JP2002352631A - シールド型フレキシブルフラットケーブルおよびその製造方法 - Google Patents
シールド型フレキシブルフラットケーブルおよびその製造方法Info
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- JP2002352631A JP2002352631A JP2001153410A JP2001153410A JP2002352631A JP 2002352631 A JP2002352631 A JP 2002352631A JP 2001153410 A JP2001153410 A JP 2001153410A JP 2001153410 A JP2001153410 A JP 2001153410A JP 2002352631 A JP2002352631 A JP 2002352631A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】製造コストが安く、曲げ耐性およびシールド性
能に優れ、プリンタ、イメージスキャナ、複写機、ステ
レオ、ビデオデッキ、電話機、ファックス等の各種電子
機器応用製品の内部配線用として好適に使用できるシー
ルド型フレキシブルフラットケーブルを提供する。 【解決手段】 シールド型フレキシブルフラットケーブ
ル１００は、平行に配列した複数本の信号導体１０を可
撓性の絶縁フィルム３０，４０の間に挟み且つアース導
体２０の下面を絶縁フィルム４０で担持したケーブル本
体１０１と、アース導体２０の露出面および絶縁フィル
ム３０，４０の表面に形成したシールド用金属メッキ層
８とを具備する。
能に優れ、プリンタ、イメージスキャナ、複写機、ステ
レオ、ビデオデッキ、電話機、ファックス等の各種電子
機器応用製品の内部配線用として好適に使用できるシー
ルド型フレキシブルフラットケーブルを提供する。 【解決手段】 シールド型フレキシブルフラットケーブ
ル１００は、平行に配列した複数本の信号導体１０を可
撓性の絶縁フィルム３０，４０の間に挟み且つアース導
体２０の下面を絶縁フィルム４０で担持したケーブル本
体１０１と、アース導体２０の露出面および絶縁フィル
ム３０，４０の表面に形成したシールド用金属メッキ層
８とを具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド型フレキ
シブルフラットケーブルおよびその製造方法に関し、さ
らに詳しくは、曲げ耐性およびシールド性能を向上で
き、厚みを低減でき、しかも製造コストを低減できるよ
うにしたシールド型フレキシブルフラットケーブルおよ
びその製造方法に関する。
シブルフラットケーブルおよびその製造方法に関し、さ
らに詳しくは、曲げ耐性およびシールド性能を向上で
き、厚みを低減でき、しかも製造コストを低減できるよ
うにしたシールド型フレキシブルフラットケーブルおよ
びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図７に、従来のシールド型フレキシブル
フラットケーブルの一例を示す。このシールド型フレキ
シブルフラットケーブル５００は、絶縁フィルム４０上
に複数本の信号導体１０およびアース導体２０を平行に
配列して担持すると共に複数本の信号導体１０上に絶縁
フィルム３０を接着し且つアース導体２０を露出させ且
つ絶縁フィルム４０に補強フィルム６０を貼着したケー
ブル本体１０１と、絶縁フィルム３０およびアース導体
２０上に貼り付けたシールド用金属テープ（例えばアル
ミテープ）５１とを具備して構成されている。なお、前
記シールド用金属テープ５１でシールドする理由は、外
部からのノイズが伝送信号に混入したり、伝送信号に伴
うノイズが外部へ漏れることを防止するためである。
フラットケーブルの一例を示す。このシールド型フレキ
シブルフラットケーブル５００は、絶縁フィルム４０上
に複数本の信号導体１０およびアース導体２０を平行に
配列して担持すると共に複数本の信号導体１０上に絶縁
フィルム３０を接着し且つアース導体２０を露出させ且
つ絶縁フィルム４０に補強フィルム６０を貼着したケー
ブル本体１０１と、絶縁フィルム３０およびアース導体
２０上に貼り付けたシールド用金属テープ（例えばアル
ミテープ）５１とを具備して構成されている。なお、前
記シールド用金属テープ５１でシールドする理由は、外
部からのノイズが伝送信号に混入したり、伝送信号に伴
