JPH08100519A - ゴンドラの振れ止め装置とその水平姿勢調整装置 - Google Patents

ゴンドラの振れ止め装置とその水平姿勢調整装置

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JPH08100519A
JPH08100519A JP23919694A JP23919694A JPH08100519A JP H08100519 A JPH08100519 A JP H08100519A JP 23919694 A JP23919694 A JP 23919694A JP 23919694 A JP23919694 A JP 23919694A JP H08100519 A JPH08100519 A JP H08100519A
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JP
Japan
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gondola
supported
movable arm
motor
wire
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JP23919694A
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English (en)
Inventor
Kazusane Fukahori
和實 深堀
Fujio Oshigane
富士夫 押金
Hiroshi Murakawa
洋 村川
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Nihon Bisoh Co Ltd
Chubu Plant Service Co Ltd
Original Assignee
Nihon Bisoh Co Ltd
Chubu Plant Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴンドラの振れ止め調整装置とその水平姿勢
調整装置に関し、主に、火力発電所におけるボイラ炉内
で、当該ボイラ壁面の定期的な保守、点検及び壁面補修
や取付機器の修理作業等を安全に行うために使用され
る。 【構成】 ゴンドラにモータ巻き上げ機を取り付け、当
該モータ巻き上げ機に吊りワイヤを挿通支持し、当該吊
りワイヤをモータ巻き上げ機で巻き上げたり、巻き戻す
ことにより、前記ゴンドラを壁面に沿って昇降移動させ
てなるゴンドラであって、ゴンドラの内側位置には壁面
に当接支持されるガイドローラを設け、ゴンドラの外側
位置には上中下3体の滑車を設け、当該3体の滑車に挿
通した振れ止めガイドワイヤを張設支持する。また、ゴ
ンドラの本体床に可動アームを枢設し、当該可動アーム
の先端部に連結リンクを枢設し、当該連結リンクの上端
部をモータ巻き上げ機に枢設し、前記可動アームには、
コイルスプリングによる張力維持装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴンドラの振れ止め調
整装置とその水平姿勢調整装置に関し、主に、火力発電
所における石炭焚きボイラ、重油焚きボイラ、LPG焚
きボイラ等のボイラ炉内で、当該ボイラ壁面の定期的な
保守、点検及び壁面補修や取付機器の修理作業等を安全
に行うために使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、火力発電所では、過酷な条件下で
使用されるボイラ炉内における過熱器エレメントや、炉
内壁面の全面に配管された炉水管、ボイラ炉の内壁面や
バーナー機器等に対して、1〜2年のサイクルで定期点
検を実施し、必要に応じてその補修や修理作業を行うこ
とにしている。この定期点検に際して、本件出願人の一
は、従前、特開平6−57941号公報に記載するよう
な、「ボイラ炉内の足場ステージの吊り上げ装置」をボ
イラ炉内で組み立て形成し、これを炉上方部まで吊り上
げた上で、当該吊りワイヤに代えて、足場ステージを固
定する為の吊りロッド又はフラットバーを、炉天井裏に
フレーム構成した吊り鉄鋼との間に差し渡して固定し、
