JP3471210B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3471210B2
JP3471210B2 JP02331898A JP2331898A JP3471210B2 JP 3471210 B2 JP3471210 B2 JP 3471210B2 JP 02331898 A JP02331898 A JP 02331898A JP 2331898 A JP2331898 A JP 2331898A JP 3471210 B2 JP3471210 B2 JP 3471210B2
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container
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25D2500/00Problems to be solved
    • F25D2500/02Geometry problems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫に関するもの
であり、特に収納室内に上下2段に容器を配し、上段の
容器を下段の容器上部にスライド可能に配した冷蔵庫に
関する。
【0002】
【従来の技術】図12には、従来の冷蔵庫における野菜
室100の構造が示されている。野菜室100には、ク
リスパと呼ばれる収納容器101が配されており、この
収納容器101は、野菜室扉102の後面に取付けられ
て扉102の開閉に伴って野菜室100内に出し入れ自
在になっている。収納容器101の後方上部には、クリ
スパ(小)とよばれる小容器103が配されている。ま
た、収納容器101と小容器の上面はクリスパカバーと
呼ばれるカバー体104で覆われている。
【0003】小容器103は、その左右両側のフランジ
部105を、収納容器101の上部左右両側部に設けら
れたスライドレール106上に支持させることにより、
前後方向にスライド可能になっており、これにより収納
容器101の収納性を高めている。すなわち、小容器1
03を後方にスライドさせることで、小容器103の下
になって取り出しにくい収納容器101後方下部の収納
物の取り出し性を解消している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造におい
て、通常は、小容器103を後方にスライドさせたまま
で野菜室扉102を閉めても、小容器103がカバー体
104の後部リブ104aに当って前方に押し戻される
ために、野菜室扉102が半扉状態になることはない。
【0005】しかしながら、収納容器101にすいか等
の大きな収納物Oを入れた場合には、この収納物Oによ
って小容器103が正規位置から少し後方にずれたとこ
ろに位置することがある。このような場合、小容器10
3は、たとえカバー体104の後部リブ104aにより
前方に押されたとしても、前端部が収納物Oに当って後
方に押されてしまい、また、カバー体104が野菜室1
00の天井面100aに引掛けリブ106で固定されて
前後方向に拘束されていることから、結局、野菜室扉1
02は完全には閉まらず、わずかに隙間Xができてしま
う。
【0006】このようにわずかな隙間Xができた場合、
ユーザーには半扉状態であることが分らない場合が多い
ため、かかる半扉状態による冷却不良によってユーザー
からの冷却クレームにつながる可能性がある。
【0007】このような場合、従来は、半扉センサを用
いて、半扉時には警報等でユーザーに知らせる設計とな
っているが、半扉センサを用いた場合であっても、上記
従来の構造では、収納容器101への大きな収納物Oの
収納により、ほんの数ミリの半扉となることもあり、こ
の場合には、半扉センサでも検知できないことがある。
また、半扉センサを設けているためコストアップにつな
がる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、冷蔵庫の収納室に引出し式の収納容器が配さ
れ、該収納容器の上部にスライド可能な小容器が配され
ている冷蔵庫において、小容器が正規位置にないことを
容易に識別可能として、わずかな隙間の半扉状態による
冷却不良を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
冷蔵庫は、冷蔵庫の一の収納室の扉後方に配されて該扉