うノイズが外部へ漏れることを防止するためである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシールド型
フラットケーブル５００では、次の（１）〜（５）のよ
うな問題点がある。 （１）湾曲や折り曲げ時にシールド用金属テープ５１の
接着面がアース導体２０から剥離しやすく、曲げ耐性を
十分に高めることが難しい。 （２）シールド用金属テープ５１の接着剤がシールド用
金属テープ５１とアース導体２０との導通を阻害し、シ
ールド性能が低下しやすい。 （３）シールド用金属テープ５１を接着する都合上、厚
みを小さくすることが難しい。 （４）シールド用金属テープ５１を貼り付ける工程が必
要なので、製造効率が低い。 （５）シールド用金属テープ５１の価格が高く、コスト
高となる。
フラットケーブル５００では、次の（１）〜（５）のよ
うな問題点がある。 （１）湾曲や折り曲げ時にシールド用金属テープ５１の
接着面がアース導体２０から剥離しやすく、曲げ耐性を
十分に高めることが難しい。 （２）シールド用金属テープ５１の接着剤がシールド用
金属テープ５１とアース導体２０との導通を阻害し、シ
ールド性能が低下しやすい。 （３）シールド用金属テープ５１を接着する都合上、厚
みを小さくすることが難しい。 （４）シールド用金属テープ５１を貼り付ける工程が必
要なので、製造効率が低い。 （５）シールド用金属テープ５１の価格が高く、コスト
高となる。
【０００４】そこで、本発明の目的は、曲げ耐性および
シールド性能を向上でき、厚みを低減でき、しかも製造
コストを低減できるようにしたシールド型フレキシブル
フラットケーブルおよびその製造方法を提供することに
ある。
シールド性能を向上でき、厚みを低減でき、しかも製造
コストを低減できるようにしたシールド型フレキシブル
フラットケーブルおよびその製造方法を提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第１の観点では、本発明
は、第１面側可撓性絶縁層上に複数本の信号導体および
アース導体を平行に配列すると共に前記複数本の信号導
体上に第２面側可撓性絶縁層を形成し且つ前記アース導
体を露出させたケーブル本体と、前記第２面側可撓性絶
縁層およびアース導体上に形成したシールド用金属メッ
キ層とを具備したことを特徴とするシールド型フレキシ
ブルフラットケーブルを提供する。上記第１の観点によ
るシールド型フレキシブルフラットケーブルでは、アー
ス導体とシールド用金属メッキ層とがメッキにより一体
化するため、湾曲や折り曲げ時に剥離せず、曲げ耐性を
向上できる。また、接着剤が介在しないため、シールド
性能を向上できる。また、シールド用金属メッキ層の厚
みは自由にコントロールできるため、厚みを低減するこ
とが出来る。さらに、メッキ処理は、量産性に優れてい
るので、製造効率を高くし、製造コストを低減できる。
なお、第１面側可撓性絶縁層側にも、シールド用金属メ
ッキ層を形成するのが好ましい。
は、第１面側可撓性絶縁層上に複数本の信号導体および
アース導体を平行に配列すると共に前記複数本の信号導
体上に第２面側可撓性絶縁層を形成し且つ前記アース導
体を露出させたケーブル本体と、前記第２面側可撓性絶
縁層およびアース導体上に形成したシールド用金属メッ
キ層とを具備したことを特徴とするシールド型フレキシ
ブルフラットケーブルを提供する。上記第１の観点によ
るシールド型フレキシブルフラットケーブルでは、アー
ス導体とシールド用金属メッキ層とがメッキにより一体
化するため、湾曲や折り曲げ時に剥離せず、曲げ耐性を
向上できる。また、接着剤が介在しないため、シールド
性能を向上できる。また、シールド用金属メッキ層の厚
みは自由にコントロールできるため、厚みを低減するこ
とが出来る。さらに、メッキ処理は、量産性に優れてい
るので、製造効率を高くし、製造コストを低減できる。
なお、第１面側可撓性絶縁層側にも、シールド用金属メ
ッキ層を形成するのが好ましい。
【０００６】第２の観点では、本発明は、上記構成のシ
ールド型フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記
シールド用金属メッキ層は、ニッケル，銀，銅，パーマ
ロイ，金，錫のいずれか又はそれらの２以上を含む無電
解メッキ層であることを特徴とするシールド型フレキシ
ブルフラットケーブルを提供する。上記第２の観点によ
るシールド型フレキシブルフラットケーブルでは、無電