この足場ステージを固定ベースとして、炉上方部におけ
る過熱器エレメントや炉水管、炉内壁面等の保守、点検
や補修作業等に対処している。蓋し、足場ステージを昇
降自在に吊設した状態下での点検、検査作業は、安全性
の観点から許されておらず、それが為、炉上方部へ足場
ステージを吊り上げた後は、当該足場ステージを吊りロ
ッドやフラットバーで移動不能に固定せねばならない。
それが為、足場ステージから下方における炉水管や炉内
壁面、バーナー機器等の点検、修理作業等を行うには、
前記足場ステージからゴンドラを吊り下げ、当該ゴンド
ラを吊り上げたり、吊り下ろしたりすることで、炉内壁
面に沿ってゴンドラを上下に昇降移動させ、このゴンド
ラに少数の作業者が乗って点検、修理作業している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作業者がゴ
ンドラに乗って各種の修理作業を行う場合、それがドリ
ルを使用した穿孔作業、カッターを使用した切断作業等
である場合には、これらの工具を使用した壁面作業に対
する反作用として、ゴンドラを炉内壁面から離隔させる
力が容易に形成されてしまい、それでは高所における安
全な作業性を確保することができない。また、作業者が
乗ったゴンドラの重さは、数百キロ〜1トン程度にもな
り、これを4点吊りして、吊り上げたり、吊り下げる
に、ゴンドラを水平状態の姿勢を維持しつつ、安全に上
げ下げすることも要請される。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、前
記の課題を解決するために、先ず、第1には、ゴンドラ
Gにモータ巻き上げ機Mを取り付け、当該モータ巻き上
げ機Mに吊りワイヤ34を挿通支持し、当該吊りワイヤ
34をモータ巻き上げ機Mで巻き上げたり、巻き戻すこ
とにより、前記ゴンドラGを壁面1に沿って昇降移動さ
せてなるゴンドラであって、ゴンドラGの内側位置には
壁面1に当接支持されるガイドローラ33を設け、ゴン
ドラGの外側位置には上中下3体の滑車24〜26を設
け、当該3体の滑車24〜26に挿通した振れ止めガイ
ドワイヤ36を張設支持したことを特徴とするゴンドラ
の振れ止め調整装置を提供する。また、第2には、ゴン
ドラGにモータ巻き上げ機Mを取り付け、当該モータ巻
き上げ機Mに吊りワイヤ34を挿通支持し、当該吊りワ
イヤ34をモータ巻き上げ機Mで巻き上げたり、巻き戻
すことにより、前記ゴンドラGを壁面1に沿って昇降移
動させてなるゴンドラであって、ゴンドラGの本体床7
に可動アーム10を枢設し、当該可動アーム10の先端
部に連結リンク11を枢設し、当該連結リンク11の上
端部をモータ巻き上げ機Mに枢設し、前記可動アーム1
0には、コイルスプリング14による張力維持装置を構
成したことを特徴とするゴンドラの水平姿勢調整装置を
提供する。
【0005】
【作用】振れ止めワイヤ36を挿通した滑車24〜26
のうち、中間滑車25を前後方向へ移動させることによ
り、挿通した振れ止めワイヤ36を緊張したり、弛緩さ
せることで、壁面1に対するゴンドラGの押し付け力を
調整する。また、モータ巻き上げ機Mが作動してゴンド
ラGを昇降移動させる際には、当該モータ巻き上げ機M
における吊り荷重は、個々のモータ巻き上げ機Mを取り
付けている連結リンク11を介して可動アーム10に伝
わる。可動アーム10には、コイルスプリング14等に
よる張力維持装置が構成されており、可動アーム10の
引き上げ力が、コイルスプリング14の弾性限度内、そ
の張力維持装置における設定値の範囲内、又は範囲外と
なることを、リミット装置に感知させ、これをモータ巻
き上げ機Mの作動に反映させることで、ゴンドラGが水
平姿勢を保持して昇降移動するように調整される。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に従って説明する
に、1は火力発電所等におけるボイラ炉の側壁であっ
て、当該側壁1には炉水管が密間隔に配管されている。
2はボイラ炉の天井裏に架設した吊り鉄構であって、格
子状にフレーム構成された当該吊り鉄構2には、吊り元
支持金具3が設けられている。Sはボイラ炉の炉底部に
組み立てられた炉底ステージであって、ボイラ炉のマン