の開閉に伴って収納室内に出し入れされる収納容器と、
この収納容器の上部に収納され、該上部と前後方向に係
合することで当該上部の正規位置から後方にスライド可
能な小容器と、前記収納室の天井面に前後方向に移動不
能に係止されて前記収納容器と前記小容器の上面を覆う
カバー体とを備え、前記収納容器の上部左右両側部に前
記小容器をスライド可能に支持するスライドレール部が
設けられ、該スライドレール部に、前記正規位置に対し
後方に位置する前記小容器を上方に変位させる突起が設
けられ、前記小容器が前記正規位置にない状態で前記扉
の閉動作を行なったとき、前記突起により上方に変位し
た小容器が前記カバー体を上方に押し上げて該カバー体
が前記収納室の天井面に押し付けられ、これにより前記
扉の後方への動きが規制されることを特徴とする。
【0010】かかる構成によれば、扉を閉める際に小容
器が正規位置に位置していないときには、収納容器と小
容器との係合部に設けられた突起によって小容器が上方
に変位しているので、この上方に変位した小容器により
カバー体が収納室の天井面に押し付けられ、扉を閉めよ
うとしてもつっかえて閉まらない。すなわち、小容器の
上方への変位によるカバー体の天井面への押し付けによ
り、扉が見た目ですぐ気付く程度の半扉状態となる。そ
のため、小容器が正規位置にないことをユーザーに分り
やすく知らせることができ、よって、半扉に起因する冷
却不良を防止してユーザーからの冷却クレームを未然に
防ぐことができる。
【0011】請求項2記載の冷蔵庫は、請求項1におい
て、前記カバー体の上面に、前記小容器によって押し上
げられたときに前記収納室の天井面と当接する突出部が
設けられていることを特徴とする。
【0012】この場合、小容器により押し上げられたカ
バー体は、その突出部を介して収納室の天井面に押し付
けられ、これにより扉の後方への動きが規制される。
【0013】請求項3記載の冷蔵庫は、請求項2におい
て、前記カバー体の前記突出部が箱型形状にて形成され
ていることを特徴とする。
【0014】このようにカバー体に設ける突出部を単な
る平板状ではなく箱型形状とすることにより、突出部の
強度が向上し破損が防止される。また、収納室の天井面
との接触面積が大きくなって天井面への傷付けが低減さ
れる。
【0015】請求項4記載の冷蔵庫は、請求項1におい
て、前記小容器側の係合部が、小容器の左右両側のフラ
ンジ部であり、前記収納容器側の係合部が、前記小容器
の前記フランジ部をスライド可能に支持する前記スライ
ドレール部と、このスライドレール部に沿って延び前記
フランジ部の前端部と係合して当該小容器の前後方向に
おける動きを規制する規制部とよりなり、前記規制部
が、前記小容器を前記正規位置にて係止する前側凹部
と、前記小容器をその最大スライド位置にて係止する後
側凹部とを備え、両凹部間の突出形状により前記突起
形成されていることを特徴とする。
【0016】この場合、小容器は、その左右両側のフラ
ンジ部が収納容器の上部左右両側部のスライドレール部
上に載せられて、前後方向にスライド可能に支持されて
いる。そして、このフランジ部の前端部とスライドレー
ル部に沿って延びる規制部との係合により、当該前端部
が前側凹部にて係止されているときには正規位置に配さ
れ、そこから後方にスライドして該前端部が突出形状を
なす突起に乗上げることで上方に変位し、さらに前端部
が後側凹部に係止されたときに最大スライド位置に達す
る。
【0017】請求項5記載の冷蔵庫は、請求項4におい
て、前記突起が前記後側凹部に向って下方に傾斜してい
ることを特徴とする。
【0018】このように突出形状をなす突起を後側凹部
に向って傾斜した形状とすることにより、上記フランジ
部の前端部が後側凹部に係止された最大スライド位置か
ら正規位置に小容器を戻す際に、スムーズに突起を乗越
えさせてスライドさせることができる。
【0019】請求項6記載の冷蔵庫は、請求項1におい
て、前記収納室が野菜室であることを特徴とする。
【0020】一般に、野菜室は、その収納容器内を高湿
度に保つために、収納容器上面をカバー体で覆ってその
内部の収納物を間接的に冷却している。このように野菜
室はもともとカバー体を有しているため、野菜室に上記
構成を適用する場合、現状の部品数構成のままで上記目
的を達成することが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態に係る
冷蔵庫1を図面に基づいて説明する。
