JP3467020B2 - プレス成形型フラットマスク用Fe−Ni系合金並びにそれを用いるフラットマスクおよびカラーブラウン管 - Google Patents

プレス成形型フラットマスク用Fe−Ni系合金並びにそれを用いるフラットマスクおよびカラーブラウン管

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架張せずに、プレ
スにより完全なフラット形に成形する完全プレス成形型
フラットマスク用Fe−Ni系合金並びにそれを用いる
完全フラットマスクおよびカラーブラウン管に関するも
のであり、特には特定種の添加元素の選択により、Fe
−Ni系合金の有する低熱膨張性を維持し、しかも耐落
下衝撃変形性の指標として耐力およびヤング率を向上さ
せ、更に好ましくはNi偏析率が1.0%以下と低い、
上記プレス成形型完全フラットマスク用Fe−Ni系合
金並びにそれを用いる完全フラットマスクおよびカラー
ブラウン管に関する。なお、本発明において、低熱膨張
性とは、30〜100℃の平均熱膨張係数が12×10
-7/℃以下であることを言い、Ni偏析率が低いとは、
EPMA(Electron Prove Micro
Analyzer)でのNi偏析率の測定値が1.0
%以下であることをいう。
【0002】
【従来の技術】カラーブラウン管では、電子銃から打ち
出した電子ビームをガラスパネルの内側の蛍光体に当て
ることで画面を表示する。電子ビームの方向を磁力によ
り制御するのが偏向ヨークである。ガラスパネルの手前
には、電子ビームを所定の蛍光体に当たるように画素単
位に区切る機構が設けられており、マスクと呼ばれてい
る。カラーブラウン管用のマスクは、マスク素材をドッ
ト状若しくはスロット状にエッチング加工した後プレス
成形するシャドウマスク方式と、すだれ状にエッチング
後枠材に上下に強い引張り力をかけて張り渡して架張す
るアパーチャグリル方式に大別される。それぞれの方式
は一長一短があり、どちらの方式も市場で用いられてい
る。
【0003】ところで、表示画面を平坦にするフラット
画面の開発に向けて多くの試みが為されてきた。ブラウ
ン管の画面を平坦にしようとするとき大きな問題の一つ
になるのは、シャドウマスクやアパーチャグリルをどの
ようにして平坦に近づけるかである。それぞれに難題を
抱えているが、プレスによりシャドウマスクの表面を平
坦に近づけることは、アパーチャグリルのような架張方
式のものよりも基本的に難しいとされている(例えば
〔NIKKEI ELECTRONICS〕1999.
7.26(no.748)128頁)。
【0004】これは、シャドウマスクは金属シートをプ
レス成形して製造するため、架張方式と違って、自己保
形力により形状を維持する必要があり、基本的には、球
状でないと形状維持ができないためである。一方、完全
フラットマスクは、マスクをほとんど平坦にするため、
上記記述と矛盾する。これを解決するには、マスクの強
度を上げるしか方法がない。ここで云う「マスク強度」
とは、一般の金属の強度(例えば引張試験による強度)
の意味とは違い、ブラウン管組み立て後、ブラウン管全
体に衝撃を与え、マスクの変形が起きるかどうかであ
る。具体的には、ブラウン管を一定高さから落下させ、
マスクが変形するかどうかを試験する。このような衝撃
変形に対し強いマスクの開発が、完全フラット管には必
要とされる。そしてまた、完全フラット管には、優れた
ドーミング特性が要求される。つまり、マスクが球面か
らフラットになるに従い、マスクの4隅での電子銃から
放出された電子ビームの入射角が鋭角となる。つまり、
これは、マスクが熱膨張により僅かにずれるだけで、電
子ビームがミスランディングし、色ずれ等の問題が発生
することを意味する。これにより、熱膨張が従来のマス
クより格段に低い低膨張マスクの開発が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、架張方
式によらず、プレスによりフラットに成形するプレス成
形型完全フラットマスクには、架張のための枠材(フレ
ーム)が不要であるという大きな利点があり、従って、
そうしたプレス成形型完全フラットマスクにおいてフラ
ット化に伴う課題を解決することが所望される。シャド
ウマスクには、低熱膨張性のFe−Ni系合金(Fe−
36%Ni:Invar合金)が使用されているが、画
面のフラット化に伴い、さらなる低熱膨張特性および高
強度化が要求されることは上述した通りである。従っ
て、Fe−36%Ni:Invar合金と同等かそれ以
下の低熱膨張を維持しながら、マスク強度を向上させる
