JPH06257935A - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

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JPH06257935A
JPH06257935A JP3967893A JP3967893A JPH06257935A JP H06257935 A JPH06257935 A JP H06257935A JP 3967893 A JP3967893 A JP 3967893A JP 3967893 A JP3967893 A JP 3967893A JP H06257935 A JPH06257935 A JP H06257935A
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JP
Japan
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rail
narrow
guide roller
movable rail
concave groove
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JP3967893A
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English (en)
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Akira Yamamoto
山本  彰
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯蔵室内に引出し式の貯蔵容器を備えるもの
にあって、簡単な構成で2段ストッパ構造を形成する。 【構成】 冷凍室の内側壁部に、溝部22を有する固定
レール21を設ける一方、扉に連結される貯蔵容器の側
壁部に凹溝24を有する可動レール23を設ける。それ
らの間に、凹溝24を相対的に転動する案内ローラ27
及び幅狭ローラ28を備える中間レール25を設ける。
凹溝24の途中部位に第1の幅狭部30を設けると共
に、後端側に第2の幅狭部31を設ける。貯蔵容器の引
出時に、案内ローラ27は、まず第1の幅狭部30によ
り通過が規制されて可動レール23が第1の引出位置に
て停止する。さらに強い力で引出されると、案内ローラ
27が第1の幅狭部30を相対的に乗越えて移動し、遂
には案内ローラ27が第2の幅狭部31によって通過が
規制され、第2の引出位置に停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯蔵容器を貯蔵室内に
レール機構を介して出し入れ可能に収納させるようにし
た貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、貯蔵庫例えば家庭用の冷蔵庫にお
いて、いわゆる引出し式の冷凍室や野菜室を設けたもの
が供されてきている。図9に示すように、このもので
は、前面が開口した図示しない冷凍室(あるいは野菜
室)内に、その開口部を開閉する扉1に連結された貯蔵
容器2が、レール機構を介して出し入れ可能に設けられ
る。即ち、冷凍室の両内側壁には、前後方向に延びる固
定レール3が設けられ、一方、扉1の背面側に取付けら
れ前記貯蔵容器2を保持する枠部材4の左右両側面部に
は、前後方向に延びる可動レール5が一体に設けられて
いる。前記固定レール3の上面側には溝部3aが形成さ
れ、可動レール5の下面側にも凹溝5aが形成されてい
る。
【0003】前記固定レール3と可動レール5との間に
は、中間レール6が設けられている。この中間レール6
は、前記固定レール3の溝部3a内を転動する例えば3
個のローラ7を備えており、もって前記固定レール3に
沿って前後方向に移動されるようになっている。このと
き、固定レール3に対する中間レール6の移動可能範囲
は、固定レール3の側縁部に設けられた2個の突起3
b,3cと、中間レール6の下面に設けられた突起6a
とにより規制されるようになっている。
【0004】一方、前記可動レール5は、凹溝5aにお
いて前記ローラ7上に載置され、そのローラ7が凹溝5
a内を相対的に転動することにより、中間レール6に案
内されて前後方向に移動されるようになっている。これ
にて、使用者による扉1の引出しあるいは押込み操作に
伴って貯蔵容器2は冷凍室内にスムーズに出し入れされ
るのである。尚、貯蔵容器2は、枠部材4に上方から嵌
込まれているだけなので、清掃時などには枠部材4から
取外すことができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なレール構造にあっては、可動レール5(貯蔵容器2)