ホール(図示せず)から搬入した足場資材によって炉内
で組み立て形成される。Gはボイラ炉の側壁1に沿って
上下に昇降移動するゴンドラであって、マンホールから
搬入したゴンドラGの構成資材により炉内で組み立てら
れる。先ず、図3に示すように、底部に底板4が固定さ
れ、上部を蓋板5で開閉自在に形成された横長矩形枠状
のアルミ合金製梁材6の数体が、炉内へ搬入される。そ
こで、この梁材6の2体を、図4(a)に示すように、
前後に重ね合わせて連結固定して組み立て、次いで、前
後に重ね合わせた梁材6の2体を1組として、その2〜
3組を、図4(b)、(c)に示すように、左右長手方
向にも突き合わせて連結固定することで、所要の長さに
サイズアップしたゴンドラGの本体床7が組み立てられ
る。このとき、前後対称的に形成されている2体で1組
の梁材6を、連結固定するには、図3に示すように、梁
材6の上部の蓋板5を開成状態にして行われる。尚、梁
材6の底部は、底板4で固定されているから、その内部
には、連結用ボルト・ナットや後記する手摺柱、手摺、
滑車等の必須不可欠の小物部品が纏めて収納保管された
状態で、炉内への搬入、搬出ができるようにしてある。
【0007】次に、炉内に搬入したエンコーダ付きモー
タ巻き上げ機Mを、図5(a)に示すように、ゴンドラ
Gの本体床7の左右両側位置の前後部に取り付ける。そ
こで、モータ巻き上げ機Mの本体床7への取付構造を、
図6〜図8、及び、図10に基づいて説明する。8は平
面箱枠状に形成した固定枠であって、モータ巻き上げ機
Mの取付位置の梁材6部分の内部に囲み形成している。
9は固定枠8の前部内側(前部側梁材の場合)又は後部
内側(後部側梁材の場合)に固定した取付ブラケット、
10はほぼ水平に差し渡した可動アームであって、その
基端部を前記ブラケット9に枢設している。11はほぼ
鉛直に立ち上げた左右一対の連結リンクであって、その
上端部をモータ巻き上げ機Mの下部コーナー部分に枢設
し、また、連結リンク11の下端部を、前記可動アーム
10の先端両側位置に枢設している。12は箱状固定枠
8の中央上方部に固定した矩形状の天井板であって、当
該天井板12の中心位置にはボールスタッド13が垂下
形成され、当該ボールスタッド13の下端球部には、コ
イルスプリング14の上部押さえ板15を球軸受けして
いる。16は可動アーム10のほぼ前後中心位置に鉛直
支持したボールスタッドであって、当該ボールスタッド
16の上端球部には、コイルスプリング14の下部押さ
え板17を球軸受けしている。18はボールスタッド1
3、16の締め付けナットであって、上部押さえ板15
と下部押さえ板17との間に介装したコイルスプリング
14の付勢力を調整自在としている。19、20は上下
に配設したリミット装置であって、箱状固定枠8の内側
位置の上下位置に取り付けられ、可動アーム10の先端
部と適宜間隔を隔てて臨ませている。斯様にして、図4
(a)に示すように、モータ巻き上げ機Mが取り付けら
れる。
【0008】次いで、図4(b)に示すように、ゴンド
ラGの本体床7の外周位置に、間隔を隔てて手摺柱21
を鉛直に立ち上げて固定し、更に、当該手摺柱21に手
摺22を差し渡して連結固定する。図1、図9(a)
(b)において、23はゴンドラGの後部側の左右両側
位置の手摺柱21に固定した支持マストであって、その
上中下の3カ所に滑車24〜26を張り出して軸受け支
持し、その内、上部滑車24と下部滑車26は、支持マ
スト23に固定した張り出しブラケット27に自由転自
在に枢設している。28は支持マスト23の内部に貫挿
して縦設した鉛直ネジ軸であって、その上端部に操作ハ
ンドル29を設けている。30は後端部に中間滑車25
を枢設した水平ネジ軸である。31、32は支持マスト
24のほぼ中間部に内蔵した軸受け台と、その噛み合い
ボックスであって、中間滑車25の水平ネジ軸30と鉛
直ネジ軸28を直交状態で噛み合い係合している。図2
において、33はボイラ炉の側壁1に当接されるガイド
ローラであって、ゴンドラGの本体床7における前部側
に、間隔を隔てて2〜4体程度取り付けられ、ボイラ炉
の側壁1に沿って転動案内される。前記のようにゴンド
ラGを組み立て形成した上で、個々のモータ巻き上げ機