ことが要望される。一方、Fe−Ni系合金はシャドウ
マスクに加工した際、素材中にNi偏析が存在し、その
偏析が強い場合には、Ni偏析部で他の部位とエッチン
グ性が異なり、マスク自体、均一に電子線を透過せず、
スジムラ(スジ状の透過ムラ)が発生する。ここで、ス
ジムラとは、シャドウマスクに電子線透過孔をエッチン
グにより形成した際、Ni偏析部と関連する特定の孔列
部分において孔内部に段差が生じ、裏側から表側へと電
子線透過孔を通して光線を差し向けそして表側を全体的
に観察するとき、当該Ni偏析部と関連する孔列部分が
他の部分との出射光線の強度が異なることからスジ状に
見えることを云う。従って、スジムラの発生があること
はNi偏析部が存在することを反映する。
【0006】本発明の課題は、フラット型のカラーブラ
ウン管の今後の展開に備えて、耐落下衝撃変形性を向上
するべく強度を増大させた、またNi偏析率の低い、低
熱膨張性のプレス成形型完全フラットマスク用Fe−N
i系合金を開発することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、耐落下衝撃
変形性を向上させるべくマスク強度を増大させるには、
何がマスク材料に要求されるかを究明するため多くの実
験を行った結果、マスク材料のヤング率および耐力がも
っとも大きく影響することを見出した。つまり、耐力お
よびヤング率を従来材料より向上させることにより、平
面ブラウン管の衝撃試験でもマスク変形が起きないこと
を見出したのである。さらに、低熱膨張をも達成する従
来にない全く新しい材料を開発すべく添加元素について
検討を重ねた。その結果、Fe−Ni合金を基本に、M
n添加量の低減、随意的にCoの適正量添加、そしてN
b、TaおよびHfを適正量添加することがこの課題解
決に有用であることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。ところで、特許番号第2902004号(登録日:
平成11年3月19目、公開日:平成3年4月10日)
は、通常の湾曲シャドウマスクにおいて音量など外部か
ら付加される振動(ハウリングからくる振動)の影響に
よる色ずれを防止するためにシャドウマスクの振動減衰
能を高めるべく、アンバー型合金にNb、Taを0.1
〜5%固溶させることを提唱している。アンバー型合金
としては、実施例では36%Ni−Fe合金が使用され
ている。しかしながら、この文献は、本発明のように完
全フラットマスクを対象として、その衝撃変形に対する
増強を課題とするものではなく、本発明の参考とはなり
得ない。エッチング性その他を考慮して、不純物含有量
を規制することもまた好ましいことが判明した。特に,
Nb、TaおよびHfと窒素化合物を形成するNの規制
は熱間加工性およびエッチング性の点から有益であるこ
とも認められた。本出願人は、関連する出願としてFe
−Ni−2〜8%Co系合金素材と関係する特願200
0−031661号を提出しているが、本発明は、更に
低コストで製造できるFe−Ni系合金素材を提供する
ことを課題としている。
【0008】かくして、本発明は、(1)質量百分率
(%)に基づいて(以下、%と表記する)、Ni:33
〜37%およびMn:0.001〜0.1%を含有し、
随意的にCo:0.01〜2%未満を含有し、さらにN
b:0.01〜0.8%、Ta:0.01〜0.8%お
よびHf:0.01〜0.8%から選択された1種また
は2種以上を合計で0.01〜0.8%含有し、残部F
eおよび不可避的不純物から成ることを特徴とする、低
熱膨張性を維持し、しかも耐力およびヤング率を向上さ
せたプレス成形型完全フラットマスク用Fe−Ni系合
金を提供する。特には、Nb:0.01〜0.5%、T
a:0.01〜0.5%およびHf:0.01〜0.5
%から選択された1種または2種以上を合計で0.01
〜0.5%含有させることにより、Ni偏析率を低いも
のとすることが好ましい。不純物として、C:≦0.0
1%、Si:≦0.04%、P:≦0.01%、S:≦
0.01%、そしてN:≦0.005%に規制すること
が好ましい。本発明合金は、900℃にて30分間焼鈍
後のヤング率が120,000N/mm2以上そして9
00℃にて30分間焼鈍後の0.2%耐力が300N/
mm2以上であることを特徴とする。なお、本発明合金
の熱処理条件は、700℃〜900℃の温度で5分間か
ら1時間の範囲で実施することが推奨される。
【0009】本発明はまた、(2)上記のFe−Ni系
合金を用いることを特徴とするプレス成形型完全フラッ
トマスク並びに(3)当該Fe−Ni系合金製プレス成
形型完全フラットマスクを使用することを特徴とするカ
