JP3472076B2 - 画像読取装置及び画像読取記録装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像読取記録装置

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JP3472076B2
JP3472076B2 JP11621097A JP11621097A JP3472076B2 JP 3472076 B2 JP3472076 B2 JP 3472076B2 JP 11621097 A JP11621097 A JP 11621097A JP 11621097 A JP11621097 A JP 11621097A JP 3472076 B2 JP3472076 B2 JP 3472076B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は 本発明は、例え
ば、複写機、ファクシミリ、スキャナなどを構成する流
し読み方式の画像読取装置、すなわち、原稿画像を搬送
しつつ読取る画像読取装置に関するものであり、特に、
流し読み方式の画像読取と原稿固定方式の画像読取とを
兼ね備えた(以下併置型という)画像読取装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の流し読み方式の画像
読取装置の読取部として図8に示すようなものが一般的
である。
【0003】これは、搬送された原稿Sを密着型イメー
ジセンサ54によって読取るものである。まず、給送さ
れた原稿を原稿給紙ローラ50bと原稿給紙ころ50a
でニップし、読取部55に送り込む、読取部55に送り
込まれた原稿Sは密着イメージセンサ54内の透明な保
護ガラス54aと、押圧バネ57に付勢された原稿押え
ローラ56と、によって、挟持されつつ搬送され、同時
に画像を読み取られた後、原稿排紙ローラ51bと原稿
排紙ころ51aにニップされて排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には、原稿給紙ローラ50bのニップ
部と、原稿読取部55と、原稿排紙ローラ51bのニッ
プ部とは一直線上に配置されていたため、読取部55の
周囲には十分な空間、特に読取部と同一平面上の空間を
確保する必要があるため、レイアウト上の自由度が少な
く装置全体の小型化が困難であった。
【0005】これに対し、原稿給紙ローラ及び原稿給紙
ころを読取部よりも上方に配置し、原稿を原稿押えロー
ラに沿って屈曲させて搬送し、同時に画像を読取る構成
にすれば、レイアウト上の自由度が広がる。特に原稿固
定方式の画像読取部を原稿給紙ローラの下に配置すれ
ば、密着型イメージセンサを水平移動させることによ
り、各方式の画像読取部でそのセンサの共有化を図るこ
ともできる。
【0006】このように読取部の前後で搬送路を屈曲さ
せる場合、給紙された原稿が確実に原稿押えローラに沿
って読取部に進入することが望まれる。
【0007】本願発明は、上記要望に応えるべくなされ
たものであり、その目的とするところは、読取画像精度
及び原稿搬送の信頼性を損なうことなく、装置の小型
化、多機能化の可能な画像読取装置及びそれを備えた画
像読取記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、屈曲した搬送路に原稿を搬送させつつその
原稿上の画像を読取る画像読取装置において、表示手段
及び入力手段により構成され、オペレータが前記画像読
取装置に対する操作指示を行う操作部と、前記搬送路の
屈曲部に設けられた画像読取手段と、前記搬送路を挟ん
前記画像読取手段と対向する位置に設けられた原稿押
圧搬送手段と、前記原稿押圧搬送手段を前記搬送路側に
付勢する付勢手段と、前記原稿押圧搬送手段を前記付勢
手段に抗して前記搬送路から離隔する方向に移動させる
離隔手段と、前記搬送路で紙詰まりが発生した時に、オ
ペレータに対し前記操作部における特定の前記入力手段
の押下を促すよう前記表示手段に表示し、オペレータに
よる前記操作部における特定の前記入力手段の押下に応
じて、前記離隔手段が前記原稿押圧搬送手段を前記搬送
路から離隔する方向に移動させるように前記離隔手段を
制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】画像読取記録装置であって上記の画像読取
装置を備え、この画像読取装置で読取った画像を記録す
る画像記録手段を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0013】図1乃至7を用いて、本発明に係る画像読
取記録装置の第1の実施の形態として、ファクシミリ装
置を示す。
【0014】図1は装置の流し読み部の構成説明図であ
り、図2は原稿搬送・排出部を開いた状態の説明図、図
3は原稿押圧搬送手段の構成説明図、図4は装置の全体
構成説明図、図5は装置の外観説明図、図6は原稿押圧
搬送手段の動作説明図、図7は装置全体の動作を説明す
るフローチャートである。
【0015】尚、ここでは説明の順序として、まずファ
クシミリ装置の全体構成を説明し、次に画像読取装置の
構成について説明する。
【0016】{ファクシミリ装置の全体説明}図4に示
す、ファクシミリ装置はシート状の原稿及び本などの厚
みのある原稿の双方を同一の密着型イメージセンサ4に
よって読取る構成となっている。
【0017】その構成のうち、1は圧板であって、装置
本体に対してオペレータが上下に開閉することができ、
原稿台ガラス2a上に置かれた原稿Bを押さえるもので
ある。2はフラットベッドスキャナであり、原稿台ガラ
ス2a上に移動又は静止する原稿S,Bの画像を読取る
ものである。4は画像を読取る密着型イメージセンサで
あり、流し読み方式の画像読取と原稿固定方式の画像読
取の両方に共有されるため、水平移動可能に設けられて
いる。
【0018】圧板1の上面には、シート状の原稿Sを複
数枚積載することができるように構成された原稿載置台
1bが設けてある。また、圧板1の一部には原稿搬送・
排出部5が設けられており、圧板1の開閉とともに上下
動する。
【0019】このような構成により、シート状の原稿S
は原稿搬送・排出部5で一枚ずつ分離しつつ搬送され、
読取部6で原稿に記載された情報を読取られた後、原稿
排紙トレイ7に排出される。
【0020】読取部6で読み取られた情報又は他のファ
クシミリ装置から送信された情報はレーザービームプリ
ンタからなる画像記録手段8によって記録される。この
画像記録手段8は、カセット給紙部9又は手差し給紙部
10から供給される記録媒体である記録紙に画像記録部
11でトナー像を転写記録すると共に、定着部12で定
着し、排出ローラ対13によって記録紙排紙トレイ14
に排出するものである。
【0021】画像記録動作が開始されると、汎用サイズ
の用紙Pが積層収容されたカセット9a内の用紙Pは給
紙ローラ9bにより1枚ずつ分離され、レジストローラ
対17により斜行を補正された後、制御部16からのプ
リント信号と同期させ画像記録部11へ搬送される。
【0022】同時に、電子写真感光体である感光体ドラ
ム11aの表面を帯電部材11bにより一様に帯電し、
この表面をレーザスキャナ18により画像情報に基づい
て露光する。露光により感光体ドラム11a上に形成さ
れた静電潜像は、現像スリーブ11cによって顕像化さ
れ、感光ドラム11a表面にはトナー像を形成される。
【0023】感光ドラム11a表面に形成されたトナー
像は転写ローラ11dにより、搬送された用紙Pに転写
され、用紙Pは更に定着部12へ搬送される。定着部1
2では、トナー画像を転写された用紙Pを定着ローラ1
2aと加圧ローラ12bでニップし、熱と圧力を加える
ことにより定着させる。その後、用紙Pは排紙ローラ対
13により記録紙排紙トレイ14上に順次排出される。
【0024】一方、手差し給紙部10に積載された用紙
Pは、給紙ローラ10a及びそれと対向する位置に配置
された分離パッド10bにより、1枚に分離され、レジ
ストローラ対17により斜行を補正され、前述と同様に
上方へ搬送され画像記録部11でトナー画像を転写さ
れ、定着部12で定着され記録紙排紙トレイ14に順次
排紙される。
【0025】{画像読取装置}次に図1を用いて画像読
取装置の構成について詳細に説明する。本実施の形態に
係る画像読取装置は、画像記録手段の上方に配設され、
原稿情報を読取る読取手段、シート状原稿を搬送・排出
する搬送手段、排出手段、シート状原稿を読取り位置に
押圧する原稿押えローラ等からなる。
【0026】また、画像読取手段である密着型イメージ
センサ4は、原稿の読取面を照らす照明手段と、原稿の
読取面からの反射光が通過するセルフォックレンズと、
レンズの直下に配置され反射光を結像させるイメージセ
ンサとからなる。ここで、セルフォックレンズは長焦点
タイプであり、厚さ3mmの原稿台ガラス2aの上面側
に焦点が合うよう設定されている。
【0027】以下に流し読み方式での画像読取と、原稿
固定方式での画像読取に分けて説明する。
【0028】(原稿固定方式)フラットベッドスキャナ
部2には、本などの厚みのある原稿Bを静止させた状態
で読取ることも可能なように、原稿を載置する原稿台ガ
ラス2aが設けられている。
【0029】また、圧板1は図5に示すように、回動中
心軸1gにヒンジ1hがフレーム2bとの間に設けら
れ、圧板1がフレーム2bに対して所定角度だけ回動開
閉可能に構成されており、使用者が圧板1を開いて原稿
台ガラス2a面上に原稿Bを載置する構成になってい
る。
【0030】ヒンジ1hは図示しないバネとカムにより
構成されたダンパ機構を内蔵しており、圧板1が自重で
落下して閉まるのを防止している。このため、圧板1は
角度が約10度以上では、自重によって落下せずに停止
し、約10度以下でフラットベッドスキャナ2に押圧さ
れるようになっている。
【0031】尚、15は表示部15a、入力部15b等
により構成された操作部である。
【0032】このような圧板1には押さえ板1aが取付
けられ、圧板1を閉じることで原稿台ガラス2a上の原
稿を押圧する。
【0033】また、密着型イメージセンサ4は原稿台ガ
ラス2aの下面に付勢されつつ、不図示の駆動機構によ
り副走査方向(図1の矢印A方向)に駆動される。
【0034】この際、密着型イメージセンサ4と原稿台
ガラス2aとの距離が常に一定に保たれることで、原稿
台ガラス2a上の密着型イメージセンサ4の焦点位置の
高さが一定となり、焦点位置ずれのない良好な画像を得
ることができるようになっている。
【0035】一方、原稿台ガラス2a上の所定位置に
は、原稿を原稿台ガラス2aに載置するときの載置指示
手段となる指標19が設けてある。この指標19は原稿
台ガラス2aと接触する面が白色となっており、密着型
イメージセンサ4が副走査方向に移動するときに指標1
9の下で一旦静止し、該センサ4が指標19の白色レベ
ルを読取る。そして、原稿の画像情報を読取る前に基準
となる白色レベルを設定するシェーディング補正を行う
ものである。
【0036】(流し読み方式)シート状の原稿を読取る
場合には、原稿を搬送しつつ読みとる流し読み方式の画
像読取を行なうことができる。
【0037】装置の小型化を達成するため、原稿載置台
1bは原稿固定方式の画像読取位置の上方に配置されて
おり、それゆえ、搬送路は屈曲しており、原稿SはJ字
状に屈曲して搬送される。
【0038】そして、密着型イメージセンサ4はその屈
曲部に静止し(図1の状態)、読取部6において原稿の
画像を読取る。
【0039】また、原稿台ガラス2aを挟んで密着型イ
メージセンサ4と対向する位置に原稿押圧搬送手段であ
る原稿押圧ローラ5dが設けられている。
【0040】給紙ころ5c、原稿排紙ローラ5e及び原
稿押えローラ5dは原稿搬送・排出部5に設けられ、原
稿搬送・排出部5及び原稿給紙ローラ1fは圧板1に設
けられている。更に、原稿排紙ころ2c及びイメージセ
ンサ4はフラットベッドスキャナ2に設けられている。
【0041】原稿載置台1b上に積載した原稿Sは、ま
ず予備搬送ローラ1dと予備搬送押圧板5aにより送り
出され、分離片5bと接した分離ローラ1eで一枚ずつ
分離され、さらに原稿給紙ローラ1fと押圧バネにより
押圧された給紙ころ5cとで読取部6に搬送される。
【0042】ここで、原稿Sは原稿押えローラ5d面上
に密着して搬送され、イメージセンサ4によって読み取
られるようになっている。この原稿押えローラ5dは付
勢手段としての押圧バネによって搬送路側に付勢されて
おり、原稿Sが原稿台ガラス2aから浮かないように押
さえている。
【0043】読取り後の原稿は原稿排紙ローラ5eと原
稿排紙ころ2cにより原稿排紙トレイ7に排出される。
【0044】図2に示すように、原稿搬送・排出部5は
原稿搬送・排出部5を除く圧板1に対して開閉可能であ
り、原稿搬送・排出部5を閉じると共に、圧板1をフラ
ットベッドスキャナ2に閉じることによって搬送路が形
成される。
【0045】従って、ジャム処理等の場合は原稿搬送・
排出部5を圧板1に対して開くと搬送路が開放されて容
易にジャム処理等を行うことができるようになってい
る。
【0046】更に、原稿搬送・排出部5は、前述の如く
圧板1の一部に設けられ、圧板1をフラットベッドスキ
ャナ2に対して開いたときには原稿搬送・排出部5も上
に上がる構成であり、原稿押えローラ5d等と原稿台ガ
ラス2aとの間が開放され(図5(a)参照)、原稿ジ
ャム等の際に搬送路を開放して容易にジャム処理等をす
ることができる。
【0047】また、同図(b)のように、原稿載置台1
bには原稿Sの搬送方向と直角方向(原稿Sの幅方向)
にスライド可能なスライダ1cが設けられていて、スラ
イダ1cによって原稿載置台1b上に載置された原稿S
の両サイドを揃えることができる。
【0048】次に原稿押えローラ5dを原稿台ガラス2
a方向へ押圧する構成について図3を参照して説明す
る。
【0049】図3において、5fは原稿押えローラ5d
を駆動する駆動伝達手段であり、5g,5hは原稿押え
ローラ5dを圧板1に揺動可能に取り付けるために該ロ
ーラ5dの回転軸方向両端を支持する揺動アームであ
る。また、5i,5jは原稿押えローラ5dを原稿台ガ
ラス2a側に付勢する押圧バネである。尚、5kは原稿
押えローラ5dの回転中心軸である。
【0050】また、圧板1の回転中心軸1gと原稿押え
ローラ5dの中心軸5kは直交するように配置されてお
り、駆動伝達手段5fは原稿押えローラ5dの回転中心
軸方向の一方側であって、圧板1の回転中心軸1gに近
い側に配置されている。
【0051】駆動伝達手段5fは、3個の駆動ギア5f
1 ,5f2 ,5f3 から構成されている。そして、図示
しない駆動源の駆動伝達手段より、駆動ギア5f1 に駆
動が伝達され、駆動ギア5f1 から駆動ギア5f2 を経
て、駆動ギア5f3 によって原稿押えローラ5dに駆動
が伝達される。
【0052】揺動アーム5g,5hは駆動ギア5f2
中心軸5lを中心に揺動可能となっており、それぞれ押
圧バネ5i,5jによって時計回り方向に力を受け、原
稿押えローラ5dが原稿台ガラス2a側に押圧されるよ
うになっている。尚、押圧バネ5i,5jによる付勢力
は原稿押えローラ5dを原稿台ガラス2a側に押圧する
が、圧板1を閉じたときに該圧板2を浮き上がらせる程
強いものでないように設定されている。
【0053】次に図6に基づいて原稿押えローラ5dの
動作を説明する。
【0054】図6において、ソレノイド5oはフラッパ
5o1 が原稿押えローラ5dの駆動ギア5f3 より軸方
向外側の芯金部を持ち上げるような位置に配設されてい
る。図6の(a)に示すように、ソレノイド5oがオフ
している状態では、フラッパ5o1 が原稿押えローラ5
dの芯金部に接触していない。このため、揺動アーム5
g,5hに組み込まれた押圧バネ5i,5jの付勢力に
よって、読取部6で原稿押えローラ5dの外周面が原稿
台ガラス2aに押圧される。
【0055】従って、原稿Sが原稿押えローラ5dと原
稿台ガラス2aの間にある時は、不図示の駆動モータに
より駆動ギア5f1 ,5f2 ,5f3 は図中の矢印方向
に回転し、原稿押えローラ5dが原稿Sを原稿台ガラス
2aとの間で狭時して搬送することになる。
【0056】また、駆動ギア5f3 には、駆動ギア5f
2 と噛み合う位置で駆動ギア5f2が回転する方向に駆
動が伝達される。これにより、原稿押えローラ5dに
は、原稿台ガラス2aから退避する方向(図中B方向)
への力が発生するが、押圧バネ5i,5jの付勢力は原
稿台ガラス2aを押圧するのに十分な力が発生するよう
設定してあり、従って、原稿押えローラ5dは原稿Sの
厚みに依らず、原稿Sを原稿台ガラス2aとの間で密着
搬送することが可能である。
【0057】また、図6の(b)に示すように、ソレノ
イド5oがオンしている状態では、フラッパ5o1 が原
稿押えローラ5dの芯金部を持ち上げるため、原稿押え
ローラ5dは原稿台ガラス2aから退避する位置に保持
され、原稿Sの搬送路が解放される。
【0058】ここで、ソレノイド5oには、原稿押えロ
ーラ5dを保持するのに十分な吸引力を有するものを設
定してある。
【0059】さらに、原稿押えローラ5dが原稿Sを原
稿台ガラス2aとの間で密着搬送する上で、原稿給紙ロ
ーラ1f、原稿押えローラ5d、原稿排紙ローラ5eの
原稿Sの搬送速度及び搬送力を以下のように設定してい
る。
【0060】まず、原稿給紙ローラ1fによる原稿搬送
速度V1 と、原稿押えローラ5dによる原稿搬送速度V
2 は、V1 >V2 の関係を有するように設定している。
これにより、原稿給紙ローラ1fと原稿押えローラ5d
の間で原稿Sに弛みが発生し、原稿押えローラ5dに
は、原稿給紙ローラ1fによる負荷の影響を受けること
がない。
【0061】また、原稿押えローラ5dによる原稿搬送
速度V2 と、原稿排紙ローラ5eにより原稿搬送速度V
3 は、V2 >V3 の関係を有するように設定している。
これにより、原稿押えローラ5dと原稿排紙ローラ5e
の間で原稿Sに弛みが発生し、原稿押えローラ5dに
は、原稿排紙ローラ5eによる負荷の影響を受けること
がない。
【0062】{ファクシミリ装置の読取動作}次に、本
実施の形態の画像読取り装置を用いたファクシミリ装置
の読取り動作について、図1乃至図6を参照しつつ図7
に示すフローチャートを用いて説明する。
【0063】まず、オペレータがファクシミリ装置の電
源を入れる(ST1)。そのとき、シート材検知センサ
5mおよび頭出しセンサ5n(図1)が検出手段とし
て、原稿Sが存在しているかどうかを検知し(ST2,
ST3)、少なくともどちらか一方が原稿Sがあること
を検知していれば、後述するステップST23へ進み、
どちらも原稿Sがないことを検知していれば、スタンバ
イ状態となる(ST4)。
【0064】次に、原稿Sを原稿載置台1b上に載置す
る(ST5)。また、オペレータは原稿Sの送信先や読
取り時の濃度、解像度などを操作部15(図5)から入
力し(ST6)、スタートスイッチ15bを押して読取
り開始を指示する(ST7)。次いで、シート材検知セ
ンサ5mが原稿Sがあることを検知しているかどうか確
認し(ST8)、原稿Sの存在を検知していなければ、
原稿Sが原稿載置台1b上に載置されていないことを知
らせるメッセージを表示部15aに表示し(ST9)、
所定時間を経過した後に、表示部15aの表示を解除し
て(ST10)、ステップST4のスタンバイ状態に戻
る。
【0065】また、ステップST8においてシート材検
知センサ5mが原稿Sがあることを検知していれば、制
御部16(図4)からの信号によって不図示の駆動モー
タを駆動する(ST11)。そして、制御部16からの
信号によってソレノイド5oがオンし(ST12)、図
6の(b)に示すようにフラッパ5o1 が原稿押えロー
ラ5dを持ち上げ、読取部6での原稿搬送路を解放す
る。そして、予備搬送ローラ1dは不図示の駆動モータ
からの駆動力が伝達され、予備搬送ローラ1dの上部周
面が原稿Sに当接して、原稿載置台1b上の原稿Sを分
離ローラ1eまで搬送し、続いて下側の原稿Sを分離ロ
ーラ1eにニップ部まで搬送する。
【0066】ところで、予備搬送ローラ1dによって分
離ローラ1eのニップ部に複数枚の原稿Sが搬送された
場合は、分離ローラ1eおよび分離パッド5bは、重な
っている原稿Sを分離して、最下位の原稿Sのみを原稿
給紙ローラ1fと給紙ころ5cのニップ部に搬送する
