JPH09250870A - 貯蔵庫の棚構造 - Google Patents

貯蔵庫の棚構造

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JPH09250870A
JPH09250870A JP6280396A JP6280396A JPH09250870A JP H09250870 A JPH09250870 A JP H09250870A JP 6280396 A JP6280396 A JP 6280396A JP 6280396 A JP6280396 A JP 6280396A JP H09250870 A JPH09250870 A JP H09250870A
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slide groove
convex portion
plate
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JP6280396A
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Toshiyuki Kondo
利幸 近藤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D25/00Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled
    • F25D25/02Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled by shelves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D25/00Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled
    • F25D25/04Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled by conveyors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2500/00Problems to be solved
    • F25D2500/02Geometry problems

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棚板を貯蔵庫の内側壁部に支持させるように
したものにあって、棚板の上下位置を容易に変更する。 【解決手段】 棚板24の左右の側辺部にピン26を一
体に設ける。冷蔵室の内側壁部に、棚受け板27を取付
けると共に、その棚受け板27にピン26が移動可能に
係合されるループ状の溝を形成して棚支え部25を構成
する。前記溝を、下部受け凹部29、下部スライド溝3
0、折返し位置32、上部スライド溝31、上部受け凹
部28、下降用スライド溝33から構成する。下部スラ
イド溝30の折返し位置32の手前部分に、ピン26を
折返し位置32から上部スライド溝31側へ導くように
下部スライド溝30を塞ぎ、ピン26の折返し位置32
に向けての移動を許容する逆行防止部材を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば冷蔵庫等の
貯蔵庫の内側壁部の棚支え部に、棚板の側辺部を支持さ
せるようにした貯蔵庫の棚構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】貯蔵庫例えば冷蔵庫の
冷蔵室においては、庫内を棚板によって上下に複数段に
仕切り、各棚板上に貯蔵物を載置することにより、庫内
を多段に使用して貯蔵物を効率的に収容することができ
るようになっている。図8及び図9はこの種の従来の棚
構造の例を示している。ここで、前面が開放した箱状を
なす庫本体1の左右の内側壁部2には、棚受けビード3
が前後方向に延びて設けられており、矩形板状をなす棚
板4は、その両側辺部が前記棚受けビード3上に載置さ
れて支持されている。
【0003】そして、前記棚受けビード3は上下方向に
比較的小さい間隔で複数個が設けられており、使用者
が、棚板4を支持させる棚受けビード3を別の高さ位置
に変更することにより、例えば貯蔵物の高さに応じて棚
板4の上下位置を変更できるようになっている。この場