解メッキにより、延性や導通性に優れた金属（ニッケ
ル，銀，銅，パーマロイ，金，錫）の層や、それら金属
の２以上を含む層を形成するので、信頼性やシールド性
能を高める見地から好都合である。
ールド型フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記
シールド用金属メッキ層は、ニッケル，銀，銅，パーマ
ロイ，金，錫のいずれか又はそれらの２以上を含む無電
解メッキ層であることを特徴とするシールド型フレキシ
ブルフラットケーブルを提供する。上記第２の観点によ
るシールド型フレキシブルフラットケーブルでは、無電
解メッキにより、延性や導通性に優れた金属（ニッケ
ル，銀，銅，パーマロイ，金，錫）の層や、それら金属
の２以上を含む層を形成するので、信頼性やシールド性
能を高める見地から好都合である。
【０００７】第３の観点では、本発明は、第１面側可撓
性絶縁フィルム上に複数本の信号導体およびアース導体
を平行に配列して担持すると共に前記複数本の信号導体
上に第２面側可撓性絶縁フィルムを接着し且つ前記アー
ス導体を露出させたケーブル本体の前記第２面側可撓性
絶縁フィルムの表面改質を行って表面の親水性を得る表
面改質工程と、前記表面改質を行った第２面側可撓性絶
縁フィルムの表面および前記露出したアース導体上に無
電解メッキを施してシールド用金属メッキ層を形成する
無電解メッキ工程とを有することを特徴とするシールド
型フレキシブルフラットケーブルの製造方法を提供す
る。上記第３の観点によるシールド型フレキシブルフラ
ットケーブルでは、可撓性絶縁フィルムの表面改質を行
って表面の親水性を得てから無電解メッキを施すため、
良好にシールド用金属メッキ層を形成することが出来
る。なお、第１面側可撓性絶縁層側にも、表面改質を行
うと共にシールド用金属メッキ層を形成するのが好まし
い。
性絶縁フィルム上に複数本の信号導体およびアース導体
を平行に配列して担持すると共に前記複数本の信号導体
上に第２面側可撓性絶縁フィルムを接着し且つ前記アー
ス導体を露出させたケーブル本体の前記第２面側可撓性
絶縁フィルムの表面改質を行って表面の親水性を得る表
面改質工程と、前記表面改質を行った第２面側可撓性絶
縁フィルムの表面および前記露出したアース導体上に無
電解メッキを施してシールド用金属メッキ層を形成する
無電解メッキ工程とを有することを特徴とするシールド
型フレキシブルフラットケーブルの製造方法を提供す
る。上記第３の観点によるシールド型フレキシブルフラ
ットケーブルでは、可撓性絶縁フィルムの表面改質を行
って表面の親水性を得てから無電解メッキを施すため、
良好にシールド用金属メッキ層を形成することが出来
る。なお、第１面側可撓性絶縁層側にも、表面改質を行
うと共にシールド用金属メッキ層を形成するのが好まし
い。
【０００８】第４の観点では、本発明は、上記構成のシ
ールド型フレキシブルフラットケーブルの製造方法にお
いて、前記表面改質工程が、プラズマ処理工程であるこ
とを特徴とするシールド型フレキシブルフラットケーブ
ルの製造方法を提供する。上記第４の観点によるシール
ド型フレキシブルフラットケーブルでは、プラズマ処理
により可撓性絶縁フィルムの表面改質を行うため、他の
化学的・物理的表面処理よりも簡便に可撓性絶縁フィル
ムの表面を改質できる。
ールド型フレキシブルフラットケーブルの製造方法にお
いて、前記表面改質工程が、プラズマ処理工程であるこ
とを特徴とするシールド型フレキシブルフラットケーブ
ルの製造方法を提供する。上記第４の観点によるシール
ド型フレキシブルフラットケーブルでは、プラズマ処理
により可撓性絶縁フィルムの表面改質を行うため、他の
化学的・物理的表面処理よりも簡便に可撓性絶縁フィル
ムの表面を改質できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。なお、これにより本発明が限定されるもの
ではない。
に説明する。なお、これにより本発明が限定されるもの
ではない。
【００１０】図１〜図６を参照し、本発明のシールド型
フレキシブルフラットケーブルの製造方法の一実施形態
を説明する。まず、図１に示すように、長尺かつ可撓性
の絶縁フィルムテープ３，４と長尺の平行な複数本（例
えば４〜５０本程度）の信号導体１および１本のアース
導体２とを走行させながら前記絶縁フィルムテープ３，
４の間に前記信号導体１を挟み込むと共に、前記アース
