JP3037759B2 - エレベータの昇降路内作業方法およびその装置 - Google Patents

エレベータの昇降路内作業方法およびその装置

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JP3037759B2 JP2408491A JP40849190A JP3037759B2 JP 3037759 B2 JP3037759 B2 JP 3037759B2 JP 2408491 A JP2408491 A JP 2408491A JP 40849190 A JP40849190 A JP 40849190A JP 3037759 B2 JP3037759 B2 JP 3037759B2
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B19/00Mining-hoist operation
    • B66B19/002Mining-hoist operation installing or exchanging guide rails

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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの昇降路内
に例えばガイドレールなどのエレベータ塔内機器を据付
けるための昇降路内作業方法および作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高層建物における人や物の昇降
用のエレベータは、図20に示すように、垂直方向に延
びる昇降路1に配設されているゴンドラ2を、昇降路1
の頂部に設けられた懸垂機構3によって上下するように
構成されている。
【0003】上記ゴンドラ2は懸垂機構3から下された
ロープ4の下端に吊下げられており、上記ロープ4の他
端にはバランスウエイト5が吊下されている。また、上
記ゴンドラ2およびバランスウエイト5は昇降路1の内
面側に立設されたガイドレール6,7にそれぞれ両側部
が係合案内されるようにしてあり、上記懸垂機構3の作
動によって、ゴンドラ2が上記ガイドレール6に沿って
案内されながら昇降するように構成されている。
【0004】上記ガイドレール6および7は図21およ
び図22に示すように建物の昇降路1の内壁面に取付け
られるが、この取付けに際しては、屋上等に配設された
ウインチによってガイドレール6,7を吊り下げ、この
ウインチで吊り下げられたガイドレール6,7の下端に
中継金具8を介して次のガイドレールを連結し、この連
結を繰り返して全てのガイドレールを吊り上げた後、昇
降路1内に組立てられた足場等を利用しながら、基準位
置から垂下されたピアノ線を基準として昇降路内壁面の
所定位置に取付金具9をアンカボルト10によって固定
し、その取付金具9に上記ガイドレール6,7をレール
ブラケット11およびシム等を介して固定することによ
り、上記ガイドレールの敷設が行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに足場を組立ててその足場上に作業者が乗って作業を
するものにおいては、作業者が作業内容が変る毎に足場
上を昇り降りして移動する必要があり、多大の労力と時
間を費すばかりでなく、最近のような超高層ビルにおい
ては高所での不完全な足場上での作業のため、作業者の
安全性の保持が難しく、作業者の疲労度が大きい等の問
題がある。
【0006】そこで、上記問題を解消するため、昇降路
内に昇降可能な作業台枠を配設した昇降路内作業装置も
提案されている(特開昭58−193876号)。
【0007】しかしながら、この作業装置は非常に大型
で重くて昇降路内への搬入が大がかりで段取りが大変で
あり、特に低階層の建造物に対しては段取り時間の比率
が高くなり、自動化省力化の効果が上がらない等の問題
がある。また装置そのものが昇降路内いっぱいの空間を
占有するため、昇降路の寸法や昇降路の断面形状により
その都度装置を組み替えたり、異なる装置を用意しなけ
ればならないという問題もある。しかも一つの昇降路に
1台しか設置できないため、この装置で作業していると
き、他の作業(例えば簡単な人手作業)を同時に同一の
昇降路内で実施したり、追加作業や、やり直し作業等の
作業変更を自由に行なうことが困難である等の不都合も
ある。
【0008】本発明はこのような点に鑑み、小型可搬で
作業性が良く低階層の建造物でも省力化の効果があり、
且つ複数の作業の同時進行も可能であり、工期短縮を図
ることができる昇降路内作業方法および作業装置を得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、昇降路壁の所
定位置に芯出し固定された1本のガイドレールに、昇降
路内作業装置のガイドレール把持具で上記ガイドレール
を把持係合することにより上記昇降路内作業装置をその
ガイドレールに沿って上下動可能に係合装着し、その作
業装置を上記固定されたガイドレールおよびその固定さ
れたガイドレールの直上に一列に連結されたガイドレー
ルで案内させながらそのガイドレールのレールブラケッ
