JP3478788B2 - 回転子用積層鉄心の製造装置 - Google Patents

回転子用積層鉄心の製造装置

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JP3478788B2
JP3478788B2 JP2000255939A JP2000255939A JP3478788B2 JP 3478788 B2 JP3478788 B2 JP 3478788B2 JP 2000255939 A JP2000255939 A JP 2000255939A JP 2000255939 A JP2000255939 A JP 2000255939A JP 3478788 B2 JP3478788 B2 JP 3478788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ポケット
ベルや携帯電話等の小型電気機器に収納されて振動信号
の発振源に用いるマイクロモータの回転子用積層鉄心の
製造装置に係り、詳しくは、鉄心片が一枚ずつ打ち抜か
れて積層された回転子用積層鉄心の軸孔に回転子軸を組
み付ける回転子用積層鉄心の製造装置に用いる回転子軸
ホルダーの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、積層鉄心を製造する装置は、鉄心
片を積層する鉄心片積層装置と、積層された鉄心片に軸
を組付ける軸組付け装置を必要としており、このため、
各装置間の工程連結と搬送作業を要し、作業工数が多
く、多額の設備投資を必要とする欠点があった。このよ
うな欠点を解消するために、特開昭57−28546号
公報に開示されたモータの積層鉄心の製造装置には、ブ
ランクポンチによる鉄心片のブランクダイ内への抜き込
みと、該鉄心片のブランクダイ内での積層と、ブランク
ダイ内に回転子軸を支持する回転子軸ホルダーを下方か
ら流体圧手段で押し上げて回転子軸の鉄心片への圧入と
を同時に行う製造装置が提案されている。図8に示すよ
うに、積層鉄心の製造装置70には、所定位置に切起し
突起71を形成した磁性板72(条材)をブランクダイ
73上に供給し、ブランクポンチ74により切起し突起
71が重なるように鉄心片75をブランクダイ73内へ
順次打ち抜いて図示しない積層鉄心を形成する装置にお
いて、鉄心片75の軸孔77に圧入される回転子軸78
を垂直に保持する回転子軸ホルダー79と、その回転子
軸ホルダー79をブランクダイ73の下方へ給送、排出
する図示しない移送手段と、ブランクダイ73の下方に
配置されブランクダイ73下方へ供給された回転子軸ホ
ルダー79を所定の均一圧力で一定位置に向かって押し
上げる昇降手段81とを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の積層鉄心の製造装置70に用いた回転子軸ホルダー
79には、回転子軸ホルダー79に装着された回転子軸
78と、ブランクダイ73内に抜き込まれた鉄心片75
の軸孔77とを整合させるための位置決め部位が形成さ
れていないので、回転子軸78を鉄心片75の軸孔77
へ圧入する時には、鉄心片75の軸孔77への回転子軸
78の圧入がうまくいかず、回転子軸78の曲がりや鉄
心片75の突き上げによって、装着不良や条材の搬送不
良等が発生していた。特に、直径が1mm以下の回転子
軸を圧入する小型の回転子用積層鉄心を製造する場合に
は、装着不良や搬送不良が多発し、この場合、回転子軸
が小径であるので、回転子軸の先部を加工して案内部を
形成することも困難で、マイクロモータ等、小径の回転
子の製造に対応できなかった。本発明はかかる事情に鑑
みてなされたもので、回転子軸と積層鉄心の軸孔との整
合性を向上させ、装着不良や搬送不良を防止することが
できると共に、マイクロモータ等の小径の回転子の製造
に対応することのできる回転子用積層鉄心の製造装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る回転子用積層鉄心の製造装置は、形状加工ステーシ
ョンで条材に鉄心片の所要の形状を少なくとも1列抜き
で形成し、積層加工ステーションで前記条材をブランク
ダイ上に供給し、ブランクパンチにより前記ブランクダ
イ内の打ち抜き空間部に抜き込んで前記鉄心片を形成
し、各鉄心片を所定枚数積層して回転子用積層鉄心を形
成する回転子用積層鉄心の製造装置において、前記積層
加工ステーションには、積層された前記鉄心片の軸孔に
装着される回転子軸が垂直に保持される回転子軸ホルダ
ーを前記ブランクダイの下方位置に給送し、排出する移
送手段と、前記ブランクダイの下方位置に配置され、給
