JP7284637B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵庫庫内の貯蔵室、例えば野菜室や冷凍室に、食品を収納するための引き出し式容器を設けることが公知である。引き出し式容器は、食品の収納や取り出しの際の利便性の為に、下段ケースと、下段ケースの上方に載置された上段ケースとの二段のケースで構成されていることがある。この場合、下段ケースが手前に引き出される際に上段ケースが連動して一緒に引き出されるタイプと、下段ケースが手前に引き出されても、上段ケースが連動して引き出されないタイプとが存在する。しかし、いずれのタイプであるかは、冷蔵庫の設計によって決まっているため、ユーザの好みに応じて切り替えることができなかった。
特開2001-349665号公報
そこで、下段ケースと上段ケースとが設けられた引き出し式容器を備える冷蔵庫において、下段ケースを引き出そうとした場合に、上段ケースが連動して一緒に引き出される態様と、上段ケースが連動せずに貯蔵室内に残る態様と、を簡単に切り替えることができる冷蔵庫を提供する。
実施形態の冷蔵庫は、内部に貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、前記貯蔵室に出し入れ可能に構成された引き出し式の下段ケースと、前記貯蔵室に出し入れ可能に構成され前記下段ケースの上方に設けられた上段ケースと、を備える。前記上段ケースは、前後方向の面のうち一方の面を手前に向けて設置する第1態様と、他方の面を手前に向けて設置する第2態様と、を選択的に切り替えて前記貯蔵室に設置することができ、前記第1態様で前記上段ケースを設置した場合、前記下段ケースが手前に引き出されると前記上段ケースも共に引き出され、前記第2態様で前記上段ケースを設置した場合、前記下段ケースが手前に引き出されても前記上段ケースは貯蔵室内に残る。前記冷蔵庫本体は、前記貯蔵室の左右側面に設けられ前後方向に延びる上段ケース用レールを備える。前記上段ケースは、前記上段ケースの前記上段ケース用レールに沿った移動を案内するガイド部と、前記上段ケースが前記下段ケースと共に所定位置よりも前方に引き出された状態において前記下段ケースに支持される被支持部と、前記上段ケースを前記第1態様で設置した場合における前記上段ケースの前後方向の中心よりも手前寄りに設けられた係合部と、を備える。前記下段ケースは、前記上段ケースが前記所定位置よりも手前に引き出された状態において前記被支持部を支持することができる支持部と、前記第1態様で前記上段ケースが設置された場合には前記係合部と係合可能で、かつ、前記第2態様で前記上段ケースが設置された場合には前記係合部と係合不可である被係合部と、を備える。前記上段ケースは、前記第2態様で前記上段ケースが設置された場合に所定位置まで前記下段ケースを引き出すと前記下段ケースに設けられた係止部に係止される被係止部を備える。前記下段ケースは、前記第1態様で前記上段ケースが設置された場合において前記下段ケースに対して前記上段ケースを相対的に前後方向へ移動する際に前記被係止部を係止することなく前記係止部を前後方向に越えて通過させることが可能な通過部を備える。
一実施形態による冷蔵庫の概略構成の一例を示す斜視図 一実施形態による冷蔵庫について、上段ケースと下段ケースとを冷蔵庫本体から外してそれらの概略構成の一例を示す斜視図 一実施形態による冷蔵庫について、第1態様で上段ケースが設置された場合を示す縦断側面図(その1) 一実施形態による冷蔵庫について、図3のX4-X4線に沿った断面を示す図 一実施形態による冷蔵庫について、第1態様で上段ケースが設置された場合を示す縦断側面図(その2) 一実施形態による冷蔵庫について、第1態様で上段ケースが設置された場合を示す縦断側面図(その3) 一実施形態による冷蔵庫について、第2態様で上段ケースが設置された場合を示す縦断側面図(その1) 一実施形態による冷蔵庫について、図7のX8-X8線に沿った断面を示す図 一実施形態による冷蔵庫について、第2態様で上段ケースが設置された場合を示す縦断側面図(その2) 一実施形態による冷蔵庫について、第2態様で上段ケースが設置された場合を示す縦断側面図(その3)
以下、一実施形態による冷蔵庫について、図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、冷蔵庫1の概略構成について説明する。図1に示すように、冷蔵庫1は、前面が開口した縦長矩形箱状の冷蔵庫本体10内に、複数の貯蔵室を有して構成されている。以下の説明では、冷蔵庫本体10の開口側を、冷蔵庫1の前側とし、開口とは反対側を、冷蔵庫1の後ろ側とする。また、冷蔵庫1を図1の姿勢で床面に設置した場合における重力方向に対する上下方向を、冷蔵庫1の上下方向とする。また、図1の冷蔵庫1を前側から見た場合における左右方向を、冷蔵庫1の左右方向とする。
図1に示すように、冷蔵庫1は、冷蔵庫本体10を主体として構成されている。冷蔵庫本体10は、前面が開口した断熱性を有する箱体で構成されており、内部に複数の貯蔵室を有している。冷蔵庫本体10は、貯蔵物を貯蔵するための複数の貯蔵室として、例えば冷蔵室11、野菜室12、製氷室13、小冷凍室14、及び冷凍室15を備えている。冷蔵室11、野菜室12は、冷蔵温度帯の貯蔵室である。また、製氷室13、小冷凍室14、及び冷凍室15は、冷凍温度帯の貯蔵室である。