の引出位置を規制するために、前記可動レール5の後端
部下面にストッパ部材8が設けられると共に、中間レー
ル6の前端部上面にストッパ部材9が設けられ、以て、
いわゆる2段ストッパ構造が構成されている。これに
て、まず、前記ストッパ部材8が中間レール6の中央の
ローラ7に当接することにより、可動レール5の移動が
規制され、このとき、貯蔵容器2は貯蔵物を出し入れす
るに適した位置に停止されるようになっている。
【0006】さらに、その位置からさらに強い力によっ
て可動レール5が引出されることにより、ストッパ部材
8が中央部のローラ7を乗越えて前方に移動し、遂には
ストッパ部材9に当接することにより可動レール5の移
動が再び規制される。このとき、貯蔵容器2は枠部材4
からの分離が可能な位置に停止されるようになっている
のである。
【0007】しかしながら、従来のものでは、いわゆる
2段ストッパ構造を構成するために、別部品のストッパ
部材8及びストッパ部材9が必要であるため、部品数が
多くなって組立作業性に劣るといった問題点があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、貯蔵室内に引出し式の貯蔵容器を備
えるものにあって、簡単な構成でいわゆる2段ストッパ
構造を形成することができる貯蔵庫を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の貯蔵庫は、貯蔵
室と、支持部材に着脱可能に保持されて前記貯蔵室内に
出し入れされる貯蔵容器と、前記貯蔵室に前記貯蔵容器
の出入方向に延びて設けられた固定レールと、前端側部
分に案内ローラを備えてなり前記固定レールに案内され
る中間レールと、前記支持部材に設けられ前記出入方向
に延びる凹溝を有しこの凹溝内を前記案内ローラが相対
的に転動することにより前記中間レールに案内される可
動レールとを具備し、前記可動レールの凹溝の途中部位
に、前記案内ローラの通過を規制して該可動レールを第
1の引出位置に停止させる第1の幅狭部を設けると共
に、前記凹溝の後端側部位に、前記案内ローラが第1の
幅狭部による規制を越えて更に前記凹溝内を移動したと
きに該案内ローラの通過を規制して該可動レールを第2
の引出位置に停止させる第2の幅狭部を設けたところに
特徴を有する。
【0010】また、この場合、前記中間レールに、前記
可動レールの凹溝内を相対的に転動して前記案内ローラ
と共に可動レールを案内する幅狭ローラを設け、この幅
狭ローラの幅寸法を前記第1及び第2の幅狭部の幅寸法
よりも小さく構成するようにしても良い。
【0011】
【作用】上記手段によれば、固定レールに中間レールが
案内されると共に、可動レールの凹溝内を中間レールの
案内ローラが転動することに基づいて、貯蔵容器は、貯
蔵室にスムーズに出し入れされるようになる。この際、
可動レールが引出されるに伴い、凹溝の途中部位に設け
られた第1の幅狭部によって案内ローラの相対移動が規
制されることにより、可動レールは第1の引出位置に停
止されるようになる。そして、可動レールがその位置か
らさらに引出されるに伴い、案内ローラが第1の幅狭部
による規制を越えてさらに凹溝内を相対移動し、遂には
凹溝の後端側部位に設けられた第2の幅狭部によって案
内ローラの相対移動が規制されることにより、可動レー
ルが第2の引出位置に停止されるようになる。
【0012】これにて、いわゆる2段ストッパ構造が構
成されるのであるが、このとき、凹溝に設けられた第1
及び第2の幅狭部並びに案内ローラにより2段ストッパ
構造を構成することができるので、ストッパ部材等の別
部品が不要となり、簡単な構成で済ませることができ
る。
【0013】また、中間レールに、前記案内ローラに加
えて前記第1及び第2の幅狭部の幅寸法よりも小さい幅
寸法の幅狭ローラを設けるようにすれば、可動レールを
複数個のローラにより安定して案内することができ、し
かも、幅狭ローラは、凹溝の第1及び第2の幅狭部を容
易に通過するので、上記2段ストッパ構造の妨げとなる
ことはない。
【0014】
【実施例】以下、本発明を家庭用冷蔵庫に適用した一実
施例について、図1乃至図8を参照して説明する。
【0015】まず、図8は本実施例に係る貯蔵庫たる冷
蔵庫11の外観を示しており、冷蔵庫11は、上部に両
開き式の扉12により開閉される冷蔵室を有し、その下
方に引出し式の製氷室及び第1の冷凍室を左右に有し、
さらにその下方にこれも引出し式の第2の冷凍室13を
有し、最下部にやはり引出し式の野菜室を有して構成さ
れている。これら製氷室,第1の冷凍室,第2の冷凍室
13,野菜室の前面には、夫々扉14,15,16,1
7が設けられている。
【0016】ここで、前記第2の冷凍室13の構成につ