送された前記回転子軸ホルダーを着脱でき、給送された
前記回転子軸ホルダーを保持して前記打ち抜き空間部に
向けて昇降させる昇降手段と、前記打ち抜き空間部内に
積層された前記鉄心片を押圧し、積層された前記鉄心片
の軸孔に前記回転子軸を装着する装着手段とを有し、
かも、前記回転子軸ホルダーの上部には、前記打ち抜き
空間部又は前記打ち抜き空間部の下側に連通する抜き落
とし孔に嵌入する位置決め用突起部が形成されている。
【0005】1列抜きとは、鉄心片の形状加工や打ち抜
き加工を1枚ずつ行うための板取り形状をいい、少なく
とも1列抜きとは、2列抜き以上、例えば、3列抜きの
板取りを行う場合も含む。形状加工ステーションでは、
例えば、打ち抜き加工を行うパンチとこれに対応する打
ち抜きダイからなる複数の形状加工ステージを所定の順
序で配列し、回転子軸を装着する軸孔、巻線を巻着する
スロット部、又はかしめ用突起や貫通孔部を形成する鉄
心片の形状加工を行うことができる。積層加工ステーシ
ョンでは、例えば、ブランクパンチとこれに対応するブ
ランクダイからなる積層加工ステージで鉄心片の外形を
形成する抜き込み加工を行うと共に、ブランクダイ内の
打ち抜き空間部内で抜き込まれた各鉄心片を積層する積
層加工を行うことができる。ブランクダイは、例えば、
ダイプレートに形成し、ダイホルダーの上部に配置する
ことができる。この場合、ダイプレートに形成された空
間部はダイホルダーの抜き落とし孔に連通させることが
できる。また、ブランクダイを、ダイプレートに別体に
形成されたブランクダイブロックとしてダイプレートに
一体的に埋め込んで形成し、ダイプレートを、ダイホル
ダーの上部に配置することもできる。この場合、ブラン
クダイブロックに形成された打ち抜き空間部はダイプレ
ートの抜き落とし孔に連通している。各鉄心片には、予
めかしめ部を形成しておき、また、予め感圧式の接着剤
を塗布しておき、打ち抜きと同時に他の鉄心片に固着す
ることができる。また、回転子軸を装着した後に積層さ
れた鉄心片の外周の一部を軸方向にレーザー溶接で固着
することも可能である。打ち抜き空間部の下部又は打ち
抜き空間部に連通する抜き落とし孔には、回転子軸ホル
ダーの上部に形成された位置決め用突起部が嵌入する。
打ち抜き空間部、抜き落とし孔、及び位置決め用突起部
の形状は、例えば、加工や使用の手間を考慮して断面円
形に加工することが好ましいが、これに限定されること
なく、断面正方形や矩形等の任意の形状に形成すること
ができる。
【0006】移送手段や昇降手段には、例えば、エアシ
リンダー、油圧シリンダー、ボールねじ、油圧ジャッ
キ、又はエアジャッキ等を用いることができる。装着手
段は、例えばブランクパンチを用いて、打ち抜かれて積
層する鉄心片の枚数が所定枚数になったとき、打ち抜き
時のストローク長さより長く移動して、積層した鉄心片
の周囲を押圧し、回転子軸に装着する。なお、ブランク
パンチの中心位置には、回転子軸が挿入可能な逃げ穴を
形成しておくことが好ましい。かかる構成によって、回
転子軸ホルダーに形成された位置決め用突起部を用いる
ので、回転子軸ホルダーに装着された回転子軸の軸心の
位置と、積層した鉄心片の軸孔の中心位置との位置ずれ
を防止して、回転子軸と積層鉄心の整合性を著しく向上
させ、装着不良や搬送不良、及びこれらの不良による装
置の破損を防止することができる。
【0007】ここで、前記積層加工ステーションを、前
記形状加工ステーションから独立したプレス機に設ける
ことも可能である。積層加工ステーションを形状加工ス
テーションとは別の独立したプレス機に装着しているの
で、回転子軸が嵌装された回転子を形成するとき、形状
加工ステーションの構成に関係なく、鉄心片の打ち抜き
と積層鉄心を所定の回転子軸位置への嵌装を行うため、
ブランクパンチのストローク長さを所定枚数毎に間歇的
に変化させ、また、回転子軸の搬送、搬出及び嵌装に対
応させるための積層加工ステーションの構成設計の自由
度が著しく向上し、形状加工の多列化に容易に対応する
ことができる。また、形状加工ステーションに、プレス
加工装置を用いずにエッチング加工を行う装置を用いた
場合でも、積層加工ステーションを、形状加工ステーシ
ョンの下流に直接又はループ装置を介して容易に連接す
ることができ、回転子用積層鉄心の製造装置の多様化が
図れ、効率よく操業を行うことができる。また、ループ
装置を介した場合には、積層鉄心の仕様変更に伴って形
状加工ステーションの金型を交換するときには、プレス
機に対する積層加工ステーションのブランキング金型の
取付け位置を変更することなく使用できるので、段替え
と調整の時間を短縮して効率よく操業を行うことができ
