JPS63259054A - シヤドウマスク - Google Patents
シヤドウマスクInfo
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- JPS63259054A JPS63259054A JP9187587A JP9187587A JPS63259054A JP S63259054 A JPS63259054 A JP S63259054A JP 9187587 A JP9187587 A JP 9187587A JP 9187587 A JP9187587 A JP 9187587A JP S63259054 A JPS63259054 A JP S63259054A
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Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(目 的)
本発明はカラーテレビ用受像管に用いられるシャドウマ
スクに関する。
スクに関する。
(従来技術及び問題点)
一般にカラーテレビ受像管用シャドウマスク材には低炭
素リムド冷延鋼板や低炭素Alキルド冷延鋼板が用いら
れているが、最近これらの材料に比べより低熱膨張特性
を有しているFe−Ni系アンバー合金が提案され、工
業上の使用も試みられている。
素リムド冷延鋼板や低炭素Alキルド冷延鋼板が用いら
れているが、最近これらの材料に比べより低熱膨張特性
を有しているFe−Ni系アンバー合金が提案され、工
業上の使用も試みられている。
カラー受像管を動作させた際、シャドウマスクの開孔を
通過する電子ビームは全体の1/3以下であり、残りの
電子ビームはシャドウマスクに射突してシャドウマスク
は時として80℃にも達する程に加熱される。この際シ
ャドウマスクの熱膨張によって色純度の低下が生じるわ
けであるが、Fe−Ni系アンバー合金の使用によりこ
の熱膨張を軽減しようというものである。
通過する電子ビームは全体の1/3以下であり、残りの
電子ビームはシャドウマスクに射突してシャドウマスク
は時として80℃にも達する程に加熱される。この際シ
ャドウマスクの熱膨張によって色純度の低下が生じるわ
けであるが、Fe−Ni系アンバー合金の使用によりこ
の熱膨張を軽減しようというものである。
しかし、このFe−Ni系アンバー合金には次のような
問題点があり、実用化の大きな障害になっている。
問題点があり、実用化の大きな障害になっている。
(1) プレス成型性が悪い
(2)耐共振性が悪い
(3) 耐座屈性が悪い
(4) エツチング穿孔性が悪い
これらの問題点をさらに具体的に述べると、その(1)
一般にシャドウマスクの製造は、おおよそエツチングに
よる穿孔する工程とプレス成型性を付与する工程と、そ
の他黒化処理等の工程からなるが、Fa−Ni系アンバ
ー合金はA1キルド鋼やリムド鋼とは焼鈍軟化特性が異
なり、通常の焼鈍では十分に耐力が低下しないという問
題が生じる。その結果、スプリングバックが生じ形状に
微妙な狂いを生じるうえに、局部的な歪みが残留するた
め球面成型性が劣ってしまう。工業的に安定してプレス
成型ができ、良好なシャドウマスクを得るためには、プ
レス成型前の耐力が24 kg / nun2以下であ
ることが必要とされている。
一般にシャドウマスクの製造は、おおよそエツチングに
よる穿孔する工程とプレス成型性を付与する工程と、そ
の他黒化処理等の工程からなるが、Fa−Ni系アンバ
ー合金はA1キルド鋼やリムド鋼とは焼鈍軟化特性が異
なり、通常の焼鈍では十分に耐力が低下しないという問
題が生じる。その結果、スプリングバックが生じ形状に
微妙な狂いを生じるうえに、局部的な歪みが残留するた
め球面成型性が劣ってしまう。工業的に安定してプレス
成型ができ、良好なシャドウマスクを得るためには、プ
レス成型前の耐力が24 kg / nun2以下であ
ることが必要とされている。
その(2)共振現象とはシャドウマスクをカラー受像管
に組立てた際、スピーカーの音等の外部振動によりシャ
ドウマスク自体が共振してしまう現象であり、その結果
、シャドウマスクの孔と電子ビームの微妙な位置関係が
ずれ、色純度の低下につながるものである。従来のFe
−Ni系アンバー合金は、低周波数で共振し、また振動
の減衰も遅いことが問題となっていたが、その原因は次
の2点である。1点目は、Fe−Ni系アンバー合金の
ヤング率が低いことで、ヤング率が低いことが共振周波
数を低下させている。2点目は、球面成型性が悪いとい
う第1の問題点と共通するところの問題である。すなわ
ち、Fe−Ni系アンバー合金は、プレス成型性が悪く
球面成型性が劣るため、成型後の球面に局部的な歪が残
留し、さらには局部的なへこみやたるみが生じ、これが
マスク全体の振動の減衰を著しく遅らせる原因となって
いる。
に組立てた際、スピーカーの音等の外部振動によりシャ
ドウマスク自体が共振してしまう現象であり、その結果
、シャドウマスクの孔と電子ビームの微妙な位置関係が
ずれ、色純度の低下につながるものである。従来のFe
−Ni系アンバー合金は、低周波数で共振し、また振動
の減衰も遅いことが問題となっていたが、その原因は次
の2点である。1点目は、Fe−Ni系アンバー合金の
ヤング率が低いことで、ヤング率が低いことが共振周波
数を低下させている。2点目は、球面成型性が悪いとい
う第1の問題点と共通するところの問題である。すなわ
ち、Fe−Ni系アンバー合金は、プレス成型性が悪く
球面成型性が劣るため、成型後の球面に局部的な歪が残
留し、さらには局部的なへこみやたるみが生じ、これが
マスク全体の振動の減衰を著しく遅らせる原因となって
いる。
その(3)座屈は特にシャドウマスクが大型の場合に問
題とされており、成型後シャドウマスクの特に中央部が
カラー受像管組立て時のわずかな衝撃や応力でヘタリを
生じるものであり、ヤング率が低く、結晶粒が大きいほ
ど座屈しやすい。
題とされており、成型後シャドウマスクの特に中央部が
カラー受像管組立て時のわずかな衝撃や応力でヘタリを
生じるものであり、ヤング率が低く、結晶粒が大きいほ
ど座屈しやすい。
Fe−Ni系アンバー合金は耐力の低下を狙うため高温
での焼鈍を行わざるを得ず、このため結晶粒が粗大化し
てしまい、また上記のようにヤング率も低いので座屈が
一層おこりやすくなっている。
での焼鈍を行わざるを得ず、このため結晶粒が粗大化し
てしまい、また上記のようにヤング率も低いので座屈が
一層おこりやすくなっている。
その(4)シャドウマスク材は通常塩化第2鉄を主成分
とするエツチング液によりエツチング穿孔され、多数の
開孔が設けられるわけであるが、Fe−Ni系アンバー
合金はAlキルド鋼やリムド鋼とはエツチング性が異り
、開孔の形状不良を起こしやすい。これは、最近シャド
ウマスクの高精細度化が進んでいるため、特に大きな問
題となっている。
とするエツチング液によりエツチング穿孔され、多数の
開孔が設けられるわけであるが、Fe−Ni系アンバー
合金はAlキルド鋼やリムド鋼とはエツチング性が異り
、開孔の形状不良を起こしやすい。これは、最近シャド
ウマスクの高精細度化が進んでいるため、特に大きな問
題となっている。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、かかる点に鑑み種々の研究を行った結果
、特定の組成のFe−Ni−Cr系合金の微量成分を適
正に制御した材料を用いたシャドウマスクがこれらの要
求特性を満足することを見出した。すなわち、重量%で
C0.10%以下、Si0.30%以下、M n 0
、1〜1 、0%、So、02%以下、00.01%以
下、N0.005%以下、Ni34〜38%、Cr 0
、3〜2 。
、特定の組成のFe−Ni−Cr系合金の微量成分を適
正に制御した材料を用いたシャドウマスクがこれらの要
求特性を満足することを見出した。すなわち、重量%で
C0.10%以下、Si0.30%以下、M n 0
、1〜1 、0%、So、02%以下、00.01%以
下、N0.005%以下、Ni34〜38%、Cr 0
、3〜2 。
0%未満、残部Fe及び不可避的不純物からなるシャド
ウマスク及び重量%でC0,10%以下、S i 0.
30%以下、M n 0 、1〜1 、0%、S 0゜
02%以下、00.01%以下、N 0.005%以下
、Ni34〜38%、Cr0.’3〜2.0%未満、残
部Fe及び不可避的不純物からなり、結晶粒度が結晶粒
度番号で5.0以上であることを特徴とするシャドウマ
スク並びに重量%でC0010%以下、S i 0.3
0%以下、Mn0.1〜1.0%、30.02%以下、
00.01%以下、N0.005%以下、Ni34〜3
8%、Cry。
ウマスク及び重量%でC0,10%以下、S i 0.
30%以下、M n 0 、1〜1 、0%、S 0゜
02%以下、00.01%以下、N 0.005%以下
、Ni34〜38%、Cr0.’3〜2.0%未満、残
部Fe及び不可避的不純物からなり、結晶粒度が結晶粒
度番号で5.0以上であることを特徴とするシャドウマ
スク並びに重量%でC0010%以下、S i 0.3
0%以下、Mn0.1〜1.0%、30.02%以下、
00.01%以下、N0.005%以下、Ni34〜3
8%、Cry。
3〜2.0%未満及びTi、Zr、Mo、Nb、B、V
、Be、Al、Ta、Wのうち1種または2種以上を総
計で0.01〜1.0%、残部Fe及び不可避的不純物
からなるシャドウマスク及び重量%でC:0.10%以
下、Si0.30%以下、M n 0 、1〜1 、0
%、S 0.02%以下、O0101%以下、N
0.005%以下、Ni34〜38%、Cr 0 、3
〜2 、0%未満及びT1.Zr、Mo、Nb、B、V
、B e、Al、Ta、Wのうち1種または2種以上を
総計で0.01〜1.0%、残部Fe及び不可避的不純
物からなり、結晶粒度が結晶粒度番号で5.0以上であ
ることを特徴とするシャドウマスクに関する。
、Be、Al、Ta、Wのうち1種または2種以上を総
計で0.01〜1.0%、残部Fe及び不可避的不純物
からなるシャドウマスク及び重量%でC:0.10%以
下、Si0.30%以下、M n 0 、1〜1 、0
%、S 0.02%以下、O0101%以下、N
0.005%以下、Ni34〜38%、Cr 0 、3
〜2 、0%未満及びT1.Zr、Mo、Nb、B、V
、B e、Al、Ta、Wのうち1種または2種以上を
総計で0.01〜1.0%、残部Fe及び不可避的不純
物からなり、結晶粒度が結晶粒度番号で5.0以上であ
ることを特徴とするシャドウマスクに関する。
(発明の詳細な説明)
次に本発明における成分の限定理由を述べる。
C;Cが0.10%を超えると熱膨張係数が高くなる。
また、鉄炭化物の生成のためエツチング性が阻害されシ
ャドウマスクに適さない。よってCは0.10%以下と
する。
ャドウマスクに適さない。よってCは0.10%以下と
する。
Si;Siは脱酸目的に添加するものであるが。
0.30%を超えて含有すると合金の硬さを増し、焼鈍
後の耐力の低下が十分でない。よってSiは0.30%
以下とする。
後の耐力の低下が十分でない。よってSiは0.30%
以下とする。
Mn;Mnは脱酸目的と熱間加工性を付与する目的とで
添加するが、0.1%より少ないと効果がなく、1.0
%を超えて含有すると熱膨張係数が上昇する。よってそ
の成分範囲を0.1〜1.0%とする。
添加するが、0.1%より少ないと効果がなく、1.0
%を超えて含有すると熱膨張係数が上昇する。よってそ
の成分範囲を0.1〜1.0%とする。
SO3が高いと硫化物系の介在物を形成し、エツチング
穿孔性を害す。またブラウン管に組み込んだ際、電子線
の照射によりSが飛び出す恐れも生じる。この限界が本
発明合金中では0.02%である。よってその成分範囲
を0.02%以下とする。
穿孔性を害す。またブラウン管に組み込んだ際、電子線
の照射によりSが飛び出す恐れも生じる。この限界が本
発明合金中では0.02%である。よってその成分範囲
を0.02%以下とする。
o;oは本発明合金中においてその多くは非金属介在物
等の酸化物として存在する。O含有量が0.01%を超
えると内部に非金属介在物が多く存在し、これがエツチ
ング穿孔に際して残存したり、塊状で欠落したりするた
め、孔づまりや孔形状不良を生じるため、エツチング穿
孔精度が悪くなる。よってその成分範囲を0.01%以
下とする。
等の酸化物として存在する。O含有量が0.01%を超
えると内部に非金属介在物が多く存在し、これがエツチ
ング穿孔に際して残存したり、塊状で欠落したりするた
め、孔づまりや孔形状不良を生じるため、エツチング穿
孔精度が悪くなる。よってその成分範囲を0.01%以
下とする。
NUNが多いと、Crの窒化物が多く形成される。この
Crの窒化が多く存在すると硬さを増し、同一の焼鈍を
施してもシャドウマスクとして適正な特性まで軟化しな
い。また、Crの窒化物によりエツチング穿孔精度が悪
くなる。その限界が0゜005%である。よってその成
分範囲を0.005%以下とする。
Crの窒化が多く存在すると硬さを増し、同一の焼鈍を
施してもシャドウマスクとして適正な特性まで軟化しな
い。また、Crの窒化物によりエツチング穿孔精度が悪
