JP3467098B2 - 組付け網戸装置 - Google Patents

組付け網戸装置

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JP3467098B2 JP31437294A JP31437294A JP3467098B2 JP 3467098 B2 JP3467098 B2 JP 3467098B2 JP 31437294 A JP31437294 A JP 31437294A JP 31437294 A JP31437294 A JP 31437294A JP 3467098 B2 JP3467098 B2 JP 3467098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般住宅あるいはオ
フィスビルなどの建物の窓等の開口部に組み付けられる
組付け網戸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の組付け網戸装置として、従来、
例えば図5に示すように、建物の窓等の開口部に設けら
れた開口枠であるサッシ枠1、すなわち、上枠2と下枠
3と左縦枠4と右縦枠5とで枠組みされたサッシ枠1に
組付け網戸装置本体10を組み付けるようにしたものが
知られている。この網戸装置本体10は、サッシ枠1の
左右の縦枠4,5にそれぞれ取り付けられる第1の固定
部材11及び第2の固定部材12と、これら両固定部材
11,12間に設けられる第1の可動部材13及び第2
の可動部材14と、これら両可動部材13,14間に取
り付けられるプリーツ状の網目部材15とから構成され
ている。
【0003】このような組付け網戸装置本体10は、第
1及び第2の可動部材13,14が左右水平方向に沿う
開閉方向Xに移動自在に取り付けられており、これらの
可動部材13,14の対向面に網目部材15がファスナ
ー等を介して取り付けられた構成となっている。その結
果、可動部材13,14のそれぞれの開閉に追従して網
目部材15が折畳み伸縮自在に開幕または閉幕する中開
き構造になっている。
【0004】そして、この網戸装置本体10には、第1
及び第2の可動部材13,14の開閉方向Xへの移動時
の揺動を防止するワイヤーテンション機構(自立ワイヤ
ーテンション機構ともいう。)30が設けられている。
自立ワイヤーテンション機構30は4本のワイヤー3
1,32,33,34を備えており、各ワイヤー31,
32,33,34は第1の固定部材と第2の固定部材と
の間で、それぞれ略Z字型に掛け渡されている。即ち、
ワイヤー31は、その一端が第1の固定部材11の上部
に固定Aされ、その他端が、ローラ41,42を介して
第2の固定部材12の下部に固定Bされている。また、
ワイヤー32は、その一端が第1の固定部材11の下部
に固定Cされ、その他端が、ローラ45,46を介して
第2の固定部材12の上部に固定Dされている。ワイヤ
ー33は、その一端が固定部材11の上部に固定Eさ
れ、その他端がローラ47,48を介して固定部材12
の下部に固定Fされている。また、ワイヤー34は、そ
の一端が第1の固定部材11の下部に固定Gされ、その
他端が、ローラ43,44を介して第2の固定部材12
の上部に固定Hされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の網戸装置本体10では、自立ワイヤーテンション機
構30の各ワイヤー31乃至34が両固定部材11,1
2にそれぞれ固定されているため、以下のような課題が
あった。即ち、施主の要望により、サッシ枠1の横幅を
調整する切詰め(例えば、開口幅を2mから1.8mに
縮める)を行う場合、上記4本のワイヤーの長さ及び張
力をそれぞれ調整し直さなければならず、切詰め施工が
煩雑であった。また、サッシ枠1に網戸装置本体10を
組み付ける際に、上記4本のワイヤーを各固定部材1
1,12間に掛け渡さなければならず、組付け施工が煩
雑であった。
【0006】
【発明の目的】そこで、本発明は、開口枠の切詰め施工
や網戸装置の組付け施工の円滑化を図り得るような組付
け網戸装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る組付け網戸装置は、請求項1に記載し
た発明のように、建物の開口部に、左右水平方向に開閉
自在及び移動自在に配置される一対の可動部材と、該一
対の可動部材間に取り付けられ、且つ、それら可動部材
