JPH07122883A - 電磁波シ−ルド材 - Google Patents
電磁波シ−ルド材Info
- Publication number
- JPH07122883A JPH07122883A JP28738893A JP28738893A JPH07122883A JP H07122883 A JPH07122883 A JP H07122883A JP 28738893 A JP28738893 A JP 28738893A JP 28738893 A JP28738893 A JP 28738893A JP H07122883 A JPH07122883 A JP H07122883A
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- conductive
- adhesive
- sheet
- electromagnetic wave
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Abstract
(57)【要約】
【目的】片面に接着剤層を有する電磁波シ−ルド材にお
いて、接着剤を導電性粉末の添加により導電性化する場
合、電線類等の被シ−ルド体の繰返し屈曲のもとでも、
安定な電磁波シ−ルド効果を保障できる電磁波シ−ルド
材を提供する。 【構成】導電性粉末を含有する導電性接着剤3がシ−ト
状導電材の片面に設けられてなるシ−ルド材において、
柔軟性フィルム1の片面に金属蒸着、導電性粉末混入導
電性塗料の塗布または金属メッキにより導電性薄膜2を
設けた複合材がシ−ト状導電材として用いられ、該複合
材の導電性薄膜2に上記導電性接着剤3が設けられてい
る。
いて、接着剤を導電性粉末の添加により導電性化する場
合、電線類等の被シ−ルド体の繰返し屈曲のもとでも、
安定な電磁波シ−ルド効果を保障できる電磁波シ−ルド
材を提供する。 【構成】導電性粉末を含有する導電性接着剤3がシ−ト
状導電材の片面に設けられてなるシ−ルド材において、
柔軟性フィルム1の片面に金属蒸着、導電性粉末混入導
電性塗料の塗布または金属メッキにより導電性薄膜2を
設けた複合材がシ−ト状導電材として用いられ、該複合
材の導電性薄膜2に上記導電性接着剤3が設けられてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繰返し屈曲を受ける電
線類に被覆して使用される電磁波シ−ルド材に関するも
のである。
線類に被覆して使用される電磁波シ−ルド材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子機器内部または外部の可動部間の電
気的接続に使用する電線類(リボン電線、フレキシブル
フラットケ−ブル、フレキシブルプリント回路等)、自
動車のワイヤ−ハ−ネスにおける可動部分のように、振
動により絶えず屈曲を受ける電線等においては、ノイズ
対策のために、電線等に電磁波シ−ルドテ−プを縦添
え、またはラップ巻等によって被覆することがある。
気的接続に使用する電線類(リボン電線、フレキシブル
フラットケ−ブル、フレキシブルプリント回路等)、自
動車のワイヤ−ハ−ネスにおける可動部分のように、振
動により絶えず屈曲を受ける電線等においては、ノイズ
対策のために、電線等に電磁波シ−ルドテ−プを縦添
え、またはラップ巻等によって被覆することがある。
【0003】従来、この電磁波シ−ルドテ−プには、圧
延銅箔、軟質アルミニウム箔等の金属箔の片面に粘着型
または熱賦活型の接着剤層を設けたものを使用し、これ
を被着体に縦添え、またはラップ巻きして接着面を被着
面に接着している。
延銅箔、軟質アルミニウム箔等の金属箔の片面に粘着型
または熱賦活型の接着剤層を設けたものを使用し、これ
を被着体に縦添え、またはラップ巻きして接着面を被着
面に接着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記電磁波シ−ルドテ
−プにおいて、シ−ルド効果に大きく関与する要素は導