導体２の下面を前記絶縁フィルムテープ４で担持する。
このため、前記絶縁フィルムテープ３の幅（例えば８ｍ
ｍ〜５０ｍｍ程度）は、前記絶縁フィルムテープ４より
もわずかに狭くなっており、前記アース導体２の上面が
露出するようになっている。
フレキシブルフラットケーブルの製造方法の一実施形態
を説明する。まず、図１に示すように、長尺かつ可撓性
の絶縁フィルムテープ３，４と長尺の平行な複数本（例
えば４〜５０本程度）の信号導体１および１本のアース
導体２とを走行させながら前記絶縁フィルムテープ３，
４の間に前記信号導体１を挟み込むと共に、前記アース
導体２の下面を前記絶縁フィルムテープ４で担持する。
このため、前記絶縁フィルムテープ３の幅（例えば８ｍ
ｍ〜５０ｍｍ程度）は、前記絶縁フィルムテープ４より
もわずかに狭くなっており、前記アース導体２の上面が
露出するようになっている。
【００１１】前記絶縁フィルムテープ３，４の材料は、
例えばＰＥＴ（PolyEthylene Terephthalate）である。
前記絶縁フィルムテープ３，４には、所定の間隔Ｈをあ
けて幅２Ｅの窓５ａ，５ｂが穿設してある。前記間隔Ｈ
は、例えば２０〜９０００ｍｍ程度である。前記幅２Ｅ
は、例えば１０ｍｍ程度である。
例えばＰＥＴ（PolyEthylene Terephthalate）である。
前記絶縁フィルムテープ３，４には、所定の間隔Ｈをあ
けて幅２Ｅの窓５ａ，５ｂが穿設してある。前記間隔Ｈ
は、例えば２０〜９０００ｍｍ程度である。前記幅２Ｅ
は、例えば１０ｍｍ程度である。
【００１２】次に、図２に示すように、ケーブル本体１
０１の窓５ａ毎に、それに続く絶縁フィルムテープ３に
少しだけ重なるようにメッキ保護シート７を積層する
（後で容易に剥がせる粘着剤ａｃで貼着する）。また、
窓５ｂ毎に、それに続く絶縁フィルムテープ４に重なる
ように補強フィルム６を積層する（熱融着または接着剤
ａｄで貼着する）。
０１の窓５ａ毎に、それに続く絶縁フィルムテープ３に
少しだけ重なるようにメッキ保護シート７を積層する
（後で容易に剥がせる粘着剤ａｃで貼着する）。また、
窓５ｂ毎に、それに続く絶縁フィルムテープ４に重なる
ように補強フィルム６を積層する（熱融着または接着剤
ａｄで貼着する）。
【００１３】次に、前記アース導体２の露出面および前
記絶縁フィルムテープ３，４の表面に、表面改質処理を
施し、表面の親水性を高める。前記表面改質処理は、プ
ラズマ処理が好ましいが、他の化学的，物理的処理でも
よい。
記絶縁フィルムテープ３，４の表面に、表面改質処理を
施し、表面の親水性を高める。前記表面改質処理は、プ
ラズマ処理が好ましいが、他の化学的，物理的処理でも
よい。
【００１４】次に、図３の信号導体部断面図および図４
のアース導体部断面図に示すように、表面改質したアー
ス導体２の露出面および絶縁フィルムテープ３，４の全
面に、無電解メッキにより、シールド用金属メッキ層８
を形成する。
のアース導体部断面図に示すように、表面改質したアー
ス導体２の露出面および絶縁フィルムテープ３，４の全
面に、無電解メッキにより、シールド用金属メッキ層８
を形成する。
【００１５】シールド用金属メッキ層８は、ニッケル，
銀，銅，パーマロイ，金，錫のいずれか又はそれらの２
以上を含む層である。シールド用金属メッキ層８の厚さ
τは、例えば０.１〜１０μｍ程度であるが、得ようと
する曲げ耐性が高いほど薄くされ、得ようとするシール
ド性能が高いほど厚くされる。
銀，銅，パーマロイ，金，錫のいずれか又はそれらの２
以上を含む層である。シールド用金属メッキ層８の厚さ
τは、例えば０.１〜１０μｍ程度であるが、得ようと
する曲げ耐性が高いほど薄くされ、得ようとするシール
ド性能が高いほど厚くされる。
【００１６】次に、図５に示すように、メッキ保護シー
ト７を剥がし、信号導体１，アース導体２，補強フィル
ム６およびシールド用金属メッキ層８を、窓５ａ，５ｂ
の中央位置で走行方向に直角にカットする。
ト７を剥がし、信号導体１，アース導体２，補強フィル
ム６およびシールド用金属メッキ層８を、窓５ａ，５ｂ
の中央位置で走行方向に直角にカットする。
【００１７】以上により、図６に示す如きシールド型フ
レキシブルフラットケーブル１００が得られる。なお、
（ａ）はシールド型フレキシブルフラットケーブル１０
０の平面図、（ｂ）は（ａ）のＰ−Ｐ’断面図、（ｃ）
は（ｂ）のＱ−Ｑ’断面図である。前記信号導体１およ
びアース導体２は、カットされたことで、信号導体１０
