JP5508986B2 - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP5508986B2
JP5508986B2 JP2010178548A JP2010178548A JP5508986B2 JP 5508986 B2 JP5508986 B2 JP 5508986B2 JP 2010178548 A JP2010178548 A JP 2010178548A JP 2010178548 A JP2010178548 A JP 2010178548A JP 5508986 B2 JP5508986 B2 JP 5508986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
movable shelf
movable
rail
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010178548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012037158A (ja
Inventor
郁夫 石橋
雅秀 守谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010178548A priority Critical patent/JP5508986B2/ja
Publication of JP2012037158A publication Critical patent/JP2012037158A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5508986B2 publication Critical patent/JP5508986B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)

Description

本発明の実施形態は、貯蔵庫に関する。
従来、例えば、冷蔵庫などの貯蔵庫に設けられる載置棚を前後に2つに分割して、前側の可動棚を、後側の固定棚の下方に収納可能に構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、載置棚の一部、つまり、可動棚をスライドさせて、載置棚全体の面積を変更可能にすることで、様々な形状の貯蔵物に対応させている。これにより、冷蔵庫内の空間を有効利用するようにしている。
このような載置棚において、固定棚の下面左右両側には、可動棚を内側に抱え込むような形状のレールが設けられている。可動棚は、この左右のレール上を摺動して案内されることで、固定棚の下方にスライドして収納される。この場合、レールを固定棚の前後方向のほぼ全域に亘って設けることにより、可動棚の移動量、即ち、載置棚全体の面積の変化量を最大にしている。
このような構成の載置棚は、一般に、合成樹脂の射出成形品で構成されている。この場合、上記のようなレール形状を形成するためには、射出成形の金型の一部にスライド型を用いて、このスライド型を摺動させて離型する必要がある。
特開2000−146427号公報
しかしながら、上記構成では、固定棚のレールが、該固定棚の前後方向のほぼ全域に亘って設けられているため、スライド型も、そのレール形状に対応させて固定棚の前後方向のほぼ全域に亘ったものが必要となる。この場合、スライド型は、固定棚の表面を、レールが開放されている方向、即ち、固定棚の中央方向に摺動されて離型される。このため、固定棚には、スライド型の摺動によって、スライド型の長さ、つまり、固定棚の前後方向のほぼ全域に亘る長さの傷が、このスライド型が摺動した距離に亘って付く虞があった。この場合、例えば、意匠性等を向上させるために載置棚の上面にガラス板を組込んでインサート成形したものにおいては、ガラス板表面に傷が付くと特に目立つことになる。
そこで、可動棚をスライドするようにした載置棚において、射出成形の際の離型による傷ができるだけ目立たない構成とした貯蔵庫を提供する。
本実施形態の貯蔵庫は、貯蔵室を有する貯蔵庫本体と、前記貯蔵室内に設けられ、貯蔵物が載置される載置棚と、を備え、前記載置棚は、左右両側にレール部を有した固定棚と、該固定棚の前方に位置し、前記レール部に案内されて前記固定棚の下方に収納される可動棚とから構成され、前記レール部は、前記固定棚の前後方向の一部に、前記可動棚を内側に抱え込む形状にして設けられていることを特徴とする。
一実施形態に係る冷蔵庫本体上側の概略構成を示す斜視図 可動棚を固定棚の下方に収納した状態に示す図1相当図 載置棚を示す斜視図 可動棚を固定棚の下方に収納した状態に示す図3相当図 裏側後方から見た固定棚を示す斜視図 載置棚を取外した状態で冷蔵庫上側の概略構成を示す斜視図 棚受部周辺を拡大して示す斜視図 (a)〜(d)は、可動棚が固定棚の下方に収納される様子を経時的に示す図1のA−A線に沿う縦断側面図 (a)〜(d)は、可動棚が固定棚の下方に収納される様子を経時的に示す図1のB−B線に沿う縦断側面図 図1のC−C線に沿う縦断正面図
以下、一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に貯蔵庫本体たる冷蔵庫本体1の上側の構成を示すが、冷蔵庫本体1は、前面が開口した縦長矩形箱状をなす断熱箱体2に、図示しない冷凍サイクルなどが組込まれている。断熱箱体2の内部は、上下及び一部で左右に仕切られ、該断熱箱体2の上部に位置して貯蔵室たる冷蔵室3が設けられている。冷蔵室3の下方には、図示しない野菜室及び冷凍室などが設けられている。冷蔵室3の前面部には、図示しないヒンジ開閉式の断熱扉が設けられる。また、野菜室や冷凍室の前面部には、図示しない引出し式の断熱扉が設けられる。この断熱箱体2は、鋼板製の外箱2a内に、合成樹脂製の内箱2bが収容される形態で構成されている。
冷蔵室3において、上下方向の中央よりやや下側に位置して、貯蔵物などが載置される載置棚4が設けられている。この載置棚4は、前後に2枚に分割されて構成されている。具体的には、可動棚5と、この可動棚5の後方に位置する固定棚6とから構成され、図2に示すように、可動棚5が後方にスライドして固定棚6の下方に収納されるようになっている。
可動棚5は、図3にも示すように、ほぼ横長矩形状の合成樹脂製の外枠7内に、この外枠7よりも一回り小さいほぼ横長矩形板状をなす強化ガラスからなるガラス板8がインサート成形されている。外枠7の裏側後部の左右両側には、図3及び図9に示すように、その一部が下方へ凸状をなす後側摺動部9が設けられている。この後側摺動部9の内側、つまり、後側摺動部9における可動棚5の中心側は、外枠7の裏側後部の左右両縁部からやや内側に位置して立ち下がるようにして設けられた可動棚側案内壁10に、一体にして設けられている。そして、この可動棚側案内壁10の最後部の一部には、図3及び図10に示すように、外側が広くなるように外方に折り曲げられ、後述する固定棚受部20を外側に抱え込むようにして抜止部11が設けられている。この場合、後側摺動部9と抜止部11とは、前後方向においてほぼラップして設けられている。また、外枠7の前縁部は鉤状をなしている。この鉤状の折り返された端には可動棚側係止部12が設けられ、底部には前側摺動部13が設けられている。
固定棚6も、図3に示すように、ほぼ横長矩形状の合成樹脂製の外枠14内に、この外枠14よりも一回り小さいほぼ横長矩形板状をなす強化ガラスからなるガラス板15がインサート成形されている。外枠14には、図5に示すように、裏側の左右両縁部から立ち下がるようにして、該外枠14の前後方向の全長に亘るとともに一部が前方へ突出する形態で、固定棚側案内壁16が設けられている。この場合、左右の固定棚側案内壁16,16の内側間の寸法は、可動棚5の幅方向の外形寸法よりも若干広く設定されている。これにより、可動棚5は、固定棚6の固定棚側案内壁16,16の間に嵌って滑らかに摺動する。
固定棚6の左右両側における前後方向の一部には、レール部17が設けられている。このレール部17は、固定棚側案内壁16の前部に設けられた前側レール部18と、該前側レール部18とは別に固定棚側案内壁16の後部に設けられた後側レール部19とから構成されている。前側レール部18は、固定棚側案内壁16にほぼ垂直にして、前記可動棚5を内側に抱え込むようにして設けられている。この前側レール部18は、図9に示すように、前側水平面18aと、この前側水平面18aよりも後方下方に位置する後側水平面18bとの間を、後へ向かって下降傾斜する傾斜面18cによって滑らかに繋がれている。
後側レール部19は、図5に示すように、固定棚側案内壁16にほぼ垂直にして、前記可動棚5を内側に抱え込むようにして設けられている。この後側レール部19は、図9に示すように、前側レール部18の後端となる後側水平面18bと同等の高さに設けられている。また、前側レール部18の前側水平面18aと後側水平面18b、及び後側レール部19は、それぞれほぼ平行に設けられている。
ちなみに、固定棚6に組込まれるガラス板15の大きさは、前側レール部18及び後側レール部19をそれぞれ左右に平行移動させたときの軌跡と重ならないように設定されている。つまり、固定棚6を射出成形する際の前側レール部18及び後側レール部19のスライド型を、左右に摺動させて離型する際に、これらスライド型は、ガラス板15の表面を摺動しないように構成されている。
同様に、ガラス板15の大きさは、前側レール部18及び後側レール部19を前後に平行移動させたときの軌跡とも重ならないように設定されている。そして、前側レール部18の後端、即ち、後側水平面18bの後端と、後側レール部19前端との間の離間距離は、前側レール部18と後側レール部19のそれぞれ前後方向の長さの和よりも十分に長く設定されている。このため、固定棚6を射出成形する際に、前側レール部18用のスライド型を後方に移動させるとともに、後側レール部19用のスライド型を前方に移動させて、前側レール部18と後側レール部19との間からこれらスライド型を離型させることもできる。
図1、図2、及び図6に示すように、載置棚4は、内箱2bの左右側壁に設けられた、棚受部たる固定棚受部20と、可動棚摺動受部21とによって支持されている。固定棚受部20と可動棚摺動受部21は、図10にも示すように、内箱2bの左右両側壁、即ち、冷蔵室3の左右両側壁から冷蔵室3の内方に突出して一体に設けられている。固定棚受部20は、図9(a)にも示すように、その前後方向について、内箱2bの最後部2cから、一定距離Lを離間させるとともに固定棚6の前後方向の長さとほぼ同じ長さに亘って設けられている。つまり、固定棚受部20の前後方向の長さは、固定棚6の前後方向の長さから前記一定距離Lを減じた長さにほぼ等しい。この場合、前記一定距離Lは、後側摺動部9と抜止部11とのそれぞれ前後方向の長さの合計から後側摺動部9と抜止部11とがラップしている長さを減じたものより若干長く設定されている。なお、内箱2bの最後部2cと固定棚受部20の離間されている部分により、固定棚受部20の奥側に位置して切欠部22が構成されている。また、この場合、後側レール部19は、固定棚受部20の後方に位置している。
ちなみに、本実施形態において、後側摺動部9と抜止部11とは、前後方向についてほぼ同じ長さであり、これらはほぼラップして設けられている。そのため、切欠部22の前後方向の長さ、即ち、前記一定距離Lは、後側摺動部9及び抜止部11の前後方向の長さよりも若干長い距離に設定されている。固定棚受部20の幅は、前側レール部18とほぼ同じ幅に構成されている。この固定棚受部20の最前部には、図7にも示すように、固定棚6の前側レール部18が嵌り込むような凹状の位置決部23が設けられている。図9に示すように、固定棚6の前側レール部18が位置決部23に位置決めされた状態において、前側レール部18の後端、即ち、後側水平面18bと、固定棚受部20の上面とは同等の高さとなるよう設定されている。
可動棚摺動受部21は、図6〜図9に示すように、固定棚受部20に対して、前方に位置するとともに固定棚6のガラス板15の厚さよりもやや長い距離分上方に位置して設けられている。つまり、固定棚受部20と可動棚摺動受部21は、可動棚5が固定棚6の下方に干渉せずにスライドして収納されるのに十分な高低差を有している。そして、この可動棚摺動受部21は、固定棚受部20の前端、即ち、位置決部23の前端から可動棚5の前後方向の長さとほぼ同じ長さに亘って設けられている。また、可動棚摺動受部21の幅は、固定棚受部20の幅とほぼ同じに設定されている。可動棚摺動受部21は、その前部に、最前部がこの可動棚摺動受部21において最も高く位置して後に向かって下降傾斜する傾斜部24を有している。この場合、傾斜部24は、前側レール部18の傾斜面18cとほぼ同じ角度、即ち、傾斜面18cとほぼ平行になっている。
固定棚受部20と可動棚摺動受部21との接続部の裏側には、固定棚受部20側に傾斜面を有するとともに可動棚摺動受部21側に鉛直面を有して凹形状をなす内箱側係止部26が設けられている。可動棚5は、図8(a)及び図9(a)に示すように、抜止部11が内箱側係止部26にスライド可能に嵌り込んで係止されることで、前方への移動が規制されて最前位置に位置決めされる。
内箱2bの左右両側壁において、可動棚摺動受部21の上側には、該可動棚摺動受部21と一体にして内箱側案内壁25が設けられている。この内箱側案内壁25は、可動棚5の左右両側と、内箱2bの左右両側壁との間に生じる隙間を埋める程度の厚さに設けられている。これにより、可動棚5をスライドさせる際に、可動棚5の左右両縁部は内箱側案内壁25に案内されるため、ガタつきなどを防止することができる。また、内箱2bと可動棚5との隙間を埋めることで、載置棚4、特に可動棚5に載置される小さな載置物がこの隙間に落ちてしまうことを防止することができる。
次に、上記構成の作用について説明する。
固定棚6は、固定棚側案内壁16が固定棚受部20に支持されるとともに、前側レール部18が固定棚受部20の位置決部23に嵌り込んで前後方向に位置決め及び支持されている。ここで、載置棚4を最大面積にして使用する場合、可動棚5は、図1、図8(a)及び図9(a)に示すように、最前位置まで引き出される。この状態においては、図10に示すように、可動棚5の抜止部11は、固定棚受部20及び前側レール部18を外側に抱え込んでいる。これにより、可動棚5及び固定棚6、即ち載置棚4は上方への移動が規制されている。
また、この場合、図8(a)及び図9(a)に示すように、可動棚5は、前端に設けられた可動棚側係止部12が傾斜部24の前端に係止されて、後方への移動が規制されている。そして、可動棚5の後端に設けられた抜止部11が内箱側係止部26に係止されて前方への移動が規制されている。これにより、可動棚5は、前後方向の移動が規制される。この状態において、可動棚5は、前端部が可動棚摺動受部21の傾斜部24の最前部に支持されるとともに、後側摺動部9が固定棚6の前側レール部18に支持されている。この場合、可動棚5の上面と、固定棚6の上面は、ほぼ同じ高さで水平に位置している。
次に、載置棚4の面積を変える場合には、図2に示すように、可動棚5を後方にスライドさせて固定棚6の下方に収納させる。この場合、まず、可動棚5の先端を押し上げる。すると、可動棚側係止部12と傾斜部24との係止が解放されて、可動棚5は後方への移動が可能になる。この状態で、可動棚5を後方へ押し込む。すると、可動棚5は、図8(b)及び図9(b)に示すように、後側摺動部9が前側レール部18に案内されて該前側レール部18を移動している間に、前側摺動部13が傾斜部24を移動し、固定棚6の下方に沈み込むようにしてスライドする。
ちなみに、可動棚5の先端を押し上げると、可動棚5は、後側摺動部9を支点として回転される。この場合、可動棚5の前後方向において、支点となる後側摺動部9から離れるほど、上方に移動する距離は大きくなる。ここで、例えば、抜止部11を、後側摺動部9から前方に大きく離間させて設けるとすると、抜止部11は、可動棚5を押し上げたときに可動棚摺動受部21と干渉しないためには下方に長いものとしなければならないという不都合がある。本実施形態においては、後側摺動部9と抜止部11とは前後方向にラップして設けられているため、このような不都合は無い。
その後、可動棚5を押し込むと、図8(c)及び図9(c)に示すように、可動棚5の後側摺動部9は、前側レール部18から固定棚受部20に乗り換えて移動するとともに、前側摺動部13は、可動棚摺動受部21の水平部を移動する。なお、後側摺動部9が、前側レール部18又は固定棚受部20を移動している間は、可動棚5の抜止部11が、前側レール部18又は固定棚受部20を外側に抱え込んでいるため、可動棚5は上方への移動が規制されている。
可動棚5をさらに押し込めると、図8(d)及び図9(d)に示すように、可動棚5は、後側摺動部9が固定棚受部20から後側レール部19に乗り移って該後側レール部19に支持されるとともに、可動棚側係止部12が前側レール部18の前端に係止されて後方への移動が規制される。これにより、可動棚5は、固定棚6の後部下方、即ち、固定棚6の最奥位置までスライドして収納される。
ここで、載置棚4を取外す場合を説明する。図8(d)及び図9(d)に示すように、可動棚5が固定棚6の最奥位置にスライドされて収納されている状態においては、可動棚5の後側摺動部9と抜止部11は、固定棚6の後側レール部19を挟み込むように位置している。また、抜止部11は、切欠部22と前後方向にほぼ重なって位置している。この状態では、抜止部11は固定棚受部20を外側に抱え込んでいないため、可動棚5は上方への移動が規制されていない。また、可動棚5は、後側摺動部9と抜止部11とで固定棚6の後側レール部19を挟み込んでいるため、可動棚5を持ち上げると、これに追従して固定棚6も持ち上げられる。これにより、載置棚4、即ち、可動棚5及び固定棚6を同時に持ち上げて取外すことができる。ちなみに、載置棚4を取外した状態で、可動棚5を前方へスライドさせると、可動棚5を固定棚6から取外すことができる。可動棚5を固定棚6に取付けるときは、この逆の手順で行う。
上記した一実施形態によれば次のような作用効果を得ることができる。
本実施形態の構成によれば、冷蔵室3内に設けた載置棚4は、左右両側にレール部17を有した固定棚6と、固定棚6の前方に位置し、レール部17に案内されて固定棚6の下方に収納される可動棚5とから構成されている。そして、レール部17は、固定棚6の前方に設けられた前側レール部18と、後方に設けられた後側レール部19とから構成され、それぞれ可動棚5を内側に抱え込む形状にして設けられている。この構成によれば、レール部17は、固定棚6の左右両側において前後方向の一部に設けられている。このため、射出成形の際にレール部17を成形するスライド型は、該レール部17に対応させて固定棚6の前後方向の一部の長さに亘って設ければ良い。従って、固定棚6の表面を、該固定棚6の前後方向のほぼ全域に亘ったスライド型が摺動することはない。このため、スライド型の離型の際の摺動による傷は、固定棚6の前後方向のほぼ全域に亘って付くことはなく、傷が付いたとしても、レール部17の長さ、即ち、固定棚6の前後方向の一部の長さに抑えることができる。これにより、射出成形の際の離型による傷をできるだけ目立たないようにすることができる。
また、特に固定棚6の上面にガラス板15を組込んでインサート成形する場合において、スライド型は、ガラス板15を避けて、該ガラス板15の無い部分を摺動する。このため、スライド型の離型によってガラス板15に傷が付くこともない。これにより、意匠性等を向上させるために、載置棚4、特に固定棚6の上面にガラス板15を組込んでインサート成形したものにおいても、ガラス板15の表面に射出成形の際の離型による傷が付くことを防ぐことができる。
また、レール部17の前側レール部18は、固定棚6の前部に設けられているため、可動棚5の移動量を大きく確保することができる。
そして、前側レール部18は、後に向かって下降傾斜して設けられているため、可動棚5を前側レール部18に案内させて固定棚6の下方に滑らかにスライドさせることができる。
さらに、冷蔵室3内の左右両側壁には、可動棚5を受けてスライドさせる固定棚受部20が設けられ、前側レール部18の後端は、固定棚受部20と同等の高さに設けられている。これによれば、可動棚5は、前側レール部18と固定棚受部20との間を滑らかに乗り換えて移動することができる。
また、レール部17は、前側レール部18とは別に、後側レール部19を有して構成され、この後側レール部19は、固定棚受部20の後方であって同等の高さに位置して設けられている。これによれば、可動棚5は、固定棚受部20と後側レール部19との間を滑らかに乗り換えて移動することができる。
可動棚5の裏側後部の左右両側には、前側レール部18及び後側レール部19をスライドする後側摺動部9が設けられている。可動棚5を最前位置まで引き出した状態においては、後側摺動部9は前側レール部18に支持されている。この場合、可動棚5は、固定棚6の前側レール部18に上下に挟み込まれている。また、可動棚5は、最前位置から後方に移動させるときには、前側レール部18から固定棚受部20に乗り換えて移動する。この場合も、可動棚5は、固定棚6の前側レール部18に上下に挟み込まれている。これにより、可動棚5が最前位置に位置している場合、又は最前位置から後方に移動されている場合に、固定棚6が下から突き上げられたとしても、固定棚6のみが浮き上がることを防止することができる。
そして、後側摺動部9は、可動棚5を最奥位置まで収納した状態においては、後側レール部19に支持されている。また、内箱2bの最後部2cと固定棚受部20の離間されている部分により、固定棚受部20の奥側に位置して切欠部22が構成され、可動棚5の裏側最奥部付近の左右両側には、固定棚受部20を外側に抱え込む形状をなす抜止部11が設けられている。この抜止部11は、可動棚5が最前位置まで引き出された状態においては、固定棚受部20及び前側レール部18を外側に抱え込んでいる。これにより、可動棚5及び固定棚6、即ち載置棚4は上方への移動が規制されている。また、可動棚5が最奥位置まで収納された状態においては、抜止部11は、切欠部22と前後方向にほぼ重なって位置している。これにより、抜止部11は固定棚受部20を外側に抱え込んでいないため、可動棚5は上方への移動が規制されていない。
つまり、可動棚5は、最前位置の状態では上方向に移動が規制されて外れないようになっているが、最奥位置の状態では上方向の移動の規制がされないため外れるようになっている。この構成によれば、載置棚4は、可動棚5を最前位置まで引き出して、載置棚4の面積を最大にして使用する場合は、載置棚4が浮いたり不用意に外れたりしないが、可動棚5を最奥位置に収納させた状態では、容易に外すことができる構成となっている。
可動棚5を最奥位置に収納した状態では、後側摺動部9と抜止部11は、固定棚6の後側レール部19を挟み込むように位置している。このため、載置棚4、即ち、可動棚5及び固定棚6を同時に持ち上げて取外すことができるようになっている。ここで、後側摺動部9と抜止部11とが、前後方向に離間して設けられていると、後側レール部19を挟み込むために該後側レール部19はその分前後方向に長くする必要がある。本実施形態では、後側摺動部9と、抜止部11とは、前後方向においてほぼラップして設けられている。これにより、後側レール部19は、後側摺動部9及び抜止部11の長さとほぼ同じ長さに設けるだけで良く、従って、後側レール部19を短く設定することができる。
ちなみに、可動棚5を固定棚6に干渉せずに収納するためには、可動棚5全体を後方にスライドさせるとほぼ同時に、固定棚6の厚さ分、即ち、ガラス板15の厚さよりも十分下方に移動させる必要がある。本実施形態においては、可動棚5の裏側前部の左右両側には、固定棚受部20をスライドする前側摺動部13が設けられている。固定棚受部20は、その前部が後に向かって下降傾斜する傾斜部24を有している。可動棚5は、後側摺動部9が前側レール部18を移動している間に、前側摺動部13が傾斜部24の少なくとも一部を移動し、固定棚6の下方に沈み込むようにしてスライドする。この構成においては、可動棚5全体を後方にスライドさせるとほぼ同時に下方に沈み込ませることができ、よって可動棚5を干渉なく固定棚6の下方に収納することができる。
さらに、固定棚受部20は、前側レール部18を位置決めする位置決部23を有している。これによれば、載置棚4を取付ける際は、可動棚5と固定棚6とを組み合わせた後、前側レール部18を位置決部23に合せて固定棚受部20に載せるだけで良いので、容易に取付けることができる。
以上のように、本実施形態の貯蔵庫によれば、貯蔵室を有する貯蔵庫本体と、前記貯蔵室内に設けられ、貯蔵物が載置される載置棚と、を備え、前記載置棚は、左右両側にレール部を有した固定棚と、該固定棚の前方に位置し、前記レール部に案内されて前記固定棚の下方に収納される可動棚とから構成され、前記レール部は、前記固定棚の前後方向の一部に、前記可動棚を内側に抱え込む形状にして設けられている。この構成によれば、射出成形の際にレール部を成形するスライド型は、該レール部に対応させて固定棚の一部の長さに亘って設ければ良い。従って、固定棚の表面を、該固定棚の前後方向のほぼ全域に亘ったスライド型が摺動することはない。このため、スライド型の摺動による傷は、固定棚の前後方向のほぼ全域に亘って付くことはなく、傷が付いたとしても、レール部の長さ、即ち、固定棚の前後方向の一部の長さに抑えることができる。これにより、射出成形の際の離型による傷をできるだけ目立たないようにすることができる。
上記実施形態では、固定棚受部20及び可動棚摺動受部21は内箱2bと一体に設ける構成としたが、これに限らず、固定棚受部20及び可動棚摺動受部21をそれぞれ別部材として設ける構成でも良い。
また、可動棚5にはガラス板8を、固定棚6にはガラス板15をそれぞれインサート成形する構成としたが、可動棚5及び固定棚6を全て樹脂製としても良い。
さらに、貯蔵庫は、冷蔵庫に限られず、ワインクーラーや冷凍あるいは冷蔵ショーケース、又は温蔵庫などとしても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は冷蔵庫本体(貯蔵庫本体)、3は冷蔵室(貯蔵室)、4は載置棚、5は可動棚、6は固定棚、9は後側摺動部、11は抜止部、13は前側摺動部、17はレール部、18は前側レール部、19は後側レール部、20は固定棚受部(棚受部)、22は切欠部、23は位置決部、24は傾斜部を示す。

Claims (12)

  1. 貯蔵室を有する貯蔵庫本体と、
    前記貯蔵室内に設けられ、貯蔵物が載置される載置棚と、を備え、
    前記載置棚は、左右両側にレール部を有した固定棚と、該固定棚の前方に位置し、前記レール部に案内されて前記固定棚の下方に収納される可動棚とから構成され、
    前記レール部は、前記固定棚の前後方向の一部に、前記可動棚を内側に抱え込む形状にして設けられていることを特徴とする貯蔵庫。
  2. 前記レール部は、前記固定棚の前部に設けられた前側レール部を有して構成されていることを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫。
  3. 前記前側レール部は、後に向かって下降傾斜して設けられ、
    前記可動棚は、前記前側レール部に案内されて前記固定棚の下方にスライド可能であることを特徴とする請求項2記載の貯蔵庫。
  4. 前記貯蔵室内の左右両側壁には、前記可動棚を受けてスライドさせる棚受部が設けられ、
    前記前側レール部の後端は、前記棚受部と同等の高さに設けられていることを特徴とする請求項3記載の貯蔵庫。
  5. 前記レール部は、前記前側レール部とは別に、前記固定棚の後部に設けられた後側レール部を有して構成されていることを特徴とする請求項4記載の貯蔵庫。
  6. 前記後側レール部は、前記棚受部の後方に位置していることを特徴とする請求項5記載の貯蔵庫。
  7. 前記可動棚の裏側後部の左右両側には、前記レール部をスライドする後側摺動部が設けられ、
    該後側摺動部は、前記可動棚を最前位置まで引き出した状態においては、前記前側レール部に支持されていて、前記可動棚を前記最前位置から後方へ移動させるときには、前記前側レール部から前記棚受部に乗り換えて移動することを特徴とする請求項4から6いずれか一項記載の貯蔵庫。
  8. 前記後側摺動部は、前記可動棚を最奥位置まで収納した状態においては、前記後側レール部に支持されていることを特徴とする請求項7記載の貯蔵庫。
  9. 前記棚受部の奥側に切欠部を有し、
    前記可動棚の裏側最奥部付近の左右両側には、前記棚受部を外側に抱え込む形状をなす抜止部が設けられ、
    前記抜止部は、少なくとも前記可動棚が前記最前位置まで引き出された状態においては、前記棚受部を抱え込んで前記可動棚の上方への移動を規制し、前記可動棚が前記最奥位置まで収納された状態においては、前記切欠部に位置して前記可動棚の上方への移動を規制しないことを特徴とする請求項8記載の貯蔵庫。
  10. 前記可動棚において、前記後側摺動部と、前記抜止部とは、前後方向において少なくとも一部がラップして設けられていることを特徴とする請求項9記載の貯蔵庫。
  11. 前記可動棚の裏側前部の左右両側には、前記棚受部をスライドする前側摺動部が設けられ、
    前記棚受部は、その前部が後に向かって下降傾斜した傾斜部を有し、
    前記可動棚は、前記後側摺動部が前記前側レール部を移動している間に、前記前側摺動部が前記傾斜部の少なくとも一部を移動することを特徴とする請求項7から10いずれか一項記載の貯蔵庫。
  12. 前記棚受部は、前記前側レール部を位置決めする位置決部を有していることを特徴とする請求項4から11いずれか一項記載の貯蔵庫。
JP2010178548A 2010-08-09 2010-08-09 貯蔵庫 Active JP5508986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010178548A JP5508986B2 (ja) 2010-08-09 2010-08-09 貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010178548A JP5508986B2 (ja) 2010-08-09 2010-08-09 貯蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012037158A JP2012037158A (ja) 2012-02-23
JP5508986B2 true JP5508986B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=45849347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010178548A Active JP5508986B2 (ja) 2010-08-09 2010-08-09 貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5508986B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101504361B1 (ko) * 2008-09-18 2015-03-19 엘지전자 주식회사 냉장고의 선반
CN102829604B (zh) * 2012-09-19 2015-01-21 合肥美的电冰箱有限公司 搁架组件和具有该搁架组件的冰箱
CN103900317B (zh) * 2012-12-28 2017-11-10 博西华电器(江苏)有限公司 冰箱
CN103185449B (zh) * 2013-03-15 2016-04-27 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种可折叠的冰箱层架及冰箱
US9033438B2 (en) * 2013-03-15 2015-05-19 Electrolux Home Products, Inc. Shelf assembly for a refrigerator
DE102016224389A1 (de) * 2016-12-07 2018-06-07 BSH Hausgeräte GmbH No-Frost-Haushaltskältegerät mit zur Rückwand dichtender Trennplatte
JP2019044980A (ja) * 2017-08-29 2019-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3659821B2 (ja) * 1998-11-09 2005-06-15 シャープ株式会社 載置棚
JP4366832B2 (ja) * 2000-05-09 2009-11-18 三菱電機株式会社 冷蔵庫の棚装置
JP2002090054A (ja) * 2000-09-20 2002-03-27 Fujitsu General Ltd 冷蔵庫の棚装置
JP2006087777A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Kawajun Co Ltd スライド式商品陳列棚
JP2006170546A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Hitachi Home & Life Solutions Inc 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012037158A (ja) 2012-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5508986B2 (ja) 貯蔵庫
EP2549212B1 (en) Refrigerator
KR101880098B1 (ko) 냉장고
EP2551617B1 (en) Refrigerator
JP2009228948A (ja) 冷蔵庫
KR20110010405A (ko) 냉장고
CN103827611B (zh) 冰箱
KR20100008104A (ko) 냉장고용 야채박스 및 그를 구비한 냉장고
US8162422B2 (en) Refrigerator
KR101869556B1 (ko) 냉장고
CN104677024B (zh) 冰箱
TWI570375B (zh) 冰箱
KR101949958B1 (ko) 냉장고
JP7247284B2 (ja) 冷蔵庫
CN103765138B (zh) 冰箱
JP5091586B2 (ja) 冷蔵庫
JP2010038497A (ja) 冷蔵庫
JP7127816B2 (ja) 冷蔵庫
JP2013057472A (ja) 冷蔵庫
JP7284637B2 (ja) 冷蔵庫
WO2023157216A1 (ja) 冷蔵庫
JP2010181071A (ja) 冷蔵庫
JP7335865B2 (ja) 冷蔵庫
CN112424549B (zh) 一种冰箱用支撑部件以及具备该支撑部件的冰箱
JP2014066434A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130610

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20140129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140217

TRDD Decision of grant or rejection written
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5508986

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350