(ST13)。分離後の原稿Sは原稿給紙ローラ1fと
給紙ころ5cとにより読取部6へ向けて搬送される(S
T14)。
【0067】ステップST11において不図示の駆動モ
ータが回転してから、頭出しセンサ5nは、所定時間内
に原稿Sの先端が到達するか否かを監視している(ST
15)。そして、ステップST13の分離およびステッ
プST14の搬送の過程で、不送りやジャムなどによっ
て原稿Sが正常に搬送されず、所定時間経過しても、頭
出しセンサ5nが原稿Sの先端を検知しなかった場合に
は、後述するステップST22へ進む。
【0068】また、頭出しセンサ5nが原稿Sを検知す
れば、原稿Sの先端からタイミングを合わせて、制御部
16からの信号によってソレノイド50がオフする(S
T16)。これにより、図6の(a)に示すようにフラ
ッパ5o1 が原稿押えローラ5dを保持するのを解除
し、原稿Sは原稿押えローラ5dの外周と原稿台ガラス
2aとの間に狭持されて搬送される。
【0069】そして、ソレノイド5oをオフしてから原
稿Sの画像情報の読取りを開始するタイミングを頭出し
センサ5nの先端検知からのタイミングに置き換え、読
取りを行う(ST17)。
【0070】また、ステップST15で頭出しセンサ5
nが原稿Sの先端を検知してから、所定時間内に頭出し
センサ5nが原稿Sの後端を検知するかどうかを監視し
ている(ST18)。そして、ステップST17の読取
り中に、ジャムなどによって原稿Sが正常に搬送され
ず、所定時間経過しても頭出しセンサ5nが原稿Sの後
端を検知しなかった場合には、後述するステップST2
2へ進む。
【0071】また、頭出しセンサ5nが原稿Sの後端を
検知すれば、原稿Sの後端からタイミングを合わせて画
像情報の読取りを終了すると同時に、原稿Sを原稿排紙
ローラ5eと原稿排紙ころ2cとにより機外に排出する
(ST19)。その後、まだ原稿Sを検知しているかど
うかをシート材検知センサ5mによって確認する(ST
20)。
【0072】そして、ステップST20でシート材検知
センサ5mがまだ原稿Sを検知していれば、ステップS
T12へ戻って画像情報の読取りを連続的に繰り返す。
また、シート材検知センサ5mが原稿Sを検知しなくな
ると、全ての原稿Sの読取りが終了したものとして、最
後の原稿Sを原稿排紙ローラ5eと原稿排紙ころ2cと
により機外に排出する(ST21)。
【0073】その後、ステップST4へ進むように制御
部16により制御され、スタンバイ状態で、再びオペレ
ータが原稿Sをセットするまで待機する。
【0074】上記ステップST14の搬送において、原
稿給紙ローラ1fが原稿Sを搬送するとき、原稿給紙ロ
ーラ1fの周速V1 は、分離ローラ1eの周速V4 より
も速くなるように設定されているので、分離ローラ1e
は搬送される原稿Sにより連れ回される。
【0075】次に、エラー発生時の処理について説明す
る。
【0076】まず、ステップST2およびステップST
3において、シート材検知センサ5mおよび頭出しセン
サ5nのうち少なくともいずれか一方が原稿Sを検知す
ると、表示部15aにエラーメッセージを表示し(ST
23)、その後シート材検知センサ5mおよび頭出しセ
ンサ5nのいずれもが原稿Sを検知していないことを確
認すると(ST24,ST25)、エラーメッセージを
解除し(ST26)、ステップST4へ戻る。
【0077】また、ステップST15において、所定時
間経過しても頭出しセンサ5nが原稿Sの先端を検知し
なかった場合、不図示の駆動モータを停止し(ST2
2)、その後上述のステップST23へ移行する。
【0078】また、ステップST17の読取り中に、ジ
ャムなどによって原稿Sが正常に搬送されず、ステップ
ST18において、所定時間経過しても頭出しセンサ5
nが原稿Sの後端を検知しなかった場合、駆動モータを
停止し(ST22)、エラー表示を行う(ST23)。
この後の読取り動作について、以下のようにしても良
い。
【0079】エラー表示において、オペレータに操作部
15上のジャム解除スイッチ(不図示)を押下するよう
促す。