Mにおける本体内に吊りワイヤ34を挿通支持し、当該
吊りワイヤ34の上端フック35を、吊り鉄構2の吊り
元支持金具3に掛架支持する。また、滑車24〜26に
は振れ止めワイヤ36を挿通した上で、その上端フック
37を吊り鉄構2の吊り元金具3に掛架支持し、また、
振れ止めワイヤ36の下端部を炉底ステージSの固定金
具38に固定する。このとき、振れ止めワイヤ36の上
下両端部の取付位置は、その鉛直線上から若干前部側へ
寄せた位置に設けられており、その為、上部滑車24か
ら上部側の振れ止めワイヤ36は、緩やかな前上がり状
態に、また、下部滑車26から下部側の振れ止めワイヤ
36は、緩やかな前下がり状態にして張設支持される。
尚、39はゴンドラGの制御盤である。
【0009】そこで、制御盤39からエンコーダ付きモ
ータ巻き上げ機Mに対して、ゴンドラGの吊り上げ指令
を出すと、四隅部のモータ巻き上げ機Mが同期作動し、
これにてゴンドラGは水平状態の姿勢を保持しつつ上昇
移動する。このとき、4点のモータ巻き上げ機Mにおけ
る吊り荷重は、個々のモータ巻き上げ機Mを取り付けて
いる連結リンク11を介して可動アーム10に伝わる。
従って、個々のモータ巻き上げ機Mに対してほぼ均等な
負荷がかかり、昇降移動する際の荷重変化が、比較的小
さいような場合には、それはコイルスプリング14の弾
性範囲内、即ち、下部側の第1段目のリミット装置20
が作動しない範囲で緩和、均衡され、吊りワイヤ34の
遊びが防止されて昇降移動する。ところが、モータ巻き
上げ機Mにより4点の吊り点位置のうち、いずれかのモ
ータ巻き上げ機Mにおける吊り荷重が、調整が必要な設
定値に達すると、即ち、コイルスプリング14の所定の
弾性範囲内であっても、可動アーム10が引き上げられ
ることで、第1段目のリミット装置20が作動する。す
ると、この1段目のリミット装置20の作動信号は、制
御盤39の制御回路へ入力され、吊り荷重の比較的大き
なモータ巻き上げ機Mに対する巻き上げ速度を遅くする
ことで、当該モータ巻き上げ機Mに対する必要以上の負
荷を軽減させ、他のモータ巻き上げ機Mに対して相対的
に荷重を分散させるように調整される。また、いずれか
のモータ巻き上げ機Mにおける吊り荷重が、インターロ
ックの設定値に達した場合には、可動アーム10は更に
引き上げられ、第1段目のリミット装置20と上部側の
第2段目のリミット装置19が作動する。第2段目のリ
ミット装置19が作動すると、他の3点のモータ巻き上
げ機Mにおける吊り荷重との調整は困難であることか
ら、この時点では、4点のモータ巻き上げ機Mによる自
動昇降を停止し、後は、巻き上げ機Mの制御を自動から
手動操作に切り換え、荷重の大きいモータ巻き上げ機M
を手動で降下させることで吊り荷重を減らし、他の3点
の吊り荷重の大きさをバランスさせるように手動調整す
る。前記のような制御手法により、ゴンドラGは、水平
姿勢をバランス良く維持しつつ昇降移動する。
【0010】また、ゴンドラGに乗った作業者により、
ボイラ炉の側壁1部分における修理箇所を、カッター作
業したり、ドリル作業をする際には、ゴンドラGは、そ
の作業の反作用として、ボイラ炉の側壁1部分から容易
に離れてしまうことになる。そこで、この種の作業を行
う場合には、図9(a)に示すように、操作ハンドル2
9を廻して、鉛直ネジ軸28を一方へ回転操作する。す
ると、当該鉛直ネジ軸28と噛み合う水平ネジ軸30が
回転させられ、図9(b)に示すように、中間滑車25
を前進移動させ、振れ止めワイヤ36を緊張させ、これ
にて図1、図2に示すように、ゴンドラGをボイラ炉の
側壁1に強く押し付けることになる。これにより、作業
に際して、ゴンドラGの本体床7が、ボイラ炉の側壁1
から離れたり、揺れ動くようなことが殆どなくなり、こ
の種の作業をゴンドラGをほぼ固定した状態で安全に行
うことができる。
【0011】尚、前記の場合には、ゴンドラGをボイラ
炉の天井裏に設けた吊り鉄構2に直接掛架することで吊
り下げた場合について説明したが、本件出願人の一が従
前提案した実開平5−3479号公報に開示した「ワー
キングステーション」におけるモジュール足場や、実開
平5−25104号公報に開示した「ワーキングステー
ション吊り下げ装置」における吊りステージや、特開平