【0022】図2は本実施形態に係る冷蔵庫1の斜視
図、図3は冷蔵庫1の野菜室10の側面視縦断面図、図
4は収納容器12上部の要部拡大図、図5は野菜室10
の正面視縦断面図、図6はその要部拡大図、図7は野菜
室10内に配される収納容器12,小容器14及びカバ
ー体16の斜視図、図8は収納容器12の要部拡大斜視
図である。
【0023】図2に示すように、この冷蔵庫1では、野
菜室10は最下段に設けられており、その前面が引出し
式の野菜室扉8で開閉されるようになっている。この野
菜室扉8の後面には、左右一対の支持腕9,9が突設さ
れており、この支持腕9,9によってクリスパと呼ばれ
る収納容器12が支持されている。そして、図5に示す
ように、この支持腕9,9が、野菜室10の両側壁に設
けられた一対のレール4,4にローラ3,3を介して案
内されて前後方向にスライド可能になっている。これに
より、収納容器12は、野菜室扉8の開閉に伴なって野
菜室10内に出し入れされるようになっている。
【0024】この収納容器12は、図3,5,7に示す
ように、野菜室5の略全域に配される上面が矩形状に開
口した大型の容器である。この収納容器12の後方上部
には、上面が矩形状に開口したクリスパ(小)と呼ばれ
る小容器14が配されている。
【0025】この小容器14は、収納容器12の上部と
前後方向に係合することにより、当該上部に収納された
状態である正規位置から所定の可動範囲だけ後方にスラ
イドできるように構成されている。
【0026】詳細には、収納容器12の開口部における
左右両側の開口縁内側には、その後部側に、前後方向に
延びる平坦なレール面を有するスライドレール部18が
設けられている。小容器14の開口部における左右両側
の開口縁外側には、スライドレール部18に係合するフ
ランジ部20が設けられている。このフランジ部20
は、図6(a)に示すように、下方に折返され、この折
返し端部がスライドレール部18のレール面上に配され
て、当該レール面上を前後方向にスライドするようにな
っている。
【0027】スライドレール部18の内側縁部には、図
8に示すように、前後に2つのリブ状の突起22,24
が設けられている。この突起22,24は、スライドレ
ール部18のレール面を横切って内側に延びるフランジ
部20の前端部20aと係合することにより、小容器1
4の動きを規制する。
【0028】すなわち、図3に示すように、スライドレ
ール部18の前壁18aと前側の突起22とにより形成
された前側の凹部26が、小容器14を正規位置に係止
するための係止部となっている。また、図4に示すよう
に、両突起22,24の間に形成された後側の凹部28
が、小容器14をその最大スライド位置、即ち最も後側
にスライドした状態に位置させるための係止部となって
いる。この2つの凹部26,28間の距離が、小容器1
4のスライド可能な範囲となっている。
【0029】また、前側の突起22は、その上にフラン
ジ部20の前端部20aが乗上げることによって、正規
位置から後方にスライドする小容器14を上方に変位さ
せる変位部となっている。この前側の突起22は、その
前方縁は略垂直に立上っているが、後方縁は後方に向っ
てなだらかに下方に傾斜して後側の凹部28に至る傾斜
部22aとして構成されている。
【0030】小容器14のフランジ部20は、その略中
央部の段差部20bを介して後部側が低く形成されてお
り、この段差部20bがスライドレール部18の後方上
端部に設けられた突起30に係止することにより、上記
後側の凹部28とともに、小容器14の更なる後方への
スライドを防止している。
【0031】なお、スライドレール部18の後端部は、
小容器14のスライドを円滑にするために、わずかに下
方に傾斜したテーパ面18aとして形成されている。
【0032】図3に示すように、収納容器12と小容器
14の上面開口部は、収納された野菜の鮮度を保つため
に、クリスパカバーと呼ばれる略矩形平板状のカバー体
16により覆われている。このカバー体16は、その前
端部に上方に突出する引掛けリブ32を備え、その引掛
けリブ32を野菜室10の天井面10aの前端部に設け
られた掛止部7に挿入して引掛けることにより、前後方
向に拘束された状態に取付けられている。
【0033】また、カバー体16の後方縁には下方に延
出された後部リブ34が設けられている。この後部リブ
34は、小容器14が大きく後方にスライドしている状
態で野菜室扉8を閉めようとしたときに小容器14の後
