JP3476571B2 - 仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックおよびその連結体 - Google Patents

仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックおよびその連結体

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JP3476571B2 JP32880994A JP32880994A JP3476571B2 JP 3476571 B2 JP3476571 B2 JP 3476571B2 JP 32880994 A JP32880994 A JP 32880994A JP 32880994 A JP32880994 A JP 32880994A JP 3476571 B2 JP3476571 B2 JP 3476571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、複数敷設して仮設道路を
構築する仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックおよびその
連結体に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】例えば、建造物の構築、遺跡の発
掘などの際に、これらの作業現場が幹線道路から離れて
いる場合が多く、このような場合には、幹線道路から作
業現場までの間に作業に必要な基材等を輸送するための
道路を仮設する必要がある。こうした仮設道路は、一般
には幹線道路と作業現場との間の耕地等を一時的に借用
して構築される。従って、作業が終了し所定期間経過し
た時には、仮設道路は撤去されもとの状態(例えば水
田、畑等の耕地の状態)に復元しなければならない。
【0003】また建築物の構築現場では、バックホーあ
るいは大型クレーン車などのような大型で大きな重量を
有する工事車両を用いて鉄骨等の重量物を持ち上げたり
移動させたりするので、これを支持する地盤には大きな
荷重が掛かり、仮設道路はこうした作業に対しても安全
性を確保しなければならない。
【0004】従来、こうした仮設道路の構築には、盛土
による構築法が採用されている。この方法では、工事車
両が通常走行し得る地盤の良好な所から作業現場までの
間を、たとえば、工事車両が通行し得る幅員などで溝状
に掘り、この溝に土木シート等を敷く。そして、このシ
ート上に砂利を敷き、盛土し、これを突き固めることに
より仮設の道路を形成する。
【0005】しかしながら、仮設道路は、上記したよう
に一時借地上に構築されることが多く、このような場合
には、作業が完了すれば、この盛土などを除去し、元の
状態に復元なければならない。盛土による仮設道路構築
方法では、一般に仮設現場から離れた所から土を多量に
運搬したり、この土を突き固めたりするという作業が必
要となり、また、工事完了後は、使用した盛土を取り除
き、現場を元の状態に戻さなければならないこともあ
り、場合によっては、盛土を廃棄処分しなければなら
ず、作業が面倒で、工事期間が長期化し、工事費が高い
ものとなる。
【0006】また、仮設道路を構築する地盤が軟弱であ
る場合には、溝を掘って盛土を行なっても、この溝の側
面が依然として軟弱地盤であるため、重量のある工事車
両が走行すると、車両の荷重に押されて、盛土が側方に
移動し、仮設道路脇の住宅などを押し上げるなど、構築
された仮設道路の周囲に及ぼす影響も無視できない。
【0007】上記のような問題を解消する仮設道路構築
方法として、たとえば発泡スチレン等の樹脂発泡体ブロ
ックによる仮設道路構築方法が採用されるようになって
きている。この構築方法は、盛土をする代わりに、樹脂
発泡体ブロックを相互に連結しながら積重ねて盛土用基
体とする軽量化盛土工法である。
【0008】この軽量化盛土工法には、たとえば以下の
ような利点がある。 (1)樹脂発泡体ブロックが非常に軽量であるため、作業
性が良好である。 (2)この軽量化盛土工法では、盛土による仮設道路構築
方法と比べ、盛土荷重を減少させることができるので、
基礎地盤の沈下を軽減させることができる。
【0009】(3)樹脂発泡体ブロックが自立性を有して
いるため、盛土の場合と比較して側圧を低減できるの
で、法面などが崩壊する虞が少なく、既存構造物に対す
る影響が少ない。
【0010】(4)この樹脂発泡体ブロックを用いた工法
では、仮設道路の構築に大型機械を必要としないので、
重要構造物に近接した工事が可能であり、また、周辺環
境への影響も少ない。
【0011】このように樹脂発泡体ブロックを用いた仮
設道路は、構築が容易であり、しかも仮設道路の撤去も
容易であるとの利点を有している。しかしながら、樹脂
発泡体ブロックは、耐用回数が少なく、従来仮設道路を
構築するために使用された樹脂発泡体ブロックは、その
まま廃棄されていたので、樹脂発泡体ブロックを用いた
仮設道路の構築方法は、従来の盛土による工法と比較し
て、コスト高になるという問題がある。