冷蔵室11は、冷蔵庫本体10の最上部に設けられている。野菜室12は、冷蔵室11の下方に設けられている。製氷室13及び小冷凍室14は、野菜室12の下方にあって、左右に並べて設けられている。冷凍室15は、製氷室13及び小冷凍室14の下方、つまり冷蔵庫本体10の最下部に設けられている。
冷蔵庫1は、冷蔵室扉111、112、野菜室扉121、製氷室扉131、小冷凍室扉141、及び冷凍室扉151を備えている。冷蔵室扉111、112は、例えば観音開きのヒンジ開閉式の扉であって、冷蔵室11の前側の開口を開閉する。野菜室扉121、製氷室扉131、小冷凍室扉141、及び冷凍室扉151は、いずれも引き出し式であって、それぞれ野菜室12、製氷室13、小冷凍室14、及び冷凍室15の前側の開口を開閉する。
例えば野菜室12及び冷凍室15の内部には、下段ケース20と上段ケース30との少なくとも二段のケースが設けられている。下段ケース20と上段ケース30とは、野菜室12及び冷凍室15に出し入れ可能に構成された引出し式のケースである。次に、野菜室12を例に、下段ケース20及び上段ケース30の構成について図2から図10を参照して説明する。
図2に示すように、下段ケース20は、上方が開放した容器状に形成され、前面部21と、左右の側面部22と、背面部23と、底部24と、を備える。前面部21は、下段ケース20の前側の壁部であり、下段ケース20の前面を形成する。側面部22は、下段ケース20の左右の壁部であり、下段ケース20の左右側面を形成する。背面部23は、下段ケース20の後ろ側の壁部であり、下段ケース20の背面を形成する。そして、底部24は、下段ケース20の底壁部であり、下段ケース20の底面を形成する。
上段ケース30は、下段ケース20の上方に設けられており、下段ケース20に対して相対的にスライド可能に構成され、かつ、前後の向きを切り替えて配置可能に構成されている。上段ケース30は、上方が開放した容器状に形成され、第1面部31と、第2面部32と、左右の側面部33と、底面部34と、を備える。第1面部31及び第2面部32は、上段ケース30の前面又は背面を形成する。
この場合、図2に示すように、第1面部31を前側にし、第2面部32を後ろ側にして上段ケース30を配置した場合には、第1面部31は、上段ケース30の前面つまり正面部を形成し、第2面部32は上段ケースの背面を形成する。また、上段ケース30を、図2に示すものから前後方向の向きを反転させた場合、第1面部31は、上段ケース30の背面を形成し、第2面部32は上段ケースの前面つまり正面部を形成する。
側面部33は、上段ケース30の左右の面を形成する。底部24は、上段ケース30の底面を形成する。なお、下段ケース20及び上段ケース30は、それぞれ、上方が開放していなくても良い。すなわち、下段ケース20及び上段ケース30は、上方の一部が開放され、他の一部が板状の部材等によって閉塞されていても良い。また、下段ケース20及び上段ケース30は、蓋等によって上方の一部又は全部が開閉可能に構成されていても良い。
本実施形態では、上段ケース30の前後方向の寸法である奥行は、下段ケース20の前後方向の寸法である奥行よりも短く設定されている。なお、上段ケース30の奥行は、下段ケース20の奥行と等しくとも良い。そして、本実施形態では、図3及び図7に示すように、下段ケース20と上段ケース30とが貯蔵室12の内部に完全に収納された状態において、上段ケース30の後端部、すなわち第1面部31及び第2面部32のうち後側に位置する面は、下段ケース20の背面部23よりも前方に位置している。ここで、貯蔵室12の内部に完全に収納された状態とは、下段ケース20と上段ケース30とが最奥部まで押し込まれた状態である。つまり、野菜室扉121が閉状態である場合における下段ケース20と上段ケース30との収納状態である。また、上段ケース30の前端部、すなわち第1面部31及び第2面部32のうち前側に位置する面は、下段ケース20の前面部21よりも後方に位置している。更に、下段ケース20の左右方向の中心と上段ケース30の左右方向の中心とは一致している。
下段ケース20は、野菜室12の下方に前後方向に移動可能に設けられ、その前面部21が野菜室扉121に取り付けられている。そのため、野菜室扉121が前方に引き出されると、下段ケース20も一緒に前方に引き出される。なお、野菜室扉121をヒンジ回動式の回転扉としても良い。その場合、下段ケース20に取手を設け、下段ケースを直接引き出すことができるようにしても良い。また、図3、4に示すように、下段ケース20は、例えば3段引きのスライドレール16を介して貯蔵室12の左右の側面122に取り付けられており、これにより前後方向にスライド可能に構成されている。
貯蔵室12は、上段ケース用レール123を備える。上段ケース用レール123は、貯蔵室12の左右の側壁122から内方に向かって突出して設けられており、例えば貯蔵室12の左右の側面122と一体成型されている。上段ケース用レール123は、スライドレール16の上方に設けられており、前後方向に延びている。