合、棚板4の上下位置を変更するには、使用者は、棚板
4を一旦手前側に引出して棚受けビード3による支持を
解き、その後所望の棚受けビード3に載置されるように
棚板4を奥方に差込んで行く作業を行わなければならな
い。
【0004】ところが、上記従来のものでは、棚板4の
上下位置を変更するにあたって、棚板4上に貯蔵物が載
置されていない場合は良いが、棚板4上に貯蔵物が載置
されているままでその作業を行おうとすると、棚板4が
引出されて棚受けビード3の支持を外れた際に、使用者
が重い棚板4を水平に支えきれなくなり、貯蔵物を落と
してしまう虞があった。従って、使用中に棚板4の上下
位置を変更したい場合には、使用者は、一旦棚板4上か
ら貯蔵物を取除いてどこかに取り置くようにした上で、
その棚板4の位置を変更し、その後、再び貯蔵物を入れ
直すという不便で面倒な作業を行わなければならなかっ
た。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、棚板を貯蔵庫の内側壁部に支持させる
ようにしたものにあって、棚板の上下位置を容易に変更
することができる貯蔵庫の棚構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の貯蔵
庫の棚構造は、棚板の側辺部に凸部を設けると共に、棚
支え部に、上下に配置され夫々凸部を受け支持すること
が可能な上側受け凹部及び下側受け凹部と、それら両受
け凹部の前後のうち一方側に位置して下側受け凹部から
折返し位置まで延び凸部を案内可能な下部スライド溝
と、折返し位置から上側受け凹部まで延び凸部を案内可
能な上部スライド溝と、両受け凹部の前後のうち他方側
に位置して上側受け凹部から下側受け凹部につながり凸
部を案内可能な下降用スライド溝と、下部スライド溝の
うち折返し位置の手前部分に位置して、通常時には凸部
を折返し位置から上部スライド溝側へ導くように該下部
スライド溝を塞ぎ、凸部が下部スライド溝内を折返し位
置に向けて移動する際には該凸部に押されることにより
揺動変位して凸部の折返し位置への移動を許容する逆行
防止部材とを設けたところに特徴を有する。
【0007】これによれば、棚板の凸部を、上側受け凹
部と下側受け凹部とのいずれに受け支持させるかによ
り、棚板は上下に2つの位置を選択的にとることがで
き、凸部の受け支持位置をそれらの間で変更することに
より、棚板の上下位置を変更することができる。このと
き、棚板を上側受け凹部の支持状態から下側受け凹部の
支持状態へ移動させるには、凸部を下降用スライド溝を
通すように移動させれば良く、逆に棚板を下側受け凹部
の支持状態から上側受け凹部の支持状態へ移動させるに
は、凸部を、下部スライド溝内を折返し位置へ移動させ
た後折返し位置から上部スライド溝内を移動させるよう
にすれば良く、いずれの場合も、棚板が棚支え部に支持
された状態のままで、移動させることができる。
【0008】ところで、棚板を下方の位置へ移動させる
場合は、棚板の自重等により、凸部は下降用スライド溝
内をスムーズに下降するようになるが、棚板を上方に移
動させるためには、棚板に自重及び載置物の重量が作用
するため、大きな力が必要となると考えられる。ところ
が、本発明においては、棚板を上側受け凹部に移動させ
る際には、凸部を、前後方向に延び途中で折返された形
態の下部スライド溝及び上部スライド溝を通すものであ
るから、短い距離を上昇させるために前後方向に長い距
離を移動させる、つまり緩やかな傾斜を登らせれば良
く、さほど大きな力を用いずに済ませることができる。
さらには、凸部を折返し位置から上部スライド溝側へ移
動させる際には、逆行防止部材により下部スライド溝が
塞がれて逆行が防止されると共に、その逆行防止部材が
凸部を上部スライド溝へ導くようになり、作業をスムー
ズ且つ誤りなく行うことができる。
【0009】また、この場合、上側受け凹部及び下側受
け凹部を、各スライド溝から若干量だけ下方に落込むよ
うに設けるようにしても良い(請求項2の発明)。これ
によれば、凸部が上側受け凹部あるいは下側受け凹部に
おいて安定して保持されるようになる。
【0010】さらには、棚支え部に、凸部を棚支え部か
ら抜出すための出入用溝を、上側受け凹部から上方に延
びて設けることもできる(請求項3の発明)。これによ
れば、棚板を、例えば清掃や大形貯蔵物を貯蔵する等の
ために、棚支え部の支持状態から容易に抜出すことがで
