JP2003258480A - 難燃性電磁波シールド材 - Google Patents

難燃性電磁波シールド材

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JP2003258480A
JP2003258480A JP2002058483A JP2002058483A JP2003258480A JP 2003258480 A JP2003258480 A JP 2003258480A JP 2002058483 A JP2002058483 A JP 2002058483A JP 2002058483 A JP2002058483 A JP 2002058483A JP 2003258480 A JP2003258480 A JP 2003258480A
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flame
retardant
electromagnetic wave
conductive
wave shielding
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Naoki Utsunomiya
直樹 宇都宮
Tetsuya Mochida
哲也 持田
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Nitto Shinko Corp
Original Assignee
Nitto Shinko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明に係る難燃性電磁波シールド材につい
ては、廉価で且つ経時的な電磁波シールド性の劣化がな
く、また摺動特性が優れる上、長期間にわたって優れた
難燃性を確保できる難燃性電磁波シールド材であり、電
子機器内外の可動部間の電気的接続等に使用されるリボ
ン電線、フレキシブルフラットケーブル、フレキシブル
プリント回路基板等の電線類又は自動車等におけるワイ
ヤーハーネスの如き振動や屈曲を繰り返し受ける電線類
のノイズ対策等に有効に用いられる難燃性電磁波シール
ド材を提供することを目的とする。 【構成】 本発明に係る難燃性電磁波シールド材1は、
フィルム状の支持体2の片面に導電性薄膜3を介在させ
て導電性接着剤層4を積層してなる三層構造のものであ
る。そして、この導電性接着剤層4は、接着剤に導電性
粉末及び難燃剤を添加したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等の電気的接
続に使用される電線類等に被覆される難燃性電磁波シー
ルド材に関し、特に、電子機器内外の可動部間の電気的
接続などに使用されるリボン電線、フレキシブルフラッ
トケーブル、フレキシブルプリント回路基板等の電線類
又は自動車等におけるワイヤーハーネスのように振動や
屈曲を繰り返し受ける電線類のノイズ対策等に好適に用
いられる難燃性電磁波シールド材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の処理速度の高速化が進
行し、ノイズに対する対策が求められており、特に、電
子機器内部または可動部間の電気的接続に使用する電線
類、FPC(フレキシブルプリント回路基板)、自動車
のワイヤーハーネスの如き振動や屈曲を繰り返し受ける
箇所においては、ノイズ対策のために難燃性電磁波シー
ルド材を縦添え、またはラップ巻き等によって被覆する
ことを要する。
【0003】従来の難燃性電磁波シールド材において
は、圧延銅箔や軟質アルミニウム箔等の金属箔の片面に
粘着または熱賦活型の絶縁性接着剤層を設けたものが多
く使用されていたが、このものは柔軟性に乏しく、摺動
特性に劣るため、繰り返し屈曲を受ける場合、金属箔が
切断されて難燃性電磁波シールド効果の経時的低下が生
ずるという問題があった。
【0004】そのため、特開平6−283053号公報
に開示されているシールドフラットケーブルにおいて
は、当該シールドフラットケーブルを薄肉化し、摺動特
性を向上するために、絶縁性の柔軟性フィルム上に、金
属フィラーを含有するヒートシール性のある接着剤をコ
ーティングしてシールド材を形成するシールドフラット