の開閉に伴って開幕或いは閉幕する折畳み伸縮自在なプ
リーツ状の網目部材と、前記一対の可動部材間の開閉幅
を設定する開閉幅設定手段と、ワイヤーの張力により前
記各可動部材の移動方向の揺動を防止するワイヤーテン
ション機構とを備えた組付け網戸装置であって、前記ワ
イヤーテンション機構の少なくとも1本のワイヤーを、
前記開閉幅設定手段を介して取り付けたことを特徴とす
る。
【0008】この発明において、請求項2に記載した発
明のように、前記開閉幅設定手段を介して取り付けた前
記ワイヤーテンション機構のワイヤーを、前記網目部材
の網目間に挿通させないようにしてもよい。また、挿通
させる場合には請求項3に記載した発明のように、前記
ワイヤーを、前記網目部材の略1/2の高さ位置よりも
下側にて網目間を通すようにしてもよい。
【0009】また、請求項4に記載した発明のように、
前記開閉幅設定手段によって設定される前記開閉幅を、
前記開口部の開口幅と略等しくしてもよいし、請求項5
に記載した発明のようにその開閉幅を前記開口部の開口
幅の略1/2にしてもよい。
【0010】
【作用】請求項1に記載した発明によれば、ワイヤーテ
ンション機構の少なくとも1本のワイヤーを、開閉幅設
定手段を介して取り付けた構成としたため、開口枠を切
り詰めるにあたって、調整し直す必要のあるワイヤーの
本数が減り、切詰め施工の煩雑さが解消されるととも
に、左右両固定部材間に掛け渡すワイヤーの本数も同様
に減り、組付け施工の煩雑さも解消される。
【0011】また、請求項2に記載した発明によれば、
ワイヤーを網目部材の網目間に挿通させずに開閉幅設定
手段を介して取り付けたことにより、網目部材とワイヤ
ーテンション機構との独立関係を維持することができ、
ワイヤーテンション機構はそのままにして網目部材を交
換することができる。
【0012】また、請求項3に記載した発明によれば、
ワイヤーが、網目部材が風等をはらむことによって腰折
れ状態になることを防ぐために従来の組付け網戸装置に
おいて網目部材の網目間に通されることのあった補助ワ
イヤーテンション機構の中間ワイヤーの機能を兼ね備え
ることができ、また、前記ワイヤーを、網目部材の略1
/2の高さ位置よりも下側にて網目間を通すようにすれ
ば、可動部材は倒れることなく自立する。
【0013】さらに、請求項4に記載した発明のよう
に、開閉幅設定手段によって設定される開閉幅が開口部
の開口幅と略等しければ、網目部材によって開口部全体
を覆うことができ、また、請求項5に記載した発明のよ
うに、その開閉幅を開口部の開口幅の略1/2にすれ
ば、通常の網戸のように開口部の半分を網目部材で覆う
ことができる
【0014】
【実施例】本発明に係る組付け網戸装置の実施例を図1
乃至図4に基づいて以下に説明する。図1には本発明に
係る組付け網戸装置の一例の概略が示されているが、同
図に示すように、この組付け網戸装置100は、建物の
窓等に設けられた開口枠であるサッシ枠1の左右両縦枠
4,5に第1の固定部材110及び第2の固定部材12
0がそれぞれ固定され、第1及び第2の固定部材11
0,120間に第1の可動部材130及び第2の可動部
材140がサッシ枠1の左右水平方向に開閉自在、かつ
移動自在に組み付けられ、さらに第1及び第2の可動部
材130,140間に、これら可動部材130,140
のそれぞれの開閉移動に追従して折畳み伸縮自在に開幕
または閉幕可能に構成されたプリーツ状の網目部材15
0が取り付けられてできている。
【0015】そして、本発明の特徴部分であるが、この
網戸装置100に設けられた自立ワイヤーテンション機
構300を構成する例えば3本の自立ワイヤー301,
302,303のうちの略U字状に配線されたU字型ワ
イヤー301は、第1及び第2の可動部材130,14
0間の開閉幅(以下、所望幅という。)を設定する開閉
幅設定手段200を介して設けられている。この実施例
の場合、U字型ワイヤー301は、具体的には前記開閉
幅設定手段200を構成するランナーレール201の両
端にそれぞれ取り付けられている右規制片210及び左
規制片220との間に掛け渡されている。
【0016】開閉幅設定手段200は、図2に示すよう
に、所望幅に略等しい長さを有する長尺のランナーレー
ル201の両端に、右規制片210及び左規制片220
が着脱自在に取り付けられてできている。ここで、所望
幅は最大でサッシ枠1の横幅に略等しく設定できるもの