き、また、容易に嵌込むことができるようになる。
【0011】そして、前記下降用スライド溝内を凸部が
下降する際に、棚板上の載置物が重量が大きい場合に、
棚板が勢い良く落ちるように移動する虞がある。ところ
が、下降用スライド溝内に、凸部の下降速度を抑えるた
めの速度緩和部材を設けるようにすれば(請求項4の発
明)、そのように棚板が勢い良く下降することを防止す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を家庭用冷蔵庫の冷
蔵室の棚構造に適用した一実施例(請求項1ないし3に
対応)について、図1ないし図6を参照して説明する。
まず、図6は、本実施例に係る貯蔵庫たる冷蔵庫11の
全体構成を示しており、ここで、断熱壁体から構成され
る冷蔵庫本体12内には、上から順に、冷蔵室13、冷
凍室14、野菜室15が、夫々前面を開放した状態に設
けられている。また、前記冷蔵室13の底部には、チル
ドルーム16が区画形成されている。
【0013】前記冷蔵室13の前面には、扉17が図示
しないヒンジを介して開閉可能に設けられている。ま
た、前記冷凍室14及び野菜室15は、いわゆる引出し
式とされており、冷凍室14内には、扉18に連結され
た貯蔵容器19、及び、扉20に連結された貯蔵容器2
1が上下2段に出し入れ可能に収容されている。野菜室
15内には、扉22に連結された貯蔵容器23が、出し
入れ可能に収容されている。尚、詳しい説明は省略する
が、冷蔵庫本体12内には、冷気を生成するための冷凍
サイクルや、その冷気を各室に供給する機構等が組込ま
れている。
【0014】さて、前記冷蔵室13内この場合チルドル
ーム16の上方部の貯蔵空間は、例えば3枚の棚板24
が、冷蔵室13の左右の内側壁部に上下3段に位置して
設けられた棚支え部25に夫々支持されて設けられ、も
って上下4段に区画されている。図示しない冷蔵貯蔵物
は、チルドルーム16の天井板16a及び3枚の棚板2
4上に載置されて貯蔵されるようになっている。以下、
本実施例に係る棚構造について、図1ないし図5も参照
して述べる。
【0015】まず、前記棚板24は、例えば透明プラス
チックから矩形薄板状に構成されており、図1に示すよ
うに、その左右の両側辺部(図では左側辺部のみ図示)
には、夫々前後に2個の凸部たる円形のピン26が一体
に設けられている。一方、前記棚支え部25は、図2に
も示すように、冷蔵室13の内側壁部に前後に長い矩形
状の棚受け板27を取付けると共に、その棚受け板27
に前記各ピン26が移動可能に係合される溝を形成して
構成されている。尚、棚受け板27(溝)は、冷蔵室1
3の左右の内側壁部に対称的に設けられており、以下、
左側壁部に設けられる棚受け板27を代表させてその溝
の構造について述べる。
【0016】即ち、図3及び図4にも示すように、棚受
け板27には、上下に夫々位置して、前記ピン26を受
け支持することが可能な上側受け凹部28及び下側受け
凹部29が設けられている。図2,図5に示すように、
ピン26が上側受け凹部28に支持された状態では、棚
板27は上側に位置され(以下この位置を上位置と称す
る)、ピン26が下側受け凹部29に支持された状態で
は、棚板27は前記上位置よりも若干高さ(ΔH)だけ
下方に位置される(以下この位置を下位置と称する)よ
うになっている。尚、ΔHは例えば20〜40mmとされ
る。
【0017】そして、棚受け板27には、前記上側受け
凹部28及び下側受け凹部29の前側(図3,図4で左
側)に位置して、前記ピン26を案内可能な下部スライ
ド溝30及び上部スライド溝31が、折返し状(横向き
のほぼV字状)に設けられている。前記下部スライド溝
30は、前記下側受け凹部29から、前方(手前側)に
向けて緩やかに上昇するようにして折返し位置32まで
延びており、前記上部スライド溝31は、前記折返し位
置32から後方(奥側)に向けて緩やかに上昇するよう
にして延び、前記上側受け凹部28に連なっている。
【0018】また、棚受け板27には、前記上側受け凹
部28及び下側受け凹部29の後側(図3,図4で右
側)に位置して、前記上側受け凹部28から湾曲しなが
ら下方に延び、下側受け凹部29に連なる下降用スライ
ド溝33が設けられている。これにて、下部受け凹部2
9、下部スライド溝30、折返し位置32、上部スライ
ド溝31、上部受け凹部28、下降用スライド溝33に
よってループ状の溝が形成されているのである。