ケーブルが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−283053号公報に開示されているシールドフラ
ットケーブルにおいて、銅やニッケル等の廉価な金属粉
を金属フィラーとして用いて充分なシールド特性を得る
には、当該金属フィラーを相当多量に添加する必要があ
り、この場合においては、接着剤の接着力の低下が生ず
るばかりか、繰り返し屈曲を受ける条件下での使用にお
いては、接着界面が部分的に剥離され、難燃性電磁波シ
ールド効果の経時的低下が生ずるという問題がある。
【0006】このため、金属フィラーとして銀粉のよう
に極めて導電性に優れ、安定性の高いものを用いる場合
にあっては、銀が比較的高価であるため、所要の特性を
具備するシールドフラットケーブルを得るには、最終的
なシールドフラットケーブルがコスト高になるという問
題が生ずるのである。
【0007】又、このシールドフラットケーブルを難燃
性が求めらる電子基材に用いる場合にあっては、支持体
をポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミ
ド、ポリフェニレンサルファイドなどの難燃性を有する
エンジニアリングプラスチックを使用することが開示さ
れているが、係るエンジニアリングプラスチックは、高
価であり、一層コスト高になるいう問題も包含するもの
であった。
【0008】このため、現在、この分野においては、一
層廉価で且つ経時的な電磁波シールド性の劣化がなく、
また摺動特性に優れる上、長期間にわたって優れた難燃
性を確保できる難燃性電磁波シールド材の開発が強く求
められている。
【0009】そこで、本発明者等は前記問題を解決すべ
く鋭意検討を重ねた結果、フィルム状の支持体の片面に
導電性薄膜を介在して導電性接着剤層を積層してなる難
燃性電磁波シールド材であって、前記導電性接着剤層
が、接着剤に導電性粉末及び難燃剤を添加してなるもの
を用いた難燃性電磁波シールド材が、前記目的を達成す
ることを見い出し、本発明を完成するに至ったのであ
る。
【0010】従って、本発明は、廉価で且つ経時的な電
磁波シールド性の劣化がなく、また摺動特性が優れる
上、長期間にわたって優れた難燃性を確保できる難燃性
電磁波シールド材であり、電子機器内外の可動部間の電
気的接続等に使用されるリボン電線、フレキシブルフラ
ットケーブル、フレキシブルプリント回路基板等の電線
類又は自動車等におけるワイヤーハーネスの如き振動や
屈曲を繰り返し受ける電線類のノイズ対策等に有効に用
いられる難燃性電磁波シールド材を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の難燃性電磁波シ
ールド材は、前記目的を達成するために、フィルム状の
支持体の片面に導電性薄膜を介在して導電性接着剤層を
積層してなる難燃性電磁波シールド材であって、前記導
電性接着剤層が、接着剤に導電性粉末及び難燃剤を添加
したものからなる層であることを特徴とするものであ
る。以下、本発明の難燃性電磁波シールド材を更に詳細
に説明する。
【0012】まず、本発明の難燃性電磁波シールド材に
おいて、用いられるフィルム状の支持体としては、薄く
柔軟性があり、適度な機械的強度を有するものであれば
特に限定されるものではないが、高分子材料からなるフ
ィルムを好適に用いることができるのであり、具体的に
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、
ポリアミド、ポリエステル、ポリアセタール、ポリサル
フォン、ポリフェニレンオキサイド、ポリブタジエン、
セロファン、ポリクロロプレン、ポリアミノ酸、ニトリ
ルゴム、ブチルゴム又はシリコーンゴムから選ばれた少
なくとも1種以上の高分子材料をフィルム状に形成した
ものを挙げることができるのであり、中でも、強度が高
いうえ、比較的廉価であるなどの観点から、ポリエチレ
ンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリ
エステルをフィルム状に形成した支持体を用いることが
好ましい。
【0013】又、これらのフィルム状支持体の厚さとし
ては、特に限定されるものではないが、柔軟性の向上や