およびアース導体２０となっている。また、前記絶縁フ
ィルムテープ３，４は、カットされたことで、絶縁フィ
ルム３０，４０となっている。
レキシブルフラットケーブル１００が得られる。なお、
（ａ）はシールド型フレキシブルフラットケーブル１０
０の平面図、（ｂ）は（ａ）のＰ−Ｐ’断面図、（ｃ）
は（ｂ）のＱ−Ｑ’断面図である。前記信号導体１およ
びアース導体２は、カットされたことで、信号導体１０
およびアース導体２０となっている。また、前記絶縁フ
ィルムテープ３，４は、カットされたことで、絶縁フィ
ルム３０，４０となっている。
【００１８】上記シールド型フレキシブルフラットケー
ブル１００およびその製造方法によれば、次の効果が得
られる。 （１）アース導体２とシールド用金属メッキ層８とが実
質的にシームレスに接合されるため、剥離することがな
く、曲げ耐性を向上できる。 （２）アース導体２とシールド用金属メッキ層８とが一
体的に接合されるため、電気的導通が阻害されることが
なく、シールド性能を向上できる。 （３）シールド用金属メッキ層８の厚みを自由にコント
ロールできるため、厚みを低減することが出来る。 （４）連続工程に適した無電解メッキによりシールド用
金属メッキ層８を形成するので、製造効率を高くでき、
製造コストを低減できる。 （５）ケーブル表面を金属メッキ層で滑らかにコーティ
ングするので、摺動接触摩耗を低減でき、可動部分（例
えばプリンタやスキャナのヘッド部）と接続する接続用
リード線として好適に使用できる。
ブル１００およびその製造方法によれば、次の効果が得
られる。 （１）アース導体２とシールド用金属メッキ層８とが実
質的にシームレスに接合されるため、剥離することがな
く、曲げ耐性を向上できる。 （２）アース導体２とシールド用金属メッキ層８とが一
体的に接合されるため、電気的導通が阻害されることが
なく、シールド性能を向上できる。 （３）シールド用金属メッキ層８の厚みを自由にコント
ロールできるため、厚みを低減することが出来る。 （４）連続工程に適した無電解メッキによりシールド用
金属メッキ層８を形成するので、製造効率を高くでき、
製造コストを低減できる。 （５）ケーブル表面を金属メッキ層で滑らかにコーティ
ングするので、摺動接触摩耗を低減でき、可動部分（例
えばプリンタやスキャナのヘッド部）と接続する接続用
リード線として好適に使用できる。
【００１９】なお、上記ではシールド性能を高める見地
からシールド用金属メッキ層８を絶縁フィルムテープ
３，４の両方に形成しているが、曲げ耐性を高める見地
から一方のみに形成してもよい。
からシールド用金属メッキ層８を絶縁フィルムテープ
３，４の両方に形成しているが、曲げ耐性を高める見地
から一方のみに形成してもよい。
【００２０】
【発明の効果】本発明のシールド型フレキシブルフラッ
トケーブルおよびその製造方法によれば、曲げ耐性およ
びシールド性能を向上でき、厚みを低減でき、しかも製
造コストを低減できるようになる。本発明のシールド型
フレキシブルフラットケーブルは、プリンタ，イメージ
スキャナ，複写機，ステレオ，テレビ，ビデオデッキ，
電話機，ファックス等の各種電子機器応用製品の内部配
線用として好適に使用できる。
トケーブルおよびその製造方法によれば、曲げ耐性およ
びシールド性能を向上でき、厚みを低減でき、しかも製
造コストを低減できるようになる。本発明のシールド型
フレキシブルフラットケーブルは、プリンタ，イメージ
スキャナ，複写機，ステレオ，テレビ，ビデオデッキ，
電話機，ファックス等の各種電子機器応用製品の内部配
線用として好適に使用できる。
【図１】本発明の一実施形態にかかるシールド型フレキ
シブルフラットケーブルの製造方法におけるケーブル本
体製造工程を説明する平面図および側面断面図である。
シブルフラットケーブルの製造方法におけるケーブル本
体製造工程を説明する平面図および側面断面図である。
【図２】本発明の一実施形態にかかるシールド型フレキ
シブルフラットケーブルの製造方法における表面改質工
程を説明する平面図および側面断面図である。
シブルフラットケーブルの製造方法における表面改質工
程を説明する平面図および側面断面図である。
【図３】本発明の一実施形態にかかるシールド型フレキ
シブルフラットケーブルの製造方法における無電解メッ
キ工程を説明する信号導体部断面図である。
シブルフラットケーブルの製造方法における無電解メッ
キ工程を説明する信号導体部断面図である。