くなる。その限界が0゜005%である。よってその成
分範囲を0.005%以下とする。
Ni;Niが34%より少く、あるいは38%より多く
なると熱膨張係数が高くなり、カラーブラウン管の色純
度の低下につながる。よってその成分範囲を34〜38
%とする。
なると熱膨張係数が高くなり、カラーブラウン管の色純
度の低下につながる。よってその成分範囲を34〜38
%とする。
Cr ;Crは焼鈍後の耐力を低下させ、またヤング率
を上昇させる。Crの含有量が0.3%より少ないと耐
力の低下が十分でなく、ヤング率もほとんど上昇しない
。Crを2%を超えて含有すると熱膨張係数が大きくな
りすぎる。よってその成分範囲を0.3〜2.0%未満
とする。
を上昇させる。Crの含有量が0.3%より少ないと耐
力の低下が十分でなく、ヤング率もほとんど上昇しない
。Crを2%を超えて含有すると熱膨張係数が大きくな
りすぎる。よってその成分範囲を0.3〜2.0%未満
とする。
Ti、Zr、Mo、Nb、B、V、Be、Al、Ta、
W:これらの元素はヤング率の上昇及び結晶粒の微細化
を目的とし、耐共振性、耐座屈性を向上せしめる。その
効果が0.01%以上で現れる。また、合計で1.0%
を超えて含有すると合金が硬度を増し、その結果焼鈍後
の耐力の低下が十分でなく、熱膨張係数も上昇する。ま
た、エツチング穿孔性も悪くなる。よってその成分範囲
を0.01〜1.0%とする。
W:これらの元素はヤング率の上昇及び結晶粒の微細化
を目的とし、耐共振性、耐座屈性を向上せしめる。その
効果が0.01%以上で現れる。また、合計で1.0%
を超えて含有すると合金が硬度を増し、その結果焼鈍後
の耐力の低下が十分でなく、熱膨張係数も上昇する。ま
た、エツチング穿孔性も悪くなる。よってその成分範囲
を0.01〜1.0%とする。
上記のような成分からなるシャドウマスクをエツチング
穿孔によりフラン1−マスクに加工、プレス成型前に施
す焼鈍において、結晶粒度が結晶粒度番号で5.0より
小さい、つまり粗大粒の場合、成型されたマスクは座屈
が生じやすくなる。従って、結晶粒度を結晶粒度番号で
5.゛O以上とすることにより、より優れたシャドウマ
スクが得られる。
穿孔によりフラン1−マスクに加工、プレス成型前に施
す焼鈍において、結晶粒度が結晶粒度番号で5.0より
小さい、つまり粗大粒の場合、成型されたマスクは座屈
が生じやすくなる。従って、結晶粒度を結晶粒度番号で
5.゛O以上とすることにより、より優れたシャドウマ
スクが得られる。
また、シャドウマスクの製造工程としては、プレアニー
ル法と言われている、焼鈍−エッチング穿孔−プレス成
型なる工程もあるが、このプレアニール法による工程に
おいてでも、結晶粒度が結晶粒度番号で5.0以上にす
ることで耐共振性、耐座屈性に対して同様に良好な効果
を得ることができる。
ル法と言われている、焼鈍−エッチング穿孔−プレス成
型なる工程もあるが、このプレアニール法による工程に
おいてでも、結晶粒度が結晶粒度番号で5.0以上にす
ることで耐共振性、耐座屈性に対して同様に良好な効果
を得ることができる。
製造工程として一般法、プレアニール法のどちらを用い
るにしても焼鈍条件は望まれる焼鈍後の耐力と結晶粒度
から決定されるものであるが、800℃以上の高温で5
分以上の焼鈍時間が必要であり、雰囲気は純水素をはじ
めとする還元性雰囲気又は真空雰囲気で酸化を防ぐべく
十分に速い冷却速度が必要である。
るにしても焼鈍条件は望まれる焼鈍後の耐力と結晶粒度
から決定されるものであるが、800℃以上の高温で5
分以上の焼鈍時間が必要であり、雰囲気は純水素をはじ
めとする還元性雰囲気又は真空雰囲気で酸化を防ぐべく
十分に速い冷却速度が必要である。
次に実施例を示し本発明を説明する。
(実施例)
供試材は真空溶解、鋳造後熱間圧延、酸洗後、冷間圧延
と焼鈍を繰り返し、板厚0.15mn+の冷延板とした
ものである。この供試材の成分を第1表に示す。この冷
延板に塩化第2鉄を主成分とするエツチング液により多
数の開孔を設け、この際のエツチング穿孔性を調査した
。また、エツチング穿孔後のフラットマスクに800〜
1100”CXl0分の焼鈍を行いプレス成型した。焼
鈍後、プレス成型前のフラットマスクの熱膨張係数、結
晶粒度、0.2%耐力、ヤング率を第1表に併記した。
と焼鈍を繰り返し、板厚0.15mn+の冷延板とした
ものである。この供試材の成分を第1表に示す。この冷
延板に塩化第2鉄を主成分とするエツチング液により多
数の開孔を設け、この際のエツチング穿孔性を調査した
。また、エツチング穿孔後のフラットマスクに800〜
1100”CXl0分の焼鈍を行いプレス成型した。焼
鈍後、プレス成型前のフラットマスクの熱膨張係数、結
晶粒度、0.2%耐力、ヤング率を第1表に併記した。
さらに、プレス成型した際の球面成型性及び成型したマ
スクの耐共振性、耐座屈性、カラー受像管に組み立てた
際の色むらの発生の有無も第1表に併記した。
スクの耐共振性、耐座屈性、カラー受像管に組み立てた
際の色むらの発生の有無も第1表に併記した。
第1表より明らかな様に本発明例1〜18は全て熱膨張
係数α、。−1,3゜が3.0X10”/℃以下であり
、耐力が24)cg/a+”以下であり5ヤング率も1
5oooICg/III!+2以上テアルタメ、シャド
ウマスクとじてプレス成型性に優れ、耐共振性、耐座屈
性に問題がなく、色むらが発生せず、また、微量成分を
適切にコントロールしているためエツチング穿孔性が良
好である。また、本発明例16〜18については本発明
例1〜15に比べ焼鈍後の結晶粒度が大きいため、シャ
ドウマスクとした際に耐座屈性がやや劣る。この差は大
きくないので実用上問題はないが、好ましくは結晶粒度
を粒度番号で5゜0以上とするのが望まれる。
係数α、。−1,3゜が3.0X10”/℃以下であり
、耐力が24)cg/a+”以下であり5ヤング率も1
5oooICg/III!+2以上テアルタメ、シャド
ウマスクとじてプレス成型性に優れ、耐共振性、耐座屈
性に問題がなく、色むらが発生せず、また、微量成分を
適切にコントロールしているためエツチング穿孔性が良
好である。また、本発明例16〜18については本発明
例1〜15に比べ焼鈍後の結晶粒度が大きいため、シャ
ドウマスクとした際に耐座屈性がやや劣る。この差は大
きくないので実用上問題はないが、好ましくは結晶粒度
を粒度番号で5゜0以上とするのが望まれる。
比較例19はNiが少ないため熱膨張係数が大きく色む
らが発生する。比較例20はNiが38%を超えるため
熱膨張係数が大きく色むらが発生する。
らが発生する。比較例20はNiが38%を超えるため
熱膨張係数が大きく色むらが発生する。
比較例21はCrが少ない従来のアンバー合金であるが
、耐力が高く、また、ヤング率が低いためプレス成型性
、耐共振性、耐座屈性に劣っている。
、耐力が高く、また、ヤング率が低いためプレス成型性
、耐共振性、耐座屈性に劣っている。
比較例22はCrが多いため熱膨張係数が大きく色むら
が発生する。比較例23はCが多いためエツチング穿孔
性が悪く、また、耐力が高く、プレス成型性が悪く、さ
らには熱膨張係数が大きく色むらが発生する。比較例2
4はSiが多いため耐力が高く、プレス成型性が悪く、
また、熱膨張係数が大きく色むらが発生する。比較例2
5はMnが多いため熱膨張係数が大きく色むらが発生す
る。比較例26.27.28はそれぞれS、0.Nが多
いためエツチング穿孔性が悪い。比較例29.30はそ
れぞれ添加元素Ti及びMo、Nbを合計で1.0%を
超えて含んでいるため、エツチング穿孔性が悪く、また
、耐力が高いためプレス成型性が悪く、さらには熱膨張
係数が大きく色むらが発生する。
が発生する。比較例23はCが多いためエツチング穿孔
性が悪く、また、耐力が高く、プレス成型性が悪く、さ
らには熱膨張係数が大きく色むらが発生する。比較例2
4はSiが多いため耐力が高く、プレス成型性が悪く、
また、熱膨張係数が大きく色むらが発生する。比較例2
5はMnが多いため熱膨張係数が大きく色むらが発生す
る。比較例26.27.28はそれぞれS、0.Nが多
いためエツチング穿孔性が悪い。比較例29.30はそ
れぞれ添加元素Ti及びMo、Nbを合計で1.0%を
超えて含んでいるため、エツチング穿孔性が悪く、また
、耐力が高いためプレス成型性が悪く、さらには熱膨張
係数が大きく色むらが発生する。
(効 果)
本発明に基づくシャドウマスクにおいては製造性が良好
で、エツチング性に優れ、そのシャドウマスクから製造
したカラー受像管においては色純度の低下のない良好な
ものが得られ、今日の高精細度化が進むなかで著しく優
れたものである。
で、エツチング性に優れ、そのシャドウマスクから製造
したカラー受像管においては色純度の低下のない良好な
ものが得られ、今日の高精細度化が進むなかで著しく優
れたものである。
以下余白
Claims (4)
- (1)重量%でC0.10%以下、Si0.30%以下
、Mn0.1〜1.0%、S0.02%以下、O0.0