ト取り付け位置まで上動させ、その位置で上記作業装置
に装着された芯出し装置および作業機器によって当該ガ
イドレールの芯出しおよび固定を行い、1台の昇降路内
作業装置によって1列のガイドレールの芯出しおよび固
定作業を行うことを特徴とする。
【0010】また本発明は、昇降路内に吊下された昇降
用ワイヤを介して昇降する昇降装置と、その昇降装置が
装着された作業装置本体と、その作業装置本体に装着さ
れ、作業を行なう基準の高さを検出する上下方向位置検
出装置と、上記作業装置本体に装着され、前面に1本の
ガイドレールを把持しそのガイドレールで案内されるガ
イドレール把持具を有するガイドレール案内把持装置
と、昇降路壁に昇降路内機器を固定する作業機器とを有
し、1台の昇降路内作業装置によって1列のガイドレー
ルに沿う昇降路内作業を行うようにしたことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】事前に規定長さに人手等により連結されたガイ
ドレールを昇降路内に吊し、或は昇降路内においてガイ
ドレールを順次上方に継ぎ足しながら、昇降路壁の所定
位置に芯出し固定された1本のガイドレールに係合装着
された昇降装置を上記ガイドレールに沿って上動させ、
所定ガイドレールのレールブラケット取付位置におい
て、芯出し装置および作業装置によりガイドレール等の
被取付機器の芯出しおよび固定を行なう。したがって、
作業員がその都度作業位置まで移動する必要がなく、機
械的に昇降路内機器の据付作業を行なうことができ、し
かも大型の昇降装置を設ける必要もない。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
について説明する。
【0013】図1は、本発明に係る昇降路内作業装置が
1本のガイドレールに案内されて昇降路内での作業を行
なう状態を示す概略斜視図であって、作業は1本のガイ
ドレール20に係合装着されてそのガイドレール20に
沿って上下動する作業装置21を使用して行なわれる。
【0014】作業装置21は、昇降路上部の機械室等か
ら吊下された昇降用ワイヤ22によって昇降路内に懸垂
されており、昇降用ワイヤ22を巻き上げるワインダ等
を有する昇降装置21aによって昇降、停止するように
してある。また、昇降路内には、据え付けられるべきレ
ール1列に対して2本のピアノ線23が吊り下げられて
おり、さらに昇降路の上部に配設されている機械室等に
設置されているウインチ24に巻き付けられた1本のレ
ール吊りワイヤ25によって、1列に連結されたガイド
レール20を吊下するようにしてある。
【0015】ところで、作業装置本体27内には、図2
に示すように、昇降路内壁面に平行な水平方向(X方
向)、および昇降路内壁面に対して接近或は離間する方
向(Y方向)への移動、並びに垂直軸線(Z)回りの回
動が可能なようにガイドレール案内把持装置28がテー
ブル29を介して載置装着されている。このガイドレー
ル案内把持装置28のガイドレールが取り付けられる昇
降路内壁面と対向する面には、ガイドレールを三方向か
ら把持案内するガイドレール把持具30a,30bが上
下2カ所に装着されている。
【0016】図3は、上記ガイドレール把持具30a,
30bの上面図であり、ガイドレール把持具30aはガ
イドレール26の両側面に係合するように互いに平行に
一対設けられており、Y方向軸線回りに回転可能なロー
ラ状をなしている。そして、両ガイドレール把持具30
aはX方向およびY方向に所定量だけ移動可能としてあ
り、スプリング31によってリニアガイド32に沿って
Y方向に付勢されている。
【0017】また、ガイドレール把持具30bはX方向
の軸線回りに回転可能なローラであって、ガイドレール
26の頂面に当接するようにしてある。
【0018】そして、昇降路内作業装置21がガイドレ
ール案内把持装置28によりガイドレール20に係合装
着されたとき、上記昇降路内作業装置21がY方向にガ
イドレール20から外れることを防止するために、ガイ
ドレール把持具30aにはレールのくびれた部分に引っ
掛るようにしてある。なお、ここではレールに案内係合
する機構のみを示したがこれに加えて昇降路内作業装置
が作業する際にガイドレールを確実に把持する別の機構
を付加してもよい。
【0019】また、前記ガイドレール案内把持装置28
には、図2,図4に示すように、テーブル33がガイド
レール案内把持装置28に対して図示しない適宜駆動機
構によってZ方向およびY方向に移動可能に装着されて
おり、このテーブル33上には左右一対のクリプ用ナッ
トランナ34が固着されている。
【0020】一方、作業装置本体27の外側には、コ字
型のテーブル35が作業装置本体27に対してY方向す
なわちガイドレールが取り付けられる昇降路内壁面に接
近或は離間する方向に図示しない駆動装置により移動可
能に装着してあり、このテーブル35の上記昇降路内壁
面と対向する両先端部には、それぞれロケータピン36
が装着してある。このロケータピン36にはさらに連杆
37を介してリニアガイド38が連結してあり、このリ
ニアガイド38にはレールブラケット用ナットランナ3
9が上下動可能に装着されている。
【0021】また、ガイドレール案内把持装置28内の
左右下部には、ナット供給装置40が設けられ、またガ
イドレール案内把持装置28の前記昇降路内壁面側下部
には上下動方向位置検出装置41が設けられている。さ
らにガイドレール案内把持装置28の裏面側(ガイドレ
ールが取付けられる昇降路内壁面と反対側)には、昇降
路内に鉛直に張られたピアノ線23が挿通された、ピア
ノ線23の位置を検知するための一対の基準検知装置4
2が設けられている(図1参照)。
【0022】ところで、鉄骨構造の建屋ではレール用ブ
ラケット取り付け位置にセパレータビーム44がかけ渡
されており、このセパレータビーム44には、それぞれ
ガイドレール取付場所と対応する位置にあらかじめフア
スナ45が溶接により固定されている。このフアスナ4
5の構造は図6に示すように、左右2カ所に作業装置固
定用穴46が穿設されており、またレール用ブラケット
47を固定するための2本のボルト48が取り付けられ
ている。
【0023】一方、レール用ブラケット47は図1およ
び図6に示すように断面L字状をしており、クリップ用
ネジ穴49とレール芯出し用穴50がそれぞれ左右2カ
所づつに穿設されている。
【0024】昇降路内壁面にガイドレールの取付けを行
なう場合には、最初に人手により天井から床までピアノ
線23を鉛直に張る。このピアノ線23は据え付けられ
るべきガイドレールの芯出しを行なう時の鉛直基準とす
るもので、レール1列に対して2本使用する。また機械
室にウインチ24を設置し、それに巻き付けたレール吊
りワイヤ25を床まで垂らす。さらに天井から据え付け
られるべきレール1列につき1本の昇降用ワイヤ22を
垂らす。
【0025】そこで、初めに人手により昇降路下部にお
いてガイドレールを順次全長分もしくは数本連結、芯合
せを行ない、一体にして機械室に設けられているウイン
チ24により揚重する。すなわち、上記ウインチ24に
巻き付けたレール吊りワイヤ25に、人手によりレール
吊り具51を取り付け、さらにそのレール吊り具51に
最上部のガイドレール26を取り付け、ウインチ24に
よりその最上部のガイドレール26を持ち上げ、その下
に次のガイドレールを立て掛け、フィッシュプレート5
2によりそれら2本のガイドレールを連結し芯合せを行
なう。以下、順次この作業を繰り返し必要本数だけガイ
ドレールを連結し揚重する。なお、予め各ガイドレール
にはレール上端側にフィッシュプレート52を固定して
おく。さらに最下部レールにはレール用ブラケット47
を、クリップ53により実際にセパレータビーム44に
固定する位置に仮止めしておく。また2番目以降のガイ
ドレールにはレール用ブラケット47をクリップ53に
より実際にセパレータビーム44に固定する位置より少
し上側に仮止めしておく。
【0026】次に、人手により、最下部のガイドレール
に仮止めしてあるレール用ブラケット47のクリップ用
ボルト54をゆるめ、フアスナ45のボルト48にレー
ル用ブラケット47のレール芯出し用穴50を入れるよ
うにこれを下げ、これらをナットで仮止めする。この時
レール芯出し用穴50は、ボルト48の径に対して大き
く形成してあり、レール用ブラケット47は昇降路内壁
面に平行な水平方向(X方向)およびそれに直交する方
向(Y方向)の移動並びに垂直軸線回りの回動が或程度
可能となっており、ナットの仮止めを緩めて、ピアノ線
23を鉛直基準としてこれによって最下部のガイドレー
ル20の芯出しを行なう。そしてその後レール用ブラケ
ット47とフアスナ45とをナットにより再度固定し、
これにより最下部のガイドレールの芯出しおよび固定を
行なう。
【0027】そこで、エレベータガイドレール据付のた
めの作業装置21のガイドレール把持具30aを左右方
向に開いておき、ガイドレール把持具30bに最下部の
ガイドレール20の上面が当るように上記作業装置21
を押し付ける。そして、ガイドレール把持具30aを元
の状態に戻すと、スプリング31によりガイドレール把
持具30aが引張られるので、図3に示すように最下部
のガイドレール20の側面と上面が押さえ付けられ、作
業装置21は上記ガイドレール20に沿ってのみ移動可
能となる。しかして、その位置でガイドレール案内把持
装置28に取り付けられた2個の基準検知装置42の出
力値を読みピアノ線の位置を確認する。
【0028】次に、地上等にいる作業員によって装置が
始動されると、昇降装置21aが作動され、その昇降装
置21aによって作業装置21がガイドレールをガイド
にして最下部のガイドレールからその上のガイドレール
へと上昇される。この時ロケータピン36およびブラケ
ット用ナットランナ39は昇降の邪魔にならない位置に
配置しておく。
【0029】このようにして作業装置21が上昇、上下
方向位置検知装置41によってレール用ブラケット47
を固定すべきフアスナ45の上下方向位置を検知した
ら、そこで上昇が止められる。そこで、テーブル35お
よび昇降装置21aによってロケータピン36が前後方
向および上下方向に移動され、ロケータピン36が上記
フアスナ45の作業装置固定用穴46内に挿入され、作
業装置本体27がフアスナ45に固定される。
【0030】次に、ガイドレール案内把持装置28に取
り付けられた2個の基準検知装置42により、その中を
通したピアノ線23の位置を読取り、この値と上昇前に
測定した初期値とのずれが計算される。そしてフアスナ
45に固定された作業装置本体に対し、テーブル29を
介してガイドレール案内把持装置28が先に計算した位
置のずれがなくなるように、前後(Y方向)、左右(X
方向)および縦軸回りに動かされ、このガイドレール案
内把持装置28に把持されている2番目のガイドレール
26の芯出しが行なわれる。なお、この場合レール用ブ
ラケット47のレール拘束用穴50はボルト48の径に
比べて大きくしてあり、その範囲内でレール用ブラケッ
ト47の移動が可能であって、上記ガイドレールの位置
修正を行なうことができる。
【0031】そこで、予め上方に仮止めしておいたレー
ル用ブラケット47のクリップ53のクリップ用ボルト
54に、ブラケット用ナットランナ34を係合してクリ
ップ用ボルト54を緩め、レール用ブラケット47が上
下に動くような状態にされる。そして上記クリップ用ボ
ルト54をブラケット用ナットランナ34で掴んだ状態
のままテーブル33を下げることにより、レール用ブラ
ケット47がフアスナ45に当るまで下げられる。ここ
でクリップ用ナットランナ34によりクリップ用ボルト
54が締められ、最後にブラケット用ナットランナ39
によりナット供給装置40から受取ったナットがボルト
48に挿入され、レール用ブラケット47がフアスナ4
5にねじ止めされる。
【0032】以後これらの動作を繰り返して行くことに
より、レールの位置修正および固定が地上等から遠隔制
御により自動的に行われる。
【0033】このようにして、鉄骨構造の建屋に、上か
ら一列に吊したガイドレールを下から順に一か所づつ固
定金具により位置を調整しながら固定したり、或はすで
に固定されているガイドレールの上に1本づつレールを
繋いで固定金具により固定することができる。
【0034】図7および図8は本発明の作業装置の他の
実施例を示す正面図および側面図であって、先に示した
第1の実施例の作業装置にコンクリート壁用工具類が取
り付けられている。
【0035】すなわち、作業装置本体27の下面には、
テーブル60を介して工具台61がそれぞれ図示しない
ねじ軸等の駆動装置によって左右方向(X方向)に移動
自在に装着されている。上記工具台61上には、図9に
示すように、6個のテーブル62が横方向にそれぞれ前
後方向(Y方向)に移動自在に装着されており、それら
1側方の3個のテーブル62上にはコンクリート用ドリ
ル63、アンカ打ち込み工具64、およびアンカ用ナッ
トランナ65が各別に順次固着されており、他側方の3
個のテーブル62上にも同様にコンクリート用ドリル6
3、アンカ打ち込み工具64およびアンカ用ナットラン
ナ65が各別に順次固着されている。しかして、これら
の工具は、テーブル60、テーブル62を介して作業装
置本体27に対して前後、左右方向に移動可能となって
いる。
【0036】そこで、この装置によって鉄骨構造の建屋
のようにセパレータビームが渡されていない建屋のエレ
ベータ昇降路内にガイドレールを据付ける作業について
説明する。
【0037】図10に示すように、ガイドレール26に
はレール用ブラケット47がクリップ53により取り付
けられており、このレール用ブラケット47にはコンク
リート壁用ブラケット66がレールブラケット用ボルト
67により固着されている。上記コンクリート壁用ブラ
ケット66には、図11に示すように、作業装置固定穴
68、レールブラケット固定ねじ穴69、およびアンカ
ボルトを通すためのコンクリート壁用ブラケット固定穴
70がそれぞれ左右2か所づつに穿設されている。
【0038】ところで、作業装置固定穴68の位置は第
1の実施例におけるフアスナ45の作業装置固定穴46
と同じ位置に設けられており、レールブラケット固定ね
じ穴69の位置はフアスナ45のブラケット固定用ボル
ト48が立てられている位置と同じくしてあり、さらに
レール用ブラケット47の下面には、コンクリート壁用
ブラケット42の表面に当接するかまぼこ状突起71が
形成してある。
【0039】しかして、最下部のガイドレールの取付け
に際しては、第1実施例とほぼ同様にコンクリート壁用
ブラケット66を所定位置に装着し、このコンクリート
壁用ブラケット66にレール用ブラケット47を介して
ガイドレール26の芯出しをした後固着する。
【0040】その後、第1実施例と同様に、作業装置2
1が2番目レールのレール用ブラケット47の固定位置
まで上昇したらその作業装置21の上昇が止まる。そし
て、作業装置に設けられた作業機器が順次作動し、まず
ブラケット用ナットランナ39をレールブラケット用ボ
ルト67に挿入係合してそれを緩める。この場合、第1
の実施例と同様にレールブラケット用ボルト67の径に
対してレール用ブラケット穴50の内径が大きく、レー
ル用ブラケット47がコンクリート壁用ブラケット66
に対して前後、左右および縦軸線回りの移動が可能とし
てある。
【0041】そこで、次にコンクリート壁用ブラケット
66の作業装置固定用穴68にロケータピン36を挿入
し、作業装置本体27をコンクリート壁用ブラケット6
6に固定する。そして、上記ロケータピン36を前方に
移動させて、コンクリート壁用ブラケット66を昇降路