で(この場合、網目部材150によりサッシ枠1の全面
が閉幕される)、この開閉幅設定手段200はその所望
幅にあわせて作られる。この実施例では、開閉幅設定手
段としてのランナーレール201はサッシ枠1の横幅の
略2分の1の長さに作られている。
【0017】ランナーレール201は、ランナー等(図
示せず)を移動自在に取付け、網目部材150の上部付
近に配線されたワイヤー(後述するワイヤー501な
ど)をそのランナー等に吊下させて網目部材150の左
右移動を案内したり、網目部材150の上部にできる間
隙を塞いで虫の侵入を防ぐもので、サッシ枠1の上枠2
内に左右移動自在に配置される。
【0018】前記右規制片210は、第2の可動部材1
40の上部が突き当たることによってその可動部材14
0の移動範囲を規制するものであり、該右規制片210
を利用して、U字型ワイヤー301の一端を止め付ける
ようになっている。この場合、前記右規制片210にワ
イヤー張力の調整機構を組み込んでもよく、調整機構と
しては、例えばワイヤー301の止付け部分をねじ部材
などの進退によりワイヤーの延出方向に前後移動させる
ものが挙げられる。
【0019】前記左規制片220は、第1の可動部材1
30の上部が突き当たることによってその可動部材13
0の移動範囲を規制するものであり、該左規制片210
を利用して、U字型ワイヤー301の他端を止め付ける
ようになっている。なお、U字型ワイヤー301を前記
ランナーレール201を介して取り付ける方法として
は、ワイヤーの一端を右規制片210で固定し、左規制
片220で折り返して再び前記右規制片210でワイヤ
ーの他端を止め付けるようにしてもよい。
【0020】前記各規制片210,220は、いずれ
も、ジョイントピース230を介してランナーレール2
01に取り付けられる。ジョイントピース230は、下
方に臨んで開口する取付凹部231と側方に突出する係
止突起部233とを有している。そして、右規制片21
0と左規制片220とランナーレール201とは、ジョ
イントピース230,230の係止突起部233,23
3をランナーレール201の開放端203a,203b
にそれぞれ嵌入し、ジョイントピース230,230の
取付凹部231,231に規制片210,220の各上
端係止突起部を嵌入し、ロックピース240,240
(図面上、左側のロックピースは図示せず)を左右側方
からそれぞれ差し込むことによって、相互に一体化され
る。
【0021】自立ワイヤーテンション機構300は、上
記U字型ワイヤー301と、いずれも略Z字状の配線経
路をなす第1のZ字型ワイヤー302及び第2のZ字型
ワイヤー303と、それらのZ字型ワイヤー302,3
03の張力を調整する張力調整装置311,312,3
13,314とからなる。これら張力調整装置311,
312,313,314も上述した右規制片210のね
じ部材などによる調整機構のものである。
【0022】U字型ワイヤー301は、例えば左右規制
片210,220間で止め付けられている場合には、以
下のように配線されている。即ち、ワイヤー301の一
端301aは左規制片220に結び付けられ、その他端
301bは、第1の可動部材130の上部に設けられた
第1のグライドブロック132を介してスライドバー1
31内を上から下に通され、その可動部材130の下部
に設けられた第2のグライドブロック133を介して網
目部材150の下方に延出され、さらに第2の可動部材
140の下部に設けられた第4のグライドブロック14
3を介してスライドバー141内を下から上に通され、
その可動部材140の上部に設けられた第3のグライド
ブロック142を介して延出され、右規制片210に結
び付けられている。U字型ワイヤー301が左規制片2
20で折り返されている場合には、その一端が右規制片
210に結び付けられ、その他端は、上記配線経路の逆
をたどって左規制片220に至り、そこで折り返されて
上記配線経路と同じ経路をたどって右規制片210に結
び付けられる。
【0023】第1のZ字型ワイヤー302は以下のよう
に配線されている。即ち、ワイヤー302の一端302
aは、第1の固定部材110の上部に取り付けられた第
1の張力調整装置311に固定され、その他端302b
は、網目部材150の上方を通され、第2の可動部材1
40の上部の第3のグライドブロック142を介してス
ライドバー141内を上から下に通され、その下部の第
4のグライドブロック143を介して延出され、第2の