【0012】コストの低減を図るためには樹脂発泡体ブ
ロックを繰り返し使用すればよいはずであるが、実際に
仮設道路の構築に使用された樹脂発泡体ブロックは、縁
部、隅部などに欠損が生ずることが多く、再利用が困難
であるばかりでなく、再利用のために積み重ねて保管す
る場合に、こうした欠損が生じたブロックは安定性が低
下するのでそれほど高く積み重ねて保管することができ
ない。したがって、従来の樹脂発泡体ブロックを用いた
のでは保管コストもかさむため、有効な再利用を図るこ
とはできなかった。
【0013】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、上記のような従
来技術に伴う問題点を解決しようとするものであって、
大きなサイズであっても繰り返して使用することにより
コスト低減が図れ、また欠損ブロックは容易に交換して
再利用できる仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックを提供
することにある。
【0014】また、本発明の第2の目的は、隣接する樹
脂発泡体ブロックの連結作業時間を短縮することにあ
る。また、本発明の第3の目的は、隣接する樹脂発泡体
ブロックの連結作業時あるいは欠損ブロックの交換作業
時等の樹脂発泡体ブロック取扱時の安全性を高めること
にある。
【0015】
【発明の概要】本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロ
ックは、複数敷設して仮設道路を構築する仮設道路用合
成樹脂発泡体ブロックであって、該仮設道路用合成樹脂
発泡体ブロックは、断面矩形の樹脂発泡体と、該樹脂発
泡体を収容する袋状ネットとからなり、該袋状ネット
は、該樹脂発泡体を収容するための樹脂発泡体用収容口
と該収容口を開閉する開閉手段とを有すると共に、隣接
する仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックと連結可能にさ
れてなることを特徴としている。
【0016】さらに、この仮設道路用合成樹脂発泡体ブ
ロックは隣接する仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックと
相互に連結される連結部材を係止する係止部を有してい
ることが好ましい。
【0017】また、本発明の仮説道路用樹脂発泡体ブロ
ック連結体は、複数敷設して仮設道路を構築する仮設道
路用合成樹脂発泡体ブロックの連結体であって、該仮設
道路用合成樹脂発泡体ブロックは、断面矩形の樹脂発泡
体と、該樹脂発泡体を収容する袋状ネットとからなり、
該袋状ネットには、該樹脂発泡体を収容するための樹脂
発泡体用収容口と、該収容口を開閉する開閉手段が備え
られており、隣接する仮設道路用合成樹脂発泡体ブロッ
クが相互に連結されていることを特徴としている。
【0018】さらに、この仮設道路用合成樹脂発泡体ブ
ロックには,隣接するブロックを係合するための係止部
が設けられており、該ブロックの係止部と隣接するブロ
ックの係止部とを接合する連結部材によって隣接する仮
設道路用合成樹脂発泡体ブロックが相互に連結されてい
ることにより連結体を形成していることが好ましい。
【0019】本発明の仮説道路用合成樹脂発泡体ブロッ
クには、断面矩形の樹脂発泡体と、該樹脂発泡体を収容
する袋状ネットとからなり、該袋状ネットには、開閉自
在に開閉手段が備えられた樹脂発泡体用収容口が設けら
れ、かつ、該樹脂発泡体の対角線の両端に位置する縁部
と接する袋状ネットの外縁部には、発泡体ブロックを連
結するための挿通孔を有する突片が設けられていること
が好ましい。
【0020】さらに、この袋状ネットに設けられた開閉
手段が面状ファスナーであることが好ましい。このよう
な本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックは、大き
なサイズであっても繰り返して使用することによりコス
ト低減が図れ、また欠損ブロックは容易に交換して再利
用できる。
【0021】またこの仮設道路用合成樹脂発泡体ブロッ
クでは、隣接する樹脂発泡体ブロックの連結作業時間を
短縮することができる。また、このような仮設道路用合
成樹脂発泡体ブロックでは、隣接する樹脂発泡体ブロッ
クの連結作業時あるいは欠損ブロックの交換作業時等の
樹脂発泡体ブロック取扱時の安全性に優れている。
【0022】
【発明の具体的説明】以下、本発明を図面に示す実施例
に基づき詳細に説明する。図1は本発明の仮設道路用合
成樹脂発泡体ブロックの一実施例を示す斜視図であり、
図2は、図1に示す仮設道路用合成樹脂発泡体ブロック
が連結された状態(連結体)を示す概略図である。
【0023】[樹脂発泡体ブロック]仮設道路用合成樹
脂発泡体ブロック(「樹脂発泡体ブロック」とも言う)
1は、図1に示すように、断面矩形の樹脂発泡体2およ
び樹脂発泡体2を収容する袋状ネット3からなる。
【0024】この袋状ネット3には、開閉自在な開閉手
段5,5Aを備えた樹脂発泡体を収容するための開口部
6が設けられている。そして、この開口部6には、樹脂