【0080】そして、オペレータがジャム解除スイッチ
をオンすると、ステップST12と同様にソレノイド5
oがオンし、フラッパ5o1 が原稿押えローラ5dを持
ち上げ、読取部6での原稿搬送路を解放する。
【0081】その後、ステップST24,ST25に進
んでシート材検知センサ5mおよび頭出しセンサ5nの
いずれもが原稿Sを検知していないことを確認すると、
ステップST16と同様にソレノイド5oがオフし、フ
ラッパ5o1 が原稿押えローラ5dを保持するのを解除
し、ステップST26のエラー表示解除に進む。
【0082】(その他の実施の形態)本願では併置型画
像読取装置について説明したが、流し読み方式のみ可能
な画像読取装置であって、小型化のために屈曲した搬送
路を有する画像読取装置においても、応用できる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿読取中に紙詰まりが発生した時に、オペレータに対
し操作部における特定の入力手段の押下を促すよう表示
手段に表示し、オペレータによる操作部における特定の
入力手段の押下に応じて、離隔手段が原稿押圧搬送手段
を搬送路から離隔する方向に移動させるので、容易に紙
詰まりの処理を行うことができる。
【0084】また、本発明によれば、画像読取記録装置
において、優れた画像再現性を得ることができる。
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読取装置の構成説明図である。
【図2】原稿搬送・排出部を開いた状態説明図である。
【図3】原稿搬送手段の一部破断斜視図である。
【図4】ファクシミリ装置全体の概略構成説明図であ
る。
【図5】ファクシミリ装置の開閉を説明する図である。
【図6】原稿押えローラの動作説明図である。
【図7】画像記録装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1 圧板 2 フラットベッドスキャナ 1f 原稿給紙ローラ 2a 原稿台ガラス 4 イメージセンサ 5e 原稿排紙ローラ 5d 原稿押えローラ 5n 頭出しセンサ 5o ソレノイド 8 画像記録手段 S シート状原稿 B ブック状原稿
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 107 G03G 15/00 510 - 550 G03G 15/04 - 15/04 120 G03G 21/00 370 - 512 B65H 5/06 H04N 1/00 108

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲した搬送路に原稿を搬送させつつそ
    の原稿上の画像を読取る画像読取装置において、表示手段及び入力手段により構成され、オペレータが前
    記画像読取装置に対する操作指示を行う操作部と、 前記搬送路の屈曲部に設けられた画像読取手段と、 前記 搬送路を挟んで前記画像読取手段と対向する位置に
    設けられた原稿押圧搬送手段と、 前記 原稿押圧搬送手段を前記搬送路側に付勢する付勢手
    段と、 前記原稿押圧搬送手段を前記付勢手段に抗して前記搬送
    路から離隔する方向に移動させる離隔手段と、 前記搬送路で紙詰まりが発生した時に、オペレータに対
    し前記操作部における特定の前記入力手段の押下を促す
    よう前記表示手段に表示し、オペレータによる前記操作
    部における特定の前記入力手段の押下に応じて、前記離
    隔手段が前記原稿押圧搬送手段を前記搬送路から離隔す
    る方向に移動させるように前記離隔手段を制御する制御
    手段と、を備えた ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の画像読取装置を備
    え、 前記画像読取装置で読取った画像を記録する画像記録手
    段を有することを特徴とする画像読取記録装置。
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