電性であり、接着剤層を導電性にしてシ−ルド効果を高
めることが知られている。
−プにおいて、シ−ルド効果に大きく関与する要素は導
電性であり、接着剤層を導電性にしてシ−ルド効果を高
めることが知られている。
【0005】しかしながら、接着剤の導電性化には、導
電性粉末(金属粉末やカ−ボン粉末)を相当多量に添加
する必要があり、かかるもとでは、接着剤の接着力の低
下が余儀なくされ、上記した繰返し屈曲下の使用では、
シ−ルドテ−プと被着体(電線類)との接着界面が部分
的に剥離され、この剥離箇所でシ−ルドテ−プが切断さ
れて電磁波シ−ルド効果の経時的低下が懸念される。
電性粉末(金属粉末やカ−ボン粉末)を相当多量に添加
する必要があり、かかるもとでは、接着剤の接着力の低
下が余儀なくされ、上記した繰返し屈曲下の使用では、
シ−ルドテ−プと被着体(電線類)との接着界面が部分
的に剥離され、この剥離箇所でシ−ルドテ−プが切断さ
れて電磁波シ−ルド効果の経時的低下が懸念される。
【0006】本発明の目的は、片面に接着剤層を有する
電磁波シ−ルド材において、接着剤を導電性粉末の添加
により導電性化する場合、電線類等の被シ−ルド体の繰
返し屈曲のもとでも、安定な電磁波シ−ルド効果を保障
できる電磁波シ−ルド材を提供することにある。
電磁波シ−ルド材において、接着剤を導電性粉末の添加
により導電性化する場合、電線類等の被シ−ルド体の繰
返し屈曲のもとでも、安定な電磁波シ−ルド効果を保障
できる電磁波シ−ルド材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁波シ−ルド
材は、導電性粉末を含有する導電性接着剤がシ−ト状導
電材の片面に設けられてなるシ−ルド材において、柔軟
性フィルムの片面に金属蒸着、導電性粉末混入導電性塗
料の塗布または金属メッキにより導電性薄膜を設けた複
合材がシ−ト状導電材として用いられ、該複合材の導電
性薄膜に上記導電性接着剤が設けられていることを特徴
とする構成である。
材は、導電性粉末を含有する導電性接着剤がシ−ト状導
電材の片面に設けられてなるシ−ルド材において、柔軟
性フィルムの片面に金属蒸着、導電性粉末混入導電性塗
料の塗布または金属メッキにより導電性薄膜を設けた複
合材がシ−ト状導電材として用いられ、該複合材の導電
性薄膜に上記導電性接着剤が設けられていることを特徴
とする構成である。
【0008】以下、本発明の構成を図面を参照しつつ説
明する。図1において、1は柔軟なフィルムであり、通
常、厚みが10μm〜20μmのプラスチックフィル
ム、例えば、ポリエステルフィルムが使用される。2は
柔軟フィルム1の片面に設けられた導電性薄膜であり、
導電性金属の蒸着(厚みは、通常0.2〜1.0μ
m)、導電性金属粉末入り塗料の塗布(厚みは、通常
0.5〜2.0μm)、或いは、導電性金属の無電解メ
ッキ(厚みは、通常0.2〜2.0μm)等により形成
されている。3は導電性薄膜2上に設けられた導電性接
着剤層であり、熱賦活型接着剤または粘着型接着剤に導
電性粉末を添加したものが使用され、通常、接着剤10
0重量部に対し導電性粉末50〜100重量部の配合組
成物が使用される。
明する。図1において、1は柔軟なフィルムであり、通
常、厚みが10μm〜20μmのプラスチックフィル
ム、例えば、ポリエステルフィルムが使用される。2は
柔軟フィルム1の片面に設けられた導電性薄膜であり、
導電性金属の蒸着(厚みは、通常0.2〜1.0μ
m)、導電性金属粉末入り塗料の塗布(厚みは、通常
0.5〜2.0μm)、或いは、導電性金属の無電解メ
ッキ(厚みは、通常0.2〜2.0μm)等により形成
されている。3は導電性薄膜2上に設けられた導電性接
着剤層であり、熱賦活型接着剤または粘着型接着剤に導
電性粉末を添加したものが使用され、通常、接着剤10
0重量部に対し導電性粉末50〜100重量部の配合組
成物が使用される。
【0009】本発明に係る電磁波シ−ルド材の使用にお
いては、繰返し屈曲を受ける電線類、例えば、リボン電
線、フレキシブルフラットケ−ブル、フレキシブルプリ
ント回路上に導電性接着剤層面を内側にして縦添え、ま