ラーブラウン管をも提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、低熱膨張性のFe−N
i系合金のMn添加量を低減した一段の低熱膨張の合金
に、熱膨張を大きくせずに、耐落下衝撃変形性を向上さ
せるべく耐力およびヤング率を向上させる添加元素とし
て、随意的にCoを添加し、Nb、Taおよび/または
Hfを適正量添加し、また好ましくは各種不純物元素
C、Si、P、SおよびNを規制することを特徴とす
る。本発明と関与する成分元素の限定理由を次に述べ
る。
【0011】(基本元素) Ni:Niは、マルテンサイト等の有害な組織を発生さ
せないことと、Coとの相乗効果による低熱膨張を達成
するため、33〜37%、好ましくは34〜36%の範
囲である。 Co:Coは熱膨張を低下させると同時に、耐力の向上
にも役割を果たす。このためには、最小限0.1%の添
加が好ましいが、反面、添加量が2%以上であるとNi
含有量とのバランスで熱膨張を上昇させてしまう。更に
Co含有量を高くすることは製造コストおよび磁気特性
の面からも不利となり、得策でない。Coは随意成分で
あるが、本発明の目的では0.01〜2%未満、望まし
くは0.5〜1.8%の範囲で添加されることが好まし
い。Niの添加に伴い、<0.01%水準の微量のCo
は随伴元素として混入する。 Mn:Mnは脱酸剤として添加されるが、その添加によ
り熱膨張係数を増大させるため、30〜100℃の平均
熱膨張係数が12×10-7/℃以下を達成するために
は、0.001〜0.1%とし、好ましくは0.001
〜0.05%とすることが必要とされる。
【0012】(添加元素) Nb、Ta、Hf:熱膨張を上昇させずに、Co(添加
される場合には)との複合添加によって相乗効果を発揮
することにより希望する高耐力を得ることができ、さら
にはヤング率を向上させる元素として添加される。0.
01%未満では、その効果がなく、他方0.8%を超え
ると、エッチング性の低下および熱膨張の上昇をもたら
す。単独で、0.01〜0.8%の範囲とすることが必
要であるのみならず、それらの合計含有量が0.01〜
0.8%の範囲とすることが必要である。なお、本発明
の合金を製造するにあたりマスクのエッチング特性の観
点から、Ni偏析の発生に注意することが必要である
が、Nb、Ta、HfはNi偏析の発生関与することが
判った。詳細なメカニズムは不明であるが、Nb、T
a、Hfを添加すると、Fe−Ni系合金における固相
線温度と液相線温度が変わり、鋳造時にNi偏析が起こ
りやすくなると推定される。また、本発明者は、Ni偏
析が発生した場合、ヤング率が低下することも見出し
た。この低下の理由は、Ni偏析発生することにより、
Fe−Ni系合金の結晶方位が変化し、ヤング率が変化
すると推定される。Ni偏析はNb、Ta、Hf量だけ
でなく、当然鋳造および鍛造条件の影響も受けるが、N
b、Ta、Hfがそれぞれ0.01〜0.5%で、それ
らの合計が0.01〜0.5%であれば、Ni偏析率が
1.0%以下となり、Nb、Ta、Hfを添加しないF
e−Ni系合金と同様にNi偏析によるスジムラが発生
しないことがわかった。よって、Nb、Ta、Hfの含
有量は、それぞれ0.01〜0.5%、それらの合計を
0.01〜0.5%とする。
【0013】(不純物) C:0.01%を超えると炭化物を過剰に形成し、エッ
チング性を劣化させるので、0.01%以下とする必要
がある。0.006%以下が好ましい。 Si:脱酸効果があるが、0.04%を超えるとエッチ
ング性を大きく劣化させるので、0.04%以下とされ
る。 P:過剰に含まれるとエッチング性を劣化する原因とな
るため、0.01%以下、好ましくは0.005%以下
とされる。 S:0.01%を超えると、熱間加工性を阻害すると共
に、硫化物介在物が多くなってエッチング性に悪影響を
及ぼすので、その上限を0.01%以下、好ましくは
0.005%以下とされる。 N:Nb、Ta、Hfと化合物を形成し、熱間加工性お
よびエッチング性を劣化させるため、0.005%以
下、好ましくは0.003%以下とされる。 例えば、MnSやP偏析は延性があるため、圧延後に線
状に伸びており、これらがドット状或いはスロット状の
エッチング加工孔の縁の形状を悪化させる。エッチング
性を劣化させないために、こうした不純物規制が必要と
される。
【0014】シャドウマスク素材は、所要の組成の合金
材料を例えば真空誘導溶解炉(VIM炉)で溶製後、イ
ンゴットに鋳造し、鍛造後、熱間圧延および冷間圧延
し、その後光輝焼鈍と冷間圧延を繰り返し、最後に0.