【0019】本実施例では、図3及び図4に示すよう
に、前記上側受け凹部28及び下側受け凹部29は、そ
のループ状の溝に対して若干だけ下方に落込んだ段付き
形状に設けられており、ピン26を安定して受け支持す
るようになっている。さらに本実施例では、図1及び図
2にも示すように、棚受け板27には、前記上側受け凹
部28から上方に延び、棚受け板27の上辺部で開放す
る出入用溝34が形成されている。これにより、前記ピ
ン26は、棚受け板27のループ状の溝に対して出し入
れが可能とされているのである。
【0020】そして、棚受け板27には、前記下部スラ
イド溝30の折返し位置32の手前部分に位置して、逆
行防止部材35が揺動可能に設けられている。この逆行
防止部材35は、いわゆるくさび状をなし、その基端部
(図3,図4で右端部)が枢支ピン36により棚受け板
27に取付けられている。
【0021】これにて、図3及び図4に実線で示すよう
に、通常時(外力が作用していない状態)では、逆行防
止部材35は、自重によって、先端部(図3,図4で左
端部)が、棚受け板27のうち下部スライド溝30の下
縁部を構成する部分に当接し、もって下部スライド溝3
0を塞ぐと共に、ピン26を折返し位置32から上部ス
ライド溝31側に導くようになっている。一方、逆行防
止部材35に下方つまり下側受け凹部29側から押圧力
が作用したときには、図4に二点鎖線で示すように、上
方(図で時計回り方向)に揺動変位するようになってい
る。
【0022】尚、上記した棚受け板27の溝は、2個の
ピン26に対応して前後に2組設けられているのである
が、図1,図3に示すように、一方この場合奥側の溝に
おいては、上側受け凹部28及び下側受け凹部29の落
込み(段差)が省略された形態とされている。
【0023】次に、上記構成の作用について述べる。
今、例えば棚板24のピン26が上側受け凹部28に受
け支持されている状態(図4に符号Aで示す)では、図
5に実線で示すように、棚板24は上位置にあり、例え
ば最上段に位置する棚板24の場合、冷蔵室13の天井
部との間に高さH1の空間を存している。ここで、使用
者が棚板24の位置を下位置に変更したい場合には、棚
板24を若干量持上げるようにしながら後方に押しやる
ようにする。
【0024】すると、ピン26は、上側受け凹部28か
ら外れて、下降用スライド溝33内を図4に矢印aで示
すように後方に移動し、図4に符号Bで示す状態を経て
自重により矢印bに示すように下降用スライド溝33内
を下降し、下側受け凹部29に至る。これにて、ピン2
6が下側受け凹部29に受け支持された状態(図4に符
号Cで示す)となり、棚板24の位置が下位置に変更さ
れるのである。
【0025】従って、例えば最上段に位置する棚板24
の場合、図5に二点鎖線で示すように、冷蔵室13の天
井部との間の空間の高さ寸法がH2(=H1+ΔH)と
なり、より高さの大きい貯蔵物をその上に載置(収容)
することができるようになるのである。また、この場
合、棚板24を一旦冷蔵室13から引出すことは不要と
なり、貯蔵物を載置した棚板24が棚支え部25に支持
された状態を保持したままで、位置の変更を行うことが
できるのである。
【0026】一方、使用者が、棚板24の位置を下位置
から上位置へ変更したい場合には、まず、棚板24をや
や持ち上げるようにしながら手前側に引くようにする。
すると、ピン26が下側受け凹部29から外れて下部ス
ライド溝30内を図4に矢印cで示す方向に移動し、符
号Dで示す位置に至る。このとき、下部スライド溝30
内には、逆行防止部材35が存在するが、この逆行防止
部材35の上方(図4で時計回り方向)の揺動は許容さ
れているので、ピン26は、逆行防止部材35を揺動変
位させながら通過し、矢印dで示すように移動して折返
し位置32(符号Eで示す)に至る。また、ピン26が
通過した後には、逆行防止部材35は自重により元の位
置(図4で実線に示す位置)に戻るようになる。
【0027】そして、使用者は、ピン26が折返し位置
32に至るまで棚板24を手前側に移動させると、今度
は、棚板24を奥方に向けて押すようにする。すると、
ピン26は、上部スライド溝31内を矢印eで示すよう
に移動し、上側受け凹部28に至り、もって、棚板24
の位置が上位置へ変更されるのである。このとき、逆行
防止部材35によって、ピン26が下部スライド溝30
側へ戻り移動することが未然に防止されると共に、ピン