る。さらに、形状加工ステーションを、各ステージ毎に
独立したプレス機に装着するようにしてもよい。これに
よって、金型の交換が容易になり、効率的な操業が可能
になる。
【0008】ここで、前記形状加工ステーションで加工
される条材を、プレス加工又はエッチング加工によって
所定形状に形成することも可能である。プレス加工を用
いた場合には、迅速な加工を行うことができる。また、
エッチング加工を用いた場合には、バリが形成されない
ので、精度がよく高品質の鉄心片を形成することができ
る。また、前記回転子軸ホルダーに設けられた前記回転
子軸を保持する装着穴の周縁部に、誘導傾斜部を形成す
ることも可能である。周縁部とは、装着穴の上端部の周
囲をいう。また、誘導傾斜部とは、例えば、面取りや角
を丸くすることによって回転子軸を装着穴内に案内でき
る形状をいう。誘導傾斜部を設けることによって、回転
子軸の装着時、又は抜き取り時の周縁部への引っ掛かり
を防止して作業を確実に行うことができ、搬送不良や装
置破損を防止することができる。
【0009】さらに、前記回転子軸ホルダーに、前記装
着穴を複数設け、複数の前記回転子軸を同時に保持する
ことも可能である。装着穴は、回転子軸ホルダーの上端
から下方に向けて貫通しない状態に形成するが、装着穴
の底部から下方に向けて装着穴より小径の貫通孔を形成
することもある。単一の回転子軸ホルダーに複数の装着
穴を設け、各装着穴に回転子軸を装着して使用すること
によって、複数箇所に積層した鉄心片を同時に回転子軸
に装着して、複数の回転子用積層鉄心を同時に製造する
ことができる。そして、条材の歩留まりを向上させるた
めに、製品の板取りを工夫して複数列に配置し、これを
複数のパンチで同時に打ち抜く多列取り(複数列取り)
に対応することができる。特に、個々の回転子軸ホルダ
ーに比べて、回転子軸ホルダーの搬送手段、昇降手段の
構成設計の自由度が向上すると共に、その取扱いが容易
になり小型の回転子軸用鉄心の製造に対応することがで
きる。
【0010】そして、前記回転子軸ホルダーの下部に拡
幅部を形成し、前記昇降手段に、前記回転子軸ホルダー
の前記拡幅部に掛合するT溝形状の受け台を設けること
も可能である。昇降手段の先部に受け台を配置してお
き、回転子軸ホルダーを移動手段によって側方から受け
台に挿入すると、拡幅部がT溝内に収納される。回転子
軸ホルダーは、T溝によって上下方向と溝幅方向の移動
を制限されるので、昇降時の回転子軸の傾きを防止する
と共に、位置決め用突起部をブランクダイの打ち抜き空
間部又はダイプレートの抜き落とし孔に確実に嵌入させ
ることができ、また、確実に抜脱することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本
発明の理解に供する。図1〜図5に示すように、本発明
の一実施の形態に係る回転子用積層鉄心の製造装置10
は、板厚が、例えば、0.1〜0.3mmの薄板を用い
た磁性材からなる条材11に、鉄心片12の所要の形状
を形成する形状加工ステーションを構成する複数の形状
加工ステージ13〜15と、形状加工された条材11を
ブランクダイ16上に供給し、ブランクパンチ17によ
りブランクダイ16内に形成された断面円形の打ち抜き
空間部24に抜き込んで鉄心片12を形成し、各鉄心片
12を所定枚数積層して回転子用積層鉄心40を形成す
る積層加工ステーションの一例である積層加工ステージ
18を有している。本実施の形態においては、形状加工
ステージ13〜15は、形状加工金型装置19に所定の
順序で一体的に配列され、形状加工金型装置19は、プ
レス機の一例である順送りプレス装置19aに設けられ
ている。積層加工ステージ18は積層金型装置20aに
設けられ、形状加工ステージ13〜15で構成される形
状加工ステーションから独立したプレス機の一例である
小型の積層プレス装置20に設けられている。以下、詳
しく説明する。
【0012】まず、図3、図5を参照して、条材11か
ら形成される鉄心片12について説明する。条材11
は、例えば、形状加工金型装置19に設けられた形状加
工ステージ13〜15で、位置決め用のパイロット孔4
5、鉄心片12の中央に配置される軸孔41、軸孔41
の周囲の3箇所に配置されるスロット用開口部46をそ
れぞれ打ち抜いて形成する。そして、条材11は、積層
加工ステージ18に移送され、円筒状のブランクパンチ
17によって外形を打ち抜かれて鉄心片12を形成す
る。鉄心片12の直径は、例えば、1.8〜4mmに形
成される。
【0013】次に、図4(A)、(B)を参照して、複
数枚の鉄心片12に回転子軸25を装着して製造される
回転子用積層鉄心40について説明する。鉄心片12の