発泡体2を収容した後、この開口部を閉鎖するように蓋
体5Cが設けられている。本発明において、袋状ネット
3には、この蓋体5Cを袋状ネット3の本体部に係止す
るための開閉手段5,5Aが設けられている。この開口
部を閉塞するための開閉手段5,5Aには、例えば、プ
ラスチック製バンド、針金、金属製バンド、紐、面状フ
ァスナーなどを使用することができる。図1には、この
開閉手段5,5Aが面状ファスナーである態様が示され
ている。
【0025】なお、この図1においては、開口部である
樹脂発泡体収容口が、一方の端面に設けられた態様が示
されているが、樹脂発泡体収容口が両端面に設けられて
いてもよく、また、側面12、上面11あるいは下面4
3に設けられていてもよい。本発明においては、特に仮
設道路用合成樹脂発泡体ブロックの連結体を取扱う際の
利便性、袋状ネットの機械的強度等を考慮すると、図1
に示すように一方の端面にのみ開口部6が形成されてい
ることが望ましい。
【0026】さらに、本発明の仮設道路用合成樹脂発泡
体ブロックには、隣接する仮設道路用合成樹脂発泡体ブ
ロックと連結部材によって連結される際に、この連結部
材を係止可能なようにされている。
【0027】本発明においては、この樹脂発泡体2の対
角線の両端に位置する縁部7(7A)と接する袋状ネッ
トの外縁部8(8A)には、突片9が設けられており、
この突片9には、発泡体ブロック連結用の挿通孔10が
設けられている。袋状ネットの外縁部8に設けられる突
片9は、隣合う樹脂発泡体ブロック1の突片9と係合す
るように等間隔に設けられる。
【0028】本発明で用いられる樹脂発泡体2として
は、具体的には、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタ
ン、発泡ポリ塩化ビニル、発泡ポリオレフィンなどが挙
げられる。
【0029】本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロッ
ク1は、その芯材が樹脂発泡体2で形成されているた
め、全体的に軽量で取扱い易く、また、その浮力を生か
すことで軟弱地盤上であっても沈み込みが起こることは
ない。
【0030】図1に示す樹脂発泡体2は、断面形状が矩
形の直方体であるが、立方体でもよい。また、本発明で
は、樹脂発泡体のサイズは、特に制限はないが、たとえ
ば2m×1m×0.5mというようなサイズの大きい樹
脂発泡体が作業能率上好ましい。
【0031】上記袋状ネット3の材料としては、ポリオ
レフィン、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、塩化ビニール樹脂などの合成樹脂が好まし
く用いられる。特にポリオレフィンを用いることが好ま
しい。袋状ネット3の網目形状は、特に制限されない。
また、袋状ネット3のメッシュ(目開き)は、特に限定
されないが、同一材料を用いて、袋状ネット3と一体に
突片9を形成する場合には、隣接する樹脂発泡体ブロッ
ク1が突片9を介して容易に連結できるような大きさで
あることが望ましい。また、樹脂発泡体2を保護する観
点からは、袋状ネット3のメッシュは、細かいことが好
ましいが、この樹脂発泡体1を収容できるものであれば
よく、目開きが数センチのネットであってもよい。この
ネット材料は、図に示すように、合成樹脂繊維の集合体
である撚糸を結束したものであってもよいし、所定幅の
合成樹脂フィルムを縦横に重ねてその交点を接着または
融着したものであってもよい。さらには、幅広のフィル
ムを編目が形成されるように打ち抜いたものであっても
よい。図1、図7には、撚糸を結束した網からなるネッ
トを用いた例が示されている。
【0032】このようなネットを用いて、図1に示すよ
うな袋状ネット3を作製するには、例えば、収容される
矩形の樹脂発泡体2の各面と相似形であって若干大きめ
の寸法のネット片を用意し、樹脂発泡体2の開口部6に
位置するネット片には、所定位置に面状ファスナーのよ
うな開閉手段5,5Aを、例えば接着または融着などの
方法により形成した後、これらのネット片端部同士を、
収容される樹脂発泡体2の形状に合わせて接着または融
着する。次いで、突片9付シート20を図1に示すよう
な袋状ネットの所定位置に接着または融着すればよい。
また、開閉手段5,5Aとして、プラスチック製バン
ド、針金、金属製バンド、紐などを用いる場合には、こ
れらのプラスチック製バンド、針金、金属製バンド、紐
等で蓋体5Cを袋状ネット3の本体部または蓋体5Cに
付設しておいてもよいが、樹脂発泡体ブロックを収容し
た後、蓋体5Cの端部と袋状ネット3の本体部を係止す
ればよいので、このような開閉手段5,5Aを予め設け
ることは必ずしも必要ではない。
【0033】本実施例の樹脂発泡体ブロック1は、上記
のような樹脂発泡体2を袋状ネット3に収容する構成を
採っているので、樹脂発泡体2の破損防止効果を有す
る。なお、上記突片9は、通常、上記袋状ネット3と同
じ樹脂材料で形成される。このような突片9は、図1に
示すように袋状ネット3と別体に形成された突片9付き
シート状物20を袋状ネットに熱融着させ、あるいは接
