施例を示す一部省略全体正面図であ
る。
【図2】本発明に係る吊上げ型揚重機の実施例を示す一
部切欠全体平面図である。
【図3】本発明に係る吊上げ型揚重機の実施例を示す全
体側面図である。
【図4】本発明に係る機器・配管類の取付方法を説明す
る概略断面図である。
【図5】本発明に係る機器・配管類の取付方法を説明す
る概略断面図である。
【図6】(a)は固定金物の変形例を示す概略断面図、
(b)は(a)のA−A線矢視図である。
【図7】(a)は第1従来例の機器・配管類の取付方法
を説明する概略断面図、(b)は第2従来例の機器・配
管類の取付方法を説明する概略断面図、(c)は第3従
来例の機器・配管類の取付方法を説明する概略断面図で
ある。
【符号の説明】
2…移動台車 3…ウィンチ 7a,7b,7c…ガイドシーブ 8…吊り下げ用ワイヤー 11…アウトリガー 12…天井吊型機器 17…吊ボルト 27…貫通孔 30…レベル調整板 W1…天井の床スラブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 洋昭 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 井手 洋一 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 木村 善嗣 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 西脇 章人 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 民輪 俊志 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 荒生 良雄 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 藤山 登美男 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 大久保 泰和 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 田中 一明 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社 竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 松村 秀夫 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株 式会社 大氣社内 (56)参考文献 特開 平2−168090(JP,A) 特開 平2−8636(JP,A) 特開 昭61−270437(JP,A) 特開 平1−169037(JP,A) 特開 昭52−13241(JP,A) 特開 昭60−30767(JP,A) 特開 昭59−7687(JP,A) 実開 昭61−2389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/48 B66D 1/60 E04B 9/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器または/および配管類を取り付ける
    天井の床スラブの機器または/および配管類の吊り下げ
    位置それぞれに予め貫通孔を形成し、前記床スラブ上に
    設置したウィンチから繰り出した吊り下げ用ワイヤーを
    前記貫通孔それぞれから垂下して前記機器または/およ
    び配管類に連結し、前記吊り下げ用ワイヤーそれぞれを
    巻き上げて前記機器または/および配管類を揚重し、前
    記床スラブに上階から固定して取り付けることを特徴と
    する機器・配管類の取付方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の機器または/および配
    管類に吊ボルトを取り付け、その吊ボルトに、天井面に
    当接して取り付けレベルを調整するレベル調整板を適正
    なレベルに取り付け、そのレベル調整板よりも上側で前
    記吊ボルトと吊り下げ用ワイヤーとを連結し、揚重およ
    び固定する機器・配管類の取付方法。
  3. 【請求項3】 アウトリガーを備えるとともにウィンチ
    を設けた移動台車に、車体外方に張り出す状態で複数個
    のガイドシーブを設け、前記ガイドシーブそれぞれから
    吊り下げ用ワイヤーを垂下するとともにそれらの吊り下
    げ用ワイヤーそれぞれを前記ウィンチに連結したことを
    特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の機器・
    配管類の取付方法に用いる吊上げ型揚重機。
JP4179458A 1992-06-11 1992-06-11 機器・配管類の取付方法およびそれに用いる吊上げ型揚重機 Expired - Fee Related JP3011350B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4179458A JP3011350B2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 機器・配管類の取付方法およびそれに用いる吊上げ型揚重機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4179458A JP3011350B2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 機器・配管類の取付方法およびそれに用いる吊上げ型揚重機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05340016A JPH05340016A (ja) 1993-12-21
JP3011350B2 true JP3011350B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=16066209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4179458A Expired - Fee Related JP3011350B2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 機器・配管類の取付方法およびそれに用いる吊上げ型揚重機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3011350B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6151042A (en) 1996-08-29 2000-11-21 Xerox Corporation High performance polymer compositions
US6184263B1 (en) 1996-08-29 2001-02-06 Xerox Corporation Blends containing photosensitive high performance aromatic ether curable polymers

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200391A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Kayaba System Machinery Kk 点吊り装置
JP2008200390A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Kayaba System Machinery Kk 点吊り装置
JP5179765B2 (ja) * 2007-02-28 2013-04-10 カヤバ システム マシナリー株式会社 点吊り装置制御構造
JP2008229073A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Kayaba System Machinery Kk 点吊り装置
JP2013148181A (ja) * 2012-01-20 2013-08-01 Daiwa House Industry Co Ltd 支持金具および床の衝撃音低減ダンパー設置構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6151042A (en) 1996-08-29 2000-11-21 Xerox Corporation High performance polymer compositions
US6184263B1 (en) 1996-08-29 2001-02-06 Xerox Corporation Blends containing photosensitive high performance aromatic ether curable polymers

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05340016A (ja) 1993-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI289537B (en) Electric hoist
JP3280038B2 (ja) エレベータ設置方法および装置
JP3011350B2 (ja) 機器・配管類の取付方法およびそれに用いる吊上げ型揚重機
JP2008156087A (ja) 走行台車の取扱方法及び取扱装置
US5152369A (en) Apparatus and method for hoisting a platform adjacent a scaffolding
JP2008222382A (ja) 据付用昇降装置移動方法
JPH09118492A (ja) 自動調芯吊具
JP2006517271A (ja) 建築資材移動用ホイスト
JP2003095585A (ja) チェーンブロックおよび手動チェーンブロックの脱着式駆動装置
JPH0891770A (ja) 長尺材吊上げ装置
JP3073345B2 (ja) 機器・配管類揚重用アタッチメント
JPH0559808A (ja) 設備機材昇降装置
JPH07137991A (ja) ワイヤロープの巻上げ装置
JPH0420481A (ja) エレベータ釣合チェーンの吊下装置
JP7144905B1 (ja) 揚程延長式工事用エレベーター
JPH08246680A (ja) 外壁部材の自動搬送装置及び自動搬送制御装置
JP7407981B1 (ja) エレベーター装置及びその据付方法
KR20190012506A (ko) 엘리베이터 승강로 가이드 레일의 설치방법
JP2804706B2 (ja) 天井走行クレーンの揚重ガイド装置
JP2849269B2 (ja) エレベーターの主索交換方法
JPH0640273Y2 (ja) 搭状構造物架設用荷振れ防止装置
CN117163799A (zh) 电梯曳引机的安装辅助装置和安装方法
JPH07315740A (ja) エスカレータトラスの搬出方法
JP2768613B2 (ja) エレベータ装置におけるロープ切断検出装置
JPH08100519A (ja) ゴンドラの振れ止め装置とその水平姿勢調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees