JP3473031B2 - フラットケーブル - Google Patents
フラットケーブルInfo
- Publication number
- JP3473031B2 JP3473031B2 JP26399592A JP26399592A JP3473031B2 JP 3473031 B2 JP3473031 B2 JP 3473031B2 JP 26399592 A JP26399592 A JP 26399592A JP 26399592 A JP26399592 A JP 26399592A JP 3473031 B2 JP3473031 B2 JP 3473031B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat cable
- tape
- polyvinyl chloride
- forming
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Insulated Conductors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は例えば電卓、プリンタ、
複写機等の各種電子機器応用製品の内部配線用として広
く使用されているラミネート型フラットケーブルに関す
るものである。
複写機等の各種電子機器応用製品の内部配線用として広
く使用されているラミネート型フラットケーブルに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】ラミネート型フラットケーブルは、複数
の平型導体を一定の間隔をおいて平行に配置し、それら
の両面にポリエステルとポリ塩化ビニルの複合フィルム
等のプラスチックフィルムをラミネートした絶縁層を具
えて構成される。
の平型導体を一定の間隔をおいて平行に配置し、それら
の両面にポリエステルとポリ塩化ビニルの複合フィルム
等のプラスチックフィルムをラミネートした絶縁層を具
えて構成される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この種のフラットケー
ブルはスペースファクターが小さく機器のコンパクト化
に有利であり、用途も多様化してきたが、最近、搭載し
た部品をさけるためなどの理由により、図３のようにフ
ラットケーブルをフォーミングして使用するケースがふ
えてきた。定尺に切断した後、治具等を用いてフォーミ
ングを行っているが、手間がかかるし、移送においてか
さばる等の問題があった。
ブルはスペースファクターが小さく機器のコンパクト化
に有利であり、用途も多様化してきたが、最近、搭載し
た部品をさけるためなどの理由により、図３のようにフ
ラットケーブルをフォーミングして使用するケースがふ
えてきた。定尺に切断した後、治具等を用いてフォーミ
ングを行っているが、手間がかかるし、移送においてか
さばる等の問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】厚みが１５０μｍ以下の
テープ状導体を複数本所定のピッチで平行にならべたラ
ミネート型フラットケーブルにおいて、ラミネート用絶
縁テープとして硬度（ＪＩＳＫ７２１５に準じたＡ型硬
度計による）７５以下のポリ塩化ビニルテープを５０μ
ｍから２５０μｍの厚みの範囲で使用すれば、治具等を
用いてあらかじめフォーミングすなわち成形しておかな
くても、必要な位置を容易にフォーミングできることを
見出した。
テープ状導体を複数本所定のピッチで平行にならべたラ
ミネート型フラットケーブルにおいて、ラミネート用絶
縁テープとして硬度（ＪＩＳＫ７２１５に準じたＡ型硬
度計による）７５以下のポリ塩化ビニルテープを５０μ
ｍから２５０μｍの厚みの範囲で使用すれば、治具等を
用いてあらかじめフォーミングすなわち成形しておかな
くても、必要な位置を容易にフォーミングできることを
見出した。
【０００５】
【実施例】厚さ１００μｍ、幅０．８ｍｍの導体、複数
本を１．２７ｍｍピッチで並べ、これに厚さ１５０μｍ
ＪＩＳＡ硬度７２のポリ塩化ビニルテープを上下からサ
ンドイッチ状にラミネートし、フラットケーブルを作成
した。このフラットケーブルであれば、治具等を用いて
あらかじめフォーミングしておかなくても、任意の所定
の位置でおりまげるだけで容易にフォーミングすること
ができた。
本を１．２７ｍｍピッチで並べ、これに厚さ１５０μｍ
ＪＩＳＡ硬度７２のポリ塩化ビニルテープを上下からサ
ンドイッチ状にラミネートし、フラットケーブルを作成
した。このフラットケーブルであれば、治具等を用いて
あらかじめフォーミングしておかなくても、任意の所定
の位置でおりまげるだけで容易にフォーミングすること
ができた。
【０００６】
【発明の効果】従来のポリエステルとポリ塩化ビニルの
複合テープを絶縁材料とするフラットケーブルでは、単
に手などでおりまげるだけではフォーミングすることが
できず、治具を用いてフォーミングするか、場合によっ
てはおりまげた状態で加熱してヒートセットするなどの
操作が必要であった。ポリ塩化ビニル単独のテープを絶
縁材料として用いる場合も、その硬度が８０といった硬
いものの場合は、やはり単におりまげるだけでは外力を
除くともとにもどってしまい、フォーミングはうまくゆ
かなかった。しかし、硬度７５以下のやわらかいポリ塩