着剤にて接着させてもよい。また、図4に示すように、
袋状ネット作製時に、ネット材を折り曲げて挿通孔10
を有する突片9相当部を袋状ネットと一体に形成し、必
要によりその一部を切り欠くことにより袋状ネット3に
突片9を形成してもよい。
【0034】[樹脂発泡体ブロックの連結]このような
本実施例の樹脂発泡体ブロック1では、仮設道路構築現
場、または倉庫などの保管場所で、図2に示すように、
複数の樹脂発泡体ブロック1,1A,1B等を隣接させ
て、樹脂発泡体ブロック1に隣接する樹脂発泡体ブロッ
ク1Aの隣接する双方の突片9に設けられた挿通孔10
内にワイヤー4を挿通させた後、ワイヤーの端部を後述
するように輪状に括り付けて係止し、同様にして樹脂発
泡体ブロック1と隣接する樹脂発泡体ブロック1Bをワ
イヤー4で括り付けて係止することにより、隣接する樹
脂発泡体ブロック同士は容易に連結される。
【0035】このように隣合うブロック1の突片9を噛
み合わせてその挿通孔10内にワイヤー4を挿通させた
のち、ワイヤー4の両端部を図3あるいは図4に示すよ
うに輪状17にすれば、ワイヤー4の抜け落ちを防止で
き、しかも後述するように連結状態の樹脂発泡体ブロッ
クを釣り下げて移動・設置し、あるいは運搬する際の釣
り下げワイヤーとしても利用することができる。
【0036】そして、仮設道路を取り除く場合、または
樹脂発泡体ブロック1,1A,1B等を保管する場合に
は、連結された状態の樹脂発泡体ブロック1,1A,1
B等は、そのまま連結された状態で、図2に示すように
突片9を介して隣合う上面11,11Aあるいは下面4
3,43Aがそれぞれ面合わせになるように折重ねて、
図3あるいは図4に示すような連結体13の状体でパレ
ットの上に積み上げられる。このようにして積み上げら
れた樹脂発泡体ブロック1A,1,1Bすなわち連結体
13は、フォークリフト、トラックなどを利用して運搬
され、倉庫に保管され、繰り返し使用される。連結した
状態で折重ねられる樹脂発泡体ブロック1の個数は、ブ
ロック1のサイズにより適宜任意に決定することができ
る。
【0037】また、複数個連結した状態で折重ねられた
樹脂発泡体ブロックを複数組用いて仮設道路を構築する
場合には、図3に示すように連結され折重ね状態の樹脂
発泡体ブロック(連結体13)を仮設道路構築現場に運
搬し、現場で樹脂発泡体ブロック1,1A,1Bを広げ
れば、図2に示すように容易に複数個の樹脂発泡体ブロ
ックが平面的に連結された連結体13が得られる。この
ような平面的に連結された樹脂発泡体ブロック(連結体
13)を、必要に応じて複数組用意し、各連結体13の
端部に位置する樹脂発泡体ブロック1の突片9を介して
他の組(他の連結体13)の樹脂発泡体ブロックを連結
するだけで、容易に樹脂発泡体ブロック1を所望の長さ
に連結できる。すなわち、個々の樹脂発泡体ブロック1
全てをその都度連結する作業を必要としない。このた
め、仮設道路構築現場における隣接する樹脂発泡体ブロ
ックの連結作業時間を短縮することができる。
【0038】この樹脂発泡体ブロック1では、樹脂発泡
体2を収容する袋状ネット3が樹脂発泡体ブロック1の
表面全体に及んでいるため、樹脂発泡体ブロック1を安
定して積重ねることができ、保管スペースを有効に利用
することができる。
【0039】以上、本発明をその好ましい一実施例に基
づいて説明してきたが、本発明の仮設道路用合成樹脂発
泡体ブロックは、上記実施例に限定されず、袋状ネット
と該袋状ネットに収容される樹脂発泡体とを備えた構成
となっており、しかも、該袋状ネットには、開閉自在な
面状ファスナーを備えた樹脂発泡体用収容口が設けら
れ、かつ、該樹脂発泡体の対角線の両端に位置する縁部
と接する袋状ネットの外縁部には、発泡体ブロック連結
用の挿通孔を有する突片が設けられていればよい。
【0040】樹脂発泡体2は、図1あるいは図2に示す
ように直接袋状ネット3で被覆することもできるが、こ
の樹脂発泡体の表面を合成樹脂フィルム等で被覆するこ
とが好ましい。すなわち、現状地盤上に直接載置された
本発明の仮設道路用ブロックは、袋状ネットで被覆され
ているけれども、樹脂発泡体2は、袋状ネット3を介し
て地盤と接するので、この部分の樹脂発泡体2は、損傷
を受けやすい。
【0041】例えば、稲の切株などと樹脂発泡体ブロッ
ク1とが接触すると、このブロック1内の樹脂発泡体2
に切株などが突き刺さりブロック状樹脂発泡体2が破損
してしまうため、頻繁にこの樹脂発泡体2を交換しなけ
ればならない。そこで、最も破損しやすい樹脂発泡体の
表面を合成樹脂フィルムなど(図示せず)で被覆し、樹
脂発泡体の表面強度を高くすることが望ましい。さら
に、図5に示すように、地面30と接する樹脂発泡体2
の下面32に硬質板状体33を積層することが好まし
い。この硬質板状体33としては、合板、樹脂板などを
使用することができる。この硬質板状体33の厚さは、
板状体を形成する素材によって異なるが、通常は1〜2
0mm程度である。この硬質板状体33と樹脂発泡体2
とは、接着剤を用いて接着したり、熱融着することによ