内壁面に押し付ける。その後テーブル60により、アン
カ用ドリル63がコンクリート壁用ブラケット穴70の
中心を通る位置に来るように工具台61を動かす。そこ
で、テーブル62を前方に動かし、アンカ用ドリル63
の径より大きく形成してあるコンクリート壁用ブラケッ
ト穴70を通してコンクリート壁にアンカ用の穴を明け
る。このようにしてアンカ用の穴が明けられたらテーブ
ル62を元の位置に戻し、テーブル61によりアンカ打
ち込み工具64がコンクリート壁用ブラケット穴70の
中心を通る位置に来るように工具台61を移動させ、ア
ンカ打ち込み工具64によりアンカボルト71の挿入お
よび打ち込みを行なう。そして同様に工具台61を動か
してアンカ用ナットランナ65によりアンカボルト71
へのナット締めを行ない、コンクリート壁にコンクリー
ト壁用ブラケット66を固定する。しかして、これによ
りコンクリート壁に対する作業装置本体27の固定が行
なわれる。
【0042】次に、ガイドレール案内把持装置28に取
り付けられた2個の基準検知装置42により、その中に
通したピアノ線23の位置を読み取り、この値と、最下
部のガイドレールに作業装置が装着されていた時に測定
した初期値とのずれを計算する。そして、コンクリート
壁用ブラケット66に固定された作業装置本体27に対
し、テーブル29を介してガイドレール案内把持装置2
8を、先に計算した位置のずれがなくなるように、前
後、左右方向および縦軸線回りに回動し、2番目のガイ
ドレールの芯出しが行なわれる。このようにしてガイド
レールの芯出しが行なわれたら、第1実施例と同様にブ
ラケット用ナットランナ39によりレールブラケット用
ボルト67にナットを締着し、ガイドレールの固定を行
なう。以下、各レールについて上記作業を繰り返し行な
い、一連のガイドレールの芯出しおよび固定を行なうこ
とができるなお、コンクリート壁が凹凸状になっており
コンクリート壁用ブラケット66を鉛直に装着できない
ような場合には、図12に示すようにレール用ブラケッ
ト47の下面にかまぼこ状突起71を一体的に設けてお
くことにより、レール用ブラケット47が曲がることを
防ぎ、これによってガイドレールに無理な力が加わるこ
とを防止することができる。またこのかまぼこ状突起7
1はコンクリート壁用ブラケット66の上面にあっても
よい。
【0043】上述のように、壁に取り付けたコンクリー
ト壁用ブラケット66は第1実施例におけるフアスナ4
5と実質的に同一形状であるため、ロケータピンによる
位置調整機構は同じものを使用することができ、昇降路
内が地下では鉄筋の壁で地上では鉄骨構造である場合で
も、作業装置は兼用でき、交換部品を少なくでき作業効
率を向上させることができる。
【0044】図13は本発明のさらに他の実施例を示す
図であり、この実施例はガイドレールを昇降路内で順次
一列に継ぎ足す作業を行なうことができるようにしたも
のであり、ガイドレール把持具30a,30b、昇降装
置21a等の1本のガイドレールに案内されて昇降する
機能は第1実施例と同一である。
【0045】図13に示すように、ガイドレールの据付
作業は1本のガイドレールにつき1台の作業装置80を
使用して進めて行くように構成されており、昇降路内に
は据え付けられるべきレール1列に対して2本のワイヤ
81a,81bが天井から床に垂らしてあり、また昇降
路の最下部のピット内にはレール立て装置82が設置さ
れている。
【0046】図14および図15は作業装置80の概略
構成を示す正面図および側面図であって、本体移動枠8
3の上部には、リニアベアリング84を介してレール押
し込み装置85によって本体支え板86が上記本体移動
枠83に対して前後方向(Y方向)に移動可能に装着さ
れている。そして、この本体支え板86上に作業装置本
体87が装着してある。
【0047】上記本体移動枠83の前面(ガイドレール
が据付けられる昇降路内壁面と対向する面)には、その
上下2個所に第1実施例におけると同様なガイドレール
把持具30a,30bが設けられており、その上方のガ
イドレール把持具30a,30bの上方部には、頂端に
互いに対向する方向に斜め下方に傾斜部を有する一対の
レール押し付け具88が左右方向に互いに接近・離間す
る方向に移動可能に装着されている。
【0048】また、本体支え板86の前面には互いに先
端が対向するように配設された一対の楔部材89が左右
方向に互いに接近・離間する方向に移動可能に装着され
ている。
【0049】ところで、前記作業装置本体87の下方に
は昇降装置21aが装着されており、また作業装置本体
87上にはテーブル90を介してガイドレール拘束装置
91が左右方向に移動可能に装着されている。このガイ
ドレール拘束装置91の前面側には、図16に示すよう
にその上下位置にガイドレールを全方向に拘束するガイ
ドレール把持具92および93が設けられている。この
ガイドレール把持具92は前後・左右に移動・固定自在
となっている。
【0050】また、上記ガイドレール拘束装置91に
は、テーブル94が上下方向および前後方向に移動可能
に装着してあり、このテーブル94にはフィッシュプレ
ート用ナットランナ95が固着されている。
【0051】図13に示すように、本実施例の作業装置