6−57941号公報に開示した「ボイラ炉内の足場ス
テージの吊り下げ装置」における足場ステージを、ゴン
ドラGにおける吊りワイヤ34の吊り元として、本発明
のゴンドラGを吊り下げる吊りワイヤ34を掛架支持
し、また、振れ止めワイヤ36の吊り元も、前記の場合
における足場ステージに構成して対応することもでき
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は、前記のように、先ず、第1に
は、ゴンドラGにモータ巻き上げ機Mを取り付け、当該
モータ巻き上げ機Mに吊りワイヤ34を挿通支持し、当
該吊りワイヤ34をモータ巻き上げ機Mで巻き上げた
り、巻き戻すことにより、前記ゴンドラGを壁面1に沿
って昇降移動させてなるゴンドラであって、ゴンドラG
の内側位置には壁面1に当接支持されるガイドローラ3
3を設け、ゴンドラGの外側位置には上中下3体の滑車
24〜26を設け、当該3体の滑車24〜26に挿通し
た振れ止めワイヤ36を張設支持してなるゴンドラの振
れ止め調整装置を提供したので、壁面に対するカッター
作業やドリル作業をする際に、ゴンドラの本体床が、ボ
イラ炉の側壁面から離れたり、揺れ動くようなことが殆
どなくなり、この種の作業がゴンドラをほぼ固定した状
態で安全に行うことができる。また、第2には、ゴンド
ラGにモータ巻き上げ機Mを取り付け、当該モータ巻き
上げ機Mに吊りワイヤ34を挿通支持し、当該吊りワイ
ヤ34をモータ巻き上げ機Mで巻き上げたり、巻き戻す
ことにより、前記ゴンドラGを壁面1に沿って昇降移動
させてなるゴンドラであって、ゴンドラGの本体床7に
可動アーム10を枢設し、当該可動アーム10の先端部
に連結リンク11を枢設し、当該連結リンク11の上端
部をモータ巻き上げ機Mに枢設し、前記可動アーム10
には、コイルスプリング14による張力維持装置を構成
してなるゴンドラの水平姿勢調整装置を提供したので、
ゴンドラに対する水平姿勢をバランス良く維持しつつ、
円滑に昇降移動させることができる等の諸効果をもたら
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボイラ炉の側壁に沿って昇降するゴンドラを、
吊り鉄構に吊設した状態を示す斜視図である。
【図2】同、側面図である。
【図3】前後に連結した1組の梁材の上面に取り付けた
蓋板を、開成した状態を示す側面図である。
【図4】ゴンドラの組み立て手順を示す工程図であっ
て、図(a)は2体の梁材を前後に並設した状態を、図
(b)はそれを前後に突き合わせて固定した上で、長手
方向へ2組連結した状態を、図(c)は長手方向へ3組
連結した場合における本体床を示している。
【図5】図(a)は本体床の左右両側位置に、前後1組
のモータ巻き上げ機を取り付けた状態を、図(b)は組
み立てられたゴンドラを示している。
【図6】梁材に取り付けられたモータ巻き上げ機と、そ
の下部構造を示す横断面図である。
【図7】同、正面図である。
【図8】同、下部構造の平面図である。
【図9】ゴンドラの振れ止め装置の要部を示す縦断側面
図であって、図(a)は中間滑車を後退移動させること
で、挿通した振れ止めワイヤが緩められた状態を、図
(b)は中間滑車を前進移動させることで、挿通した振
れ止めワイヤを緊張させた状態を示している。
【図10】モータ巻き上げ機における吊り荷重の張力維
持装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
M モータ巻き上げ機 S 炉底ステージ G ゴンドラ 1 側壁 2 吊り鉄構 3 吊り元支持金具 4 底板 5 蓋板 6 梁材 7 本体床 8 固定枠 9 取付ブラケット 10 可動アーム 11 連結リンク 12 天井板 13、16 ボールスタッド 14 コイルスプリング 15 上部押さえ板 17 下部押さえ板 18 締め付けナット 19、20 リミット装置 21 手摺柱 22 手摺 23 支持マスト 24 上部滑車 25 中間滑車 26 下部滑車 27 張り出しブラケット 28 鉛直ネジ軸 29 操作ハンドル 30 水平ネジ軸 31 軸受け台 32 噛み合いボックス 33 ガイドローラ 34 吊りワイヤ 35、37 先端フック 36 振れ止めワイヤ 38 固定金具 39 制御盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村川 洋 東京都港区南青山一丁目1番1号 日本ビ ソー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴンドラGにモータ巻き上げ機Mを取り