固定部材120の下部に取り付けられた第4の張力調整
装置314に固定されている。
【0024】第2のZ字型ワイヤー303は以下のよう
に配線されている。即ち、ワイヤー303の一端303
aは、第1の固定部材110の下部に取り付けられた第
2の張力調整装置312に固定され、その他端303b
は、第1の可動部材130の下部の第2のグライドブロ
ック133を介してスライドバー131内を下から上に
通され、その上部の第1のグライドブロック132を介
して延出され、網目部材150の上方を通されて第2の
固定部材120の上部に取り付けられた第3の張力調整
装置313に固定されている。
【0025】なお、第1及び第2のZ字型ワイヤー30
2,303も、いずれかの張力調整装置にて折り返され
て2重に配線されていてもよい。また、自立ワイヤーテ
ンション機構300のワイヤーの取回しやその本数はこ
の実施例に限定されないのは勿論である。また、上記ワ
イヤーテンション機構300で用いられている各ワイヤ
ーは狭義のワイヤーに限らず広く非伸縮性でかつ可撓性
を有する線状の部材を含み、例えば合成樹脂の糸などで
作られている。
【0026】網目部材150は、ポリエステル樹脂等の
糸で網目状に編成し、プリーツ状に折り目をつけたもの
で、その両端にはそれぞれセットプレート151,15
2が固着されている。この一対のセットプレート15
1,152は、いずれも、第1及び第2の可動部材13
0,140にやりくりして取り付けられるように構成さ
れている。それによって、可動部材130,140に対
してセットプレート151,152を取り付けたり、取
り外したりするだけで、網目部材150を着脱すること
ができるので、網目部材150を迅速に交換することが
できる。特に、この実施例による自立ワイヤーテンショ
ン機構300の各ワイヤーは、前記網目部材150に挿
通されておらず、自立ワイヤーテンション機構300の
各ワイヤーはそのままにして、該網目部材150を交換
することができる。
【0027】なお、この発明に係る実施例において、図
5に示した従来例と構成が重複するものには同一の符号
を付し、かつそれぞれの詳細な説明を省略した。
【0028】上記のように構成されたこの実施例に係る
組付け網戸装置100をサッシ枠1に組み付けるには、
以下の手順による。まずランナーレール201を上枠2
内に取り付け、次いで一対の固定部材110,120、
自立ワイヤーテンション機構300の各ワイヤー30
1,302,303が挿通された一対の可動部材13
0,140を上下枠2,3間につり込む。 そして、U
字型ワイヤー301が掛け渡された右規制片210と左
規制片220をランナーレール201に取り付け、その
後、網目部材150を一対の可動部材130,140に
取り付け、固定部材110,120をそれぞれ縦枠4,
5に固定する。そして最後に各ワイヤー301,30
2,303の張力を調整する。
【0029】上記実施例によれば、自立ワイヤーテンシ
ョン機構300のU字型ワイヤー301を、開閉幅設定
手段200の各規制片210,220を介して取り付け
たので、サッシ枠1を切り詰めるにあたって、U字型ワ
イヤー301の長さや張力等を調整し直す必要がなく、
第1及び第2のZ字型ワイヤー302,303について
調整し直せばよく、調整を要するワイヤーの本数が減
り、切詰め施工の煩雑さが解消される。また、左右両固
定部材110,120間に掛け渡すワイヤーの本数も同
様に減り、組付け施工の煩雑さも解消される。従って、
サッシ枠1の切詰め施工や組付け網戸装置100の組付
け施工の円滑化を図ることができる。
【0030】ところで、従来より、組付け網戸装置に
は、網目部材が風等をはらむことによって腰折れ状態に
なることを防ぐために補助ワイヤーテンション機構が設
けられることがあり、その場合には補助ワイヤーテンシ
ョン機構を構成する中間ワイヤーは網目部材の網目間に
通されていた。本実施例の組付け網戸装置100では、
図3に示すように、補助ワイヤーテンション機構500
として、中間ワイヤー501を各規制片210,220
との間にループ状に掛け渡し、網目部材150の上半部
と下半部の網目間に通すようにしてもよい。その際、中
間ワイヤー501は、セットプレート151,152に
設けられた複数の貫通孔153a,153c,153
d,…を介して網目部材150の網目間に導かれ、その
張力調整は、上述したU字型ワイヤー301の張力調整
と同様の機構により行なわれる。このような形式の補助