はすでに芯出しおよび固定済のガイドレールまたは芯出
しおよび固定中のガイドレールの上に1本のガイドレー
ル端部を乗せ、継ぎ芯合せをした後フィッシュプレート
によりそれら2本のガイドレールを継ぐ作業を行なうも
のであって、ここでは2番目のガイドレール上に3番目
のガイドレールを乗せてフィッシュプレートで継ぐ作業
について説明する。すなわち、最下部ガイドレール20
aは固定済で、2番目ガイドレールはこれから芯出しお
よび固定を行なう。
【0052】しかして、適宜ピン装置等によって作業装
置80にキャップ96を連結した後、作業装置80をす
でに固定済の最下部ガイドレール20aにガイドレール
把持具30a,30bを介して装着する。そして、昇降
用ワイヤ81aをキャップ96を貫通させ、昇降装置2
1aに挿通させ、また他のワイヤ81bをキャップ96
および作業装置本体87に挿通する。
【0053】そこで、昇降用ワイヤ81aを頼りに昇降
装置21aにより作業装置80を2番目のガイドレール
20bの位置まで上昇させる。次に、レール立て装置8
2によって3番目のガイドレール20cを昇降路内に立
て掛ける。この場合、作業装置80がすでに固定済のガ
イドレールに沿って下降して来た時に、レール立て装置
82に立て掛けたガイドレールがガイドレール拘束装置
91の上下に取り付けられたガイドレール把持具92,
93の間に挟まれるような位置に立て掛ける。
【0054】しかして、昇降装置21aにより作業装置
80を降下させてゆくと、まずはじめにガイドレール拘
束装置91のガイドレール把持具92,93間に3番目
のガイドレール20cが挿入される。そこでさらに降下
させると、キャップ96に設けられた溝内にフィッシュ
プレート52が入り込み、そのフィッシュプレート52
がキャップ96に連結される。作業装置80がさらに下
降してガイドレール20cの下端まで来ると、ガイドレ
ール把持具92,93によりガイドレール20cを把持
するとともに、本体支え板86に取り付けられた一対の
楔部材89が閉方向すなわち互いに接近する方に移動
し、上記ガイドレール20cを下から支持する。
【0055】次に、作業装置80が3番目のガイドレー
ル20cを掴んだまま上昇させられ、センサにより、2
番目のガイドレール20bの上端がレール押し付け装置
88の間にくるレール継ぎ足し位置が検知されたら作業
装置80の上昇が止められる。その間第1の実施例等の
作業装置21によって2番目のガイドレール20bの芯
出しおよび固定作業が行なわれる。
【0056】上述のようにして作業装置80がレール継
ぎ足し位置で停止すると、作業装置本体87がリニアベ
アリング84に沿って前方に移動され、3番目のガイド
レール20cの下端が2番目のガイドレール20bの頂
端に取り付けられているフィッシュプレート52に押し
当てられる。そこで、楔部材89を徐々に開いてゆくと
同時にガイド把持具92を緩めることにより3番目のガ
イドレール20cを2番目のガイドレール20bの上に
徐々に落していく。この時3番目のガイドレール20c
はレール押し付け装置88をガイドにして2番目のガイ
ドレール20bの上に乗る。しかして、レール押し付け
装置88を2番目のガイドレール20bと3番目のガイ
ドレール20cの間に押し付けることにより2本のガイ
ドレールの継ぎ芯合せを行なう。次に、昇降装置21c
により作業装置を下げフィッシュプレート用ナットラン
ナ95により全てのフィッシュプレートのボルトを締結
し、これら2本のガイドレールの継ぎ芯合せおよび継ぎ
作業を終了する。
【0057】次にガイドレール把持具92を緩め、3番
目のガイドレール20cに沿って作業装置80を上昇さ
せ、その作業装置80がキャップ96に当接すると、プ
ッシュプレートとキャップ96との連結を解放する。そ
して、作業装置80を少し上げキャップ96をフィッシ
ュプレートから外す。
【0058】そこで、キャップ96とともに作業装置8
0を後方に移動させ、4番目のガイドレール20dを掴
める位置に来るようにし、その後レール立て装置82に
立て掛けられた4番目のガイドレール20dを取りに再
び作業装置80が下降される。
【0059】なお、この実施例においては、作業装置が
継ぎ芯合せおよび継ぎ作業を行なう際に、レール固定用
の作業装置は2番目のガイドレール20bの芯出しおよ
び固定作業を並行して行なうものとしたが、本実施例に
おける作業装置がキャップ96を回収した3番目のガイ
ドレール20cの上端まで昇ったときに、レール固定用
の作業装置が3番目のガイドレール20cの芯出しおよ
び固定作業を並行して行なうようにしてもよい。
【0060】このように本実施例においては、昇降路最
下部のピット内に設置したレール立て装置から積み上げ
るガイドレールを1本づつ受け取り搬送でき、継ぎ芯合
せおよび継ぎ作業を行なうことができ、芯出しおよび固
定作業と継ぎ芯合せおよび継ぎ作業とを同時に並行して
行なうことができるので作業効率を向上させることがで
きる。また、ガイドレールを搬送する際に、ガイドレー
ルの上端部をキャップ96によって掴まえているので、
安定した姿勢でガイドレールを搬送することができる。
【0061】これらの装置を制御する制御装置100
は、図17の制御ブロック図に示すように、外部からの