取扱性等の観点から、一層薄いものが好ましく、従っ
て、特に、9〜75μmの範囲のものが好ましく、厚さ
が9μm未満では薄すぎて所要の機械的強度が得られな
いおそれが有るので好ましくなく、一方、75μmを超
えると厚すぎて柔軟性や取り扱い性を損ねるため好まし
くないのである。
【0014】次いで、本発明の難燃性電磁波シールド材
においては、前記フィルム状支持体上に、導電性薄膜を
積層し、電磁波シールド効果を付与するのであるが、こ
の導電性薄膜としては、導電性を有する薄膜であれば特
に限定されるものではないが、一般的には、金属蒸着、
金属メッキ、ITO薄膜等の透明導電性薄膜、導電性塗
料の塗工膜又は金属スパッタリングから選ばれた少なく
とも1種以上の薄膜が挙げられるのであり、この金属と
しては、具体的には、例えば金、銀、銅、アルミニウム
又はスズ等の導電性金属から選ばれた少なくとも1種以
上、あるいはITO薄膜等の透明導電性薄膜を好適に用
いることができる。
【0015】即ち、本発明においては、このように支持
体上に導電性薄膜を積層してなるものであるため、柔軟
性が高く、追随性が良好であり、繰り返し屈曲を受けた
際にあっても安定的な難燃性電磁波シールド特性を維持
することができるのである。
【0016】ここで、前記導電性薄膜の厚さとしては、
用いられる導電性金属の種類や最終的な難燃性電磁波シ
ールド材の用途等を考慮に入れて適宜決定すればよいも
のであり、特に限定されるものではないが、一般的に
は、0.03〜3.5μmが好ましく、特に、0.05
〜2.5μm程度が一層好ましい。
【0017】この導電性薄膜の厚さが0.03μm未満
になると、薄すぎて導電性薄膜の電気抵抗が高くなった
り、所要の電磁波シールド効果が得られなくなるおそれ
があるため好ましくなく、一方、3.5μmを超える
と、厚すぎて、前記フィルム状の支持体に対する熱ダメ
ージが大きくなったり、柔軟性が損なわれたり、コスト
高になったりするので好ましくない。
【0018】なお、フィルム状の支持体上への導電性薄
膜の積層方法としては、特に限定されるものではない
が、一般に、例えば金属の蒸着、金属のメッキ、ITO
薄膜等の透明導電性薄膜の形成方法、導電性塗料の塗
工、乾燥する方法又は金属スパッタリングから選ばれた
少なくとも1種以上の方法が挙げられるのであり、特
に、コストが安く、しかも安定性及び量産性に優れた金
属蒸着が最も好ましい。
【0019】本発明の難燃性電磁波シールド材において
は、前記フィルム状支持体上に前記導電性薄膜を積層
し、更にその上から、導電性接着剤層を積層してなる三
層構造の難燃性電磁波シールド材である。
【0020】そして、本発明の難燃性電磁波シールド材
において、積層されている導電性接着剤層としては、接
着剤に導電性粉末及び難燃剤を添加したもので形成され
た層であり、このように構成することにより、難燃性効
果と電磁波シールド効果とを一層高め、しかも難燃性も
一層付与することができるのである。以下、本発明の難
燃性電磁波シールド材における導電性接着剤層を構成す
る成分について、順次詳細に説明する。
【0021】前記接着剤としては、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、ユリア樹脂又はメラミン樹脂等の熱硬化型
接着剤、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、アク
リル樹脂、硝酸セルロース又はオレオ樹脂等の熱可塑性
接着剤、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、メタクリル樹脂、ポリスチレン又は
共重合体、ポリイソブチレン、ポリアミド樹脂あるいは
ポリエステル樹脂等のホットメルト系接着剤、更に天然
ゴム、再生ゴム、SBR、クロロプレンゴム、ニトリル
ゴム又はシリコーンゴム等の粘着型接着剤から選ばれた
少なくとも1種以上を好適に用いることができるが、中
でも作業性、量産性の観点から、熱可塑性接着剤或いは
粘着性接着剤を用いることが望ましい。
【0022】又、必要に応じて、更に脂肪酸エステル
類、フタル酸エステル類、アミド系化合物、リン酸エス
テル化合物等の改質剤、顔料、酢酸ビニルエステル類、
エチレンビニルエステル類、スチレンブタジエンゴム等