ワイヤーテンション機構500を設ければ、中間ワイヤ
ー501についても、切詰め施工時の再調整及び組付け
施工時のワイヤー掛け渡しが不要となり、切詰め施工や
組付け施工の円滑化を図ることができる。また、中間ワ
イヤー501が可動部材130,140を経由していな
いので、可動部材130,140の開閉移動操作が軽
く、さらに、網目部材150の交換を迅速に行え、しか
も、下枠3に露出するワイヤー数が少なくなり、ワイヤ
ーの損傷を少なくすることができる。
【0031】なお、図4に示す他の例のように、U字型
ワイヤー301を網目部材150の網目間を通すように
してもよい。このようにすれば、そのワイヤー301
が、上記補助ワイヤーテンション機構500の中間ワイ
ヤー501を兼ねることとなる。従って、切詰め施工時
に調整し直すワイヤーの本数、及び組付け施工時に左右
両固定部材間に掛け渡すワイヤーの本数が減り、切詰め
施工や組付け施工の円滑化を図ることができる。その
際、U字型ワイヤー301を網目部材150の略1/2
の高さ位置よりも下側にて網目間を通すようにしてもよ
い。そのようにすれば、第1及び第2の可動部材13
0,140は倒れることなく自立した状態を維持するこ
とができる。なお、それら可動部材130,140が安
定して自立し難くなるおそれがあるが、U字型ワイヤー
301を網目部材150の略1/2の高さ位置よりも上
側にて網目間を通すようにしてもよいのはいうまでもな
いし、この形式、即ちU字型ワイヤー301で補助ワイ
ヤーテンション機構を兼ねる形式と従来の補助ワイヤー
テンション機構とを併用してもよい。
【0032】上記実施例では、ランナーレール201を
用いることを前提として、開閉幅設定手段200として
の各規制片210,220をランナーレール201とは
別体に構成したが、ランナーレール201の両端部に一
体として開閉幅設定手段を設けるようにしてもよい。こ
のような構成でも、その開閉幅設定手段を介してU字型
ワイヤー301を取り付けるようにすれば、サッシ枠1
の切詰め施工や組付け網戸装置100の組付け施工の円
滑化を図ることができるという同様の効果が得られる。
【0033】さらにまた、開閉幅設定手段200として
の各規制片210、220をランナーレール201とは
別体に構成することを前提として、上記実施例ではラン
ナーレール201に対して各規制片210,220をそ
れぞれ取付け、取外し自在に構成したが、これら規制片
210,220をランナーレール201に固着させても
よい。このような構成でも、その開閉幅設定手段を介し
てU字型ワイヤー301を取り付けるようにすれば、サ
ッシ枠1の切詰め施工や組付け網戸装置100の組付け
施工の円滑化を図ることができるという同様の効果が得
られる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、ワイ
ヤーテンション機構の1本のワイヤーを開閉幅設定手段
を介して取り付けた構成としたため、開口枠を切り詰め
るにあたって、調整し直す必要のあるワイヤーの本数が
減り(例えば従来3本であったものが2本になる。)、
切詰め施工の煩雑さが解消されるとともに、左右両固定
部材間に掛け渡すワイヤーの本数も同様に減り、組付け
施工の煩雑さも解消される。従って、開口枠の切詰め施
工や網戸装置の組付け施工の円滑化を図ることができ
る。
【0035】請求項2に記載した発明によれば、ワイヤ
ーを網目部材の網目間に 挿通させずに開閉幅設定手段
を介して取り付けたことにより、網目部材とワイヤーテ
ンション機構との独立関係を維持することができ、ワイ
ヤーテンション機構はそのままにして網目部材を交換す
ることができる。
【0036】請求項3に記載した発明によれば、開閉幅
設定手段を介して取り付けた前記ワイヤーを、網目部材
の略1/2の高さ位置よりも下側にて網目間を通すよう
にすれば、このワイヤーで風等による網目部材の腰折れ
状態を防ぐことができ、かつ、可動部材は倒れることな
く自立する。
【0037】請求項4に記載した発明によれば、開閉幅
設定手段によって設定される開閉幅が開口部の開口幅と
略等しいので、網目部材によって開口部全体を覆うこと
ができ、そのような網戸装置においても、切詰め施工や
組付け施工の円滑化を図ることができる。
【0038】請求項5に記載した発明によれば、開閉幅
設定手段によって設定される開閉幅が開口部の開口幅の
略1/2であるので、通常の網戸のように開口部の半分