中央に形成され回転子軸25が装着される軸孔41の周
囲には、リング状の支持部42が形成されている。支持
部42の周囲には、半径方向外側に伸びる腕部43が所
定角度おきに3箇所に配置され、腕部43の先側には、
半径方向外側端が弧状に形成され、周方向に伸びる磁極
部44がそれぞれ設けられている。各腕部43及びこれ
に対応する磁極部44はT字状に形成されている。各鉄
心片12の所定位置には図示しない半抜き孔が形成さ
れ、各半抜き孔の位置を合わせて積層された鉄心片12
をかしめることによって、重合する複数の鉄心片12を
軸方向に固定することができる。鉄心片12は、例え
ば、20〜50枚程度積層される。軸孔41の直径は、
回転子軸25を圧入可能な大きさに形成することがで
き、また、遊嵌可能な大きさに形成することも可能であ
る。積層され軸方向に固定された鉄心片12の軸孔41
に回転子軸25を装着することによって回転子用積層鉄
心40を製造することができる。
【0014】次に、図1、図2を参照して、鉄心片12
を積層して回転子用積層鉄心40を形成する積層加工ス
テージ18について説明する。積層加工ステージ18
は、回転子軸ホルダー21を条材11の搬送方向に直交
する水平方向に押圧してブランクダイ16の下方位置に
給送し、排出する移送手段の一例である流体圧シリンダ
22と、ブランクダイ16の下方位置に配置され、回転
子軸ホルダー21を昇降させる昇降手段の一例である流
体圧シリンダ23と、ブランクパンチ17のストローク
長さを間歇的に変換する図示しない公知のカム機構によ
り、ブランクパンチ17で鉄心片12を形成すると共
に、打ち抜き空間部24内に積層された鉄心片12を下
方に押圧し、これを回転子軸25の所定の位置に装着固
定する図示しない装着手段とを有している。カム機構
は、例えば、ブランクパンチ17の上端に当接してスト
ローク長さを決定する図示しない直動カムを用い、該直
動カムは、ブランクパンチ17のストローク数を計測す
る図示しない計数装置に接続することができる。そし
て、鉄心片12の積層枚数が所定枚数になったときに直
動カムを移動させ、ブランクパンチ17をさらに下方に
下げるように設けることができる。かかる構成によっ
て、ブランクパンチ17は、搬送される条材11から鉄
心片12を通常のストローク長さで打ち抜き、打ち抜か
れた鉄心片12を、打ち抜き空間部24内に積層する。
そして、鉄心片12が所定枚数になったときにカム機構
を作動させ、ブランクパンチ17を所定の装着のストロ
ーク長さに間歇変換して、打ち抜き空間部24内に積層
していた所定枚数の鉄心片12を下方に押し下げ、待機
している回転子軸25を鉄心片12の軸孔41の所定位
置に装着することができる。なお、ブランクパンチ17
には、積層された鉄心片12の上端から上方に突出する
回転子軸25を挿入可能な逃げ穴55が形成されてい
る。
【0015】次に、積層加工ステージ18のブランクダ
イ16について説明する。本実施の形態に係るブランク
ダイ16は、図1に示すように、ダイホルダー36の上
部に設けられたダイプレート29の上部に埋設されてい
る。ブランクダイ16に形成された打ち抜き空間部24
の直径は、打ち抜かれる鉄心片12の外径と同じ直径、
例えば直径1.8〜4mmに形成されている。ダイプレ
ート29のブランクダイ16の下部には、ブランクダイ
16と同心で、打ち抜き空間部24より大きい抜き落と
し孔30が打ち抜き空間部24に連通して形成され、抜
き落とし孔30は、ダイホルダー36に鉛直方向に形成
された回転子軸ホルダー21の昇降路37a及び水平方
向に形成された搬送路37に連通している。
【0016】次に、回転子軸ホルダー21について説明
する。回転子軸ホルダー21は、実質的に角柱状の本体
部の水平方向に対向する一対の側壁部に、水平方向に平
行な溝部26をそれぞれ形成している。本体部の下部、
すなわち溝部26より下側の部分は、溝部26を基準に
してそれぞれの開口側(側方)に突出した拡幅部27と
なっている。そして、本体部の上部には、ダイプレート
29の抜き落とし孔30に嵌入する円柱状の位置決め用
突起部28が設けられている。位置決め用突起部28の
中央部には、位置決め用突起部28の軸心に重合する位
置に回転子軸25を垂直に保持可能な装着穴31が形成
されている。装着穴31の周縁部には、面取りが施され
た図示しない誘導傾斜部が形成されている。誘導傾斜部
によって、回転子軸25の装着穴31への着脱を容易に
でき、また、着脱時の位置ずれ誤差を吸収することがで
きる。ダイホルダー36の下側には、下方に開口する溝
部が形成され、さらに該溝部を塞いで搬送路37の底部
を構成する蓋板部38が設けられている。回転子軸ホル