面に当接して、小容器14を前方に押すように構成され
ている。
【0034】カバー体16の上面には、その左右両端部
に上方に突出する突出部36,36がそれぞれ設けられ
ている。この突出部36は、カバー体16の前後方向略
中央部を含む広い範囲において前後方向に延びて形成さ
れている。この突出部36は、図6(b)に示すような
単なる平板のリブ形状とすることもできるが、ここで
は、図6(a)に示すように、上方に向けてカバー体1
6から一体に突出された断面略伏せ凹状の箱型形状に形
成されている。
【0035】以下、この冷蔵庫1における野菜室10の
作用について説明する。
【0036】図3に示すように、野菜室扉8が閉まって
いる状態では、小容器14のフランジ部20の前端部2
0aが収納容器12のスライドレール部18の前側凹部
26で係止されて、小容器14が正規位置、即ち収納容
器12の後方上部に収納されている。
【0037】収納容器12及び小容器14の上面はカバ
ー体16により覆われており、野菜室10の背面上部の
ダクト開口6から野菜室10内に吹込まれた冷気が、こ
れら収納容器12、小容器14及びカバー体16の組合
せ体の周囲を循環して、野菜室10の天井面10aに設
けられたダクト開口5から排出される。すなわち、野菜
室10内の収納物は間接的に冷却される。
【0038】野菜室扉8を前方に引出すと、図9(a)
に示すように、収納容器12とともに小容器14が野菜
室10から引出される。その際、カバー体16は引掛け
リブ32による天井面10aへの係止によって野菜室1
0内に止どまり、両容器12,14の上面が開口して、
収納物の出入れが可能となる。
【0039】この状態で小容器14を後方にスライドさ
せるときには、小容器14の前端部をやや上方に持ち上
げるようにして後方に押し出す。これにより、図9
(b)に示すように、小容器14のフランジ部20の前
端部20aが、収納容器12の前側突起22を乗り越え
て後側凹部28に至り、後側突起24で係止されるとと
もに、スライドレール部18後端の突起30によりフラ
ンジ部20の段差部20bが係止されて、更なる小容器
14の後方へのスライドが不能となり、小容器14は最
大スライド位置に配される。
【0040】野菜室扉8を閉める際には、小容器14を
予め手前に引いて図9(a)に示す正規位置に戻す。そ
の際、前側突起22の後部がなだらかに下方に傾斜した
傾斜部22aとされているため、小容器14のフランジ
部20の前端部20aが後側凹部28からスムーズに前
側突起22を乗り越える。このようにして小容器14を
正規位置に戻した状態で、野菜室扉8を閉める。
【0041】図9(b)に示す状態で、収納容器12に
すいか等の大きな収納物Oを入れた場合、小容器14を
正規位置に戻そうとしても、図1(a)に示すように、
この収納物Oにより小容器14が少し後方に押されて、
上記正規位置に戻らない場合がある。このように小容器
14が正規位置よりも少し後方に押されると、フランジ
部20の前端部20aがスライドレール部18の前側突
起22に乗り上げることから小容器14が上方に浮き上
るように変位した状態となる。
【0042】この状態で野菜室扉8を閉めると、図1
(b)に示すように、上方に変位した小容器14の上面
がカバー体16に当接して該カバー体16を上方に押し
上げる。これにより、カバー体16の突出部36の前端
部が野菜室10の天井面10aに押し付けられるので、
それ以上を扉8を閉めることができなくなる。そのた
め、図1(b)に示すように、扉8と野菜室10前面と
の間に大きな間隙Mが保たれるので、小容器14が正規
位置に戻ってないことをユーザーに分りやすく知らせる
ことができる。
【0043】一方、図9(b)に示す状態からそのまま
野菜室扉8を閉めようとした場合には、図10(a)に
示すように、小容器14の後面がカバー体16の後部リ
ブ34に当接して前方に押し出される。これにより、小
容器14のフランジ部20の前端部20aがスライドレ
ール部18の前側突起22の傾斜部22aに沿って前進
し、小容器14が上方に浮上るように変位する。そのた
め、図10(b)に示すように、カバー体16が押し上
げられて、天井面10aに押し付けられた状態となり、
小容器14がそれ以上前方にスライドできなくなるの
で、扉8が閉まらなくなる。これにより、図10(b)
に示すように、扉8と野菜室10前面との間に大きな間
隙Mが保たれるので、小容器14が正規位置に戻ってな