    付け、当該モータ巻き上げ機Mに吊りワイヤ34を挿通
    支持し、当該吊りワイヤ34をモータ巻き上げ機Mで巻
    き上げたり、巻き戻すことにより、前記ゴンドラGを壁
    面1に沿って昇降移動させてなるゴンドラであって、ゴ
    ンドラGの内側位置には壁面1に当接支持されるガイド
    ローラ33を設け、ゴンドラGの外側位置には上中下3
    体の滑車24〜26を設け、当該3体の滑車24〜26
    に挿通した振れ止めワイヤ36を張設支持したことを特
    徴とするゴンドラの振れ止め調整装置。
  2. 【請求項2】 ゴンドラGにモータ巻き上げ機Mを取り
    付け、当該モータ巻き上げ機Mに吊りワイヤ34を挿通
    支持し、当該吊りワイヤ34をモータ巻き上げ機Mで巻
    き上げたり、巻き戻すことにより、前記ゴンドラGを壁
    面1に沿って昇降移動させてなるゴンドラであって、ゴ
    ンドラGの内側位置には壁面1に当接支持されるガイド
    ローラ33を設け、ゴンドラGの外側位置には上中下3
    体の滑車24〜26と、当該3体の滑車24〜26に挿
    通した振れ止めワイヤ36を張設し、その内、中間滑車
    25を水平ネジ軸30に支持し、当該水平ネジ軸30と
    噛み合う鉛直ネジ軸28を回転操作することにより、振
    れ止めワイヤ36の緊張、弛緩を自在としてなる請求項
    1に記載のゴンドラの振れ止め調整装置。
  3. 【請求項3】 ゴンドラGにモータ巻き上げ機Mを取り
    付け、当該モータ巻き上げ機Mに吊りワイヤ34を挿通
    支持し、当該吊りワイヤ34をモータ巻き上げ機Mで巻
    き上げたり、巻き戻すことにより、前記ゴンドラGを壁
    面1に沿って昇降移動させてなるゴンドラであって、ゴ
    ンドラGの本体床7に可動アーム10を枢設し、当該可
    動アーム10の先端部に連結リンク11を枢設し、当該
    連結リンク11の上端部をモータ巻き上げ機Mに枢設
    し、前記可動アーム10には、コイルスプリング14に
    よる張力維持装置を構成したことを特徴とするゴンドラ
    の水平姿勢調整装置。
  4. 【請求項4】 本体床7に形成した固定枠8に、ほぼ水
    平に可動アーム10を枢設し、当該可動アーム10の先
    端部には、鉛直に立ち上げた連結リンク11を枢設し、
    前記固定枠8に固定した天井板12にはボールスタッド
    13を支持し、当該ボールスタッド13にはコイルスプ
    リング14の上部押さえ板15を軸受けし、前記可動ア
    ーム10の中心部にはボールスタッド16を支持し、当
    該ボールスタッド16にはコイルスプリング14の下部
    押さえ板17を軸受けし、当該下部押さえ板17と上部
    押さえ板15との間にコイルスプリング14を介装して
    なる請求項3に記載のゴンドラの水平姿勢調整装置。
JP23919694A 1994-10-03 1994-10-03 ゴンドラの振れ止め装置とその水平姿勢調整装置 Pending JPH08100519A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019203249A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 株式会社竹中工務店 移動式足場装置
CN114108484A (zh) * 2021-12-09 2022-03-01 山东省交通科学研究院 一种土木工程领域的桥梁工程维护吊篮
CN114165038A (zh) * 2021-12-20 2022-03-11 陈双财 一种具有高稳定性的防风振吊篮

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