上段ケース30は、図2等に示すように、ガイド部35、被支持部36、係合部37、取手38、及び被係止部39を備える。ガイド部35は、上段ケース30と一体成型され、上段ケース30の側面部33から左右に張り出して設けられている。ガイド部35は、上段ケース用レール123の上面に接しながら前後方向に移動し、上段ケース30の上段ケース用レール123に沿った移動を案内する。また、上段ケース30は、野菜室12の内部に完全に収納された状態から、第1の所定の位置まで引き出されるまでの間、ガイド部35において、上段ケース用レール123を介して、冷蔵庫本体10に支持されている。
本実施形態では、ガイド部35は、左右の側面部33にそれぞれ2つ設けられているが、上段ケース30が水平方向のバランスを崩さずに支持される態様であれば、ガイド部35の数は問わない。また、本実施形態では、ガイド部35は上段ケース用レール123に沿って摺動するが、このような態様に限られず、例えばローラーによって、上段ケース30の上段ケース用レール123に沿った移動が実現されていても良い。
被支持部36は、側面部33に設けられており前後方向に延びている。被支持部36は、上段ケース30が下段ケース20と共に手前に引き出された場合に、第1の所定位置において下段ケース20に当接する。そのため、第1の所定位置よりも手前側の位置では、上段ケース30は、被支持部36を介して、下段ケース20の後述する支持部25に支持される。
つまり、上段ケース30は、野菜室12内部に完全に収納された状態から第1の所定位置に引き出されるまでの間は、ガイド部35が上段ケース用レール123に接触しており、これによりガイド部35及び上段ケース用レール123を介して冷蔵庫本体10に支持されている。この場合、上段ケース30の被支持部36は、下段ケース20の後述する支持部25に接触していない、つまり支持部25から浮いた状態である。また、上段ケース30は、下段ケース20と共に第1の所定位置よりも手前側に引き出された状態では、ガイド部35が上段ケース用レール123から離れ、被支持部36が下段ケース20によって支持される。
係合部37は、上段ケース30の左右の側面部33に設けられており、上段ケース30の前後方向の中心に対して一端側寄りに位置している。本実施形態では、係合部37は、前後方向に延びる被支持部36の一端部に設けられている。この場合、係合部37は、左右の側面部33において、上段ケース30の前後方向における第1面部31側に設けられている。また、係合部37は、被支持部36の一端部から下方に突出しており、被支持部36と一体に形成されている。
この場合、図3に示すように係合部37が上段ケース30の前側に位置している状態を第1態様とする。すなわち、上段ケース30において、第1面部31が前側に位置し第2面部32が後側に位置している態様を、第1態様とする。また、図7に示すように係合部37が上段ケース30の後側に位置している状態を第2態様とする。すなわち、上段ケース30において、第2面部32が前側に位置し第1面部31が後側に位置している態様を、第2態様とする。上段ケース30は、この第1態様と第2態様とを選択的に切り替えて、野菜室12に設置すなわち下段ケース20の上方に配置することができる。
本実施形態では、係合部37は、垂直面371と傾斜面372とを備えている。垂直面371は、第1態様で上段ケース30が設置された場合において、係合部37の前側に位置する面つまり係合部37を含む被支持部36の前端面であり、鉛直方向に延びている。すなわち、垂直面371は、下段ケース20及び上段ケース30の移動方向に対して垂直方向の面を構成している。傾斜面372は、係合部37を被支持部36をと接続する部分である。傾斜面372は、係合部37の下端から被支持部36に向かって傾斜した面を構成している。この場合、傾斜面372は、第1態様で上段ケース30が設置された場合において、後方に向かって上昇する傾斜面を形成している。そして、垂直面371の下端と傾斜面372の下端とは、水平方向に延びている。
取手38は、第1面部31及び第2面部32のそれぞれの上端部に設けられている。取手38は、第1面部31及び第2面部32の上端部から前後方向に突出して設けられており、ユーザが上段ケース30を出し入れする際に手を掛けるなどして使用される。
被係止部39は、上段ケース30に複数、この場合2つ設けられている。被係止部39は、第1態様で上段ケース30を設置した場合、上段ケースの中心よりも後方寄りに位置する。本実施形態では、被係止部39は、底部24の後部から下方に突出して設けられている。2つの被係止部39は、上段ケース30の左右方向の中心に対して非対称に設けられている。
下段ケース20は、支持部25、被係合部26、係止部27、通過部28、及び逃げ部29を備えている。支持部25は、上段ケース30が第1の所定位置よりも手前に引き出された状態において、被支持部36を介して上段ケース30を支持する。支持部25は、下段ケースの左右の側面部22に設けられている。本実施形態では、支持部25は、下段ケース20の左右の側面部22の上端部に設けられている。
被係合部26は、支持部25の前寄りに設けられており、側面部22の上端部に溝を切り欠いて形成されている。本実施形態では、被係合部26は、支持部25の前端部に設けられている。つまり、被係合部26は、上段ケース30を第1態様で設置した場合において、下段ケース20と上段ケース30とが完全に収納された状態で、係合部37と係合する位置に設けられている。被係合部26は、第1態様で上段ケース30が設置された場合に、係合部37と係合する形状に形成されている。すなわち、前面部が概ね鉛直方向に延び、後面部は後方に向かって上昇する傾斜面を形成し、底面部は概ね水平方向に延びる。
係止部27は、下段ケース20の後方に設けられる。本実施形態では、係止部27は、下段ケース20の背面部23の上端部分によって構成されている。係止部27は、図7及び図8に示すように、上段ケース30が第2態様で設置されている状態において、下段ケース20に対して上段ケース30を相対的に移動させた場合に、上段ケース30の被係止部39を係止するように構成されている。この場合、上段ケース30の被係止部39が下段ケース20の係止部27つまり背面部23に係止する際における、下段ケース20と上段ケース30との相対的な位置を、第2の所定位置とする。
通過部28は、背面部23の上端部を切り欠いて設けられている。通過部28は、複数、この場合2つ設けられている。複数、この場合2つの通過部28は、下段ケース20の左右方向の中心に対して非対称の位置に備えられている。これら2つの通過部28は、第1態様で上段ケース30が設置された場合に、上段ケース30の被係止部39と対応する位置に設けられている。本実施形態では、通過部28は、それぞれ矩形に形成されているが、これに限られず、被係止部39が前後方向に通過できる形状であればどのような形状であっても良い。例えば、通過部28は多角形、台形、円形の一部分、楕円形の一部分であっても良い。
逃げ部29は、下段ケース20の側面部22の上端部にあって、支持部25の後端部に隣接して設けられている。この場合、逃げ部29は、側面部22の上端部を支持部25の後端部から背面部23まで切り欠いて形成されている。図7に示すように上段ケース30が第2態様で設置された場合、下段ケース20と上段ケース30とが野菜室12内部に完全に収納された位置では、上段ケース30の係合部37は逃げ部29と対応する位置に位置する。すなわち、上段ケース30を第2態様で配置した場合において、上段ケース30が下段ケース20に対して前後方向に移動する際に、係合部37と逃げ部29とは相互に干渉しないように構成されている。
次に、下段ケース20及び上段ケース30を出し入れする際の動作態様について説明する。まず、下段ケース20が第1態様で配置されている場合について、図3~図6を参照して説明する。図3に示すように上段ケース30が第1態様で設置されており、貯蔵室12の奥方に位置して貯蔵室12内に完全に収納されている場合、上段ケース30の係合部37は、下段ケース20の被係合部26の内側に入り込んで係合している。この状態から下段ケース20が手前に引き出されると、上段ケース30は、係合部37と被係合部26との係合関係によって下段ケース20に引っ張られる。そのため、上段ケース30は下段ケース20に連動して一緒に引き出される。
上段ケース30が第1態様で設定されている場合、上段ケース30は、下段ケース20に対して前後方向に相対的に移動することができる。例えば下段ケース20及び上段ケース30が最前端まで引き出されている状態において、上段ケース30は、後方に押し込まれることにより、下段ケース20から独立して前後方向に移動することができる。この場合、ユーザは、上段ケース30の第1面部31に設けられた取手38を持ちながら後方やや上方に押し上げることで、係合部37が被係合部26から外れる。これにより、上段ケース30は、下段ケース20に対して自由に移動できるようになる。
この場合、上段ケース30の被係止部39は、上段ケース30を第1態様で配置した場合に、下段ケース20の通過部28を通過可能に構成されている。そのため、第1態様の状態において上段ケース30を前後方向に移動させた場合に、上段ケース30の被係止部39は、下段ケース20の通過部28を通り、背面部23つまり係止部27を越えて、前後方向に移動することができる。
また、図5に示す状態において、上段ケース30の係合部37は、下段ケース20の被係合部26の内側に入り込んで係合している。そのため、下段ケース20に連動させて上段ケース30を引き出す場合と同様に、ユーザは、下段ケース20を押し込むことで、下段ケース20と共に上段ケース30を押し込むつまり貯蔵室12内に収納することができる。
この場合、図5に示すように下段ケース20及び上段ケース30が最前端まで引き出された状態から、下段ケース20が後方に押し込まれると、上段ケース30も連動して一緒に押し込まれる。そして、上段ケース30が第1の所定位置まで移動すると、上段ケース30のガイド部35が上段ケース用レール123に支持されるようになり、被支持部36は支持部25から離れる。その後更に下段ケース20を後方に押し込むと、被係合部26と係合部37とを介して上段ケース30も一緒に方向に押し込まれる。そして、下段ケース20が貯蔵室12内部に完全に収納されると、それに伴い上段ケース30も貯蔵室12内部に完全に収納される。
次に、下段ケース20が第2態様で配置されている場合について、図7~図10を参照して説明する。図7に示すように上段ケース30が第2態様で設置されており、貯蔵室12の奥方に位置して貯蔵室12内に完全に収納されている場合、上段ケース30の係合部37は、下段ケース20の被係合部26の外側、この場合、逃げ部29に位置しており、被係合部26には係合していない。そして、この場合、上段ケース30の被支持部36は、下段ケース20の支持部25に接触していない、つまり支持部25から浮いた状態である。
この状態で下段ケース20が手前に引き出されても、下段ケース20が第2の所定位置至るまでの間、すなわち上段ケース30の被係止部39が下段ケース20の係止部27に接触するまでの間、上段ケース30は連動して引き出されない。つまり、下段ケース20は前方に向かって移動し、上段ケース30は野菜室12に収納された位置を維持する。図9に示すように、下段ケース20が第2の所定位置まで引き出されると、下段ケースの係止部27が上段ケースの被係止部39に接触する。そして、図10に示すように、下段ケース20が第2の所定位置よりも更に手前に引き出されると、上段ケース30が被係止部39と係止部27とを介して下段ケース20に引っ張られ、これにより上段ケース30も若干前方に移動する。この場合、上段ケース30は、上段ケース30の大部分は貯蔵室12内に収納されており、第2面部32に設けられた取手38が貯蔵室12の開口から外部に臨む程度に引き出される。なお、第2の所定位置は、下段ケース20と上段ケース30との間の相対的位置を示しており、冷蔵庫本体10に対する絶対的な位置を示していない。
なお、上段ケース30が第2態様で設置された場合であっても、ユーザは、下段ケース20と共に上段ケース30を手前に引っ張ることによって、上段ケース30と下段ケース20とを一緒に引き出すことも可能である。その際、上段ケース30の取手38を掴んで前方に引っ張ると便利である。更に、ユーザは、引き出した上段ケース30を、下段ケース20と共に後方に押し戻すことも可能である。更にまた、第2の所定位置を越えて、上段ケース30をより後方に、例えば完全に収納される位置まで押し戻すことも可能である。その場合、被係止部39と係止部27との係止を乗り越えるために、上段ケース30の後端が若干上昇するように、上段ケース30の前端、例えば取手38を若干下方に押し下げるようにしてから上段ケース30を後方に押し込むとよい。
以上説明した実施形態によれば、冷蔵庫1は、冷蔵庫本体10と、下段ケース20と、上段ケース30と、を備える。冷蔵庫本体10は、内部に野菜室12や冷凍室15等の貯蔵室を有している。下段ケース20は、貯蔵室12、15に出し入れ可能に構成された引き出し式のケースである。上段ケース30は、貯蔵室12、15に出し入れ可能に構成されており、下段ケース20の上方に設けられている。
また、上段ケース30は、前後方向の第1面部31及び第2面部32のうち一方の面、この場合、第1面部31を手前に向けて設置する第1態様と、他方の面この場合第2面部32を手前に向けて設置する第2態様と、を選択的に切り替えて貯蔵室12、15に設置することができる。そして、第1態様で上段ケース30を設置した場合、下段ケース20が手前に引き出されると上段ケース30も共に引き出される。一方、第2態様で上段ケース30を設置した場合、下段ケース20が手前に引き出されても上段ケース30は貯蔵室12、15内に残る。
このような構成によれば、冷蔵庫1は、第1態様又は第2態様のいずれの態様でも上段ケース30を貯蔵庫12、15内に設置することができ、そのうえ、その切り替えは、いつでも簡単に行うことが可能である。すなわち、ユーザは、上段ケース30の設置向きを前後逆転させることで、上段ケース30が下段ケース20に連動して一緒に引き出される第1態様と、上段ケース30が下段ケース20に連動せずに貯蔵室12、15内に残る第2態様と、を簡単に切り替えることができる。その結果、ユーザの好みの態様で、例えばユーザが冷蔵庫1を買い替えた際に今まで慣れ親しんでいる態様でケース20、30を使用することができる。また、例えば家族構成が変わったなどの状況の変化があった場合でも、その状況の変化に合わせてユーザの要請に応じた態様にいつでも変更することができる。これらの結果、本実施形態によれば、引出し式のケース20、30の利便性を高めることできる。
また、この実施形態によれば、冷蔵庫本体10は、上段ケース用レール123を備える。上段ケース用レール123は、貯蔵室12、15の左右側面122に設けられ前後方向に延びている。上段ケース30は、ガイド部35と、被支持部36と、係合部37と、を備える。ガイド部35は、上段ケース30に対し、上段ケース用レール123に沿った移動を案内する。被支持部36は、上段ケース30が下段ケース20と共に第1の所定位置よりも前方に引き出された状態において下段ケース20に支持される。係合部37は、上段ケース30を第1態様で設置した場合における上段ケース30の前後方向の中心よりも手前寄りに設けられている。
また、下段ケース20は、支持部25と、被係合部26と、を備える。支持部25は、上段ケース30が第1の所定位置よりも手前に引き出された状態において被支持部36を支持することができる。被係合部26は、第1態様で上段ケース30が設置された場合には係合部37と係合可能で、かつ、第2態様で上段ケース30が設置された場合には係合部37と係合不可である。
このような構成によれば、第1態様で上段ケース30が設置された場合は係合部37と被係合部26とが係合でき、第2態様で上段ケース30が設置された場合は係合部37と被係合部26とは係合できないため、上段ケース30が下段ケース20と一緒に引き出される態様とするか、一緒に引き出されない態様とするかの切り替えを容易に実現することができる。