り堅固に積層することができる。このように硬質板状体
が積層された積層樹脂発泡体は、袋状ネット3で被覆さ
れ、隣接する樹脂発泡体ブロック1と突片9を介してワ
イヤー4等にて係止される。なお、前述したように、樹
脂発泡体の表面を合成樹脂フィルムで被覆する場合に
は、このように被覆された樹脂発泡体の下面に硬質板状
体33を積層すればよい。
【0042】また、本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体
ブロック連結体は、上記実施例に限定されず、上記構成
の樹脂発泡体ブロックであって、連結した状態で折重ね
られるような構成となっていればよい。
【0043】たとえば本発明では、樹脂発泡体ブロック
を横方向に連結してもよく、さらに、縦長方向と横方向
の両方向に樹脂発泡体ブロックを連結してもよい。同様
に、本発明の折重ねられる樹脂発泡体ブロック連結体
も、樹脂発泡体ブロックを横方向に連結されていてもよ
い。しかしながら、縦長方向と横方向の両方向に連結し
た樹脂発泡体ブロック連結体は、折重ねることができな
いので、このような連結体を折重ねるには、どちらか一
方向の連結を解除する必要がある。
【0044】また、隣接する樹脂発泡体ブロックを連結
するには、樹脂発泡体ブロック双方の袋状ネットの突片
を係止しなければならないが、係止手段は、樹脂発泡体
ブロック双方の袋状ネットを容易かつ確実に係止でき、
かつ、連結した樹脂発泡体ブロックが連結した状態で折
重ねられるような構成であればよく、上記実施例のワイ
ヤー4に限られない。
【0045】さらに本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体
ブロックは、図8〜図10に示すように、仮設道路用合
成樹脂発泡体ブロックを多数敷設した後、これらを相互
に連結して連続体とするようにされていてもよい。
【0046】例えば、図8に示す仮設道路用合成樹脂発
泡体ブロック1は、樹脂発泡体2と、この樹脂発泡体2
を収納する袋状ネット3とを有している。そして、この
袋状ネット3には、上記と同様に、樹脂発泡体2を収容
するための開口部6が形成されており、樹脂発泡体2を
収容した後にこの開口部6を閉鎖するための蓋体5Cが
形成されている。この蓋体5Cの端部は、袋状ネット3
の本体部と蓋体5Cの端部とを接合して、開口部6を閉
鎖するための開閉手段5を有する。この開閉手段は、例
えば図1に示すように面状ファスナー等で形成すること
もできるが、図7ではこの開閉手段5は、プラスチック
バンド(例:ポリプロピレンからなるバンド)で形成さ
れた例が示されてる。さらに、この開閉手段5は、上記
と同様に、プラスチック製バンドの他、針金、金属製バ
ンド、紐、面状ファスナーなど、蓋体6の端部を袋状ネ
ット3の本体部に係止可能な部材を使用して形成するこ
とができる。
【0047】さらに、この仮設道路用合成樹脂発泡体ブ
ロック1を形成する袋状ネット3の上面部には、この仮
設道路用合成樹脂発泡体ブロック1と隣接するブロック
とを例えばワイヤーロープ等の連結部材21で連結して
樹脂発泡体ブロックの連結体を形成する際に連結部材2
1と袋状ネット3とを締結するための係止部22を有し
ている。この係止部22は、例えば袋状ネットと同様の
素材で形成することもできるし、異なる素材で形成され
ていてもよい。係止部22は、袋状ネット3と、例え
ば、接着、熱融着、プラスチックバンド等を用いた物理
的接合により、一体化することができる。
【0048】図8では、袋状ネット3と係止部22との
間に樹脂発泡体ブロック1の長手方向に平行にワイヤー
ロープが貫通可能な間隙を形成するように、ネット状体
22が袋状ネット3に設けられている。このネット状体
22は、図8においては、樹脂発泡体ブロック1の長手
方向に平行に2本のワイヤーロープが張設できるように
形成されている。この連結部22は、上記のような形態
に限られるものではなく、例えば図9に示すように、樹
脂発泡体ブロック1の長手方向に張設されるワイヤーロ
ープ21Aと、このワイヤーロープ21Aと略直交する
するように張設されたワイヤーロープ21Bの両者と袋
状ネット3とを締結するように設けられていてもよい。
図9においては、ネット状体22は、十字型に形成さ
れ、この十字型のネット状体22と袋状ネット3との間
でワイヤーロープ21Aと21Bとが交差するように形
成されているが、例えば、図8に示すように、長手方向
のワイヤーロープを締結するネット状体22を形成し、
これとは別に、このこうした長手方向に張設されるワイ
ヤーロープとは直交する別のワイヤーロープを締結する
ネット状体を形成することもできる。
【0049】さらに、図8および図9では、ワイヤーロ
ープのような連結部材21と袋状ネット3とを締結する
ための係止部22を、袋状ネット3の上面部に設けた態
様が示されているが、この係止部は、袋状ネット3の下
面部、側面部等に形成してもよい。例えば、袋状ネット
の上面部と下面部とに係止部を設けた仮設道路用合成樹
脂発泡体ブロックを複数個並べて、これらの係止部にワ
イヤーロープのような連結部材を通してこれらの複数の