たはラツプ巻きされ、導電性接着剤層が電線類の外面に
融着又は粘着され、その電線類への被覆状態に応じてシ
−ト状またはテ−プ状で取り扱われる。
いては、繰返し屈曲を受ける電線類、例えば、リボン電
線、フレキシブルフラットケ−ブル、フレキシブルプリ
ント回路上に導電性接着剤層面を内側にして縦添え、ま
たはラツプ巻きされ、導電性接着剤層が電線類の外面に
融着又は粘着され、その電線類への被覆状態に応じてシ
−ト状またはテ−プ状で取り扱われる。
【0010】
【作用】導電性接着剤においては、導電性粉末を含有し
ているために接着力が低いが、シ−ト状導電材として柔
軟フィルムの片面に導電性金属の蒸着、導電性金属粉末
入り塗料の塗布、或いは、導電性金属の無電解メッキ等
で導電性薄膜を設けたものが使用されており、被着体
(被シ−ルド体)の繰返し屈曲のもとでも、シ−ト状導
電材の柔軟性のために接着界面に作用する応力がよく吸
収・緩和される結果、接着界面が剥離されることなく安
定に保持される。その結果、繰返し屈曲にもかかわら
ず、電磁波シ−ルド層の導電性が安定に保持され、安定
なシ−ルド特性が保障される
ているために接着力が低いが、シ−ト状導電材として柔
軟フィルムの片面に導電性金属の蒸着、導電性金属粉末
入り塗料の塗布、或いは、導電性金属の無電解メッキ等
で導電性薄膜を設けたものが使用されており、被着体
(被シ−ルド体)の繰返し屈曲のもとでも、シ−ト状導
電材の柔軟性のために接着界面に作用する応力がよく吸
収・緩和される結果、接着界面が剥離されることなく安
定に保持される。その結果、繰返し屈曲にもかかわら
ず、電磁波シ−ルド層の導電性が安定に保持され、安定
なシ−ルド特性が保障される
【0011】
【実施例】実施例1 シ−ト状導電材として、厚さ12μmのポリエステルフ
ィルムの片面に厚み0.5μmの銀粉末入り導電性塗料
の塗装膜(導電性薄膜)を設けたものを使用し、導電性
接着剤として、ポリエステル系接着剤とニッケル粉末と
を固形分重量割合100:75でトルエン中に配合した
ものを使用した。そして、シ−ト状導電材の導電性薄膜
面に、上記の導電性接着剤を50%固形分濃度にてキャ
スティングし、130℃、5分の条件で乾燥することに
より厚み30μmの導電性接着剤層を設けて、電磁波シ
−ルド材を得た。
ィルムの片面に厚み0.5μmの銀粉末入り導電性塗料
の塗装膜(導電性薄膜)を設けたものを使用し、導電性
接着剤として、ポリエステル系接着剤とニッケル粉末と
を固形分重量割合100:75でトルエン中に配合した
ものを使用した。そして、シ−ト状導電材の導電性薄膜
面に、上記の導電性接着剤を50%固形分濃度にてキャ
スティングし、130℃、5分の条件で乾燥することに
より厚み30μmの導電性接着剤層を設けて、電磁波シ
−ルド材を得た。
【0012】実施例2 シ−ト状導電材として、厚さ12μmのポリエステルフ
ィルムの片面に厚み0.5μmの銀蒸着層(導電性薄
膜)を設けたものを使用し、他は実施例1に同じにして
電磁波シ−ルド材を得た。
ィルムの片面に厚み0.5μmの銀蒸着層(導電性薄
膜)を設けたものを使用し、他は実施例1に同じにして
電磁波シ−ルド材を得た。
【0013】実施例3 シ−ト状導電材として、厚さ12μmのポリエステルフ
ィルムの片面に厚み0.5μmの無電解銀メッキ層(導
電性薄膜)を設けたものを使用し、他は実施例1に同じ
にして電磁波シ−ルド材を得た。
ィルムの片面に厚み0.5μmの無電解銀メッキ層(導
電性薄膜)を設けたものを使用し、他は実施例1に同じ
にして電磁波シ−ルド材を得た。
【0014】実施例4 導電性接着剤として、ポリアクリル酸エステル系粘着と
ニッケル粉末とを固形分重量割合100:50でトルエ
ン中に配合したものを使用し、他は実施例1に同じにし
て電磁波シ−ルド材を得た。
ニッケル粉末とを固形分重量割合100:50でトルエ
ン中に配合したものを使用し、他は実施例1に同じにし
て電磁波シ−ルド材を得た。
【0015】実施例5 導電性接着剤として、ポリアクリル酸エステル系粘着と