更に、支持部25と被係合部26とは、下段ケース20の左右の側面部22の上端部に設けられている。このような構成によれば、新たな部材を増やすことなく、下段ケース20と上段ケース30との係合を可能にするため、製造時に余計な工程を増やすことがない。また、長期間にわたる冷蔵庫の使用時に、部材を紛失することにより第1態様と第2態様とが切り替えられなくなるリスクも低くなる。
また、下段ケース20は、逃げ部29を更に備える。逃げ部29は、第1態様で上段ケース30が設置された場合、下段ケース20を引き出す際に係合部37との係止を避けるための構造である。このような構成によれば、第2態様で上段ケース30が設置された場合に、下段ケース20が上段ケースと連動しないで前後方向に移動することが可能となる。また、上段ケース30が第2態様で配置された場合において、上段ケース30が下段ケース20に対して前後方向に移動した際に、逃げ部29によって、下段ケース20に対する係合部37の干渉が抑制される。そのため、上段ケース30の前後方向の移動を円滑に行うことができる。
また、上段ケース30は、被係止部39を更に備える。被係止部39は、第2態様で上段ケース30が設置された場合に、第1の所定位置まで下段ケース20を引き出すと、下段ケース20に設けられた係止部27に係止される。これによれば、第2態様で上段ケース30が設置されて、上段ケース30が下段ケース20に連動しない場合であっても、下段ケース20を引き出す最終段階において、下段ケース20と連動して上段ケース30が若干手前に引き出される。
つまり、下段ケース20が第1の所定位置となる位置よりもさらに手前に下段ケース20を引き出した場合に、上段ケース30が下段ケース20と連動して若干手前に引き出される。そのため、上段ケース30の一部が貯蔵室12の外部に出て来ることで、ユーザは、更に上段ケース30を引き出したい場合に、取手43にユーザの手が引っ掛けやすくなり、ユーザの利便性が向上する。なお、第2の所定位置を変更する、つまり係止部27と被係止部39との前後方向の相対的位置関係を変更することにより、最終段階においてどの程度上段ケース30が引き出されるかを任意に設定することができる。例えば、本実施形態では、上段ケース30の奥行寸法の1割程度が貯蔵室12、15の外部に引き出されるが、それに限られず、上段ケース30の奥行寸法の3割程度や5割程度が貯蔵室12、15の外部に引き出されるようにしても良い。
一方で、第1態様で上段ケース30を設置した場合に、上段ケース30を移動させる際に上段ケース30の被係止部39が下段ケース20の係止部27に係止されると、上段ケース30の下段ケース20に対する移動が規制されてしまう。すると、下段ケース20の上方の開口が上段ケース30に塞がれたままとなってしまい、使い勝手が低下してしまう。
そこで、下段ケース20は、通過部28を更に備える。通過部28は、上段ケース30が第1態様で設置された場合において、下段ケース20に対して上段ケース30を相対的に前後方向へ移動する際に、被係止部39を係止することがないため、係止部27を前後方向に越えて被係止部39を通過させることが可能である。
これによれば、第1態様で上段ケース30が設置された場合には、被係止部39は係止部27に係止されず、通過部28を通過することができるため、下段ケース20と上段ケース30との前後方向への相対的な移動が規制されることがない。そのため、上段ケース30を移動させて下段ケース20の上方を空け、下段ケース20内の内容物を確認しやすくすることができる。このように、本実施形態によれば、第1態様と第2態様とのいずれの態様においても、下段ケース20と上段ケース30とは、必要な範囲で前後方向への相対的な移動が可能であり、その結果、ユーザの利便性が向上する。
係止部27は、下段ケース20の背面部23である。また、通過部28は、下段ケース20の背面部23の上端部を切り欠いて設けられている。このような構成によれば、新たな部材を設けずに係止部27と通過部28とを実現することが可能である。したがって、冷蔵庫の製造時の工程を必要以上に複雑にすることがない。また、別部材であると、冷蔵庫のメンテナンスや清掃の際に紛失するリスクもあるが、このような構成によれば、部材の紛失のリスクを抑えることができる。
被係止部39及び通過部28は、それぞれ少なくとも2つ以上設けられる。2つ以上の被係止部39は、上段ケース30の左右方向の中心に対して非対称に配置される。また、2つ以上の通過部28は、下段ケース20の左右方向の中心に対して非対称に配置されている。このような構成によれば、被係止部が1つのみである場合に比較して、係止部27と被係止部39とを安定的に係止することができる。つまり、上段ケース30は、少なくとも2点で下段ケース20に係止されるため、係止時に上段ケース30が前後左右にぐらつくことが抑制される。さらに、係止時の衝撃を2点で受けるため、被係止部39と係止部27との損傷を抑えることができる。更に、被係止部39及び通過部28は左右方向の中心に対して非対称に配置されているため、上段ケース30の設置方向を第1態様と第2態様とに切り替えることだけで、被係止部39が係止されるか、係止されないかを切り替えることができる。
更に、上段ケース30は、前後方向の両側面である第1面部31及び第2面部32のそれぞれに設けられた取手38を備えている。このような構成によれば、上段ケース30を第1態様で設置した場合には、第1面部31に設けられた取手38が手前側に位置し、上段ケース30を第2態様で設置した場合には、第2面部32に設けられた取手38が手前側に位置する。そのため、第1態様と第2態様とのいずれの態様で上段ケース30を設置した場合であっても、ユーザは、手前側に位置する取手38に手を掛けて上段ケース30を操作することができ、その結果、ユーザの利便性が向上する。