【図４】本発明の一実施形態にかかるシールド型フレキ
シブルフラットケーブルの製造方法における無電解メッ
キ工程を説明するアース導体部断面図である。
シブルフラットケーブルの製造方法における無電解メッ
キ工程を説明するアース導体部断面図である。
【図５】本発明の一実施形態にかかるシールド型フレキ
シブルフラットケーブルの製造方法における切断工程を
説明する側面断面図である。
シブルフラットケーブルの製造方法における切断工程を
説明する側面断面図である。
【図６】本発明の一実施形態にかかるシールド型フレキ
シブルフラットケーブルを示す平面図、側面断面図，正
面断面図である。
シブルフラットケーブルを示す平面図、側面断面図，正
面断面図である。
【図７】従来のシールド型フラットケーブルの一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
１，１０ 信号導体 ２，２０ アース導体 ３，４ 絶縁フィルムテープ ５ａ，５ｂ 窓 ６ 補強フィルム ７ メッキ保護シート ８ シールド用金属メッキ層 ３０，４０ 絶縁フィルム １００ シールド型フレキシブルフラットケーブル １０１ ケーブル本体
Claims (4)
- 【請求項１】 第１面側可撓性絶縁層上に複数本の信号
導体およびアース導体を平行に配列すると共に前記複数
本の信号導体上に第２面側可撓性絶縁層を形成し且つ前
記アース導体を露出させたケーブル本体と、前記第２面
側可撓性絶縁層およびアース導体上に形成したシールド
用金属メッキ層とを具備したことを特徴とするシールド
型フレキシブルフラットケーブル。 - 【請求項２】 請求項１に記載のシールド型フレキシブ
ルフラットケーブルにおいて、前記シールド用金属メッ
キ層は、ニッケル，銀，銅，パーマロイ，金，錫のいず
れか又はそれらの２以上を含む無電解メッキ層であるこ
とを特徴とするシールド型フレキシブルフラットケーブ
ル。 - 【請求項３】 第１面側可撓性絶縁フィルム上に複数本
の信号導体およびアース導体を平行に配列して担持する
と共に前記複数本の信号導体上に第２面側可撓性絶縁フ
ィルムを接着し且つ前記アース導体を露出させたケーブ
ル本体の前記第２面側可撓性絶縁フィルムの表面改質を
行って表面の親水性を得る表面改質工程と、前記表面改
質を行った第２面側可撓性絶縁フィルムの表面および前
記露出したアース導体上に無電解メッキを施してシール
ド用金属メッキ層を形成する無電解メッキ工程とを有す
ることを特徴とするシールド型フレキシブルフラットケ
ーブルの製造方法。 - 【請求項４】 請求項３に記載のシールド型フレキシブ
ルフラットケーブルの製造方法において、前記表面改質
工程が、プラズマ処理工程であることを特徴とするシー
ルド型フレキシブルフラットケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001153410A JP2002352631A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | シールド型フレキシブルフラットケーブルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001153410A JP2002352631A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | シールド型フレキシブルフラットケーブルおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002352631A true JP2002352631A (ja) | 2002-12-06 |
Family
ID=18997931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001153410A Pending JP2002352631A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | シールド型フレキシブルフラットケーブルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002352631A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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