ニッケル粉末とを固形分重量割合100:50でトルエ
ン中に配合したものを使用し、他は実施例2に同じにし
て電磁波シ−ルド材を得た。
ニッケル粉末とを固形分重量割合100:50でトルエ
ン中に配合したものを使用し、他は実施例2に同じにし
て電磁波シ−ルド材を得た。
【0016】実施例6 導電性接着剤として、ポリアクリル酸エステル系粘着と
ニッケル粉末とを固形分重量割合100:50でトルエ
ン中に配合したものを使用し、他は実施例3に同じにし
て電磁波シ−ルド材を得た。
ニッケル粉末とを固形分重量割合100:50でトルエ
ン中に配合したものを使用し、他は実施例3に同じにし
て電磁波シ−ルド材を得た。
【0017】比較例1 シ−ト状導電材として、厚さ9μmの圧延銅箔を使用
し、他は実施例1に同じにして電磁波シ−ルド材を得
た。
し、他は実施例1に同じにして電磁波シ−ルド材を得
た。
【0018】比較例2 シ−ト状導電材として、厚さ5.5μmの軟質アルミニ
ウム箔を使用し、他は実施例1に同じにして電磁波シ−
ルド材を得た。
ウム箔を使用し、他は実施例1に同じにして電磁波シ−
ルド材を得た。
【0019】比較例3 シ−ト状導電材として、厚さ9μmの圧延銅箔を使用
し、他は実施例4に同じにして電磁波シ−ルド材を得
た。
し、他は実施例4に同じにして電磁波シ−ルド材を得
た。
【0020】比較例4 シ−ト状導電材として、厚さ5.5μmの軟質アルミニ
ウム箔を使用し、他は実施例4に同じにして電磁波シ−
ルド材を得た。
ウム箔を使用し、他は実施例4に同じにして電磁波シ−
ルド材を得た。
【0021】上記実施例品並びに比較例品の接着力は表
の通りであり、その接着力の測定方法は次ぎの通りであ
る。即ち、熱賦活型接着剤を使用した実施例1〜3並び
に比較例1,2に対しては、各試料を室温まで冷却のう
え、巾10mmに切断し、厚さ50μmのポリエステル
フィルムに接着剤層面を重ね合わせ、熱ラミネ−タ(ケ
−ジ圧:6kg/cm2,ロ−ル温度:140℃,ロ−ル
材質:シリコ−ン,速度:1m/分)で貼り合わせを行
い、温度23℃,剥離方向180度、剥離速度300m
m/分のもとで接着力を測定し、粘着型接着剤を使用し
た実施例4〜6並びに比較例3,4に対しては、貼り合
わせを1kgのロ−ラによる圧着で行い、圧着後、23
℃にて30分間放置し、同上の条件で接着力を測定し
た。
の通りであり、その接着力の測定方法は次ぎの通りであ
る。即ち、熱賦活型接着剤を使用した実施例1〜3並び
に比較例1,2に対しては、各試料を室温まで冷却のう
え、巾10mmに切断し、厚さ50μmのポリエステル
フィルムに接着剤層面を重ね合わせ、熱ラミネ−タ(ケ
−ジ圧:6kg/cm2,ロ−ル温度:140℃,ロ−ル
材質:シリコ−ン,速度:1m/分)で貼り合わせを行
い、温度23℃,剥離方向180度、剥離速度300m
m/分のもとで接着力を測定し、粘着型接着剤を使用し
た実施例4〜6並びに比較例3,4に対しては、貼り合
わせを1kgのロ−ラによる圧着で行い、圧着後、23
℃にて30分間放置し、同上の条件で接着力を測定し
た。
【0022】上記実施例品並びに比較例品の巾5mm、
長さ100mmについての長さ方向抵抗値は表の通りで
ある。
長さ100mmについての長さ方向抵抗値は表の通りで
ある。
【0023】上記実施例品並びに比較例品について、電
線類の繰返し屈曲に対する電磁波シ−ルド材の電磁波シ
−ルド効果の安定性を評価するために次ぎの試験を行っ
た。すなわち、電線類(フレキシブルフラットケ−ブ
ル、フレキシブルプリント回路等)相当品として厚さ1
50μm,巾10mm,長さ150mmのポリエステル
フィルムを使用し、この芯材の両端に長さ20mmの電
極を設け(アルミ粘着テ−プを使用)、各試料を巾24
mm,長さ130mmに裁断し、導電性接着剤層面を内
側に向けて芯材に縦添えし(上記の各電極は半分長さの
ほぼ10mmを試料端から突出させた)、芯材と試料の
導電性接着剤層との間並びに試料の縦添え合わせ目のラ
ップ代(約2mm)を接着させた(熱賦活型接着剤を使
用した実施例1〜3並びに比較例1,2においては、上