(その他の実施形態)
なお、上記の実施形態において、下段ケース20は、例えば下段ケース20の上部の開口の後ろ側の一部を閉塞する蓋部材を備えていても良い。この場合、係止部27は、この蓋部材で構成することもできる。その場合、通過部28は、蓋部材から背面部23に亘って設けられる。
また、下段ケース20及び上段ケース30は、2段式のものに限られず、他のケースと共に3段以上に構成することもできる。その場合、最下段のケースを除くすべてのケースを、第1態様と第2態様とで切り替え可能としても良いし、そのうちの一部のみ、例えば最下段から2段目のみを切り替え可能としても良い。
更に、被係止部39が、被支持部36の係合部37の設けられた側の端部とは反対側の端部に設けられる構成としても良い。その場合、被係止部39は、例えば被支持部36の一端を下方に突出させて形成しても良い。そして、係止部27は、支持部25の後端部に、支持部25から上方に突出させて形成しても良い。この場合、通過部28は不要である。
更にまた、上段ケース30は、取り付け方向を識別するための識別マークが付されていても良い。上段ケース30は、第1面部31及び第2面部32のいずれを前方に向けても設置できるため、取り外してクリーニングした後等に、ユーザが気付かずに希望する方向とは逆の向きに設置してしまうことも考えられる。そのため、例えば第1面部31には「ついてくる」、第2面部32には「ついてこない」などの文字を一体成型によって読み取り可能に付しても良い。これにより、いずれの面が第1態様に対応する第1面部31であり、いずれの面が第2態様に対応する第2面部32であるかをユーザが一見して区別することができ、ユーザの利便性が向上できる。
また、上段ケース30に設けられた係合部37は、ガイド部35から離間して設けられていても良い。また、係合部37は、ローラーやベアリング等、上段ケース30とは別部材で構成することもできる。
更に、下段ケース20に設けられた支持部25は、下段ケース20の内側又は外側へ突出する構成であっても良い。
なお、図面は上記の説明と併せて参照したときに分かりやすくなるように描いてあり、そのため必ずしも一定の縮尺や正確な角度によって表されたものではない。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は冷蔵庫、10は冷蔵庫本体、11は冷蔵室、12は野菜室(貯蔵室)、13は製氷室、14は小冷凍室、15は冷凍室(貯蔵室)、20は下段ケース、25は支持部、26は被係合部、27は係止部、28は通過部、29は逃げ部、30は上段ケース、35はガイド部、36は被支持部、37は係合部、39は被係止部を示す。

Claims (10)

  1. 内部に貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、
    前記貯蔵室に出し入れ可能に構成された引き出し式の下段ケースと、
    前記貯蔵室に出し入れ可能に構成され前記下段ケースの上方に設けられた上段ケースと、
    を備え、
    前記上段ケースは、前後方向の面のうち一方の面を手前に向けて設置する第1態様と、他方の面を手前に向けて設置する第2態様と、を選択的に切り替えて前記貯蔵室に設置することができ、
    前記第1態様で前記上段ケースを設置した場合、前記下段ケースが手前に引き出されると前記上段ケースも共に引き出され、
    前記第2態様で前記上段ケースを設置した場合、前記下段ケースが手前に引き出されても前記上段ケースは貯蔵室内に残
    前記冷蔵庫本体は、前記貯蔵室の左右側面に設けられ前後方向に延びる上段ケース用レールを備え、
    前記上段ケースは、
    前記上段ケースの前記上段ケース用レールに沿った移動を案内するガイド部と、
    前記上段ケースが前記下段ケースと共に所定位置よりも前方に引き出された状態において前記下段ケースに支持される被支持部と、
    前記上段ケースを前記第1態様で設置した場合における前記上段ケースの前後方向の中心よりも手前寄りに設けられた係合部と、を備え、
    前記下段ケースは、
    前記上段ケースが前記所定位置よりも手前に引き出された状態において前記被支持部を支持することができる支持部と、
    前記第1態様で前記上段ケースが設置された場合には前記係合部と係合可能で、かつ、前記第2態様で前記上段ケースが設置された場合には前記係合部と係合不可である被係合部と、を備え、
    前記上段ケースは、前記第2態様で前記上段ケースが設置された場合に所定位置まで前記下段ケースを引き出すと前記下段ケースに設けられた係止部に係止される被係止部を備え、
    前記下段ケースは、前記第1態様で前記上段ケースが設置された場合において前記下段ケースに対して前記上段ケースを相対的に前後方向へ移動する際に前記被係止部を係止することなく前記係止部を前後方向に越えて通過させることが可能な通過部を備える、
    冷蔵庫。
  2. 内部に貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、