のエラストマー、更に、老化防止剤、酸化防止剤等を適
宜、適量添加し、接着性、溶融粘度、色相などを調整し
ても良いのである。
【0023】次に、前記導電性接着剤層に含有される導
電性粉末としては、導電性を有し、接着剤中に分散され
て難燃性電磁波シールド効果を高めることができるもの
であれば特に限定されるものではないが、一般的には、
金属粉末やカーボン粉末を挙げることができるのであ
り、特に、コストの面で銅、アルミニウム又はニッケル
等の廉価な金属或いはカーボン粉末を用いることが好ま
しい。
【0024】又、前記導電性接着剤層への前記導電性粉
末の含有量は、選択された導電性粉末の導電性や最終的
な難燃性電磁波シールド材の用途等を考慮に入れて適宜
決定すればよいものであり、特に限定されるものではな
いが、一般的には、導電性接着剤層全体の15〜75重
量%程度の含有量が好ましく、特に、20〜65重量%
程度が一層好ましい。
【0025】前記導電性接着剤層への前記導電性粉末の
含有量が15重量%未満となると、少なすぎて十分な電
磁波シールド効果が得られないため好ましくなく、一
方、75重量%を超えると、多すぎて無駄となるばかり
か、接着力の低下や柔軟性が損なわれ、繰り返し屈曲す
ると接着界面が部分的に剥離したり、この剥離箇所でシ
ールド材が切断されて電磁波シールド効果の経時的低下
が生ずるため好ましくない。
【0026】次に、前記導電性接着剤層に前記導電性粉
末と共に含有される難燃剤としては、接着剤中に分散さ
れ、燃焼性を発現させるものであれば特に限定されるも
のではなく、一般的には、アンチモン化合物、ホウ素化
合物、アルミナ水和物又は酸化モリブデン等の無機難燃
剤、ポリ塩素化パラフィン、デカブロモジフェニルオキ
シド、テトラクロロ無水フタル酸、クロレジン酸無水物
又はテトラブロモビスフェノールA等のハロゲン化難燃
剤、又は赤燐、燐酸メラミン、燐酸トリエチル、燐酸ア
ンモニウム又は燐酸トリアリール等の燐系難燃剤から選
ばれた少なくとも1種以上を適宜選択して用いることが
できる。
【0027】しかしながら、最近の地球環境保護に対す
る配慮からハロゲン系難燃剤を用いることは好ましくな
く、従って、本発明においては、無機難燃剤又はリン系
難燃剤等のハロゲン系難燃剤以外のノンハロゲン系難燃
剤を用いることが好ましく、なかでも、難燃剤としての
効果が高いリン系難燃剤を用いることが最も好ましいの
である。
【0028】又、前記導電性接着剤層への前記難燃剤の
含有量は、選択された難燃剤や最終的な難燃性電磁波シ
ールド材の用途等を考慮に入れて適宜決定すればよいも
のであり、特に限定されるものではないが、一般的に
は、導電性接着剤層全体の3〜60重量%程度の含有量
が好ましく、特に、5〜55重量%程度が一層好まし
い。
【0029】前記導電性接着剤層への前記難燃剤の含有
量が3重量%未満となると、少なすぎて十分な難燃性が
得られなくなるため好ましくなく、一方、60重量%を
超えると、多すぎて無駄となるばかりか、接着力の低下
や柔軟性が損なわれ、繰り返し屈曲すると、接着界面が
部分的に剥離され、この剥離箇所でシールド材が切断さ
れて難燃性電磁波シールド効果の経時的低下が生ずるた
め好ましくない。
【0030】なお、前記接着剤に、前記の導電性粉末及
び難燃剤を添加してなる導電性接着剤層を導電性薄膜上
へ積層する方法としては、特に限定されるものではない
が前記導電性薄膜上に導電性接着剤組成物を溶融押し出
し塗工したり、或いは導電性接着剤組成物を適当な有機
溶剤に溶解、分散させたものを前記導電性薄膜上に塗
布、乾燥させる方法等を挙げることができるのであり、
又、その導電性接着剤層の厚みとしては、最終的な難燃
性電磁波シールド材の用途等を考慮に入れて適宜決定す
ればよいものであり、特に限定されるものではないが、
一般的には、5〜80μm程度が好ましく、特に、10
〜60μm程度が一層好ましい。
【0031】前記導電性接着剤層の厚みが5μm未満と
なると、薄すぎて十分な接着力が得られなくなるため好
ましくなく、一方、80μmを超えると、厚すぎて無駄
となるばかりか、柔軟性が損なわれ、繰り返し屈曲した
場合、接着界面が部分的に剥離され、この剥離箇所でシ
ールド材が切断されて難燃性電磁波シールド効果の経時
的低下が生ずるため好ましくない。
【0032】本発明において、用いられる有機溶剤とし
てはメチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチル
ケトン(MIBK)又はトルエン等が挙げられるのであ
り、この有機溶剤は導電性接着剤組成物の種類に応じて
1種又は2種以上を適宜選択され、適量配合される。
【0033】
【実施例】以下、本発明に係る難燃性電磁波シールド材
について、図面に基づき詳細に説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
【0034】図1に示すように、本発明に係る難燃性電
磁波シールド材1は、フィルム状の支持体2の片面に導
電性薄膜3を介在させて導電性接着剤層4を積層してな
る三層構造のものである。
【0035】フィルム状の支持体2としては、薄く柔軟
性があり、適度な機械的強度を有するものであれば特に
限定されるものではなく、前述の高分子材料からなるフ
ィルムを好適にもちいることができるのであり、又、こ
のフィルム状の支持体2の厚さとしては、特に限定され
るものではないが、9〜75μmの範囲のものが好まし
い。
【0036】前記導電性薄膜3は、導電性を有するもの
であれば特に限定されるものではなく、前記した導電性
金属等から選ばれた少なくとも1種以上を前記支持体2
上に、薄く積層したものを好適に用いることができるの
であり、又、この導電性薄膜の厚さとしては、特に限定
されるものではないが、一般的には、0.03〜3.5
μm程度が好ましい。
【0037】なお、フィルム状の支持体2上への導電性
薄膜3の積層方法としては、特に限定されるものではな
いが、前述の方法が好適であり、特に、コストが安く、
しかも安定性及び量産性に優れた金属蒸着が最も好まし
い。
【0038】前記導電性接着剤層4は、接着剤に導電性
粉末及び難燃剤を添加したものであり、前記導電性接着
剤としては、熱硬化型接着剤、熱可塑型接着剤、ホット
メルト系接着剤又は粘着型接着剤から選ばれた少なくと
も1種以上を好適に用いることができるが、中でも作業
性、量産性の観点から、熱可塑型接着剤或いは粘着型接
着剤を用いることが望ましい。
【0039】又、本発明においては、必要に応じて、更
に改質剤、顔料、エラストマー、老化防止剤、酸化防止
剤等を適宜、適量添加し、接着性、溶融粘度、色相など
を調整しても良いのである。
【0040】前記接着剤に添加される導電性粉末として
は、導電性を有し、接着剤中に分散されて電磁波のシー
ルド効果を高めることができるものであれば特に制限さ
れるものではないが、一般的には、金属粉末やカーボン
粉末を挙げることができるのであり、特に、コストの面
で銅、アルミニウム又はニッケル等の廉価な金属或いは
カーボン粉末を用いることが好ましい。
【0041】又、前記導電性接着剤層には前記導電性粉
末と共に難燃剤が含有されているが、この難燃剤として
は、接着剤中に分散され、燃焼性を発現するものであれ
ば特に限定されるものではなく、一般的には、無機難燃
剤、ハロゲン化難燃剤又はリン系難燃剤から選ばれた少
なくとも1種以上を適宜選択して用いることができる
が、本発明においては、無機難燃剤又はリン系難燃剤等
のハロゲン系難燃剤以外のノンハロゲン系難燃剤を用い
ることが好ましく、なかでも、難燃剤としての効果が高
いリン系難燃剤を用いることが最も好ましい。
【0042】又、前記導電性接着剤層への前記難燃剤の
添加量は、選択された難燃剤や最終的な難燃性電磁波シ
ールド材の用途等を考慮に入れて適宜決定すればよいも
のであり、特に限定されるものではないが、一般的に
は、接着剤層全体の3〜60重量%程度の添加量が好ま
しく、特に、5〜55重量%程度が一層好ましい。
【0043】なお、前記接着剤に、前記導電性粉末及び
難燃剤を添加してなる導電性接着剤層4を導電性薄膜3
上へ積層する方法としては、特に限定されるものではな
いが、前記導電性薄膜3上に導電性接着剤組成物4を溶
融押し出し成膜したり、或いは導電性接着剤組成物を適
当な有機溶剤に溶解、分散させたものを前記導電性薄膜
3上に塗布、乾燥させる方法等を挙げることができるの
であり、又、その導電性接着剤層の厚みとしては、特に
限定されるものではないが、一般的には、5〜80μm
程度が好ましく、特に、10〜60μm程度が一層好ま
しい。
【0044】実施例1 フィルム状の支持体として厚さ12μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムを用い、この支持体の片面にア
ルミニウム薄膜を蒸着手段により形成(厚さ約0.2μ
m)し、更にその上から、飽和ポリエステル樹脂35重
量部、ニッケル粉末35重量部及びポリリン酸メラミン
30重量部を、メチルエチルケトン28重量部とトルエ
ン112重量部からなる混合有機溶剤に溶解、分散し、
この導電性接着剤組成物溶液をバーコーターにより塗布
し、温度130℃で5分間の条件にて乾燥することによ
り厚み30μmの導電性接着剤層を形成し、本発明の難
燃性電磁波シールド材を得た。
【0045】実施例2 導電性接着剤層として、ポリアクリル酸エステル系粘着
剤35重量部、ニッケル粉末40重量部及びポリリン酸
メラミン25重量部を用いた以外は、実施例1と同様に
して本発明の難燃性電磁波シールド材を得た。
【0046】実施例3 導電性接着剤層として、飽和ポリエステル樹脂35重量
部、ニッケル粉末40重量部及びポリリン酸アンモニウ
ム25重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして本
発明の難燃性電磁波シールド材を得た。
【0047】実施例4 導電性接着剤層として、飽和ポリエステル樹脂25重量
部、ニッケル粉末20重量部及びポリリン酸メラミン5
5重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして本発明
の難燃性電磁波シールド材を得た。
【0048】実施例5 導電性接着剤層として、飽和ポリエステル樹脂30重量
部、ニッケル粉末30重量部、ポリリン酸メラミン5重
量部及びメラミンシアヌレート35重量部を用いた以外
は、実施例1と同様にして本発明の難燃性電磁波シール
ド材を得た。
【0049】実施例6 導電性接着剤層として、飽和ポリエステル樹脂25重量
部、ニッケル粉末70重量部及びポリリン酸メラミン5
重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして本発明の
難燃性電磁波シールド材を得た。
【0050】実施例7 導電性接着剤層として、飽和ポリエステル樹脂65重量
部、ニッケル粉末20重量部及びポリリン酸メラミン1
5重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして本発明
の難燃性電磁波シールド材を得た。
【0051】参考例 導電性接着剤層として、飽和ポリエステル樹脂45重量
部、ニッケル粉末35重量部及びデカブロモジフェニル
オキサイド20重量部を用いた以外は、実施例1と同様
にして、本発明の難燃性電磁波シールド材を得た。即
ち、この参考例においては、ハロゲン系難燃剤を用いた
ものである。
【0052】比較例1 導電性接着剤層として、飽和ポリエステル樹脂65重量
部及びニッケル粉末35重量部からなる導電性接着剤組
成物を用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例に
係る難燃性電磁波シールド材を得た。即ち、この比較例
1においては、難燃剤を添加しないものを用いた。
【0053】以上のことより、実施例1〜7及び参考例
において、フィルム状の支持体としてはいずれも厚さ1
2μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、
又、導電性薄膜としては厚さ0.2μmのアルミニウム
蒸着薄膜を用いたものである。
【0054】実施例1〜7、参考例及び比較例1の難燃
性電磁波シールド材について、以下の接着力、抵抗値、
屈曲前後の抵抗値、屈曲後の外観、難燃性、燃焼ガスに
関する評価を行った。その結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】表1に示す結果より、接着力について、実
施例1、実施例3〜7、参考例並びに比較例1に対して
は、各試料を室温まで冷却のうえ、幅10mmに切断
し、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムに導電性接着剤層を重ね合わせ熱ロールラミネーター