26は逆行防止部材35に導かれてスムーズに上部スラ
イド溝31側へ移行するようになるのである。
【0028】この場合も、棚板24を一旦冷蔵室13か
ら引出すことは不要となり、貯蔵物を載置した棚板24
が棚支え部25に支持された状態を保持したままで、位
置の変更を行うことができる。そして、棚板24を上昇
移動させるには、特に棚板24に多量の(重い)貯蔵物
が載置されている場合には、大きな力が必要となると考
えられるが、ここでは、緩やかに斜め方向に延び途中で
折返された形態の下部スライド溝30及び上部スライド
溝31を移動させるものであるから、緩やかな傾斜を登
らせて行けば良く、使用者がさほど大きな力を要さずに
軽い力で済ませることができる。しかも、逆行防止部材
35によってピン26が上部スライド溝31側へ導かれ
るようになり、作業をスムーズ且つ誤りなく行うことが
できるのである。
【0029】尚、使用者が、棚板24自体あるいは冷蔵
室13の内部を清掃したい場合、あるいは、大形の貯蔵
物を載置するため一部の棚板24を取外して冷蔵室13
内を大きく使いたい場合等には、ピン26が上側受け凹
部28に支持されている状態(棚板24の上位置)か
ら、棚板24を上方に持上げるように移動させれば、ピ
ン26が出入用溝34内を移動して上方へ抜出るように
なり、棚受け板27の支持状態から開放することができ
る。また、その後、再び棚板24を取付けるには、ピン
26を出入用溝34の上端開口部から挿入して行くよう
にすれば良い。
【0030】このように本実施例によれば、棚板24を
冷蔵室13の内側壁部に支持させるようにしたものにあ
って、棚板24が棚支え部25に支持された状態を保持
したままで、上下の位置の変更を行うことができ、しか
も、その作業を軽い力でスムーズ且つ誤りなく行うこと
ができる。従って、従来のような棚板4の上下位置を変
更するために不便で面倒な作業を行わなければならなか
ったものと異なり、棚板24上に貯蔵物を載置したまま
で、棚板24の上下位置を容易に変更することができる
という優れた実用的効果を奏するものである。
【0031】図7は、本発明の他の実施例(請求項4に
対応)を示すものである。この実施例が上記実施例と異
なる点は、棚受け板27のピン26(棚板24)を支持
する溝のうちこの場合奥側の溝において、下降用スライ
ド溝33内にピン26の下降速度を抑えるための速度緩
和部材たるロータリーダンパ41を設けるようにしたと
ころにある。
【0032】このロータリーダンパ41は、例えば4個
の爪(爪同士間が湾曲状の凹部となる)を有する爪車状
をなし、軸部41aにより棚受け板27に取付けられて
いると共に、その軸部41aにおいて油圧等により所定
の回転抵抗が与えられるようになっている。尚、このロ
ータリーダンパ41は、図で右半部が下降用スライド溝
33内に配置され、棚受け板27には、ロータリーダン
パ41の左半部が回転可能に収容される凹部42が、そ
の下降用スライド溝33から連続するように形成されて
いる。
【0033】かかる構成においては、棚板24が上位置
から下位置に変更される場合には、ピン26は、図で符
号Aの状態から、下降用スライド溝33内を矢印aで示
すように後方に移動し、まず符号B1で示すように、ロ
ータリーダンパ41の1個の凹部に嵌まるようになる。
そして、その際の荷重によりロータリーダンパ41がゆ
っくりと時計回り方向に回転し、ピン26が符号B2に
示す位置に緩やかに移動される。その後、符号Cで示す
位置へ移動して、棚板24の位置が下位置に変更される
のである。
【0034】従って、この実施例によれば、棚板24上
の載置物が重量が大きい場合でも、ロータリーダンパ4
1がピン26の下降の抵抗となってピン26が徐々に下
降するようになるので、棚板24が勢い良く下降するこ
とを未然に防止することができるものである。
【0035】尚、本発明は上記した各実施例に限定され
るものではなく、例えば家庭用冷蔵庫の冷蔵室に限ら
ず、各種の貯蔵庫に適用することが可能であるなど、要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るもので
ある。
【0036】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
によれば、次のような優れた効果を奏する。即ち、請求
項1の貯蔵庫の棚構造によれば、棚板に凸部を設けると
共に、棚支え部に、前記凸部を支持し且つ案内するため