を網目部材で覆うことができ、そのような網戸装置にお
いても、切詰め施工や組付け施工の円滑化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組付け網戸装置の自立ワイヤーテ
ンション機構の一例を示す概略図である。
【図2】その自立ワイヤーテンション機構のU型ワイヤ
ーの取付構造の一例を示す要部分解斜視図である。
【図3】本発明に係る組付け網戸装置における補助ワイ
ヤーテンション機構の一例を示す概略図である。
【図4】本発明に係る組付け網戸装置の自立ワイヤーテ
ンション機構の他の例を示す概略図である。
【図5】従来の組付け網戸装置の自立ワイヤーテンショ
ン機構の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 サッシ枠(開口枠) 2 上枠 3 下枠 4 左縦枠 5 右縦枠 10 網戸装置本体 11 第1の固定部材 12 第2の固定部材 13 第1の可動部材 14 第2の可動部材 15 網目部材 30 自立ワイヤーテンション機構(ワイヤーテンショ
ン機構) 31,32,33 ワイヤー 41,42,43,44,45,46,47,48 ロ
ーラ 100 組付け網戸装置 110 第1の固定部材 120 第2の固定部材 130 第1の可動部材 131 スライドバー 132 第1のグライドブロック 133 第2のグライドブロック 140 第2の可動部材 141 スライドバー 142 第3のグライドブロック 143 第4のグライドブロック 150 網目部材 151,152 セットプレート 153a,153c,153d 貫通孔 200 開閉幅設定手段 201 ランナーレール 203a,203b 開放端 210 右規制片 220 左規制片 230 ジョイントピース 231 取付凹部 233 係止突起部 240 ロックピース 300 自立ワイヤーテンション機構 301 U字型ワイヤー 302 第1のZ字型ワイヤー 303 第2のZ字型ワイヤー 301a,302a,303a 一端 301b,302b,303b 他端 311 第1の張力調整装置 312 第2の張力調整装置 313 第3の張力調整装置 314 第4の張力調整装置 500 補助ワイヤーテンション機構 501 中間ワイヤー

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の開口部に、左右水平方向に開閉自
    在及び移動自在に配置される一対の可動部材と、 該一対の可動部材間に取り付けられ、且つ、それら可動
    部材の開閉に伴って開幕或いは閉幕する折畳み伸縮自在
    なプリーツ状の網目部材と、 前記一対の可動部材間の開閉幅を設定する開閉幅設定手
    段と、 ワイヤーの張力により前記各可動部材の移動方向の揺動
    を防止するワイヤーテンション機構とを備えた組付け網
    戸装置であって、 前記ワイヤーテンション機構の少なくとも1本のワイヤ
    ーを、前記開閉幅設定手段を介して取り付けたことを特
    徴とする組付け網戸装置。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤーテンション機構のワイヤー
    は、前記網目部材の網目間に挿通されずに前記開閉幅設
    定手段を介して取り付けられていることを特徴とする請
    求項1記載の組付け網戸装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイヤーは、前記網目部材の略1/
    2の高さ位置よりも下側にて網目間を挿通されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の組付け網戸装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉幅設定手段によって設定される
    前記開閉幅は、前記開口部の開口幅と略等しいことを特
    徴とする請求項1記載の組付け網戸装置。
  5. 【請求項5】 前記開閉幅設定手段によって設定される
    前記開閉幅は、前記開口部の開口幅の略1/2であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の組付け網戸装置。
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