いことをユーザーに分りやすく知らせることができる。
【0044】このように、本実施形態によれば、野菜室
扉8を閉める際に小容器14が正規位置に戻っていない
ときに、収納容器12のスライドレール部18に設けた
前側突起22で小容器14を上方に変位させることによ
り、カバー体16を天井面10aに押し付けて、扉8が
それ以上閉まらないようにするため、見た目ですぐ気付
く程度の半扉状態とすることができる。すなわち、従来
構造においてはわずかな隙間しかできなかった小容器1
4のわずかな位置ずれに起因する半扉状態を、容易に識
別可能な大きな隙間Mに変えることができる。そのた
め、半扉に起因するユーザーからの冷却クレームを未然
に防ぐことができる。
【0045】また、カバー体16の突出部36を平板の
リブ形状ではなく箱型形状とすることにより、突出部3
6の強度が向上し破損が防止されるとともに、野菜室1
0の天井面10aとの接触面積が大きくなって天井面1
0aへの食込み等の傷付きが低減される。
【0046】なお、収納容器12の前側突起22の高
さ、小容器14のフランジ部20の前端部20aの高
さ、及びカバー体16の突出部36の高さは、収納容器
12、小容器14及びカバー体16の3者間の位置関係
に応じて、上記半扉状態での隙間Mがある程度以上大き
く確保されるように、適宜に設定すればよい。
【0047】その際、少なくとも、カバー体16がその
突出部36と天井面10aとの当接によって上方への変
位を規制されたときに、この変位が規制されたカバー体
16によって、小容器14のフランジ前端部20aが収
納容器12の前側突起22を乗り越えることができない
ように設定する必要がある。すなわち、図10(b)に
示す場合、カバー体16の突出部36が天井面10aに
当接したときにおける、カバー体16の下面と収納容器
12の前側突起22の上端との間隙の高さが、小容器1
4のフランジ前端部20aの高さよりも小さくなるよう
に設定する必要がある。
【0048】なお、カバー体16の突出部36を前方に
延ばせば、上記半扉状態での隙間Mをより大きく確保す
ることができる。
【0049】上記実施形態においては、図11(a)に
示すように、収納容器12と小容器14の係合部におい
て、前後の突起22,24をスライドレール部18のレ
ール面からそれぞれ分離して突出させており、そのた
め、前後の凹部26,28の高さは同一高さに設定され
ている。この場合、小容器14を最大限スライドさせた
ときに、後側突起24とスライドレール部18後端の突
起30とで係止される小容器14のフランジ部20にお
けるガタつきC1が大きくなることがある。
【0050】このような場合には、図11(b)に示す
ように、前後の突起22,24を連続させて、後側凹部
28の高さを前側凹部26の高さより所定高Bだけ高く
することにより、該フランジ部20のガタつきC2を低
減することができる。ただし、必要以上に高くすると、
フランジ部20と、スライドレール部18のテーパ面1
8b及び突起30下面との接触による摩擦が大きくなっ
てスライドしにくくなるため、上記所定高Bは、スライ
ド性を悪化させない程度に設定することが好ましい。
【0051】
【発明の効果】本発明の請求項1〜6の冷蔵庫である
と、扉を閉める際に小容器が正規位置に位置していない
ときには、収納容器と小容器との係合部に設けられた
によって小容器が上方に変位するので、この上方に変
位した小容器によりカバー体が収納室の天井面に押し付
けられる。かかるカバー体の天井面への押し付けによ
り、扉が見た目ですぐ気付く程度の半扉状態をつくり出
すことができる。そのため、小容器が正規位置にないこ
とをユーザーに分りやすく知らせることができ、よっ
て、半扉に起因する冷却不良を防止してユーザーからの
冷却クレームを未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の野菜室の側
面視縦断面図であり、(a)は野菜室扉を開けた状態、
(b)は半扉状態を示す。
【図2】上記冷蔵庫の斜視図である。
【図3】上記野菜室の側面視断面図である。
【図4】上記野菜室において小容器をスライドさせた状
態における収納容器上部の要部拡大図である。
【図5】上記野菜室の正面視断面図である。
【図6】(a)は図5の要部拡大図、(b)はその突出
部形状を変更した例を示す断面図である。
【図7】上記野菜室内に配される収納容器、小容器及び
カバー体の斜視図である。
