JP2768613B2 - エレベータ装置におけるロープ切断検出装置 - Google Patents

エレベータ装置におけるロープ切断検出装置

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JP2768613B2
JP2768613B2 JP5027084A JP2708493A JP2768613B2 JP 2768613 B2 JP2768613 B2 JP 2768613B2 JP 5027084 A JP5027084 A JP 5027084A JP 2708493 A JP2708493 A JP 2708493A JP 2768613 B2 JP2768613 B2 JP 2768613B2
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wire rope
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ装置におけ
るロープ切断検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベータ装置における貨物または人員
を収容する昇降体は、例えば4箇所で2本づつのワイヤ
ーロープを介して、すなわち計8本のワイヤーロープを
介して巻上げ機に吊り下げられている。
【0003】そして、これらのワイヤーロープの内、一
本でも切断した場合には、安全性のために、エレベータ
装置を非常停止させるようにしており、したがって、エ
レベータ装置には、各ワイヤーロープの切断を検出する
ためのロープ切断検出装置が設けられている。
【0004】従来、図5に示すように、この種の切断検
出装置51は、昇降体61を吊持している各ワイヤーロ
ープ62の端部に設けられていた。すなわち、昇降体6
1は、各ワイヤーロープ62の端部に取り付けられたフ
ランジ部材63と昇降体61の天井部壁体64との間に
装着されたスプリング65を介して、ワイヤーロープ6
2側に連結されており、これら各ワイヤーロープ62端
部のフランジ部材63に検出棒52が取り付けられると
ともに、この検出棒52の下方に、検出棒52の落下を
検出するリミットスイッチ53が設けられたものであっ
た。なお、図5には、検出棒52とリミットスイッチ5
3は一箇所にしか図示していないが、勿論、全てのワイ
ヤーロープ62に対応して設けられている。
【0005】したがって、上記構成において、例えば任
意のワイヤーロープ62が切断した場合には、その切断
したワイヤーロープ62の端部に装着されたスプリング
65により、昇降体61側の切断したワイヤーロープ6
2がその内部で下方に落下する。そして、このワイヤー
ロープ62が落下すると、フランジ部材63に連結され
た検出棒52もやはり落下し、リミットスイッチ53の
作動レバー53aが傾動し、この検出信号により、エレ
ベータ装置が停止されるとともに、例えば警報器が鳴ら
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のよ
うに、ワイヤーロープ62の切断を検出するためのリミ
ットスイッチ53をワイヤーロープ62の端部位置に設
ける場合、各ワイヤーロープ62の端部に設けられるワ
イヤーロープ62の伸びを調整するための伸び調整装置
との関係で、検出装置を設置する際の互いの取り合いが
非常に困難になるとともに、保守点検作業などが非常に
しにくくなるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は上記問題を解消し得るエ
レベータ装置におけるロープ切断検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のエレベータ装置におけるロープ切断検出装
置は、エレベータ装置における昇降体を吊持するための
複数本のワイヤーロープの切断を検出するロープ切断検
出装置であって、各ワイヤーロープの配設経路の途中
に、複数の非接触式のロープ検出器を支持板を介して設
けるとともに、隣接する上記各ロープ検出器同士をワイ
ヤーロープの長手方向で異ならせて配置したものであ
る。
【0009】
【作用】上記の構成によると、昇降体を吊持している各
ワイヤーロープに対応する位置に非接触式のロープ検出
器を配置したので、ワイヤーロープが切断した場合には
検出信号が出力されなくなるため、ワイヤーロープの切
断を確実に検出することができ、しかもロープ検出器を
ワイヤーロープの配設経路の途中に設置したので、他の
機器類との取り合いを殆ど考慮する必要がない。また、
隣接する各ロープ検出器同士をワイヤーロープの長手方
向で異ならせて配置したので、各ロープ検出器をロープ
本数、ロープ径、ロープ間隔等による制約を受けること
なく設置できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
き説明する。本実施例においては、車両を格納するため
の立体駐車場の各駐車階に車両を搬送するためのエレベ
ータ装置に適用した場合について説明する。
【0011】図3および図4において、1はエレベータ
室内に配置されるとともに車両を載置して昇降させるた
めのフレーム体で、例えば少なくとも4隅に配置された
支柱部材1aと、これら支柱部材1aの上部にはエレベ
ータ装置の駆動機器類を支持するための支持部材(例え
ば梁材)1bが設けられている。
【0012】そして、フレーム体1の内側には、車両を
載置して昇降させる昇降体(図示せず)が昇降可能に配
置されるとともに、上記支持部材1b上には、四隅にそ
れぞれ2本づつ、合計8本配設されたワイヤーロープ2
を介して、昇降体を昇降させるための巻上げ装置3が配
置されている。
【0013】この巻上げ装置3は、支持部材1b上の所
定箇所に配置された巻上げドラム(例えば複数個の滑車
により構成されている)4と、この巻上げドラム4を回
転駆動させる電動機5とから構成され、また支持部材1
b上には、四隅に配設された各ワイヤーロープ2を巻上
げドラム4に案内するための第1および第2案内用滑車
6,7が所定箇所に配置され、また巻上げドラム4に巻