1〜0.25mm範囲の所定の厚みにまで最終冷間圧延
が施される。その後、スリットして所定の板幅としてシ
ャドウマスク素材を得る。シャドウマスク素材は、脱脂
後、フォトレジストを両面に塗布してパターンを焼き付
けて現像後、エッチング穿孔加工され、個々に切断され
シャドウマスク素材ユニットとなる。シャドウマスク素
材ユニットは、非酸化性雰囲気、例えば還元性雰囲気中
で焼鈍(例えば、水素中、900℃にて30分間)され
てプレス成形性を付与される。レベラー加工を経た後、
プレスによりフラットマスク形態に成形される。そして
最後に、プレス成形された完全フラットマスクは、脱脂
後、大気またはCO/CO2ガス雰囲気中で黒化処理を
施されて表面に黒色酸化膜を形成する。
【0015】本発明のプレス成形型「完全フラットマス
ク」は、例えば、外面曲率半径R:100,000mm
以上そして平面度:画面曲面部の最大高さ/有効画面対
角寸法=0.1%以下のほぼ完全に近い平面形態を有す
るものである。
【0016】本発明のプレス成形型完全フラットマスク
は、30〜100℃にわたっての平均熱膨張係数を12
×10-7/℃以下に維持したまま、上記プレス成形性を
付与するための焼鈍後、ヤング率が120,000N/
mm2以上そして0.2%耐力が300N/mm2以上で
あることを特徴とする。ヤング率が120,000N/
mm2以上および耐力が300N/mm2以上であると、
前記したブラウン管落下試験で完全平面ブラウン管にし
てもマスク変形は起きない。本発明のプレス成形型完全
フラットマスクは、ヤング率:130,000N/mm
2以上そして0.2%耐力:330N/mm2以上を実現
することができ、さらにはヤング率:140,000N
/mm2以上そして同時に0.2%耐力:350N/m
2以上を実現することが可能である。また、エッチン
グ特性に関し、Ni偏析率が1.0%以下であればスジ
ムラ不良は発生しないが、1.0%を超えるとマスク孔
の形態、エッチング条件によっては、スジムラが発生す
る場合がある。ここでNi偏析率は以下で定義する。 ΔNi=Cx−C0 ΔNi: Ni偏析率(%) Cx: スジ部のNi濃度(%) C0: スジ部近傍のNi濃度(%)
【0017】
【実施例】実施例1 表1に実施例および比較例として用いた合金の組成を示
す。
【0018】
【表1】
【0019】これら組成の合金を10kg真空誘導溶解
炉(VIM炉)で溶製した。溶製後1200℃にて鍛造
し、その後1200℃にて熱間圧延し、3mm厚にした
後、冷間圧延と光輝焼鈍を繰り返し、約0.12mm厚
の冷間圧延材とした。その後、スリットして所定の板幅
としたシャドウマスク素材を還元性雰囲気中で焼鈍(9
00℃×30分水素中)してプレス成形性を付与した。
【0020】この焼鈍後の材料に対して、引張試験を行
い、引張強さと0.2%耐力を測定すると共に、「JI
S R 1605」に従う曲げ共振法により室温でヤン
グ率を測定した。この方法は、自由な曲げ振動をなし得
るように駆動器側および検出器側つりさげ糸によりつる
した試験片にその上下面に発振器からの駆動力を加え、
検出器を通して最大の振幅を生じ且つ振動の節を測定し
て一次共鳴振動数を決定し、一次共鳴振動数と試験片の
質量および寸法から所定の式に基づいて動的弾性率を算
出するものである。さらに、30〜100℃の間の平均
熱膨張係数を測定すると共に、その表面に60℃で45
ボーメの塩化第2鉄水溶液を0.3MPaの圧力でスプ
レーしてエッチング面の状態を観察した。これらの結果
を表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】本発明の合金No.1〜10は、熱膨張係
数を許容水準とされている(12×10-7/℃)を超え
ることなく、目標とするヤング率が120,000N/
mm 2以上そして0.2%耐力が300N/mm2以上を
充分に実現し、特に合金No.9〜10は、ヤング率が