樹脂発泡体ブロックを連結することができる。
【0050】また、この本発明の仮設道路用合成樹脂発
泡体ブロックを例えば千鳥状に縦に積層した場合には、
上下の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックを係止するこ
ともできる。この場合、ワイヤーロープを使用して係止
することもできるし、袋状ネットに例えばプラスチック
バンドを通して仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックを係
合してもよい。
【0051】さらに、図10に示すように、本発明の仮
設道路用合成樹脂発泡体ブロック1は、上記のようにワ
イヤーロープによらずに、他の連結部材で隣接するブロ
ック1'とを連結して連結体とすることができる。この
図10に示すようにして隣接する仮設道路用合成樹脂発
泡体ブロックを連結するには、プラスチック製バンド、
針金、金属製バンド、紐などを使用することができる。
さらに、図10には、隣接する樹脂発泡体ブロックを上
面縁部で連結する態様が示されているが、さらに、下縁
部を連結してもよい。
【0052】また、上面の一方の縁部を隣接するブロッ
クの上面の縁部と連結し、他方の端部の下面の縁部を他
の隣接するブロックの下面の縁部と連結することによ
り、折りたたみ可能な仮設道路用合成樹脂発泡体ブロッ
ク連結体を製造することができる。さらに、この仮設道
路用合成樹脂発泡体ブロックの連結は、作業現場で容易
にでき、またこうして連結されたブロック連結体の切り
放しも作業現場で容易に行うことができることから、上
面の一方の縁部を隣接するブロックの上面の端部と連結
し、他の縁部を、他の隣接するブロックの上面端部と連
結することもできる。そして、必要により、上記連結部
以外の部分、例えば側面縁部、底面縁部等を隣接する樹
脂ブロックと連結してもよい。
【0053】上記説明に用いた図8〜図10において、
共通する部材には同じ番号を賦してある。また、図10
において、1で示す仮設道路用合成樹脂発泡体ブロック
は、開閉手段5がプラスチックバンドである態様が示さ
れており、1'で示す仮設道路用発泡体ブロックは、開
閉手段5,5Aが面状ファスナーである態様とプラスチ
ックバンドである態様が示されている。
【0054】上述した本発明の仮設道路用合成樹脂発泡
体ブロックは、本発明の範囲内でさらに改変することが
できる。 [仮設道路の構築方法]本発明の樹脂発泡体ブロックを
用いた仮設道路の構築方法の例を以下に示す。
【0055】上記のような樹脂発泡体ブロック1を用い
て仮設道路を構築するには、まず仮設道路の構築予定部
分を平坦にし、この上に樹脂発泡体ブロック1を敷設し
連結する。
【0056】また、図3あるいは図4に示すような3個
の樹脂発泡体ブロック1の連結体13を用いることもで
きる。図3を例にして説明すると、上から1段目のブロ
ック1Bと、上から2段目のブロック1とは、突片9の
挿通孔10内に挿通されたワイヤー4により折り畳み可
能に連結されている。また、この2段目のブロック1と
最下段のブロック1Aとは、ブロックの裏面で同様に連
結されている。このブロック連結体13は、例えば、図
3に示すように3段に折り畳まれて仮設道路建設予定地
に搬入される。この折り畳まれたブロック連結体を、そ
れぞれの樹脂発泡体ブロックを係合するワイヤーの端部
に設けられた吊り上げワイヤー4のリング17にクレー
ンのフックを引っかけて、このブロック連結体13を吊
り上げる。なお、図4の連結体でも同様にすればよい。
【0057】この吊り上げたブロック連結体13は、図
6に示すように仮設道路建設予定地上にブロックの位置
決めをしながら徐々に降ろして敷設する。同様にして他
のブロック連結体も敷設する。なお、ブロック連結体と
他のブロック連結体との間は、このように敷設しただけ
では、連結されていないので、敷設後、これらの間も仮
連結することが好ましい。
【0058】こうして所定の距離になるようにブロック
連結体を載置した後、この連結体の上面に鉄板(復工
版)16などを敷設する。こうして構築された仮設道路
は、施行が容易であるにも拘らず強度が高いとういう優
れた特性を有している。
【0059】例えば上記のようにして構築された仮設道
路の撤去および復元作業は、復工版を除去した後、ブロ
ック連結体13と他のブロック連結体13との間に形成
した仮連結を解除して箇々のブロック連結体13にした
後、ブロック連結体13の端部に位置する樹脂発泡体ブ
ロック1の吊り下げワイヤー4のリング17にフックを
かけて吊り上げ、これをトラック等の荷台上に徐々に降
ろしながら、再び図3に示すように折り畳み所定の場所
に移送して折り畳んだ状態で保管する。
【0060】なお、上記の方法は、仮設道路を構築する
前に予め複数の樹脂発泡体ブロック1を連結してブロッ
ク連結体13を製造し、これを用いる態様を示したが、
本発明ではこの方法に限らず、樹脂発泡体ブロック1を
仮設道路予定地上に個別に敷設しながら隣接する樹脂発
泡体ブロック1を折り畳み可能なように連結しても良い