いて、図1乃至図7も参照して述べる。詳しく図示はし
ないが、貯蔵室としての冷凍室13は、上下左右及び奥
方を断熱壁に囲まれた状態に構成され、前面に前記扉1
6により開閉される矩形の開口部を有している。この冷
凍室13内には、図示しない冷却装置からの冷気が上方
から供給されるようになっている。
【0017】この冷凍室13内には、冷凍貯蔵物を収容
するためのほぼ矩形容器状の貯蔵容器18が、前記扉1
6の裏面側に連結されて出し入れ可能に設けられるよう
になっている。この場合、扉16の裏面には、図2に示
すように、全体としてほぼコ字状をなす金属製の支持部
材19が取付けられ、貯蔵容器18は、この支持部材1
9内に上方から嵌め込まれることにより着脱可能に保持
されるようになっている。
【0018】そして、前記貯蔵容器18と冷凍室13と
の間には、該貯蔵容器18を出入れ方向(前後方向)に
案内するためのレール機構20が設けられている。この
レール機構20について以下詳述する。尚、レール機構
20は、冷凍室13の左右両側部において対称的に設け
られており、図1,図3乃至図8は、そのうち左側のも
のを代表させて示している。
【0019】即ち、前記冷凍室13の左右の両内側壁部
13aには、該冷凍室13の開口部から奥方へ延びる例
えばプラスチック製の固定レール21が設けられてい
る。図1及び図4に示すように、この固定レール21
は、正面略コ字状をなし、その開放部分が内側を向くよ
うにして冷凍室13の側壁部13aに固定されている。
そして、図5にも示すように、この固定レール21の下
辺部の上面には、凹状をなす溝部22が前後方向に延び
て形成されている。また、図2及び図5に示すように、
この固定レール21の途中部位の2か所には、ストッパ
部21a,21bが側方に突出して一体に設けられてい
る。
【0020】一方、前記貯蔵容器18側には、貯蔵容器
18の左右の両側部に位置して前後方向に延びる可動レ
ール23が設けられている。詳しくは後述するが、この
可動レール23は、前記支持部材19に側方に延出する
ように一体的に設けられており、前記固定レール21と
は逆に、下面側に開放する凹溝24が前後方向に延びて
形成されている。
【0021】そして、前記固定レール21と可動レール
23との間には、中間レール25が設けられる。この中
間レール25は、金属板材を前記固定レール21よりも
一回り小さい正面ほぼコ字状に折曲形成して構成され、
後述するように、その下辺部の切欠部分に3個(図2参
照)のローラを回転自在に有すると共に、後端上部に上
ローラ26を回転自在に有して構成されている。
【0022】この中間レール25は、前記3個のローラ
が前記溝部22内に配置されることにより固定レール2
1に載置状態に支持され、それらローラが溝部22内を
転動することにより固定レール21に沿って前後方向に
移動されるようになっている。また、図2に示すよう
に、この中間レール25の下辺部のほぼ中央部には、下
方に突出するストッパ部25aが一体に形成されてお
り、このストッパ部25aが前記ストッパ部21a,2
1bに係止されることにより、固定レール21に対する
中間レール25の移動範囲が規制されている。尚、この
とき、前記上ローラ26は、固定レール21の上辺部の
下面を転動するようになっている。
【0023】さらに、前記可動レール23は、図1,図
4に示すように、前記凹溝24が前記3個のローラ上に
載置されるようにして中間レール25に支持され、もっ
て、ローラが相対的に凹溝24内を転動することによっ
て、中間レール25に沿って前後方向に移動されるよう
になっている。これにて、貯蔵容器18は、使用者の扉
16の引出し及び押込み操作により、レール機構20に
より案内されて、冷凍室13内に出し入れされるように
なっているのである。
【0024】さて、前記レール機構20には、前記可動
レール23(貯蔵容器18)の停止位置を2段階に規制
するためのいわゆる2段ストッパ構造が設けられてい
る。以下、この2段ストッパ構造について詳述する。
【0025】まず、前記中間レール25に設けられた3
個のローラのうち、前端部分のものが本発明にいう案内
ローラ27であり、中間部分及び後端側部分に位置する
残りの2個が、本発明にいう幅狭ローラ28及び29で
ある。ここで、案内ローラ27の幅寸法L1(図6参
照)は、前記溝部22及び前記凹溝24の幅寸法L2及
びL3(図5及び図7参照)よりも若干小さく、また、
図6に示すように、幅狭ローラ28及び29の幅寸法L
4は、案内ローラ27の幅寸法L1よりも小さく構成さ
れている。
【0026】そして、図1,図2及び図7に示すよう
に、前記可動レール23には、前記凹溝24の途中部位
に位置して第1の幅狭部30が設けられていると共に、
