JP2006071281A - 冷蔵庫 - Google Patents

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【課題】棚を手前に引き出す距離を短くして容易に棚の高さを変更できる使い勝手のよい冷蔵庫を提供する。
【解決手段】内箱2の左右の側壁には、該内箱2に突設され棚5を摺動可能に支持する支持部6a,6b及び7a,7bが設けられている。棚5には、支持部6a,6bの下方に隙間を有するように棚5から延びる上下ストッパー10と、隙間よりも上下方向に短い係り代で凹部6cの前端に係止されるストッパー8とが設けられている。この構成で、棚5を持ち上げることにより、ストッパー8を支持部6aから外し、棚5を手前に引き出すことにより、棚5の高さを変更できる。
【選択図】図2

Description

本発明は一般家庭用の冷蔵庫に係り、特に庫内に収容する食品の大きさに合わせて棚の位置を可変できる冷蔵庫に関するものである。
従来のこの種の冷蔵庫は、例えば、特許文献1に開示されているように、庫内の側壁に設けた複数段の溝に棚を水平方向からに挿入するようになっているものが多い。これによると、溝から棚を引き出し、他の段の溝に戻すことにより、庫内に収容する食品の大きさに合わせて棚の位置を変更できる。
特開平7−12452号公報
しかしながら、このような冷蔵庫の構成では、一旦棚を引き出してからでないと、その高さを変更できないため、非常に手間が掛かる作業を余儀なくされ、使い勝手が悪かった。しかも、冷蔵庫の扉が開閉式であり、扉の背面側に収納ポケットがある場合、前記収納ポケットや取付扉に棚が当たり、扉を90°以上開かないと、棚を抜き取ることができない。従って、冷蔵庫を壁に密着して設置した場合において、扉が壁側にしか開くことができないようなときは、棚を取り出すことができなくなるという問題があった。
本発明は上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、棚を手前に引き出す距離を短くして容易に棚の高さを変更できる使い勝手のよい冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、内箱と外箱との間に断熱材を充填して成る冷蔵庫の本体と、前記内箱の左右の側壁に該内箱の内部中央側に突設され、棚を摺動可能に支持する支持部と、該支持部の前記内部中央側から少なくとも一部を傾斜させて前記側壁側に向かう上下に切り欠いた面と、前記棚から前記支持部の下方に延びて、前記支持部の下方との間に所定の隙間を有するように配される上下ストッパーと、前記棚に設けられ、該支持部の前記内部中央側から前記側壁側に向かう前記面に係止されるとともに、上下方向で前記所定の隙間の長さよりも短い長さの係り代を有するストッパーと、を備え、前記棚を持ち上げることにより、前記ストッパーを前記支持部から外し、前記棚を手前に引き出すことにより、前記棚の高さを変更できるようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、内箱と外箱との間に断熱材を充填して成る冷蔵庫の本体と、前記内箱の左右の側壁に該内箱の内部中央側に突設され、棚を摺動可能に支持する支持部と、該支持部の前記内部中央側から前記側壁側にへこんだ凹部と、前記棚から前記支持部の下方に延びて、前記支持部の下方との間に所定の隙間を有するように配される上下ストッパーと、前記棚に設けられ、前記凹部の前記側壁側から前記内部中央側へ突き出す前記支持部の面に係止されるとともに、上下方向で前記所定の隙間の長さよりも短い長さの係り代を有するストッパーと、を備え、前記棚を持ち上げることにより、前記ストッパーを前記支持部から外し、前記棚を手前に引き出すことにより、前記棚の高さを変更できるようにしたことを特徴とする。
これによると、前記棚を持ち上げると、ストッパーが支持部から外れるため、棚を手前に引き出すことにより、棚の高さを変更できるようになる。
この場合、棚の側縁部に設けた凸部と、前記凹部とから成る凹凸遊嵌構造を利用して、棚を手前に引き出した際に、前記凸部が前記凹部に嵌合して棚を上下方向に移動可能にすると、棚を庫内から抜き取ることなく、所定の距離だけ手前へ引き出すだけでその高さを変更できる。
更に、前記棚の高さを変更するために上記棚を手前に引き出す距離以上の奥行きを有する空間を、前記庫内の開口側に設けると、扉を完全に開き切らなくても、前記空間を利用して棚の高さの変更が行える。この場合、扉の背面側に設けた扉ポケットが前記空間に収納できるようにすることで、扉を閉じたとき、扉ポケットが棚の前縁部に衝突する恐れがなくなる。
本発明によると、棚と庫内側壁との間に設けた凹凸遊嵌機構によって棚を所定距離だけ手前へ引き出すだけで、容易に棚の高さを変更できる冷蔵庫を提供できる。また、庫内開口側に扉ポケット収納用の空間を形成することにより、扉を完全に開き切らなくても、棚の上記所定距離の引き出しが行え、使い勝手の向上が図られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る冷蔵庫の斜視図である。図2(I)〜(IV)は、冷蔵庫の庫内の棚取付部周辺を正面から見た拡大図、図3は棚が上段レール前、上段レール後に取り付けられている図、図4は、図3の棚を前方に引き、前記上段の各々のレールから下段レール前、下段レール後側へ移動させるときの図、図5は、棚が前記下段の各々のレールに取り付けられている図で、図6は本発明の他の実施例の冷蔵庫の要部正面図で、図7は本発明に係る冷蔵庫に使用される棚の上面図である。
図1において、1は冷蔵庫の本体で、内箱2と外箱3との間に断熱材4を充填して冷蔵庫の本体1が形成されている。5は前後方向にスライド可能に取り付けた棚である。尚、この図において、庫内の開口側を開閉する扉を省略している。
まず、庫内の左右の側壁の構成について図面を参照して説明する。図2(I)は、図1の矢印Aの方向から見た正面図であり、冷蔵庫の庫内左側の側壁周辺を拡大して示している。この図のように、内箱2の側壁の前方には、上面が略水平の平面にて、下面は側壁に近づくほど厚みが増すような傾斜を有し、先端部分が丸みを帯びた形状にされた上段レール前6a及び下段レール前7aが奥行き方向に延びて設けられている。そして、庫内右側の側壁には、相対向して同様の高さに前記上段レール前6a及び下段レール前7aを左右方向で反転した形状の前記上段レール前(図示せず)及び下段レール前(図示せず)が設けられている。尚、前記形状は真空成形にて内箱2と一体に形成するのに有効である。
更に詳細には、これら上段レール前6a及び下段レール前7aは、上段レール前6aが上方に、下段レール前7aが下方になるように、高さ方向で所定の間隔を開けてレール台12上に突設されている。そして、上段レール前6a,下段レール前7a及びレール台12は、ともに内箱2と一体に形成されている。尚、このレール台12を介して内箱2の側壁に、上段レール前6a及び下段レール前7aをレール台12と一体に形成してネジ等で取り付けるようにしてもよい。また、図3に示すように、これら上段レール前6a及び下段レール前7aを上方から見ると、両者は略同一形状の略台形をしており、水平方向の前後左右の方向においては互いに同様の位置に設けられている。従って、上方から見ると両者は重なった状態になっている。
内箱2の側壁の後方の相対向する位置には、正面断面の形状が上記の上段レール前6a、下段レール前7aと同様の形状になるように形成された上段レール後6b、下段レール後7bが前記レール台12とともに設けられている。尚、上段レール前6aと上段レール後6bの上面の高さ、下段レール前7aと下段レール後7bの上面の高さは、各々ほぼ同じ高さとなっている。従って、相対向する上段レール前6a及び上段レール後6bの上面の平坦部、相対向する下段レール前7a及び下段レール後7bの上面の平坦部は、図1の如く棚5を載置できる略水平な平面(係止部)を形成している。尚、前記各々のレールの棚5の載置部は、凹凸面があってもよく、棚5を支えることができればよく、また、左右方向の庫内中央に向かう溝状の凹部を設けると、冷気流や各々のレール上に溜まった水分を下方に流す役目にもなる。
また、図3(a)は、後述する棚5を上方から見た図、図3(b)は後述する棚5を下方から見た図である。図3(a)に示すように、上段レール後6b及び下段レール後7bを上方から見ると、その後縁部は内箱2の奥方の面取りされたコーナ部2aにつながっており、一方、その前縁部は後方に進むにつれて幅広となるように傾斜した形状となっている。また、下段レール後7bの前縁部は、上段レール後6bのそれより手前側に延長されている。尚、上段レール前6aの後縁部と上段レール後6bの前縁部とに挟まれた部分は、上方から見ると略台形をしており、後述する棚5の後凸部5bが上下方向で移動可能で遊嵌可能な第2凹部6cとなっている。そして、前記の傾斜は、真空成形にて内箱2と一体に成形するのに有効である。
次に、棚5の左右の側縁部周辺の構成について図2〜図5及び図7を参照して説明する。尚、図4(a),図5(a)及び図7はいずれも棚5を上方から見た図、図4(b)及び図5(b)はいずれも棚5を下方から見た図である。棚5の側縁部の前方及び後方は、略台形に切欠き形成された第1凹部5cを挟んで前凸部5a及び後凸部5bとなっている。第1凹部5cの形状は、略台形をした上段レール前6aが遊嵌可能な略台形に形成されており、後凸部5bの形状は、上段レール前6aと上段レール後6bとの間に形成される第2凹部6cに遊嵌可能な略台形に形成されている。
従って、図4の状態のように、所定の距離だけ棚5を引き出したとき、上段レール前6aと第1凹部5cが前方で遊嵌するとともに、後凸部5bと第2凹部6cが後方で遊嵌するようなっている。そして、この状態では棚5を上下に移動させることができる。つまり、後凸部5bが第2凹部6cを通り抜け、上段レール前6aが第1凹部5cを通り抜けることにより、棚5は上段又は下段のレール面上へ載せ変えることが可能となる。尚、棚5が上段レールから下段レールに降りたとき、棚5の後凸部5bの後縁部が下段レール後7bの前縁部に掛かり、下段レール7bより下には棚5は下がらないようになっており、安全性を確保するストッパーとしての役割を担っている。
図3(b),図5(b)において、棚5の下面にはストッパー前8、ストッパー後9及び上下ストッパー10が設けられている。ストッパー前8は、棚5が取付位置に載置された状態で上段レール前6a又は下段レール前7aの前縁部に係止されるようになっている。一方、ストッパー後9は、棚5が取付位置に載置された状態で上段レール前6a又は下段レール前7aの後縁部に係止されるようになっている。
上下ストッパー10は、棚5の側縁部側に緩やかなカーブを持って棚5の下方に突設されており(図2(I)参照)、棚5が前記各々のレール面上に載置された状態で上段レール前6a又は下段レール前7aの下側に潜り込んで上下方向の棚5の極度のがたつきを防止するとともに、棚5の高さを変更するとき、棚5の前後方向の摺動を案内するガイドの役割を果たす(図2(III)参照)。
そのため、前記ストッパー前8やストッパー後9で上段レール前,後6a,6b又は下段レール前,後7a,7b上の取付位置に棚5が載置されているときは、前後方向の棚5の位置ズレが防止される。しかも、従来あった背面側のストッパーを省略でき、それによって庫内の背壁がデザイン面で良好になるとともに、背壁の少なくとも一部に熱伝導部材を設けることができ、背壁の後方に形成される冷気通路を流通する冷気の冷熱を前記熱伝導部材の全面から効率よく庫内に放出できるようになる。
尚、前記で、ストッパー前8を省略し、棚5の取付位置後部の少なくとも一部が庫内の対応する壁面(例えば、背壁)に当たるようにしておくと、これもまた、前後方向のストッパーの役割をし、上記と同様の作用・効果が得られ、更にはストッパー前,後8,9のいずれか一方のみであっても、一方向のストッパーとなり、上記と類似の作用・効果は得られる。
尚、図3〜図5における11は、開閉式の扉(図示せず)を閉じたとき、扉の背面側に設けられた扉ポケット(図示せず)が棚5と間隔を開けて収納できる空間である。従って、棚5を前記各々のレール面上に載置した状態で扉を閉じても、扉ポケットが棚5の前縁部に当接して破損する恐れがない。しかも、空間11の奥行き方向の長さは、棚5を前方に引き出したとき、後凸部5bが第2凹部6cを、上段レール前6aが第1凹部5cを通る位置となるための引き出し距離に近い値か、それ以上の値に設定されている。そのため、扉を完全に開き切らなくても、扉を開いて扉ポケットや扉の突き出し部の大部分が棚5の前縁部から離れた段階で、棚5を所定距離だけ引き出してその高さを変更できる使い勝手のよい冷蔵庫を提供できる。
次に、以上のように構成された冷蔵庫の棚5の高さを変更する手順の一例について図2〜図5を参照して説明する。尚、図2(I)は棚5を上段レール前,後6a,6b上の取付位置に載置した図、図2(II)は図2(I)で棚5の前方を浮かし、ストッパー前8、ストッパー後9を上段レール前6aから脱した図、図2(III)は図4で説明したように、後凸部5bが第2凹部6cを、上段レール前6aが第1凹部5cを通り、下段レール後7b上に棚5が下降し、棚5の前方を浮かし気味に後方へ押しやり、ストッパー前8やストッパー後9が下段レール前7aの上面に、上下ストッパー10が下段レール前7aの下方に位置した図、図2(IV)は棚5を下段レール前,後7a,7b上の取付位置に載置した図である。
図2(I)及び図3に示すように、リブ状に形成されたストッパー前8及びストッパー後9により上段レール前6aは前後方向の移動が阻止されており、これにより前後方向の棚5の位置ズレが防止される。尚、図3(b)は図3(a)を下方から見た図であり、上段レール前6aと下段レール前7aとは前後方向で同じ位置に存在している。
この状態から例えば、棚5の手前を持ってわずかに持ち上げることで、ストッパー前,後8,9と上段レール前6aとの係止を解除でき、図2(II)に示すように、棚5を側縁部の長さの1/3程度手前(図1中のFの方向)へ引き出すことで、図4の如く、上段レール前6aと第1凹部5cとを遊嵌させるとともに、後凸部5bと第2凹部6cとを遊嵌させることができる。
これにより、棚5は上段レール前、後6a,6bによる支持がなくなるため、棚5を手で保持していた力を弱めることで、棚5を下段レール前,後7a,7b側に下降させることができる。下段レール後7bは、上段レール後6bより前縁部が前方に延長されているため、水平状態に保って下降させた棚5の後凸部5bは、下段レール後7bにより保持され、その後図2(III)に示す状態となる。
そして、上下ストッパー10をガイドとして棚5を奥方(図1中のDの方向)に1/3程度押し込むことで、図2(IV)及び図5に示すように、ストッパー前8及びストッパー後9が、それぞれ下段レール前7aの前縁部及び後縁部に係止されるように落ち込んで、棚5の前後方向の位置ズレが防止されるようになっている。尚、図5(b)は図5(a)を下方から見た図である。
これにより、棚5を下段レール前、後7a,7b上に下降させて、その高さを容易に変更できる。また、上記と逆の手順で、棚5を上段レール前,後6a,6b上に上昇させることができる。
従って、本発明によると、従来のように棚5を完全に抜き取る必要がなく、わずか1/3程度引き出すだけで容易に棚5の高さを変更できる。しかも、庫内開口側に扉ポケット収納用の空間11を設けているため、扉を完全に開き切らなくても、棚5の上記引き出しが行え、使い勝手の向上が図られる。尚、空間11の奥行き方向の長さは、少なくとも棚5の上記引き出しの距離より長い寸法に選ばれている。
そのため、扉を開き切らずに棚5を上下に移し変えることができる。尚、扉を略90°に開き、扉ポケットや扉の一部等が庫内から出て棚5の先端から離れ、棚5を上下に移動させるときに、引き出した棚5の前縁部に前記扉ポケットや扉の一部等が当接しない位置関係となる場合は、空間11の奥行き方向の長さは上記引き出し距離より短くてもよい。
更に本発明の構成を応用することで、上段、中段、下段と三段階に棚5の高さを変更できようにできる。即ち、後方の各々レールの前縁部を上段、中段、下段の順に前方に延長させておき、それに対応する長さの分だけ、前方の各々のレールの後縁部を上段、中段、下段の順に前方に退避させ、前記後凸部5bと前記第2凹部6cとのような遊嵌関係をもたすようにする。
これにより、棚5が上段から中段へ下降したときは、中段の後方のレールに棚5は保持され、中段から下段へ下降したときは、下段の後方のレールに棚5は保持されるため、棚5の前縁部のみを手で保持して所定の距離だけ手前へ引き出して押し込むという簡単な操作で、上段から中段へ、中段から下段へと棚5を移動できる。尚、三段階のみならず、もっと段階多く設けた複数列のレールに対し、レールの強度が許す範囲で、このような構成を応用することで、同様の操作で複数段階に棚5を下方へ移動させることができる。
また、本発明の変形として、図6に示すように、下段レール前,後7a,7bからなる下段レール7と、上段レール前,後6a,6bからなる複数列の上段レール61、62・・・6n-1(nは2以上の自然数)とを等間隔で内箱2の左右側壁に設けることで、n段階に棚5の高さをきめ細かに変更できる。更に、下段レール7bの下にこの下段レール7及び上段レール6の組を複数設けることで、複数の棚5の高さをn段階にきめ細かに変更できる。
更には、レールやレール側に形成される凹部の個数及び棚の側縁部の凹部や凸部の個数は上記の実施形態に限られず、単数であっても2つ以上であってもよい。要は、棚を所定距離引き出したとき、上記のようなレール側の凹部と棚の凸部との遊嵌関係の個数、並びにレールと棚の凹部との遊嵌関係の個数が一致しておればよい。このような棚と庫内左右の側壁との間の遊嵌機構を利用すれば、自由自在に棚の高さを変更できる。
尚、レールと棚の凸部が単数である場合は、レールと棚の凸部で棚を側方で係止させるとともに、内箱の背壁から突出させた突出部により棚を後方で支持又は挟持させておくことで、棚の上下方向の極度のがたつきを防止できる。
特に、そのような遊嵌関係の個数を増やしたときは、上記のように棚と庫内左右の側壁との間の遊嵌機構を利用して棚の高さを変更するための棚の引き出しの距離が棚の側縁部の長さの1/3程度より更に短くて済むようになる。従って、扉の開く角度が小さくても、庫内開口側の空間をうまく利用することで、短い引き出し距離で棚の高さを自由に変更できる。更には、後凸部5b、上段レール後6bの前縁部を後方に移し、それに応じて前凸部5aの後端部を前方に移しても、棚5の上記引き出しの距離を短くできる。ただし、レールの強度等との兼ね合いも勘案して、適切な棚の引き出し距離になるよう、上記の遊嵌関係の個数を設定することが必要である。
尚、上記では、後凸部5b及び第2凹部6c、上段レール前6a及び第1凹部5cが互いに対応した略台形にしてあるため、各々の左右方向の隙間を少し設け、棚5の上下に通過のとき、棚5を左右に揺らすと、各々の傾斜面の隙間関係は広くなり、更に通過しやすくなる。尚、この傾斜面は前後の片側であっても類似の効果は得られる。
また、上記では、上段レール前6a、下段レール前7aは上方から見ると略同一形状であったが、上下2段のレールで棚5を上段・下段に位置させる場合は、下段レール前7aの形状は同一である必要はなく、棚5を支持して耐えうる強度があれば、異なる形状であっても上記と同様の効果は得られる。
また、有効な遊嵌関係が得られる構造であれば、レール、レール側の凹部、棚の凸部及び凹部の形状は、上記の実施形態のような略台形に限定されないことはもちろんである。
そして、前記は凹凸遊嵌構造の一例であるが、例えば、前記各々のレール前やレール後を一つのものにつなぎ、レバーを引くことにより、棚の凸部に対応する前記レールに凹部が生じるような構造にしておくと、棚を前後に移動することなく遊嵌構造にて、棚を上下に移動できるようになる。
また、前記各々のレールが左側に1個づつ備わっている場合であっても、棚により上下二段に分けていた貯蔵室と、前記棚を下げることにより、背の高い貯蔵物が収納できるようになり、チルド室等の収納方式に使い勝手のよい効果が得られる。
そして、前記各々のレールは冷蔵庫の庫内の側壁から突設して設けられているが、逆に凹設して設けて、それに応じた棚形状にしても、上記と同様の効果は得られる。
更に、前記各々の凹部等により生じる開口部は、冷気が前記開口部を通り上方から下方へ流れるのに役立ち、庫内冷気の循環に有効で、庫内をいつも略均一に冷却させる効果を生じる。
尚、前記図2〜図6は、本発明の冷蔵庫の左側についてのものであるが、右側に関しては各図を左右反転した形状となる。
は、本発明に係る冷蔵庫の斜視図である。 は、図1のAの方向から見た棚の側縁部周辺の正面図であり、冷蔵庫の棚の高さを変更する際の手順の一例を説明するための構成を示す図である。 は、図2の手順(I)における上面図(a)及び下面図(b)である。 は、図2の手順(II)における上面図(a)及び下面図(b)である。 は、図2の手順(IV)における上面図(a)及び下面図(b)である。 は、本発明の他の例の冷蔵庫の要部正面図である。 は、本発明に係る冷蔵庫に使用される棚の上面図である。
符号の説明
1 冷蔵庫の本体
2 内箱
3 外箱
4 断熱材
5 棚
5a 前凸部
5b 後凸部
5c 第1凹部
6,61,62・・・6n-1 上段レール
6a 上段レール前
6b 上段レール後
6c 第2凹部
7 下段レール
7a 下段レール前
7b 下段レール後
8 ストッパー前
9 ストッパー後
10 上下ストッパー
11 空間
12 レール台

Claims (5)

  1. 内箱と外箱との間に断熱材を充填して成る冷蔵庫の本体と、
    前記内箱の左右の側壁に該内箱の内部中央側に突設され、棚を摺動可能に支持する支持部と、
    該支持部の前記内部中央側から少なくとも一部を傾斜させて前記側壁側に向かう上下に切り欠いた面と、
    前記棚から前記支持部の下方に延びて、前記支持部の下方との間に所定の隙間を有するように配される上下ストッパーと、
    前記棚に設けられ、該支持部の前記内部中央側から前記側壁側に向かう前記面に係止されるとともに、上下方向で前記所定の隙間の長さよりも短い長さの係り代を有するストッパーと、
    を備え、
    前記棚を持ち上げることにより、前記ストッパーを前記支持部から外し、前記棚を手前に引き出すことにより、前記棚の高さを変更できるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 内箱と外箱との間に断熱材を充填して成る冷蔵庫の本体と、
    前記内箱の左右の側壁に該内箱の内部中央側に突設され、棚を摺動可能に支持する支持部と、
    該支持部の前記内部中央側から前記側壁側にへこんだ凹部と、
    前記棚から前記支持部の下方に延びて、前記支持部の下方との間に所定の隙間を有するように配される上下ストッパーと、
    前記棚に設けられ、前記凹部の前記側壁側から前記内部中央側へ突き出す前記支持部の面に係止されるとともに、上下方向で前記所定の隙間の長さよりも短い長さの係り代を有するストッパーと、
    を備え、
    前記棚を持ち上げることにより、前記ストッパーを前記支持部から外し、前記棚を手前に引き出すことにより、前記棚の高さを変更できるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 棚の側縁部に設けた凸部と、前記凹部とから成る凹凸遊嵌構造を利用して、棚を手前に引き出した際に、前記凸部が前記凹部に嵌合して棚を上下方向に移動可能にしたことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記棚の高さを変更するために上記棚を手前に引き出す距離以上の奥行きを有する空間を、前記庫内の開口側に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記空間は扉の背面側に設けた扉ポケットを収納するための空間であることを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
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