ことは勿論である。
【0061】また、図8〜図9で示す樹脂発泡体ブロッ
クは、ワイヤーロープ等を用いて作業現場で容易に連結
することができるし、図10に示す樹脂発泡体ブロック
は、例えばプラスチック製バンド、金属製バンド、紐等
を用いて連結することができる。こうして作業現場で連
結された樹脂発泡体ブロックは、連結体であるワイヤー
ロープやバンドを外すことにより、使用後には容易に分
解することができ、そのまま輸送して保管することがで
きる。こうした保管の際には、積み重ねられた仮設道路
用合成樹脂発泡体ブロックを例えばプラスチックバンド
等を用いて仮止めすることにより、安全に保管すること
ができる。
【0062】また、本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体
ブロックは、袋状ネット内に収容された樹脂発泡体が損
傷を受けた場合には、内部に収容されている樹脂発泡体
だけを交換することにより、効率よく繰り返し使用する
ことができる。
【0063】さらに、本発明の仮設道路用合成樹脂発泡
体ブロックでは、種々の改変を加えることができる。
【0064】
【発明の効果】本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロ
ックは、その端面に樹脂発泡体取り出し口が設けられて
いるので、使用中に破損した樹脂発泡体を容易に交換で
きる。
【0065】また、樹脂発泡体ブロックの連結用の突片
が予め設けられているので、安全かつ容易に多数の樹脂
発泡体ブロックを連結し、その上に鉄板を敷設すること
により仮設道路を建設することができる。
【0066】本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロッ
クは、断面矩形の樹脂発泡体を、袋状ネットで被覆した
構成を有しているので、運搬中、仮設道路構築中あるい
は使用中に破損し難く、ブロックのサイズを大きくする
ことができる他、再利用が可能であるため、繰り返し使
用によるコスト低減が図れる。
【0067】また、上記樹脂発泡体ブロックは、樹脂発
泡体を収容する袋状ネットが発泡体の表面全体に及んで
いるので、安定して積重ねることができ、保管スペース
を有効に利用することができる。
【0068】本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロッ
ク連結体は、既に複数のブロックが連結されているの
で、仮設道路構築現場でのブロック連結作業時間を大幅
に短縮することができ、しかも、仮設道路を取り除く場
合に樹脂発泡体ブロック全てについて連結を解除しなく
てもよいので、樹脂発泡体ブロックの連結解除作業時間
を短縮することができる。
【0069】また、本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体
ブロックは、連結部材を用いて作業現場で容易に連結し
てブロック連熱体を形成することができると共に。作業
終了後にはこうして形成されたブロック連結体を任意の
長さに容易に解体することができる。
【0070】そして、解体された本発明の仮設道路用合
成樹脂発泡体ブロックは、ストックされ、必要により再
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体ブ
ロックの一実施例を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す仮設道路用合成樹脂発泡体
ブロックが連結された状態を示す概略断面図である。
【図3】図3は、折り畳まれた状態のブロック連結体の
一態様例を示す斜視図である。
【図4】図4は、折り畳まれた状態のブロック連結体の
一態様例を示す斜視図である。
【図5】図5は、仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックが
連結され、仮設道路に敷設された状態を示す概略断面図
である。
【図6】図6は、本発明のブロックを用いて構築された
仮想道路の一態様例を示す一部切欠を有する斜視図であ
る。
【図7】図7は、本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体ブ
ロックの他の態様を示す図である。
【図8】図8は、本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体ブ
ロックの他の態様を示す図である。
【図9】図9は、本発明の仮設道路用合成樹脂発泡体ブ
ロックの他の態様を示す図である。
【図10】図10は、本発明の仮設道路用合成樹脂発泡
体ブロックの他の態様を示す図である。