記した熱ラミネ−タにより接着し、粘着型接着剤を使用
した実施例4〜6並びに比較例3,4においては、上記
した1kgの圧着ロ−ラにより接着した)。
線類の繰返し屈曲に対する電磁波シ−ルド材の電磁波シ
−ルド効果の安定性を評価するために次ぎの試験を行っ
た。すなわち、電線類(フレキシブルフラットケ−ブ
ル、フレキシブルプリント回路等)相当品として厚さ1
50μm,巾10mm,長さ150mmのポリエステル
フィルムを使用し、この芯材の両端に長さ20mmの電
極を設け(アルミ粘着テ−プを使用)、各試料を巾24
mm,長さ130mmに裁断し、導電性接着剤層面を内
側に向けて芯材に縦添えし(上記の各電極は半分長さの
ほぼ10mmを試料端から突出させた)、芯材と試料の
導電性接着剤層との間並びに試料の縦添え合わせ目のラ
ップ代(約2mm)を接着させた(熱賦活型接着剤を使
用した実施例1〜3並びに比較例1,2においては、上
記した熱ラミネ−タにより接着し、粘着型接着剤を使用
した実施例4〜6並びに比較例3,4においては、上記
した1kgの圧着ロ−ラにより接着した)。
【0024】このようにして製作した使用状態模擬試料
を外径10mmφのマンドレルの外周に沿い1800の
角度で曲げ、直線に戻すことを1サイクルとする屈曲試
験を行い、電極間の初期時の抵抗値並びに50万回屈曲
後の抵抗値を測定したところ表の通りであった。
を外径10mmφのマンドレルの外周に沿い1800の
角度で曲げ、直線に戻すことを1サイクルとする屈曲試
験を行い、電極間の初期時の抵抗値並びに50万回屈曲
後の抵抗値を測定したところ表の通りであった。
【0025】また、屈曲試験後の芯材と導電性接着剤層
との接着状態を観察したところ、実施例品では何らの異
常も認められなかったが、比較例品においては、剥離乃
至は浮きが観られ、金属箔にクラックが観察され、抵抗
値の測定が実際上不可能であった。
との接着状態を観察したところ、実施例品では何らの異
常も認められなかったが、比較例品においては、剥離乃
至は浮きが観られ、金属箔にクラックが観察され、抵抗
値の測定が実際上不可能であった。
【0026】この試験結果よりも明らかな通り、本発明
の電磁波シ−ルド材においては、繰返し屈曲を受けて
も、電気導通性を安定に保持でき、安定な電磁波シ−ル
ド効果を保障できるのに対し、従来例品では、金属箔の
亀裂発生により電磁波シ−ルド効果を安定に保持できな
い。
の電磁波シ−ルド材においては、繰返し屈曲を受けて
も、電気導通性を安定に保持でき、安定な電磁波シ−ル
ド効果を保障できるのに対し、従来例品では、金属箔の
亀裂発生により電磁波シ−ルド効果を安定に保持できな
い。
【0027】
【発明の効果】本発明の電磁波シ−ルド材は、上述した
通りの構成であり、接着剤を導電性にしているから、シ
−ルド効果を充分に高くできる。また、被着体である電
線類の繰返し屈曲にもかかわらず、電磁波シ−ルド層の
抵抗インピ−ダンスを安定に保持でき、安定な電磁波シ
−ルド効果を保障できる。従って、本発明によれば、シ
−ルド効率が充分に高く、繰返し屈曲を受けてもその高
いシ−ルド効果を安定に保持できる電磁波シ−ルドが可
能となる。
通りの構成であり、接着剤を導電性にしているから、シ
−ルド効果を充分に高くできる。また、被着体である電
線類の繰返し屈曲にもかかわらず、電磁波シ−ルド層の
抵抗インピ−ダンスを安定に保持でき、安定な電磁波シ
−ルド効果を保障できる。従って、本発明によれば、シ
−ルド効率が充分に高く、繰返し屈曲を受けてもその高
いシ−ルド効果を安定に保持できる電磁波シ−ルドが可
能となる。
【0028】
【表1】
【図1】本発明の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】 1 柔軟フィルム 2 導電性薄膜 3 導電性接着剤層
Claims (1)
- 【請求項1】導電性粉末を含有する導電性接着剤がシ−
ト状導電材の片面に設けられてなるシ−ルド材におい
て、柔軟性フィルムの片面に金属蒸着、導電性粉末混入
導電性塗料の塗布または金属メッキにより導電性薄膜を