凹溝24の後端側部位に位置して第2の幅狭部31が設
けられている。これら第1及び第2の幅狭部30及び3
1は、可動レール23を構成する金属板のうち凹溝24
の左右の側壁部部分を内方への絞り成形することにより
形成されている。
【0027】この場合、凹溝24の第1及び第2の幅狭
部30及び31の幅寸法L5(図7参照)は、前記案内
ローラ27の幅寸法L1よりも小さく、且つ前記幅狭ロ
ーラ28及び29の幅寸法L4よりも大きく構成されて
いる。従って、案内ローラ27が凹溝24内を相対的に
転動する際に、第1及び第2の幅狭部30及び31によ
り通過が規制されるようになっていると共に、幅狭ロー
ラ28及び29が凹溝24内を相対的に転動する際に
は、第1及び第2の幅狭部30及び31をスムーズに通
過することが可能とされている。
【0028】そして、前記第1の幅狭部30は、図3
(a)に示すように、中間レール25が最大に引出され
た状態(ストッパ部25aがストッパ部21aに当接し
ている状態)で、案内ローラ27の相対移動を規制する
ことにより、可動レール23ひいては貯蔵容器18が貯
蔵物を出し入れするに適した第1の引出位置に停止され
るような位置に形成されている。一方、前記第2の幅狭
部31は、図3(b)に示すように、案内ローラ27が
前記第1の幅狭部30による規制を越えてさらに凹溝2
4内を相対移動したときに、案内ローラ27の相対移動
を規制することにより、貯蔵容器18が支持部材19か
ら分離可能な第2の引出位置に停止されるような位置に
形成されているのである。
【0029】次に、上記構成の作用について述べる。貯
蔵容器18を冷凍室13から引出して貯蔵物の出し入れ
を行うためには、使用者は扉16を引出し操作する。す
ると、扉16と一体の支持部材19即ち可動レール23
は、前記中間レール25の各ローラ27,28,29が
凹溝24内を相対的に転動しまたそれらローラ27,2
8,29が溝部22内を転動することに伴い、中間レー
ル25を介して固定レール21に案内され、もって貯蔵
容器18が軽い力でスムーズに手前側に引出される。ま
た、引出された貯蔵容器18を冷凍室13内に収納する
には、使用者は扉16を押込み操作する。このときも同
様に、貯蔵容器18は、レール機構20により案内され
て軽い力でスムーズに移動するようになる。
【0030】而して、前記引出し操作に伴い、中間レー
ル25のストッパ部25aが固定レール21のストッパ
部21aに当接することにより、中間レール25は最大
量引出されることになる。これと共に、可動レール23
の引出しに伴って、中間レール25の各ローラ27,2
8,29が、可動レール23の凹溝24内を相対的に矢
印A方向(図7参照)に移動するのであるが、このと
き、2個の幅狭ローラ29及び28は、第1及び第2の
幅狭部30及び31を通過する。
【0031】ところが、案内ローラ27が、遂に第1の
幅狭部30部分に至ったときに、この第1の幅狭部30
により通過が規制されて可動レール23がこの第1の引
出位置にて停止する。図3(a)に示すように、この状
態では、貯蔵容器18が貯蔵物を出し入れするに適した
ところまで引出されているので、使用者は、貯蔵物の出
し入れの作業を容易に行うことができる。
【0032】そして、使用者が、例えば清掃などのため
に貯蔵容器18を取出したい場合には、可動レール23
の第1の引出位置から、さらに強い力で扉16の引出し
操作を行う。すると、可動レール23がさらに前方に移
動し、これに伴い、案内ローラ27が第1の幅狭部30
を相対的に乗越えるようになり、さらに凹溝24内を矢
印A方向に相対移動し、遂には凹溝24の後端側部位に
設けられた第2の幅狭部31によってその通過が規制さ
れることになる。
【0033】これにより、図3(b)に示すように、可
動レール23が第2の引出位置に停止し、貯蔵容器18
が支持部材19からの分離が可能とされ、使用者は、容
易に貯蔵容器18を支持部材19から上方へ抜出して取
外すことができるのである。この状態でも、扉16や支
持部材19は依然として固定レール21即ち冷凍室13
の内壁部に支持され、外れるといったことはないのであ
る。
【0034】このように本実施例によれば、可動レール
23の凹溝24内に、案内ローラ27より幅狭の第1及
び第2の幅狭部30及び31を形成することにより、い
わゆる2段ストッパ構造を構成することができた。従っ
て、従来のような別部品のストッパ部材8及びストッパ
部材9を組付けて2段ストッパ構造を構成していたもの
と異なり、ストッパ部材等の別部品が不要となり、簡単
な構成で2段ストッパ構造を形成することができるよう
になったのである。
【0035】また、特に本実施例では、中間レール25
に、案内ローラ27に加えて第1及び第2の幅狭部30