化ビニルのテープを絶縁材料として使用すれば、テープ
状導体をはだかでフォ―ミングするのと同様、特段の成
形加工設備無しに単におりまげるだけで容易にフォーミ
ング出来る。従って、使用時に任意の所定の位置でフォ
ーミングすれば、永久変形させることができるので、工
場におけるフォーミング加工が省略出来、また移送時も
かさばらせることなく運ぶことが出来る。
複合テープを絶縁材料とするフラットケーブルでは、単
に手などでおりまげるだけではフォーミングすることが
できず、治具を用いてフォーミングするか、場合によっ
てはおりまげた状態で加熱してヒートセットするなどの
操作が必要であった。ポリ塩化ビニル単独のテープを絶
縁材料として用いる場合も、その硬度が８０といった硬
いものの場合は、やはり単におりまげるだけでは外力を
除くともとにもどってしまい、フォーミングはうまくゆ
かなかった。しかし、硬度７５以下のやわらかいポリ塩
化ビニルのテープを絶縁材料として使用すれば、テープ
状導体をはだかでフォ―ミングするのと同様、特段の成
形加工設備無しに単におりまげるだけで容易にフォーミ
ング出来る。従って、使用時に任意の所定の位置でフォ
ーミングすれば、永久変形させることができるので、工
場におけるフォーミング加工が省略出来、また移送時も
かさばらせることなく運ぶことが出来る。
【図１】本発明のラミネート型フラットケーブルの断面
図。
図。
【図２】従来のポリエステルとポリ塩化ビニル複合テー
プを用いたラミネート型フラットケーブルの断面図。
プを用いたラミネート型フラットケーブルの断面図。
【図３】ラミネート型フラットケーブルをフォーミング
加工した例を示す。
加工した例を示す。
１：ポリ塩化ビニルの絶縁層
２：平型導体
３：ポリエステルの絶縁層
４：ポリ塩化ビニルの絶縁層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭58−135813（ＪＰ，Ａ)
実開 平１−92716（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭61−127515（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭62−58814（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−155216（ＪＰ，Ｕ)
実開 平２−111015（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭57−192021（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01B 7/08
Claims (2)
- 【請求項１】厚みが１５０μｍ以下のテ―プ状導体を複
数本所定のピッチで平行にならべたラミネート型フラッ
トケーブルにおいて、ラミネート用絶縁テープとして硬
度（ＪＩＳＫ７２１５に準じたＡ型硬度計による）７５
以下のポリ塩化ビニルテープを５０μｍから２５０μｍ
の厚みの範囲で使用し、任意の位置でおりまげるだけで
容易にフォーミング可能なことを特徴とするフラットケ
ーブル。 - 【請求項２】任意の位置でおりまげてフォーミングした
ことを特徴とする請求項１に記載のフラットケーブル 。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26399592A JP3473031B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | フラットケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26399592A JP3473031B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | フラットケーブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06119822A JPH06119822A (ja) | 1994-04-28 |
| JP3473031B2 true JP3473031B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=17397086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26399592A Expired - Fee Related JP3473031B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | フラットケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3473031B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP26399592A patent/JP3473031B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06119822A (ja) | 1994-04-28 |
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