ダー21は、溝部26を搬送路37の長手方向に平行に
して、搬送路37内の蓋板部38上に並べて配置されて
いる。回転子軸ホルダー21は、流体圧シリンダ22に
よって搬送路37に沿って移動することができる。この
とき、回転子軸ホルダー21の本体部の外形を角柱状に
形成しているので、流体圧シリンダ22で横移動させる
ときの回転子軸ホルダー21の傾きを防止することがで
きる。また、回転子軸ホルダー21の位置決め用突起部
28を抜き落とし孔30に嵌入させたときには、回転子
軸25の軸心を打ち抜き空間部24の軸心に重合させる
ことができる。
【0017】次に、上端部に設けられた受け台32に着
脱可能な回転子軸ホルダー21を昇降させる流体圧シリ
ンダ23について説明する。流体圧シリンダ23は、ブ
ランクダイ16の下方位置に給送された回転子軸ホルダ
ー21を保持して打ち抜き空間部24に向けて昇降させ
ることができる。流体圧シリンダ23のシリンダロッド
31aは、ブッシュ39を介して蓋板部38を貫通して
設けられている。なお、本実施の形態においては、シリ
ンダロッド31aは2本用いているが、回転子軸ホルダ
ー21の大きさが小さく、重量が小さい場合には、1本
でもよい。受け台32は、流体圧シリンダ23のシリン
ダロッド31aの上端部に設けられ、回転子軸ホルダー
21の拡幅部27に掛合するT溝形状に形成されてい
る。すなわち、受け台32は、底板部33と、底板部3
3の両端部に立設する側壁部34と、側壁部34の上端
に接続してそれぞれ内側に突出する掛止突起35とを有
している。
【0018】底板部33の溝方向(T溝の溝幅に直交す
る方向)の長さは、掛止する回転子軸ホルダー21の溝
方向の長さより少し短く形成され、また、底板部33の
上端レベルは、蓋板部38の上端レベルに合わせて配置
されている。流体圧シリンダ22によって底板部33上
に給送された回転子軸ホルダー21の溝部26は、掛止
突起35に掛止して、上下方向の移動と、受け台32の
T溝の溝幅方向への移動を制限される。そして、流体圧
シリンダ23を作動させることによって、回転子軸ホル
ダー21を押圧して上昇させ、位置決め用突起部28を
抜き落とし孔30に嵌入させることができ、また、掛止
突起35で回転子軸ホルダー21の拡幅部27を掛止し
て下方に引張り、位置決め用突起部28を抜き落とし孔
30から確実に抜き出すことができる。
【0019】次に、回転子用積層鉄心の製造装置10の
使用手順について説明する。図3に示すように、条材1
1は、並設された形状加工金型装置19を装着した順送
りプレス装置19a及び積層金型装置20aを装着した
積層プレス装置20内を挿通して配置されている。な
お、順送りプレス装置19a及び積層プレス装置20の
間には、図示しないループコントローラが設けられ、条
材11の弛みを調整している。積層加工ステージ18の
下側位置にある搬送路37内には、回転子軸25が装着
された回転子軸ホルダー21が配置され、回転子軸ホル
ダー21は、流体圧シリンダ22によって側方に押圧さ
れ、流体圧シリンダ23の受け台32に掛合し、流体圧
シリンダ23によって下方から押圧されて上昇し、位置
決め用突起部28をダイプレート29の抜き落とし孔3
0に下方から嵌入させている。製造装置10を作動させ
ると、条材11には、形状加工金型装置19の各形状加
工ステージ13〜15で、所定の打ち抜き加工が施され
る。次いで、加工後の条材11は順送りプレス装置19
aの形状加工金型装置19から積層プレス装置20の積
層金型装置20aに搬送され、条材11を、ブランクパ
ンチ17によって打ち抜き空間部24に抜き込んで鉄心
片12が形成される。形成された鉄心片12は、ブラン
クダイ16の打ち抜き空間部24内に外周部を保持され
打ち抜かれた順に下方から積層し、また、かしめられて
軸心方向に固定される。
【0020】このときの順送りプレス装置19a及び積
層プレス装置20における条材11の搬送速度は同一に
なっている。図2に示すように、鉄心片12が所定枚数
積層されたとき、装着手段のカム機構の動作によってブ
ランクパンチ17のストローク長さが長くなり、打ち抜
き空間部24内に積層している鉄心片12が下方に押し
出され、鉄心片12の軸孔41に抜き落とし孔30内で
待機している回転子軸25が装着され、回転子用積層鉄
心40が製造される。回転子軸25は、回転子軸ホルダ
ー21の位置決め用突起部28に軸心を合わせているの
で、鉄心片12の軸孔41に対する位置を正確に合わせ
て回転子軸25の装着を確実に行うことができる。な
お、装着手段の作動時には、ブランクパンチ17のスト
ローク長さが長くなるので、積層プレス装置20は、ブ