入力を受け入れるデータ入力インターフェース、各種デ
ータを記憶する記憶部、モータ駆動部、センサー入力
部、芯出し修正量演算部、これらを一括制御する総合制
御部と、制御した管理データ用プリンターインターフェ
ースからなっている。
【0062】しかして、制御装置100には、ガイドレ
ール取付作業の動作手順を事前にパソコンによりプログ
ラム入力して置き、入力されたプログラムは制御装置の
データ入出力インターフェースを通して入力され、記憶
部に記憶される。
【0063】この記憶された動作プログラムは動作スタ
ート時に記憶部より呼び出され総合制御部により実行さ
れる。
【0064】レール継ぎ装置およびレール固定装置の各
機構の駆動制御は、モータ制御部の指令によりモータド
ライバを通して駆動され、また制御に必要な各種のセン
サはセンサ入力部に入力され、総合制御部を通して駆動
機構の位置決め等に使われる。芯出し制御はセンサ入力
部を通したセンサデータを芯出し演算部で修正量を計算
し、総合制御部、モータ制御部およびモータドライバを
通してレール芯出し機構により芯出し作業が行なわれ
る。また、プリンターインターフェースは総合制御部で
制御された作業シーケンスや芯出しデータ等の作業管理
データをプリンターから出力を行なう。
【0065】図18、図19に本装置による操作フロー
チャートおよび芯出し作業フローチャートを示す。ま
ず、このフローチャートにおいて、電源を入れると事前
にパソコンにより入力されたプログラムに従いレール継
ぎ装置がガイドレールを把持し昇降搬送し、レール継ぎ
作業を行なう。ここで鉄筋か鉄骨かの昇降路内状況を判
断して取付作業工具の選定と作業選定を行ない、芯出し
データに基づきガイドレールを昇降路内へ規定個数の取
付作業を行なう。また芯出しフローチャートではレール
固定装置のレール把持機構がレールを把持し、また取付
金具を把持し、ピアノ線検知センサのデータ入力から芯
出し修正量を計算しそのデータ量が常にゼロになるまで
繰り返し修正動作を行なう。
【0066】上記各実施例では1本のガイドレールに作
業装置が単独で各々別々に作業を遂行するようにしてい
るものを示したが、もともとエレベータのガイドレール
は2本で対となっているため、本装置の2台を連結棒で
接続して一対のガイドレールを一度に据え付けて行くこ
ともできる。
【0067】また、上記実施例では、1本のガイドレー
ルに掴まり、ガイドレールを取付けるための穴明け等の
各種の作業を行なうが、昇降路壁に真空吸着、磁気固着
して、または作業壁と反対側の壁へ突張りアームを出し
て各種の作業を行なうことも可能である。このように対
向する2台を連結棒で接続した場合は、1台の作業反力
が対向側に伝わり、真空吸着、磁気固着又は突張りアー
ムのいずれの場合もガイドレールに加わる作業時の衝撃
力を少なくすることができる。
【0068】
【発明の効果】本発明は作業装置を1本のガイドレール
に沿って昇降するようにしたので、作業装置を小型可搬
タイプにすることができ、持ち運びが容易で、段取作業
時間も少なく、小型昇降路にも制限されなく適用するこ
とができる。しかも1本のガイドレールで昇降し作業が
可能であるため、昇降路内に複数の装置を投入して並行
作業ができ、作業工期短縮を図ることもできる。さらに
本発明の装置を使用しての作業の途中、人手で行なった
方が効率的な単純作業等の割込み作業や手直し作業等が
発生しても柔軟な対応もできる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業装置による作業状態を示す概略構
成図。
【図2】本発明の作業装置本体部の一部断面斜視図。
【図3】ガイドレール把持具部の平面図。
【図4】作業装置の正面図。
【図5】作業装置の側面図。
【図6】レール用ブラケットとセパレータビームに取付
けられたフアスナとの関係を示す斜視図。
【図7】本発明の作業装置の他の実施例の正面図。
【図8】本発明の作業装置の他の実施例の側面図。
【図9】コンクリート壁用工具類の概略配置を示す斜視
図。
【図10】レール用ブラケットとコンクリート壁用ブラ
ケットの関係を示す斜視図。
【図11】コンクリート壁用ブラケットの斜視図。
【図12】レール用ブラケットとコンクリート壁用ブラ
ケットの連結状態を示す側面図。
【図13】本発明の作業装置の他の実施例による作業状
態を示す斜視図。
【図14】他の実施例の作業装置の正面図。
【図15】他の実施例の作業装置の側面図。
【図16】ガイドレール把持装置の斜視図。
【図17】制御装置の制御ブロック図。
【図18】本発明装置の操作フローチャート。
【図19】本発明装置の芯出し作業フローチャート。
【図20】一般的な昇降用エレベータの概略構成図。
【図21】ガイドレールの昇降路壁への取付状態を示す
側面図。
【図22】ガイドレールの昇降路壁への取付状態を示す
平断面図。
【符号の説明】