【符号の説明】 1,1',1A,1B 樹脂発泡体ブロック 2 樹脂発泡体 3 袋状ネット 4 ワイヤー 5 手難開閉手段 5,5A 面状ファスナー(開閉手段) 6 樹脂発泡体を収容するための開口部 7,7A 樹脂発泡体の縁部 8,8A 袋状ネットの外縁部 9 突片 10 挿通孔 13 連結体 16 復工版(板状物) 17 ワイヤーの輪状部 21 ワイヤーロープ(連結手段) 22 ネット状体 23 プラスチック製バンド(連結手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐 藤 一 仁 東京都港区浜松町2丁目4番25号 岡三 興業株式会社内 (72)発明者 原 田 智 嘉 東京都港区浜松町2丁目4番25号 岡三 興業株式会社内 (72)発明者 櫻 井 實 東京都新宿区北新宿3−22−10 パイロ ットハウス102号 日本海洋整備株式会 社内 (56)参考文献 特開 平5−86603(JP,A) 特開 平6−280210(JP,A) 特開 平8−4012(JP,A) 実開 平4−50407(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 9/08 E01C 3/00 E02D 3/00 E02D 17/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数敷設して仮設道路を構築する仮設道
    路用合成樹脂発泡体ブロックであって、 該仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックは、断面矩形の樹
    脂発泡体と、該樹脂発泡体を収容する袋状ネットとから
    なり、 該袋状ネットは、該樹脂発泡体を収容するための樹脂発
    泡体用収容口と該収容口を開閉する開閉手段とを有する
    と共に、隣接する仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックと
    係止可能にされてなることを特徴とする仮設道路用合成
    樹脂発泡体ブロック。
  2. 【請求項2】 前記仮設道路用合成樹脂発泡体ブロック
    が、隣接する仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックと相互
    に連結されるための連結部材を係止する係止部を有する
    ことを特徴とする請求項第1項記載の仮設道路用合成樹
    脂発泡体ブロック。
  3. 【請求項3】 前記仮設道路用合成樹脂発泡体ブロック
    が、断面矩形の樹脂発泡体と、該樹脂発泡体を収容する
    袋状ネットとからなり、 該袋状ネットには、開閉自在に開閉手段が備えられた樹
    脂発泡体用収容口が設けられ、かつ、該樹脂発泡体の対
    角線の両端に位置する縁部と接する袋状ネットの外縁部
    には、発泡体ブロックを連結するための挿通孔を有する
    突片が設けられていることを特徴とする請求項第1項記
    載の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロック。
  4. 【請求項4】 袋状ネットに設けられた開閉手段が面状
    ファスナーであることを特徴とする請求項第1項または
    第2項記載の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロック。
  5. 【請求項5】 複数敷設して仮設道路を構築する仮設道
    路用合成樹脂発泡体ブロックの連結体であって、 該仮設道路用合成樹脂発泡体ブロックは、 断面矩形の樹脂発泡体と、該樹脂発泡体を収容する袋状
    ネットとからなり、 該袋状ネットには、該樹脂発泡体を収容するための樹脂
    発泡体用収容口と、該収容口を開閉する開閉手段が備え
    られており、隣接する仮設道路用合成樹脂発泡体ブロッ
    クが相互に連結されていることを特徴とする仮設道路用
    合成樹脂発泡体ブロック連結体。
  6. 【請求項6】 前記仮設道路用合成樹脂発泡体ブロック
    に、隣接するブロックを係合するための係止部が設けら
    れており、該ブロックの係止部と隣接するブロックの係
    止部とを接合する連結部材によって隣接する仮設道路用
    合成樹脂発泡体ブロックが相互に連結されていることを
    特徴とする請求項第5項記載の仮設道路用合成樹脂発泡
    体ブロック連結体。
  7. 【請求項7】 前記仮設道路用合成樹脂発泡体ブロック
    が、断面矩形の樹脂発泡体と、該樹脂発泡体を収容する
    袋状ネットとからなり、 該袋状ネットには、開閉自在に開閉手段が備えられた樹
    脂発泡体用収容口が設けられ、かつ、該樹脂発泡体の対
    角線の両端に位置する縁部と接する袋状ネットの外縁部
    には、発泡体ブロックを連結するための挿通孔を有する
    突片が設けられていることを特徴とする請求項第5項ま
    たは第6項記載の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロック連
    結体。
  8. 【請求項8】 袋状ネットに設けられた開閉手段が面状
    ファスナーであることを特徴とする請求項第5項または
    第6項記載の仮設道路用合成樹脂発泡体ブロック連結
    体。
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