140,000N/mm2以上そして同時に0.2%耐
力が350N/mm2以上を実現した。Mn並びに不純
物も規定範囲にあり、良好なエッチング面の状態を示し
た。また、本発明合金No.11〜15は、不純物元素
S、C、Si、P、Nがそれぞれ請求項3の不純物規定
水準をこえるために、エッチング面の状態がやや良好で
なかったが、使用上問題のない範囲であった。そして
0.2%耐力、ヤング率及び平均熱膨張係数は本発明の
目標とする値を満足した。これに対して、合金No.1
6は、Mn含有量が0.1%を超えるため平均熱膨張係
数が高い。合金No.17は、Co含有量が2.0%を
超え、Ni含有量とのバランスから平均熱膨張係数が高
い。Nb、Ta、Hfを添加しない合金No.18、は
強度特性に非常に乏しい。合金No.19〜20は、N
i含有量が33〜37%を外れるため、平均熱膨張係数
が非常に高い。合金No.21は、NbとTaの含有量
が0.8%を超え、合金No.22は、Nb、Ta、H
fの合計の含有量が0.8%を超えるため、平均熱膨張
係数が高く、エッチング面の状態も悪い結果を示した。
なお、Ni偏析率については、材料断面を鏡面研磨し、
45ボーメ塩化第2鉄水溶液を水で10倍に希釈したも
のに、30秒間浸漬エッチングして得られる偏析スジを
観察した。表2中No.21において一番強い偏析スジ
が観察された。この偏析スジ部のNi偏析率をEPMA
にて測定すると、0.98%であった。
【0023】実施例2 実機レベルでの調査を行なった。表3の組成の合金を6
000kg真空誘導溶解炉(VIM炉)で溶製し、溶製
後、1200℃にて鍛造し、その後1200℃にて熱間
圧延し、3mm厚にした後、冷間圧延と光輝焼鈍を繰り
返し、約0.12mm厚の冷間圧延材とした。その後、
スリットして所定の板幅としたシャドウマスク素材を還
元性雰囲気中で焼鈍(825℃×15分水素中)してプ
レス成形性を付与した。焼鈍条件の825℃×15分
は、より高い耐力を得るため、実施例1より低い温度に
て行った。
【0024】
【表3】
【0025】この焼鈍後の材料に対して、実施例1と同
様に、引張強さ0.2%耐力、ヤング率、平均熱膨張係
数を測定し、エッチング性(異物によるエッチング痕の
有無)、Ni偏析の調査を行い、さらにスジムラの発生
についても確認した。Ni偏析については、実施例1と
同様に材料断面の偏析スジを顕微鏡観察し、各材料中、
強い偏析スジ3本選定し、それぞれについてEPMAに
よりNi偏析率を測定し、その3本の測定結果の最大値
を表示した。スジムラの有無は、片面に80μm、他方
の面に180μmの直径の真円を有するレジストマスク
を材料に形成後60℃にて45ボーメ塩化第2鉄水溶液
を0.3MPaの圧力にてスプレーエッチングし、スジ
ムラの発生を確認した。これらの結果を表4に示す。
【0026】
【表4】
【0027】合金No.23〜29は、平均熱膨張係数
を許容水準とされている12×10 -7/℃を超えること
なく、目標とするヤング率130000N/mm2
上、そして耐力が300N/mm2以上を十分に実現し
た上で、Ni偏析率1%以下で良好なエッチング性も実
現し、スジムラも発生しなかった。特にNb、Ta、H
fの含有量をそれらの合計で0.2〜0.5%含むN
o.23、24、25、29はヤング率140000N
/mm2以上、0.2%耐力330N/mm2以上を実現
した上で、Ni偏析率は1%以下だった。これに対し
て、No.30は、Nb、Ta、Hfの合計含有量が
0.01%未満であるため、ヤング率、0.2%耐力が
低い。そして、No.31〜34はNb、Ta、Hfの
合計含有量が0.5%を超えるため、実施例では認めら
れなかった高いNi偏析率となり、スジムラも発生し
た。また、これらの合金のヤング率は130000〜1
40000N/mm2と目標以上ではあるが、Nb,T
a,Hfの合計含有量が0.2〜0.5%であるNo.