【図8】図7のA部拡大図である。
【図9】上記野菜室における扉開状態における縦断面図
であり、(a)は小容器をスライドさせる前、(b)は
スライドさせた後をそれぞれ示している。
【図10】上記野菜室の側面断面図であり、(a)は小
容器をスライドさせたままで扉を閉めようとしている状
態、(b)はその半扉状態をそれぞれ示している。
【図11】上記収納容器と上記小容器との係合部の拡大
図であり、(a)は小容器のガタつきが大きい状態、
(b)はガタつきが小さい状態をそれぞれ示している。
【図12】従来の冷蔵庫の野菜室構造における半扉状態
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1……冷蔵庫 8……野菜室扉 10……野菜室 10a……野菜室の天井面 12……収納容器 14……小容器 16……カバー体 18……スライドレール部 20……小容器のフランジ部 20a……フランジ部の前端部 22……前側の突起 22a……前側の突起の傾斜部 26……前側凹部 28……後側凹部 36……カバー体の突出部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−332831(JP,A) 特開 平7−22387(JP,A) 特開 平4−257687(JP,A) 特開 昭62−299686(JP,A) 特開 平5−296636(JP,A) 特開 平10−288455(JP,A) 特開 平10−185421(JP,A) 特開 平11−159952(JP,A) 実開 平1−82482(JP,U) 実開 昭63−196090(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 25/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫の一の収納室の扉後方に配されて
    該扉の開閉に伴って収納室内に出し入れされる収納容器
    と、 この収納容器の上部に収納され、該上部と前後方向に係
    合することで当該上部の正規位置から後方にスライド可
    能な小容器と、 前記収納室の天井面に前後方向に移動不能に係止されて
    前記収納容器と前記小容器の上面を覆うカバー体とを備
    え、前記収納容器の上部左右両側部に前記小容器をスライド
    可能に支持するスライドレール部が設けられ、 該スライドレール部に、 前記正規位置に対し後方に位置
    する前記小容器を上方に変位させる突起が設けられ、 前記小容器が前記正規位置にない状態で前記扉の閉動作
    を行なったとき、前記突起により上方に変位した小容器
    が前記カバー体を上方に押し上げて該カバー体が前記収
    納室の天井面に押し付けられ、これにより前記扉の後方
    への動きが規制されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記カバー体の上面に、前記小容器によ
    って押し上げられたときに前記収納室の天井面と当接す
    る突出部が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記カバー体の前記突出部が箱型形状に
    て形成されていることを特徴とする請求項2記載の冷蔵
    庫。
  4. 【請求項4】 前記小容器側の係合部が、小容器の左右
    両側のフランジ部であり、 前記収納容器側の係合部が、前記小容器の前記フランジ
    部をスライド可能に支持する前記スライドレール部と、
    このスライドレール部に沿って延び前記フランジ部の前
    端部と係合して当該小容器の前後方向における動きを規
    制する規制部とよりなり、 前記規制部が、前記小容器を前記正規位置にて係止する
    前側凹部と、前記小容器をその最大スライド位置にて係
    止する後側凹部とを備え、両凹部間の突出形状により前
    突起が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記突起が前記後側凹部に向って下方に
    傾斜していることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記収納室が野菜室であることを特徴と
    する請求項1記載の冷蔵庫。
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