設けた複合材がシ−ト状導電材として用いられ、該複合
材の導電性薄膜に上記導電性接着剤が設けられているこ
とを特徴とする電磁波シ−ルド材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28738893A JPH07122883A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 電磁波シ−ルド材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28738893A JPH07122883A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 電磁波シ−ルド材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07122883A true JPH07122883A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17716707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28738893A Pending JPH07122883A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 電磁波シ−ルド材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07122883A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2002176284A (ja) * | 2000-12-05 | 2002-06-21 | Polymatech Co Ltd | 電磁波吸収シート及びその装着方法 |
WO2006088127A1 (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-24 | Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. | 電磁波シールド性接着フィルム及びその製造方法、並びに被着体の電磁波遮蔽方法 |
WO2009090997A1 (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-23 | Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. | 硬化性電磁波シールド性接着性フィルム、その製造方法、及びその使用方法、並びに電磁波遮蔽物の製造方法及び電磁波遮蔽物 |
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CN103002725A (zh) * | 2011-09-16 | 2013-03-27 | 藤森工业株式会社 | Fpc用电磁波屏蔽材料 |
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KR20160123990A (ko) | 2015-04-17 | 2016-10-26 | 후지모리 고교 가부시키가이샤 | Fpc용 도전성 접착 시트 및 그것을 이용한 fpc |
KR20170012536A (ko) | 2013-02-28 | 2017-02-02 | 후지모리 고교 가부시키가이샤 | 도전성 접착제층 및 fpc용 전자파 쉴드재 |
KR20220148802A (ko) | 2020-03-03 | 2022-11-07 | 타츠타 전선 주식회사 | 전자파 차폐 필름 |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP28738893A patent/JPH07122883A/ja active Pending
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