20 ガイドレール 21 作業装置 21a 昇降装置 23 ピアノ線 25 レール吊りワイヤ 27 作業装置本体 28 ガイドレール案内把持装置 30a,30b ガイドレール把持具 35 テーブル 36 ロケータピン 39 レールブラケット用ナットランナ 41 上下方向位置検出装置 42 基準検知装置 44 セパレータビーム 45 フアスナ 46 作業装置固定用穴 47 レール用ブラケット 49 クリップ用ねじ穴 50 レール芯出し用穴 52 フィッシュプレート 61 工具台 63 コンクリート用ドリル 64 アンカ打ち込み工具 65 アンカ用ナットランナ 66 コンクリート壁用ブラケット 68 作業装置固定穴 80 作業装置 83 本体移動枠 86 本体支え板 88 レール押し付け具 89 楔部材 91 ガイドレール拘束装置 92,93 ガイドレール把持具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 林 義 賢 東京都府中市東芝町1 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 宗 像 正 東京都府中市東芝町1 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 須 山 俊 光 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番 地 株式会社東芝 京浜事業所内 (56)参考文献 特開 昭58−193876(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 7/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降路壁の所定位置に芯出し固定された1
    本のガイドレールに、昇降路内作業装置のガイドレール
    把持具で上記ガイドレールを把持係合することにより上
    記昇降路内作業装置を上記ガイドレールに沿って上下動
    可能に係合装着し、その作業装置を上記固定されたガイ
    ドレールおよびその固定されたガイドレールの直上に一
    列に連結されたガイドレールで案内させながらそのガイ
    ドレールのレールブラケット取り付け位置まで上動さ
    せ、その位置で上記作業装置に装着された芯出し装置お
    よび作業機器によって当該ガイドレールの芯出しおよび
    固定を行い、1台の昇降路内作業装置によって1列のガ
    イドレールの芯出しおよび固定作業を行うことを特徴と
    する、エレベータの昇降路内作業方法。
  2. 【請求項2】規定長さに一列に連結されたガイドレール
    を昇降路内に吊し、その最下部のガイドレールを人手に
    より芯出し固定を行ない、その後昇降路内作業装置によ
    りそれより上方のガイドレールの芯出しおよび固定を順
    次行なうようにしたことを特徴とする、請求項1記載の
    エレベータの昇降路内作業方法。
  3. 【請求項3】すでに固定されたガイドレールの上方に次
    のガイドレールを昇降路内作業装置により順次規定長さ
    に継ぎ足しながら、そのガイドレールの昇降路壁への固
    定を行なうことを特徴とする、請求項1記載のエレベー
    タの昇降路内作業方法。
  4. 【請求項4】昇降路内に吊下された昇降用ワイヤを介し
    て昇降する昇降装置と、その昇降装置が装着された作業
    装置本体と、その作業装置本体に装着され、作業を行な
    う基準の高さを検出する上下方向位置検出装置と、上記
    作業装置本体に装着され、前面に1本のガイドレールを
    把持しそのガイドレールで案内されるガイドレール把持
    具を有するガイドレール案内把持装置と、昇降路壁に昇
    降路内機器を固定する作業機器とを有し、1台の昇降路
    内作業装置によって1列のガイドレールに沿う昇降路内
    作業を行うようにしたことを特徴とする、エレベータの
    昇降路内作業装置。
  5. 【請求項5】作業装置本体には、ガイドレールの芯出し
    を行なうためのガイドレール案内把持装置を位置修正可
    能に設けるとともに、昇降路壁面側に固定されたファス
    ナ或はコンクリート壁用ブラケットの作業装置固定用穴
    に挿入され、作業装置の固定を行なうロケータピンが設
    けられていることを特徴とする、請求項4記載のエレベ
    ータの昇降路内作業装置。
  6. 【請求項6】作業装置本体には、コンクリート壁用ブラ
    ケット取付け用の工具が前後・左右方向に移動可能に装
    着されていることを特徴とする請求項4記載のエレベー
    タの昇降路内作業装置。
  7. 【請求項7】昇降路内に吊下された昇降用ワイヤを介し
    て昇降する昇降装置と、その昇降装置に装着され前面に
    1本のガイドレールを把持案内するガイドレール把持具
    が設けられた本体移動枠と、その本体移動枠に対して前
    後方向に移動可能に装着され、継ぎ足されるべきガイド
    レールの下端部を案内支持する支持部材および下方のガ
    イドレールとの連結を行なうための継ぎ工具とを設けた
    作業装置本体とを有し、1台の昇降路内作業装置によっ
    て1列のガイドレールに沿う昇降路内作業を行うように
    したことを特徴とする、エレベータの昇降路内作業装
    置。
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