ランクパンチ17が上昇するまで、条材11の搬送を行
わず待機させている。一方、順送りプレス装置19aは
同一の搬送速度で運転されているが、このときの条材1
1の搬送速度の差によって生じる条材11の弛みは、順
送りプレス装置19a及び積層プレス装置20の間に配
置されたループコントローラで調整している。
【0021】また、ブランクパンチ17が装着手段によ
って下端位置まで下降した後、流体圧シリンダ23を下
降させる。回転子軸ホルダー21は、掛合している受け
台32の掛止突起35によって下方に引っ張られ、昇降
路37a内に下降する。次に、流体圧シリンダ22を作
動させると、搬送路37に沿って並設された多数の回転
子軸ホルダー21は、先側に押圧される。そして、前述
した手順で製造された回転子用積層鉄心40を備えた回
転子軸ホルダー21は受け台32から先側に押し出さ
れ、その後側に配置されている回転子軸25を装着した
回転子軸ホルダー21が、受け台32の底板部33上に
配置される。そして、流体圧シリンダ23を作動させ
て、回転子軸ホルダー21を上昇させ、位置決め用突起
部28を抜き落とし孔30に嵌入させる。装着手段によ
ってブランクパンチ17を下降させ、ブランクパンチ1
7が上昇した後には、回転子軸ホルダー21の移動状況
によらず、次の回転子用積層鉄心40を構成する各鉄心
片12の形成及び積層を行うことができる。なお、次の
回転子軸ホルダー21の位置決め用突起部28が抜き落
とし孔30に嵌入する前に鉄心片12が所定枚数積層さ
れたときは、積層された鉄心片12に回転子軸25が衝
突することを防止するために、位置決め用突起部28が
抜き落とし孔30に嵌入するまで装着手段の作動を待機
させておくことが好ましい。
【0022】積層加工ステージ18から搬出された回転
子用積層鉄心40は、回転子軸ホルダー21から、例え
ば、エアによる上方からの吸引によって取外すことがで
き、また、回転子軸25の上部をクランプ部を有する着
脱装置で挟んで取外すこともできる。さらに、装着穴3
1の下方に図示しない貫通小孔を形成しておき、該貫通
小孔に下方から空気を送り、回転子用積層鉄心40を上
方に飛ばして回転子軸ホルダー21から取外すことも可
能である。なお、貫通小孔を形成しておくことによっ
て、装着穴31内の空気を貫通小孔から抜くことができ
るので、回転子軸25を装着穴31へ装着するときに装
着穴31内部の空気が密封状態となって回転子軸25の
装着の邪魔となることを防止して、回転子軸25の装着
穴31への装着を容易に行うことができる。また、回転
子軸25を、回転子軸ホルダー21に装着したままの状
態で配列しておき、軸受取付け等の後工程で使用するこ
とも可能である。
【0023】ここで、図6を参照して、変形例に係る積
層加工ステーションの一例である積層加工ステージ48
について説明する。積層加工ステージ48は、前記実施
の形態に係る積層加工ステージ18のダイプレート29
の厚みを薄くしたダイプレート49を用いているが、そ
の他は同じ部材を用いているので、同一部材には同一番
号を付して説明は省略する。ダイプレート49の厚み
は、回転子軸ホルダー21の位置決め用突起部28を抜
き落とし孔30に嵌入させて配置したとき、回転子軸ホ
ルダー21に保持されている回転子軸25の先端位置が
ブランクダイ16の上端レベルより少し低くなるように
設定している。かかる構成によって、ブランクパンチ1
7で鉄心片12を打ち抜いて積層するのと同時に、鉄心
片12の軸孔41に回転子軸25を装着することがで
き、鉄心片12が1枚ずつ装着されるので、装着時に必
要な力を減らして動作を確実に行うことができる。
【0024】次に、図7(A)、(B)を参照して、形
状加工ステーションの変形例について説明する。変形例
に係る図示しない形状加工ステーションは、鉄心片54
の所定の形状をエッチング加工によって形成する。エッ
チング加工は、例えば、次の手順によって行う。まず、
条材51の両面に図示しないフォトレジストフィルムを
貼着する。次いで、条材51の表面にフォトレジストパ
ターンを形成する。このときには、例えば、スプレー法
やロールコータ法により感光レジストを塗布し、露光及
び現像を順に行うことによって、パイロット孔50、軸
孔52及びスロット用開口部53を形成する部分の金属
素地を露出させたフォトレジストパターンを形成するこ
とができる。
【0025】次いで、整面を行った後にエッチングを行
い、金属素地の露出部分を除去して軸孔52等を形成す
る。次いで、残存するエッチング液を水洗する。そし
て、残存するフォトレジストフィルムを剥離して除去す
ることによって、加工を行うことができる。図7(B)