回された後の各ワイヤーロープ2の他端部は、フレーム
体1の所定の隅部に配置されたカウンターウエイト10
に連結されている。
【0014】さらに、この巻上げドラム4から出た各ワ
イヤーロープ2を、カウンターウエイト10の上方位置
に案内するための第3案内用滑車8が、やはり上記支持
部材1b上に立設された架台9に設けられている。
【0015】そして、上記各ワイヤーロープ2の切断を
検出するためのロープ切断検出装置11が、この第3案
内用滑車8の手前部分(巻上げドラム側)に配置されて
いる。
【0016】すなわち、図1および図2に示すように、
この第3案内用滑車8の手前部分には、架台9上から水
平に並行に配列された8本のワイヤーロープ2を跨ぐよ
うにして、門形の取付用ブラケット12が設けられると
ともに、この取付用ブラケット12の水平取付部12a
には、支持板13を介してワイヤーロープ2の有無を検
出するための8個の近接スイッチ(非接触式のロープ検
出器)14が各ワイヤーロープ2に対応してそれぞれ取
り付けられているとともに、互いに隣接する各近接スイ
ッチ14同士はワイヤロープ2の長手方向でそれぞれ異
なる位置で配置されている。
【0017】そして、これら各近接スイッチ14の信号
線が、例えば制御装置(図示せず)に接続されており、
これら近接スイッチ14からの検出信号が入力されなく
なった場合に、非常停止の信号、警報信号などが出力さ
れるようにしている。
【0018】したがって、上記構成において、任意のワ
イヤーロープ2が切断した場合には、切断したワイヤー
ロープ2に対応する近接スイッチ14の検出信号が無く
なり、すなわち制御装置への検出信号の入力がなくなる
ため、制御装置から非常停止信号、警報信号などが出力
されて、エレベータ装置が非常停止される。
【0019】このように、昇降体を吊持している各ワイ
ヤーロープ2の有無、すなわち切断を検出するための近
接スイッチ14を、各ワイヤーロープ2の配設経路の途
中に配置したので、従来のように、ワイヤーロープ2の
端部位置に設ける場合に生じる他の機器類との取り合い
を殆ど考慮する必要がなくなるとともに、その保守点検
作業も非常に容易に行うことができる。また、隣接する
各近接スイッチ14同士をワイヤーロープ2の長手方向
で異ならせて配置したことで、各近接スイッチ14は、
ロープ本数、ロープ径、ロープ間隔等による制約を受け
ることなく設置し得る。
【0020】ところで、上記実施例においては、近接ス
イッチ14の設置箇所を、カウンターウエイト10に導
くための第3案内用滑車8の手前部分としたが、この場
所に限定されるものではなく、その設置場所は、ワイヤ
ーロープ2の配設経路の途中でありかつ設置スペースが
充分に確保できる場所ならどこでもよい。
【0021】また、上記実施例においては、立体駐車場
におけるエレベータ装置に適用した場合について説明し
たが、勿論、通常のビルディングなどに設けられる人員
搬送用のエレベータ装置にも適用し得るものである。
【0022】さらに、上記実施例においては、非接触式
のロープ検出器として、近接スイッチを使用したが、例
えば反射式赤外線スイッチなどを使用してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、昇
降体を吊持しているワイヤーロープの切断を検出するた
めの非接触式のロープ検出器を、ワイヤーロープの配設
経路の途中に配置したので、従来のように、ワイヤーロ
ープの端部位置に設ける場合に生じる他の機器類との取
り合いを殆ど考慮する必要がなくなるとともに、その保
守点検作業も非常に容易に行うことができる。また、隣
接する各ロープ検出器同士をワイヤーロープの長手方向
で異ならせて配置したので、各ロープ検出器を、ロープ
本数、ロープ径、ロープ間隔等による制約を受けること
なく設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるロープ検出装置の要
部を示す側面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】同実施例におけるロープ検出装置の全体構成を
示す平面図である。
【図4】図3のB−B矢視図である。
【図5】従来例におけるロープ検出装置の概略構成を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 フレーム体 2 ワイヤーロープ 3 巻上げ装置 8 第3案内用滑車 11 ロープ切断検出装置 14 近接スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ装置における昇降体を吊持す
    るための複数本のワイヤーロープの切断を検出するロー
    プ切断検出装置であって、各ワイヤーロープの配設経路
    の途中に、複数の非接触式のロープ検出器を支持板を介
    して設けるとともに、隣接する上記各ロープ検出器同士
    をワイヤーロープの長手方向で異ならせて配置したこと
    を特徴とするエレベータ装置におけるロープ切断検出装
    置。
JP5027084A 1993-02-17 1993-02-17 エレベータ装置におけるロープ切断検出装置 Expired - Fee Related JP2768613B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152030A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Mitsubishi Electric Corp エレベータの懸架体破断検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014152030A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Mitsubishi Electric Corp エレベータの懸架体破断検出装置

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