23、24、25、29より低い値となった。従って、
特にNi偏析が重大視される用途では、Ni偏析の防止
を容易にまた確実にするべく、Nb、Ta、Hfそれぞ
れのまたそれらの合計含有量を0.5%以下に抑えるこ
とが推奨されるが、こうしたスジムラは鋳造および鍛造
条件を含めて製造プロセスを綿密に管理することによっ
ても防止もしくは低減することは可能である。
【0028】
【発明の効果】以上、適切なニッケル濃度を含むFe−
Ni合金に含有されるMn含有量を低く制御し、随意的
に少量のCoを含めることで低熱膨張を達成しながら、
不足する耐力をNb、Taおよび/またはHfの適量添
加で達成し、併せてヤング率も向上させた。さらに、こ
れら元素は熱膨張を悪化させることもないことがわか
り、完全フラット管用マスク材料として最適な特性を実
現することが理解される。また、Nを含めての不純物元
素を規制することによりエッチング性の劣化を防止する
ことができる。また、Ni偏析問題にも対処した。こう
して、今後のフラット型カラーブラウン管に対処して、
色づれが無く、取り扱いに際して変形しない、しかも安
価な、良好なプレス成形型完全フラットマスクが得られ
た。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量百分率(%)に基づいて(以下、%
    と表記する)、Ni:33〜37%およびMn:0.0
    01〜0.1%を含有し、随意的にCo:0.01〜2
    %未満を含有し、さらにNb:0.01〜0.8%、T
    a:0.01〜0.8%およびHf:0.01〜0.8
    %から選択された1種または2種以上を合計で0.01
    〜0.8%含有し、残部Feおよび不可避的不純物から
    成ることを特徴とする、低熱膨張性を維持し、しかも耐
    力およびヤング率を向上させたプレス成形型完全フラッ
    トマスク用Fe−Ni系合金。
  2. 【請求項2】 質量百分率(%)に基づいて(以下、%
    と表記する)、Ni:33〜37%およびMn:0.0
    01〜0.1%を含有し、随意的にCo:0.01〜2
    %未満を含有し、さらにNb:0.01〜0.5%、T
    a:0.01〜0.5%およびHf:0.01〜0.5
    %から選択された1種または2種以上を合計で0.01
    〜0.5%含有し、残部Feおよび不可避的不純物から
    成ることを特徴とする、低熱膨張性を維持し、耐力およ
    びヤング率を向上させ、しかもNi偏析率が低いプレス
    成形型完全フラットマスク用Fe−Ni系合金。
  3. 【請求項3】 不純物として、C:≦0.01%、S
    i:≦0.04%、P:≦0.01%、S:≦0.01
    %、そしてN:≦0.005%に規制したことを特徴と
    する請求項1乃至2に記載のプレス成形型完全フラット
    マスク用Fe−Ni系合金。
  4. 【請求項4】 900℃にて30分間焼鈍後のヤング率
    が120,000N/mm2以上であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のプレス成形型完全フ
    ラットマスク用Fe−Ni系合金。
  5. 【請求項5】 900℃にて30分間焼鈍後の0.2%
    耐力が300N/mm2以上であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載のプレス成形型完全フラッ
    トマスク用Fe−Ni系合金。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のFe−
    Ni系合金を用いることを特徴とするプレス成形型完全
    フラットマスク。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のFe−Ni系合金製プ
    レス成形型完全フラットマスクを使用することを特徴と
    するカラーブラウン管。
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