及び31よりも小さい幅寸法の幅狭ローラ28,29を
設けるようにしたので、可動レール23を複数個のロー
ラ27,28,29により安定して案内することができ
るという効果を得ることができる。この場合、幅狭ロー
ラ28,29は、凹溝24の第1及び第2の幅狭部30
及び31を容易に通過するので、上記2段ストッパ構造
の妨げとならないことは勿論である。
【0036】尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施
例に限定されるものではなく、例えば冷蔵庫以外の貯蔵
庫全般に適用できるなど、要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変更して実施し得るものである。
【0037】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の貯蔵庫によれば、貯蔵室内に引出し式の貯蔵容器を備
えるものにあって、可動レールの凹溝の途中部位に、案
内ローラの通過を規制して該可動レールを第1の引出位
置に停止させる第1の幅狭部を設けると共に、凹溝の後
端側部位に、案内ローラが第1の幅狭部による規制を越
えて更に凹溝内を移動したときに該案内ローラの通過を
規制して可動レールを第2の引出位置に停止させる第2
の幅狭部を設けたので、簡単な構成でいわゆる2段スト
ッパ構造を形成することができるという優れた実用的効
果を奏するものである。
【0038】また、この場合、中間レールに、可動レー
ルの凹溝内を相対的に転動して案内ローラと共に可動レ
ールを案内する幅狭ローラを設け、この幅狭ローラの幅
寸法を前記第1及び第2の幅狭部の幅寸法よりも小さく
構成するようにすれば、可動レールを複数個のローラに
より安定して案内することができ、しかも上記2段スト
ッパ構造の妨げとなることはないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、レール機構部
分の拡大斜視図
【図2】要部の分解斜視図
【図3】可動レールが第1の引出位置に停止した状態
(a)及び第2の引出位置に停止した状態(b)を示す
要部の縦断側面図
【図4】レール機構部分の縦断正面図
【図5】固定レールの先端部部分の横断上面図
【図6】中間レールの先端部部分の横断上面図
【図7】可動レールの先端部部分の横断上面図
【図8】冷蔵庫の斜視図
【図9】従来例を示す図2相当図
【符号の説明】
図面中、11は冷蔵庫(貯蔵庫)、13は冷凍室(貯蔵
室)、16は扉、18は貯蔵容器、19は支持部材、2
0はレール機構、21は固定レール、21a,21bは
ストッパ部、22は溝部、23は可動レール、24は凹
溝、25は中間レール、25aはストッパ部、26は上
ローラ、27は案内ローラ、28,29は幅狭ローラ、
30は第1の幅狭部、31は第2の幅狭部を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵室と、支持部材に着脱可能に保持さ
    れて前記貯蔵室内に出し入れされる貯蔵容器と、前記貯
    蔵室に前記貯蔵容器の出入方向に延びて設けられた固定
    レールと、前端側部分に案内ローラを備えてなり前記固
    定レールに案内される中間レールと、前記支持部材に設
    けられ前記出入方向に延びる凹溝を有しこの凹溝内を前
    記案内ローラが相対的に転動することにより前記中間レ
    ールに案内される可動レールとを具備し、 前記可動レールの凹溝の途中部位に、前記案内ローラの
    通過を規制して該可動レールを第1の引出位置に停止さ
    せる第1の幅狭部を設けると共に、前記凹溝の後端側部
    位に、前記案内ローラが第1の幅狭部による規制を越え
    て更に前記凹溝内を移動したときに該案内ローラの通過
    を規制して該可動レールを第2の引出位置に停止させる
    第2の幅狭部を設けたことを特徴とする貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記中間レールは、前記可動レールの凹
    溝内を相対的に転動して前記案内ローラと共に可動レー
    ルを案内する幅狭ローラを備え、この幅狭ローラの幅寸
    法を前記第1及び第2の幅狭部の幅寸法よりも小さく構
    成したことを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫。
JP3967893A 1993-03-01 1993-03-01 貯蔵庫 Pending JPH06257935A (ja)

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