(ロール材質:ゴム、ロール直径:75mm、シリンダ
ー直径:40mm、シリンダー数:2ケ、ゲージ圧力:
2kgf/cm、速度:1.0m/分)で貼り合わせ
を行い、テンシロン(オリエンテック製)により温度2
3℃、剥離方向180度、剥離速度300mm/分のも
とで接着力を測定した。
【0057】又、粘着型(性)接着剤を使用した実施例
2に対しては、幅10mmに切断し、厚さ50μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムに導電性接着(粘
着)剤層を重ねて貼り合わせたものを1kgのローラー
による圧着で行い、圧着後、温度23℃にて30分間放
置し、同上の条件で接着力を測定した。
【0058】なお、ここでは、実用性の観点から、難燃
性電磁波シールド材と被着体であるポリエチレンテレフ
タレートフィルムとの間で0.2kgf/cm以上のも
のを「○」、0.2kgf/cm未満のものを「×」と
評価した。
【0059】抵抗値については、各試料の難燃性電磁波
シールド材の導電性接着剤層を上にして平面板上に置
き、その上に各辺が1cmの立方体状電極2個を対抗面
間隔1cmとなるように置き、両電極に各500gfの
荷重を加え、温度23℃における両電極間の抵抗値を測
定した。
【0060】なお、ここでは、実用性の観点から、測定
した抵抗値が3Ωを以下のものを「○」、3Ωを超える
ものを「×」と評価した。
【0061】屈曲前後の抵抗値については、電線類の繰
り返しの屈曲に対する難燃性電磁波シールド材の難燃性
電磁波シールド効果の安定性を評価するため次の模擬試
料を作製し、評価した。
【0062】電線類、FPC(フレキシブルプリント回
路基板)相当品として厚さ150μm、幅10mm、長
さ150mmのポリエチレンテレフタレートフィルムを
使用し、この芯材における左右両端部の表裏両面に、長
さ20mm、幅10mmの電極(アルミニウム粘着テー
プ)を貼着する。
【0063】次いで、実施例1〜7、比較例1及び参考
例の試料をそれぞれ幅24mm、長さ130mmに裁断
し、それぞれこの各試料を、その導電性接着剤層面側が
内側を向き、且つ前記芯材の左右における各電極の外部
約10mmずつが露出するように長さ130mmにわた
って、縦添え、巻き付けた。つまり、左右両端部の各電
極はその半分の長さの約10mmが露出し、さらにその
間の芯材130mmにおいて、当該芯材と前記試料の導
電性接着剤層との間並びに試料の縦添え合わせ目の約2
mmのラップ部分をそれぞれ接着させた。
【0064】なお、接着方法において、実施例1、実施
例3〜7、比較例1並びに参考例については前記した熱
ロールラミネーターにより接着させ、又、実施例2につ
いては前述の場合と同様に、1kgのローラーにより圧
着させ接着した。
【0065】このように作製した模擬試料を外径10m
mのマンドレルの外周に沿い180度の角度で曲げ、直
線に戻すことを1サイクルとする屈曲試験を行い、電極
間の初期値並びに50万回屈曲後の抵抗値を測定した。
【0066】なお、ここでは、実用性の観点から、抵抗
値が15Ω以下のものを「○」、15Ωを超えたものを
「×」と評価した。
【0067】また、屈曲試験後の芯材と導電性接着剤層
との接着状態を観察し、異常のないものを「○」、浮き
などの異常が見られたものを「×」とした。
【0068】難燃性はUL94 VTM−0に準拠した
方法で難燃性試験を行った。
【0069】ここでは参考例のハロゲン系難燃剤を使用
した難燃性電磁波シールド材と同等以上の難燃性を示し
た場合を「○」と評価し、これより劣るものを「×」と
した。
【0070】更に、難燃性試験において発生したガスを
採集しそのガスのガスクロマトグラフ分析を行った。
【0071】ここで、ハロゲンガスが確認されなかった
場合を「○」、ハロゲンガスが確認された場合を「×」
と評価した。
【0072】その結果、表1に示すように、ポリ燐酸系
難燃剤を添加した実施例1〜7の難燃性電磁波シールド
材は、接着力、抵抗値、屈曲前後の抵抗値、屈曲後の外
観、難燃性及び燃焼ガスの各評価項目について良好な結
果が得られていることが認められる。
【0073】また、難燃剤としてデカブロモジフェニル