の、下部受け凹部、下部スライド溝、折返し位置、上部
スライド溝、上部受け凹部、下降用スライド溝からなる
ループ状の溝を設け、且つ、逆行防止部材を設けるよう
にしたので、棚板が棚支え部に支持された状態のままで
棚板の上下位置を変更することができ、しかも、その作
業を軽い力でスムーズ且つ誤りなく行うことができ、こ
の結果、棚板上に貯蔵物を載置したままでも、棚板の上
下位置を容易に変更することができる。
【0037】また、この場合、上側受け凹部及び下側受
け凹部を、各スライド溝から若干量だけ下方に落込むよ
うに設けるようにすれば(請求項2の貯蔵庫の棚構
造)、凸部が上側受け凹部あるいは下側受け凹部におい
て安定して保持されるようになる。さらには、棚支え部
に、凸部を棚支え部から抜出すための出入用溝を、上側
受け凹部から上方に延びて設けることもでき(請求項3
の貯蔵庫の棚構造)、これによれば、棚板を、例えば清
掃や大形貯蔵物を貯蔵する等のために、棚支え部の支持
状態から容易に抜き出すことができ、また、容易に嵌込
むことができるようになる。そして、下降用スライド溝
内に速度緩和部材を設けるようにすれば(請求項4の貯
蔵庫の棚構造)、下降用スライド溝内を凸部が下降する
際に、に棚板が勢い良く下降することを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、要部の分解斜
視図
【図2】棚板を上側受け凹部に支持させた状態を示す要
部の斜視図
【図3】棚受け板部分の側面図
【図4】棚受け板に形成された溝を示す拡大側面図
【図5】冷蔵室の上部部分を概略的に示す側面図
【図6】冷蔵庫の側面図
【図7】本発明の他の実施例を示す図4相当図
【図8】従来例を示す要部の斜視図
【図9】要部の正面図
【符号の説明】
図面中、11は冷蔵庫(貯蔵庫)、13は冷蔵室、24
は棚板、25は棚支え部、26はピン(凸部)、27は
棚支え板、28は上側受け凹部、29は下側受け凹部、
30は下部スライド溝、31は上部スライド溝、32は
折返し位置、33は下降用スライド溝、34は出入用
溝、35は逆行防止部材、41は速度緩和部材を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵庫の内側壁部の棚支え部に、棚板の
    側辺部を支持させるようにした棚構造において、 前記棚板の側辺部に凸部を設けると共に、 前記棚支え部に、 上下に配置され夫々前記凸部を受け支持することが可能
    な上側受け凹部及び下側受け凹部と、 それら両受け凹部の前後のうち一方側に位置して前記下
    側受け凹部から折返し位置まで延び前記凸部を案内可能
    な下部スライド溝と、 前記折返し位置から前記上側受け凹部まで延び前記凸部
    を案内可能な上部スライド溝と、 前記両受け凹部の前後のうち他方側に位置して前記上側
    受け凹部から下側受け凹部につながり前記凸部を案内可
    能な下降用スライド溝と、 前記下部スライド溝のうち折返し位置の手前部分に位置
    して、通常時には前記凸部を前記折返し位置から前記上
    部スライド溝側へ導くように該下部スライド溝を塞ぎ、
    前記凸部が下部スライド溝内を前記折返し位置に向けて
    移動する際には該凸部に押されることにより揺動変位し
    て該凸部の折返し位置への移動を許容する逆行防止部材
    とを設けたことを特徴とする貯蔵庫の棚構造。
  2. 【請求項2】 上側受け凹部及び下側受け凹部は、若干
    量だけ下方に落込むようにして各スライド溝と接続され
    ていることを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫の棚構
    造。
  3. 【請求項3】 棚支え部には、上側受け凹部から上方に
    延びて、凸部を棚支え部から抜出し可能な出入用溝が設
    けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の貯
    蔵庫の棚構造。
  4. 【請求項4】 下降用スライド溝内には、凸部の下降速
    度を抑えるための速度緩和部材が設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の貯蔵庫
    の棚構造。
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