    前記貯蔵室に出し入れ可能に構成された引き出し式の下段ケースと、
    前記貯蔵室に出し入れ可能に構成され前記下段ケースの上方に設けられた上段ケースと、
    を備え、
    前記上段ケースは、前後方向の面のうち一方の面を手前に向けて設置する第1態様と、他方の面を手前に向けて設置する第2態様と、を選択的に切り替えて前記貯蔵室に設置することができ、
    前記第1態様で前記上段ケースを設置した場合、前記下段ケースが手前に引き出されると前記上段ケースも共に引き出され、
    前記第2態様で前記上段ケースを設置した場合、前記下段ケースが手前に引き出されても前記上段ケースは貯蔵室内に残
    前記上段ケースと前記下段ケースとが前記貯蔵室内に完全に収容された状態で、前記上段ケースは、前記第1態様で設置された場合と前記第2態様で設置された場合とで、前記一方の面と前記他方の面とのうち前側に位置する面の前記下段ケースに対する相対的位置が同一となる、
    冷蔵庫。
  3. 内部に貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、
    前記貯蔵室に出し入れ可能に構成された引き出し式の下段ケースと、
    前記貯蔵室に出し入れ可能に構成され前記下段ケースの上方に設けられた上段ケースと、
    を備え、
    前記冷蔵庫本体は、前記貯蔵室の左右側面に設けられ前後方向に延びる上段ケース用レールを備え、
    前記上段ケースは、前記貯蔵室内に収容された状態で前記上段ケース用レールによって支持されかつ前後方向の面のうち一方の面を手前に向けて設置される第1態様と、前記第1態様から支持される上段ケース用レールを変えずに他方の面を手前に向けて設置される第2態様と、を選択的に切り替えて前記貯蔵室に設置することができ、
    前記第1態様で前記上段ケースを設置した場合、前記下段ケースが手前に引き出されると前記上段ケースも共に引き出され、
    前記第2態様で前記上段ケースを設置した場合、前記下段ケースが手前に引き出されても前記上段ケースは貯蔵室内に残る、
    冷蔵庫。
  4. 前記冷蔵庫本体は、前記貯蔵室の左右側面に設けられ前後方向に延びる上段ケース用レールを備え、
    前記上段ケースは、
    前記上段ケースの前記上段ケース用レールに沿った移動を案内するガイド部と、
    前記上段ケースが前記下段ケースと共に所定位置よりも前方に引き出された状態において前記下段ケースに支持される被支持部と、
    前記上段ケースを前記第1態様で設置した場合における前記上段ケースの前後方向の中心よりも手前寄りに設けられた係合部と、
    を備え、
    前記下段ケースは、
    前記上段ケースが前記所定位置よりも手前に引き出された状態において前記被支持部を支持することができる支持部と、
    前記第1態様で前記上段ケースが設置された場合には前記係合部と係合可能で、かつ、前記第2態様で前記上段ケースが設置された場合には前記係合部と係合不可である被係合部と、
    を備える、
    請求項2又は3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記支持部と前記被係合部とは、前記下段ケースの左右の側壁の上端部に設けられている、
    請求項1又は4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記下段ケースは、前記第2態様で前記上段ケースが設置された場合、前記下段ケースを引き出す際に前記係合部との係止を避けるための逃げ部を備える、
    請求項1、4-5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記上段ケースは、前記第2態様で前記上段ケースが設置された場合に所定位置まで前記下段ケースを引き出すと前記下段ケースに設けられた係止部に係止される被係止部を備え、
    前記下段ケースは、前記第1態様で前記上段ケースが設置された場合において前記下段ケースに対して前記上段ケースを相対的に前後方向へ移動する際に前記被係止部を係止することなく前記係止部を前後方向に越えて通過させることが可能な通過部を備える、
    請求項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記係止部は、前記下段ケースの背面部であり、
    前記通過部は、前記下段ケースの前記背面部の上端部を切り欠いて設けられている、
    請求項1又は7に記載の冷蔵庫。
  9. 前記被係止部及び前記通過部は、それぞれ少なくとも2つ以上設けられ、
    前記2つ以上の被係止部は前記上段ケースの左右方向の中心に対して非対称に配置され、
    前記2つ以上の通過部は前記下段ケースの左右方向の中心に対して非対称に配置されている、
    請求項1、7-8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  10. 前記上段ケースは、前後方向の両側面それぞれに設けられた取手を備えている、
    請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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