オキサイドを使用した参考例の難燃性電磁波シールド材
については、燃焼ガスにハロゲンガスが確認されてお
り、安全・衛生性の観点から問題があることが認められ
た。
【0074】さらに、難燃剤を添加しなかった比較例1
の難燃性電磁波シールド材の場合には、難燃性が確保さ
れないことが認められた。
【0075】
【発明の効果】本発明の難燃性電磁波シールド材につい
ては、前記構成を有し、フィルム状の支持体の片面に導
電性薄膜を介在して導電性接着剤層を積層してなる難燃
性電磁波シールド材であって、前記導電性接着剤層が、
接着剤に導電性粉末及び難燃剤を添加したものからなる
層であり、しかもこの導電性接着剤層には導電性粉末と
難燃剤とが含有され、導電性と難燃性とを付与している
ので、至極優れた電磁波シールド性と難燃性との相乗効
果によって、一層、難燃性電磁波シールド効果が発現す
るのである。
【0076】又、本発明の難燃性電磁波シールド材につ
いては、導電性接着剤層として、接着剤に導電性粉末と
共に難燃剤を含有しているから、難燃性が求めらる電子
基材として好適に用いることができるのであり、特に、
この難燃剤としてノンハロゲン系難燃剤を用いた場合に
あっては、ハロゲンガスが発生する恐れがなく、安全性
を高めることができる効果も奏するのである。
【0077】更に、本発明の難燃性電磁波シールド材に
ついては、フィルム状の支持体の片面に導電性薄膜を介
在して導電性接着剤層を積層してなる難燃性電磁波シー
ルド材とすることにより、被着体である電線類の繰り返
し屈曲しても、至極優れた難燃性と電磁波シールド効果
が長期間にわたって得られるなどの効果も有するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る難燃性電磁波シールド材
の断面図である。
【符号の説明】
1 難燃性電磁波シールド材 2 フィルム状支持体 3 導電性薄膜 4 導電性接着剤層
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA33B AA37C AA37H AB01B AB01C AB01H AH08C AH08H AK01C AR00C AT00A BA03 BA07 BA10A BA10C CA08C CA21C DE01C DE01H EH66B EH71B GB32 GB41 JB13C JB16C JD08 JG01B JG01C JJ07 JL11C JL12C JM02B JN01B 5E321 BB23 BB25 CC16 GG01 GG05 GH10 5G307 GA02 GB01 GC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状の支持体の片面に導電性薄膜
    を介在して導電性接着剤層を積層してなる難燃性電磁波
    シールド材であって、前記導電性接着剤層が、接着剤に
    導電性粉末及び難燃剤を添加したものからなる層である
    ことを特徴とする難燃性電磁波シールド材。
  2. 【請求項2】 導電性薄膜が、金属蒸着、金属メッキ、
    ITO薄膜等の透明導電性薄膜、導電性塗料の塗工膜又
    は金属スパッタリングから選ばれた少なくとも1種以上
    のものである請求項1に記載の難燃性電磁波シールド
    材。
  3. 【請求項3】 接着剤が、熱硬化型接着剤、熱可塑性接
    着剤、ホットメルト型接着剤又は粘着型接着剤から選ば
    れた少なくとも1種以上のものである請求項1に又は2
    に記載の難燃性電磁波シールド材。
  4. 【請求項4】 導電性粉末が、金属粉末及び/又はカー
    ボン粉末である請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の難燃性電磁波シールド材。
  5. 【請求項5】 難燃剤がノンハロゲン系難燃剤である請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の難燃性電磁波シ
    ールド材。
  6. 【請求項6】 ノンハロゲン系難燃剤がリン系難燃剤で
    ある請求項5に記載の難燃性電磁波シールド材。
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