1%以下、N0.005%以下、Ni34〜38%、C
r0.3〜2.0%未満、残部Fe及び不可避的不純物
からなるシャドウマスク。 - (2)重量%でC0.10%以下、Si0.30%以下
、Mn0.1〜1.0%、S0.02%以下、O0.0
1%以下、N0.005%以下、Ni34〜38%、C
r0.3〜2.0%未満、残部Fe及び不可避的不純物
からなり、結晶粒度が結晶粒度番号で5.0以上である
ことを特徴とするシャドウマスク。 - (3)重量%でC0.10%以下、Si0.30%以下
、Mn0.1〜1.0%、S0.02%以下、O0.0
1%以下、N0.005%以下、Ni34〜38%、C
r0.3〜2.0%未満及びTi、Zr、Mo、Nb、
B、V、Be、Al、Ta、Wのうち1種または2種以
上を総計で0.01〜1.0%、残部Fe及び不可避的
不純物からなるシャドウマスク。 - (4)重量%でC0.10%以下、Si0.30%以下
、Mn0.1〜1.0%、S0.02%以下、O0.0
1%以下、N0.005%以下、Ni34〜38%、C
r0.3〜2.0%未満及びTi、Zr、Mo、Nb、
B、V、Be、Al、Ta、Wのうち1種または2種以
上を総計で0.01〜1.0%、残部Fe及び不可避的
不純物からなり、結晶粒度が結晶粒度番号で5.0以上
であることを特徴とするシャドウマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9187587A JPS63259054A (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | シヤドウマスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9187587A JPS63259054A (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | シヤドウマスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63259054A true JPS63259054A (ja) | 1988-10-26 |
Family
ID=14038732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9187587A Pending JPS63259054A (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | シヤドウマスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63259054A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02174042A (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-05 | Sony Corp | 陰極線管の色選別機構 |
JPH03158439A (ja) * | 1989-11-17 | 1991-07-08 | Yamaha Corp | シャドウマスク用Fe―Ni合金 |
JPH03202446A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-04 | Yamaha Corp | シャドウマスク用Fe―Ni合金およびシャドウマスクの製法 |
EP0627494A1 (en) * | 1993-05-31 | 1994-12-07 | Nkk Corporation | Alloy sheet for shadow mask and method for manufacturing thereof |
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US5620535A (en) * | 1992-01-24 | 1997-04-15 | Nkk Corporation | Alloy sheet for shadow mask |
-
1987
- 1987-04-16 JP JP9187587A patent/JPS63259054A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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