に示すように、エッチング加工の後には、前述した積層
加工ステージ18で、鉄心片54が形成される。次に、
変形例に係る回転子軸ホルダーについて説明する。条材
からの鉄心片の板取りを2列以上に増やす場合には、列
数に合わせた数のブランクパンチが必要になる。このと
き、前述した回転子軸ホルダー21を列数に合わせて複
数台同時に使用して回転子用積層鉄心を製造することが
できるが、ダイの内部構造が複雑になり、操作が煩雑に
なる。そこで、1つの回転子軸ホルダーに複数の回転子
軸を同時に保持する複数の装着穴を設けることによっ
て、複数の回転子用積層鉄心を同時に製造することがで
きる。
【0026】特に、直径4mm以下の小型の回転子用積
層鉄心を製造する場合には、例えば、条材からの鉄心片
の板取りを3列にしても回転子軸ホルダーの大きさ及び
重量を前記実施の形態に係る回転子軸ホルダー21と同
じにでき、効率よく製造を行うことができる。以上、本
発明に係る実施の形態について説明してきたが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例え
ば、前記実施の形態においては、ブランクダイは、ダイ
プレートの上部に設けていたが、ダイプレートを上下に
貫通して設けることも可能である。この場合には、回転
子軸ホルダーの位置決め用突起部は、抜き落とし孔を介
さずにダイプレートの内部に形成された打ち抜き空間部
に直接嵌入することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜記載の回転子用積層鉄心の
製造装置においては、回転子軸ホルダーの上部に打ち抜
き空間部又は打ち抜き空間部の下側に連通する抜き落と
し孔に嵌入する位置決め用突起部が形成されているの
で、回転子軸の軸心の位置と、積層した鉄心片の中心位
置との位置ずれを防止して、回転子軸と積層鉄心の整合
性を向上させ、搬送不良や装置破損を防止することがで
きる。特に、請求項2記載の回転子用積層鉄心の製造装
置においては、積層加工ステーションを、形状加工ステ
ーションから独立したプレス機に設けるので、独立して
作業を行うことができ、効率よく操業を行うことができ
る。また、積層鉄心の仕様変更に伴って形状加工ステー
ションの金型を交換するときには、プレス機に対する積
層加工ステーションのブランキング金型の取付け位置を
変更することなく使用できるので、段替えと調整の時間
を短縮して効率よく操業を行うことができる。請求項3
記載の回転子用積層鉄心の製造装置においては、形状加
工ステーションで加工される条材を、プレス加工又はエ
ッチング加工によって所定形状に形成するので、プレス
加工を用いた場合には、迅速な加工を行うことができ、
エッチング加工を用いた場合には、バリが形成されない
ので、精度がよく高品質の鉄心片を形成することができ
る。請求項4記載の回転子用積層鉄心の製造装置におい
ては、装着穴の周縁部に誘導傾斜部を形成するので、回
転子軸の装着時、又は抜き取り時の周縁部への引っ掛か
りを防止して作業を確実に行うことができ、搬送不良や
装置破損を防止することができる。そして、回転子軸ホ
ルダーに複数の装着穴を設けるので、複数箇所に積層し
た鉄心片を同時に回転子軸に装着して、複数の回転子用
積層鉄心を同時に製造することができる。請求項記載
の回転子用積層鉄心の製造装置においては、回転子軸ホ
ルダーの下部に拡幅部を形成し、昇降手段に、回転子軸
ホルダーの拡幅部に掛合するT溝形状の受け台を設ける
ので、回転子軸ホルダーはT溝によって上下方向と溝幅
方向の移動を制限され、昇降時の回転子軸の傾きを防止
して、位置決め用突起部をブランクダイの打ち抜き空間
部又はダイホルダーの抜き落とし孔に確実に嵌入させる
ことができる。また、打ち抜き空間部又は抜き落とし孔
に嵌入した位置決め用突起部を下方に抜き取るときにも
確実に力を伝達することができるので、嵌合用の隙間を
小さく設定することができ、寸法精度をさらに向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る回転子用積層鉄心
の製造装置の積層加工ステーションの部分正断面図であ
る。
【図2】同回転子用積層鉄心の製造装置の積層加工ステ
ーションの部分側断面図である。
【図3】同回転子用積層鉄心の製造装置の正面図であ
る。
【図4】(A)、(B)は、それぞれ同回転子用積層鉄
心の製造装置によって製造される回転子用積層鉄心の正
断面図と、同平面図である。
【図5】同回転子用積層鉄心の製造装置に使用する条材
の加工状態を示す説明図である。
【図6】変形例に係る積層加工ステーションの部分正断
面図である。
【図7】(A)、(B)は、変形例に係る条材の加工状
態を示す説明図である。
【図8】従来例に係るモータの積層鉄心の製造装置の正
断面図である。
【符号の説明】
10:回転子用積層鉄心の製造装置、11:条材、1
2:鉄心片、13〜15:形状加工ステージ、16:ブ
ランクダイ、17:ブランクパンチ、18:積層加工ス
テージ(積層加工ステーション)、19:形状加工金型
装置、19a:順送りプレス装置(プレス機)、20:
積層プレス装置(プレス機)、20a:積層金型装置、
21:回転子軸ホルダー、22:流体圧シリンダ(移送
手段)、23:流体圧シリンダ(昇降手段)、24:打
ち抜き空間部、25:回転子軸、26:溝部、27:拡
幅部、28:位置決め用突起部、29:ダイプレート、
30:抜き落とし孔、31:装着穴、31a:シリンダ
ロッド、32:受け台、33:底板部、34:側壁部、
35:掛止突起、36:ダイホルダー、37:搬送路、
37a:昇降路、38:蓋板部、39:ブッシュ、4
0:回転子用積層鉄心、41:軸孔、42:支持部、4
3:腕部、44:磁極部、45:パイロット孔、46:
スロット用開口部、48:積層加工ステージ(積層加工
ステーション)、49:ダイプレート、50:パイロッ
ト孔、51:条材、52:軸孔、53:スロット用開口
部、54:鉄心片、55:逃げ穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/00 - 15/02 H02K 15/04 - 15/16 H02K 1/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状加工ステーションで条材に鉄心片の
    所要の形状を少なくとも1列抜きで形成し、積層加工ス
    テーションで前記条材をブランクダイ上に供給し、ブラ
    ンクパンチにより前記ブランクダイ内の打ち抜き空間部
    に抜き込んで前記鉄心片を形成し、各鉄心片を所定枚数
    積層して回転子用積層鉄心を形成する回転子用積層鉄心
    の製造装置において、 前記積層加工ステーションには、積層された前記鉄心片
    の軸孔に装着される回転子軸が垂直に保持される回転子
    軸ホルダーを前記ブランクダイの下方位置に給送し、排
    出する移送手段と、前記ブランクダイの下方位置に配置
    され、給送された前記回転子軸ホルダーを着脱でき、給
    送された前記回転子軸ホルダーを保持して前記打ち抜き
    空間部に向けて昇降させる昇降手段と、前記打ち抜き空
    間部内に積層された前記鉄心片を押圧し、積層された前
    記鉄心片の軸孔に前記回転子軸を装着する装着手段とを
    有し、しかも、 前記回転子軸ホルダーの上部には、前記打ち抜
    き空間部又は前記打ち抜き空間部の下側に連通する抜き
    落とし孔に嵌入する位置決め用突起部が形成されている
    ことを特徴とする回転子用積層鉄心の製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転子用積層鉄心の製造
    装置において、前記積層加工ステーションは、前記形状
    加工ステーションから独立したプレス機に設けられてい
    ることを特徴とする回転子用積層鉄心の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の回転子用積層鉄心の製造
    装置において、前記形状加工ステーションで加工される
    条材は、プレス加工又はエッチング加工によって所定形
    状に形成されることを特徴とする回転子用積層鉄心の製
    造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回
    転子用積層鉄心の製造装置において、前記回転子軸ホル
    ダーに設けられた前記回転子軸を保持する装着穴の周縁
    部には、誘導傾斜部が形成され、しかも、前記回転子軸
    ホルダーには、前記装着穴が複数設けられ、複数の前記
    回転子軸を同時に保持することを特徴とする回転子用積
    層鉄心の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜のいずれか1項に記載の回
    転子用積層鉄心の製造装置において、前記回転子軸ホル
    ダーの下部には、拡幅部が形成され、前記昇降手段は、
    前記回転子軸ホルダーの前記拡幅部に掛合するT溝形状
    の受け台を有することを特徴とする回転子用積層鉄心の
    製造装置。
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